フレジュス鉄道トンネルあるいはフレジュストンネル(イタリア語 : Galleria del Frejus, フランス語 : Tunnel du Fréjus)はイタリア・フランス国境のアルプス山脈にあるフレジュス峠を貫く鉄道トンネルであり、トリノからシャンベリを経由しリヨンまたはパリ方面に至る鉄道路線の一部を形成している。イタリア側(南側)の入口はピエモンテ州トリノ県のバルドネッキア、フランス側(北側)はローヌ=アルプ地域圏サヴォワ県の(Modane)である。 1871年に開通したアルプスを貫く最初のトンネルである。開通時の全長は12,220m(後に延長)あり、これは1882年にゴッタルド鉄道トンネルが開通するまで世界最長であった。また1980年に並行してフレジュス道路トンネルが開通している。 なおフランスではこのトンネルのことを一般にモン・スニトンネル(Tunnel du Mont Cenis)と呼んでいるが、モン・スニ峠はフレジュス峠の北東約18kmにある別の峠である。またフランスでもフレジュス(鉄道)トンネルという表記が用いられることもある。