ナード(Nerd)は、英語圏で用いられる英語のスラングの一つで、ある種の特徴を持った人間の総称。「内向的」「特定分野への知識が豊富」「文化系の部活動やサークルに所属する」「スポーツに興味を持たない」「恋愛に奥手」などのステレオタイプとともに語られる。総称(複数形)はナーズ (Nerds)。ジョックの対義語として用いられる。認知度は高く、英語圏全域で非常に幅広く使われるスラングと言える。 ナードという語の指す意味は一定ではなく、またアメリカ社会の構造や文化とも密接に関わっている。日本では「オタクを意味する英語圏での表現」というイメージが最も近いものの、それは典型例のひとつである。ギークに比べ否定的表現であり、「drip(面白くないやつ)」「スクウェア(くそまじめなやつ)」を意味し、加えて社交が苦手とする者を表す。