トースト (英: Toast) は、スライスした食パンを加熱し、表面に軽く焼き目をつけた食品である。日本に紹介された1908年(明治41年)の文献はパン種の発酵から焼き方まで製パンを解説し、トーストにチーズ入りスクランブルエッグを載せたチーズトースト、炒めたハムのみじん切りを加えて砂糖少々で調味したオムレツを載せたハムトースト、トーストにミルククリームを垂らしたミルクトーストほかを紹介している。大正時代に軍隊でパン食に出会う人が増えたことをユーモア集に述べたは、トーストしたパンを喫茶店や料理店のメニューに「トオスパン」と載せたところ、学者が焼かないパンを所望して「通さないパン」を注文した話を記した。