サテライトキャンパスとは、大学など教育機関の本部から地理的に離れた場所に設置されたキャンパスのことである。予備校・学習塾などでもみられる他、広域通信制高校で本校外ののことをキャンパスと称する高校もある。 サテライトキャンパスの設置場所は、通学者にとって利便性の高い、大都市の都心部(官庁街やオフィス街)、ターミナル駅周辺である場合が多い。ただし、一般にそのような場所の地価は高価であるため、専用のビルなどを新設する例は少なく、商業ビル内に比較的小規模な教室を設ける例が多い。 また、都市部以外でも、地方の大学や公共団体との連携により設置されるケース(例:慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパス・新川崎タウンキャンパス・早稲田大学本庄キャンパス)もある。さらに、大学通信教育では同様の施設を学習センターと称することが多い。 1990年代後半からサテライトキャンパスの設置数は増え始め、現在では全大学の1割ほどがサテライトキャンパスを設置していると言われている。