いろは歌(いろはうた)とは、仮名を重複させず使って作られた47字の誦文(ずもん)。七五調の韻文で、作者は不明だが10世紀末から11世紀半ばの間に成立したとされる。のちに手習いの手本として広く受容され、近代にいたるまで用いられた。転じて「いろは」は初歩に習得しておくべき事という意味も持つ。またその仮名の配列はの「いろは順」として、中世から近世の辞書類や番号付け等に広く利用された。