明細書
新規ァゾール化合物
技術分野
本発明は、 新規ァゾール化合物またはその塩、 および、 医薬品としてのァゾー ル化合物の使用に関する。 本発明の化合物は、 リゾフォスファチジン酸 (LPA : lysophosphatidic acid) の生理活性を阻害する作用を有するため、 LPA の生理 活性の阻害がその予防や治療に有用な疾患、 例えば、 LPA受容体の関与する疾患 の予防 ·治療剤として有用である。 より具体的には臓器 (肝臓、 腎臓、 肺など) の線維症、 肝疾患 (急性および慢性肝炎、 肝線維症、 肝硬変、 門脈圧亢進症、 再 生不全、 非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH)、 肝機能低下、 肝血流障害など)、 細 胞増殖性疾患 (癌 (固形腫瘍、 固形腫瘍転移、 血管線維腫、 骨髄腫、 多発性骨髄 腫、 力ポジ肉腫、 白血病など) および癌細胞の浸潤転移など)、 炎症性疾患 (乾 癬、 腎症、 肺炎症など)、 消化管疾患 (過敏性腸症候群 (IBS)、 炎症性腸疾患 (IBD)、 腌液分泌異常など)、 腎疾患、 泌尿器関連疾患 (前立腺肥大症または神 経因性膀胱疾患に伴なう症状、 脊髄腫瘍、 椎間板ヘルニア、 脊柱管狭窄症、 糖尿 病に起因する症状、 下部尿路症 (下部尿路の閉塞疾患など)、 下部尿路の炎症性 疾患、 排尿困難、 頻尿など)、 腌臓疾患、 異常な血管新生を伴なう疾患 (動脈閉 塞症など)、 脳関連疾患 (脳梗塞、 脳溢血など) もしくは末梢神経障害等の治療 剤または予防剤として有用である。 特に、 臓器 (肝臓、 腎臓、 肺など) の線維症 や肝疾患の治療剤または予防剤として有用である。
背景技術
生体内においてリゾフォスファチジン酸 (LPA) は微量に存在し、 多彩な生理 活性を示すリゾリン脂質である。 LPA は様々な細胞が生理活性物質により刺激さ れたときに産生遊離されるが (ザ ジャーナル ォプ バイオロジカル ケミス トリー (The Journal of Biological Chemistry) , (米国) , 1 9 9 5年, 第 2 7 0号, p . 1 2 9 4 9— 1 2 9 5 2およびザ ジャーナル ォブ バイオ口 ジカル ケミス トリー (The Journal of Biological Chemistry) , (米国) , 1 9 9 2年, 第 2 6 7号, p . 1 0 9 8 8— 1 0 9 9 3 )、 生体内においては血
Biophysical Research Communications) , (米国) , 1 997年, 第 23 1号, p. 6 1 9— 622)、 EDG4 (別名 : 1ρΑ2 (Lysophophatidic acid receptor 2))、 EDG7(別名 : 1ρΑ3 (Lysophophatidic acid receptor 3)) 遺伝子が現在までにク ローエングされ (モレキュラー ファーマコロジー (Molecular Pharmacology), (米国) , 2000年, 第 58号, p. 1 1 88— 1 1 96)、 これらが LPA特 異的受容体であることが報告されている (フエブス レターズ (FEBS Letters) , (オランダ国) , 2000年, 第 478号, p. 1 59— 1 65およびプロスタ グランジンズ アンド ァザー リピッド メディエーターズ (Prostaglandins
6 other Lipid Mediators) , (米国) , 200 1年, 第 64号, p. 2 1— 3 2)。
LPA の生理活性としては、 例えば、 細胞増殖促進作用、 遊走浸潤能亢進作用、 血小板凝集作用、 細胞収縮作用などが知られ、 下記に示すような臓器に対して、 特に下記に示すような疾患/症状に対して有用である。
肝臓において、 LPA は星細胞の増殖を亢進するこ,とが報告されている (バイオ ケミカル アンド バイオフィジカル リサーチ コミュニケーションズ (Biochemical and Biophysical Researcn Communications) , (米国) , 200 0年, 第 248号, ρ . 436— 440 )。 LPA はまた、 培養した活性化星細胞 の収縮を引き起こすことが報告されている (バイオケミカル アンド パイオフ イジ力ノレ リサーチ コミュニケーションズ (Biochemical and Biophysical Research Communications) , (米国) , 2000年, 第 2 7 7号, p. 72—
78)。 肝障害により星細胞の収縮機能が亢進すると、 肝類洞微小循環が障害さ れ、 肝臓への血流が妨げられるだけでなく、 門脈圧亢進さらには食道静脈瘤の原 因となると考えられている (セミナーズ イン リパー ディズイーズ
(Seminars in Liver Disease), (米国) , 200 1年, 第 2 1号, p. 337 - 349およぴガット (Gut) , (英国) , 2002年, 第 50号, p. 57 1 一 58 1)。 また LPA は星細胞の遊走を惹起することも報告されている (ジャー ナル ォプ パイオメディカル サイエンス ( Journal of Biomedical Science) , (スイス国) , 2003年, 第 1 0号, p. 35 2— 358)。 一方、
漿中に少なく血清中に豊富に存在していることからその主要な産生の場所 (細 胞) は血小板であろうと考えられている (ザ バイオケミカル ジャーナル
(The Biochemical Journal) , (英国) , 1 9 93年, 第 29 1号, p. 6 7 7— 680)。 従って、 炎症や出血局所では LPA の濃度が高まっていると考えら れている。 実際、 ヒトの動脈硬化巣病変部位や脳内出血モデルでは脳脊髄液中の LPA濃度が上昇することも報告されている (プロシーディンダス ォブ ザ ナ ショナル アカデミー ォブ サイェンシズ ユーエスエー (Proceedings of the National Academy of Sciences USA) , (米国) , 1 9 9 9年, 第 9 6号, p . 6 9 3 1— 6 9 3 6およびジャーナノレ ォブ ニューロケミス トリー (Journal of Neurochemistry) , (英国), 1 9 96年, 第 6 7号, ρ . 2 30 0 _ 230 5 )。 更に急性、 慢性肝炎患者では血小板が活性化しているという報 告があり (ザ トーカイ ジャーナル ォプ ェクスペリメンタル アンド ク リ ニ力ノレ メアイ スン (The Tokai Journal of Experimental and Clinical Medicine) , (日本) , 2002年, 第 27号, p. 1ひ 1— 1 06、 へパト一 ガストロェンテロロジー (Hepato- Gastroenterology), (ギリシア国) , 200 1年, 第 48号, p. 81 8— 822およびジャーナル ォブ インべスティゲ 一ティブ メティスン Uournal of Investigative Medicine) , (米国) , 2 001年, 第 49号, p. 407— 4 1 2)、 急性、 慢性肝炎患者では血中もし くは肝臓局所での LPA濃度の上昇が示唆される。 また、 腹腔内播種性卵巣癌患者 の腹水中およぴ多発性骨髄腫患者の血中で LPA濃度が上昇しているという報告も ある (ジネコロジック オンコロジ一 (Gynecologic Oncology) , (米国) , 1 998年, 第 7 1号, p. 364— 368およぴリピッズ (Lipids) , (米国) : 1 99 9年, 第 34号, p. 1 7— 2 1)。
LPA は細胞外より細胞表面の受容体を介して作用する、 いわゆる細胞間メッセ ンジャーとしての機能を持つことが解明されつつある。 その受容体としては G蛋 白質共役型受容体である EDG2 (Endothelial differentiation gene 2) (別名 : lpAl (Lysophophatidic acid receptor 1) または VZG-l) (ノ ィォケミカル ァ ンド バイオフィジカル リサーチ コミュニケーションズ (Biochemical and
実質細胞に対して LPA は HGF (hepatic growth factor) 刺激による細胞増殖を 阻害する活性が報告されている (バイオケミカル アンド バイオフィジカル リサーチ コ ュ二ケーションズ (Biochemical and Biophysical Research Communications) , (米国) , 2000年, 第 248号, p. 436— 440)。
LPA が惹起する薬理作用の一つとしてラット結腸およびモルモット回腸の収縮 現象が報告されている (ジャーナル ォブ ファーマシー アンド ファーマコ ロジー (Journal of Pharmacy and Pharmacology) , (英国) , 1 982年, 第 34号, p. 5 1 4 - 5 1 6およびジャーナル ォブ ファーマシー アンド フ了' ~* ^コロジー (Journal of Pharmacy and Pharmacology) , 、英国) , 1 9 9 1年, 第 43号, p. 774— 778)。 近年、 LPA がアセチルコリンおよび high K+と同様に回腸の収縮を亢進することが示された (カナディアン ジャー ナノレ ォブ フィジオロジー アンド ファーマコ 口ジー (Canadian journal of physiology and pharmacology) , (カナダ国) , 2000年, 第 78号, p. 729— 736)。
滕臓においては、 LPA受容体拮抗剤が膝液分泌抑制作用を有することが記載さ れている (国際公開第 03/00799 1号パンフレツト)。
LPA は血管平滑筋細胞の増殖を促進することが報告されている。 また国際公開 第 0 1 0608 1 9号パンフレツ トにおいて EDG2 拮抗作用が強いことが示さ れている実施例 1 1 5の化合物 (メチル 3- ([4- [4- ([[1- (2-ク口ロフヱニル) ェトキシ]カルボ二ノレ]アミノ)' -3 -メチル -5-ィソキサゾリル]ベンジル]スルファ ニル) プロパノエート) が末梢動脈閉塞症の動物モデルである乳酸誘発末梢循環 障害モデルに対して改善作用を示したと記載されている。
LPA が膀胱より単離した膀胱平滑筋細胞への収縮作用を有すること (ザ ジャ ーナル ォプ ゥロロジー (The Journal of urology) , (米国) , 1 999年, 第 1 6 2号, p. 1 7 79— 1 784)、 前立腺由来上皮細胞の増殖を亢進させ ること (ザ ジャーナル ォブ ゥロロジー (The Journal of urology) , (米 国) , 2000年, 第 1 63号, p. 1 027- 1032) が報告されている。 加えて、 国際公開第 02/062389号パンフレツトには LPAがインビトロに
おいて尿道および前立腺を収縮させること、 インビボにおいては尿道内圧を上昇 させることを示している。
また LPA受容体を発現する前立腺間質細胞に LPAを作用させることにより該間 質細胞が増殖すること、 該間質細胞の増殖は結果として前立腺肥大の進行につな がるという知見が報告されている (国際公開第 03 0 1 3605号パンフレツ ト)。
LPA は種々の臓器において線維芽細胞に代表されるような臓器の線維化を担う 細胞の増殖に関与している多くの報告がある。 例えば、 平滑筋細胞 (ザ ァメリ カン ジャーナル ォブ フィ ジオロ ジー ( The American journal of physiology) , (米国) , 1 994年, 第 26 7号, p. C 204— C 2 1 0お よぴァテロスクレローシス (Atherosclerosis) , (アイルランド国) , 1 9 9 7年, 第 1 30号, p. 1 2 1 _ 1 3 1 )、 腎臓メサンギゥム細胞 (クリニカル サイエンス (Clinical science) , (英国) , 1 9 99年, 第 96号, p. 43 1一 436)、 肝臓星細胞 (バイオケミカル アンド バイオフィジカル リサ ーチ コ ^ ュニケーシ ョ ンズ (Biochemical and Biophysical Research Communications), (米国) , 2000年, 第 248号, p. 436— 440)、 肺線維芽細胞 (ザ ジャーナル ォブ ファ一マコ口ジー アンド ェクスペリ メ ンタノレ セラ ヒ ユ ーティ ックス (The Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics), (米国)' 2000年, 第 294号, p. 1 0 76 一 1 982)、 線維芽細胞 (ナウニンーシユミーデべルクス アーカイブス ォ ブ ファ1 ~" ^コロンー (Naunyn-Schraiedeberg s arcnives of pharmacology) , (ドイツ国) , 1 997年, 第 355号, p. 1— 7) などである。 一般的に、 線維芽細胞が增殖すればコラーゲンの産生が亢進され、 臓器の線維化が促進する と考えられる。 よって LPA受容体拮抗剤は種々の臓器における線維化の治療およ び予防に有用である。
LPA は各種癌細胞の増殖促進作用を持ち、 疾患との関連が示唆されているだけ でなく、 癌細胞の浸潤促進作用 (パイォケミカル アンド バイオフィジカル リサーチ コ ュ-ケーションズ (Biochemical and Biophysical Research
Communications), (米国) , 1 993年, 第 1 93号, p. 497— 50 3) などが観察されていることから、 癌の浸潤転移との関連性も示唆されている。
LPA はヒト単球系細胞の遊走能を亢進すること (ザ ジャーナル ォブ パイ ォロジカル ケミス トリー (The Journal of Biological Chemistry) , (米 国) , 1 995年, 第 270号, p. 25549— 25 556)、 また T細胞の 增殖や浸潤に関与すること (バイオキミ力 エト パイオフイジ力 ァクタ (Biochimica et Biophysics Acta) , (オランダ国) , 2002年, 第 1 58 2号, p. 1 68- 1 74) が報告されている。
LPA は神経細胞において神経突起の退縮や細胞死を引き起こすことも報告され ており、 特に出血時における神経細胞の障害に関与する可能性も示唆されている (ジャーナル ォプ ニューロケミス 1、 y― (Journal of Neurochemistry) , (英 国), 1 99 3年, 第 6 1号, p. 340— 343およびジャーナル ォブ 二 ユーロケミス卜リー(Journal of Neurochemistry), (英国), 1 9 98年, 第 7 0号, p. 66— 76)。
上記のような LPAの生理活性を阻害する薬剤は、 臓器 (肝臓、 腎臓、 肺など) の線維症、 肝疾患 (急性および慢性肝炎、 肝線維症、 肝硬変、 門脈圧亢進症、 再 生不全、 非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH)、 肝機能低下、 肝血流障害など)、 細 胞増殖性疾患 (癌 (固形腫瘍、 固形腫瘍転移、 血管線維腫、 骨髄腫、 多発性骨髄 腫、 力ポジ肉腫、 白血病など) および癌細胞の浸潤転移など)、 炎症性疾患 (乾 癬、 腎症、 肺炎症など)、 消化管疾患 (過敏性腸症候群(IBS)、 炎症性腸疾患 (IBD)、 脖液分泌異常など)、 腎疾患、 泌尿器関連疾患 (前立腺肥大症または神経 因性膀胱疾患に伴なう症状、 脊髄腫瘍、 椎間板ヘルニア、 脊柱管狭窄症、 糖尿病 に起因する症状、 下部尿路症 (下部尿路の閉塞疾患など)、 下部尿路の炎症性疾 患、 排尿困難、 頻尿など)、 鸱臓疾患、 異常な血管新生を伴なう疾患 (動脈閉塞 症など)、 脳関連疾患 (脳梗塞、 脳溢血など) もしくは末梢神経障害等の予防や 治療につながるものと考えられる。
ところで、 本願発明のごときァゾール骨格を有する化合物としては、 例えば、 国際公開第 01 0608 1 9号パンフレツトには、 下式で表される LPA受容体
拮抗作用を持つイソキサゾール化合物おょぴィソチアゾール化合物が開示されて いるが、 その R1ないし R2が水素原子であるとの記載は一切ない。
X = 0, S
R1 =置換基を有していても良い、 アルキル基、 ァリール基、 複素環式基、
アルキルォキシ基、 ァリールォキシ基、 アルキルチオ基、
ァリールチオ基、 あるいはハロゲン原子
R2 =置換基を有していても良い、 アルキル基、 ァリール基、 複素環式基、
アルキルォキシ基、 ァリールォキシ基、 あるいはハロゲン原子 また、 下式のイソチアゾール化合物の製造法が報告されている (ジャーナル ォブ へテロサイク リ ック ケミス ト リ ー ournal of Heterocyclic Chemistry) , (米国), 1 9 7 7年, 第 1 4号, p . 7 2 5 ) 力 その生物活性 については一切記載されていない。
また、 本願発明のごときジァゾール骨格を有する化合物に関しては、 これまで にいくつか製造法が報告されている。
例えば、 欧州特許出願公開第 0 1 2 0 8 2 1号明細書には、 下式に表されるォ キサジァゾール化合物が除草剤として報告されているが、 本願明細書で記載する ような医薬用途は一切記載されていない。
(R', R") = (cyclohexyl, Me), (Et, Me), (Me, Me), (iPr, Me),
(Ph, Me), (iBu, Me), (nBu, Me), (2-Et-hexyl, Me),
(Et, Ph), (sec-Bu, Me), (allyl, Me) このようなォキサジァゾール化合物は他の文献 (ジャーナル ォブ ザ ケミ カル ソサイエティ, パーキン トランスアクショ ンズ 2 (Journal of the Chemical Society, Perkin Transactions 2), (英国), 1 992年, p. 1 64 3およびフアルマコ エディツイオーネ シェンティフイカ (Farmaco, Edizione scientifica) , (イタリア国), 1 9 7 1年, 第 26号, p. 24 1等) でも、 その製造法等が報告されているが、 それらの生物活性は一切記載されていない。 また、 南アフリカ共和国特許第 6800779号明細書には、 下式に表される ォキサジァゾール化合物が、 中枢抑制作用、 抗痙攣作用、 筋弛緩作用を有する化 合物の一つとして記載されているが、 本願明細書で記載するような LPAの生理活 性の阻害に基づく疾患は記載されていない。
また、 下式の N-ォキシ -ォキサジァゾール化合物の製造法が報告されているが (ジャーナル ォブ ヘテロサイク リ ック ケミス ト リー ( Journal of Heterocyclic Chemistry), (米国), 1 9 72年, 第 9号, p. 8 3 7およぴジ ヤーナル ォプ ザ ケミカル ソサイエティ, パーキン トランスアクション ズ 2 (journal of the Chemical Society, Perkin Transactions 2) , (英国),
973年, p. 1 6 1 3)、 それらの生物活性は一切記載されていない
R' = Et, nPr, iPr, nBu, iBu, Bn また、 下式のチアジアゾール化合物については、 その製造法が報告されている が (ジャーナル ォブ ザ ケミカル ソサイエティ ( Journal of the Chemical Society) , (英国), 1 965年, p. 5 1 66 )、 それらの生物活性 については一切記載されていない。
R' = Et, Bn また、 下式のチアジアゾール化合物も、 その製造法が記載されているが (ケミ カル ア ン ド フ ァ ーマシューテ ィ カノレ プ リ テ ン (Chemical and Pharmaceutical Bulliten), (英国), 1 9 8 1年, 第 29号, p. 1 743)、 それらの生物活性については一切記載されていない。
R=H, Me 発明の開示
本発明は、 LPAの生理活性を阻害する作用 (以下単に LPA阻害作用ともいう) を有する新規化合物、 または、 その医薬への使用を提供することを目的とする。
本発明は、 また、 上記化合物を含有する医薬組成物を提供することを目的とす る。
本発明は、 また、 上記化合物を含有する、 臓器 (肝臓、 腎臓、 肺など) の線維 症、 肝疾患 (急性および慢性肝炎、 肝線維症、 肝硬変、 門脈圧亢進症、 再生不全、 非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH)、 肝機能低下、 肝血流障害など)、 細胞増殖性 疾患 (癌 (固形腫瘍、 固形腫瘍転移、 血管線維腫、 骨髄腫、 多発性骨髄腫、 カポ ジ肉腫、 白血病など) および癌細胞の浸潤転移など)、 炎症性疾患 (乾癬、 腎症、 肺炎症など)、 消化管疾患 (過敏性腸症候群(IBS)、 炎症性腸疾患(IBD)、 膝液分 泌異常など)、 腎疾患、 泌尿器関連疾患 (前立腺肥大症または神経因性膀胱疾患 に伴なう症状、 脊髄腫瘍、 椎間板ヘルニア、 脊柱管狭窄症、 糖尿病に起因する症 状、 下部尿路症 (下部尿路の閉塞疾患など)、 下部尿路の炎症性疾患、 排尿困難、 頻尿など)、 膝臓疾患、 異常な血管新生を伴なう疾患 (動脈閉塞症など)、 脳関連 疾患 (脳梗塞、 脳溢血など) もしくは末梢神経障害等の予防や治療を提供するこ とを目的とする。
本発明者らは、 上記課題を解決するために、 種々のァゾール化合物を合成し、 本明細書に記載された評価系 (LPAによる細胞内 Ca2+濃度上昇作用の評価系) に おいてその阻害活性を調べた結果、 思いがけず、 強い阻害活性を示すことを見出 し、 本発明を完成するに至った。
すなわち、 本発明は以下のとおりである。
〔1〕 下記式 Iで示されるァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
(式 I )
(環一 1 ) (環一 5 )
(環— 6 ) (環一 7 ) (環—8 ) 一 9 ) (環一 1 0 ) を示し、
R1 は啬換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のシクロアルケニル基、 置換または無置換のァリール基、 置換 または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のァラルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または無置換の アルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換または無 置換のァリールォキシ基、 置換または無置換のへテロアリールォキシ基、 置換ま たは無置換のアルキルチオ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換または 無置換のへテロアリールチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のジアルキルアミノ基、 置換または無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のァリールァ ミノ基、 置換または無置換のへテロアリールアミノ基、 置換または無置換のアル カノィル基、 置換または無置換のカルボン酸エステル基、 置換または無置換の力 ルバモイル基、 ァミノ保護基で置換されていてもよいアミノ基のいずれかを示し、 R2 は水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換のァラ ルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール 基、 ヒ ドロキシル基のいずれかを示し、
R3 は置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 下記式 IIで示される基のいずれかを示す。
(式1 1 )
(式中、 R4 は置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアル キル基、 置換または無置換のシクロアルケニル基、 置換または無置換のァリール 基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置 換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または 無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換 または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置換のへテロァリールォキシ基 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換 または無置換のへテロァリ一ルチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換または無置換のシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のァ リールアミノ基、 置換または無置換のへテロアリールアミノ基、 ァミノ保護基で 置換されていてもよいアミノ基のいずれかを示し、
R5および R6は同一でも異なっていてもよく、 各々水素原子、 置換または無置換 の低級アルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロ ァリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基 のいずれかを示す。 このうち、 R5 と R6はそれらが結合している炭素原子と一緒 になって、 3〜8員環を形成してもよい。)〕
但し、 以下(i)〜(viii)の場合を除く。
(i) 環 A力 S (環— 4 ) であり、 R1がノルマルプロポキシ基であり、 R2が水素原 子であり、 R3がイソプロピル基である場合、
(ii) 環 Aが (環一 6 ) であり、 R1がメチル基である場合、
(i i i) 環 A力 S (環一 6 ) であり、 R1 がフエニル基であり、 R2が水素原子であり R3がェチル基である場合、
(iv) 環 A力 S (環一 6 ) であり、 R1が m—トリフルォロメチルフヱニル基であり R2が水素原子であり、 R3がェチル基である場合、
(v) 環 Aが (環— 7 ) であり、 R1がメチル基である場合、
(vi) 環 Aが (環一 8 ) であり、 R1がメチル基である場合、
(vii) 環 Aカ (環—9 ) であり、 R1 がメチル基であり、 R2が水素原子であり、 R3がェチル基またはべンジル基のいずれかである場合、
(viii) 環 A力 S (環— 9 ) であり、 R1がフエ-ル基であり、 R2が水素原子または メチル基のいずれかであり、 R3がェチル基である場合。
〔2〕 式 Iにおいて、
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のシクロアルキルァミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロァリ ールァミノ基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のカルボ ン酸エステル基、 置換または無置換の力ルバモイル基、 ァミノ保護基で置換され ていてもよいアミノ基のいずれかであり、
R4 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま
たは無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロァリ ールァミノ基、 ァミノ保護基で置換されていてもよいアミノ基のいずれかである 上記 〔1〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔3〕 式 Iにおいて、
R2 が水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換のァラ ルキル基、 ヒ ドロキシル基のいずれかであり、
R3が下記式 IIで示される基、
(式中、 R4 は置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアル キル基、 置換または無置換のシクロアルケニル基、 置換または無置換のァリール 基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置 換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または 無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換 または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置換のへテロアリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換 または無置換のへテロアリールチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロアリールアミノ基、 ァミノ保護基で置換されていても よいアミノ基のいずれかを示し、
R5および R6は同一でも異なっていてもよく、 各々水素原子、 置換または無置換 の低級アルキル基のいずれかを示す。 このうち、 R5 と R6はそれらが結合してい る炭素原子と一緒になつて、 3〜 8員環を形成してもよい。)
である上記 〔1〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔4〕 式 Iにおいて、
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、
置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のァルケ-ル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロァリ ールァミノ基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のカルボ ン酸エステル基、 置換または無置換の力ルバモイル基、 ァミノ保護基で置換され ていてもよいアミノ基のいずれかであり、
R4 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のァルケエル基、 置換または無置換のアルキ-ル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のァリールァミノ基、 置換または無置換のへテロアリールァミノ基、 ァミノ保護基で置換されていてもよいアミノ基のいずれかである上記 〔3〕 記載 のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔5〕 式 Iにおいて、
R1 の基の置換基が、 シァノ基、 または、 下記式 III で示される基のいずれかで あり、
Z— Y— X— (式 I I I )
(式中、 Xおよび γは同一でも異なっていてもよく、 各々置換または無置換の低
級アルキレン基、 置換または無置換の低級アルケニレン基、 置換または無置換の 低級アルキ-レン基、 置換または無置換のシクロアルキル環、 置換または無置換 のァリール環、 置換または無置換のへテロアリール環、 置換または無置換の複素 環、 カルボニル基、 酸素原子、 硫黄原子、 スルフィニル基、 スルホニル基、 置換 または無置換のアミノ基、 結合手のいずれかであり、
Z は置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換の低級アルケニル基、 置換または無置換の低級アルキ-ル基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置 換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換また は無置換の複素環式基、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換または無置換の ァリールォキシ基、 置換または無置換のへテロアリールォキシ基、 置換または無 置換のアルキルチオ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換または無置換 のへテロァリールチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換または無 置換のジアルキルアミノ基、 置換または無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換 または無置換のジシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のァリールァミノ 基、 置換または無置換のへテロアリールアミノ基、 置換または無置換のカルパモ イノレ基のいずれかであり、
該 Zの基の置換基が、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 置換または無置 換のカルバモイル基、 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホン酸基、 スルホン酸ァ ミ ド基、 リン酸基、 リン酸モノエステル基、 リン酸ジエステル基、 ァミノ保護基 で置換されていてもよいアミノ基、 チオール基、 ハロゲン原子、 置換または無置 換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複 素環式基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のァリール力 ルポ二ル基、 置換または無置換のへテロアリールカルボニル基のいずれかである。 ここで、 該置換基は該 Zの基に複数個置換していてもよく、
この場合、 これらは同一または異なっていてもよい。)
R2 が水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換のァラ ルキル基のいずれかであり、
R4 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、
置換または無置換のシクロアルケ-ル基、 置換または無置換のァリール基、 置換 または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のァラルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または無置換の アルキ-ル基、 ハロゲン原子のいずれかであり、
R5および R6が同一でも異なっていてもよく、 各々水素原子、 置換または無置換 の低級アルキル基のいずれかである上記 〔3〕 記載のァゾール化合物またはその 医薬的に許容し得る塩。
〔6〕 式 Iにおいて、
R1 の基の置換基が、 ヒ ドロキシル基、 または、 下記式 III で示される基のいず れかであり、
Z— Y— X— (式 I I I )
(式中、 X は酸素原子、 置換または無置換のアミノ基、 硫黄原子、 結合手のいず れかであり、 γ はカルボニル基、 スルホニル基、 結合手のいずれかであり、 z は 置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または 無置換のアルキニル基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換 のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素 環式基、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ 基、 置換または無置換のへテロアリールォキシ基、 置換または無置換のアルキル チォ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロ.ァリー ルチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキ ルァミノ基、 置換または無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換の ジシクロアルキルァミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または 無置換のへテロアリールァミノ基のいずれかであり、
該 Zの基の置換基が、 低級アルキル基、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基 置換または無置換のアルカノィルォキシ基、 置換または無置換のカルパモイル基 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホン酸基、 スルホン酸アミ ド基、 リン酸基、 リ ン酸モノエステル基、 リン酸ジエステル基、 ァミノ保護基で置換されていてもよ ぃァミノ基、 チオール基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のァリール基、 置換
または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のァリールカルボニル基、 置換また は無置換のへテロアリールカルポニル基のいずれかである。 ここで、 該置換基は 該 Zの基に複数個置換していてもよく、 この場合、 これらは同一または異なって いてもよい。)
R2 が水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換のァラ ノレキル基のいずれかであり、
R4 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のシクロアルケニル基、 置換または無置換のァリール基、 置換 または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のァラルキル基、 置換または無置換のァルケ-ル基、 置換または無置換の アルキニル基、 ハロゲン原子のいずれかであり、
R5および R6が同一でも異なっていてもよく、 各々水素原子、 置換または無置換 の低級アルキル基のいずれかである上記 〔3〕 記載のァゾール化合物またはその 医薬的に許容し得る塩。
〔7〕 式 Iにおいて、
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロァリ ールァミノ基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のカルボ ン酸エステル基、 置換または無置換の力ルバモイル基、 ァミノ保護基で置換され
ていてもよいアミノ基のいずれかであり、
R が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子のいずれかで ある上記 〔5〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔8〕 式 Iにおいて、
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基のいずれかである上 記 〔5〕 または 〔7〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔9〕 式 Iにおいて、
R1が置換フヱニル基であり、
R1 の基の置換基が、 シァノ基、 または、 下記式 III で示される基のいずれかで あり、
Z-Y-X— (式 I I I )
(式中、 Xはメチレン基、 エチレン基のいずれかであり、
γ は硫黄原子、 スルフィエル基、 スルホニル基、 酸素原子、 置換または無置換の アミノ基、 メチレン基のいずれかであり、 '
Z は置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換の低級アルケニル基 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のトリァゾール基、 置換 または無置換のテトラゾール基のいずれかであり、
該 Zの基の置換基が、 カルボキシル基、 アルコキシカルボ-ル基、 フリル基、 フ ェ-ル基、 ヒ ドロキシル基、 力ルバモイル基、 低級アルキル基で置換されたカル バモイル基、 カルボキシ低級アルキル基で置換されたカルパモイル基、 フリル基 で置換された低級アルキル基で置換された力ルバモイル基、 ァミノ保護基で置換 されていてもよいアミノ基、 スルホン酸基、 ピロリルカルボ二ル基、 ピリジル基 ハロゲン原子のいずれかであり、 該置換基は該 Zの基に複数個置換していてもよ
く、 この場合、 これらは同一または異なっていてもよい。)
R2が水素原子であり、
K3が下記式 IIで示される基
(式 I I )
(式中、 R4が置換または無置換のフエニル基であり、 該 R4の基の置換基がハロ ゲン原子であり、 R5 が水素原子、 低級アルキル基、 1〜 3個のハロゲン原子で 置換された低級アルキル基のいずれかであり、 R6が水素原子である。) である上記 〔2〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。 〔1 0〕 式 Iにおいて、 R1 が置換または無置換のフヱエル基、 置換または無 置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換の シクロアルキル基、 置換または無置換のシクロアルケニル基のいずれかであり、
R1 の基の置換基が、 ヒドロキシル基、 または、 下記式 III で示される基のいず れかであり、
Z— Y— X— (式 I I I )
(式中、 X は酸素原子、 置換または無置換のアミノ基、 硫黄原子、 結合手のいず れかであり、 γ はカルボ二ル基、 スルホ-ル基、 結合手のいずれかであり、 z は 置換または無置換のアルキル基であり、 該 zの基の置換基が、 低級アルキル基、 力ルポキシル基、 カルボン酸エステル基、 置換または無置換のアルカノィルォキ シ基、 置換または無置換のカルパモイル基、 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホ ン酸基、 スルホン酸アミ ド基、 リン酸基、 リン酸モノエステル基、 リン酸ジエス テル基、 ァミノ保護基で置換されていてもよいアミノ基、 チオール基、 ハロゲン 原子、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換また は無置換のァリールカルボニル基、 置換または無置換のへテロアリールカルボ二 ル基のいずれかである。 ここで、 該置換基は該 Zの基に複数個置換していてもよ く、 この場合、 これらは同一または異なっていてもよい。)
である上記 〔6〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔1 1〕 式 Iにおいて、
R1 が置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換ま たは無置換のシクロアルケ-ル基のいずれかであり、
R1の基の置換基が下記式 IIIで示される基であり、
Z— Y— X— (式 III)
(式中、 各記号は上記 〔5〕 記載の各記号と同義である)
R2が水素原子であり、
R4 が置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換ま たは無置換のシク口ァルケ-ル基のいずれかであり、
R5が置換または無置換の低級アルキル基であり、
R6 が水素原子である上記 〔5〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容 し得る塩。
〔1 2〕 式 Iにおいて、 R4 が置換または無置換のシクロアルケニル基である 上記 〔1 1〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔1 3〕 式 Iにおいて、 環 Aが (環一 1) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のいず れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔14〕 式 Iにおいて、 環 A力 S (環一 2) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のいず れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔1 5〕 式 Iにおいて、 環 A力 S (環一 3) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のいず れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔1 6〕 式 Iにおいて、 環 A力 S (環一 4) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のいず れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔1 7〕 式 Iにおいて、 環 A力 S (環一 5) である上記 〔1〕 〜 〔: 1 2〕 のいず れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔1 8〕 式 Iにおいて、 環 A力 S (環一 6) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のいず
れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔1 9〕 式 Iにおいて、 環 Aが (環一 7 ) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のいず れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔2 0〕 式 Iにおいて、 環 A力 S (環一8 ) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のいず れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔2 1〕 式 Iにおいて、 環 Aが (環一 9 ) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のいず れかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔2 2〕 式 Iにおいて、 環 A力 S (環一 1 0 ) である上記 〔1〕 〜 〔1 2〕 のい ずれかに記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔2 3〕 式 Iにおいて、 環 Aが環一 1、 環一 2のいずれかであり、 R1 が置換 フエニル基であり、
R1 の基の置換基が、 ヒ ドロキシル基、 または、 下記式 III で示される基のいず れか、
Z— Y— X— (式 I I I )
(式中、 X は酸素原子、 置換または無置換のァミノ基のいずれかであり、 γ は力 ルポニル基、 結合手のいずれかであり、 z は置換または無置換のアルキル基であ り、
該 zの基の置換基が、 低級アルキル基、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 置換または無置換のアル力ノィルォキシ基、 置換または無置換の力ルバモイル基、 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホン酸基、 スルホン酸アミ ド基、 リン酸基、 リ ン酸モノエステル基、 リン酸ジエステル基、 ァミノ保護基で置換されていてもよ ぃァミノ基、 チオール基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のァリール基、 置換 または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のァリールカルボニル基、 置換また は無置換のへテロアリールカルボニル基のいずれかである。 ここで、 該置換基は 該 Zの基に複数個置換していてもよく、 この場合、 これらは同一または異なって いてもよい。)
である上記 〔1 0〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔2 4〕 式 Iにおいて、
環 Aが (環 _ 1 ) , (環一 2 ) のいずれかであり、
R1が置換フヱ-ル基であり、
X が置換または無置換のメチレン基、 置換または無置換のエチレン基、 置換また は無置換のビニレン基のいずれかであり、
Y が硫黄原子、 スルホニル基、 置換または無置換のメチレン基、 酸素原子のいず れかであり、
Z が置換メチル基、 置換ェチル基、 置換プロピル基、 置換カルパモイル基のいず れかであり、
該 Zの基の置換基が、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 ァセチルァミノ 基、 スルホン酸基、 ヒ ドロキシル基のいずれかであり、 ここで、 該置換基は該 Z の基に複数個置換していてもよく、
R が置換フエニル基、 置換シクロペンテュル基、 置換シクロへキセエル基、 置 換チェニル基のいずれかであり、 該 R4 の基の置換基が塩素原子、 臭素原子、 置 換または無置換の低級アルキル基のいずれかであり、
R5 がメチル基である上記 〔1 1〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許 容し得る塩。
〔2 5〕 式 Iにおいて、
R1 の基の置換基が、 ヒ ドロキシル基、 または、 下記式 III で示される基のいず れか、
Z— Y— X— (式 I I I )
(式中、 X は酸素原子、 置換または無置換のァミノ基のいずれかであり、 γ は力 ルポ二ル基、 結合手のいずれかであり、 z は置換または無置換のアルキル基であ り、
該 Zの基の置換基が、 低級アルキル基、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基 アルカノィルォキシ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホン酸基、 ァミノ保護基で置換さ れていてもよいアミノ基のいずれかである。 ここで、 該置換基は該 Zの基に複数 個置換していてもよく、
この場合、 これらは同一または異なっていてもよい。)
である上記 〔2 3〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
〔2 6〕 式 Iにおいて、
Xがメチレン基、 エチレン基、 ビ-レン基のいずれかであり、
Yが硫黄原子、 スルホニル基、 メチレン基、 酸素原子のいずれかであり、
Z が置換メチル基、 置換ェチル基、 置換プロピル基、 置換カルパモイル基のいず れかであり、
該 Zの基の置換基が、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 ァセチルァミノ 基、 スルホン酸基のいずれかであり、 ここで、 該置換基は該 Zの基に複数個置換 していてもよく、
R4 が置換フヱニル基、 置換シクロペンテ-ル基、 置換シクロへキセニル基のい ずれかであり、
該 R4の基の置換基が塩素原子、 臭素原子のいずれか
である上記 〔2 4〕 記載のァゾール化合物またはその医薬的に許容し得る塩。 〔2 7〕 上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいずれかに記載の化合物を有効成分として含 有する医薬。
〔2 8〕 LPAの生理活性阻害剤である上記 〔2 7〕 記載の医薬。
〔2 9〕 肝疾患の治療剤または予防剤である上記 〔2 7〕 記載の医薬。
〔3 0〕 臓器の線維症の治療剤または予防剤である上記 〔2 7〕 記載の医薬。 〔3 1〕 肝機能の改善剤である上記 〔2 7〕 記載の医薬。
〔3 2〕 有効成分としての上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいずれかに記載の化合物と、 医薬的に許容し得る担体を含有する医薬組成物。
〔3 3〕 有効量の上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいずれかに記載の化合物を哺乳動物 に投与することを含む、 LPAの生理活性の阻害方法。
〔3 4〕 有効量の上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいずれかに記載の化合物を哺乳動物 に投与することを含む、 肝疾患の治療または予防方法。
〔3 5〕 有効量の上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいずれかに記載の化合物を哺乳動物 に投与することを含む、 臓器の線維症の治療または予防方法。
〔3 6〕 有効量の上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいずれかに記載の化合物を哺乳動物 に投与することを含む、 肝機能の改善方法。
〔3 7〕 LPAの生理活性阻害剤を製造するための上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいず れかに記載の化合物の使用。
〔3 8〕 肝疾患の治療剤または予防剤を製造するための上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいずれかに記載の化合物の使用。
〔3 9〕 臓器の線維症の治療剤または予防剤を製造するための上記 〔1〕 〜
〔2 6〕 のいずれかに記載の化合物の使用。
〔4 0〕 肝機能の改善剤を製造するための上記 〔1〕 〜 〔2 6〕 のいずれかに 記載の化合物の使用。
〔4 1〕 上記 〔 3 2〕 記載の医薬組成物、 および当該医薬組成物を LPAの生理 活性の阻害用途に使用することができる、 または使用すべきであることを記載し た当該医薬組成物に関する記載物を含む商業パッケージ。
〔4 2〕 上記 〔3 2〕 記載の医薬組成物、 および当該医薬組成物を肝疾患の治 療または予防用途に使用することができる、 または使用すべきであることを記載 した当該医薬組成物に関する記載物を含む商業パッケージ。
〔4 3〕 上記 〔3 2〕 記載の医薬組成物、 および当該医薬組成物を臓器の線維 症の治療または予防用途に使用することができる、 または使用すべきであること を記載した当該医薬組成物に関する記載物を含む商業パッケージ。
〔4 4〕 上記 〔3 2〕 記載の医薬組成物、 および当該医薬組成物を肝機能の改 善用途に使用することができる、 または使用すべきであることを記載した当該医 薬組成物に関する記載物を含む商業パッケージ。
発明の効果
本発明は LPAの生理活性を阻害する作用を有する化合物またはその医薬的に許 容され得る塩を提供する。 当該化合物は臓器 (肝臓、 腎臓、 肺など) の線維症、 肝疾患 (急性および慢性肝炎、 肝線維症、 肝硬変、 門脈圧亢進症、 再生不全、 非 アルコール性脂肪性肝炎 (NASH)、 肝機能低下、 肝血流障害など)、 細胞増殖性疾 患 (癌 (固形腫瘍、 固形腫瘍転移、 血管線維腫、 骨髄腫、 多発性骨髄腫、 力ポジ
肉腫、 白血病など) および癌細胞の浸潤転移など)、 炎症性疾患 (乾癬、 腎症、 肺炎症など)、 消化管疾患 (過敏性腸症候群 (IBS)、 炎症性腸疾患 (IBD)、 膝液 分泌異常など)、 腎疾患、 泌尿器関連疾患 (前立腺肥大症または神経因性膀胱疾 患に伴なう症状、 脊髄腫瘍、 椎間板ヘルニア、 脊柱管狭窄症、 糖尿病に起因する 症状、 下部尿路症 (下部尿路の閉塞疾患など)、 下部尿路の炎症性疾患、 排尿困 難、 頻尿など)、 膝臓疾患、 異常な血管新生を伴なう疾患 (動脈閉塞症など)、 脳 関連疾患 (脳梗塞、 脳溢血など) もしくは末梢神経障害等の治療または予防に有 用である。 特に、 臓器 (肝臓、 腎臓、 肺など) の線維症や肝疾患の治療または予 防に有用である。
発明を実施するための最良の形態
本発明における 「LPA の生理活性阻害」 作用としては、 LPA の生理活性が最終 的に阻害された状態をもたらす作用であればいかなる作用でもよいが (LPA 阻害 作用)、 例えば LPAの産生そのものを抑制する作用であり、 また LPA受容体に拮 抗する作用であり得る。 好ましくは、 本発明化合物は LPA受容体拮抗作用により LPAの生理活性を阻害する。
本発明における 「肝機能の改善」 とは、 肝疾患時に悪化する検査値の改善を意 味する。 例えば、 γ -GTP 上昇の改善、 総蛋白 ·アルブミン値低下の改善、 プロ トロンビン時間延長の改善、 総コレステロール値低下の改善、 胆汁酸値上昇の改 善、 ヒアルロン酸値上昇の改善、 血小板数低下の改善などが挙げられる。
本発明における 「アルキル基」 としては、 例えばメチル、 ェチル、 n—プロピ ル、 イソプロピル、 n—プチル、 ィソブチノレ、 sec—ブチル、 tert—ブチノレ、 n —ペンチノレ、 ィソペンチノレ、 ネオペンチル、 1—メチノレプロピノレ、 n—へキシノレ イソへキシル、 1, 1ージメチルプチル、 2, 2—ジメチルブチル、 3, 3—ジメ チルブチル、 3, 3—ジメチルプロピル、 2 ーェチルブチル、 n一へプチル、 1 ーメチノレへプチル、 1 —ェチルへキシノレ、 n—ォクチル、 1 _メチルヘプチル、 ノ-ル等の直鎖状または分岐鎖状の C w。アルキル基等が挙げられる。
また、 本発明における 「低級アルキル基」 としては、 例えばメチル、 ェチル、 n—プロピル、 n—プチル、 n—ペンチル、 n—へキシル等の直鎖状の C 1H5ァ
ルキル基、 イソプロピル、.ィソブチル、 ネオペンチル、 s e c一プチル、 t e r t一プチル等の分岐鎖状の C Mアルキル基等が挙げられる。
本発明における 「シクロアルキル基」 としては、 例えばシクロプロピル、 シク ロブチノレ、 シク口ペンチノレ、 シクロへキシノレ、 シク口へプチル、 シクロォクチノレ、 シクロノ -ル等の C 3-9シクロアルキル基等が挙げられる。
本発明における 「シクロアルキル環」 のシクロアルキル部分は、 上記シクロア ルキル基と同義である。
本発明における 「シクロアルケニル基」 としては、 例えばシクロプロべニル、 シクロブテュル、 シクロペンテ二ノレ、 シクロへキセニノレ、 シク口へプテュル、 シ クロオタテュル、 シクロノネ-ル等の C 3_9シクロアルケニル基等が挙げられる。 本発明における 「アルケニル基」 としては、 例えばビエル、 ァリル、 イソプロ ぺニル、 2—メチルァリル、 1—プロぺニル、 2—メチル _ 1一プロぺニル、 1 一ブテ-ノレ、 2—プテュル、 3—ブテュル、 2—ェチノレー 1ーブテュル、 2—メ チノレー 2—プテニノレ、 3ーメチノレー 2—プテニノレ、 1一ペンテ二ノレ、 2—ペンテ -ノレ、 3一ペンテニル、 4一ペンテ二ノレ、 4一メチノレー 3—ペンテ-ノレ、 1 一へ キセニノレ、 2 一へキセニノレ、 3 一へキセニノレ、 4 一へキセニノレ、 5 一へキセニノレ、 1一ヘプテュル、 1—オタテュル等の直鎖状または分岐鎖状の C 2_8ァルケ-ル 基等が挙げられる。
また、 本発明における 「低級アルケニル基」 としては、 直鎖状または分岐鎖状 の C 2_6アルケニル基等が挙げられる。
本発明における 「アルキニル基」 としては、 例えばェチニル、 1一プロピニル、 2 _プロピエル、 1ーブチニル、 2—プチニル、 3ーブチニル、 1—ペンチュル、 2—ペンチ二ノレ、 3—ペンチ二ノレ、 4一ペンチ二ノレ、 1 一へキシュノレ、 2 —へキ シニノレ、 3 —へキシニノレ、 4 一へキシュノレ、 5 —へキシュル、 1 一へプチ二ノレ、 1ーォクチュル等の直鎖状または分岐鎖状の C 2—8アルキニル基が挙げられる。 また、 本発明における 「低級アルキニル基」 としては、 直鎖状または分岐鎖状 の C 2_6アルキ-ル基等が挙げられる。
本発明における 「アルコキシ基」 のアルキル部分は、 上記アルキル基と同義で
あり、 同様に、 「低級アル,コキシ基」 のアルキル部分は上記低級アルキル基と同 ^ 、あ ·3 o
本発明における 「ァリール基」 は、 好ましくは炭素数 6〜1 4の単環〜 3環式 芳香族炭化水素基である。 更に好ましくはフエニル、 ナフチル、 インデニル等が 挙げられる。
また、 フエニル基に 5〜8員のシクロアルキル環が縮環し、 インダ-ル又はテ トラヒ ドロナフチル基を形成してもよい。
本発明における 「ァリール環」 のァリール部分は、 上記ァリール基と同義であ る。
本発明における 「ァリールォキシ基」 のァリール部分は、 上記ァリール基と同 義である。
本発明における 「ァリール力ルポ-ル基」 のァリール部分は、 上記ァリール基 と同義である。
本発明における 「ァラルキル基」 としては、 ァリールアルキル基を意味し、 こ のうち、 ァリール部分およびアルキル部分は、 上記ァリール基および上記アルキ ル基と同義である。 例えばベンジル、 フヱネチル等の 。ァラルキル基等が挙 げられる。
本発明における 「ヘテロァリール基」 としては、 環原子として、 炭素原子の他 に、 酸素原子、 硫黄原子および窒素原子から選択されるへテロ原子を 1〜4個含 有する 5〜 8員の単環〜 3環式の芳香族へテロ環基を示す。 このうち、 硫黄原子 又は窒素原子が酸化されォキシドを形成してもよい。 好ましくは、 ピリジル、 ピ リダジニル、 ピリ ミジル、 ピラジニル、 フリル、 チェニル、 ピロリル、 イソォキ サゾリル、 ォキサゾリル、 イソチアゾリル、 チアゾリル、 ピラゾリル、 イミダゾ リル、 ォキサジァゾリル、 チアジアゾリル、 トリァゾィル、 テトラゾリル、 ベン ゾフラ二ノレ、 ベンゾチェ二ノレ、 インドリノレ、 イソインドリル、 ベンズォキサゾリ ル、 ベンゾチァゾリノレ、 ベンズィミダゾリル、 ィンダゾリノレ、 ベンズィソキザゾ リル、 ベンズイソチアゾリル、 ベンゾフラザ-ル、 ベンゾチアジアゾリル、 プリ エル、 キノリル、 イソキノリル、 シンノリニル、 フタラジェル、 キナゾリニル、
キノキサリニル、 プテリジニル、 ィミダゾォキサゾリル、 イミダゾチアゾリル、 イミダゾイミダゾリル、 ジベンゾフラ -ル、 ジベンゾチェニル、 カルバゾリル、 アタリジエル等が挙げられる。
本発明における 「ヘテロァリール環」 のへテロァリール部分は、 上記へテロア リール基と同義である。
本発明における 「ヘテロァリールォキシ基」 のへテロァリール部分は、 上記へ テロアリール基と同義である。
本発明における 「ヘテロァリールカルボニル基」 のへテロァリール部分は、 上 記へテロァリール基と同義である。
本発明における 「複素環式基」 としては、 環原子として、 炭素原子の他に、 酸 素原子、 硫黄原子およぴ窒素原子から選択されるヘテロ原子を 1〜 4個含有する 5〜 8員の単環〜 3環式へテロ環基を示す。 このうち、 環原子である任意の炭素 原子がォキソ基で置換されていてもよく、 硫黄原子又は窒素原子が酸化されォキ シドを形成してもよい。 また、 該ヘテロ環基はベンゼン環と縮環していてもよく、 架橋されていてもよく、 また、 スピロ環を形成してもよい。 好ましくは、 ピリジ ル、 ピリダジニル、 ピリミジノレ、 ピラジュル、 フリル、 チェ二ノレ、 ピロリル、 ィ ソォキサゾリル、 ォキサゾリル、 ィソチアゾリル、 チアゾリル、 ピラゾリル、 ィ ミダゾリル、 才キサジァゾリル、 チアジアゾリル、 トリアゾィル、 テトラゾリル、 ベンゾフラ二ノレ、 ベンゾチェ二ノレ、 インドリ^/、 イソインドリ^ \ ベンズォキサ ゾリ レ、 ベンゾチアゾリノレ、 ベンズィミダゾリノレ、 ィンダゾリ ^^、 ベンズィソキ ザゾリル、 ベンズイソチアゾリル、 ベンゾフラザニル、 ベンゾチアジアゾリル、 プリ二ノレ、 キノリノレ、 イソキノリ^/、 シンノリュノレ、 フタラジ: = ^レ、 キナゾリ二 ル、 キノキサリニル、 プテリジニル、 ィミダゾォキサゾリル、 イミダゾチアゾリ ル、 イミダゾイミダゾリル、 ジベンゾフラニル、 ジベンゾチェ-ル、 カルパゾリ ル、 アタリジ -ル、 ピロリジニル、 ビラゾリジニル、 ィミダゾリジニル、 ピロリ ニル、 ビラゾリニル、 イミダゾリニル、 テトラヒ ドロフラニル、 テトラヒ ドロチ ォフエエル、 チアゾリジニル、 ピペリジニル、 ピぺラジュル、 キヌクリジニル、 テトラヒ ドロビラニル、 モルホリニル、 ジォキソラニル、 ホモピペリジニル、 ホ
モピぺラジュル、 インドリ.ニル、 イソインドリニル、 クロマニル、 イソクロマ二 ル、 8—ァザビシクロ [3. 2. 1 ]ォクタン一 3—ィル、 9ーァザビシクロ [3. 3. 1]ノナン一 3—ィル、 3—ァザビシクロ [3. 2. 1]オクタン一 6—ィル、 7—ァザ 、、シクロ [2. 2. 1 ]ぺプタン一 2—ィル、 2—ァザトリシクロ [3 · 3. 1. 1]デカンー4_ィル、 1ーァザビシクロ [2. 2. 2]オクタン一 2— ィル、 1ーァザビシク口 [ 2. 2. 2]オクタン一 3—ィル、 1ーァザビシクロ [2. 2. 2]オクタン一 4一ィル、 3—ァザスピロ [5. 5]ゥンデカン一 9ーィ ル、 2—ァザスピロ [4. 5]デカン一 8—ィル、 2—ァザスピロ [4. 4]ノナン 一 7—ィル、 8—ァザスピロ [4. 5]デカン一 2—ィル等が挙げられる。
本発明における 「複素環」 の複素環部分は、 上記複素環式基と同義である。 本発明における 「アルキルチオ基」 のアルキル部分は、 上記アルキル基と同義 である。
本発明における 「ァリールチオ基」 のァリール部分は、 上記ァリール基と同義 である。
本発明における 「ヘテロァリールチオ基」 のへテロァリール部分は、 上記へテ ロアリール基と同義である。
本発明における 「アルカノィル基」 としては、 脂肪族のァシル基をいい、 例え ば、 ホルミル、 ァセチル、 プロピオニル、 ブチリル、 ィソブチリル、 パレリル、 イソバレリル、 ビバロイル、 へキサノィル等の アルカノィル基等が挙げら れる。
本発明における 「アルカノィルォキシ基」 のアルカノィル部分は、 上記アル力 ノィル基と同義である。
本発明における 「アルキルアミノ基」 としては、 ァミノ基の 1個の水素原子が 上記アルキル基で置換されたものが挙げられる。 また、 本発明における 「ジアル キルアミノ基」 としては、 ァミノ基の 2個の水素原子が上記アルキル基で置換さ れたものが挙げられる。
本発明における 「シクロアルキルアミノ基」 としては、 ァミノ基の 1個の水素 原子が上記シクロアルキル基で置換されたものが挙げられる。 また、 本発明にお
ける 「ジシクロアルキルアミノ基」 としては、 ァミノ基の 2個の水素原子が上記 シクロアルキル基で置換されたものが挙げられる。
本発明における 「ァリールアミノ基」 としては、 ァミノ基の 1個の水素原子が 上記ァリール基で置換されたものが挙げられる。
本発明における 「ヘテロァリールアミノ基」 としては、 ァミノ基の 1個の水素 原子が上記へテロアリール基で置換されたものが挙げられる。
本発明における 「カルボン酸エステル基」 としては、 例えばアルコキシカルボ ニル基、 了リールォキシカルボニル基、 ァラルキルォキシカルボ二ル基等を挙げ ることができる。 これらのアルコキシ部分、 ァリール部分おょぴァラルキル部分 としては、 それぞれ上記 「アルコキシ基」、 「ァリール基」 および 「ァラルキル 基」 と同義である。 例えばメ トキシカルボニル、 エトキシカルポニル、 フエノキ シカノレポニル、 ベンジルォキシカノレポ-ノレ等が挙げられる。
本発明における 「リン酸ジエステル基」 としては、 例えばジアルコキシホスホ ノ基、 ジァリールォキシホスホノ基、 ジァラルキルォキシホスホノ基等を挙げる ことができる。
本発明における 「リン酸モノエステル基」 としては、 例えばアルコキシ-ヒ ド 口キシ-ホスホノ基、 ァリールォキシ -ヒ ドロキシ-ホスホノ基、 ァラルキルォキ シ-ヒ ドロキシ-ホスホノ基等が挙げられる。
これらアルコキシ部分、 ァリール部分おょぴァラルキル部分としては、 それぞ れ上記 「アルコキシ基」、 「ァリール基」 および 「ァラルキル基」 と同義である。 本発明における 「ハロゲン原子」 は、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素の各原子を 表す。
本発明における 「低級アルキレン基」 としては、 例えばメチレン、 エチレン、 プロピレン、 ブチレン、 ペンタメチレン、 へキサメチレン等の直鎖状または分岐 鎖状の C Mアルキレン基等が挙げられる。
本発明における 「低級アルケニレン基」 としては、 例えばビ-レン、 プロピレ ン、 1ープテ二レン、 2—ブテニレン、 1一ペンテ二レン、 2—ペンテ二レン、 3一ペンテ二レン、 1一へキセニレン等の直鎖状または分岐鎖状の C 2— 6ァルケ
二レン基等が挙げられる。 .
本発明における 「低級アルキニレン基」 としては、 例えばェチニレン、 プロピ 二レン、 1ーブチ二レン、 2—プチ二レン、 1一ペンチ二レン、 2—ペンチ二レ ン、 3 _ペンチ-レン、 1 _へキシュレン等の直鎖状または分岐鎖状の C 2— 6ァ ルキニレン基等が挙げられる。 '
本発明における 「R5 と R6が結合している炭素原子と一緒になつて形成する 3 〜 8員環」 としては、 例えばシクロアルカン (例えば、 シクロプロパン、 シクロ ブタン、 シクロペンタン、 シクロへキサン、 シク口へプタン、 シクロオクタン 等)、 シクロアルケン (例えばシク口プロペン、 シクロブテン、 シク口ペンテン、 シクロへキセン、 シクロヘプテン、 シクロオタテン等) 等の飽和または.不飽和の 炭化水素環、 ピロリジン、 テトラヒ ドロフラン、 テトラヒ ドロチォフェン、 ピぺ リジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピぺラジン等の炭素原子の他にさらに窒 素原子、 酸素原子、 ィォゥ原子を含む飽和または不飽和の複素環が挙げられる。 本発明における 「ァミノ保護基で置換されていてもよいアミノ基」 における 「ァミノ保護基」 とは、 通常アミノ基を諸反応から保護する際に用いられる保護 基である。 例えば、 ホルミル基、 ァセチル基、 トリフルォロアセチル基、 ピバロ ィル基などのァシル基; メ トキシカルボ-ル基、 エトキシカルボニル基、 tert - ブトキシカルボニル基、 (フルオレン一 9—ィル) メ トキシカルボニル基などの アルコキシカルボニル基などが挙げられる。
本発明における置換アルキル基 (低級アルキル基を含む)、 置換アルコキシ基 および置換アルカノィル基の置換基としては、 例えば、 低級アルキル基、 低級ァ ルコキシ基、 低級アルコキシカルボニル基、 ヒ ドロキシ基、 ハロゲン原子、 アミ ノ基、 チォ基、 低級アルキルアミノ基、 低級アルキルチオ基、 カルボキシル基、 ニトロ基、 シァノ基、 アミ ド基、 ァリール基、 置換ァリール基、 複素環式基、 置 換複素環式基、 下記式 IIIで示される基
ζ-γ-χ— (式 1 1 1 )
(式中、 Xおよび γは同一でも異なっていてもよく、 各々置換または無置換の低 級アルキレン基、 置換または無置換の低級アルケニレン基、 置換または無置換の
低級アルキニレン基、 置換または無置換のシクロアルキル環、 置換または無置換 のァリール環、 置換または無置換のへテロアリール環、 置換または無置換の複素 環、 カルボエル基、 酸素原子、 硫黄原子、 スルフィエル基、 スルホニル基、 置換 または無置換のアミノ基、 結合手のいずれかであり、
Z は、 置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のァルケ-ル基、 置換 または無置換のアルキニル基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または 無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換 の複素環式基、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリール ォキシ基、 置換または無置換のへテロアリールォキシ基、 置換または無置換のァ ルキルチオ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロ ァリールチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジ アルキルアミノ基、 置換または無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無 置換のジシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換 または無置換のへテロアリールァミノ基、 置換または無置換の力ルバモイル基の いずれかであり、
該 Zの基の置換基は、 低級アルキル基、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 置換または無置換のアル力ノィルォキシ基、 置換または無置換のカルパモイル基、 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホン酸基、 スルホン酸アミ ド基、 リン酸基、 リ ン酸モノエステル基、 リン酸ジエステル基、 ァミノ保護基で置換されていてもよ ぃァミノ基、 チオール基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のァリール基、 置換 または無置換 φヘテロァリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のァリールカルボニル基、 置換また は無置換のへテロアリールカルボニル基のいずれかである。 ここで、 該置換基は 該 Ζの基に複数個置換していてもよく、 この場合、 これらは同一または異なって いてもよい。) 等が挙げられる。
ここでいう低級アルキル、 低級アルコキシ、 ァリールおよぴ複素環式基は、 上 記と同義である。 また、 式 III中の各記号における各基も上記と同義である。 該置換アルキル基、 置換アルコキシ基おょぴ置換アルカノィル基の置換数は 1
〜3個が好ましく、 複数の置換基で置換される場合、 それらの置換基は同一また は異なっていてもよい。
本発明における置換アルケニル基および置換アルキニル基の置換基としては、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換また は無置換のへテロアリール基、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 アミ ド 基、 ニトロ基、 シァノ基、 ハロゲン原子、 ヒドロキシル基、 下記式 IIIで示され る基
Z-Y-X— (式 I I I )
(式中、 各記号は上記と同義である) 等が挙げられる。
ここでいう低級アルキル基、 ァリール基、 ヘテロァリール基、 カルボン酸エス テル基およびハロゲン原子は、 上記と同義である。
該置換アルケニル基おょぴ置換アルキニル基の置換数は 1〜 3個が好ましく、 複数の置換基で置換される場合、 それらの置換基は同一または異なっていてもよ い。
本発明における置換シクロアルキル基、 置換シクロアルケ-ル基、 置換ァリー ル基、 置換へテロアリール基および置換複素環式基の置換基としては、 例えば置 換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換の低級アルケニル基、 置換 または無置換の低級アルキニル基、 置換または無置換の低級アルコキシ基、 置換 または無置換の低級アルキルチオ基、 置換または無置換の低級アルキルスルフィ ニル基、 置換または無置換の低級アルキルスルホニル基、 置換または無置換の低 級アルキルアミノ基、 置換または無置換の低級アルカノィル基、 ハロゲン原子、 カルボキシル基、 置換または無置換の低級アルコキシカルポニル基、 ヒドロキシ ル基、 ニトロ基、 置換または無置換アミノ基、 シァノ基、 置換または無置換アミ ド基、 下記式 IIIで示される基
Z— Y— X— (式 I I I )
(式中、 各記号は上記と同義である) 等が挙げられる。
該置換シクロアルキル基、 置換シクロアルケュル基、 置換ァリール基、 置換へ テロァリール基および置換複素環式基の置換数は 1〜 6個が好ましく、 複数の置
換基で置換される場合、 それらの置換基は同一または異なっていてもよい。
本発明における置換低級アルキレン基、 置換低級アルケニレン基および置換低. 級アルキニレン基の置換基としては、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換 または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 カルボキシ ル基、 カルボン酸エステル基、 アミ ド基、 ニトロ基、 シァノ基、 ハロゲン原子、 ヒ ドロキシル基等が挙げられる。 ここでいう低級アルキル基、 ァリール基、 へテ ロアリール基、 カルボン酸エステル基およびハロゲン原子は、 上記と同義である。 該置換低級アルキレン基、 置換低級アルケニレン基および置換低級アルキニレ ン基の置換数は 1〜 3個が好ましく、 複数の置換基で置換される場合、 それらの 置換基は同一または異なっていてもよい。
本発明における置換アルキルチオ基 (低級アルキルチオ基を含む)、 置換アル キルアミノ基、 置換ジアルキルァミノ基および置換ァラルキル基の置換アルキル 部分 (低級アルキル部分を含む) の置換基おょぴその数は、 上記置換アルキル基 と同様である。 また、 置換シクロアルキルアミノ基、 置換ジシクロアルキルアミ ノ基、 置換ァラルキル基、 置換ァリールアミノ基、 置換ァリールォキシ基、 置換 ァリールチオ基、 置換へテロアリールォキシ基、 置換へテロアリールチオ基およ び置換へテロアリールァミノ基の置換シク口アルキル部分、 置換ァリール部分お ょぴ置換へテロアリール部分の置換基おょぴその数は、 上記置換シクロアルキル 基と同様である。
本発明における置換カルボン酸エステル基としては、 置換アルコキシカルボ二 ル基、 置換ァリールォキシカルボ二ル基、 置換ァラルキルォキシカルボ二ル基等 が挙げられる。 置換アルコキシカルボニル基の置換アルコキシ部分の置換基およ びその数は、 上記置換アルコキシ基と同様である。 置換ァリールォキシカルボ二 ル基および置換ァラルキルォキシカルボ-ル基の置換ァリール部分の置換基およ びその数は、 上記置換ァリール基と同様である。 また、 置換ァラルキルォキシ力 ルポ-ル基の置換アルキル部分の置換基おょぴその数は、 上記置換アルキル基と 同様である。
本発明における置換メチレン基の置換基は、 上記置換アルキレン基と同様であ
る。 また、 これらの基の镡換基の数は、 1または 2個である。
本発明における置換力ルバモイル基の置換基は、 例えば、 置換または無置換の アルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリー ル基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換のへテロアリール基 で置換されたアルキル基等が挙げられる。 ここでアルキル基、 ァリール基、 へテ ロアリール基、 ァラルキル基、 およびそれらの置換基は、 上記と同義である。 式 I 中の環 Aとしては、 (環一 1 )、 (環一 2 ) および (環一 6 ) が好ましい。 なかでも (環一 1 )、 (環一 2 ) が特に好ましい。
式 I 中の R1 としては、 置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換の シクロアルキル基、 置換または無置換のシクロアルケ-ル基、 置換または無置換 のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素 環式基、 置換または無置換のァラルキル基が好ましく、 なかでも置換または無置 換のァリール基 (特に置換または無置換のフエニル基)、 置換または無置換のへ テロアリール基が特に好ましい。
式 I 中の R1 の置換基としては、 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 または下記式 IIIで示される基
Z— Y— X— (式 I I I )
(式中、 各記号は上記と同義である) が好ましい。
式 III中の Xとしては、 置換または無置換の低級アルキレン基、 置換または無 置換の低級ァルケ-レン基、 酸素原子、 置換または無置換のアミノ基、 硫黄原子、 結合手が好ましい。 なかでも置換または無置換のメチレン基、 置換または無置換 のエチレン基、 置換または無置換のビ-レン基、 酸素原子、 置換または無置換の ァミノ基が好ましく、 無置換のメチレン基、 無置換のエチレン基、 無置換のビニ レン基、 酸素原子、 無置換のァミノ基が特に好ましい。
式 III中の Yとしては、 硫黄原子、 スルフィニル基、 スルホニル基、 酸素原子、 置換または無置換のアミノ基、 置換または無置換の低級アルキレン基、 カルボ二 ル基、 結合手が好ましい。 なかでも硫黄原子、 スルホニル基、 酸素原子、 置換ま たは無置換のメチレン基、 カルボ-ル基、 結合手が好ましく、 硫黄原子、 スルホ
-ル基、 無置換のメチレン基、 カルポニル基、 結合手が特に好ましい。 - 当業者は、 式 inにおいてどのような Xと γの組み合わせが可能であるかを理 解し、 適宜選択することができる。
式 III中の Zとしては、 置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換の アルカノィル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロア リール基、 置換または無置換の複素環基が好ましい。 なかでも置換メチル基、 置 換ェチル基、 置換プロピル基が好ましい。
該 Zの基の置換基としては、 低級アルキル基、 カルボキシル基、 カルボン酸ェ ステル基、 アルカノィルォキシ基、 ァミノ保護基で保護されていてもよいアミノ 基 (ァセチルァミノ基を含む)、 スルホン酸基、 ヒ ドロキシル基が好ましく、 そ の置換基数は 1又は 2が好ましい。
式 I 中の R2 としては、 水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換 または無置換のァラルキル基が好ましく、 なかでも水素原子が特に好ましい。 式 I中の R3としては、 下記式 IIで示される基
R4\ ノ
R5- ぱ U )
R6
(式中、 R4 は置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアル キル基、 置換または無置換のシクロアルケニル基、 置換または無置換のァリール 基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置 換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または 無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換 または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置換のへテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換 または無置換のへテロアリールチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロアリールアミノ基、 ァミノ保護基で置換されていても よいアミノ基のいずれかを示し、
R5および R6は同一でも異なっていてもよく、 各々水素原子、 置換または無置換 の低級アルキル基のいずれかを示す。 このうち、 R5 と R6はそれらが結合してい る炭素原子と一緒になつて、 3〜8員環を形成してもよい。) が好ましい。
式 II中の R4としては、 置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換の シクロアルキル基、 置換または無置換のシクロアルケニル基、 置換または無置換 のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素 環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換のァルケ-ル基、 置換または無置換のアルキ-ル基、 ハロゲン原子が好ましく、 置換または無置換 のシクロアルケニル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへ テロアリール基が特に好ましい。 なかでも置換フエニル基、 置換シクロペンテ- ル基、 置換シクロへキセニル基、 置換チェニル基が好ましく、 置換フヱニル基、 置換シク口ペンテニル基、 置換シク口へキセエル基が特に好ましい。
該 R4の基の置換基としては、 ハロゲン原子 (特に塩素原子、 臭素原子)、 置換 または無置換の低級アルキル基が好ましく、 塩素原子、 臭素原子が特に好ましい。 式 II中の R5としては、 水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基が好ま しく、 なかでも置換または無置換の低級アルキル基 (特にメチル基) が特に好ま しい。
式 II中の R6としては、 水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基が好ま しく、 なかでも水素原子が特に好ましい。
本発明の式 I で表される化合物 (以下、 単に本発明の化合物と称する。) とし て好ましくは、 以下の化合物が挙げられる。
(化合物 A— 1 )
Iにおレヽ一 、
R1が前記と同義であり、
R2 が水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換のァラ ルキル基、 ヒ ドロキシル基のいずれかであり、
R3が下記式 IIで示される基、
(式 I I )
(式中、 R4 は置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアル キル基、 置換または無置換のシクロアルケ-ル基、 置換または無置換のァリール 基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置 換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または 無置換のアルキ-ル基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換 または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置換のへテロアリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換 または無置換のへテロアリールチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロアリールアミノ基、 ァミノ保護基で置換されていても よいアミノ基のいずれかを示し、
R5および R6は同一でも異なっていてもよく、 各々水素原子、 置換または無置換 の低級アルキル基のいずれかを示す。 このうち、 R5 と R6はそれらが結合してい る炭素原子と一緒になつて、 3〜8員環を形成してもよい。) である化合物。
化合物 A— 1のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 A— 2が挙げられ る。
(化合物 A— 2 )
R1 の基の置換基が、 シァノ基、 または、 下記式 III で示される基のいずれかで あり
Y— X (式 I I I )
(式中、 各記号は上記と同義である)
R2 が水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換のァラ ルキル基のいずれかであり、
R4 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 ' 置換または無置換のシクロアルケニル基、 置換または無置換のァリール基、 置換
または無置換のへテロァリ.ール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のァラルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または無置換の アルキニル基、 ハロゲン原子のいずれかであり、
R5および R6が同一でも異なっていてもよく、 各々水素原子、 置換または無置換 の低級アルキル基のいずれかである化合物。
化合物 A— 2のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 A _ 3が挙げられ る。
(化合物 A— 3 )
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基のいずれかである化 合物。
また、 化合物 A _ 2のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 A— 4も挙 げられる。
(化合物 A— 4 )
R1 が置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換ま たは無置換のシク口アルケニル基のいずれかであり、
R1の基の置換基が下記式 IIIで示される基であり、
Z-Y-X— (式 I I I )
(式中、 各記号は上記と同義である)
R2が水素原子であり、
R4 が置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換ま たは無置換のシク口アルケニル基のいずれかであり、
R5が置換または無置換の低級アルキル基であり、
R6が水素原子である化合物。
化合物 A— 4のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 A— 5が挙げられ
る。 .
(化合物 A— 5 )
R4が置換または無置換のシクロアルケニル基である化合物。
また、 化合物 A— 4のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 A— 6も挙 げられる。
(化合物 A— 6 )
環 A力 S (環一 1 ) , (環一 2 ) のいずれかであり、
R1が置換フエニル基であり、
X が置換または無置換のメチレン基、 置換または無置換のエチレン基、 置換また は無置換のビニレン基のいずれかであり、
Y が硫黄原子、 スルホニル基、 置換または無置換のメチレン基、 酸素原子のいず れかであり、
Z が置換メチル基、 置換ェチル基、 置換プロピル基、 置換力ルバモイル基のいず れかであり、
該 Zの基の置換基が、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 ァセチルァミノ 基、 スルホン酸基、 ヒドロキシル基のいずれかであり、 ここで、 該置換基は該 Z の基に複数個置換していてもよく、
R4 が置換フヱニル基、 置換シクロペンテ-ル基、 置換シクロへキセニル基、 置 換チェニル基のいずれかであり、 該 R4 の基の置換基が塩素原子、 臭素原子、 置 換または無置換の低級アルキル基のいずれかであり、
R5がメチル基である化合物。
化合物 A— 6のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 A— 7が挙げられ る。
(化合物 A— 7 )
Xがメチレン基、 エチレン基、 ビエレン基のいずれかであり、
Yが硫黄原子、 スルホ-ル基、 メチレン基、 酸素原子のいずれかであり、
Z が置換メチル基、 置換ェチル基、 置換プロピル基、 置換カルパモイル基のいず れかであり、
該 zの基の置換基が、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 ァセチルァミノ 基、 スルホン酸基のいずれかであり、 ここで、 該置換基は該 Zの基に複数個置換 していてもよく、
R4 が置換フヱニル基、 置換シクロペンテュル基、 置換シクロへキセニル基のい ずれかであり、
該 R4の基の置換基が塩素原子、 臭素原子のいずれかである化合物。
また、 本発明の化合物として好ましくは、 以下の化合物 B— 1も挙げられる。 (化合物 B— 1 )
式 Iにおいて、
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロァリ ールァミノ基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のカルボ ン酸エステル基、 置換または無置換の力ルバモイル基、 ァミノ保護基で置換され ていてもよいアミノ基のいずれかであり、
R が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または
無置換のァリ一ルチオ基、 .置換または無置換のへテロアリ一ルチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま. たは無置換のシクロアルキルァミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロァリ ールァミノ基、 ァミノ保護基で置換されていてもよいアミノ基のいずれかである 化合物。
化合物 B— 1のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 B— 2が挙げられ る。
(化合物 B— 2 )
R1が置換フヱニル基であり、
R1 の基の置換基が、 シァノ基、 または、 下記式 ΠΙ で示される基のいずれかで あり、
Z-Y-X— (式 I I I )
(式中、 Xはメチレン基、 エチレン基のいずれかであり、
Y は硫黄原子、 スルフィニル基、 スルホニル基、 酸素原子、 置換または無置換の アミノ基、 メチレン基のいずれかであり、
Z は置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換の低級アルケニル基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のトリァゾール基、 置換 または無置換のテトラゾール基のいずれかであり、
該 Zの基の置換基が、 カルボキシル基、 アルコキシカルボ二ル基、 フリル基、 フ ェニル基、 ヒ ドロキシル基、 カルパモイル基、 低級アルキル基で置換されたカル バモイル基、 カルボキシ低級アルキル基で置換された力ルバモイル基、 フリル基 で置換された低級アルキル基で置換された力ルバモイル基、 ァミノ保護基で置換 されていてもよいアミノ基、 スルホン酸基、 ピロリルカルボニル基、 ピリジル基、 ハロゲン原子のいずれかであり、 該置換基は該 Zの基に複数個置換していてもよ く、 この場合、 これらは同一または異なっていてもよい。)
R2が水素原子であり、
R3が下記式 IIで示される基
(式1 1 )
(式中、 R4が置換または無置換のフエニル基であり、 該 R4の基の置換基がハロ ゲン原子であり、 R5 が水素原子、 低級アルキル基、 1〜 3個のハロゲン原子で 置換された低級アルキル基のいずれかであり、 R6が水素原子である。) である化合物。
また、 化合物 A— 1のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 B _ 3も挙 げられる。
(化合物 B— 3 )
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のシクロアルキルァミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロァリ ールァミノ基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のカルボ ン酸エステル基、 置換または無置換のカルパモイル基、 ァミノ保護基で置換され ていてもよいァミノ基のいずれかであり、
R4 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置
換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また. は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロアリールアミノ基、 ァミノ保護基で置換されていてもよいアミノ基のいずれかである化合物。
また、 化合物 2のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 B— 4も挙 げられる。
(化合物 B— 4 )
式 Iにおいて、
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキニル基、 ハロゲン原子、 置換または 無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ基、 置換または無置 換のヘテロァリールォキシ基、 置換または無置換のアルキルチオ基、 置換または 無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリールチオ基、 置換また は無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキルアミノ基、 置換ま たは無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のジシクロアルキルァ ミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または無置換のへテロァリ ールァミノ基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のカルボ ン酸エステル基、 置換または無置換のカルパモイル基、 ァミノ保護基で置換され ていてもよいアミノ基のいずれかであり、
R4 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基、 置換または無置換 のアルケニル基、 置換または無置換のアルキエル基、 ハロゲン原子のいずれかで ある化合物。
また、 化合物 B— 4のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 B— 5が挙
げられる。
(化合物 B— 5 )
R1 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換ま たは無置換の複素環式基、 置換または無置換のァラルキル基のいずれかである化 合物。
また、 化合物 A— 1のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 C一 1が挙 げられる。
(化合物 C _ l )
式 Iにおいて、
R1 の基の置換基が、 ヒ ドロキシル基、 または、 下記式 III で示される基のいず れかであり、
Z-Y-X— (式 I I I )
(式中、 X は酸素原子、 置換または無置換のアミノ基、 硫黄原子、 結合手のいず れかであり、 Y はカルボニル基、 スルホニル基、 結合手のいずれかであり、 Z は 置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または 無置換のアルキニル基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換または無置換 のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素 環式基、 置換または無置換のアルコキシ基、 置換または無置換のァリールォキシ 基、 置換または無置換のへテロアリールォキシ基、 置換または無置換のアルキル チォ基、 置換または無置換のァリールチオ基、 置換または無置換のへテロアリー ルチオ基、 置換または無置換のアルキルアミノ基、 置換または無置換のジアルキ ルァミノ基、 置換または無置換のシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換の ジシクロアルキルアミノ基、 置換または無置換のァリールアミノ基、 置換または 無置換のへテロアリールァミノ基のいずれかであり、
該 Zの基の置換基が、 低級アルキル基、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 置換または無置換のアル力ノィルォキシ基、 置換または無置換の力ルバモイル基、 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホン酸基、 スルホン酸アミ ド基、 リン酸基、 リ
ン酸モノエステル基、 リン酸ジエステル基、 ァミノ保護基で置換されていてもよ ぃァミノ基、 チオール基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のァリール基、 置換 または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のァリール力ルポ-ル基、 置換また は無置換のへテロアリールカルボニル基のいずれかである。 ここで、 該置換基は 該 Zの基に複数個置換していてもよく、 この場合、 これらは同一または異なって いてもよい。)
R2 が水素原子、 置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換のァラ ルキル基のいずれかであり、
R4 が置換または無置換のアルキル基、 置換または無置換のシクロアルキル基、 置換または無置換のシクロアルケ-ル基、 置換または無置換のァリール基、 置換 または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のァラルキル基、 置換または無置換のアルケニル基、 置換または無置換の アルキエル基、 ハロゲン原子のいずれかであり、
R5および R6が同一でも異なっていてもよく、 各々水素原子、 置換または無置換 の低級アルキル基のいずれかである化合物。
また、 化合物 C一 1のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 C一 2が挙 げられる。
(化合物 C一 2 )
式 Iにおいて、 R1 が置換または無置換のフエニル基、 置換または無置換のへ テロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換のシクロア ルキル基、 置換または無置換のシクロアルケ-ル基のいずれかであり、
R1 の基の置換基が、 ヒ ドロキシル基、 または、 下記式 III で示される基のいず れか、
Z— Y— X— (式 I I I )
(式中、 X は酸素原子、 置換または無置換のアミノ基、 硫黄原子、 結合手のいず れかであり、 γ はカルボ二ル基、 スルホ-ル基、 結合手のいずれかであり、 z は 置換または無置換のアルキル基であり、 該 Zの基の置換基が、 低級アルキル基、
カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 置換または無置換のアルカノィルォキ シ基、 置換または無置換の力ルバモイル基、 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホ ン酸基、 スルホン酸アミ ド基、 リン酸基、 リン酸モノエステル基、 リン酸ジエス テル基、 ァミノ保護基で置換されていてもよいアミノ基、 チオール基、 ハロゲン 原子、 置換または無置換のァリール基、 置換または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または無置換のアルカノィル基、 置換また は無置換のァリールカルボ-ル基、 置換または無置換のへテロァリ一ルカルポ二 ル基のいずれかである。 ここで、 該置換基は該 Zの基に複数個置換していてもよ く、 この場合、 これらは同一または異なっていてもよい。)
である化合物。
また、 化合物 C— 2のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 C— 3が挙 げられる。
(化合物 C一 3 )
式 Iにおいて、 環 Aが環一 1、 環一 2のいずれかであり、 R1 が置換フヱニル 基であり、 R1 の基の置換基が、 ヒ ドロキシル基、 または、 下記式 III で示され る基のいずれか、
Z-Y-X— (式 I I I )
(式中、 X は酸素原子、 置換または無置換のァミノ基のいずれかであり、 γ は力 ルポ-ル基、 結合手のいずれかであり、 z は置換または無置換のアルキル基であ り、
該 Zの基の置換基が、 低級アルキル基、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 置換または無置換のアルカノィルォキシ基、 置換または無置換の力ルバモイル基、 シァノ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホン酸基、 スルホン酸アミ ド基、 リン酸基、 リ ン酸モノエステル基、 リン酸ジエステル基、 ァミノ保護基で置換されていてもよ ぃァミノ基、 チオール基、 ハロゲン原子、 置換または無置換のァリール基、 置換 または無置換のへテロアリール基、 置換または無置換の複素環式基、 置換または 無置換のアルカノィル基、 置換または無置換のァリールカルボ-ル基、 置換また は無置換のへテロアリールカルボニル基のいずれかである。 ここで、 該置換基は
該 zの基に複数個置換していてもよく、 この場合、 これらは同一または異なって いてもよい J
である化合物。
また、 化合物 C一 3のなかで好ましい化合物として、 以下の化合物 C一 4が挙 げられる。
(化合物 C一 4 )
式 Iにおいて、
R1 の基の置換基が、 ヒ ドロキシル基、 または、 下記式 III で示される基のいず れカ、
Z-Y-X— (式 I I I )
(式中、 X は酸素原子、 置換または無置換のァミノ基のいずれかであり、 γ は力 ルポ二ル基、 結合手のいずれかであり、 z は置換または無置換のアルキル基であ 、
該 zの基の置換基が、 低級アルキル基、 カルボキシル基、 カルボン酸エステル基、 アルカノィルォキシ基、 ヒ ドロキシル基、 スルホン酸基、 ァミノ保護基で置換さ れていてもよいアミノ基のいずれかである。 ここで、 該置換基は該 Zの基に複数 個置換していてもよく、
この場合、 これらは同一または異なっていてもよい。)
である化合物。
また、 特に好ましい本発明の化合物として具体的には、
3- (4- {4- [1- (2 -ク口ロフヱニル) -ェトキシカルボエルアミノ] - 3 -ィソキサゾリ ル} -ベンジルスルファ -ル) -プロピオン酸 メチノレエステノレ (化合物 1 )、
3- (4- {4- [1- (2 -ク口口フヱニル)-ェトキシカルボニルァミノ] - 3 -ィソキサゾリ ル} -ベンジルスルファ二ル)-プロピオン酸 (化合物 2 )、
3- (4 - {4_ [ (1R) - 1-(2 -ク口口フエ二ル)-ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソキサ ゾリル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 (化合物 3 )、
N-ァセチル- S- (4- {4- [1- (2-クロロフヱニル)ェトキシカルボニルアミノ] - 3-ィソ キサゾリル }ベンジル) -L-システィン (化合物 4 )、
2 -(4-{4-[1- (2 -ク口口フエ二ル)-ェトキシカルボエルァミノ]- 3 -ィソキサゾリ ル} -ベンジルスルファニル) -エタンスルホン酸 (化合物 5)、
3- (4 - {4- [(1R)- 1- (2 -ブロモフエニル) -ェトキシカルボ-ルアミノ]- 3 -ィソキサ ゾリル} -ベンジルスルファ -ル) -プロピオン酸 (化合物 6)、
N-ァセチル _S- (4-{4- [(lR)_l-(2 -プロモフヱニル)ェトキシカルポ-ルァミノ]- 3 -ィソキサゾリル}ベンジル) - L_システィン (化合物 7)、
3 -(4_{4 - [1- (2 -ク口口 _1 -シクロペンテニル) -ェトキシカルボエルァミノ]- 3-ィ ソキサゾリル} -ベンジルスルファニル)プロピオン酸 (化合物 8)、
3 -(4_{4 - [(1R)- 1- (2-ク口口- 1 -シクロペンテニル) -ェトキシカルボニルアミノ] - 3-イソキサゾリル } -ベンジルスルファニル)プロピオン酸 (化合物 9)、
3- (4-{4 - [1-(2 -ク口ロ- 1-シク口へキセニル) -ェトキシカノレポニノレアミノ ]-3 -ィ ソキサゾリル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 (化合物 1 0)、
3- (4_{4_[1-(2 -クロロフヱ-ル)ェトキシカルボニルアミノ]- 3 -ィソキサゾリル) ベンジルスルホニル)プロピオン酸 (化合物 1 1)、
3- (4_{4_[(1R)_1_(2-ブロモフエニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィソキサゾ リル }ベンジルスルホニル)プロピオン酸 (化合物 1 2)、
3 -(4 - {4- [1- (2-ク口口 -1-シク口へキセニル)ェトキシカルボニルァミノ ]_3 -ィソ キサゾリノレ }ベンジルスルホ -ル)プロピオン酸 (化合物 1 3)、
{[2_(4- {4_[1 -(2-ク口口フエニル)ェトキシカルボニルァミノ] - 3 -ィソキサゾリ ル}フヱ-ル)ェチル]チォ }酢酸 (化合物 14)、
{3- [2- (4- {4 - [1-(2 -ク口口フエニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィソキサゾ リル }フエニル)ェチル]チォ }プロピオン酸 (化合物 1 5)、
{[2-(4- {4_[1_(2-ク口口シク口ペンテ-ル)ェトキシカルボニルァミノ ]-3-ィソ キサゾリル }フヱニル)ェチル]チォ }酢酸 (化合物 1 6)、
{[2- (4- {4 - [1 -(2 -ク口口シク口へキセニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィソ キサゾリル }フヱニル)ェチル]チォ }酢酸 (化合物 1 7)、
3 -(4_{4_[1_(2-ク口口フ ニル) -ェトキシカルボエルァミノ]- 5-ィソキサゾリ ノレ } -ベンジルスルファ二ル)-プロピオン酸 (化合物 1 8)、
5 -(4 - {4_[1- (2 -ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルアミノ]- 3 -ィソキサゾリ ル} -フエ-ル)- 4-ペンタン酸 (化合物 1 9)、
3 -(4 - {4 - [1- (2-ク口口フエ二ル)-ェトキシカルボ-ルァミノ ]-3 -ィソキサゾリ ル} -べンジルォキシカルボニルァミノ) -プロピオン酸 (化合物 20)、
4- [(4- {4- [1- (2 -クロロフ: ニル) -ェトキシカルボニルアミノ] - 3-ィソキサゾリ ル} -フエ-ル)-ァミノ] -(2R)- 2-ヒ ドロキシ -4 -ォキソブタン酸 (化合物 2 1)、
4 - [4 -({[1- (2 -ク口口フエ-ル)ェトキシ]カルボ-ル}アミノ)- 3-ィソキサゾリ ル]フエニル ァセテ一ト (化合物 22)、
1 -(2-クロ口フエニル)ェチル 3- (4-ヒ ドロキシフヱ二ル)- 4-イソキサゾリルカル バメート (化合物 23)、
5 -(4- {4- [1- (2-クロロフヱニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィソキサゾリル} フエノキシ) ペンタン酸 (化合物 24)、
4- [(4- {4- [1 -(2 -クロロフヱ-ル) -ェトキシカルボ-ルアミノ]- 3-イソキサゾリ ル}フエニル)アミノ] -4 -ォキソブタン酸 (化合物 25)、
(2R)_2-ァセトキシ- 4- [(4- {4- [1- (2 -ク口口フエ-ル)-ェトキシカルボエルァミ ノ]- 3-ィソキサゾリル}フヱニル)ァミノ] - 4 -ォキソブタン酸 (化合物 26)、 {[2-(4- {4- [(1R)_1- (2-ク口口フエ-ル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3-ィソキサ ゾリル}フヱニル)ェチル]チォ }酢酸 (化合物 27)、
3 -(4- {4- [(1R) - 1 -(2 -クロロフヱニル)ェトキシカルボニルァミノ] - 3 -ィソキサゾ リル)ベンジルスルホニノレ)プロピオン酸 (化合物 28)、
{3 - [2- (4 - {4- [(1R)-1_(2-ク口口フエニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3-ィソキ サゾリル }フエニル)ェチル]チォ }プロピオン酸 (化合物 29)、
5 -(4-{4— [(1R)— 1-(2-ク口口フヱニル)-ェトキシカルボニルァミノ] -3 -ィソキサ ゾリル} -フヱニル) -4-ペンテン酸 (化合物 30)、
5- (4 - {4- [(1R)- 1- (2 -ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィソキサ ゾリル} -フ -ル)- 4-ペンタン酸 (化合物 3 1)、
6- (4- {4- [(1R)- 1- (2 -ク口ロフヱニル) -ェトキシカルボ-ルァミノ]- 3-ィソキサ ゾリル} -フエニル) -へキサン酸 (化合物 32)、
5- (4 - {4- [1 -(2 -ク口ロフ -ル)-ェトキシカルボ-ルァミノ ] -3 -ィソキサゾリ ル} -フユ二ル)- 3, 3-ジメチルペンタン酸 (化合物 3 3 )、
5 -(4- {4- [ (1R) -1 -(2-クロロフヱニル) -ェトキシカルボニルアミノ] - 3-ィソキサ ゾリル} -フヱ-ル)- 2-メチル -ペンタン酸 (化合物 3 4 )
が挙げられる。
本発明の化合物が塩の形態を成し得る場合、 医薬的に許容し得る塩が好ましい。 このような医薬的に許容し得る塩としては、 例えば、 式中の力ルポキシル基等の 酸性基に対しては、 アンモニゥム塩、 ナトリウム、 カリウム等のアルカリ金属と の塩、 カルシウム、 マグネシウム等のアルカリ土類金属との塩、 アルミニウム塩、 亜鉛塩、 トリェチルァミン、 エタノールァミン、 モルホリン、 ピロリジン、 ピぺ リジン、 ピぺラジン、 ジシクロへキシルァミン等の有機ァミンとの塩、 アルギニ ン、 リジン等の塩基性アミノ酸との塩を挙げることができる。
式 I中に塩基性基が存在する場合の塩基性基に対しては、 塩酸、 硫酸、 リン酸、 硝酸、 臭化水素酸などの無機酸との塩、 酢酸、 クェン酸、 安息香酸、 マレイン酸、 フマル酸、 酒石酸、 コハク酸、 タンニン酸、 酪酸、 ヒベンズ酸、 パモ酸、 ェナン ト酸、 デカン酸、 テオクル酸、 サリチル酸、 乳酸、 シユウ酸、 マンデル酸、 リン ゴ酸等の有機カルボン酸との塩、 メタンスルホン酸、 ベンゼンスルホン酸、 p - トルエンスルホン酸等の有機スルホン酸との塩を挙げることができる。 塩を形成 する方法としては、 本発明の化合物と必要な酸または塩基とを適当な量比で溶媒、 分散剤中で混合することや、 他の塩の形より陽イオン交換または陰イオン交換を 行うことによつても得られる。
また、 本発明の化合物には、 その溶媒和物、 例えば水和物、 アルコール付加物 等も含まれる。
本発明の化合物には、 存在する場合には、 その光学異性体、 立体異性体、 位置 異性体、 互変異性体、 回転異性体、 あるいは、 それらの任意比率による混合物も 包含される。 これらは自体公知の合成手法、 分離手法によりそれぞれを単品とし て得ることができる。
例えば、 光学異性体は、 光学活性な合成中間体を用いる、 または、 合成中間体
JP2004/011565 もしくは最終物のラセミ体を常法に従って光学分割することにより得ることがで さる。 . 本発明の化合物は、 プロドラッグ化することもできる。 本発明におけるプロド ラッグとは、 体内で変換されて本発明の化合物を生成する化合物を表す。 例えば、 活性本体がカルボキシル基やリン酸基を含む場合はそれらのエステル、 アミ ド等 が挙げられ、 活性本体が力ルポキシル基を含む場合は、 酸化代謝によりカルボキ シル基に変換されるような基、 例えばヒドロキシメチル基等が挙げられる。 また、 活性本体がアミノ基を含む場合にはそのアミ ド、 カーバメート等が挙げられる。 活性本体が水酸基を含む場合にはそのエステル、 カーボネート、 カーバメート等 が挙げられる。 本発明の化合物をプロドラッグ化する際にはアミノ酸、 糖類と結 合していてもよい。
本発明における代謝物とは、 本発明の化合物が生体内の代謝酵素などで変換さ れた化合物を表す。 例えば、 本発明の化合物のベンゼン環上に代謝によって水酸 基が導入された物、 本発明の化合物のアルコキシ基が代謝によって水酸基に変換 された化合物、 本発明の化合物のイソキサゾール環の N-0結合が代謝によって開 裂した化合物等が挙げられる。 本発明の化合物のカルボン酸部分、 あるいは代謝 によって付加された水酸基にグルクロン酸、 グルコース、 アミノ酸が結合した化 合物等が挙げられる。
本発明の化合物またはその医薬的に許容し得る塩 (以下、 単に本発明の化合物 と称する) は、 毒性が低く、 LPA の生理活性を阻害する作用を有するため、 医薬 として使用することができ、 例えば、 LPA の生理活性の阻害がその予防や治療に 有用な疾患 (LPA受容体の関与する疾患など) の予防 ·治療剤として使用するこ とができる。 より具体的には臓器 (肝臓、 腎臓、 肺など) の線維症、 肝疾患 (急 性および慢性肝炎、 肝線維症、 肝硬変、 門脈圧亢進症、 再生不全、 非アルコール 性脂肪性肝炎 (NASH)、 肝機能低下、 肝血流障害など)、 細胞増殖性疾患 (癌 (固 形腫瘍、 固形腫瘍転移、 血管線維腫、 骨髄腫、 多発性骨髄腫、 力ポジ肉腫、 白血 病など) および癌細胞の浸潤転移など)、 炎症性疾患 (乾癬、 腎症、 肺炎症など)、 消化管疾患 (過敏性腸症候群 (IBS)、 炎症性腸疾患 (IBD)、 膝液分泌異常など)、
腎疾患、 泌尿器関連疾患 (前立腺肥大症または神経因性膀胱疾患に伴なう症状、 脊髄腫瘍、 椎間板ヘルニア、 脊柱管狭窄症、 糖尿病に起因する症状、 下部尿路症.
(下部尿路の閉塞疾患など)、 下部尿路の炎症性疾患、 排尿困難、 頻尿など)、 膝 臓疾患、 異常な血管新生を伴なう疾患 (動脈閉塞症など)、 脳関連疾患 (脳梗塞、 脳溢血など) もしくは末梢神経障害等の治療剤または予防剤として使用すること ができる。 特に、 臓器 (肝臓、 腎臓、 肺など) の線維症や肝疾患の治療剤または 予防剤として使用することができる。
本発明化合物またはその塩は、 そのまま、 若しくは自体公知の方法に従って各 種の医薬的に許容しうる担体ともに混合した医薬組成物として、 経口もしくは非 経口 (例えば、 静脈内、 皮下、 筋肉内、 坐薬、 注腸、 軟膏、 貼布、 舌下、 点眼、 吸入等のルート) により哺乳動物 (ヒト、 マウス、 ラット、 ゥサギ、 ィヌ、 ネコ、 ゥシ、 ブタ、 サル等) に投与することができる。 上記目的のために用いる投与量 は、 目的とする治療効果、 投与方法、 治療期間、 年齢、 体重などにより決定され るが、 経口もしくは非経口のルートにより、 通常成人一日あたりの投与量として 経口投与の場合で 1 ^ g〜 l 0 g、 非経口投与の場合で 0 . 0 1 8〜 1 を用 いる。 また、 上記医薬組成物中の本発明の化合物の含有量は、 組成物全体の約 0 . 0 1重量%〜1 0 0重量%である。
本発明の医薬組成物における医薬的に許容し得る担体としては、 製剤素材とし て慣用の各種有機あるいは無機担体物質が挙げられ、 例えば、 固形製剤における 賦形剤、 滑沢剤、 結合剤、 崩壊剤、 水溶性高分子、 塩基性無機塩;液状製剤にお ける溶剤、 溶解補助剤、 懸濁化剤、 等張化剤、 緩衝剤、 無痛化剤等があげられる。 また、 必要に応じて、 通常の防腐剤、 抗酸化剤、 着色剤、 甘味剤、 酸味剤、 発泡 剤、 香料等の添加物を用いることもできる。
このような医薬組成物の剤形としては、 例えば、 錠剤、 散剤、 丸剤、 顆粒剤、 カプセル剤、 坐剤、 液剤、 糖衣剤、 デポー剤、 シロップ剤、 懸濁剤、 乳剤、 トロ 一チ剤、 舌下剤、 貼付剤、 口腔内崩壌剤 (錠)、 吸入剤、 注腸剤、 軟膏剤、 貼布 剤、 テープ剤、 点眼剤にしてよく、 普通の製剤助剤を用いて常法に従って製造す ることができる。
本発明の医薬組成物は、 .製剤技術分野において慣用の方法、 例えば日本薬局方 に記載の方法等により製造することができる。 以下に、 製剤の具体的な製造法に ついて詳述する。
例えば、 本発明の化合物を経口用製剤として調製する場合には賦形剤、 さらに 必要に応じて結合剤、 崩壊剤、 滑沢剤、 着色剤、 矯味矯臭剤などを加えた後、 常 法により例えば錠剤、 散剤、 丸剤、 顆粒剤、 カプセル剤、 坐剤、 溶液剤、 糖衣剤、 デポー剤、 またはシロップ剤などとする。 賦形剤としては、 例えば乳糖、 コーン スターチ、 白糖、 ブトゥ糖、 ソルビット、 結晶セルロースなどが、 結合剤として は例えば、 ポリビエルアルコール、 ポリビニルエーテル、 ェチルセルロース、 メ チルセルロース、 アラビアゴム、 トラガント、 ゼラチン、 シェラック、 ヒ ドロキ シプロピ セ^/ロース、 ヒ ドロキシプロピノレスターチ、 ポリビニ^/ピロリ ドン等 力 S、 崩壊剤としては例えばデンプン、 寒天、 ゼラチン末、 結晶セルロース、 炭酸 カルシウム、 炭酸水素ナトリウム、 クェン酸カルシウム、 デキストラン、 ぺクチ ン等が、 滑沢剤としては例えば、 ステア'リン酸マグネシウム、 タルク、 ポリェチ レンダリコール、 シリカ、 硬化植物油等が、 着色剤としては医薬品に添加するこ とが許可されているものが、 矯味矯臭剤としては、 ココア末、 ハツ力脳、 芳香酸、 ハツ力油、 竜脳、 桂皮末等が用いられる。 これらの錠剤または顆粒剤には、 糖衣、 ゼラチン衣、 その他必要により適宜コーティングすることはもちろん差しつかえ ない。
注射剤を調製する場合には必要により p H調整剤、 緩衝剤、 安定化剤、 保存剤 などを添加し、 常法により皮下、 筋肉内、 静脈内注射剤とする。
本発明の化合物は、 所望する目的に応じて適宜他の医薬と併せて用いることが できる。 例えば、 肝臓の線維症に対して本発明の化合物を用いる場合には、 市販 の肝臓病薬、 例えばインターフェロン、 グリチルリチン、 ウルソと併せて治療に 用いることができる。 併用する場合にもその投与量は、 併用する医薬の種類や薬 効、 投与方法、 治療期間、 年齢、 体重などにより適宜決定される。
次に、 本発明の化合物の製造法を説明するが、 本発明の化合物の製造法はこれ に限定されるものではない。 また、 後述の反応を行う際に、 当該部位以外の官能
基については必要に応じてあらかじめ保護しておき、 適当な段階においてこれを 脱保護してもよい。 更に、 各工程において、 反応は通常行われる方法で行えばよ く、 単離精製は結晶化、 再結晶化、 カラムクロマトグラフィー、 薄層クロマトグ ラフィー、 分取 H P L C等の慣用される方法を適宜選択し、 または組み合わせて 行えばよい。
製造法の説明において使用する記号を以下に示す。 また、 各記号は、 特に言及 されている場合を除き、 上記と同義である。
R' = カーバメート基、 カルボン酸エステル基等
R" , R" ' = カルボン酸エステルを形成する基 (メチル基、 ェチル基等の低級ァ ルキル基等)
X =ハロゲン原子 (フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、'ヨウ素原子) 下式に示すように、 本発明の化合物に包含される化合物 (1-1)は、 カルボン酸 からの Curtius反応 (反応 A) や、 文献 (J. Org. Chem. , 1993, 58, 2478およ びこの文献中の引用文献) に従った Hofmann 反応 (反応 B)、 また文献 (J. Heterocyclic. Chem. , 1972, 837およぴ J. Heterocyclic. Chem. , 1972, 577) に従った転位反応 (反応 C) などを用いることで製造できる。 また、 これら反応 で使用するアルコール (R30H)として、 光学活性体を使用することにより、 光学活 性な最終化合物を製造することができる。
R-CO?R" -C02R"
R-CO,R"
原料となるァゾールカルポン酸およぴジァゾールカルボン酸、 あるいはそれら のエステルは、 以下に示す既知の方法を用いることで製造できる。
1 . ィソキサゾールカルボン酸エステルおよぴカルボン酸の一般的製造法 一般式 (b ) で表されるイソキサゾ一ルカルボン酸エステルは、 下式に示した ように文献 (W00240458) と同様の方法で製造することができる。 すなわちケト ンとジアルキルカーボネートとの反応で得られる 1, 3—ジカルボニル化合物につ 'いて、 N,N—ジメチルホルムアミ ドジメチルァセタールと反応させることでヒ ド ロキシァクリル酸エステルを製造することができる。 これをさらに塩酸ヒ ドロキ シルァミンで処理することにより、 一般式 (b ) で表されるイソキサゾールカル ボン酸エステルを製造することができる。
R1 NaH Ψ
° R"0C00R" 02R«
また、 一般式 (c ) で表されるイソキサゾ一ルカルボン酸エステルは、 下式に 示したように文献 (J. Heterocyclic. Chem. , 2000, 37, 75) の方法に従って、 製造することができる。 すなわちプロパルギル酸エステルと Ρ—ニトロ安息香酸 とを適当な塩基(例えば、 Ν -メチルモルホリンなど)存在下で反応させることによ り得られるビュルエステルに対して、 ォキシムを適当なクロ口化試薬 (例えば、
N-ク口口コハク酸ィミ ドなど) で処理して得られるクロ口ォキシム体を反応させ ることにより、 一般式 (c ) で表されるイソキサゾ一ルカルボン酸エステルを製 造することができる。
同イソキサゾ一ルカルボン酸エステル (一般式 (c ) ) は、 文献 (Bull. Cheni. Soc. Jpn. , 1999, 72 (10) , 2277) と同様の方法によっても製造することができ る。 すなわち、 ォキシムカルボン酸とプロパルギル酸エステルを硝酸セリ ウム (IV) アンモニゥム (CAN) 存在下で反応させることにより、 製造することがで さる。
さらに同イソキサゾ一ルカルボン酸エステル (一般式 ( c ) ) は、 文献 (W09828282) と同様な方法でも製造することができる。 すなわちォキシムを N - クロロコハク酸イミ ドでクロロォキシムとした後に、 ビュルエーテルカルボン酸 エステルを作用させることにより、 一般式 (c ) で表されるイソキサゾールカル ボン酸エステルを製造することができる。
〜 NCS, HCI pi
2 . イソチアゾールカルボン酸エステルおよぴカルボン酸の一般的製造法 一般式 (d ) で表されるイソチアゾールカルボン酸は、 下式に示したように文 献 (Bull. Chem. Soc. Jpn., 1968, 41, 965) と同様な方法で製造することができ る。 すなわち、 適当な二トリルと n -プロピオ二トリルをナトリウム存在下で反 応させて、 得られるイミンをさらに塩化チォエルと反応させることにより、 イソ チアゾール二トリルを製造することができる。 これを濃硫酸、 亜硫酸ナトリウム で処理することにより一般式 (d ) で表されるイソチアゾールカルボン酸を製造 することができる。
EtCN, Na
RI -CN — - RI
一般式 (e) で表されるイソチアゾールカルボン酸エステルは、 下式に示した ように既知の方法で製造することができる。 すなわち文献 (US5087631) 記載の 方法に従って、 α _プロモカルボン酸をチォ酢酸カリウムと反応させて、 得られ る α—チオアセチルカルボン酸をアンモニアで処理することで、 α—メルカプト カルボン酸を製造することができる。 さらに、 これを亜硝酸 tーブチル、 次いで ジシクロへキシルカルポジイミ ド (DCC) で処理して 5員環化合物 (f)とした後 に、 文献 (Tetrahedron Lett., 1971, 12 (17) , 1281) と同様の方法で、 プロパ ルギル酸エステルと反応させることで、 一般式 (e) で表されるイソチアゾール カルボン酸エステルを製造することができる。
f e 一般式 (e) で表されるイソチアゾールカルボン酸エステルは、 下式に示した ように、 文献 (Tetrahedron Lett., 1971, 12 (17) , 1281) と同様の方法によつ ても製造することができる。 上記の方法で得られる 5員環化合物 (f)に対し、 ァ
セチレンジカルボン酸ジエステルを反応させてィソチアゾールジカルボン酸ジェ ステルとした後に、 加水分解、 さらに脱炭酸反応を行うことで、 一般式 (e) で. 表されるィソチアゾールカルボン酸を製造することができる。
e ここで用いている 5員環化合物 (f)は、 下式に示したような文献 (Chem. Ber. , 1972, 105, 188) 記載の方法に従っても製造することができる。 すなわち、 a— ヒ ドロキシカルボン酸を塩化チォエルと作用させて α—クロロカルボン酸とした 後に、 塩基存在下で硫化水素を作用させることで、 ct一メルカプトカルボン酸を 製造することができる。 これに亜硝酸ェチル、 ジシクロへキシルカルポジイミ ド (DCC) を反応させることにより、 一般式 (f) で表される 5員環化合物を製造す ることができる。
Λυ
SOCI?, Py
R1 C02H R1
f
3 . ォキサジァゾールカルボン酸エステルおよぴカルボン酸の一般的製造法 一般式 (g) で表される 1, 2, 3-ォキサジァゾ一ルカルボン酸エステルは、 下式 に示したような既知の方法で製造することができる。 すなわち、 文献 (J. Am. Chem. Soc. 1938, 60, 1328) と同様の方法に従って、 j3 -ケトカルボン酸エステ ルを酢酸存在下、 亜硝酸ナトリゥムで処理することで得られるォキシム体につい て、 文献 (Chem. Ber. 1903, 36, 3612) と同様の方法で還元することにより、 アミン体を製造することができる。 これを文献 (Chem. Ber. 1903, 36, 3612) と同様の方法で、 亜硝酸処理することで、 一般式 (g) で表される 1, 2, 3 -ォキサ ジァゾ一ルカルボン酸エステルを製造することができる。
R"°2
C -NH
2 HN0
2 R"°2
C X
一般式 (h) で表される 1, 2, 5-ォキサジァゾ一ルカルボン酸は、 下式に示した ように既知の方法で製造することができる。 すなわち、 文献 (EP0389189) と同 様の方法で、 シァノメチルケトン体を酢酸中、 亜硝酸ナトリウムと処理すること で、 ォキシム体を製造することができる。 さらにこれを文献 (Gazz. Chim. Ital. , 1931, 61, 943) と同様の方法で、 水酸化ナトリウム水溶液中で塩酸ヒ ド ロキシルァミンと反応させることにより、 一般式 (V) で表されるイソキサゾ口 ンを製造することができる。 これを文献 (Chem. Ber. , 1892, 25, 2142) と同様 の方法で、 炭酸ナトリ ゥムで処理することにより、 一般式 ) で表される
1, 2, 5-ォキサジァゾ一ルカルボン酸を製造することができる。
R1ん CN
4 . Ν-ォキシ -ォキサジァゾールカルボン酸エステルおよびカルボン酸の一般的 製造法
一般式 (I- a, b) で表される N-ォキシ -1, 2, 5-ォキサジァゾ一ルカルボン酸は 下式に示したように文献 (Liebigs Ann. Chem. , 1991, 1211) と同様の方法で製 造することができる。 すなわち、 置換ァリルアルコールを酢酸中で、 亜硝酸ナト リウムと反応させることで、 Ν -ォキシ _1, 2, 5 -ォキサジァゾリルメタノール (J - a)を製造することができる。
これを Jones 酸化することにより、 一般式 (I-a) で表される N -ォキシ - 1, 2, 5-ォキサジァゾ一ルカルボン酸を製造することができる。 また、 一般式 (J - a) で表される N-ォキシ - 1, 2, 5 -ォキサジァゾリルメタノールを溶媒中加熱する ことにより、 一般式 (J-b) で表される N -ォキシ - 1, 2, 5-ォキサジァゾリルメタ
ノールを製造することができる。 これを Jones酸化することにより、 一般式 (I - b) で表される N -ォキシ - 1, 2, 5 -ォキサジァゾ一ルカルボン酸を製造することが できる。
加熱 ο 、 o、 、
ones試薬
R1 ヽ R1 C02H
HO
J-b l-b 一般式 (K-a, b) で表される N -ォキシ - 1, 2, 5-ォキサジァゾ一ルカルボン酸ェ ステルは、 下式に示したような文献 (Chem. Ber. , 1895, 28, 2675 または J. Heterocyclic. Chem. , 1972, 577) と同様の方法によっても製造できる。 ジォキ シム体を亜硝酸処理することにより、 一般式 (K- b) で表される N -ォキシ- 1, 2, 5-ォキサジァゾ一ルカルボン酸エステルを製造することができる。 これを溶 媒中加熱することで、 一般式 (K- a) で表される N-ォキシ -1, 2, 5 -ォキサジァゾ 一ルカルボン酸エステルに変換することができる。
一般式 (I- a) で表される N-ォキシ -1, 2, 5-ォキサジァゾ一ルカルボン酸は、 下式に示したように文献 (Liebigs. Ann. Chem. , 1990, 335) と同様の方法でも 製造することができる。 すなわち、 一般式 (V) で表されるイソォキサゾロンを 次亜塩素酸カリウム、 塩酸で処理することにより一般式 (I - a) で表される N -ォ キシ- 1, 2, 5-ォキサジァゾ一ルカルボン酸を製造することができる。
I一 a
5 . チアジアゾールカルボン酸エステルおよびカルボン酸の一般的製造法 一般式 (L) で表される 1, 2, 3-チアジアゾールカルボン酸は、 下式に示したよ うに既知の方法で製造することができる。 すなわち、 ァシルヒ ドラゾンを文献 (Can. J. Chem. , 1968, 46, 1057) と同様な方法で、 塩化チォニルで処理する ことにより、 1, 2, 3 -チアジアゾールを製造することができる。 これをさらに文献 (Synthesis, 1985, 945) と同様な方法で、 メチルリチウム存在下二酸化炭素で 処理することにより、 一般式 (L) で表される 1, 2, 3-チアジアゾールカルボン酸 を製造することができる。
一般式 (M) で表される 1, 2, 3-チアジアゾールカルボン酸エステルは、 下式に 示したように文献 (Chem. Ber. , 1916, 49, 1978) と同様な方法で製造すること ができる。 すなわち、 ジァゾ酢酸エステルをカルボン酸ハライドで処理すること で得られるジァゾケトンを、 さらに硫化水素で処理することにより、 一般式 (Μ) で表される 1, 2, 3-チアジアゾールカルボン酸エステルを製造することがで きる。
M また一般式 (L) で表される 1, 2,3 -チアジアゾールカルボン酸は、 下式に示し たように文献 (Annalen, 1904, 333, 4) と同様な方法によっても製造すること ができる。 すなわち、 前述の方法によって製造した 1, 2, 3-ォキサジァゾ一ルカ ルボン酸に対して、 硫化アンモニゥムを反応させることによって、 一般式 (L) で表される 1,2, 3 -チォジァゾールカルボン酸を製造することができる。
一般式 (N) で表される 1, 2, 5-チアジアゾールカルボン酸エステルは、 下式に 示したように文献 (J. Heterocyclic. Chem. , 1979, 1009) と同様な方法で製造 することができる。 すなわち、 置換アセチレンカルボン酸エステルをテトラサル ファーテトラナイトライドで処理することにより一般式 (Ν) で表される 1,2,5 - チアジアゾールカルボン酸エステルを製造することができる。
N 一般式 (0) で表される 1, 2, 5 -チアジアゾールカルボン酸は、 下式に示したよ うに既知の方法により製造することができる。 すなわち、 文献 (Liebigs Ann.
Chem. , 1977, 1183) と同様の方法で製造することができるジァミノカルボン酸 を、 文献 (J. Org. Chem. , 1967, 32 (9) , 2823) と同様の方法で塩化硫黄で処理 することによって一般式 (0) で表される 1, 2, 5-チアジアゾールカルボン酸を製 造することができる。
0
一般式 (N) で表される 1, 2, 5-チアジアゾールカルボン酸エステルは、 下式に 示したように文献 (Heterocycles, 2001, 55 (1), 75) と同様な方法で製造する ことができる。 すなわち、 α—ハロケトンを塩酸ヒ ドロキシルァミンと処理する ことで得られる α _ハロォキシム体に対して、 シアン化力リゥムで処理すること により、 イソキサゾールを製造することができる。 これをテトラサルファーテト ラナイ トライ ドまたはテトラサルファーテトラナイ トライ ド 5 塩化アンチモン で処理することで得られるチォジァゾールカルボン酸ァミ ドに対して、 トリフル ォロボランで処理することにより、 一般式 (Ν) で表される 1,2,5 -チォジァゾー ルカルボン酸エステルを製造することができる。
6 . その他
下式において一般式 (P) で表される化合物は、 Y がクロ口基、 臭素基、 ヨウ 素基、 トシル基、 メシル基などの適当な脱離基である化合物 (R) または (S) を、 Y'が酸素原子、 窒素原子、 硫黄原子、 電子吸引性置換基で活性化された炭素原子
である適当な求核剤 (T) または (U) と共に、 塩基条件下で縮合させることで製 造することができる。 また、 化合物 (P) において、 Y'が窒素原子である化合物 は還元的ァミノ化反応等を利用して製造することもでき、 Y'が酸素原子である化 合物は光延反応等を利用しても製造することができる。
求核剤 τ
化合物 P
また、 本発明の化合物に包含される、 下式において一般式 (1-2) で表される 化合物 (式中、 R2 は置換または無置換の低級アルキル基、 置換または無置換の ァラルキル基などを示す) は、 例えば文献 (Chem. Pharm; Bull. , 1981, 29 (6), 1743)の方法に従って、 一般式(I - 1)で表される化合物と、 Υ がクロ口基、 臭素基、 ヨウ素基、 トシル基、 メシル基などの適当な脱離基である化合物 (W) とを、 塩 基条件下で縮合させることで製造することができる。
また、 一般式 (1-2) で表される化合物は、 一般式(I - 1)で表される化合物と適 当なアルコール (Ζ) との光延反応等を利用しても製造することができる。
1-1 I-2
また、 本発明の化合物に包含される、 下式において一般式 (I - 3) で表される 化合物は、 文献 (Tetrahedron Lett. 2001, 42, 755) 記載の方法によって製造 することができる。
上記記載の方法とほぼ同様にして、 または同業者にとって自明な方法を加える ことにより、 以下の本発明の代表例を合成できる。 各構造式中の R 1は表 1およ び表 2の置換基のいずれか、 R3 は表 3のいずれかを示す。 なお、 Rl、 R3 の置換 基において、 それらの光学活性体も含まれる。
実施例
以下に、 実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、 これらは本発明を 限定するものではない。
実施例 1 :
3 -(4- {4- [1- (2-ク口口フエ二ル)-ェトキシカルボニルァミノ ] -3 -ィソキサゾリ
ル} -べンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチルエステルの合成 (化合物 1) 標題化合物を以下に示す 2つの方法 (合成方法 Aおよび B) で合成した。
ぐ合成方法 A >
(工程 A— 1) 4-ニトロ安息香酸 2-メ トキシカルポ-ルビ-ルエステルの合成 4 -二トロ安息香酸 (10 g, 59.8 mmol) およびプロパルギル酸 メチルエステル (5.5 g, 65.8 mmol) をァセトニトリル (100 ml) に溶解し、 N-メチルモルホリ ン (3 g, 30 mmol) を加えて 40°Cにてー晚撹拌した。 減圧下にて反応液を濃縮 し、 残渣をエーテルで洗浄することにより、 標題化合物 (12.6 g, 50.2 mmol, 83.9%) を得た。
^-NMR (300MHz, CDC13) δ=3.80(3H, s), 5.98 (1H, d, J=12.6Hz), 8.25— 8.38 (4H, m), 8.52 (1H, d, J=12.6Hz).
(工程 A— 2) 4-メチルベンズアルデヒ ドォキシムの合成
4 -メチルベンズアルデヒ ド (20 g, 166 mmol)、 ヒ ドロキシルァミン塩酸塩 (12.7g, 183 mmol) , 酢酸ナトリゥム (23.1 g, 282 mmol) をエタノール (400 ml) および水 (150 ml) の混合溶媒に溶解し、 80°Cで 2時間撹拌した。 減圧下に て反応液を濃縮し、 水を加えて酢酸ェチルで抽出した。 飽和塩化ナトリウム水溶 液で有機層を洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下にて濃縮することに より標題化合物 (20.6 g, 152 mmol, 91.8%) を得た。
一 NMR (300MHz, CDC13) δ=2.39(3H, s), 7.21 (2H, d, J=7.8Hz) , 7.47 (2H, d, J=8.4Hz) , 8.05 (1H bs), 8.15 (1H, s) .
(工程 A— 3) 3- p-トリル-イソキサゾール- 4 -力ルボン酸 メチルエステルの合 成
N—クロロコハク酸イミ ド (9.87 g, 73.4 mmol) およびピリジン (175 mg, 2.2 mmol) をクロ口ホルム (100 ml) に溶解し、 4-メチルベンズアルデヒ ドォキシム (10 g, 73.4 mmol) を加え、 溶液が透明になるまで撹拌した。 4-ニトロ安息香 酸 2-メ トキシカルボ二ルビニルエステル (9.22 g, 36.7 mmol) およぴトリエチ ルァミン (12.9 g, 128 mmol) のクロ口ホルム (180 ml) 溶液を 0°Cで 2時間か けてゆっく りと滴下した後に、 室温で一晩撹拌した。 飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え、 ジクロロメタンで抽出し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 減圧下溶 媒を留去した。 残渣をカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 5 : . 9 5) で精製して標題化合物 (1.56 g, 7.19 mmol, 19.6%) を得た。
^-NMR (300MHz, CDC13) δ =2.41 (3Η, s), 3.83 (3Η, s), 7.27 (2H, d, J=9.0Hz) , 7.67 (2H, d, J=8.4Hz) , 8.98 (1H, s) .
MS (ESI) m/z 218(M+H)+.
(工程 A— 4) 3-p-トリル-イソキサゾール- 4-カルボン酸の合成
3_p-トリル-イソキサゾ一ル- 4_カルボン酸 メチルエステル (3.1 g, 14.3 mmol) を THF (50 ml) に溶解し、 2N水酸化リチウム水溶液 (50 ml) を加えて 4 時間撹拌した。 その後、 0°Cにて 1N塩酸 (150 ml) を加え、 酢酸ェチルで抽出し た後に、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去して標題化合物 (2.89 g, 14.3 mmol, 100%) を得た。
一 NMR (300MHz, CDC13) δ =2.42 (3Η, s), 7.28 (2H, d, J=7.5Hz) , 7.66(2H, d, J=8.1Hz) , 9.09 (1H, s) .
MS (ESI) m/z 204(M+H)+.
(工程 A— 5) (3-p-トリル -4-ィソキサゾリル) -力ルバミン酸 1- (2-クロ口フエ 二ノレ)-ェチノレエステルの合成
3_p-トリル-イソキサゾール- 4-カルポン酸 (2 g, 9.90 mmol)、 1-(2-クロロフ ェュル) -エタノール (4.65 g, 29.7 mmol)、 ジフエ二ルリン酸アジド (3.06 g, 11.9 mmol) およびト リェチルァミ ン (1.10 g, 10.9 mmol) をトルエン (60 ml) に溶解し、 90°Cで 1時間撹拌した。 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた 後、 酢酸ェチルで抽出し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 減圧下溶媒を留去した。 残渣をカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 8 0 : 2 0〜 1 0 : 9 0) で精製して標題化合物 (2.07 g, 5.80 mmol, 58.6%) を得た。
^-NMR (300MHz, CDC13) δ =1.58 (3Η, d, J=6.6Hz) , 2.45 (3H, s), 6.25 (1H, q, J=6.6Hz) , 6.41(1H, s), 7.10 - 7.60 (8H, m) , 8.89(1H, s) .
MS (ESI) m/z 357(M+H)+.
(工程 A— 6 ) [3- (4 -ブロモメチルフエ二ル)-ィソキサゾリル] -力ルバミン酸
1 -(2-ク口口フエニル) -ェチルエステルの合成
(3-p-トリノレ - 4 -ィソキサゾリル) -力ルパミン酸 1- (2-ク口口フエニル) -ェチル エステル (2. 07 g, 5. 80 ramol ) , Ν -プロモコハク酸イ ミ ド (1. 55 g, 8. 70 mmol) および無水過安息香酸 (187 rag, 0. 58 mmol) をベンゼン (50 ml) に溶解 し、 一晩加熱還流した。 その反応液に 20%チォ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、 酢酸ェチルで抽出し、 有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、 無水硫酸ナ トリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 残渣をカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 9 5 : 5〜8 5 : 1 5 ) で精製して標題化合物 (1. 62 g, 3. 73 mmol, 64. 4%) を得た。
JH-NMR (300MHz, DMS0 - d6) δ =1. 51 (3Η, s) , 4. 77 (2Η, s), 6. 08 (1Η, ra) , 7. 15- 7. 80 (8H, m) , 9. 12 (1H, s) , 9. 44 (1H, ra) .
(工程 A— 7 ) 3 -(4_ {4_ [1- (2 -ク口口フエ-ル) -ェトキシカルボニルァミノ] - 3 - ィソキサゾリル} -べンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチルエステルの合成
[3 -(4-ブロモメチルフエ二ル)-ィソキサゾリル] -カルバミン酸 1- (2-クロロフ ェ-ル)-ェチルエステル (615 rag, 1. 41 mmol) のジクロロメタン (18 ml) 溶液 に、 トリェチルァミン (855 mg, 8. 47 mmol) および 3-メルカプトプロピオン酸 メチルエステル (445 mg, 4. 23 mmol) を加え、 室温にてー晚撹拌した。 水を加 え酢酸ェチルで抽出し、 その有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥した後に、 減圧下溶媒を濃縮した。 シリカゲルクロマトダラ フィ一にて精製 (へキサン:酢酸ェチル = 2 : 1 ) を行って、 標題化合物 (58. 5 mg, 0. 123 mmol, 8. 7%) を得た。
<合成方法 B >
(工程 B— 1 ) 4-クロロメチルベンズアルデヒ ドの合成
4_クロロメチル安息香酸 (15. 08 g, 88. 40 mmol) をアルゴン雰囲気下、 THF (150 ml) に溶解し、 氷冷下 1M ボラン · THF complex (135 ml, 135. 00 mmol) をゆっく り滴下した。 室温で 2時間撹拌した後に、 1N硫酸 (160 ml) を加えて 1時間撹拌し、 酢酸ェチル抽出を行った。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥した後に、 減圧下溶媒を留去した。 得られた粗生成物をジク
ロロメタン (300 ml) に溶解し、 二酸化マンガン (76. 94 g, 885. 0 mmol) を加 えて、 室温で終夜撹拌した。 セライ トろ過後、 ろ液を減圧下留去して、 標題化合. 物 (11. 93 g, 87%) を得た。
¾ -顧 R (300MHz, CDC13) δ =4. 64 (2Η, s), 7. 57 (2H, d, J=6. 9Hz) , 7. 89 (2H, d, J=6. 9Hz) , 10. 03 (1H, s) .
(工程 B— 2 ) 4-クロロメチルベンズアルデヒ ドォキシムの合成
4-ク口ロメチルベンズァルデヒ ド (11. 93 g, 77. 17 mmol) をエタノール (200 ml) に溶解し、 ヒ ドロキシルァミン塩酸塩 (10. 73 g, 154. 41 mmol) を加えて、 5 0 °Cで 3時間撹拌した。 エタノールを減圧留去した後に、 水を加えて酢酸ェチ ルで抽出し、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 減圧下溶媒を留 去して、 標題化合物 (12. 69 g, 97%) を得た。
丽 R (300MHz, CDCI3) δ =4. 59 (2Η, s), 7. 40 (2H, d, J=7. 2Hz) , 7. 57 (2H, d, J=7. 2Hz) , 7. 85-8. 10 (1H, m) , 8. 14 (H, s) .
(工程 B— 3 ) N-ヒ ドロキシ -4-ク口ロメチルベンゼンカルボキシィミ ドイルク 口ライ ドの合成
4-ク口ロメチルベンズアルデヒ ドォキシム ( 12. 69 g, 74. 82 mmol ) を DMF (250 ml) に溶解し、 N-クロロコハク酸イミ ド (12. 00 g, 89. 87 mmol) , 次いで 4N塩酸- 1,4-ジォキサン (120 ml) を加えて、 室温で 30 分間撹拌した。 水を加 えて酢酸ェチルで抽出し、 有機層を水、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウム で乾燥した後に、 減圧下溶媒を留去して、 標題化合物 (15. 27 g, 100%) を得た。 ¾ - NMR (300MHz, CDC13) δ =4. 60 (2Η, s), 7. 43 (2H, d, J=7. 5Hz), 7. 84 (2H, d, J=7. 5Hz) , 8. 12-8. 19 (1H, m) .
(工程 B— 4 ) 3- (4 -ク口ロメチルフエ-ル) -ィソキサゾール- 4 -力ルボン酸 メ チルエステノレの合成
N -ヒ ドロキシ- 4 -クロロメチルベンゼンカルボキシイミ ドイルクロライ ド (15. 27 g, 74. 82 mmol) をジクロロメタン (300 ml) に溶解し、 3-メ トキシァ クリル酸メチル (10. 43 g, 89. 82 mmol) を加えた後に、 トリェチルァミン (21 ml, 151 mmol) をゆつく り滴下し、 室温で終夜撹拌した。 水を加えて、 ジクロロ
メタンで抽出し、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒 を留去した。 得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (へキサン:酢. 酸ェチル =5 ; 1) で精製して、 標題化合物 (9.67 g, 51%) を得た。
¾ - NMR(300MHz, CDC13) δ =3.84 (3Η, s), 4.63 (2H, s), 7.49 (2H, d, J=6.9Hz) , 7.70 (2H, d, J=6.9Hz), 9.01 (1H, s) .
(工程 B— 5) 3- (4-ク口ロメチルフエエル) -ィソキサゾール -4 -力ルボン酸の合 成
3 -(4 -ク口ロメチルフエ-ル) -ィソキサゾール -4-カルボン酸 メチルエステル (7.59 g, 30.16讓 ol) を THF -水 (2:1, 225 ml) に溶解し、 水酸化リチウム一 水和物 (5.06 g, 120.6 mmol) を加えて室温で 6時間撹拌した。 THFを減圧下留 去し、 2N塩酸を加えて、 反応液を弱酸性にしてから酢酸ェチルで抽出した。 有 機層を飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去して、 標題化合物 (7.14 g, 100%) を得た。
-醒 R(300MHz, CDC13) δ =4.70 (2Η, s), 7.52 (2H, d, J=8.4Hz) , 7.77 (2H, d, J=8.4Hz) , 9.31 (1H, s).
(工程 B一 6 ) [3- (4-ク口ロメチルフヱ二ル)-ィソキサゾリル] -力ルバミン酸 1 -(2-ク口口フヱニル)-ェチルエステルの合成
3_(4-クロロメチルフエ-ル) -イソキサゾール- 4-カソレボン酸 (5.78 g, 24.32 mmol)、 ト(2—クロ口フエ二ノレ)—エタノール (7.66 g, 48.91 mmol)、 ジフエ-ル リン酸アジド (8.11 g, 29.47 mmol) およぴトリエチルァミン (3.71 g, 36.66 mmol) をトルエン (70 ml) に溶解し、 90°Cで 2時間撹拌した。 減圧下溶媒を留 去してから水を加えて、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄、 無 水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 得られた粗生成物を、 シリ 力ゲルクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル =4 : 1) で精製して、 標題 化合物 (6.78 g, 71%) を得た。
^-NMR (300MHz, CDC13) δ =1.57 (3Η, d, J=6.6Hz) , 4.62 (2H, s), 6.23 (1H, q, J=6.6Hz) , 6.36 (1H, brs), 7.20— 7.62 (8H, m), 8.89 (1H, s).
MS (ESI) m/z 391(M+H)+.
(工程 B -7) 3_(4- {4 - [1- (2 -ク口口フヱニル)-ェトキシカルボエルァミノ] - 3 - ィソキサゾリル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチノレエステルの合成
[3 -(4 -ク口ロメチルフエ-ル)-ィソキサゾリル] -力ルパミン酸 1- (2 -クロロフ ヱ二ル)-メチルエステル (3.51 g, 8.97 mmol) をジクロロメタン (70 ml) に溶 解し、 3 -メルカプトプロピオン酸 メチルエステル (4.46 g, 37.11 mmol) およ ぴトリエチルァミン (5.45 g, 53.86 mmol) を加えて、 室温で終夜撹拌した。 減 圧下溶媒を留去した後に、 シリカゲルクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチ ル =4 : 1) で精製して、 標題化合物 (2.80 g, 66%) を得た。 なお、 ここで得 た化合物の NMRおよび MSスぺク トルは、 実施例 1工程 A— 7で得た化合物の スぺク トルと一致した。
実施例 2 :
3 -(4- {4- [卜(2 -ク口口フヱニル)-ェトキシカルボニルァミノ ]-3-ィソキサゾリ ル} -ベンジルスルファエル)-プロピオン酸の合成 (化合物 2)
実施例 1に従って得た 3- (4-{4- [1- (2-クロロフヱエル) -ェトキシカルボ-ル アミノ] - 3_ィソキサゾリル}-ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチルエス テル (37 mg, 0.078 mmol) のテトラヒ ドロフラン (1 ml) 溶液に、 1N 水酸化 リチウム溶液 (1 ml) を加え、 室温で 2時間撹拌した。 1N塩酸 (1.5 ml) を加 えた後に、 酢酸ェチル (3 ml) を加えて分液した。 有機層を飽和塩化ナトリウム 水溶液で洗浄した後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下にて溶媒を濃縮する ことにより、 標題化合物 (35.0 mg, 0.076 mmol, 97%) を得た。
実施例 3 :
3 -(4- {4- [(1R)- 1_(2-ク口ロフヱニル)-ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソキサ ゾリル } -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸の合成 (化合物 3 )
標題化合物を光学活性力ラムを用いたクロマトグラフィーによるラセミ体の光 学分割を利用した方法 (合成方法 A) および(1R) - 1 -(2-クロ口フエ-ル)ェタノ ールを用いた Curtius反応による方法 (合成方法 B) により合成した。
<合成方法 A>
(工程 A— 1) 光学分割法による 3- (4- {4- [(1R)-1- (2-クロ口フエニル) -ェトキ
シカルボ-ルァミノ]- 3 -ィソキサゾリル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチノレエステルの合成
3 -(4- {4 - [1- (2 -クロ口フエ二ル)-ェトキシカルボニルアミノ] - 3 -ィソキサゾリ ル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチノレエステノレ (110 mg, 0.232 mmol) を CHIRALCEL 0D カラム (2 cm I. D. x 25 cm L; DAICEL CHEMICAL IND. , LTD) を用いて高速液体クロマトグラフィー (HPLC) (へキサン:エタノール = 8 : 2) で光学分割し、 標題化合物 (R体、 54 mg, 49%) をその S体 (55 mg, 50%) と共に得た。 光学純度は光学活性カラムを用いた HPLC分析にて決定した。 <R体〉
MS (ESI) m/z 475(M+H)+.
光学純度 = 98%ee (HPLC分析: CHIRALCEL 0D (0.46 cm I. D. x 25 cm L)、 へキサ ン:エタノール =85: 15、 flow rate=l.0 ml/min、 保持時間 9.54 min)
< S体 >
光学純度 = 90°/。ee (HPLC分析: CHIRALCEL 0D (0.46 cm I. D. x 25 cm L)、 へキサ ン:エタノーノレ =85: 15、 flow rate=l.0 ml/min、 保持時間 10.91 min)
(工程 A— 2) 3- (4- {4- [(1R)- 1- (2-ク口ロフヱニル) -ェトキシカルボニルァミ ノ]- 3-ィソキサゾリル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸の合成
3- (4- {4 - [(1R)_1- (2 -ク口口フヱニル) -ェトキシカルボニルアミノ]- 3-ィソキ サゾリル} -ベンジルスルファニル)-プロピオン酸 メチルエステル (42 rag, 0.0885 mraol) から、 実施例 2の方法に従って、 標題化合物 (58 mg, 0.126 mmol, 100%) を得た。
ぐ合成方法 B >
(工程 B— 1 ) (R)-l- (2 -ク口口フエエル)エタノールの合成 .
2, -クロロアセトフエノン (11.90 g, 76.77 mmol) と(+) - B-クロロジイソピ ノカンフヱニルボラン ((+)- DIP- C1) (25.00 g, 77.88 mmol) を用いて、 文献 (J. Org. Chem. , 1985, 50, 5446; 1988, 53, 2916) に従って反応を行い、 標 題化合物を得た (8.81 g, 72°/。)。 光学純度はアセテート (無水酢酸、 トリェチル ァミン、 ジクロロメタンにて) に誘導後、 光学活性カラムを用いた HPLC分析に
て決定した。 .
〔α〕 D = 57. 8° (CH2C12, c=l. 83)
光学純度 = 92%ee (HPLC分析: CHIRALCEL OD (0. 46 cm I. D. x 25 cm L)、 へキサ ン :エタノール = 99 : 1、 flow rate=l. 0 ml/min、 保持時間 R体 4. 85 min (ピー ク面積 96. 1%)、 S体 5. 84 min (ピーク面積 3· 9%)
(工程 B - 2 ) 3 -(4 - {4_[ (1R) - 1- (2-ク口口フエ二ル)-工トキシカルボニルァミ ノ] - 3-ィソキサゾリル} -べンジルスルファニル) -プロピオン酸の合成
実施例 1工程 B— 5で合成した 3- (4 -ク口ロメチルフヱニル) -ィソキサゾー ル- 4_カルボン酸と(R) - 1- (2 -クロロフヱニル)エタノールを用いて、 実施例 1ェ 程 B— 6および 7と同様に反応を行い、 更に実施例 2と同様に加水分解して、 標 題化合物を得た。 なお、 ここで得た化合物の 1 H - NMRおよび MSスペク トルは、 実 施例 3工程 A _ 2で得た化合物のスぺクトルと一致した。
実施例 4 :
N-ァセチル- S- (4- {4- [1- (2-ク口口フエ-ル)ェトキシカルボ二ルアミノ] -3-ィソ キサゾリル }ベンジル) -L-システィンの合成 (化合物 4 )
化合物 1と N -ァセチル -L-システィンを用いて、 実施例 1工程 B— 7と同様の 反応を行い、 標題化合物を得た。
実施例 5 :
2- (4- {4- [1-(2-ク口口フエニル) -ェ トキシカルボニルアミノ] - 3-ィソキサゾリ ル} -ベンジルスルファ二ル)-エタンスルホン酸の合成 (化合物 5 )
化合物 1 (100 mg, 0. 256 ramol) と 2 -メルカプトエタンスルホン酸ナトリウ ム塩 (127 mg, 0. 774 mmol) を用いて、 実施例 1工程 B— 7と同様の反応を行い、 標題化合物を得た (50 mg, 39%)。
実施例 6 :
3- (4- {4- [ (lR) - 1-(2 -プロモフエニル) -ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソキサ ゾリル} -ベンジルスルファ二ル)-プロピオン酸の合成 (化合物 6 )
(工程 1 ) [3 -(4 -クロロメチルフヱニル) -イソキサゾリル] -カルパミン酸 (1R) - 1- (2-ブロモフエニル) -ェチルエステノレの合成
3 -(4-クロロメチルフエ ^ル)-イソキサゾール- 4-カルボン酸 (実施例 1工程 B 一 5化合物) (748 mg, 3. 17 mmol) と(R) -l -(2-プロモフヱ-ル) -エタノール (744 mg, 3. 70 mmol) を用いて、 実施例 1工程 B— 6の方法に従って反応を行 い、 標題化合物 (649 mg, 47%) を得た。
(工程 2 ) 3- (4- {4- [ (1R) -1- (2-ブロモフエ-ル) -エトキシカルボ-ルァミノ] - 3 -ィソキサゾリル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチルエステルの合 成
[3- (4 -ク口ロメチルフヱ二ル)-ィソキサゾリル] -力ルパミン酸 (1R) - 1 -(2 -ブ ロモフエニル) -ェチルエステル (287 mg, 8. 97 mmol) と 3-メルカプトプロピオ ン酸 メチルエステル (240 mg, 2. 00 mmol) を用いて、 実施例 1工程 B— 7の方 法に従って反応を行い、 標題化合物 (284 mg, 83%) を得た。
MS (ESI) m/z 519 (M+H) +, 521 (M+2+H) +.
(工程 3 ) 3- (4- {4- [ (1R) - 1- (2_プロモフヱ二ル)-ェトキシカルボニルアミノ] -
3 -ィソキサゾリル} -ベンジルスルファエル)-プロピオン酸の合成
3- (4- {4- [ (1R) -1- (2-ブロモフヱ-ル) -ェトキシカルボニルァミノ]- 3-ィソキ サゾリル } -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチルエステル (138 mg,
0. 266 mmol) を用いて、 実施例 2と同様に反応を行って、 標題化合物 (70 rag,
52%) を得た。
実施例 7 :
N-ァセチル- S- (4- {4- [ (1R) - 1- (2-ブロモフヱニル)ェトキシカルボニルァミノ] - 3 -イソキサゾリル }ベンジル) -L-システィンの合成 (化合物 7 )
[3- (4 -ク口ロメチルフヱニル) -ィソキサゾリル] -力ルパミン酸 (1R) - 1 -(2 -ブ 口モフヱ二ル)-ェチルエステル (実施例 6工程 1化合物) (102 mg, 0. 234 mmol) と N -ァセチル- L -システィンを用いて、 実施例 1工程 B— 7と同様に反応 を行って、 標題化合物 (88 mg, 67%) を得た。
実施例 8 :
3 -(4- {4- [1- (2-クロロ- 1 -シク口ペンテニル) -ェトキシカルボニルァミノ ] -3 -ィ ソキサゾリル} -ベンジルスルファニル)プロピオン酸の合成 (化合物 8 )
(工程 1 ) 2-ク口口- 1-シクロペンテン -カルボアルデヒ ドの合成
アルゴン雰囲気下、 シクロペンタノン (500 mg, 5. 94 mmol) を無水トルエン. (10 ml) に溶角军し、 無水ジメチルホルムアミ ド (687 μ 1, 8. 91 mmol) とォキシ 塩化リ ン (830 μ 1, 8. 91 mmol) を滴下して、 室温で 2 時間撹拌した。 水 (15 ml) を加えて 30分撹拌した後、 4N水酸化ナトリゥム水溶液 (9 ml) を加えて、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、 無水 硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去することにより、 標題化合物 (636 mg, 4. 87 mmol, 82. 0%) を得た。
(工程 2 ) 1- (2-ク口ロ- 1 -シク口ペンテュル) -エタノールの合成
アルゴン雰囲気下、 2 -ク口口- 1 -シク口ペンテン -カルボアルデヒ ド (630 mg, 4. 82 mmol) を無水テトラヒドロフラン (19 ml) に溶解し、 0°Cにてメチルマグ ネシゥムブロマイド (1. 4M トルエン溶液、 4. 1 ml) を滴下し、 室温にて 30分撹 拌した。 0°Cでイソプロパノール (2 ml) を加え、 減圧下溶媒を留去した後、 1N 塩酸を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄 した後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 シリカゲルクロ マトグラフィ一にて精製 (へキサン:酢酸ェチル = 10 : 1〜6 : 1) することによ り、 標題化合物 (294 mg, 2. 01 mmol, 1. 6%) を得た。
(工程 3 ) [3- (4_クロロメチル-フエ-ル)- 4-イソキサゾリル] -力ルバミン酸 1-
(2-ク口口 -1-シク口ペンテ二ノレ)ェチルエステノレの合成
3 -(4-ク口ロメチル-フエ二ノレ) -ィソキサゾール -4-カルボン酸 (500 mg, 2. 10 mmol) と 1一(2—ク口口- 1-シク口ペンテ二ノレ)—エタノ一ノレ (243 mg, 1. 68 mmol) より、 実施例 1工程 B— 6の方法に従って、 標題化合物 (435 mg, 1. 14 mmol,
67. 9%) を得た。
MS (ESI) m/z 381 (M+H) +.
(工程 4 ) 3- (4- {4- [1- (2-クロ口- 1-シクロペンテュル)-エトキシカルボ-ルァ ミノ] - 3 -ィソキサゾリル} -べンジルスルファニル-プロピオン酸 メチルエステル の合成
[3 -(4 -ク口ロメチル-フヱニル) - 4 -ィソキサゾリル] -カルパミン酸 1 -(2 -ク口
口- 1-シクロペンテエル)ェチノレエステル (375 mg, 0.989 mmol) と 3-メルカプ トプロピオン酸 メチルエステル (329μ1, 2.97 mmol) より、 実施例 1工程 B— 7の方法に従って、 標題化合物 (324 mg, 0.697 mmol, 70.4%) を得た。
MS (ESI) m/z 465(M+H)+.
(工程 5) 3- (4_{4- [1 -(2_クロ口- 1 -シクロペンテニル) -エトキシカルボニルァ ミノ]- 3-イソキサゾリル } -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸の合成
3- (4 - {4- [1- (2 -ク口ロ- 1 -シク口ペンテ二ル)-ェトキシカルポニルァミノ] - 3_ イソキサゾリル } -ベンジルスノレファ -ル) -プロピオン酸 メチノレエステノレ (100 rag, 0.215 mmol) より、 実施例 2の方法に従って、 標題化合物 (56.3 mg, 0.125 mmol, 58.1%) を得た。
実施例 9 :
3- (4 - {4_[(1R)- 1- (2 -ク口口- 1-シク口ペンテュル)-ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソキサゾリル} -ベンジルスルファ二ノレ)プロピオン酸の合成 (化合物 9) (工程 1 ) 3_(4- {4- [(1R) - 1- (2-ク口口- 1-シク口ペンテュル)-ェトキシカルボ- ルァミノ]- 3-イソキサゾリル } -ベンジルスルファ-ル -プロピオン酸 メチルエス テルの合成
3- (4 - {4- [1- (2-ク口口- 1 -シク口ペンテュル)-ェトキシカルボニルァミノ] _3_ ィソキサゾリル} -ベンジノレスノレファニル-プロピオン酸' メチノレエステル (156 mg 0.336 mmol) を CHIRALCEL 0D カラム (2 cm I. D. x 25 cm L; DAICEL CHEMICAL IND., LTD) を用いて高速液体クロマトグラフィー (HPLC) (へキサン:イソプロ パノール =9 : 1) で光学分割し、 標題化合物 (R体、 30 rag, 19%) をその S体 (38 mg, 25%) と共に得た。 光学純度は光学活性カラムを用いた HPLC分析にて 決定した。
く尺体>
MS (ESI) m/z 465(M+H)+.
〔ひ〕 D =-27.6° (MeOH, c=0.590)
光学純度 = 95 ee (HPLC: CHIRALCEL 0D (0.46 cm I. D. x 25 cm L)、 へキサン: ィソプロパノール =9: 1、 flow rate=l.0 ml/min、 保持時間 16.34 min)
く S体〉 .
〔ひ〕 D = 25.5° (MeOH, c=0.675)
光学純度 = 93%ee (HPLC: CHIRALCEL OD (0.46 cm I. D. x 25 cm L)、 へキサン: イソプロパノール =9: 1、 flow rate=l.0 ml/min、 保持時間 18.54 min)
(工程 2) 3- (4 - {4- [(1R)-1 -(2-クロ口- 1-シクロペンテュル) -エトキシカルボ二 ルアミノ] -3-ィソキサゾリル} -べンジルスルファニル) -プロピオン酸の合成
3- (4- {4- [(1R)-1 -(2-ク口口- 1-シク口ペンテュル) -ェトキシカルボニルァミ ノ]- 3 -ィソキサゾリル}-ベンジルスルフ了ニル-プロピオン酸 メチルエステル (21.9 mg, 0.0471 mmol) より、 実施例 2の方法に従って、 標題化合物 (20.5 mg, 0.0455 mmol, 96.7%) を得た。
実施例 1 0 :
3-(4-{4-[1-(2-ク口口 -1-シク口へキセ-ル)-ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィ ソキサゾリル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸の合成 (化合物 1 0) (工程 1) 2-クロ口- 1 -シクロへキセン-カルボアルデヒ ドの合成
シクロへキサノン (1.0 g, 10.2 mmol) より、 実施例 8工程 1と同様の方法に 従って、 標題化合物 (1.32 g, 9.13 mmol, 92.3%) を得た。
(工程 2) 1_(2-ク口ロ- 1 -シク口へキセ -ル) -エタノールの合成
2 -クロ口- 1 -シクロへキセン-力ルポアルデヒ ド (650 mg, 4.50 mmol) より、 実施例 8工程 2と同様の方法に従って、 標題化合物 (335 mg, 2.09 mmol, 46.3%) を得た。
(工程 3) [3 -(4-クロロメチル -フエニル) -4-イソキサゾリル] -力ルバミン酸 1- (2 -ク口口- 1 -シクロへキセニノレ)ェチルエステルの合成
3- (4-クロロメチル-フエニル) -イソキサゾ一ル- 4-カルボン酸 (500 mg, 2.10 mmol) と 1- (2-クロ口 _1 -シクロへキセニル)一エタノール (270 mg, 1.68 mmol) より、 実施例 1工程 B - 6の方法に従って、 標題化合物 (521 mg, 1.32 mmol, 78.4%) を得た。
MS (ESI) m/z 396(M+H)+.
(工程 4) 3- (4- {4- [1- (2-ク口ロ- 1 -シク口へキセニル)-ェトキシカルボニルァ
ミノ] - 3-ィソキサゾリル べンジルスルファ二ル)-プロピオン酸 メチルエステ ルの合成
[3- (4-ク口ロメチル -フヱニル) -4-ィソキサゾリル] -カルバミン酸 1- (2 -ク口 口- 1-シクロへキセニノレ)ェチノレエステノレ (435 mg, 1.15 mmol) と 3 -メノレカプト プロピオン酸 メチルエステル (380μ1, 3.44 mmol) より、 実施例 1工程 B— 7 の方法に従って、 標題化合物 (437 mg, 0.913 mmol, 79.6%) を得た。
MS (ESI) m/z 479(M+H)+.
(工程 5) 3 -(4_{4- [1 -(2-ク口口- 1-シク口へキセニル) -ェトキシカルボニルァ ミノ]- 3-ィソキサゾリル} -ベンジルスルファニル) プロピオン酸の合成
3- (4 - {4- [1- (2-ク口ロ- 1 -シク口へキセ -ル) -ェトキシカルボ-ルァミノ]- 3- イソキサゾリル } -ベンジルスルファニル -プロピオン酸 メチルエステル (103 mg, 0.215 mmol) より、 実施例 2の方法に従って、 標題化合物 (94.7 mg, 0.204 mmol, 94.9%) を得た。
実施例 1 1 :
3_(4_{4-[1- (2-クロ口フエ-ル)ェトキシカルボニルァミノ ]-3 -ィソキサゾリル) ベンジルスルホニル)プロピオン酸の合成 (化合物 1 1 )
(工程 1 ) 3- (4- {4- [1- (2 -ク口口フエニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3-ィソ キサゾリノレ)ベンジルスルホニル)プロピオン酸 メチルエステルの合成
3- (4- {4- [1-(2 -クロロフヱニル) -ェトキシカルボニルアミノ]- 3-ィソキサゾリ ル} -ベンジルスルファニル) -プロピオン酸 メチルエステル (化合物 1 ) (82 mg, 0.173 mmol) のジクロロメタン溶液 (10 ml) に、 m-クロ口過安息香酸 (92 mg, 0.533 mmol) を加えて、 室温で 2時間撹拌した。 反応液に 1N炭酸ナトリウム水 溶液を加えて、 ジクロロメタンで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去して、 得られた粗生成物をシリカゲル クロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル =4 : 1) で精製して、 標題化合物 (83 mg, 95%) を得た。
MS (ESI) m/z 507 (M+H)+.
(工程 2) 3- (4_{4- [1_(2-クロ口フエ-ル)ェトキシカルボ-ルアミノ]- 3 -ィソ
キサゾリル}ベンジルスルホ -ル)プロピオン酸の合成
3 -(4 - {4 - [1 -(2 -クロロフヱ-ル)ェトキシカルポニルアミノ]- 3-ィソキサゾリ ル}ベンジルスルホニル)プロピオン酸 メチルエステルを用いて、 実施例 2と同 様に反応を行って、 標題化合物 (24 mg, 30%) を得た。
実施例 1 2 :
3_(4-{4-[(11 -1-(2-ブロモフェニル)ェトキシカルポ-ルアミノ]- 3 -ィソキサゾ リル }ベンジルスルホニル)プロピオン酸の合成 (化合物 1 2)
3 -(4- {4- [(1R)- 1- (2 -プロモフヱニル) -ェトキシカルボニルァミノ]- 3-ィソキ サゾリル } -ベンジルスルファニル)プロピオン酸 メチルエステル (実施例 6工程 2化合物) を用いて、 実施例 1 1と同様に反応を行って、 標題化合物を得た (55 mg, 76%)。
実施例 1 3 :
3_(4- {4-[1 -(2-ク口ロ- 1 -シク口へキセニル)ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソ キサゾリル }ベンジルスルホニル)プロピオン酸の合成 (化合物 1 3)
3- (4- {4- [1- (2-ク口口- 1-シク口へキセニノレ) -ェトキシカルポニルアミノ] - 3- イソキサゾリノレ) -ベンジルスルファニル) プロピオン酸 メチルエステル (実施 例 1 0工程 4化合物) を用いて、 実施例 1 1と同様に反応を行って、 標題化合物 を得た (6.2 rag, 11%)。
実施例 14 :
{[2- (4- {4- [1- (2-ク口ロフヱニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィソキサゾリ ル}フ ニル)工チル]チォ }酢酸の合成 (化合物 14)
(工程 1) 4_(2-クロロェチル)ベンズアルデヒ ドの合成
4_(2-クロロェチル) -安息香酸 (2.00 g, 10.83 mmol) をアルゴン雰囲気下、 THF (40 ml) に溶解し、 氷冷下 1M ボラン · THF complex (16 ml, 16.00 mmol) をゆつく り滴下した。 室温で 2時間撹拌した後に、 1N硫酸 (36 ml) を加えて 1 時間撹拌し、 酢酸ェチルで抽出を行った。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥した後に、 減圧下溶媒を留去した。 得られた粗生成物をジク ロロメタン (50 ml) に溶解し、 二酸化マンガン (10.00 g) を加えて、 室温で終
夜撹拌した。 セライ トろ過し、 ろ液を減圧下留去して、 標題化合物 (1.71 g, 91%) を得た。 . (工程 2) 4 -(2-クロロェチル)ベンズアルデヒ ドォキシムの合成
4 -(2-クロロェチル)ベンズアルデヒ ド (1.70 g, 10.08 mmol) をエタノール (35 ml) に溶解し、 ヒ ドロキシルァミン塩酸塩 (1.05 g, 15.11 mmol) を加え て、 50°Cで 2時間撹拌した。 エタノールを減圧留去した後に、 水を加えて酢酸ェ チルで抽出し、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 減圧下溶媒を 留去して、 標題化合物 (1.75 g, 95%) を得た。
(工程 3) N-ヒ ドロキシ- 4- (2-クロロェチル)ベンゼンカルボキシイミ ドイルク 口ライドの合成
4_(2 -クロロェチル)ベンズアルデヒ ドォキシム (1.74 g, 9.48 mmol) を DMF (40 ml) に溶解し、 N -クロロコハク酸イミ ド (1.52 g, 11.38 mmol), 次いで 4N塩酸- 1,4-ジォキサン (20 ml) を加えて、 室温で 1 時間撹拌した。 水を加え て酢酸ェチルで抽出し、 有機層を水、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで 乾燥した後に、 減圧下溶媒を留去して、 標題化合物 (2.07 g, 100%) を得た。
(工程 4) 3 -(4-(2-ク口ロェチル)フエニル) -ィソキサゾール -4-カルボン酸 メ チルエステルの合成
N -ヒ ドロキシ- 4- (2-ク口ロェチル)ベンゼンカノレボキシィミ ドイルクロライ ド (2.07 g, 9.48 mmol) をジクロロメタン (5 ml) に溶解し、 3 -メ トキシアタリ ル酸 メチルエステル (1.32 g, 11.37 mmol) を加えた後に、 トリェチルァミン (1.92 g, 18.97 mmol) をゆつくり滴下し、 室温で終夜撹拌した。 水を加えて、 ジクロロメタンで抽出し、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリゥムで乾燥し、 減 圧下溶媒を留去した。 得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (へキ サン:酢酸ェチル = 5 : 1) で精製して、 標題化合物 (1.46 g, 58%) を得た。 MS (ESI) m/z 266 (M+H)+.
(工程 5) 3-(4-(2-クロロェチル)フエ-ル)-ィソキサゾール -4-カルボン酸の合 成
3- (4- (2-クロロェチル)フエニル) -ィソキサゾール -4-カルボン酸 メチルエス
テル (1.46 g, 5.49 mmol) を THF -水 (2:1, 30 ml) に溶解し、 水酸化リチウム 一水和物 (922 mg, 21.97 mmol) を加えて室温で 6時間撹拌した。 THF を減圧下 留去し、 2N塩酸を加えて、 反応液を弱酸性にしてから酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去し 'て、 標題化合物 (1.38 g, 100%) を得た。
MS (ESI) ra/z 252 (M+H)+.
(工程 6) [3 -(4- (2 -ク口ロェチル)フエ-ル) -ィソキサゾリル]-カルバミン酸 1 -(2-ク口口フエ二ノレ)-ェチノレエステルの合成
3 -(4- (2-クロロェチル)フエ-ル) -イソキサゾール- 4-カルボン酸 (710 mg, 2.82 ramol)、 1_(2_ク口口フエ二ノレ)—エタノーノレ (530 mg, 3.38 mmol) ジフエ ュルリン酸アジド (930 mg, 3.38 mmol)、 トリェチルァミン (1.43 g, 14.13 mmol) をトルエン (15 ml) に溶解し、 90°Cで 1 時間撹拌した。 減圧下溶媒を留 去してから水を加えて、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄、 無 水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 得られた粗生成物を、 シリ 力ゲルクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 5 : 1) で精製して、 標題 化合物 (963 rag, 84%) を得た。
MS (ESI) m/z 405 (M+H)+.
(工程 7) {[2-(4-{4-[1_(2-クロロフエニル)ェトキシカルボニルアミノ]- 3 -ィ ソキサゾリル}フエニル)ェチノレ]チォ }酢酸 メチルエステルの合成
[3- (4- (2-クロロェチル)フエ二ル)-ィソキサゾリル]-カルパミン酸 1 -(2-クロ 口フエ二ル)-ェチルエステル (481 mg, 1.19 mmol) をクロ口ホノレム (10 ml) に 溶解し、 メチルチオグリコレート (379 mg, 3.57 mmol)、 トリェチルァミン (600 mg, 5.93 mmol) を加えて、 50°Cで終夜撹拌した。 減圧下溶媒を留去した 後に、 シリカゲルクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル =4 : 1) で精製 して、 標題化合物 (190 mg, 34%) を得た。
MS (ESI) m/z 475 (M+H)+.
(工程 8) {[2-(4- {4_[1 -(2 -クロロフヱニル)ェトキシカルボニルァミノ] -3 -ィ ソキサゾリル}フエ-ル)ェチル]チォ }酢酸の合成
{ [2 -(4— {4— [1- (2 -ク口口フエニル)ェトキシカルボニルアミノ] - 3-ィソキサゾ リ ノレ}フエニル)ェチル]チォ }酢酸メチノレエステル (183 mg, 0. 385 ramol) を用い て、 実施例 2と同様に反応を行って、 標題化合物を得た (123 mg, 69%)。
実施例 1 5 :
{3- [2- (4 - {4 - [1 -(2 -ク口口フエ-ル)ェトキシカルボ-ルァミノ] - 3-ィソキサゾ リル }フエ二ル)ェチル]チォ }プロピオン酸の合成 (化合物 1 5 )
(工程 1 ) {3- [2- (4- {4- [1- (2-ク口ロフヱ-ル)ェトキシカルボ-ルァミノ] - 3 - ィソキサゾリル}フエニル)ェチル]チォ }プロピオン酸 メチルエステルの合成 実施例 1 4工程 6で得られた [3- (4- (2-クロロェチル)フエ-ル) -ィソキサゾリ ル]-力ルバミン酸 1- (2-クロ口フエ二ル)-ェチルエステノレ (481 mg, 1. 19 mmol) と 3-メルカプトプロピオン酸 メチルエステル (430 mg, 3. 58 mmol) を 用いて、 実施例 1 4工程 7と同様に反応を行って、 標題化合物 (44 mg, 8%) を 得た。
MS (ESI) m/z 489 (M+H) +.
(工程 2 ) {3 - [2- (4_ {4_ [1 -(2 -クロロフヱ二ノレ)エトキシカルボ-ルァミノ] - 3- ィソキサゾリル}フエニル)ェチル]チォ }プロピオン酸の合成
{3- [2- (4 - {4- [1- (2-クロロフヱニル)ェトキシカルボエルァミノ] - 3-ィソキサ ゾリル}フエニル)ェチル]チォ }プロピオン酸 メチルエステル (44 mg, 0. 090 mmol ) を用いて、 実施例 2と同様に反応を行い、 標題化合物を得た (29 mg, 68%)。
実施例 1 6 :
{ [2- (4- {4- [1- (2-クロロシクロペンテエル)ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソ キサゾリル }フヱ-ル)ェチル]チォ }酢酸の合成 (化合物 1 6 )
(工程 1 ) {3- [4- (2-クロロェチル)フヱエル] -ィソキサゾリル} -カルバミン酸 1- (2-ク口口シク口ペンテ二ル)-ェチルエステルの合成
3- (4- (2-クロロェチル)フヱニル) -イソキサゾール- 4-カルボン酸 (308 mg, 1. 22 mmol ) と 1 -(2-クロロシクロペンテエル)-エタノール (270 mg, 1. 84 mmol) を用いて、 実施例 1工程 B— 6と同様に反応を行って、 標題化合物 (482
mg, 100%) を得た。 .
MS (ESI) m/z 395(M+H) +
(工程 2) {[2- (4- {4- [1- (2-ク口口シク口ペンテニル)ェトキシカルボニルァミ ノ]- 3-ィソキサゾリル}フヱニル)ェチル]チォ }酢酸 メチルエステルの合成
{3 - [4- (2 -ク口ロェチル)フエエル]-ィソキサゾリル}カルパミン酸 1- (2-クロ ロシクロペンテュル)-ェチルエステル (482 mg, 1.22 mmol) を用いて、 実施例 14工程 7と同様に反応を行って、 標題化合物 (69 mg, 12%) を得た。
MS (ESI) m/z 465(M+H)+.
(工程 3) {[2 -(4- {4- [1- (2 -クロロシクロペンテニル)ェトキシカルボニルァミ ノ]- 3-ィソキサゾリル}フエ-ル)ェチル]チォ }酢酸の合成
{ [2 -(4 - {4- [1- (2-ク口口シク口ペンテニル)ェトキシカルボエルァミノ]- 3-ィ ソキサゾリル}フエニル)ェチル]チォ }酢酸 メチルエステル (69 mg, 0.148 mmol) を用いて、 実施例 2と同様に反応を行って、 標題化合物を得た (36 mg, 54%) 0
実施例 1 7 :
{[2- (4- {4- [1- (2 -ク口口シク口へキセニル)ェトキシカルボニルアミノ] - 3-ィソ キサゾリル }フエニル)ェチル]チォ }酢酸の合成 (化合物 17)
(工程 1 ) [3- (4- (2-クロロェチル)フヱニル)-ィソキサゾリル] -カルパミン酸 1-
(2 -ク口口シク口へキセニノレ)-ェチノレエステノレの合成
3- (4- (2-クロロェチル)フエニル) -イソキサゾール -4-カルボン酸 (262 rag,
1.04 mmol) と 1一(2—ク口ロシク口へキセニノレ)—エタノーノレ (256 mg, 1.59 mmol) を用いて、 実施例 1工程 B— 6と同様に反応を行って、 標題化合物 (396 mg, 93%) を得た。
MS (ESI) m/z 409(M+H)+.
(工程 2 ) {[2 -(4- {4-[1 -(2-ク口ロシク口へキセニル)工トキシカルボニルアミ ノ]- 3 -ィソキサゾリル}フエニル)ェチル]チォ }酢酸 メチルエステルの合成
[3- (4 -(2-クロロェチル)フエニル) -ィソキサゾリル]-カルバミン酸 1- (2-ク口 ロシクロへキセ-ル)-ェチルエステル (396 mg, 0.97 mmol) を用いて、 実施例
14工程 7と同様に反応を行って、 標題化合物 (108 rag, 23%) を得た。
MS (ESI) m/z 479(M+H)+.
(工程 3 ) {[2 -(4 - {4 - [1-(2-ク口ロシク口へキセエル)ェトキシカルボニルアミ ノ]- 3 -ィソキサゾリル}フエニル)ェチル]チォ }酢酸の合成
{[2_(4-{4- [1_(2-ク口口シク口へキセニル)工トキシカルボニルァミノ] - 3-ィ ソキサゾリル}フエニル)ェチル]チォ }酢酸 メチルエステル (100 mg, 0.209 mmol) を用いて、 実施例 2と同様に反応を行って、 標題化合物を得た (79 mg, 81%)。
実施例 1 8 :
3- (4- {4- [1- (2-ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルアミノ] - 5 -ィソキサゾリ ル} -ベンジルスルファ二ル)-プロピオン酸の合成 (化合物 1 8)
(工程 1 ) 3- (tert -ブチルジメチルシリノレ)ォキシ - 3- (4-ク口ロメチルフエニル) プロピオン酸 tert-ブチルエステルの合成
アルゴン雰囲気下一 78°Cで、 Bu2Sn(0Tf)2 (690 mg, 1.30 mmol) のジクロロメ タン懸濁液 (δθ ml) に 4-クロロメチルベンズアルデヒ ド (2.00 g, 12.94 ramol) のジクロロメタン溶液 (10 ml) を滴下し、 次いで 1 - tert-ブトキシ- 1- [(tert -プチルジメチルシリル)ォキシ]ェテン (6.10 g, 26.47 mmol) のジクロ ロメタン溶液 (10 ml) を滴下して、 そのまま 2 時間撹拌した。 水を加えて、 ジ クロロメタンで抽出し、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧 下溶媒を留去した。 得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (へキサ ン :酢酸ェチル = 1 9 : 1) で精製して、 標題化合物 (4.96 g, 100%) を得た。
(工程 2) 3 -ヒ ドロキシ -3- (4- {[(3-メ トキシ- 3 -ォキソプロピル)チォ]メチル } フエニル)プロピオン酸 tert-ブチルエステノレの合成
3- (tert -プチルジメチルシリル)ォキシ - 3- (4 -ク口ロメチルフエニル)プロピオ ン酸 tert -ブチルエステル (3.25 g, 8.44 mmol) のクロ口ホルム溶液 (40 ml) に、 3_メルカプトプロピオン酸メチル (1.12 g, 9.32 mmol)、 トリェチルァミン (2.4 ml, 17.29 匪 ol)、 テトラプチルアンモニゥムョージド (156 mg, 0.42 ramol) を加えて、 50°Cで終夜撹拌した。 減圧下溶媒を留去し、 水を加えて酢酸ェ
チルで抽出し、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を 再び留去した。 得られた粗生成物を THF (35 ml) に溶解し、 1Mテトラブチルァ ンモ -ゥムフルオリ ド- THF溶液 (8. 5 ml, 8. 50 mmol) を加えて、 室温で 4時間 撹拌した。 減圧下溶媒を留去した後に、 水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 有機層 を飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 得 られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 3 : 1 ) で精製して、 標題化合物 (711 mg, 24%) を得た。
(工程 3 ) 3 - (4 - { [ (3-メ トキシ -3-ォキソプロピル)チォ]メチル }フェニル) -3-ォ キソ-プロピオン酸 tert-プチルエステルの合成
3 -ヒ ドロキシ- 3- (4- { [ (3-メ トキシ- 3 -ォキソプロピル)チォ]メチル }フヱニル) プロピオン酸 tert-ブチルエステル (695 mg, 1. 96 mmol) のジクロロメタン溶 液 (15 ml) に、 酢酸ナトリウム (810 mg, 9. 87 mmol)、 ピリジユウム ジクロメ ート (885 mg, 2. 35 mmol) を加えて、 室温で終夜撹拌した。 反応液にェチルェ 一テルを加えてろ過し、 ろ液を減圧下濃縮して、 得られた粗生成物をシリカゲル クロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 5 : 1 ) で精製して、 標題化合物 (494 mg, 71%) を得た。
(工程 4 ) 5- (4- { [ (3-メ トキシ- 3-ォキソプロピル)チォ]メチル }フエ二ル)ィソ キサゾール -4-カルボン酸 tert-ブチルエステルの合成
3_ (4- { [ (3-メ トキシ- 3-ォキソプロピル)チォ]メチル }フエ-ル) -3-ォキソ-プ ロピオン酸 tert-プチルエステル (472 mg, 1. 34 mmol) に N,N_ジメチルホルム アミ ドジメチルァセタール (5 ml) を加えて、 100°Cで 1時間撹拌した。 減圧下 溶媒を留去した後に、 残渣をエタノール (10 ml) に溶解し、 ヒ ドロキシルアミ ン塩酸塩 (280 mg, 4. 03 讓 ol) を加えて 70°Cで 2時間撹拌した。 減圧下溶媒を 留去後、 水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウ ムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグ ラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 5 : 1 ) で精製して、 標題化合物 (330 rag, 65%) を得た。
(工程 5 ) 5_ (4 - { [ (3 -メ トキシ- 3 -ォキソプロピル)チォ]メチル }フヱニル)イソ
キサゾール- 4-カルボン酸の合成
5 - (4- {[(3 -メ トキシ -3-ォキソプロピル)チォ]メチル }フエ二ル)イソキサゾ一 ル -4-カルボン酸 tert-ブチルエステル (300 rag, 0.80 mmol) に 4N塩酸- 1,4 -ジ ォキサン (10 ml) を加えて、 100°Cで終夜撹拌した。 減圧下溶媒を留去して、 標 題化合物 (250 mg, 98%) を得た。
(工程 6) 3- (4-[4- [1 -(2-クロロフヱ-ル)-ェトキシカルボニルアミノ]- 5 -ィソ キサゾリル]-ベンジルスルファ二ノレ)-プロピオン酸メチルエステルの合成
5_(4- {[(3-メ トキシ- 3-ォキソプロピル)チォ]メチル }フエニル)ィソキサゾー ル- 4 -力ルボン酸 (81 mg, 0.25 mmol) と 1一(2—ク口口フエ二ノレ)—エタノール (57 mg, 0.36讓 ol) を用いて、 実施例 1工程 B— 6と同様に反応を行い、 標題 化合物 (24 mg, 20%) を得た。
MS (ESI) m/z 475(M+H)+.
(工程 7) 3- (4- [4- [1_(2-クロロフヱ-ル) -ェトキシカルボ-ルァミノ]- 5-ィソ キサゾリル]-ベンジルスルファニル) -プロピオン酸の合成
3- (4- [4- [1 -(2-ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルアミノ] - 5-ィソキサゾリ ノレ] -ペンジノレスルファニル) -プロピオン酸 メチルエステル (22 mg, 0.046 mmol) のエタノール溶液 (1 ml) に、 2N塩酸 (2 ml) を加えて、 50°Cで 4時 間撹拌した。 減圧下溶媒を留去し、 水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 無水硫酸ナ トリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 得られた粗生成物をシリカゲルクロ マトグラフィー (ジクロロメタン: メタノール = 9 : 1) で精製して、 標題化合 物 (10 mg, 47%) を得た。
実施例 1 9 :
5 -(4-{4_[1_(2 -ク口口フエニル) -ェトキシカルボ-ルァミノ ]-3-ィソキサゾリ ル} -フ -ル)- 4-ペンタン酸の合成 (化合物 1 9)
(工程 1 ) 4-ョード -ベンズアルデヒ ド-ォキシムの合成
4ーョードーべンズアルデヒ ド (i.54g, 6.63 mmol) より、 実施例 1工程 B— 2 と同様の方法に従って、 標題化合物 (1.58g, 6.40 mmol, 96.3%) を得た。
MS (ESI) m/z 248 (M+H)+.
(工程 2) N-ヒ ドロキシ- 4_ョードベンゼン-カノレポキシイミ ドィノレクロライ ドの 合成
4-ョード -ベンズアルデヒ ド-ォキシム (1.57g, 6.36 mmol) より、 実施例 1ェ 程 B— 3と同様の方法に従って、 標題化合物 (1.79g, 6.36 mmol, 100%) を得た。
MS (ESI) m/z 282(M+H)+.
(工程 3) 3- (4-ョード -フヱニル) -イソキサゾール- 4 -力ルボン酸 メチルエステ ルの合成
N -ヒ ドロキシ- 4_ョードベンゼン-カルボキシイミ ドイルクロライ ド (1.79 g, 6.36 mmol) より、 実施例 1工程 B— 4と同様の方法に従って、 標題化合物 (1.14g, 3.47 mmol, 54.7%) を得た。
MS (ESI) m/z 330(M+H)+.
(工程 4) 3- (4-ョード-フヱニル)-ィソキサゾール -4-カルボン酸の合成
3- (4-ョード -フエニル) -イソキサゾール- 4 -力ルボン酸 メチルエステル (1.14 g, 3.47 mmol) より、 実施例 1工程 B— 5と同様の方法に従って、 標題化合物 (1.22 g, 3.87 mmol, 100%) を得た。
MS (ESI) m/z 316(M+H)+.
(工程 5) [3- (4-ョード -フエ-ル)- 4 -イソキサゾリル]-力ルバミン酸 卜(2-ク 口口フエ二ノレ)-ェチルエステルの合成
3-(4-ョード -フエ-ル) -イソキサゾール -4-カルボン酸 (430 mg, 1.37 mmol) と 2_クロ口 -α-メチル -ベンジルアルコール (Ι27μ 1, 0.956 mmol) より、 実施 例 1工程 B— 6の方法に従って、 標題化合物 (394 mg, 0.841 mmol, 87.9%) を 得た。
MS (ESI) m/z 469(M+H)+.
(工程 6) 5- (4_{4- [1_(2 -クロロフヱ二ル)-ェトキシカルボニルアミノ] - 3 -ィソ キサゾリル } -フヱニル) -4-ペンテン酸 メチルエステルの合成
[3- (4 -ョード-フヱニル)- 4-ィソキサゾリル]-カルパミン酸 1- (2-クロロフエ 二ル)-ェチルエステル (250 mg, 0.534 mmol) をジェチルイソプロピルァミン (2.5 ml)、 1,4 -ジォキサン (12.5 ml) に溶解し、 4-ペンテン酸ェチルエステル
(96 mg, 0. 748 ramol) , トリ -o-トリル-ホスフィン (65 mg, 0. 214 匪 ol)、 酢酸 パラジウム (12 mg, 0. 0534 mmol) を加え、 100°Cにて 4時間撹拌した。 1N塩酸 を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した 後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去することにより、 標題化合 物 (159 mg, 0. 340 mmol, 63. 6%) を得た。
MS (ESI) m/z 469 (M+H) +.
(工程 7 ) 5 -(4- {4 - [1-(2 -ク口ロフヱエル)-ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソ キサゾリル} -フエニル) - 4 -ペンタン酸 メチルエステルの合成
5-(4- {4- [1- (2-クロロフヱ二ル)-ェトキシカルボニルアミノ] - 3 -ィソキサゾリ ル} -フエ-ル)- 4-ペンテン酸 メチルエステル (160 mg, 0. 299 mmol) を酢酸ェ チル (10 ml) に溶解し、 パラジウム炭素 (dry、 25 mg) を加え、 室温にて 1 時 間水素添加反応を行った。 セライト濾過し、 減圧下にて溶媒を留去することによ り、 標題化合物 (148 mg, 0. 315 mmol, 92. 2%) を得た。
MS (ESI) m/z 471 (M+H) +.
(工程 8 ) 5- (4- {4- [1_ (2-クロロフヱニル) -エトキシカルボニルァミノ] - 3 -イソ キサゾリル } -フヱエル) -4-ペンタン酸の合成
5 -(4- {4- [1- (2-ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソキサゾリ ル} -フエ-ル) - 4 -ペンタン酸 メチルエステル (92 mg, 0. 195 mmol) より、 実施 例 2の方法に従って、 標題化合物 (63. 3 mg, 0. 143 mmol, 73. 3%) を得た。 実施例 2 0 :
3-(4- {4_ [1-(2-ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルァミノ] - 3-ィソキサゾリ ル} -ベンジルォキシカルボニルァミノ)-プロピオン酸の合成 (化合物 2 0 )
(工程 1 ) 3 -(4- {4- [1- (2-クロロフヱ-ル)-ェトキシカルボニルアミノ] - 3-ィソ キサゾリル} -ベンジルォキシカルボニルァミノ) -プロピオン酸 メチルエステル の合成
実施例 1工程 B— 6で得られた [3 -(4 -クロロメチルフヱ二ル)- 4 -ィソキサゾリ ル] -力ルバミン酸 1 -(2 -クロ口フエ二ル)-ェチルエステル (1. 0 g, 2. 56 mmol) を N, N-ジメチルホルムアミ ド (30 ml) に溶解し、 3 -ァミノプロピオン酸 メチ
ルエステル塩酸塩 (1.07 g, 7.67 mmol) と炭酸カリゥム (2.12 g, 15.3 mraol) を加えて 50°Cにてー晚撹拌した。 0°Cで 1N塩酸を加えて反応系を弱酸性とし、 酢酸ェチルで 3回抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和塩化 ナトリゥム水溶液で洗浄し、 無水硫酸ナトリゥムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去 後、 カラムクロマトグラフィー(メタノール: ジクロロメタン = 1 : 20)にて精 製を行って、 標題化合物 (138 mg, 11%) を得た。
MS (ESI) m/z 502(M+H)+.
(工程 2) 3- (4 - {4- [1- (2-クロロフヱニル) -ェトキシカルボエルアミノ]- 3 -ィソ キサゾリル } -ベンジルォキシカルボニルアミノ)-プロピオン酸の合成
3_(4- {4 - [1- (2-クロロフヱ-ル) -ェトキシカルボニルァミノ]- 3-ィソキサゾリ ル} -ベンジノレォキシカルボニルァミノ)-プロピオン酸 メチルエステノレ (97.5 mg, 0.194 mmol) より、 実施例 2と同様の方法に従って、 標題化合物 (94.6 mg, quant. ) を得た。
実施例 21 :
4- [(4 - {4- [1- (2-ク口口フエニル) -ェトキシカルポ-ルァミノ] - 3 -ィソキサゾリ ル} -フエニル) -アミノ]- (2R)- 2_ヒ ドロキシ- 4 -ォキソブタン酸 の合成 (化合物 2 1)
(2R)- 2-ァセトキシ- 4- [(4- {4- [1- (2 -ク口口フエ二ル)-ェトキシカルボエルァ ミノ ]_3 -ィソキサゾリル} -フエ-ル) -ァミノ ]-4-ォキソブタン酸 (132 mg, 0.256 扁 ol) をメタノール (2.5 ml) に溶解し、 1 N 水酸化ナトリウム水溶液 (2.5 ml) を加え、 室温にて 1時間撹拌した。 0°Cにて 1N塩酸 (2.6 ral) を加 えて反応系を弱酸性にし、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和塩化ナトリウム 水溶液で洗浄した後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下にて溶媒を濃縮する ことにより、 標題化合物 (111 rag, 92%) を得た。
実施例 22 :
4- [4-({[1- (2-ク口口フエニル)ェトキシ]カルボ二ル}アミノ)- 3-ィソキサゾリ ル]フエニル アセテートの合成 (化合物 22)
(工程 1) 4- (tert -ブチルジメチルシリルォキシ) -べンズアルデヒ ドォキシムの
合成 ·
4_ (tert-プチルジメチルシリルォキシ)-ベンズアルデヒ ドを用いて、 実施例 1 , 工程 B— 2と同様に反応を行って、 標題化合物を得た。
(工程 2 ) 4- (tert -プチルジメチルシリルォキシ) - N -ヒ ドロキシベンゼンカルボ キシイミ ドイルクロライ ドの合成
4 -(tert-プチルジメチルシリルォキシ) -ベンズアルデヒドォキシムを用いて、 実施例 1工程 B— 3と同様に反応を行って、 標題化合物を得た。
(工程 3 ) 3- (4- [tert -プチルジメチルシリルォキシ]フェエル)ィソキサゾ一ル- 4-カルボン酸メチルエステルの合成
4- (tert -プチルジメチルシリルォキシ)- N-ヒ ドロキシベンゼンカルボキシィミ ドイルクロライドを用いて、 実施例 1工程 B _ 4と同様に反応を行って、 標題化 合物を得た。
(工程 4 ) 3- (4-ヒ ドロキシフエ-ル)-イソキサゾール- 4-カルボン酸の合成 3 -(4- [tert-プチルジメチルシリルォキシ]フェニル)ィソキサゾール -4-カルボ ン酸メチルエステルを用いて、 実施例 1工程 B— 5と同様に反応を行って、 標題 化合物を得た。
(工程 5 ) 3- (4-ァセトキシフヱ-ル) -イソキサゾール- 4-カルボン酸の合成 3- (4 -ヒ ドロキシフエニル) -イソキサゾール- 4 -力ルポン酸 (1. 39 g, 6. 77 mmol) のジクロロメタン溶液 (120 ml) に、 無水酢酸 (2. 07 g, 20. 28 ramol) , トリェチルァミン (3. 43 g, 33. 90 ramol)、 4 - N, N -ジメチルァミノピリジン (84 rag, 0. 676 mmol) を加えて、 室温で 1時間撹拌した。 反応液を減圧下留去し、 水 を加えて、 酢酸ェチルで抽出を行い、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで 乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 得られた粗生成物にシリカゲルカラムクロマト グラフィー (酢酸ェチル) で精製して、 標題化合物を得た (1. 50 g, 78%) o
(工程 6 ) 4 - [4- ( { [1- (2-クロロフヱ二ル)エトキシ]カルボ二ル}ァミノ)- 3-イソ キサゾリル]フエエル アセテートの合成
3-(4-ァセトキシフヱ-ル)-ィソキサゾール -4-カルボン酸を用いて、 実施例 1 工程 B— 6と同様に反応を行って、 標題化合物を得た。
実施例 2 3 : '
1- (2-クロロフヱ-ル)ェチル 3- (4-ヒ ドロキシフヱ-ル)- 4-イソキサゾリルカル バメートの合成 (化合物 2 3 )
4 - [4- ( { [1- (2 -クロロフエニル)ェトキシ]カルボ二ル}ァミノ) - 3 -ィソキサゾリ ル]フエ-ル アセテート (2. 11 g, 5. 26 mmol) のテトラヒ ドロフラン溶液 (20 ml) に、 1M水酸化ナトリウム水溶液 (7. 0 ml) を加えて、 室温で 7時間撹拌し た。 反応液を減圧下留去し、 水を加え、 1M塩酸で中和した後に、 酢酸ェチルで 抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶 媒を留去して、 標題化合物を得た (1. 82 g, 96%) 0
実施例 2 4 :
5-(4_ {4_ [1- (2-クロ口フエニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィソキサゾリル} フエノキシ)ペンタン酸の合成 (化合物 2 4 )
(工程 1 ) 5- (4- {4_ [1-(2-ク口ロフヱニル)ェトキシカルボニルァミノ] -3-ィソ キサゾリル}フエノキシ)ペンタン酸 ェチルエステルの合成
1- (2-クロ口フエ二ノレ)ェチル 3 -(4 -ヒ ドロキシフエ二ル)- 4 -ィソキサゾリルカ ルバメート(80 mg, 0. 223 mmol) の N, N -ジメチルホルミアミ ド溶液 (2 ml) に 炭酸カリウム (60 mg, 0. 435 mmol) と 5-ブロモバレリン酸ェチルエステル (60 mg, 0. 287 mmol) を加えて、 100°Cで 1 時間撹拌した。 水を加えて、 酢酸ェチル で抽出し、 飽和食塩水で洗浄、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去 した。 得られた残查をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェ チル = 4 : 1 ) で精製して、 標題化合物を得た (59 mg, 55%)。
(工程 2 ) 5_ (4_ {4- [1 -(2 -ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルアミノ] - 3-ィソ キサゾリル }フエノキシ) ペンタン酸の合成
5-(4- {4- [1- (2-ク口ロフヱエル)ェトキシカルボ-ルァミノ] - 3-ィソキサゾリ ル}フヱノキシ)ペンタン酸 ェチルエステル (58 rag, 0. 12 mmol) より、 実施例
2と同様の方法に従って、 標題化合物 (31 mg, 57%) を得た。
実施例 2 5 :
4 - [ (4 - {4- [1- (2-クロ口フエ-ル) -ェトキシカルボエルアミノ] - 3-ィソキサゾリ
ル}フ-ニル)ァミノ] - 4 -ォキソブタン酸の合成 (化合物 2 5 )
(工程 1 ) 4--トロべンズアルデヒ ドォキシムの合成
4 --トロベンズアルデヒドを用いて、 実施例 1工程 B— 2と同様に反応を行つ て、 標題化合物を得た。
(工程 2 ) N-ヒ ドロキシ- 4-ニトロベンゼンカルポキシイミ ドイルクロライ ドの 合成
4--トロべンズアルデヒ ドォキシムを用いて、 実施例 1工程 B— 3と同様に反 応を行って、 標題化合物を得た。
(工程 3 ) 3- (4-ニトロフエニル) -イソキサゾ一ル- 4-カルボン酸 メチルエステ ルの合成
N-ヒ ドロキシ- 4-ニトロベンゼンカルボキシイミ ドイルクロライ ドを用いて、 実施例 1工程 B— 4と同様に反応を行って、 標題化合物を得た。
(工程 4 ) 3- (4-二ト口フエ二ル)-ィソキサゾール -4-カルボン酸の合成
3 -(4 -二ト口フエ-ル)-ィソキサゾール -4-カルボン酸 メチルエステルを用い て、 実施例 1工程 B— 5と同様に反応を行って、 標題化合物を得た。
(工程 5 ) [3- (4 -二トロフエ二ル)- 4-イソキサゾリル] -力ルバミン酸 1一(2_ク口 口フエ二/レ)ェチ /レエステノレの合成
3 -(4-二トロフヱニル) -イソキサゾール- 4-カルボン酸を用いて、 実施例 1工程 B— 6と同様に反応を行って、 標題化合物を得た。
(工程 6 ) [3_ (4-ァミノフエニル) - 4-イソキサゾリル]カルパミン酸 1- (2-クロ 口フエニル)ェチルエステルの合成
[3 -(4--ト口フエ二ル)- 4-ィソキサゾリル] -カルパミン酸 1- (2-クロロフエ二 ノレ)ェチルエステルのェタノール溶液に 5%Pd- Cを加えて、 室温で 1時間水素添加 反応を行った。 反応液をろ過、 減圧下留去し、 シリカゲル力ラムクロマトグラフ ィー (へキサン:酢酸ェチル = 3 : 1 ) で精製を行って、 標題化合物を得た。
(工程 7 ) 4 - [ (4 - {4- [1-(2 -ク口ロフヱ-ル) -ェトキシカルボ-ルァミノ] - 3 -ィ ソキサゾリル}フエ-ル)アミノ] -4-ォキソブタン酸の合成
[3 -(4 -ァミノフヱ二ル)- 4 -ィソキサゾリル]カルパミン酸 1 -(2-ク口口フエ二
ル)ェチルエステルおよび.無水コハク酸をァセトンに溶かし、 室温で終夜撹拌し た。 反応液を減圧下留去し、 逆相 HPLC にて精製をおこなって、 標題化合物を得. た。
実施例 26 :
(2R)-2-ァセトキシ- 4- [(4- {4- [1 -(2 -ク口ロフヱニル) -ェトキシカルボニルァミ ノ] -3 -ィソキサゾリル}フエニル)アミノ]- 4-ォキソブタン酸の合成 (化合物 2 6)
実施例 25工程 6で得られた [3 -(4-アミノフヱニル) - 4-イソキサゾリル]カル パミン酸 :! -(2 -クロ口フエ二ノレ)ェチルエステル (150 mg, 0.42 mmol) と(S)- (- )-0 - 2 -ァセトキシコハク酸無水物 (133 mg, 0.84 mmol) より、 実施例 25工程 7と同様の方法に従って、 標題化合物 (188 mg, 87%) を得た。
実施例 27 :
{[2-(4—{4—[(11 —1—(2-ク口口フエニル)ェトキシカルボニルァミノ]- 3-ィソキサ ゾリル}フ -ル)ェチル]チォ }酢酸の合成 (化合物 27)
(1R) - 1 -(2 -クロ口フエニル)エタノールを用いて、 実施例 14と同様に反応を 行い、 標題化合物を得た。
実施例 28 :
3 -(4- {4- [(1R)_1 -(2 -クロロフエ-ル)ェトキシカルボニルアミノ]- 3-ィソキサゾ リル}ベンジルスルホニル)プロピオン酸の合成 (化合物 28)
(1R) - 1 -(2-クロロフヱニル)エタノールを用いて、 実施例 1 1と同様に反応を 行い、 標題化合物を得た。
実施例 29 :
{3-[2- (4 - {4-[(lR) - 1 -(2 -ク口口フエニル)ェトキシカルボニルァミノ] - 3 -ィソキ サゾリル}フエニル)ェチル]チォ }プロピオン酸の合成 (化合物 29)
(1R)-1- (2-クロロフヱニル)エタノールを用いて、 実施例 1 5と同様に反応を 行い、 標題化合物を得た。
実施例 30 :
5- (4- {4- [(1R)-1- (2 -クロロフヱ二ル)-ェトキシカルボニルアミノ ]-3 -ィソキサ
ゾリル} -フニ二ル)- 4-ペンテン酸の合成 (化合物 30)
3 -(4 -ョードフヱ二ル)-ィソキサゾール -4 -力ルボン酸と(R)- 2-クロロ-ひ-メチ. ルベンジルアルコールを用いて、 実施例 1 9工程 5および 6と同様の方法に従つ て、 5 -(4 - {4- [(1R)- 1 -(2-クロロフエ二ル)-ェトキシカルボ-ルアミノ] - 3-ィソ キサゾリル } -フエ二ル)- 4-ペンテン酸 メチルエステルを合成し、 実施例 2と同 様に反応を行って、 標題化合物を得た。
実施例 3 1 :
5 -(4 - {4_[(1R)- 1 -(2 -クロロフヱ二ル)-ェトキシカルボニルァミノ]- 3-ィソキサ ゾリル} -フ ニル) -4-ペンタン酸の合成 (化合物 3 1)
実施例 30で得た 5 -(4 - {4- [(1R) - 1 -(2-ク口口フエニル) -ェトキシカルボニル アミノ] - 3 -ィソキサゾリル} -フヱ二ル)- 4-ペンテン酸 メチルエステルを用いて、 実施例 1 9工程 7および 8と同様にして反応を行って、 標題化合物を得た。
実施例 32 :
6_(4_{4- [(1R)- 1- (2-ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルアミノ]- 3-ィソキサ ゾリル} -フヱ二ル)-へキサン酸の合成 (化合物 32 )
(工程 1) 3- [4- (5-メ トキシカルボニル -1-ペンテ-ル) -フエニル] -イソキサゾ ール -4-カルボン酸の合成 '
3- (4-ョード-フヱ二ル)-ィソキサゾール -4-カルボン酸 (315 mg, 1.0 mmol) を 1,4-ジォキサン (5 ml), ジェチルイソプロピルアミン (2.5 ml) に溶解し、 5 -へキセン酸 メチルエステル (179 mg, 1.4 mmol), トリ—(o—トリノレ) -ホスフ イン (122 mg, 0.4 mmol) , 酢酸パラジウム (22.4 mg, 0.1 mmol) を加え、 100°Cにて一晚撹拌した。 1N塩酸を加え、 酢酸ェチルで 1回抽出した。 有機層を 飽和塩化ナトリゥム水溶液で洗浄した後、 無水硫酸ナトリゥムで乾燥し、 減圧下 にて溶媒を留去した。 残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製 (へキサ ン:酢酸ェチル =7: 3〜6:4) することにより、 標題化合物 (250 mg, 79%) を得 た。
MS (ESI) m/z 316(M+H)+.
(工程 2 ) 6- (4- {4- [ (1R) -1- (2-クロロフヱュル) -ェトキシカルボニルァミノ] -
3 -イソキサゾリル } -フエ-ル) -5-へキセン酸 メチルエステルの合成
3 - [4- (5-メ トキシカルボ二ル- 1-ペンテエル)-フヱニル] -ィソキサゾール -4 -力 . ルボン酸 (250 mg, 0. 79 mmol) と(1R) - 1 -(2 -クロロフヱニル)エタノール (149 rag, 0. 95 mmol) より、 実施例 1 9工程 5および 6と同様の方法に従って、 標題 化合物 (99 mg, 27%) を得た。
MS (ESI) m/z 469 (M+H) +.
(工程 3 ) 6- (4 - {4 - [ (1R) - 1 -(2 -ク口口フ ニル) -ェトキシカルボニルァミノ] - 3 -イソキサゾリル} -フエニル)へキサン酸の合成
6- (4- {4- [ (1R) -1 -(2 -ク口ロフ; ル) -ェトキシカルボニルアミノ ] -3-ィソキ サゾリル } -フエ-ル)- 5 -へキセン酸 メチルエステルを用いて、 実施例 1 9工程 7および 8と同様に反応を行って、 標題化合物を得た。
実施例 3 3 :
5 -(4- {4- [1- (2 -ク口口フエエル) -ェトキシカルボニルァミノ ] -3-ィソキサゾリ ル} -フヱニル) - 3, 3-ジメチノレペンタン酸の合成 (化合物 3 3 )
[3- (4-ョード -フエ-ル) -4-イソキサゾリル]-カルパミン酸 1- (2-クロ口フエ 二ル)-ェチルエステルおよび 3, 3 -ジメチル 4-ペンテン酸 メチルエステルを用レ、 て、 実施例 1 9工程 6— 8と同様の方法に従って反応を行い、 標題化合物を得た。 実施例 3 4 :
5 -(4 - {4 - [ (1R) - 1 -(2 -ク口口フエニル) -ェトキシカルボニルァミノ]- 3 -ィソキサ ゾリル} -フエ-ル) - 2-メチル -ペンタン酸の合成 (化合物 3 4 )
[3- (4 -ョード-フヱニル)- 4-ィソキサゾリル] -力ルパミン酸 1- (2-ク口口フエ 二ル)-ェチルエステルおよび 2 -メチル -4-ペンテン酸ェチルエステルより、 実施 例 1 9工程 6— 8と同様の方法に従つて反応を行い、 標題化合物を得た。
以下、 実施例 1〜3 4の化合物の構造式おょぴ物理化学的データを表 4〜 1 0 に示す。 なお、 表中、 次に示す略号を用いる。 Ex:実施例番号、 Dat:物理化学 的テータ。
実験例 1
( 1 ) ラット肝臓星細胞画分由来 Myofibroblast様細胞株の樹立
雄性 Wistar ラッ ト肝臓よ り定法 (European J. Biochem., 1993, 213, p. 815) に従って星細胞画分を得た。 数代継代培養した後、 限界希釈法により単. 細胞化した。 コロニーを形成した増殖の良い 2 4クローンを得た。 これらのクロ ーンを a SMA抗体で染色したところ、 すべて陽性であり Myofibroblast様の性質 を持つことを確認した。 これらの細胞に対する LPAによる Ca2+上昇作用、 細胞増 殖作用などを調べ、 LPA に対する反応性の良いクローンを 1種選択し、 下記の実 施例における活性測定のために使用した。
( 2 ) 細胞活性化作用 (細胞内 Ca2+濃度上昇作用) 阻害活性の測定
上記細胞を 24, 000 cells/wellで 384穴プレートにてー晚培養後、 培地を除去 し、 の Fluo— 3, AM ( Biotium) を含む Assay buffer ( 0. 1% BSA、 20 mM HEPES、 1 X HBSS、 2. 5 mM Probenecid) を添加し、 37°Cで 1 時間染色した。 染色 試薬入りの bufferを除去した後、 Assay bufferを添加し、 細胞内 Ca2+濃度の測 定を FLIPR (Molecular Devices) で行った。 Assay buffer に被験物質を添加し、 次いで LPAを終濃度 5 μ Μで添加して披験物質の LPAによる細胞内 Ca2+濃度上昇 阻害作用を検討した。 被験物質無添加の場合の LPA添加による細胞内 Ca2+濃度上 昇を 100%、 LPA 無添加時を 0%とし、 細胞内 Ca2+濃度上昇を 50%阻害する濃度 (IC50) を求めた。
結果を表 1 1にまとめる。
66
〔τ挲〕
Sll0/^00^df/X3d 69Z蘭 SOO OAV
〔表 2〕
〔表 3〕
No. R3
1 1- (2-フルォロフエニル)ェチノレ
2 1- (2-ブロモフエニル)ェチル
3 1- (2 -ク口口フエ二ノレ)ェチノレ
4 2, 2, 2-トリフルオロ- 1-フエュルェチル
5 1 -(2-ク口ロ- 1-シク口ペンテ二ノレ)ェチノレ
6 1ー(2 -ク口ロ- 1 -シク口へキセニル)ェチノレ
7 1— (4—ク口 口— 3—チェニル)ェチノレ
〔表 4〕
J=6
J=6 3
, J=6
J=6 m
J=6
〔表 8〕
本出願は、 日本で出願された特願 2003— 287234号、 特願 2004— 034300号およぴ特願 2004-197389号を基礎としており、 その内 容は本明細書中に全て包含されるものである。