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JPS6333768B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6333768B2
JPS6333768B2 JP57022059A JP2205982A JPS6333768B2 JP S6333768 B2 JPS6333768 B2 JP S6333768B2 JP 57022059 A JP57022059 A JP 57022059A JP 2205982 A JP2205982 A JP 2205982A JP S6333768 B2 JPS6333768 B2 JP S6333768B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyol
addition
condensation
polymer
polymerizable monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57022059A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS58141204A (en
Inventor
Shigeyuki Ozawa
Takao Doi
Nobuaki Kunii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP57022059A priority Critical patent/JPS58141204A/en
Publication of JPS58141204A publication Critical patent/JPS58141204A/en
Publication of JPS6333768B2 publication Critical patent/JPS6333768B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、付加重合系重合体成分とアルデヒド
縮合系重合体成分を含むポリオール組成物および
その製造方法に関するものであり、特に両重合体
成分を結合することによつて分散安定性を改善し
た該ポリオール組成物およびその製造法に関する
ものである。 従来、ポリウレタン原料用のポリオールとし
て、いわゆるポリマーポリオールあるいはグラフ
トポリオールなどと呼ばれるポリオールが知られ
ていた。この種のポリオールは、実質的に飽和
の、あるいは不飽和のポリオー中でアクリロニト
リルやスチレンなどの付加重合しうるモノマーを
重合する方法やポリオール中に付加重合体や他の
重合体を微細な粒状にして分散させる方法によつ
て得られるものである。前者の方法によつて得ら
れるポリオールは付加重合体がポリオールの分子
鎖にグラフトしているか、単に微粒子状に分散し
ているものと考えられ、比較的分散安定性の高い
固体微粒状の付加重合体成分が分散した液状分散
液である。また、特に不飽和ポリオールを使用し
て得られるものの中には固体微粒状成分を含まな
い均一透明なものもある。この種の、いわゆるポ
リマーポリオールについては、例えば、特公昭39
―24737号公報、特公昭41―3437号公報、特公昭
43―22108号公報、特公昭46―20508号公報、特公
昭51―37228号公報、特公昭51―40914号公報、特
公昭51―40915号公報、特公昭52―3439号公報、
特公昭52―13834号公報、その他の公報に記載さ
れている。後者のあらかじめ作られた重合体をポ
リオール中に分散させる方法の内には、さらにそ
の重合体をポリオールにグラフトさせる方法も知
られている。この種のポリオールとしては、例え
ば、特公昭44―8230号公報、特公昭47―47597号
公報、特開昭55―40788号公報、特公昭55―
135156号公報などがある。これら、いわゆるポリ
マーポリオールは高弾性ポリウレタンフオーム用
原料などに適したものである。しかしながら、こ
れらポリマーポリオールはまた解決されていない
問題もある。例えば、ポリマーポリオールはポリ
ウレタンの難燃化には効果がなく、むしろ難燃性
を低下させ、ポリウレタンをより燃焼し易いもの
としている。以下、上記のような付加重合体を含
むポリオールをポリマーポリオールと呼び、この
ポリマーポリオール中にグラフトしている、ある
いは単に分散〜溶解している付加重合体を付加重
合体成分と呼ぶ。 一方、ポリオール中でアルデヒド縮合系重合体
を形成し、アルデヒド縮合系重合体がポリオール
中に分散したポリオールが知られており、例え
ば、特開昭50―15832号公報、特開昭51―117793
号公報、特開昭51―122193号公報などに記載され
ている。これら公報によれば、メラミン、尿素、
その他のアミノプラスト形成可能な化合物とアル
デヒドをポリオール中でオリゴ重縮合、あるいは
ポリ重縮合させて、前記ポリマーポリオールと類
似の重合体分散ポリオールを製造することがで
き、この際ポリオールは、この重縮合反応に関与
することなく単に反応媒体として作用することが
特徴とされている。この本発明でいうアルデヒド
縮合系重合体が分散したポリオールは、あらかじ
め作られたアルデヒド縮合系重合体をポリオール
に分散させたものよりも分散安定性に優れている
といわれている。しかしながら、上記特開昭51―
122193号公報の記載からうかがわれるように、そ
の分散安定性は必ずしも充分ではなく、前記ポリ
マーポリオールの分散安定性よりも劣り、沈降分
離が起り易いものであつた。また、その特徴は、
それを使用して得られるポリウレタンの難燃性を
高めるなどの点にあるが、ポリウレタンフオーム
の高弾性化の効果等の一部の性能については前記
ポリマーポリオールには及ばないものであつた。 本発明者は、上記アルデヒド縮合系重合体成分
を含むポリオールの分散安定性の向上についてま
ず検討した。ポリマーポリオールにおける付加重
合系重合体成分の分散安定性が良好な理由は、前
記のように付加重合系重合体成分の一部〜全部が
ポリオールの分子鎖にグラフトしているためであ
ると考えられ、ポリオールが実質的に飽和のポリ
オールであつてもこのグラフトが起つていると思
われるためである。勿論、単にそればかりでな
く、付加重合系重合体の粒子径が小さい、付加重
合系重合体とポリオールとの親和性が高いなどの
理由も考えられる。これに対して、アルデヒド縮
合系重合体は例えそれをポリオール中で形成して
も、前記特開昭50―15832号公報などに記載され
ているように、ポリオールとアルデヒド縮合系重
合体との結合は起らず、ポリオールは単にアルデ
ヒド縮合系重合体形成の反応の不活性媒体として
働くにすぎない。しかも、ポリオールとアルデヒ
ド縮合系重合体との親和性は充分ではなく、また
アルデヒド縮合系重合体の粒径を自由に調節する
ことも容易でない。そこで本発明者は、アルデヒ
ド縮合系重合体とポリオールとを積極的に結合さ
せ、それによつて、ポリオール中のアルデヒド縮
合系重合体の分散安定性を向上させることを考え
た。そのため、ポリオールにアルデヒド類と縮合
しうる反応部分(後述のように反応部位という)
を導入する必要があるが、通常のポリオールにこ
のような反応部位を導入することは容易でない。
そこで本発明者は、この点について種々の研究検
討を行つた結果、前記ポリマーポリオールにおけ
る付加重合系重合体にアルデヒド縮合系重合体を
結合させ、間接的にポリオールとアルデヒド縮合
系重合体を結合することによつて目的を達成しう
ることを見い出した。前記のように、ポリマーポ
リオール中の付加重合系重合体成分は必ずしもポ
リオールにグラフトしているものとは限らないと
思われるが、例えグラフトしていなくても付加重
合系重合体成分の良好な分散安定性がアルデヒド
縮合系重合体成分に導入されることによりアルデ
ヒド縮合系重合体成分の分散安定性が改良され
る。さらに好都合なことは、単にアルデヒド縮合
系重合体成分含有ポリオールの分散安定性が向上
するばかりでなく、付加重合系重合体成分の割合
を大きくすれば、それを使用して得られるポリウ
レタンフオームの高弾性化などの物性が向上され
る。逆に従来のポリマーポリオールと比較すれば
難燃性に優れたポリマーポリオールが得られる。 本発明は、上記のポリオール組成物に関するも
のであり、即ち、付加重合性モノオールをポリオ
ール中で付加重合させて形成された付加重合系重
合体成分とアルデヒド縮合系重合体を形成しうる
縮合形成原料をポリオール中で反応させて形成さ
れたアルデヒド縮合系重合体成分であつて、しか
も上記縮合形成原料の一部と共縮合性の官能基お
よび上記付加重合性モノマーと共重合性の不飽和
基を有する共縮合性付加重合性モノマーを上記縮
合形成原料と付加重合性モノマーのいずれにも共
重合してなる、上記2種の重合体の少なくとも一
部が共重合されている2成分、および上記ポリオ
ールを必須成分とし、かつこれら3成分の合計に
対して付加重合系重合体成分が1〜50重量%、ア
ルデヒド縮合系重合体成分が1〜50重量%、両成
分の合計が60重量%以下であることを特徴とする
ポリウレタン製造用ポリオール組成物。である。 本発明のポリオールをまず具体例をもつて説明
する。例として、アルデヒド縮合系重合体成分が
メラミンとホルムアルデヒドの重縮合体であり、
付加重合系重合体成分がアクリルアミドとアクリ
ロニトリルの共重合体である場合を挙げる。重要
な点は、アクリルアミドが付加重合しうるモノマ
ーであるとともにホルムアルデヒドとも縮合しう
る点である。例えば、アクリルアミドとアクリロ
ニトリルとの付加重合系コポリオールを含む前記
ポリマーポリオール中で、メラミンとホルムアル
デヒドを反応させると、いわゆるメラミン系重縮
合体が形成されるとともにホルムアルデヒドとア
クリルアミド構成単位のアミド基が縮合し、付加
重合系コポリマーとメラミン系重縮合体が結合さ
れる。ポリマーポリオール中の付加重合系コポリ
マーがポリオールにグラフトしている場合、メラ
ミン系重縮合体は付加重合系コポリマーに結合し
ているので、付加重合系コポリマーを介してポリ
オールに結合していることになる。従つて、単に
ポリオール中に分散しているにすぎない従来のメ
ラミン系重縮合体に比較して、そのホリオール中
の分散安定性は著るしく向上する。一方、例え付
加重合系コポリマーがポリオールにグラフトして
いない場合であつても、付加重合系コポリマーの
分散安定性がメラミン系重縮合体に付与されるこ
とによつてメラミン系重縮合体の分散安定性が向
上する。 このように、本発明においては、付加重合系重
合体成分にアルデヒド縮合系重合体と反応して両
者を結合しうる官能基を必要とする。この官能基
はアルデヒド類と縮合しうるアミノ基やアミド基
その他の後述する反応部位を少くとも1個有する
官能基か、または、これら反応部位を有する化合
物と縮合しうるメチロール基やアルデヒド基など
の官能基である。上記のように、本発明のポリオ
ール組成物は、ポリオール中でこれら官能基を有
する付加重合系重合体成分の存在下にアルデヒド
縮合系重合体を形成することによつて製造するこ
とができるが、他の方法によつても製造すること
ができ、例えば、これら官能基を有する付加重合
性モノマーの付加重合とアルデヒド縮合系重合体
の形成とをほぼ同時に行う方法や、これら官能基
を有する付加重合性モノマーとアルデヒド縮合系
重合体を形成しうる原料(以下、縮合形成原料と
いう)の少くとも1種と反応させた後、この反応
物を付加重合させる方法などによつて製造するこ
とができる。上記と同じ具体例で示せば、例え
ば、ポリオール中にメラミン、アクリルアミドお
よびホルムアルデヒドを混入して加熱溶解させた
後、ポリオール、アクリロニトリルおよび付加重
合開始剤の混合物を加え、あるいは加えつつ、付
加重合および重縮合を行つて本発明ポリオール組
成物を製造することができる。この場合、メラミ
ン、アクリルアミドおよびホルムアルデヒドをポ
リオールに加熱溶解させるとき、ある程度の縮合
反応が起る可能性がある。従つて、この部分の反
応を意図的に行えば、メラミン、アクリルアミド
およびホルムアルデヒドの初期縮合物や縮合物を
ポリオール中でアクリロニトリルとともに付加重
合させることによつても同様の本発明ポリオール
組成物を製造することができる。 本発明はまた、上記のようなポリオール組成物
の製造方法に関するものであり、即ち、付加重合
成モノマーをポリオール中で付加重合させて形成
された付加重合系重合体成分、アルデヒド縮合系
重合体を形成しうる縮合形成原料をポリオール中
で反応させて形成されたアルデヒド縮合系重合体
成分、および上記ポリオールを必須成分とし、か
つこれら3成分の合計に対し該付加重合系重合体
成分が1〜50重量%、該アルデヒド縮合系重合体
成分が1〜50重量%、両成分の合計が60重量%以
下であるポリオール組成物を製造する際に、上記
縮合形成原料の一部と共縮合性の官能基および上
記付加重合性モノマーと共重合性の不飽和基を有
する共縮合性付加重合性モノマーを使用し、それ
と他の付加重合性モノマーとの付加重合、該共縮
合性の付加重合性モノマーあるいはその重合体と
縮合形成原料との縮合反応、および縮合形成原料
の重縮合をポリオール中で同時にあるいは順次行
なうことを特徴とするポリウレタン製造用ポリオ
ール組成物の製造方法。である。 上記3つの反応を行う順番は特に限定されな
い。また、2つの反応を同時に行い、その後、残
りの反応を行うこともでき、1つの反応を行つた
後、残りの2つの反応を同時に行うこともでき
る。勿論、3つの反応を同時に行うこともでき
る。しかし、通常これらの反応は混然と起り、各
反応を区別し得ない場合が多い。特に、縮合形成
原料と縮合性付加重合性モノマーあるいはその重
合体との反応は、縮合形成原料の重縮合と区別し
難く、通常は同時に起るものと考えられる。従つ
て、反応は大別して付加重合と縮合反応(重縮合
を含む)との2つの反応と考えられ、上記製造方
法はこれら2つの反応を同時に行うか、別々に行
うかに大別される。好ましい方法は、付加重合と
縮合反応の少くとも一部を同時に行う方法であ
り、次いで付加重合を行つた後、縮合反応を行う
方法である。残りのまず縮合反応を行つた後、付
加重合を行う方法は、特に好ましい方法とはいえ
ないが、後述するように最初の縮合反応により初
期縮合物を製造し、これを付加重合して、次にさ
らに縮合反応を進める方法や初期縮合物を製造
し、次いで残りの縮合反応と付加重合を行うこと
はその内でも好ましい方法である。最も好ましい
方法は、付加重合と少くとも縮合反応の一部を同
時に行う方法である。 上記製造方法を前記した具体例で、しかも好ま
しい順に示せば次のようになる。 (1) メラミン、ホルムアルデヒド、アクリルアミ
ド、アクリロニトリルを付加重合開始剤の存在
下にポリオール中で加熱により反応させる方
法。 この場合、前記のようにアクリロニトリルは
徐々に加えつつ反応を行つてもよい。この方法
は、付加重合と縮合反応はほぼ同時に進行す
る。しかし、最終的なメラミン―ホルムアルデ
ヒド縮合重合体を製造するには通常後反応を必
要とし、後反応はメチロール基の脱水等、縮合
反応を完結させるために行なわれる。また、同
時に生成した水や混入した水を除去することも
好ましい。 (2) アクリルアミドとアクリロニトリルをポリオ
ール中でまず付加重合させ、次にメラミンとホ
ルムアルデヒドを加えて縮合反応を行う。 前記したように、これは従来のアルデヒド縮
合系重合体の製造方法において、ポリオールと
してアルデヒド形成原料と反応しうる付加重合
系重合体を含むポリオールを使用する方法に相
当する。 (3) メラミン、ホルムアルデヒド、アクリルアミ
ドの初期縮合物をアクリロニトリルとともにポ
リオール中で付加重合させ、同時に、またはそ
の後、メラミンとアルデヒドの少くとも一方を
加えて、あるいは加えることなく、縮合反応を
行う方法。 初期縮合物とは明確に分子構造を決め難い比
較的低分子量の縮合物をいうが、アクリルアミ
ドとホルムアルデヒドの縮合物であるN―メチ
ロールアクリルアミドなどの化合物は本発明で
は縮合性付加重合性モノマーの1種とみなす。 本発明において、縮合性付加重合性モノマーと
しては、後述する縮合形成原料と縮合反応により
結合しうる官能基と付加重合性基、特にビニル基
やビニリデン基のようなα,β―不飽和基とを有
する化合物という。具体例で示せば、例えば、ア
クリルアミド、N―メチロールアクリルアミド、
アクロレイン、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、アミノエチルメタクリレート、ビニルピリジ
ン、ビニルフエノール、ビニルアニリンなどがあ
り、特にアミノ基やアミド基を有する付加重合性
モノマーが好ましい。これらの縮合性付加重合性
モノマーは単独で、あるいはその2種以上を重合
させることができるが、より好ましくは他の付加
重合性モノマーと組み合せて使用される。この場
合、全付加重合性モノマー中の縮合性付加重合性
モノマーの割合は2重量%以上、特に10重量%以
上が好ましい。組み合せることのできる付加重合
性モノマーとしては種々のものが使用でき、例え
ば、アクリロニトリルやメタクリロニトリルなど
のアクリロニトリル系モノマー、スチレンやジビ
ニルベンゼンなどのスチレン系モノマー、メタク
リル酸メチルやアクリル酸エチルなどのアクリル
系モノマー、酢酸ビニル系モノマー、ハロゲン化
ビニル系モノマー、ブタジエンなどのジエン系モ
ノマー、その他のものがある。特に好ましいもの
は、アクリロニトリル系モノマー、スチレン系モ
ノマーおよびアクリル系モノマーであり、さらに
アクリロニトリルとスチレンが最も好ましい。こ
れら付加重合性モノマーは2種以上組み合せて使
用することができ、特にアクリロニトリルあるい
はスチレンを主成分とする組み合せや、その両者
の組み合せが好ましい。これら付加重合性モノマ
ーを重合する際、通常は付加重合開始剤が使用さ
れ、例えばアゾビスイソブチロニトリルなどのア
ゾ化合物やベンゾイルパーオキシドなどの過酸化
物が使用され、特にアゾ化合物の使用が適当であ
る。また、紫外線やその他の放射線で付加重合を
行うこともできる。 アルデヒド縮合系重合体は合形成原料から製造
され、縮合形成原料は少くともアルデヒド類とア
ルデヒド類と重縮合しうる化合物(以下重縮合性
化合物という)の組み合せか、少くともそれら両
者の初期縮合物からなる。初期縮合物としては、
特にメチロール基を有する重縮合性化合物とホル
ムアルデヒドの反応物が好ましく、例えば、ノボ
ラツク、メチロール尿素、ジメチロール尿素、ポ
リメチロールメラミン、アルキルエーテル化ポリ
メチロールメラミンなどがある。これら初期縮合
物は単独で反応させてアルデヒド縮合系重合体を
形成することができるが、さらにアルデヒド類や
重縮合性化合物とともに反応させることもでき
る。アルデヒド類としては、脂肪族、脂環族、芳
香族、その他のアルデヒド類や、これらの縮合体
やアルデヒド類を発生しうる化合物などの誘導体
を使用しうる。好ましいアルデヒド類は、炭素数
6以下の脂肪族アルデヒドおよびその誘導体であ
り、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、パラホルムアルデヒド、パラアセトアルデヒ
ド、グリオキザール、ヘキサメチレンテトラミン
などがある。特に好ましいものはホルムアルデヒ
ドとパラホルムアルデヒドなどのホルムアルデヒ
ド誘導体である。これらアルデヒド類は溶媒に溶
解して用いることができ、好ましい溶媒は水であ
る。 縮合形成原料の他の1つは重縮合性化合物であ
り、これはアルデヒド類と反応しうる位置(以
下、反応部位という)を少くとも2つ必要とす
る。反応部位は芳香核の水素が結合した炭素原
子、またはアミノ基やアミド基などにおける水素
が結合した窒素原子が代表的なものである。芳香
核の反応部位としては水酸基やアミノ基が結合し
た芳香核のオルト位またはパラ位が好ましく、こ
の反応部位を2以上有する芳香族系化合物の使用
が適当であり、アミノ基やアミド基を有する化合
物としては2以上のそれらの基を有するポリアミ
ン化合物が適当である。これら重縮合性化合物は
2種以上を使用することが特に好ましい場合があ
り、また、これらとともに反応部位を1つのみ有
する化合物を併用することもできる。前記縮合性
付加重合性モノマーはこの反応部位を1つのみ有
する化合物とみなすこともでき、また、反応部位
を2以上有する縮合性付加重合性モノマーは、こ
こにおける重縮合性化合物の1種とみなすことも
できる。 上記、芳香族系化合物としては、例えば、フエ
ノール、クレゾール、キシレノール、P―アルキ
ルフエノール、ビスフエノールA、レゾルシン、
ジヒドロキシジフエニルメタン、その他のフエノ
ール類や、アニリン、ジアミノベンゼン、P―ア
ルキルアニリン、N―置換アルキルアニリン、ジ
アミノジフエニルメタンなどの芳香族アミンなど
が適当であり、特に芳香族アミンが好ましい。芳
香族アミンのアミノ基はまた反応部位であるの
で、芳香核の反応部位は1以下であつてもよい場
合がある。ポリアミン化合物としては、例えば、
尿素、チオ尿素、N―置換尿素などの尿素類、グ
アニジン、N―置換グアニジンなどのグアニジン
類、メラミン、N―置換メラミン、ベンゾグアナ
ミン、アセトグアナミン、N―置換グアナミンな
どのS―トリアジン類などが適当である。これら
の内、特に好ましいものは、尿素、グアニジン、
メラミン、ベンゾグアナミン、ジシアンジアミド
であり、また、これらを2種以上併用すること、
あるいはこれらとフエノールおよび/またはアニ
リンとを併用することも好ましい。また、上記の
ように、これらとともにモノアミン、アルカノー
ルアミンその他の反応部位を1つ有する化合物を
併用することも好ましい。 前記付加重合系重合体の形成とアルデヒド縮合
系重合体の形成はポリオール中で行なわれる。こ
れらポリオールとしては不飽和のポリオールや実
質的に飽和のポリオールを使用でき、特に不飽和
ポリオールが好ましい。不飽和ポリオールとして
は、例えば、前記特公昭46―20508号公報以下の
6件の公報に記載されているものの他、本発明者
らの発明に係る含窒素結合含有不飽和ポリオール
(特開昭56―90818号公報、特開昭56―93724号公
報、特開昭56―93729号公報参照)などがある。
具体例としては、例えば、不飽和ポリカルボン酸
と多価アルコールから得られる不飽和ポリエステ
ルポリオール、ポリエーテルポリオールに不飽和
ポリカルボン酸を反応させ、必要によりさらにエ
ポキシドを反応させて得られる不飽和ポリエーテ
ルエステルポリオール、イニシエーターにアルキ
レンオキシドなどとともにアリルグリシジルエー
テルなどの不飽和エポキシドを付加して得られる
不飽和ポリエーテルポリオール、ポリエーテルポ
リオールと不飽和多価(および/または1価)ア
ルコールとをポリイソシアネート化合物を介して
結合してなる含窒素結合含有不飽和ポリオールな
どがある。実質的に飽和のポリオールとしては、
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルエステルポリオール、ポリカー
ボネートポリオール水酸基含有炭化水素ポリオー
ルなどがある。特にポリエーテルポリオールが好
ましく、例えば、多価アルコール、ポリアミン、
その他の2以上の活性水素を有するイニシエータ
ーにエポキシド、特に炭素数2〜4のアルキレン
オキシドを付加して得られるポリエーテルポリオ
ールや、環状エーテルを開環重合して得られるポ
リエーテルポリオールが好ましい。最も好ましい
ものは、2〜4価のイニシエーターにプロピレン
オキシドまたはプロピレンオキシドとエチレンオ
キシドを付加して得られるポリエーテルポリオー
ルである。これらポリオールは2種以上を併用し
て使用してもよい。また、これらポリオールの水
酸基価は800以下、水酸基数2〜8のものが好ま
しく、特に水酸基価20〜200、水酸基数2〜4の
ものが好ましい。これら不飽和の、あるいは実質
的に飽和のポリオールは常温下に液状のものであ
ることが好ましいが、少くとも本発明ポリオール
組成物を用いてポリウレタンを製造する際に液状
のポリオール組成物となりうる低融点のポリオー
ルも使用しうる。 ポリオール中における付加重合は通常加熱下に
行なわれる。この温度は付加重合開始剤が分解等
によりラジカルとなりうる温度以上の温度が好ま
しい。付加重合性モノマーはその全量をポリオー
ルが充填された反応器に仕込んで重合を行うこと
もでき、その一部を徐々に反応器に加えながら重
合を行うこともできる。このように、ポリオール
中における付加重合は従来のポリマーポリオール
を製造するための方法をそのまま使用しうるもの
である。また、あらかじめ作られた付加重合体を
ポリオールに分散させること、またさらにそれを
ポリオールにグラフトさせることによつても付加
重合系重合体成分を含むポリオールを製造するこ
とができる。 ポリオール中でアルデヒド縮合系重合体を製造
する方法は、前記特開昭50―15832号公報以下の
公報に記載された方法をそのまま本発明の製造方
法に適用することができるが、この公知の方法の
みに限定されるものではない。前記縮合形成原料
の反応割合は好ましくは固体の微粒状重合体が形
成されうる限り特定に限定されない。しかし、通
常は重縮合性化合物1モルに対して、アルデヒド
類0.5〜3.0モル、特に0.8〜2.5モルの割合が好ま
しく、さらに好ましくは0.9〜1.5モルである。両
者のポリオール中での反応は通常加熱下で行なわ
れ、付加重合を行なわない場合は前半で60℃以
下、後半で70℃以上の温度で、付加重合を同時に
行う場合は前段は付加重合が起る温度以上で、か
つ比較的低温下で、後段はそれよりも高温下で反
応が行なわれることが好ましい。また、反応は中
性〜酸性の条件で行なわれるが、前半アルカリ性
で後半に中性〜酸性の条件下で行なわれることも
好ましい。反応終了後、または後半の反応ととも
に脱水処理を行うことが好ましい。これは、アル
デヒド類の溶媒として使用した水や反応により生
成した水を除去するために行なわれる。特に後半
の反応は、アルデヒド類に起因する水酸基(例え
ば、メチロール基)が残存しなくなるまで充分に
反応させることが好ましく、脱水処理においても
この脱水反応をさらに進めうる温度において行な
われることが好ましい。また、前記公報に記載さ
れているようなメチロール基などを封鎖する処理
を行うこともできる。このように、アルデヒド類
に起因する水酸基が実質的に存在しないアルデヒ
ド縮合系重合体を製造することが好ましく、初期
縮合物をポリオール中で反応させる場合なども同
様の目的で上記反応条件が採用されることが好ま
しい。 本発明におけるポリオール組成物中アルデヒド
縮合系重合体成分は上記のようにアルデヒド類に
起因する水酸基が少いもの、特に実質的にないも
のであることが好ましい。仮に付加重合系重合体
成分を含まないものの場合、アルデヒド縮合系重
合体成分を含むポリオールの水酸基価は、アルデ
ヒド縮合系重合体が水酸基を有していない場合、
元のポリオールの水酸基価よりアルデヒド縮合系
重合体の存在量に比例して低下する。アルデヒド
縮合系重合体の水酸基が多い程その低下の割合は
少くなり、元のポリオールの水酸基価とアルデヒ
ド縮合系重合体の水酸基価が一致したところで水
酸基価の低下はなくなる。本発明においてアルデ
ヒド縮合系重合体成分含有ポリオールの水酸基価
は元のポリオールの水酸基価の1.2倍以下、特に
同等以下であることが好ましい。例外的なものと
して、重縮合性化合物としてフエノール類などの
それ自身が水酸基を有する化合物を使用した場合
があり、この場合は元のポリオールの水酸基価よ
りも高いものが生成することがある。しかし、好
ましくは、この場合であつても、上記と同様アル
デヒド縮合体系重合成分含有ポリオールの水酸基
価は元のポリオールの1.2倍以下、特に同等以下
であることが適当である。実際上、前記反応条件
を用いて充分に脱水等を行つて得られたアルデヒ
ド縮合系重合体成分含有ポリオールの水酸基価
は、アルデヒド縮合系重合体成分を差し引いて計
算すると元のポリオールの水酸基価と実質的に一
致する。従つて、このようなアルデヒド縮合系重
合体成分はアルデヒド類に起因する水酸基を実質
的に含んでいないと推定される。付加重合系重合
体成分を含む本発明ポリオール組成物の場合、付
加重合系重合体が水酸基を含まないものであれ
ば、同様にみかけ上ポリオールの水酸基価はその
割合が増加するに従つて低下する。 本発明のポリオール組成物は、微粒子状の固体
がポリオールに分散した分散液であることが好ま
しい。微粒子状の固体は付加重合系重合体、アル
デヒド縮合系重合体および両者の結合〜混合物か
らなつていると推定される。付加重合系重合体の
一部〜全部はポリオールにグラフトしていること
が分散安定性の面から好ましい。不飽和ポリオー
ルを使用した場合、このグラフトが起つている割
合が高いと考えられる。場合によつては、微粒状
固体が一方の重合体のみからなるものを含まない
場合もありうる。例えば、不飽和ポリオールを使
用した公知のポリマーポリオールにおいて微粒状
固体を含まない透明なものが得られることは公知
であり、本発明者らの検討によればポリオール中
で形成したアルデヒド縮合系重合体の内にはポリ
オールに均一に混合したものも製造しうるからで
ある。従つて、本発明ポリオール組成物の内には
微粒状固体を含まないものもありうる。ポリオー
ル中に微粒状固体として分散しているアルデヒド
縮合系重合体は線状〜網状などの二次元あるいは
三次元状に重縮合した比較的高分子量の縮合体で
あり、より好ましくは三次元状の縮合体であつ
て、通常の樹脂溶解性の溶媒には溶解しないもの
である。また、これは加熱によつては溶融しない
が、高温で加熱すると溶融状となつて分解するこ
とはある。従つて、このような縮合体は、メラミ
ン樹脂や尿素樹脂などの通常の熱硬化性アルデヒ
ド縮合系樹脂の硬化物に相当するものであると考
えられる。 本発明ポリオール組成物の外観は通常白色〜着
色した半透明〜不透明の粘性液体である。その粘
度は種々の条件により変りうるが、25℃において
2万センチポイズ以下であることが好ましい。本
発明ポリオール組成物はポリオールや他の液体で
希釈しうるので、これよりも高粘度のものも希釈
して使用することができる。本発明ポリオール組
成物中の各成分の割合は特に限定されるものでは
ないが、ポリオール組成物に対して付加重合系重
合体成分1〜50重量%、アルデヒド縮合系重合体
成分1〜50重量%であつて、両成分の合計が60重
量%以下であることが好ましい。勿論、粘度など
の制約がなければ、さらに各成分の割合を多くす
ることができる。また、両成分の相対的割合は目
的によつて変ることができ、例えば、ポリウレタ
ンの難燃化やアルデヒド縮合系重合体成分の分散
安定性の向上を目的とする場合は、アルデヒド縮
合系重合体の割合を高くすることができ、付加重
合系重合体成分の割合はポリオール組成物に対し
て10重量%以下でも有効である。より好ましいポ
リオール組成物に対する両成分の割合は、付加重
合系重合体成分2〜40重量%、アルデヒド縮合系
重合体成分5〜40重量%、かつ両者の合計が7〜
50重量%であり、さらに両成分の重量比は付加重
合系重合体成分1に対してアルデヒド縮合系重合
体成分0.2〜10であることが適当である。また、
本発明ポリオール組成物の水酸基価は200以下、
特に5〜100であることが好ましい。 本発明のポリオール組成物はポリウレタンの原
料として使用される。即ち、ポリウレタンの主原
料であるポリオールの一部〜全部として適当であ
る。本発明ポリオール組成物は従来のポリマーポ
リオールと同様、ポリウレタンの硬度やモジユラ
ス等の向上に有効であり、しかも、従来のポリマ
ーポリオールはポリウレタンの難燃性をむしろ低
下させていたのに対し、本発明ポリオール組成物
はポリウレタンの難燃性を向上させる。特に、フ
エノール類、尿素類、グアニジン類、S−トリア
ジン類を使用して得られるものは難燃性向上に特
に有効である。ポリウレタンは大別してフオーム
状ポリウレタンと非フオーム状ポリウレタンがあ
り、非フオーム状ポリウレタンとしては、例えば
エラストマー、硬質樹脂、防水材、シーラント、
塗料、その他の用途に使用されるものがある。本
発明ポリオール組成物は特にフオーム状ポリウレ
タンの原料として適しており、特に軟質ポリウレ
タンフオームや半硬質ポリウレタンフオームの原
料として適している。これらポリウレタンは、本
発明ポリオール組成物とともに上記のポリエーテ
ルポリオールなどのポリオールを使用して製造す
ることができる。また、鎖延長剤や架橋剤とし
て、比較的低分子量のポリオール、特に多価アル
コールや、ポリアミンなどの活性水素を有する化
合物またポリオール組成物に混入して、あるいは
別個に使用することもできる。 ポリウレタンフオームの製造には通常、水、ハ
ロゲン化炭化水素などの発泡剤が使用され、ま
た、空気等の不活性気体を混入して製造される場
合もある。ハロゲン化炭化水素発泡剤としては、
トリクロロオロメタン、ジクロロジフルオロメタ
ン、塩化メチレンなどが適当である。また、通常
整泡剤が使用され、整泡剤としてはポリ(ジアル
キルシラン)やポリオキシアルキレン鎖含有シラ
ンなどの有機ケイ素化合物が適当である。さら
に、多くの場合、触媒の使用が必須であり、代表
的な触媒としては、3級アミン触媒や有機金属化
合物触媒がある。その他、ポリウレタンフオーム
の製造の際は、任意に種々の添加剤が使用でき、
例えば、充填剤、強化剤、安定剤、着色剤、難燃
剤、離型剤、破泡剤、架橋剤、鎖延長剤などがあ
る。これら、触媒や他の添加剤は非フオーム状ポ
リウレタンの製造にも使用される場合があり、特
に触媒は通常必須の原料である。 ポリウレタンの他の基本原料はポリイソシアネ
ート化合物である。ポリイソシアネート化合物と
しては、少くとも2個のイソシアネート基を有す
る芳香族系、脂肪族系、脂環族系、複素環族系等
の化合物を単独あるいは併用して使用でき、特に
芳香族系のポリイソシアネート化合物の使用が好
ましい。具体的なポリイソシアネート化合物を列
記すれば、例えば、トリレンジイソシアネート
(TDI)、ジフエニルメタンジイソシアネート
(MDI)、ポリメチレンポリフエニルイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ナフタレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネートなどがある。
ポリイソシアネート化合物はまた種々の方法ある
いは化合物で変性した変性ポリイソシアネート化
合物として使用することができ、さらに種々の化
合物でブロツクしたブロツクイソシアネート化合
物として使用することもできる。これら原料を使
用してポリウレタンを製造する方法は特に限定さ
れるものではなく、例えば、ワンシヨツト法、プ
レポリオール法、準プレポリオール法、RIM法
等の方法を使用することができる。 以下に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。 実施例に使用したポリエーテルポリオールは次
の通りである。 ポリオールA:グリセリン開始剤にプロピレンオ
キシドを付加し、次いでエチレンオキシド
を13重量%付加した分子量3000のポリオキ
シプロピレンエチレントリオール。 ポリオールB:グリセリン開始剤にプロピレンオ
キシドを付加し、次いでエチレンオキシド
を15重量%付加した分子量5000のポリオキ
シプロピレンエチレントリオール。 ポリオールC:グリセリン開始剤にプロピレンオ
キシドを付加し、次いでエチレンオキシド
を15重量%付加した分子量6500のポリオキ
シプロピレンエチレントリオール。 ポリオールD:ソルビトール開始剤にプロピレン
オキシドを付加し、次いでエチレンオキシ
ドを10重量%付加した分子量9600のポリオ
キシプロピレンエチレンヘキサノール。 実施例 1 尿素8部(重量部、以下同様)、ベンゾグアナ
ミン2部、アクリルアミド2部、35%ホルムアル
デヒド水溶液15部を反応器に仕込み、80℃で1時
間反応させる。系を30℃まで冷却した後、ポリオ
ールB80部、アクリロニトリル6部、スチレン2
部、α,α′―アゾビスイソブチロニトリル0.5部
を同時に仕込み、80℃まで加熱する。80℃で35%
ホルムアルデヒド水溶液6部を1時間かかつて反
応器に供給する。供給終了後、さらに1時間80℃
で後反応をし、系を100℃に昇温して2時間反応
させる。系内の水分を除去し、反応を完結させる
ために140℃で減圧脱気を行ない、黄白色粘稠な
ポリオール組成物を得た。水酸基価26.5、25℃に
おける粘度(以下同様)は2920cpsであつた。こ
のポリオール組成物中の樹脂分は安定に分散し、
2カ月以上分離は全く観察されなかつた。得られ
たポリオール組成物をメタノールで10倍に希釈
し、遠心分離器を用いて3000rpmで分散樹脂分の
遠心分離試験(以下同様)を行なつた。回収され
た樹脂分はポリオール組成物中に含まれる樹脂分
の21%であつた。 実施例 2 尿素5部、80%アセトアルデヒド水溶液7部、
アクロレイン3部、水10部を反応器に仕込み、60
℃で2時間反応させる。ポリオールC90部を反応
器に仕込み100℃に昇温する。メチルメタクリレ
ート5部にα,α′―アゾビスイソブチロニトリル
0.5部を溶解させた溶液を5時間かかつて供給す
る。次いで80%アセトアルデヒド水溶液7部を1
時間かかつて供給する。供給終了後、140℃まで
昇温し減圧脱気して白色粘稠なポリオール組成物
を得た。水酸基価23.4、粘度2530cpsであつた。
このポリオール組成物中の樹脂分は安定に分散
し、2カ月以上分離は全く観察されなかつた。メ
タノール希釈遠心分離試験による分離回収樹脂分
はポリオール組成物中に含まれる樹脂分の23%で
あつた。 実施例 3 ポリオールA70部、アクリロニトリル10部、メ
チルメタクリレート5部、N―メチロールアクリ
ルアミド3部、α,α′―アゾビスイソブチロニト
リル0.6部を反応器に仕込み、100℃で5時間反応
させる。60℃に冷却し、尿素6部、メラミン6
部、40%グリオキザール水溶液32部を仕込み、2
時間反応させ、80℃まで昇温して、さらに2時間
反応させる。系内の水分を除去し、縮合反応を完
結するために140℃で減圧脱水を行ない、黄白色
粘稠液体を得た。水酸基価37.8、粘度4290cpsで
あつた。このポリオール組成物中の樹脂分は安定
に分散し、2カ月以上分離は全く観察されなかつ
た。メタノール希釈遠心分離試験による分離回収
樹脂分はポリオール組成物中に含まれる樹脂分の
18%であつた。 実施例 4 ポリオールB85部、アクリルアミド3部を反応
器に仕込み、120℃に加熱した。アクリロニトリ
ル8部にα,α′―アゾビスイソブチロニトリル
0.6部を溶解させた溶液を3時間かかつて供給し
た。120℃で30分間後反応を行なつた後、未反応
モノマーを減圧脱気した。 90℃まで冷却し、尿素9部を35%ホルムアルデ
ヒド水溶液26部に溶解させた水溶液を3時間かか
つて反応器に供給する。供給終了後、100℃に昇
温し、後反応を1時間行なう。系内の水分を除去
し、縮合反応を完結するために減圧脱水し黄褐色
の粘稠なポリオール組成物を得た。水酸基価
27.6、粘度は2610cpsであつた。このポリオール
組成物中の樹脂分は安定に分散し、2カ月以上分
離は全く観察されなかつた。メタノール希釈遠心
分離試験による分離回収樹脂分はポリオール組成
物中に含まれる樹脂分の15%であつた。 実施例 5 ポリオールC75部、アクリロニトリル10部、尿
素5部、ベンゾグアナミン5部、80%アセトアル
デヒド水溶液17部、アクロレイン5部、α,α′―
アゾビスイソブチロニトリル0.6部を反応器に仕
込み、60℃で2時間反応させる。100℃に昇温し
3時間反応させた後、残存水分、未反応モノマー
を除去し縮合反応を完結するために140℃で減圧
脱気を行なつた。得られたポリオール組成物は黄
白色粘稠液体で水酸基価18.8、粘度5120cpsであ
つた。このポリオール組成物中の樹脂分は安定に
分散し、2ケ月以上分離は全く観察されなかつ
た。メタノール希釈遠心分離試験による回収樹脂
分はポリオール組成物中に含まれる樹脂分の8%
であつた。 実施例 6 ポリオールB80部、メラミン8部、80%グリオ
キザール水溶液26.5部、アクリルアミド2部を反
応器に仕込み、50℃で2時間反応させた。100℃
に昇温しアクリロニトリル5部、スチレン5部に
α,α′―アゾビスイソブチロニトリル0.6部を溶
解させた溶液を3時間かかつて供給した。さらに
30分間後反応を行なつた後、未反応モノマー、残
存水分を除去し、縮合を完結するために140℃で
減圧脱水を行なつた。得られたポリオール組成物
は黄白色粘稠液で水酸基価26.5、粘度2870cpsで
あつた。このポリオール組成物中の樹脂分は安定
に分散し、2カ月以上分離は全く観察されなかつ
た。メタノール希釈遠心分離試験による回収樹脂
分はポリオール組成物中に含まれる樹脂分の5%
であつた。 実施例 7 ポリオールA90部、尿素5部、N―メチロール
アクリルアミド2部、35%ホルムアルデヒド水溶
液28部を反応器に仕込み、70℃で3時間反応させ
た。反応後メチルメタクリレート3部、α,α′―
アゾビスイソブチロニトリル0.3部を反応器に導
入し、100℃に昇温して3時間反応させた。未反
応モノマー、残存水分を除去し、縮合反応を完結
するために120℃で減圧脱水し白色粘稠なポリオ
ール組成物を得た。水酸基価50.4、粘度1950cps
であつた。このポリオール組成物中の樹脂分は安
定に分散し、2ケ月以上分離は全く観察されなか
つた。メタノール希釈遠心分離試験による回収樹
脂分はポリオール組成物中に含まれる樹脂分の5
%であつた。 実施例 8 ポリオールD80部、無水マレイン酸0.8部、エ
チレンオキシド1.6部を反応器に仕込み、150℃で
5時間反応させた後、未反応分を脱気除去する。
この変成ポリオールにメラミン5部、尿素5部、
80%アセトアルデヒド水溶液10部を導入し、60℃
でさらに2時間反応させた。100℃に昇温し、ア
クリロニトリル5部、メチルメタクリレート5
部、アクロレイン3部、α,α′―アゾビスイソブ
チロニトリル0.6部を5時間かかつて供給した。
100℃で30分間後反応を行なつた後、未反応モノ
マー、残存水分を除去し、縮合反応を完結させる
ために、140℃で減圧脱気を行なつた。得られた
ポリオール組成物は黄白色粘稠な液体で水酸基価
24.7、粘度4160cpsであつた。このポリオール組
成物中の樹脂分は安定に分散し、2カ月以上分離
は全く観察されなかつた。メタノール希釈遠心分
離試験による回収分離樹脂分はポリオール組成物
中に含まれる樹脂分の3%であつた。 参考例 1〜6 実施例のポリオール組成物とポリオールAを混
合して、ホツトモールド法でポリウレタンフオー
ムを製造した。使用した原料処方と、得られたフ
オームの物性を下記第1表に示す。 【表】
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention relates to a polyol composition containing an addition polymer component and an aldehyde condensation polymer component, and a method for producing the same. The present invention relates to a polyol composition with improved dispersion stability and a method for producing the same. Conventionally, polyols called so-called polymer polyols or graft polyols have been known as polyols for polyurethane raw materials. This type of polyol can be produced by polymerizing addition-polymerizable monomers such as acrylonitrile or styrene in a substantially saturated or unsaturated polyol, or by adding the addition polymer or other polymer into fine particles in a polyol. It is obtained by a method of dispersing. The polyol obtained by the former method is thought to be one in which the addition polymer is grafted onto the molecular chain of the polyol or simply dispersed in the form of fine particles. It is a liquid dispersion in which the combined components are dispersed. In addition, some of those obtained using unsaturated polyols are uniformly transparent and do not contain solid particulate components. Regarding this type of so-called polymer polyol, for example,
- Publication No. 24737, Special Publication No. 3437, Special Publication No. 41-3437, Special Publication No.
43-22108 Publication, Special Publication No. 46-20508, Special Publication No. 51-37228, Publication No. 40914-1980, Publication No. 40914-1972, Publication No. 40915-1972, Publication No. 3439-1972,
It is described in Special Publication No. 52-13834 and other publications. Among the latter methods of dispersing preformed polymers in polyols, it is also known to graft the polymers onto polyols. Examples of this type of polyol include, for example, Japanese Patent Publication No. 44-8230, Japanese Patent Publication No. 47597-1982, Japanese Patent Publication No. 40788-1988, Japanese Patent Publication No. 1987-40788,
There are publications such as Publication No. 135156. These so-called polymer polyols are suitable as raw materials for highly elastic polyurethane foams. However, these polymer polyols also have unresolved problems. For example, polymer polyols are not effective in making polyurethane flame retardant, but rather reduce the flame retardance and make polyurethane more flammable. Hereinafter, the polyol containing the above addition polymer will be referred to as a polymer polyol, and the addition polymer grafted or simply dispersed or dissolved in this polymer polyol will be referred to as an addition polymer component. On the other hand, polyols are known in which an aldehyde condensation polymer is formed in a polyol, and the aldehyde condensation polymer is dispersed in the polyol.
It is described in Japanese Patent Application Publication No. 51-122193, etc. According to these publications, melamine, urea,
Polymer-dispersed polyols similar to the above polymer polyols can be produced by oligopolycondensing or polycondensing other aminoplast-forming compounds and aldehydes in polyols; It is characterized by simply acting as a reaction medium without participating in the reaction. It is said that the polyol in which the aldehyde condensation polymer referred to in the present invention is dispersed has better dispersion stability than a polyol in which a pre-prepared aldehyde condensation polymer is dispersed. However, the above-mentioned Japanese Patent Application Publication No. 51-
As can be seen from the description in Publication No. 122193, its dispersion stability was not necessarily sufficient, inferior to the dispersion stability of the polymer polyol, and sedimentation separation was likely to occur. In addition, its characteristics are
Although it improves the flame retardancy of polyurethane obtained by using it, some of its performances, such as the effect of increasing the elasticity of polyurethane foam, are not as good as the polymer polyols described above. The present inventors first investigated the improvement of the dispersion stability of polyols containing the above aldehyde condensation polymer component. The reason why the addition polymer component in the polymer polyol has good dispersion stability is thought to be because some to all of the addition polymer component is grafted onto the molecular chain of the polyol as described above. This is because this grafting seems to occur even if the polyol is a substantially saturated polyol. Of course, other possible reasons include the small particle size of the addition polymer and the high affinity between the addition polymer and the polyol. On the other hand, even if an aldehyde condensation polymer is formed in a polyol, the bond between the polyol and the aldehyde condensation polymer is No reaction occurs, and the polyol merely serves as an inert medium for the reaction of aldehyde condensation polymer formation. Moreover, the affinity between the polyol and the aldehyde condensation polymer is not sufficient, and it is also not easy to freely adjust the particle size of the aldehyde condensation polymer. Therefore, the present inventors considered actively bonding an aldehyde condensation polymer and a polyol, thereby improving the dispersion stability of the aldehyde condensation polymer in the polyol. Therefore, a reactive part (referred to as a reactive part as described later) that can be condensed with aldehydes in a polyol
However, it is not easy to introduce such reactive sites into ordinary polyols.
Therefore, as a result of various research studies on this point, the present inventors have determined that an aldehyde condensation polymer may be bonded to the addition polymerization polymer in the polymer polyol, thereby indirectly bonding the polyol and the aldehyde condensation polymer. I discovered that I could achieve my goals by doing this. As mentioned above, it seems that the addition polymer component in the polymer polyol is not necessarily grafted to the polyol, but even if it is not grafted, the addition polymer component can be well dispersed. By introducing stability into the aldehyde condensation polymer component, the dispersion stability of the aldehyde condensation polymer component is improved. What is more advantageous is that not only the dispersion stability of the polyol containing the aldehyde condensation polymer component is improved, but also the polyurethane foam obtained by using it can be improved by increasing the proportion of the addition polymer component. Physical properties such as elasticity are improved. Conversely, when compared with conventional polymer polyols, polymer polyols with excellent flame retardancy can be obtained. The present invention relates to the above-mentioned polyol composition, that is, a condensation polymer component capable of forming an aldehyde condensation polymer with an addition-polymerizable polymer component formed by addition-polymerizing an addition-polymerizable monool in a polyol. An aldehyde condensation polymer component formed by reacting raw materials in a polyol, and further comprising a functional group co-condensable with a part of the condensation-forming raw materials and an unsaturated group copolymerizable with the addition polymerizable monomer. A copolymerizable addition-polymerizable monomer having a co-condensable addition-polymerizable monomer is copolymerized with both the above-mentioned condensation-forming raw material and the addition-polymerizable monomer, and at least a portion of the above-mentioned two types of polymers are copolymerized, and the above-mentioned Polyol is an essential component, and based on the total of these three components, the addition polymer component is 1 to 50% by weight, the aldehyde condensation polymer component is 1 to 50% by weight, and the total of both components is 60% by weight or less A polyol composition for producing polyurethane, characterized in that: It is. The polyol of the present invention will first be explained using specific examples. For example, the aldehyde condensation polymer component is a polycondensate of melamine and formaldehyde,
The case where the addition polymerization type polymer component is a copolymer of acrylamide and acrylonitrile will be described. The important point is that acrylamide is a monomer that can undergo addition polymerization, and that it can also be condensed with formaldehyde. For example, when melamine and formaldehyde are reacted in the polymer polyol containing an addition copolyol of acrylamide and acrylonitrile, a so-called melamine polycondensate is formed, and formaldehyde and the amide group of the acrylamide structural unit are condensed. , an addition polymerization copolymer and a melamine polycondensate are combined. When the addition copolymer in the polymer polyol is grafted to the polyol, the melamine polycondensate is bonded to the addition copolymer, so it is bonded to the polyol via the addition copolymer. . Therefore, compared to conventional melamine-based polycondensates which are merely dispersed in polyols, the dispersion stability in polyols is significantly improved. On the other hand, even if the addition copolymer is not grafted onto the polyol, the dispersion stability of the addition copolymer is imparted to the melamine polycondensate, thereby stabilizing the dispersion of the melamine polycondensate. Improves sex. Thus, in the present invention, the addition polymer component requires a functional group capable of reacting with the aldehyde condensation polymer and bonding the two. This functional group is either an amino group, an amide group, or a functional group that has at least one reactive site (described later) that can be condensed with aldehydes, or a methylol group, an aldehyde group, etc. that can be condensed with a compound that has these reactive sites. It is a functional group. As mentioned above, the polyol composition of the present invention can be produced by forming an aldehyde condensation polymer in the presence of an addition polymer component having these functional groups in a polyol; It can also be produced by other methods, such as a method in which addition polymerization of an addition polymerizable monomer having these functional groups and formation of an aldehyde condensation polymer are carried out almost simultaneously, or addition polymerization having these functional groups. It can be produced by, for example, a method in which a polyester monomer is reacted with at least one type of raw material capable of forming an aldehyde condensation polymer (hereinafter referred to as a condensation-forming raw material), and then this reaction product is subjected to addition polymerization. Using the same example as above, for example, after mixing melamine, acrylamide, and formaldehyde into a polyol and heating and dissolving the mixture, adding or adding a mixture of the polyol, acrylonitrile, and an addition polymerization initiator, and performing addition polymerization and polymerization. The polyol composition of the present invention can be produced by condensation. In this case, when melamine, acrylamide and formaldehyde are heated and dissolved in the polyol, some condensation reaction may occur. Therefore, if this part of the reaction is performed intentionally, a similar polyol composition of the present invention can also be produced by addition polymerizing an initial condensate or condensate of melamine, acrylamide, and formaldehyde together with acrylonitrile in a polyol. be able to. The present invention also relates to a method for producing the above polyol composition, that is, an addition polymer component formed by addition polymerizing an addition polymer synthesis monomer in a polyol, and an aldehyde condensation polymer. An aldehyde condensation polymer component formed by reacting condensation forming raw materials that can be formed in a polyol, and the above polyol as essential components, and the addition polymer component is 1 to 50% of the total of these three components. When producing a polyol composition in which the aldehyde condensation polymer component is 1 to 50% by weight and the total of both components is 60% by weight or less, a functional cocondensable with a part of the condensation forming raw materials is used. Using a co-condensable addition-polymerizable monomer having a group and an unsaturated group copolymerizable with the above-mentioned addition-polymerizable monomer, addition polymerization of it with another addition-polymerizable monomer, the co-condensable addition-polymerizable monomer or A method for producing a polyol composition for producing polyurethane, characterized in that a condensation reaction between the polymer and a condensation-forming raw material and a polycondensation of the condensation-forming raw material are carried out simultaneously or sequentially in a polyol. It is. The order in which the above three reactions are performed is not particularly limited. Furthermore, two reactions can be performed simultaneously and then the remaining reactions can be performed, or one reaction can be performed and then the remaining two reactions can be performed simultaneously. Of course, the three reactions can also be carried out simultaneously. However, these reactions usually occur together, and it is often impossible to distinguish one reaction from another. In particular, the reaction between the condensation-forming raw material and the condensable addition-polymerizable monomer or its polymer is difficult to distinguish from the polycondensation of the condensation-forming raw material, and is generally thought to occur simultaneously. Therefore, the reaction can be broadly classified into two reactions: addition polymerization and condensation reaction (including polycondensation), and the above-mentioned production method can be broadly classified into whether these two reactions are performed simultaneously or separately. A preferred method is to carry out at least part of the addition polymerization and condensation reaction simultaneously, and then to carry out the addition polymerization and then the condensation reaction. The remaining method of first carrying out a condensation reaction and then carrying out addition polymerization is not a particularly preferable method, but as described below, an initial condensate is produced by the first condensation reaction, this is subjected to addition polymerization, and then the next step is carried out. Preferred among these methods are a method in which a condensation reaction is further carried out, or a method in which an initial condensate is produced and then the remaining condensation reaction and addition polymerization are carried out. The most preferred method is one in which addition polymerization and at least part of the condensation reaction are carried out simultaneously. The above-mentioned specific examples of the above-mentioned manufacturing method are shown below in order of preference. (1) A method in which melamine, formaldehyde, acrylamide, and acrylonitrile are reacted by heating in a polyol in the presence of an addition polymerization initiator. In this case, the reaction may be carried out while adding acrylonitrile gradually as described above. In this method, addition polymerization and condensation reaction proceed almost simultaneously. However, producing the final melamine-formaldehyde condensation polymer usually requires a post-reaction, which is carried out to complete the condensation reaction, such as dehydration of the methylol group. It is also preferable to remove simultaneously generated water or mixed water. (2) Acrylamide and acrylonitrile are first subjected to addition polymerization in a polyol, and then melamine and formaldehyde are added to perform a condensation reaction. As described above, this corresponds to a conventional method for producing an aldehyde condensation polymer, in which a polyol containing an addition polymer capable of reacting with an aldehyde-forming raw material is used as the polyol. (3) A method in which an initial condensate of melamine, formaldehyde, and acrylamide is addition-polymerized together with acrylonitrile in a polyol, and the condensation reaction is carried out simultaneously or thereafter with or without the addition of at least one of melamine and aldehyde. Initial condensate refers to a relatively low molecular weight condensate whose molecular structure is difficult to clearly determine. In the present invention, compounds such as N-methylolacrylamide, which is a condensate of acrylamide and formaldehyde, are one of the condensable addition polymerizable monomers. Considered a seed. In the present invention, the condensable addition-polymerizable monomer includes functional groups and addition-polymerizable groups that can be bonded to the condensation-forming raw materials described below through a condensation reaction, particularly α,β-unsaturated groups such as vinyl groups and vinylidene groups. It is called a compound that has . Specific examples include acrylamide, N-methylolacrylamide,
Examples include acrolein, hydroxyethyl methacrylate, aminoethyl methacrylate, vinylpyridine, vinylphenol, vinylaniline, etc., and addition polymerizable monomers having an amino group or an amide group are particularly preferred. These condensable addition-polymerizable monomers can be used alone or in combination of two or more thereof, but are more preferably used in combination with other addition-polymerizable monomers. In this case, the proportion of the condensable addition-polymerizable monomer in all the addition-polymerizable monomers is preferably 2% by weight or more, particularly 10% by weight or more. Various addition polymerizable monomers can be used in combination, including acrylonitrile monomers such as acrylonitrile and methacrylonitrile, styrene monomers such as styrene and divinylbenzene, and methyl methacrylate and ethyl acrylate. Examples include acrylic monomers, vinyl acetate monomers, halogenated vinyl monomers, diene monomers such as butadiene, and others. Particularly preferred are acrylonitrile monomers, styrene monomers, and acrylic monomers, with acrylonitrile and styrene being most preferred. Two or more of these addition-polymerizable monomers can be used in combination, and combinations containing acrylonitrile or styrene as main components, and combinations of both are particularly preferred. When polymerizing these addition-polymerizable monomers, an addition polymerization initiator is usually used, such as an azo compound such as azobisisobutyronitrile or a peroxide such as benzoyl peroxide. Appropriate. Addition polymerization can also be carried out using ultraviolet rays or other radiation. Aldehyde condensation polymers are produced from synthetic raw materials, and the condensation raw materials are at least a combination of aldehydes and compounds that can be polycondensed with aldehydes (hereinafter referred to as polycondensable compounds), or at least an initial condensation product of both of them. Consisting of As the initial condensate,
Particularly preferred are reaction products of a polycondensable compound having a methylol group and formaldehyde, such as novolak, methylol urea, dimethylol urea, polymethylol melamine, and alkyl etherified polymethylol melamine. These initial condensates can be reacted alone to form an aldehyde condensation polymer, but they can also be reacted together with aldehydes or polycondensable compounds. As the aldehydes, aliphatic, alicyclic, aromatic, and other aldehydes, condensates thereof, and derivatives such as compounds capable of generating aldehydes can be used. Preferred aldehydes are aliphatic aldehydes having 6 or less carbon atoms and derivatives thereof, such as formaldehyde, acetaldehyde, paraformaldehyde, paraacetaldehyde, glyoxal, and hexamethylenetetramine. Particularly preferred are formaldehyde and formaldehyde derivatives such as paraformaldehyde. These aldehydes can be used by being dissolved in a solvent, and the preferred solvent is water. Another condensation-forming raw material is a polycondensable compound, which requires at least two sites (hereinafter referred to as reaction sites) that can react with aldehydes. The reactive site is typically a carbon atom to which hydrogen is bonded in an aromatic nucleus, or a nitrogen atom to which hydrogen is bonded in an amino group, an amide group, or the like. The reaction site of the aromatic nucleus is preferably the ortho or para position of the aromatic nucleus to which a hydroxyl group or amino group is bonded, and it is appropriate to use an aromatic compound having two or more of these reaction sites, and has an amino group or an amide group. Suitable compounds are polyamine compounds having two or more of these groups. It may be particularly preferable to use two or more types of these polycondensable compounds, and a compound having only one reactive site can also be used together with these. The condensable addition-polymerizable monomer can be regarded as a compound having only one reactive site, and the condensable addition-polymerizable monomer having two or more reactive sites is regarded as one type of polycondensable compound herein. You can also do that. Examples of the aromatic compounds mentioned above include phenol, cresol, xylenol, P-alkylphenol, bisphenol A, resorcinol,
Dihydroxydiphenylmethane, other phenols, and aromatic amines such as aniline, diaminobenzene, P-alkylaniline, N-substituted alkylaniline, and diaminodiphenylmethane are suitable, and aromatic amines are particularly preferred. Since the amino group of the aromatic amine is also a reactive site, the aromatic nucleus may have one or less reactive sites. Examples of polyamine compounds include:
Ureas such as urea, thiourea and N-substituted urea, guanidines such as guanidine and N-substituted guanidine, S-triazines such as melamine, N-substituted melamine, benzoguanamine, acetoguanamine and N-substituted guanamine are suitable. It is. Among these, particularly preferred are urea, guanidine,
Melamine, benzoguanamine, dicyandiamide, and the combination of two or more of these;
Alternatively, it is also preferable to use these together with phenol and/or aniline. Furthermore, as mentioned above, it is also preferable to use monoamines, alkanolamines, and other compounds having one reactive site together with these. The formation of the addition polymerization type polymer and the formation of the aldehyde condensation type polymer are carried out in a polyol. As these polyols, unsaturated polyols or substantially saturated polyols can be used, and unsaturated polyols are particularly preferred. Examples of unsaturated polyols include those described in the six publications listed below, as well as the nitrogen-containing unsaturated polyol (Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 56-1988) according to the invention of the present inventors. -90818, JP-A-56-93724, and JP-A-56-93729).
Specific examples include unsaturated polyester polyols obtained from unsaturated polycarboxylic acids and polyhydric alcohols, unsaturated polyols obtained by reacting polyether polyols with unsaturated polycarboxylic acids, and further reacting with epoxides if necessary. Ether ester polyol, unsaturated polyether polyol obtained by adding an unsaturated epoxide such as allyl glycidyl ether to an initiator together with alkylene oxide, polyether polyol and unsaturated polyhydric (and/or monohydric) alcohol Examples include nitrogen-containing bond-containing unsaturated polyols bonded via isocyanate compounds. As a substantially saturated polyol,
Examples include polyether polyol, polyester polyol, polyether ester polyol, polycarbonate polyol, and hydroxyl group-containing hydrocarbon polyol. Particularly preferred are polyether polyols, such as polyhydric alcohols, polyamines,
Preferred are other polyether polyols obtained by adding an epoxide, particularly an alkylene oxide having 2 to 4 carbon atoms, to an initiator having two or more active hydrogens, and polyether polyols obtained by ring-opening polymerization of a cyclic ether. The most preferred is a polyether polyol obtained by adding propylene oxide or propylene oxide and ethylene oxide to a divalent to tetravalent initiator. Two or more of these polyols may be used in combination. Further, these polyols preferably have a hydroxyl value of 800 or less and a number of 2 to 8 hydroxyl groups, and particularly preferably a hydroxyl value of 20 to 200 and a number of hydroxyl groups of 2 to 4. These unsaturated or substantially saturated polyols are preferably liquid at room temperature; Melting point polyols may also be used. Addition polymerization in polyols is usually carried out under heating. This temperature is preferably higher than the temperature at which the addition polymerization initiator can become radicals by decomposition or the like. The addition-polymerizable monomer can be polymerized by charging the entire amount into a reactor filled with polyol, or can be polymerized by gradually adding a portion thereof to the reactor. Thus, addition polymerization in polyols can be carried out using conventional methods for producing polymer polyols. Furthermore, a polyol containing an addition polymer component can also be produced by dispersing a pre-prepared addition polymer in a polyol, or by grafting it onto a polyol. As for the method for producing an aldehyde condensation polymer in a polyol, the method described in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 50-15832 and subsequent publications can be directly applied to the production method of the present invention, but this known method It is not limited to only. The reaction rate of the condensation forming raw materials is preferably not particularly limited as long as a solid, particulate polymer can be formed. However, the ratio of the aldehyde to 1 mole of the polycondensable compound is usually preferably 0.5 to 3.0 moles, particularly 0.8 to 2.5 moles, and more preferably 0.9 to 1.5 moles. The reaction of both polyols is usually carried out under heating; if addition polymerization is not performed, the temperature is below 60°C in the first half, and above 70°C in the second half, and if addition polymerization is carried out simultaneously, addition polymerization occurs in the first stage. It is preferable that the reaction is carried out at a temperature higher than the above temperature and at a relatively low temperature, with the subsequent reaction being carried out at a higher temperature. Further, the reaction is carried out under neutral to acidic conditions, but it is also preferable to carry out the reaction under alkaline conditions in the first half and neutral to acidic conditions in the second half. It is preferable to carry out dehydration treatment after the completion of the reaction or together with the latter half of the reaction. This is done to remove water used as a solvent for aldehydes and water produced by the reaction. In particular, the latter half of the reaction is preferably carried out sufficiently until no hydroxyl groups (e.g., methylol groups) remain due to aldehydes, and the dehydration treatment is preferably carried out at a temperature that allows the dehydration reaction to proceed further. Furthermore, a treatment for blocking methylol groups and the like as described in the above-mentioned publication can also be performed. In this way, it is preferable to produce an aldehyde condensation polymer that is substantially free of hydroxyl groups caused by aldehydes, and the above reaction conditions are also used for the same purpose when reacting the initial condensate in a polyol. It is preferable that As mentioned above, it is preferable that the aldehyde condensation polymer component in the polyol composition of the present invention has few, particularly substantially no, hydroxyl groups resulting from aldehydes. If the polyol does not contain an addition polymer component, the hydroxyl value of the polyol containing an aldehyde condensation polymer component is as follows:
The hydroxyl value of the original polyol decreases in proportion to the amount of aldehyde condensation polymer present. The greater the number of hydroxyl groups in the aldehyde condensation polymer, the lower the rate of decrease, and when the hydroxyl value of the original polyol matches the hydroxyl value of the aldehyde condensation polymer, the hydroxyl value no longer decreases. In the present invention, the hydroxyl value of the aldehyde condensation polymer component-containing polyol is preferably at most 1.2 times, particularly at most the same as, the hydroxyl value of the original polyol. As an exception, there are cases where a compound having a hydroxyl group itself, such as a phenol, is used as a polycondensable compound, and in this case, a polyol with a hydroxyl value higher than that of the original polyol may be produced. However, even in this case, it is preferable that the hydroxyl value of the polyol containing the aldehyde condensation type polymerization component is preferably 1.2 times or less, particularly the same or less, as the original polyol, as described above. In fact, the hydroxyl value of a polyol containing an aldehyde condensation polymer component obtained by sufficient dehydration using the above reaction conditions is the hydroxyl value of the original polyol when calculated by subtracting the aldehyde condensation polymer component. substantially match. Therefore, it is presumed that such an aldehyde condensation polymer component does not substantially contain hydroxyl groups resulting from aldehydes. In the case of the polyol composition of the present invention containing an addition polymer component, if the addition polymer does not contain hydroxyl groups, the apparent hydroxyl value of the polyol similarly decreases as its proportion increases. . The polyol composition of the present invention is preferably a dispersion in which finely divided solids are dispersed in a polyol. It is presumed that the fine particulate solid is composed of an addition polymer, an aldehyde condensation polymer, and a combination or mixture of the two. From the viewpoint of dispersion stability, it is preferable that part to all of the addition polymer is grafted onto the polyol. It is thought that when unsaturated polyols are used, the proportion of grafting occurring is high. In some cases, the particulate solid may not contain only one polymer. For example, it is known that transparent polymer polyols containing no particulate solids can be obtained from known polymer polyols using unsaturated polyols, and according to the studies of the present inventors, aldehyde condensation polymers formed in polyols can be obtained. This is because it is possible to produce a product evenly mixed with a polyol. Therefore, some polyol compositions of the present invention may not contain particulate solids. The aldehyde condensation polymer dispersed in the polyol as a fine particulate solid is a relatively high molecular weight condensate polycondensed in a two-dimensional or three-dimensional shape such as a linear to network shape, and more preferably a three-dimensional condensation product. It is a condensate and does not dissolve in ordinary resin-soluble solvents. Also, although it does not melt when heated, it becomes molten and decomposes when heated at high temperatures. Therefore, such a condensate is considered to correspond to a cured product of a conventional thermosetting aldehyde condensation resin such as a melamine resin or a urea resin. The appearance of the polyol composition of the present invention is usually a white to colored translucent to opaque viscous liquid. Although its viscosity may vary depending on various conditions, it is preferably 20,000 centipoise or less at 25°C. Since the polyol composition of the present invention can be diluted with a polyol or other liquid, compositions with higher viscosities than this can also be diluted and used. The proportion of each component in the polyol composition of the present invention is not particularly limited, but the addition polymer component is 1 to 50% by weight, and the aldehyde condensation polymer component is 1 to 50% by weight. The total amount of both components is preferably 60% by weight or less. Of course, if there are no restrictions such as viscosity, the proportion of each component can be further increased. In addition, the relative proportions of both components can be changed depending on the purpose. For example, when the purpose is to make polyurethane flame retardant or to improve the dispersion stability of the aldehyde condensation polymer component, the aldehyde condensation polymer component The proportion of the addition polymer component can be increased, and it is effective even if the proportion of the addition polymer component is 10% by weight or less based on the polyol composition. More preferably, the proportion of both components in the polyol composition is 2 to 40% by weight of the addition polymer component, 5 to 40% by weight of the aldehyde condensation polymer component, and the total of both is 7 to 40% by weight.
It is appropriate that the weight ratio of both components is 1 to 1 of the addition polymer component to 0.2 to 10 of the aldehyde condensation polymer component. Also,
The hydroxyl value of the polyol composition of the present invention is 200 or less,
In particular, it is preferably 5 to 100. The polyol composition of the present invention is used as a raw material for polyurethane. That is, it is suitable as part to all of the polyol that is the main raw material for polyurethane. The polyol composition of the present invention is as effective as conventional polymer polyols in improving the hardness, modulus, etc. of polyurethane. Moreover, whereas conventional polymer polyols actually lower the flame retardance of polyurethane, the present invention The polyol composition improves the flame retardancy of polyurethane. In particular, those obtained using phenols, ureas, guanidines, and S-triazines are particularly effective in improving flame retardancy. Polyurethane can be roughly divided into foam polyurethane and non-foam polyurethane. Non-foam polyurethane includes, for example, elastomers, hard resins, waterproof materials, sealants,
Some are used for paints and other purposes. The polyol composition of the present invention is particularly suitable as a raw material for polyurethane foam, particularly for flexible polyurethane foam and semi-rigid polyurethane foam. These polyurethanes can be manufactured by using polyols such as the above-mentioned polyether polyols together with the polyol composition of the present invention. Further, as a chain extender or crosslinking agent, a relatively low molecular weight polyol, especially a polyhydric alcohol, a compound having active hydrogen such as a polyamine, or a compound having an active hydrogen such as a polyol composition can be mixed or used separately. In the production of polyurethane foam, a blowing agent such as water or a halogenated hydrocarbon is usually used, and in some cases, an inert gas such as air is mixed into the foam. As a halogenated hydrocarbon blowing agent,
Trichloroolomethane, dichlorodifluoromethane, methylene chloride, etc. are suitable. Further, a foam stabilizer is usually used, and organosilicon compounds such as poly(dialkylsilane) and polyoxyalkylene chain-containing silane are suitable as the foam stabilizer. Furthermore, in many cases, it is essential to use a catalyst, and typical catalysts include tertiary amine catalysts and organometallic compound catalysts. In addition, various additives can be optionally used when producing polyurethane foam.
Examples include fillers, reinforcing agents, stabilizers, colorants, flame retardants, mold release agents, foam breakers, crosslinking agents, chain extenders, and the like. These catalysts and other additives may also be used in the production of non-foam polyurethanes, in particular catalysts are usually essential raw materials. Other basic raw materials for polyurethanes are polyisocyanate compounds. As the polyisocyanate compound, aromatic, aliphatic, alicyclic, heterocyclic, etc. compounds having at least two isocyanate groups can be used alone or in combination. Preference is given to using isocyanate compounds. Specific polyisocyanate compounds include, for example, tolylene diisocyanate (TDI), diphenylmethane diisocyanate (MDI), polymethylene polyphenyl isocyanate, xylylene diisocyanate, naphthalene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, isophorone diisocyanate, etc. .
The polyisocyanate compound can also be used as a modified polyisocyanate compound modified by various methods or compounds, and can also be used as a blocked isocyanate compound blocked with various compounds. The method for producing polyurethane using these raw materials is not particularly limited, and for example, methods such as the one-shot method, prepolyol method, quasi-prepolyol method, and RIM method can be used. EXAMPLES The present invention will be specifically explained below using Examples, but the present invention is not limited to these Examples. The polyether polyols used in the examples are as follows. Polyol A: Polyoxypropylene ethylene triol with a molecular weight of 3000, which is obtained by adding propylene oxide to a glycerin initiator and then adding 13% by weight of ethylene oxide. Polyol B: Polyoxypropylene ethylene triol with a molecular weight of 5000, which is obtained by adding propylene oxide to a glycerin initiator and then adding 15% by weight of ethylene oxide. Polyol C: Polyoxypropylene ethylene triol with a molecular weight of 6500, which is obtained by adding propylene oxide to a glycerin initiator and then adding 15% by weight of ethylene oxide. Polyol D: Polyoxypropylene ethylene hexanol with a molecular weight of 9600, prepared by adding propylene oxide to a sorbitol initiator and then adding 10% by weight of ethylene oxide. Example 1 8 parts of urea (parts by weight, the same applies below), 2 parts of benzoguanamine, 2 parts of acrylamide, and 15 parts of a 35% formaldehyde aqueous solution are charged into a reactor and reacted at 80°C for 1 hour. After cooling the system to 30°C, 80 parts of polyol B, 6 parts of acrylonitrile, and 2 parts of styrene were added.
1 part and 0.5 part of α,α'-azobisisobutyronitrile were added at the same time and heated to 80°C. 35% at 80℃
6 parts of formaldehyde aqueous solution is fed to the reactor every hour or so. After supply is finished, keep at 80℃ for another 1 hour.
After a post-reaction, the system was heated to 100°C and reacted for 2 hours. In order to remove water in the system and complete the reaction, vacuum degassing was performed at 140°C to obtain a yellowish white viscous polyol composition. The hydroxyl value was 26.5, and the viscosity at 25°C (the same applies hereinafter) was 2920 cps. The resin component in this polyol composition is stably dispersed,
No separation was observed over two months. The obtained polyol composition was diluted 10 times with methanol, and a centrifugation test (the same applies hereinafter) for the dispersed resin was performed at 3000 rpm using a centrifuge. The resin content recovered was 21% of the resin content contained in the polyol composition. Example 2 5 parts of urea, 7 parts of 80% acetaldehyde aqueous solution,
Charge 3 parts of acrolein and 10 parts of water into a reactor, and
Incubate at ℃ for 2 hours. Charge 90 parts of polyol C into a reactor and raise the temperature to 100°C. α,α′-Azobisisobutyronitrile in 5 parts of methyl methacrylate
Dissolve 0.5 part of the solution and feed for 5 hours or more. Next, add 7 parts of 80% acetaldehyde aqueous solution to 1 part.
Supply once or twice. After the supply was completed, the temperature was raised to 140°C and degassed under reduced pressure to obtain a white viscous polyol composition. It had a hydroxyl value of 23.4 and a viscosity of 2530 cps.
The resin component in this polyol composition was stably dispersed, and no separation was observed for more than two months. The resin content separated and recovered by the methanol dilution centrifugation test was 23% of the resin content contained in the polyol composition. Example 3 70 parts of polyol A, 10 parts of acrylonitrile, 5 parts of methyl methacrylate, 3 parts of N-methylolacrylamide, and 0.6 parts of α,α'-azobisisobutyronitrile were charged into a reactor and reacted at 100°C for 5 hours. Cool to 60℃, add 6 parts of urea and 6 parts of melamine.
2 parts, 32 parts of 40% glyoxal aqueous solution,
The mixture was allowed to react for an hour, then the temperature was raised to 80°C, and the reaction was continued for an additional 2 hours. In order to remove water in the system and complete the condensation reaction, dehydration was performed under reduced pressure at 140°C to obtain a yellow-white viscous liquid. It had a hydroxyl value of 37.8 and a viscosity of 4290 cps. The resin component in this polyol composition was stably dispersed, and no separation was observed for more than two months. The resin content separated and recovered by the methanol dilution centrifugation test is the resin content contained in the polyol composition.
It was 18%. Example 4 85 parts of polyol B and 3 parts of acrylamide were charged into a reactor and heated to 120°C. α,α′-Azobisisobutyronitrile in 8 parts of acrylonitrile
A solution containing 0.6 parts was fed for 3 hours. After post-reaction was carried out at 120°C for 30 minutes, unreacted monomers were degassed under reduced pressure. Cool to 90° C. and feed an aqueous solution of 9 parts of urea dissolved in 26 parts of a 35% formaldehyde aqueous solution to the reactor for 3 hours. After the supply is finished, the temperature is raised to 100°C and post-reaction is carried out for 1 hour. Water in the system was removed and dehydration was performed under reduced pressure to complete the condensation reaction to obtain a yellowish brown viscous polyol composition. Hydroxyl value
27.6, and the viscosity was 2610 cps. The resin component in this polyol composition was stably dispersed, and no separation was observed for more than two months. The resin content separated and recovered by the methanol dilution centrifugation test was 15% of the resin content contained in the polyol composition. Example 5 75 parts of polyol C, 10 parts of acrylonitrile, 5 parts of urea, 5 parts of benzoguanamine, 17 parts of 80% aqueous acetaldehyde solution, 5 parts of acrolein, α, α′-
Charge 0.6 part of azobisisobutyronitrile into a reactor and react at 60°C for 2 hours. After raising the temperature to 100°C and reacting for 3 hours, vacuum degassing was performed at 140°C to remove residual moisture and unreacted monomers and complete the condensation reaction. The obtained polyol composition was a yellowish white viscous liquid with a hydroxyl value of 18.8 and a viscosity of 5120 cps. The resin component in this polyol composition was stably dispersed, and no separation was observed for more than two months. The resin content recovered by the methanol dilution centrifugation test was 8% of the resin content contained in the polyol composition.
It was hot. Example 6 80 parts of polyol B, 8 parts of melamine, 26.5 parts of 80% glyoxal aqueous solution, and 2 parts of acrylamide were charged into a reactor and reacted at 50°C for 2 hours. 100℃
The temperature was raised to 1.5 parts, and a solution of 0.6 parts of α,α'-azobisisobutyronitrile dissolved in 5 parts of acrylonitrile and 5 parts of styrene was supplied for 3 hours. moreover
After post-reaction for 30 minutes, unreacted monomers and residual water were removed, and vacuum dehydration was performed at 140°C to complete condensation. The obtained polyol composition was a yellowish white viscous liquid with a hydroxyl value of 26.5 and a viscosity of 2870 cps. The resin component in this polyol composition was stably dispersed, and no separation was observed for more than two months. The resin content recovered by the methanol dilution centrifugation test is 5% of the resin content contained in the polyol composition.
It was hot. Example 7 90 parts of polyol A, 5 parts of urea, 2 parts of N-methylolacrylamide, and 28 parts of a 35% formaldehyde aqueous solution were charged into a reactor and reacted at 70°C for 3 hours. After reaction, 3 parts of methyl methacrylate, α, α′-
0.3 part of azobisisobutyronitrile was introduced into the reactor, heated to 100°C, and reacted for 3 hours. Unreacted monomers and residual water were removed, and in order to complete the condensation reaction, dehydration was carried out under reduced pressure at 120°C to obtain a white viscous polyol composition. Hydroxyl value 50.4, viscosity 1950cps
It was hot. The resin component in this polyol composition was stably dispersed, and no separation was observed for more than two months. The resin content recovered by the methanol dilution centrifugation test is 5% of the resin content contained in the polyol composition.
It was %. Example 8 80 parts of polyol D, 0.8 parts of maleic anhydride, and 1.6 parts of ethylene oxide are charged into a reactor, and after reacting at 150°C for 5 hours, unreacted components are removed by degassing.
This modified polyol contains 5 parts of melamine, 5 parts of urea,
Introduce 10 parts of 80% acetaldehyde aqueous solution and heat at 60°C.
The reaction was continued for an additional 2 hours. Raise the temperature to 100℃ and add 5 parts of acrylonitrile and 5 parts of methyl methacrylate.
1 part, 3 parts of acrolein, and 0.6 part of α,α'-azobisisobutyronitrile were fed for 5 hours.
After post-reaction was carried out at 100°C for 30 minutes, deaeration was carried out under reduced pressure at 140°C in order to remove unreacted monomers and residual water and complete the condensation reaction. The obtained polyol composition is a yellowish white viscous liquid with a hydroxyl value.
24.7, and the viscosity was 4160 cps. The resin component in this polyol composition was stably dispersed, and no separation was observed for more than two months. The resin content recovered and separated by the methanol dilution centrifugation test was 3% of the resin content contained in the polyol composition. Reference Examples 1 to 6 The polyol compositions of Examples and polyol A were mixed to produce polyurethane foams by hot molding. The raw material formulation used and the physical properties of the obtained foam are shown in Table 1 below. 【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 付加重合性モノマーをポリオール中で付加重
合させて形成された付加重合系重合体成分とアル
デヒド縮合系重合体を形成しうる縮合形成原料を
ポリオール中で反応させて形成されたアルデヒド
縮合系重合体成分であつて、しかも上記縮合形成
原料の一部と共縮合性の官能基および上記付加重
合性モノマーと共重合性の不飽和基を有する共縮
合性付加重合性モノマーを上記縮合形成原料と付
加重合性モノマーのいずれにも共重合させてな
る、上記2種の重合体の少なくとも一部が共重合
されている2成分、および上記ポリオールを必須
成分とし、かつこれら3成分の合計に対して付加
重合系重合体成分が1〜50重量%、アルデヒド縮
合系重合体成分が1〜50重量%、両成分の合計が
60重量%以下であることを特徴とするポリウレタ
ン製造用ポリオール組成物。 2 共縮合性の官能基が、アミノ基、アミド基、
メチロール基、およびアルデヒド基から選ばれた
官能基である、特許請求の範囲第1項の組成物。 3 付加重合性モノマーをポリオール中で付加重
合させて形成された付加重合系重合体成分、アル
デヒド縮合系重合体を形成しうる縮合形成原料を
ポリオール中で反応させて形成されたアルデヒド
縮合系重合体成分、および上記ポリオールを必須
成分とし、かつこれら3成分の合計に対し該付加
重合系重合体成分が1〜50重量%、該アルデヒド
縮合系重合体成分が1〜50重量%、両成分の合計
が60重量%以下であるポリオール組成物を製造す
る際に、上記縮合形成原料の一部と共縮合性の官
能基および上記付加重合性モノマーと共重合性の
不飽和基を有する共縮合性付加重合性モノマーを
使用し、それと他の付加重合性モノマーとの付加
重合、該共縮合性付加重合性モノマーあるいはそ
の重合体を縮合形成原料との縮合反応、および縮
合形成原料の重縮合をポリオール中で同時にある
いは順次行なうことを特徴とするポリウレタン製
造用ポリオール組成物の製造方法。 4 共縮合性の官能基が、アミノ基、アミド基、
メチロール基、およびアルデヒド基から選ばれた
官能基である、特許請求の範囲第3項の方法。 5 付加重合、縮合反応および重縮合をポリオー
ル中でほぼ同時に行なう、特許請求の範囲3項の
方法。 6 ポリオール中で共縮合性付加重合性モノマー
と他の付加重合性モノマーとの付加重合を行な
い、次いで縮合形成原料を加えて縮合反応と重縮
合を行なう、特許請求の範囲第3項の方法。
[Scope of Claims] 1. An addition-polymerizable polymer component formed by addition-polymerizing an addition-polymerizable monomer in a polyol and a condensation-forming raw material capable of forming an aldehyde condensation-based polymer are reacted in a polyol. A cocondensable addition polymerizable monomer which is an aldehyde condensation polymer component and further has a functional group cocondensable with a part of the above condensation forming raw materials and an unsaturated group copolymerizable with the above addition polymerizable monomer. Two components in which at least a portion of the two types of polymers are copolymerized, which are copolymerized with both the condensation forming raw material and the addition-polymerizable monomer, and the above polyol as essential components, and these three components The addition polymer component is 1 to 50% by weight, the aldehyde condensation polymer component is 1 to 50% by weight, and the total of both components is
A polyol composition for producing polyurethane, characterized in that the content is 60% by weight or less. 2 The co-condensable functional group is an amino group, an amide group,
The composition of claim 1, wherein the functional group is selected from a methylol group and an aldehyde group. 3. An addition polymer component formed by addition polymerizing an addition polymerizable monomer in a polyol, an aldehyde condensation polymer formed by reacting a condensation forming raw material capable of forming an aldehyde condensation polymer in a polyol. component, and the above-mentioned polyol as essential components, and based on the total of these three components, the addition polymer component is 1 to 50% by weight, the aldehyde condensation polymer component is 1 to 50% by weight, and the total of both components is 60% by weight or less, a co-condensable addition having a functional group co-condensable with a part of the above-mentioned condensation forming raw materials and an unsaturated group co-polymerizable with the above-mentioned addition-polymerizable monomer. Using a polymerizable monomer, addition polymerization with another addition polymerizable monomer, condensation reaction of the co-condensable addition polymerizable monomer or its polymer with a condensation forming raw material, and polycondensation of the condensation forming raw material in a polyol. A method for producing a polyol composition for producing polyurethane, characterized in that the steps are carried out simultaneously or sequentially. 4 The co-condensable functional group is an amino group, an amide group,
4. The method of claim 3, wherein the functional group is selected from a methylol group and an aldehyde group. 5. The method of claim 3, wherein the addition polymerization, condensation reaction and polycondensation are carried out substantially simultaneously in the polyol. 6. The method according to claim 3, wherein addition polymerization of a co-condensable addition polymerizable monomer and another addition polymerizable monomer is performed in a polyol, and then a condensation forming raw material is added to perform a condensation reaction and polycondensation.
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