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JPS63197544A - ウラン吸着剤 - Google Patents

ウラン吸着剤

Info

Publication number
JPS63197544A
JPS63197544A JP24486786A JP24486786A JPS63197544A JP S63197544 A JPS63197544 A JP S63197544A JP 24486786 A JP24486786 A JP 24486786A JP 24486786 A JP24486786 A JP 24486786A JP S63197544 A JPS63197544 A JP S63197544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
uranium
adsorbent
allene
seawater
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24486786A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kondo
義和 近藤
Toshihiro Yamamoto
俊博 山本
Osamu Manabe
真鍋 修
Seiji Shinkai
征治 新海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP24486786A priority Critical patent/JPS63197544A/ja
Publication of JPS63197544A publication Critical patent/JPS63197544A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なウラン吸着剤に関する。
(従来の技術) 石油に代るエネルギーとして原子力、水力、風力、潮力
等各種のエネルギー利用が検討されているが、その技術
的完成度、コスト及び出力等の点で原子力よりすぐれる
ものはない。
一方、原子力エネルギーの燃料となるウランの陸上埋蔵
量は500万トンと推定されているが、これも将来の需
用を十分に充すものではない。ところが、海水中には、
数ppbと極めて希薄な濃度であるが、総量42億トン
という膨大な愈のウランが存在している。海水中からの
ウラン回収技術は極めて重要な技術として鋭意検討され
ているが、未だ十分な吸着剤は見い出されていない。
ウラン吸着剤の必要条件としては、ウランとの会合定数
が大きい事及び他の金属イオンに対してウランの選択吸
着性に優れる事が上げられる。
これ迄多(のウラン吸着剤の提案がなされてお 。
す、その代表的なものは、チタン酸カリウム、アミドオ
キシム樹脂及びクラウンエーテル化合物等があるが、尚
上述した必要条件を満足していない事やコスト、吸着剤
の再生・再使用性、取扱い等の点で問題があるものであ
った。又、1941年のZlnkeらの報告(Bar、
dtsch、 Chem、 Ge51741729 (
1941))を初めとして0ornforth  ら(
Brit、J、Pharms+coJ、、10 7B(
1955))。
Ka mm e r e rら(MakromoJ、O
hem、 + 162 179(1972) ) 、 
Munch (MakromoAl、 Ohem、 *
 178 e69 (1977) )及びGut 5c
heら(J、ムm、 Ohem。
8oc、108  8782 (1981))等により
、ベンゼン環よりなる筒状化合物である各種カリキサレ
ン誘導体の合成が示されている。しかしながら、これら
の文献奮こは、海水からのウラン吸着についての記載は
全くなされていない。
本発明者らは従来技術の欠点を十分に検討し、かつ、海
水中でのウランの存在形態の十分な分析を行ない、海水
中でのウランは、aog(cos)1−という錯体の形
で安定に存在し、かつ、ウラニルイオノUO□ の配位
構造は、擬平面六配位構造を有、しており、これが他の
金属イオンの平面四配位構や四面体構造と大きく異なる
点である。この事を利用すれば、ウランに対する選択性
及び会合定数ともにすぐれたウラン吸着材を製造する事
は可能となる事を見出し、先に特定の環構造及び化学構
造を有するカリキサレン誘導体のウラン吸着剤を提案し
た。
ところが、先に提案したカリキサレン誘導体よりなるウ
ラン吸着剤は水溶性が強く、海水からのウランの吸着、
濃縮及び分離・精製の為には単独での使用には問題があ
った。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは鋭意検討の結果、本発明を完成するに至っ
た。本発明の目的はウラニルイオンに対する選択吸着性
が大きくかつウランの吸着、濃縮及び分離・精製に極め
て有効なカリキサレン慈導体よりなるウラン吸着剤を提
供するにある。
(問題点を解決する為の手段) 本発明は、下記(I)式で示されるカリキサレン但し、
m:0〜17 R:  0H20α)H、OHg008H、GH2NE
[!x、y:水素又は低級炭化水素 である。
上記(1)式で示したカリキサレン誘導体において、環
状構造を有する6個のORがウラニルイオン(UO2)
との親和性及びウラニルイオンの平面内配位構造と極め
て良好なホスト−ゲスト錯体形成を形成する事が出来る
几としては低級アルキル基、低級アルキル基のカルボン
酸及びその塩、不飽和アルキル基、芳香族炭化水素、及
び低級アルキルのチオカルボン酸及びアミノ基を有する
低級アルキル基等も考えられるが、ウラニルイオンとの
吸着能力、選択性が良好でかつ、天然海水から直接的に
ウラン回収が可能で実用的に供しうるものとしては、C
H2NH2゜0HIC08H、CH2NH2がある。
ウラニルイオン(UOi” ’)は、平面内配位構造を
有しており、ウラン吸着剤としても、ウラニルイオンの
大きさと同等のキャビティーと六配位構造を有するもの
が最適となる。
カリキサレン誘導体は、フェニルメチル基が4以上の環
状体を有するものが知られているが、本発明の目的には
6ケのフェニルメチル基からなるものが上述の平面穴配
位構造を取る為に最適である。
前記(1)式で示すカリキサレン誘導体は、パラ位にそ
OH2)mOH8基を有する為に、水溶性に乏しくかつ
油溶性に富むが、mが17で非水溶性、油溶性及び融点
の低下等はほぼ飽和に達し、それ以上大きくしても実用
的価値は小さい。
又、X * yは水素やメチル基、エチル基、プロピル
基といった低級の炭化水素類がとる事ができる。
本発明のカリキサレン誘導体は、アルコール類、エーテ
ル類、ケトン類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、
ジメチルアミン等のアミン類及び塩素化炭化水素等の有
機溶剤に良好な溶解性を示し、又通常の炭化水素類にも
幾分溶解性をもつ。
前記(1)式で示したカリックス(nJアレン誘導体は
、nが大きくなれば環構造も大きくなり、−OH2−で
の回転も出来やすくなる。従って、該カリックス(nJ
アレン誘導体の立体配置の変化も観察する事が出来るが
、nが6未満で、R−Hでは、OHによる水素結合が強
く作用し、ORは一定の方向に向いた構造(@cone
 ”構造)の確率が高い。又、凡が水素でないか又はn
≧6では、溶剤と該カリックス(nJアレン誘導体との
相互作用も考慮する必要があるが、必ずしもcone構
造は取らずORの向きが交互になった構造(−aJte
nate11構造)も取りうる。UOi+とカリツクス
(nJアレン誘導体とのホスト−ゲスト型錯形成反応に
おいて、凡が低級アルキル基のカルボン酸の場合はカリ
ックス(nJアレンの8個のカルボキシレートが配位す
れば十分であり、上述したコンホメーシ曽ンのいかんに
よらず良好なウラン吸着材となるが、それ以外の置換基
の場合はcone構造である事が好ましい。
本発明のウラン吸着剤は、水溶性がない為に、海水と直
接接触浸液々分離し、有機液中にウランを吸着、濃縮す
る事が出来る。又、水溶性がな(有機溶剤溶解性を有す
る為に他のポリマーに混合し、フィルム、膜、繊維等各
種形態に成形し、その成形物を海水と接触させ、ウラン
を吸着・濃縮する事が出来る。
次に本発明のカリキサレン誘導体の製造方法の一例を示
して、更に詳細に説明する。出発物質としては、p−n
−ヘキシルフェノールとパラホルムアルデヒドを用いp
−キシレン溶媒中にてKQEを触媒として環化反応させ
p−n−へキシルカリックス〔6」アレンを得る。
次いでこのp−n−へキシルカリツクス〔6」アレンを
臭素化酢酸と反応させる事により本発明のカリキサレン
誘導体を得る事が出来る。反応生成物は再結晶法或いは
クロマトグラフィー法等により容易に目的物を分離・精
製でみる。
(発明の効果) 本発明のウラン吸着剤は海水中に存在するウラニルイオ
ン(UOW”)と極めて良好な選択性を有するホスト−
ゲスト錯体形成能を有するのみでな(、従来のカリキサ
レン!s導体に比べて低融点、有機溶剤溶解性を示す為
に、取り扱いやウランの吸・脱着反応が極めて容易に行
なう事が出来る。ウランの回収方法においても単なる液
々抽出法も可能であり、又他のポリマーを担体として成
形物を形成してのウラン回収も可能であるなど、その工
業的意義は極めて大きい。
(実施例) 以下、実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 p−n−ヘキシルフェノール58.7gと80%パラホ
ルムアルデヒド22.5 Iiを、p−キシレン400
mJ中に入れ5N−KOH20mj  を滴下し窒素気
流中で反応により生成する水を除去しながら、18時間
還流し反応させた。次いで減圧濃縮後塩化メチレン及び
希塩酸にて液々抽出を行ない有機嘲に抽出された反応生
成物を、水洗浄後減圧乾燥Iこより得た。
次いで石油エーテルにて沈澱させ15.211の白色結
晶を得た。IR分析、NMR分析、元素分析の結果下記
カリキサレン誘導体(サンプルN02)と判明した。
次いでTHF 18mNに60%NaH0,26gを溶
解し、窒素気流中で1.5時間、70℃で還流させ、こ
の中に上記サンプルNo2を0.75g 溶解したTM
F25mlを少量づつ滴下し、窒素気流中で70’04
時間撹拌しながら還流した。次いでブロモ酢酸エチル1
.65gを滴下し窒素気流中70℃で16時間反応を続
けた。
反応液を放冷後、エタノールを添加し、減圧乾固後、ジ
クロルメタンを加えて、不溶物を戸別し、P液を水で洗
浄後、脱水乾燥した。次いで減圧乾固し得られたオイル
状物にエタノールを加えて、白色の結晶0.40 gを
得た。
この生成物をTHF ICI解し、これを水酸化テトラ
メチルアンモニウム1〇−水溶液80mjに添加し、7
0°Cで24時間撹拌した。
放冷後、塩酸を加えて酸性(pH:8)とし20時間撹
拌後、水を加えて結晶を析出させた。
結晶を戸別後、水で充分洗浄し茶色の結晶を0、22 
g得た。この結晶の融点は206〜208℃であり第1
〜8表に示す1几分析、NMR分析、及である事がわか
った。
゛ 第1表 1几分析 第2表 鵬分析 第8表 元素分析 (*1)本発明のカリキサレン誘導体とした場合の計算
値 実施例2 実施例−1で得たカリキサレン誘導体(サンプルNot
 )及び対照としてジシクロへキシル18−クラウン−
6(サンプルNo8 )及びt−ブテルカリックス〔6
」アレン(サンプルNo2 )を各々2.1x 10−
aM @解した0−ジクロロベンゼン溶液40m1をU
O! (0HaCOO) ! 10 ppm含有するp
 H8,1又は10.0の硼酸水溶液と各々混合し、8
0℃24時間、撹拌した。
液々分離後、水相の(UO%+」の濃度は、アルセナゾ
Iを用いて常法により分析し、UOi+の有機相への抽
出率を求めた。結果を@4表に示すが、本発明のカリキ
サレン誘導体が極めてすぐれた抽出力のある事がわかる
14表 Exp 、 No2のt−プチルカリックス〔6〕アレ
ンは本発明品と構造は類似しているが、分子中に6ケの
フェノール性OH基を有する為にウラニルイオンの吸S
率、特に天然海水中での吸着には殆んど効果がない。又
パラ位が本発明品とは異なり1−ブチル基である為に融
点が880〜881℃という高融点を示しかつ溶剤溶解
性も劣る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記( I )式で示されるカリキサレン誘導体よ
    りなるウラン吸着剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) 但し、m:0〜17 R:CH_2COOH、CH_2COSH、CH_2N
    H_2x、y:水素又は低級炭化水素 である。
JP24486786A 1986-10-14 1986-10-14 ウラン吸着剤 Pending JPS63197544A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0710675A2 (en) 1994-10-28 1996-05-08 Rohm And Haas Company Improved method for forming polymers
CN100354247C (zh) * 2004-12-08 2007-12-12 北京师范大学 杯芳烃类贫铀促排剂、其制备方法和用途
EP1980914A1 (en) 2007-04-10 2008-10-15 Xerox Corporation Chemical toner with covalently bonded release agent
US7619032B2 (en) 2005-12-12 2009-11-17 Rohm And Haas Company Aqueous polymer dispersions with high unsaturated flow promoter content
US8101240B2 (en) 2006-06-06 2012-01-24 Rohm And Haas Company Release coating and process

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