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JPS6113266B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6113266B2
JPS6113266B2 JP56112995A JP11299581A JPS6113266B2 JP S6113266 B2 JPS6113266 B2 JP S6113266B2 JP 56112995 A JP56112995 A JP 56112995A JP 11299581 A JP11299581 A JP 11299581A JP S6113266 B2 JPS6113266 B2 JP S6113266B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
data
cpu
read data
shared memory
Prior art date
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Expired
Application number
JP56112995A
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English (en)
Other versions
JPS5816362A (ja
Inventor
Yoshihiro Myazaki
Takeshi Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP56112995A priority Critical patent/JPS5816362A/ja
Publication of JPS5816362A publication Critical patent/JPS5816362A/ja
Publication of JPS6113266B2 publication Critical patent/JPS6113266B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/16Error detection or correction of the data by redundancy in hardware

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数処理装置間の二重化共有メモリ
の制御装置に関する。
まず、本発明の前提となる、二重化共有メモリ
を含む複数処理装置の全体構成例を第1図を参照
して説明する。
第1図は、4つの処理装置3(CPU1〜CPU
4)が二重化共有メモリ1(M1,M2)を共有
する構成であり、処理装置3(以下CPUと称
す)は、共有メモリ1との接続機構4(ME1〜
ME4):以下メモリエクスパンダと称す)を有
し、共有メモリ1は各CPUに対応して設けた処
理装置接続機構2(P1〜P4:以下ポートと称
す)を有する。第1図では、同一の構成のものに
は、代表して1つの符号がつけられているだけで
ある。例えばCPU1〜CPU4に対しては、CPU
1に符号3がつけられ、CPU2〜CPU4には符
号をつけていない。これは他の部分に対しても同
様である。したがつて、以下の説明では、CPU
3という場合は、CPU1〜CPU4を代表したも
のとする。メモリエクスパンダ4と、両共有メモ
リのポート2は共有メモリ〜CPU間インターフ
エイス5により接続され、各CPUからメモリエ
クスパンダ4、共有メモリ〜CPU間インターフ
エイス5、ポート2を介して共有メモリ1とのデ
ータ転送が行われる。両共有メモリの間は、共有
メモリ〜共有メモリ間インターフエイス6により
接続され両共有メモリは同期して動作する。各
CPUは入出力バス7を有し、各種入出力装置9
を動作させ、CPU間連絡バス8を用いて、相互
割込通信、相互監視が行なわれるようになつてい
る。
このようなシステム構成においてメモリエクス
パンダ4は、内部構成を第2図に示すように、
CPUからアドレスA、書込みデータWDを受取つ
て、両共有メモリM1,M2にそれぞれアドレス
A1,A2、書込みデータWD1,WD2をイン
ターフエイス5,5′を介して送出し、両共有メ
モリからの読出しデータRD1,RD2を受取つて
チエツクし、正常な方のデータRDをCPUに送出
する。このとき、両系のデータRD1,RD2とも
エラー検出される正常であるが、両データが異な
るというケースが起こりうる。(1ビツトパリテ
イチエツクを行つているならば2ビツト誤りは正
常とみなされる)尚第2図において、10はアド
レスバツフア、11は書込みデータバツフア、1
2は読出しデータ選択回路、13,13′は読出
しデータバツフア、14,14′は読出しデータ
選択回路入力、15は読出しデータ選択回路出力
である。
従来の読出しデータ選択回路の代表的な具体例
を第3図、第4図に示している。
第3図は、両系共正常ならばそのデータをオア
してCPUへ送出する方式である。両系を各々1
系、2系と呼ぶことにし、1系からの読出しデー
タ14をエラー検出回路(パリテイチエツク回
路)16(尚、エラー検出回路18も同じ)にて
データチエツクし、エラーがあれば、或いは、1
系タイムアウトエラー25を検出すれば1系エラ
ー検出信号17がオンし、1系からのデータ14
はインヒビツトされCPUで送出されない。2系
についても同様である。本方式は、エラー検出回
路16を検出されないデータ誤りでも両系データ
をオアすることによりCPUでエラー検出できる
ケースがあり、データの品質を上げることはでき
るが、片系の共有メモリがアドレス系やタイミン
グ系の故障により、このようなエラー検出回路で
検出できないデータ誤りを続発すると、全ての
CPUがダウンする結果となる。例えば、エラー
検出回路で検出できないデータ誤りを続発した場
合、ジヤンプ先を間違えたり、他のルーチンへ入
つてみたりして、プログラム上の暴走等のソフト
エラーを発生し、ついには、全てのCPUがダウ
ンすることになる。
第4図は、両系正常ならばあらかじめ定まつた
方のデータをCPUに送出する方式である。本方
式もあらかじめ定まつた方の共有メモリがエラー
検出できないデータ誤りを続発すると、上述と同
様にソフト上のエラーとなり、全てのCPUがダ
ウンする結果となる。最近のCPUの使用状況
は、これがダウンしたとき、人手によるバツクア
ツプは不可能な時が多く、一方このようなシステ
ムでは高信頼度化のためにCPUの完全二重系、
入出力の同期、一致チエツク、合理性チエツク、
相互診断等、片系のCPUが誤つた計算を行なつ
ても、システムダウンとならぬよう、あらゆる考
慮がなされている。従つて、第4図の如き事例の
もとで片系共通メモリが故障したからという理由
で、全てのCPUがダウンするのは望ましくな
い。
本発明の目的は、このような片系共有メモリの
エラー検出不可なデータ誤り発生時に、全ての
CPUがダウンすることを防止するようにした二
重化共有メモリ制御装置を提供するにある。
本発明の特徴は、第5図に一例を示すように各
メモリエクスパンダ(あるいは、各CPU)内
に、プログラムあるいは何らかの手段にてセツ
ト、リセツトが可能な記憶部(優先選択フリツプ
フロツプ20)を設け、両系読出しデータ共正常
なとき、どちらをCPUに送出するかをこの記憶
部のオン/オフにより決めるようにしていること
である。このようにすることにより、複数CPU
の内、一部のCPU群は共通メモリ1系のデータ
を優先的に使用し、残りのCPU群は共有メモリ
2系のデータを優先的に使用することによつて、
片系共有メモリにてエラー検出不可なデータ誤り
が続発しても全てのCPUがダウンすることは防
止できる。
即ち、両系正常判定時には、複数のすべての
CPUが一方のメモリからの読出しデータのみを
取込み、他方のメモリからの読出しデータは取込
まないとのやり方をやめ、両系のメモリのそれぞ
れの読出しデータは、必ずどこか特定したCPU
へ取込ませることとした。そこで、CPUを2グ
ループ化し、一方のグループは、両系正常時、必
ず一方のメモリの読出しデータを取込ませること
とし、他方のグループは、両系正常時、必ず他方
のメモリの読出しデータを取込ませることとし
た。どちらのグループに取込ませるかはCPU対
応に設けた上記記憶部が指定する。グループをど
うするかは任意であり、例えば、CPUが2個の
場合は、一方のCPUから一方のメモリの読出し
データの取込み、他方のCPUが他方のメモリの
読出しデータの取込みを行わせる構成となる。更
に、3個以上であつても、グループ化は1対(n
−1)であつてもよく、n/2対n/2であつて
も、その他であつてもよい。いずれもシステムの
規模や最悪の場合のダウン許容のCPU数等とに
よつて決まる。
本発明の実施例を第5図〜第12図を参照して
説明する。
第6図はCPU3(メモリエクスパンダ4を含
む)の構成を示したものである。CPU内バス制
御装置(BC)30にて制御されるCPU内バス2
9には、メモリエクスパンダ(ME)4、メモリ
制御装置(MCU)28、基本演算機構(BPU)
32、入出力制御機構(IOP)33が接続され
る。メモリ制御装置28は、プログラム及びその
CPU専用のデータを格納したメインメモリ27
を制御する。基本演算機構32には浮動小数点演
算機構(FPP)31等オプシヨン機構が接続され
る。入出力制御装置33は、入出力バス7を制御
し、入出力装置〜メインメモリ、或いは共有メモ
リ間のデータ転送を行う。メモリエクスパンダ4
は、2本の共有メモリ〜CPU間インターフエイ
ス5を介し、二重化共有メモリM1,M2と接続
される。メインメモリ27と共有メモリ1(M
1,M2)の区別はメモリアドレスにて区別さ
れ、特定メモリアドレス以上のメモリアドレス
が、共有メモリに割当てられる。
第7図は共有メモリ1(ポート2を含む)の構
成を示したものである。共有メモリ内バス制御装
置37にて制御される共有メモリ内バス36に
は、メモリ制御装置35、ポート2が接続され
る。メモリ制御装置35は、複数CPU間共有デ
ータを格納するメモリ34を制御する。ポート2
(P1〜P4)は共有メモリ〜CPU間インターフ
エイス5を介し、CPU1〜4と接続される。共
有メモリ内バス制御装置37は、共有メモリ〜共
有メモリインターフエイス6を介し、他系共有メ
モリの共有メモリ内バス制御装置と接続され(図
示せず)、両系の共有メモリが同時に特定のCPU
とのデータ転送を行うよう、同期化制御を行う。
第8図はメモリエクスパンダ4の構成の一例を
示したものである。CPU内バスのアドレス47
をそのアドレスが共有メモリのアドレス(特定ア
ドレス以上のアドレスが共有メモリに割当てられ
る)かどうかをアドレス比較回路44にて検出
し、共有メモリのアドレスにて、メモリ起動信号
49を受けると共有メモリ起動信号46がオン
し、アドレスA、データWDをアドレスバツフア
10、書込みデータバツフア11にセツトし、両
系共有メモリM1,M2にアドレス38(A1,
A2)、書込みデータ39(WD1,WD2)、起
動信号40(REQ1,REQ2)を送出する。両
系共有メモリM1,M2から、読出しデータ41
(RD1,RD2)、応答信号42(ANS1,ANS
2)が返送されると、読出しデータバツフア1
3,13′にデータセツトすると共に応答制御回
路43を起動する。応答制御回路43は両系共有
メモリM1,M2からの応答がそろうと応答信号
52をCPU内バス29を介して基本演算機構3
2、入出力制御機構33に返答する。このとき、
読出しデータ選択回路12により前記の方式にて
選択された両系どちらかのデータが読出しデータ
50として出力される。また、応答制御回路43
はタイムアウトエラーの検出を行い、1系タイム
アウトエラー検出信号25、2系タイムアウトエ
ラー検出信号26をデータ選択回路12に出力す
る。また、データ選択回路12にて両系データ共
エラー検出したときは、エラー信号(ERR)5
1が応答信号(ANS)52と共に返答される。
読出しデータ選択回路12内には後述する優先選
択フリツプフロツプが設けられているが、その書
き換えは、レジスタアドレス(REG ADDR)5
4がそのフリツプフロツプ用のレジスタアドレス
になつていることをレジスタアドレスデコード回
路(DECODE)45にて検出しているときにレ
ジスタ書込み信号(REG WRITE)55がオン
すると行われ、レジスタデータ(REG DATA)
53の特定ヒツトが“1”のときセツト、“0”
のときリセツトされる。
読出しデータ選択回路12の詳細構成を第5図
に示している。両系共有メモリから読出され、メ
モリエクスパンダ内読出しデータバツフア13,
13′にセツトされたデータ14,14′は、エラ
ー検出回路16,18にてエラーチエツクされ
る。エラーチエツクにてエラーのあつた場合、も
しくはタイムアウトエラー検出信号25,26が
オンの場合、読出しデータエラー検出信号17,
19がオンとなり、その系のデータをCPUへ送
ることを禁止し、他系データをメモリへ送るよう
にする。両系共正常な場合は優先選択フリツプフ
ロツプ100の出力である読出しデータ1優先選
択信号21、読出しデータ2優先選択信号22い
ずれかオンの方のデータをCPUへ送出する。両
系共エラーのときは、両系読出しデータエラー信
号(ERR)20がオンとなる。優先選択フリツ
プフロツプ100は、そのセツト信号24がオン
したとき書換えられ、そのデータ信号23が
“1”のとき読出しデータ1選択信号21がオ
ン、読出しデータ2選択信号22がオフとなり、
またデータ信号23が“0”のときその逆とな
る。また、オアゲート20Aからは、両系異常検
出時、異常検出信号20が対応CPUへ送られ
る。
第5図は更に詳述する。パリテイチエツク回路
16,18でチエツクできるエラーは、パリテイ
エラーであり、且つパリテイエラーの中にあつて
も従来例第2図の記載で述べた如く、1ビツトパ
リテイチエツク回路であれば2ビツトエラーの検
出は不可である。従つて、パリテイチエツク回路
16,18の両者が正常の場合、真の正常と、偽
の正常との2つがある。偽の正常とは、パリテイ
チエツク回路16,18でエラー検出不可なエラ
ーが発生した場合である。この場合、メモリM
1,M2の両者へ同時に検出不可のエラーを発生
するの確率は低く、一方で検出不可のエラー発生
の確率は高い。
従つて、両者正常との判定をパリテイチエツク
回路16,18で検出した場合、どちらか一方で
検出不可のエラー発生していると最悪考えておく
ことが望ましい。そこで、複数のCPUから共有
のメモリM1,M2をみた場合、両者正常の際に
は、メモリM1,M2の読出しデータの両者を生
かすべくCPUとの結合をはかる。すなわち、複
数のCPUを2グループ化し、両者正常との判定
時には、1つのグループをM1,M2の一方のメ
モリ読出しデータを取込むべく結合し、他方のメ
モリの読出データを他方のグループが取込むべく
結合する。この結合は、各CPU応答のフリツプ
フロツプ100で記憶したフラグによる。
第5図の全体動作を説明する。
○イ M1,M2正者正常との判定の場合。
この場合、パリテイチエツク回路16,18
は正常を示す信号を発生する(“0”とする。
尚、エラー検出時には“1”を発生するものと
する)。この結果、オアゲート14A,15A
を通り、“0”が出力し、インバータ14B,
15Bの出力は1となる。
一方、図のフリツプフロツプ100はQ出力
を“1”とすべく設定されているものとする
(この設定は、データ線23、タイミング線2
4とによつてなす)。
このフリツプフロツプ100の出力により、
オアゲート14Cが開き、オアゲート15Cが
閉じる。そして、アンドゲート14Dを開き、
M1からの読出しデータRDIN1を選択させ、
この選択したデータRDIN1をオアゲート14
Eを介して対応するCPUへ送る。一方、アン
ドゲート15Dは閉じ、M1からの読出しデー
タRDIN2は阻止され、対応するCPUへは送ら
れず阻止される。
これによつて、第5図に示すCPUとフリツ
プフロツプとにあつては、M1,M2の両系正
常時には、M1を優先して選択することにな
る。
従つて、M1が真の正常時には対応CPUは
真の正常のM1のデータを読取る。一方、M1
が偽の正常、M2が真の正常の場合、対応
CPUは偽の正常M1のデータを読出る。従つ
て、対応CPUはこの偽の正常によるデータの
ためソフトエラーを発生し、最悪の場合、ダウ
ンする。
然るに、このM1が偽の正常で、M2が真の
正常の場合、上記第5図で示したフリツプフロ
ツプ100が対応するCPUの属するグループ
以外の他方のグループのCPUでは、M2へ優
先して結合しているため、この他方のグループ
に属するCPUは正しいデータを読込むことと
なり、正常な処理を行う。従つて、この実施例
では、2グループ化したCPUにあつては、両
系正常時のもとで一方が検出不能のエラーがあ
つても、どちらか一方の特定したグループに属
するCPUは生まれることになる。一方、第4
図に従来例では、すべてのCPUがソフトダウ
ンすることになり、この例に比較しての効果は
大である。
○ロ M1正常、M2異常の場合。
インバータ14Bの出力“1”、オアゲート
14Cの出力“1”(オアゲート15Aのエラ
ー出力信号19が“1”となるため)より、ア
ンドゲート14DはM1の出力RDIN1を出力
する。一方、インバータ15Bの出力“0”よ
りアンドゲート15Dはロツクされる。従つ
て、オアゲート14EはM1のRDIN1をCPU
へ送る。
これにより、M1正常、M2異常下では正常
のメモリの出力のみを選択する。
○ハ M1異常、M2正常の場合。
○ロと逆であり、アンドゲート15Dが開き正
常であるM2の出力RDIN2がCPUへ取込まれ
ることになる。
○ニ M1,M2両者異常の場合。
インバータ14B,15Bの両者ともその出
力が“0”となり、アンドゲート14D,15
DはRDIN1,RDIN2の両者を阻止し、CPU
へはデータの送出が抑止される。
応答制御回路43の構成を第9図に示してい
る。両系共有メモリからの応答の内、まず1系M
1の応答信号(ANS1)5が返信されると1系
応答記憶回路56をセツトすると共に2系タイム
アウト検出回路59を起動する。そのまま2系M
2の応答信号5′がなければタイムアウト検出
し、2系タイムアウト検出回路61がセツトさ
れ、2系タイムアウトエラー信号26がオンする
が、規定時間内に2系の応答信号5′が返信され
ると、2系タイムアウト検出回路59のリセツト
も行うと共に応答信号52がオンとなる。CPU
は応答信号52を受けると起動信号をオフとする
ので共有メモリ起動信号46もオフとなり、本応
答制御回路43内の応答記憶回路56,57、タ
イムアウト回路60,61はリセツトされ、初期
状態となる。
次にポート2の構成を第10図に示す。メモリ
エクスパンダ4からの起動信号(REQ)40が
オンすると、共有メモリ内バスにバス占有要求信
号(B.REQ1)64をオンする。バス制御回路3
0にて各ポートからの要求信号を優先判定し、選
択されたポートに対し、バス占有許可信号(B.
SEL1)65が出力される。ポート2は、この信号
を受けると、アドレス、書込みデータを共有メモ
リバスにのせ、メモリ起動フリツプフロツプ69
をセツトし、その出力であるメモリ起動信号66
を共有メモリバス36に出力する。メモリ書込み
または読出し動作終了後、読出しデータ(RD)
67、応答信号(ANS)68が共有メモリバス
36を介して返信されるのでメモリエクスパンダ
4へそれらを送出し、また応答信号68にてメモ
リ起動フリツプフロツプ69をリセツトする。
以上、実施例の各部の説明を行つたが、メモリ
アクセス時のタイムチヤートを第11図に、優先
選択フリツプフロツプ100の書換え時のタイム
チヤートを第12図に示す。なお、両者は同時に
行なわれることがないよう、プログラム上インタ
ーロツクされて使用される。
次に、本実施例にてどのように優先選択フリツ
プフロツプ100を制御するかの使用例を第13
図、第14図を参照して説明する。
第13図はCPU2台系の場合であり、(A)は全
ての機器が正常時の状態を示し、CPU1は内蔵
する優先選択フリツプフロツプをオンし、1系共
有メモリM1の読出しデータを使用し、CPU2
は同じく内蔵する優先選択フリツプフロツプをオ
フし、2系共有メモリM2の読出しデータを使用
している。即ち、CPU1対応のメモリエキスパ
ンダ内にあつてはそのフリツプフロツプがM1を
優先して選択すべくフラグ設定され、CPU2対
応のメモリエキスパンダ内にあつてはそのフリツ
プフロツプがM2を優先して選択すべくフラグ設
定されている。この結果、M1,M2の両系共正
常時には、(A)の実線で示す如くCPU1はM1の
読出しデータの取込み、CPU2はM2の読出し
データの取込みを行う。(破線は読出しデータの
利用せずのルートを示す。)ここで、M1はA系
業務、M2はB系業務を行う。従つて、例えば、
M1が異常であつて検出不能の事例であれば、
CPU1はソフトエラーとなり、CPU1はダウン
になる可能性があるが、M2が正常である故(M
1,M2同時異常の確率は少なく、無視。必ず一
方のみの異常として現われるものとする)、CPU
2はダウンすることはない。逆にM2が異常の場
合、CPU1はダウンをまぬがれる。
これに対して、第3図、第4図の例では、2つ
のCPU1,2は共にダウンする。
更に具体的に述べる。
M1に軽故障発生したとする。この軽故障とは
パリテイチエツク回路でM1の読出しデータをチ
エツクした結果、エラー発生する場合を云う。こ
のM1軽故障下では、(B)に示す如く、CPU1
は、M2の読出しデータ取込みと切替わり、その
まま業務が継続する。M2が軽故障発生時は、(C)
に示す如くCPU2とM1とが結合する。従つ
て、M1,M2のいずれの軽故障があつても、正
常動作は続く。
一方、M1に重故障が発生したとする。重故障
とは、パリテイチエツク回路で検出不能なエラー
である。この場合、(D)に示す如くフリツプフロツ
プの指定したフラグに従つてM1−CPU1,M
2−CPU2の結合がそのまま継続し、全体CPU
1,2のダウンをまぬがれる。M2が重故障の場
合でも(E)に示す如く結合したままとなる。
この(D),(E)の場合、重故障発生のメモリのデー
タを使用しているCPUは自て合理性チエツク、
相互診断チエツク等にして異常検出しダウンす
る。しかし、他のCPUは重故障したメモリのデ
ータを使用しないので、そのまま業務を続行でき
る。
第14図は、CPU3台で、1台は待機系の場合
である。この場合、共有メモリの軽故障、重故障
については第13図のCPU2台のときとほぼ同一
であるが、CPUが故障した場合、優先選択フリ
ツプフロツプをプログラムにて書換えられるとい
うことを利用して次のようなシステム再構成が可
能である。今、第14図Aにおいて、CPU2が
故障にてダウンしたとき、CPU3は相互監視に
てCPU2のダウンを検出し、バツクアツプを開
始するが、このとき、CPU2が共有メモリのど
ちら側を優先選択していたかを調べ(この情報は
各CPUのメインメモリ上のOSの構成管理テーブ
ルに格納しておく。)本図の場合、2系共有メモ
リM2を優先選択していたので、CPU3自身の
優先選択フリツプフロツプをオフし、2系共有メ
モリM2のデータを使用することにより第14図
Bのごとく故障前と全く同等のシステム再構成が
可能である。CPU1故障時は、第14図Cのご
とくなる。
第15図は、第14図AのCPU2ダウンのと
きの手順を示したものである。更に注意深くやる
ならば、2系共有メモリM2の重故障にてCPU
2がダウンしたかもしれないので、まず最初は1
系共有メモリM1のデータを使つて一旦システム
再構成を行い、共有メモリM2を診断した後、共
有メモリM2の内容を使うように切換えることも
できる。
第16図は本発明の他の実施例であり、第5図
と異なるところは、プログラムにて書換え可能な
両系データオア方式指定フリツプフロツプ70を
付加していることである。この両系データオア方
式指定フリツプフロツプ70をオンさせることに
より、第3図の従来例と同じく両系正常時は両系
データをオアしてCPUへ送出することができ
る。CPUにてそのデータをチエツクしているの
で両系データが相違するとき、エラー検出し、ス
トツプする。使用状況によつては、誤つたデータ
が処理装置内に取込まれることが非常にまずく、
むしろ、処理装置全てストツプの方がよいという
状況の場合に適する。
第17図は本発明の更に他の実施例である。ど
ちらの共有メモリのデータを使用するかを決め
る、メモリエクスパンダ内の優先選択フリツプフ
ロツプをスイツチ73に置き換えたものであり、
スイツチ73がオンのとき、1系共有メモリM1
を、オフのとき2系共有メモリM2を選択する。
本スイツチをオペレータの手元に設置すれば、オ
ペレータの判断にて切換えることができる。この
ように本発明によれば、二重化共有メモリの片系
にて、データ読出し時、エラー検出不可のデータ
誤りが続発しても、全てのCPUがダウンするこ
とをさけることができる。即ち、2グループの中
で偽の正常のメモリに結合しているCPUのみが
ダウンし、他のグループ内のCPUはダウンする
ことはない。これは、システム全体のダウンとい
う最悪のケースを予防できることであり、実用的
な効果は大である。また、本発明の望ましい実施
例によれば、CPU故障のバツクアツプの際に
も、故障前と同等のシステム構成をとることがで
き、システムの信頼性を大幅に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の前提となる一般的な二重化
共有メモリを含む複数処理装置の全体構成図、第
2図は、本発明の前提となる処理装置内の共有メ
モリ接続機構の構成図、第3図、第4図は、第2
図の両系読出しデータ選択回路の従来例の構成
図、第5図は、両系読出しデータ選択回路の本発
明の実施例図、第6図〜第10図はそれぞれ本発
明に適用される各部の具体的な実施例の構成図、
第11図、第12図は本発明の動作説明用タイム
チヤート、第13図〜第15図は本発明を使用し
たときの制御手順を示す説明図、第16図、第1
7図は第5図に対応する本発明の他の実施例図で
ある。 1……二重化共有メモリ、2……共有メモリ側
処理装置接続機構(ポート)、3……処理装置
(CPU)、4……処理装置側共有メモリ接続機構
(メモリエクスパンダ)、5……共有メモリ〜処理
装置間インタフエース、12……読出しデータ選
択回路、100……優先選択フリツプフロツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の処理装置と、 該複数の処理装置より共通にアクセスされる二
    重化共有の第1、第2メモリと、 該第1、第2メモリより読出されたデータをパ
    リテイチエツクする、処理装置対応に設けられた
    パリテイチエツク回路と、 各処理装置内又は対応に設けられ、且つプログ
    ラム又はその他の手段によつて変更可能であり、
    且つ、対応処理装置が第1、第2メモリの読出し
    データのいずれを優先して取込ませるかを決定す
    る優先決定プラグを記憶する記憶部と、 各処理装置対応に設けられ、且つ上記対応パリ
    テイチエツク回路によるパリテイチエツクの結
    果、第1、第2メモリからの読出しデータのいず
    れもが異常と判定した場合該パリテイチエツク回
    路の出力信号によつて対応処理装置へのデータ送
    出を抑止せしめ、第1、第2のメモリからの読出
    しデータのいずれか一方が異常と判定した場合該
    パリテイチエツク回路の出力信号によつて対応処
    理装置へは正常と判定したメモリからの読出しデ
    ータを送出せしめ、いずれも正常と判定した場合
    該パリテイチエツク回路の出力信号と上記処理装
    置対応の記憶部で指定するフラグに従つて対応
    CPUへは第1、第2のメモリのうちのフラグの
    指定するメモリからの読出しデータを送出せしめ
    る、処理装置対応の送出制御手段と、 より成ると共に、 上記各処理装置対応の記憶部の優先決定フラグ
    は、上記複数の処理装置を2グループ化した場
    合、第1グループへは第1、第2メモリのうちの
    一方のメモリの読出しデータを優先して送出する
    べく設定し、第2グループへは他方のメモリの読
    出しデータを優先して送出するべく設定しめてな
    る二重化共有メモリ制御装置。
JP56112995A 1981-07-21 1981-07-21 二重化共有メモリ制御装置 Granted JPS5816362A (ja)

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JP3716126B2 (ja) 1999-03-17 2005-11-16 株式会社日立製作所 ディスクアレイ制御装置及びディスクアレイ
JP3769413B2 (ja) 1999-03-17 2006-04-26 株式会社日立製作所 ディスクアレイ制御装置

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