JPS60230372A

JPS60230372A - 打込端子

Info

Publication number: JPS60230372A
Application number: JP59086645A
Authority: JP
Inventors: 和之二木; 安藤　郁弘; 弘道小山; 博之鈴木; 池浦　保; 須磨　達美
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1984-04-28
Filing date: 1984-04-28
Publication date: 1985-11-15
Also published as: JPH0473271B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（ａ）発明の技術分野本発明はプリント基板のスルーホールに圧入し、はんだ
付けなしで電気的に接続及び固定される打込端子に関す
る。

（ｂ）技術の背景旧来、プリント基板に形成された回路に外部信号を入出
力させるための打込端子は、打込みだけで十分な電気的
接続及び固定強度が得られないため、打込み後に、はん
だディップを行う方式が一般に行われていた。しかし、
かかる方式は十分な電気的接続及び固定強度が得られる
反面、はんだディソプ工程とその工数を必要とする。

そこで、はんだ付けを必要としない打込端子が出現し、
使用されるようになった。

ＣＣ，）従来技術と問題点第１図は従来構成になる第１の打込端子を示す斜視図（
イ）とそのＡ矢視拡大断面図（ＩＩ）とそのＢ矢視拡大
断面図（ハ）、第２図は従来構成になる第２の打込端子
を示す斜視図（イ）とそのＣ矢視拡大断面図（ロ）であ
る。

第１図において、打込端子１はりん青銅等のばね性を有
する導電材料より形成され、両端部にコンタクト部２．
ワイヤランプ部３を具えたピン状本体４の中間部に係止
部５及び接合部分６を一体に形成して構成されたもので
ある。そして、接合部分６は一対の圧接部７を連結部８
により弾性的に結合し、連結部８は対向する凹部９と１
０にて圧接部７より薄肉に形成されている。

第２図において、打込端子１１はりん青銅等のばね性を
有する導電材料より形成され、両端部にコンタクト部１
２．ワイヤランプ部１３を具えたピン状本体１４の中間
部に係止部１５及び接合部分１６を一体に形成して構成
されたものである。そして、接合部分１６は一対の圧接
部１７を連結部１８により弾性的に結合されてなる。

このように構成された打込端子は、プリント基板のスル
ーホールに接合部分を圧入し、係止部が該プリント基板
の上面当接されるが、その際理想的には、スルーホール
の導体層を切断させることなく圧入され、かつ圧入力が
小さく抜去力（端子保持力）の大きいことが望ましい。

しかし、従来の打込端子はスルーホールに圧入されたた
とき、接合部分は第３図にその２例を断面図で示す如く
、圧接部端面２１とスルーホール２２の内面とに部分的
な隙間２３．２４ができたり、圧接部コーナでスルーホ
ール２２に部分切断２５が発生する等によって、約１２
ｋｇの圧入力で端子を圧入させたときの抜去力が５〜６
ｋｇ程度であり、それらの改善が要望されていた。

（ｄ）発明の目的本発明の目的は、打込端子接合部分の形状をスルーホー
ルに圧入するとき及び圧入された状態の検討結果に基づ
き、上記問題点の改善された打込端子を提供することで
ある。

（ｅ）発明の構成上記目的は、導電材料より形成されたピン状本体の中間
部に、スルーホールへの打込み時に該ピン状本体のスト
ッパとなる係止部と、該スルーホール内面へ弾性的に圧
接する接合部とが一体に形成され、且つ、該接合部分と
該係止部間に該スルーホール内面への接触を逃げる凹所
を形成したことを特徴とする打込端子により達成される
。

（ｆ）発明の実施例以下に、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第４図は本発明の一実施例になる打込端子の平面図（イ
）とそのＤ矢視断面図（Ｕ）とＥ矢視断面図（ハ）、第
５図は前記打込端子をプリント板に圧入させろ過程を順
次説明するための断面図、第６図は前記圧入させるとき
の圧入力線図、第７図は前記打込端子をスルーホールに
圧入された端子接合部分の断面図である。

第４図において、打込端子３１はりん青銅等のばね性を
有する導電材料より形成され、両端部にコンタクト部３
２．ワイヤラップ部３３を具えたピン状本体３４の中間
部に係止部３５及び接合部分３６を一体に形成して構成
され、接合部分３６は一対の圧接部３７が弧形状断面の
連結部３８により弾性的に結合されている。

なお、接合部分３６及び連結部３８は平面視はぼ長円形
であり、該長円形により接合部分３Ｇと係止部３５とは
、スルーホールの内壁への接触を逃げるための凹所４３
が形成されている。他方、連結部３８は第４図（０）（
＋１）に示す如く凹部３９と４０にて構成し断面が弧形
状になっている。

第５図は打込端子３１をスルーホールに圧入する過程を
示す図であり、そのときの圧入力の変化を啄す第６図に
おいて、横軸はスルーホールに接合部分３６の先端肩部
が接触してからの変位（ストローク）、縦軸は圧入力、
実線Ｐは打込端子圧入力特性である。

第５図及び第６図において、ワイヤラップ部３３の先端
からプリント板４１のスルーホール４２に打込端子３１
を挿入すると、第５図（イ）に示す如く接合部分３６の
先端肩部３６ａがスルーホール４２に接触し該接触が深
まる領域の圧入力は、第６図の変位領域ｐ、における特
性Ｐに相当し徐々に増大する。そこで前記挿入をさらに
継続させると、第５図（＋１）に示す如く接合部分３６
のストレート部分がほぼ全長でスルーホール４２に接触
するようになったとき、第６図の変位６１　Ｊｊｌｉ　
ｐ　２に示す如く特性Ｐの増加が減少しほぼフラットな
部分ができる。

次いで前記挿入をさらに継続させると、第５図（ハ）に
示す如く接合部分３６の後端肩部３ｆｉｂがスルーホー
ル４２に接触し該接触が深まり、スルーホール４２の開
口面が係止部３５に突き当たって停止する領域の圧入力
は、第６図の変位領域ｐ３における特性Ｐに相当し、徐
々に増大したのちほぼフラット（又はやや低下傾向）に
なり停止する。

かかる特性Ｐにおいて、変位領域ｐ３におけるフラット
部分（又は圧入力の低減）は、打込端子３１の接合部分
３６を平面視はぼ長円形に形成すること、即ち係止部３
５に近い端部が傾斜部を介してビン状本体３４と接続さ
せることにより実現し、第１図及び第２図に示す従来の
打込端子は、接合部分がピン状本体より広げられた幅で
係止部に連なるため、変位領域ｐ３に対応するその圧入
力がその前頭域ｐ２の圧力増特性に引続き上昇するよう
になっていた。

そこで、第９図に示す如く接合部分３６の両端部のテー
パα１を約１５度とし連結部３８の両端部のテーパα２
を約２０度さし、さらには、連結部３Ｂの長さ方向端部
の立上り角度α、を第４図（ハ）に示す如く約５０度に
した打込端子３１を、約１２ｋｇの圧力でスルーホール
４２に圧入させたときの抜去力は７　ｋｇ以上となり、
同じ圧力で圧入された従来の打込端子よりも１５％以上
、抜去力（保持力）を増加させることができた。

他方、スルーホール４２に圧入された接合部分３６は、
第７図に示す如く接合部分３６（圧接部３７）の外側端
面が全体に渡り、スルーホール４２の内壁に圧接される
ようになっている。しかしかかる圧接状態は、連結部３
８を介して一体化された一対の圧接部３７が、スルーホ
ール４２内でどのように挙動するか、即ち連結部３８の
塑性変形強さとともに、スルーホール４２内で一対の圧
接部３７が相対的にどのように変位するかが大きく影響
する。

そこで本発明者等は、接合部分３６の断面寸法を第８図
に示す如く、一対の圧接部３７の厚さをｔｏ、弧形状を
した連結部３８の中央部厚さをｔｌとし、圧接部３７の
図示下部コーナ３７ａがスルーホールの内壁に沿って摺
動し、図示上部コーナ３７ｂがその対向方向（内側）に
接近するように変形させるべく連結部３Ｂの塑性変形が
起こるようにすればよいことに着目し検討した。

その結果、第８図において接続部分３６の幅方向の弧形
状断面の中央部厚さくｔｌ）を圧接部３７の厚さくｔｏ
）の約１７３にすること、及び接続部分３６の幅方向の
中心部と圧接部３７の厚さ方向の中心線とのずれδを少
なくとも、圧接部厚さくｔｏ）の１７ＩＯ以上にするこ
とにより、前記摺動を伴う変形が実現し、さらには、各
断面コーナ部に適宜の丸み（例えば。

Ｒ０，１）を付けることにより打込端子の挿入が滑らか
、かつスルーホールに傷付けることな〈実施できるよう
になった。

（ｇ）発明の詳細な説明した如く本発明によれば、打込端子の圧入を円滑
化しその保持力が高められ、かつ該圧入時にスルーホー
ルの導体層が傷められないため、打込端子による回路接
続の信軽性を向上させることができた効果は極めておお
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来構成になる第１の打込端子を説明するため
の図、第２図は従来構成になる第２の打込端子を説明す
るための図、第３図は従来構成になる打込端子の圧入状
態を示す断面図、第４図は本発明の一実施例になる打込
端子を説明するための図、第５図は第４図に示す打込端
子をプリント板に圧入させろ過程を順次説明するための
断面図、第６図は第４図に示す打込端子をプリント板の
スルーホールに圧入させるときの圧入力線図、第７図は
第４図に示す打込端子を前記スルーホールに圧入された
端子接合部分の断面図、第８図は第４図に示す打込端子
接合部分の主要寸法を説明するための図、第９図は第４
図に示す打込端子接合部分の平面図である。図中において、１，１１．３１は打込端子、４．１４．
３４はピン状本対、５，１５．３５は係止部、６．１６
．３６は接合部分、７，１７．３７は圧接部、８．１８
．３８は連結部、２２、．４２はスルーホール、４３は
スルーホール内壁への接触を逃げる凹所、α、は接合部
分の両端部のテーバ、α２は連結部の両端部のテーパ、
α３は連結部の長さ方向端部の立上り角度、ｔｏは圧接
部の厚さ、１．は連結部の中央部の厚さである。蔦１　図６　７０芥２図（ロ）８邦４　図（）り晃Ｓ　図第６　図変位　− 算７　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）導電材料より形成されたピン状本体の中間部に、
スルーホールへの打込み時に該ピン状本体のストッパと
なる係止部と、該スルーホール内面へ弾性的に圧接する
接合部とが一体に形成され、且つ、該接合部分と該係止
部間に該スルーホール内面への接触を逃げる凹所を形成
したことを特徴とする打込端子。
（２）前記接合部分が、前記ピン状本体の両側部より突
出する少なくとも２個の圧接部と該圧接部間を弾性的に
連結する連結部から形成され、且つ、前記係止部が前記
接合部分の上方位置に前記ピン状本体の両側部より突出
するように形成されていることを特徴とする、前記特許
請求の範囲第１項に記載した打込端子。
（３）前記接合部分の外郭形状を平面視はぼ長円形とす
ると共に、その両端部の外郭を前記ピン状本体に対して
約１５度のテーパに形成し、前記連結部を平面視はぼ前
記長円形とすると共に、その両端部の輪郭を前記ピン状
本体に対して約２０度のテーパに形成してなることを特
徴とする、前記特許請求の範囲第１項に記載した打込端
子。
（４）前記接合部分の幅方向に弧形状断面に形成された
前記連結部の中央部の厚さくｔｌ）が前記圧接部の厚さ
くｔｏ）の約１７３であり、該接合部分の幅方向に前記
圧接部の中心部が該圧接部厚さくｔｏ）方向の中心線よ
り、該圧接部厚さくｔｏ）の１７１０以上一方に偏って
いることを特徴とする、前記特許請求の範囲第１項に記
載した打込端子。
（５）前記連結部の長さ方向の断面が船底形状であり、
その両端部が前記ピン状本体に対して約５０度のテーパ
に形成してなることを特徴とする、前記特許請求の範囲
第１項に記載した打込端子。
（６）前記圧接部の断面コーナ部に丸みを付けたことを
特徴とする、前記特許請求の範囲第１項に記載した打込
端子。