JPH1168584A - ビタビ復号装置、ビタビ復号装置における畳み込み符号の入力タイミング制御方法及び入力タイミング制御装置 - Google Patents
ビタビ復号装置、ビタビ復号装置における畳み込み符号の入力タイミング制御方法及び入力タイミング制御装置Info
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- JPH1168584A JPH1168584A JP9216435A JP21643597A JPH1168584A JP H1168584 A JPH1168584 A JP H1168584A JP 9216435 A JP9216435 A JP 9216435A JP 21643597 A JP21643597 A JP 21643597A JP H1168584 A JPH1168584 A JP H1168584A
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Abstract
関係なく、デパンクチャー回路が常に正確な畳み込み符
号を同期入力できるビタビ復号装置を得る。 【解決手段】 比較器4は、レジスタ群2のレジスタR
1〜RNにそれぞれ格納されたスリップ状態1〜Nのエ
ラー数を相対比較して、最小のエラー数を格納したレジ
スタRk(k=1〜Nのいずれか)を検出して、スリッ
プ状態kを指示する最小スリップ状態MINSLIPを
スリップ状態決定部5に出力する。スリップ状態決定部
5は、最小スリップ状態MINSLIPがM回以上連続
して同一のスリップ状態を指示する場合に、最小スリッ
プ状態MINSLIPを確定スリップ状態DSLIPと
して決定する。
Description
おける畳み込み符号の入力タイミングに関する。
すブロック図である。同図に示すように、畳み込み符号
CCがデパンクチャー回路21及び遅延回路25に入力
される。
る。図10に示すように、BCC(Binary Convolution
al Coder)回路32は、入力データ(D0,D1,D
2,D3)に対し、拘束長K=5,符号化率R=1/2
で所定の生成多項式によって畳み込み処理を行い、出力
g1,g2からそれぞれ畳み込み符号(X0,X1,X
2,X3)、(Y0,Y1,Y2,Y3)を出力する。
み符号(X0,X1,X2,X3),(Y0,Y1,Y
2,Y3)のうち、消去パターンC3(0001),C
4(1111)に基づき、消去される畳み込み符号C2
(X0,X1,X2)を消去して、最終的に符号化率4
/5の畳み込み符号(Y0,Y1,Y2,X3,Y3)
を出力する。
Cは図10で示すような回路によってパンクチャー処理
された畳み込み符号を意味する。
Cに対しデパンクチャー処理して2つの出力G1,G2
からデパンクチャーされた符号を出力する。
1に示すように、畳み込み符号CCが(Y0,Y1,Y
2,X3,Y3)(図10のパンクチャー回路33の出
力)であるとき、出力G1からダミーシンボルC1
(0,0,0)を挿入して、(0,0,0,X3)を出
力し、出力G2から(Y0,Y1,Y2,Y3)を出力
する。このように、消去された符号の位置にダミーシン
ボルを挿入するとともに、2つの出力G1,G2に振り
分けて出力される符号がデパンクチャーされた符号であ
る。
チャーされた符号は、枝メトリック計算回路22より枝
メトリックが求められ、さらに、ACS回路23によっ
てパスメトリックと枝メトリックとの加算、比較、選択
処理が行われ、最終的に、パスメモリ24によって最尤
値により復号され、ビタビ復号データD0が出力され
る。
ともに、内部のリコーダ26に与えられる。リコーダ2
6は、ビタビ復号データD0に対して、図10で示した
回路と同様な処理を施し、パンクチャー処理された比較
用畳み込み符号RCCを出力する。一方、遅延回路25
は畳み込み符号CCをデパンクチャー回路21、枝メト
リック計算回路22、ACS回路23、パスメモリ24
及びリコーダ26の合計処理時間分遅延させて遅延畳み
込み符号DCCを出力する。
較用畳み込み符号RCCとをビット単位に比較してその
比較結果をNビットカウンタ28に出力する。このと
き、ビタビ復号データD0が正確に復号されたデータで
あれば比較結果は一致を指示し、誤って復号されたデー
タが含んでいれば比較結果の一部は不一致を指示する。
較結果が不一致を指示する数をカウントして、その合計
値を(残留)エラー数ERRORとしてビット同期制御
回路29に出力する。
ORと外部から入力される閾値数THとを比較し、エラ
ー数ERRORが閾値数THを上回った場合に、スリッ
プ状態の変更を要求する信号SLIP−REQUEST
を出力し、デパンクチャー回路21に現状のスリップ状
態の変更を促す。
状態について説明する。デパンクチャー回路21は畳み
込み符号CCを5ビット単位でデパンクチャー処理する
ため、どのビットを先頭ビットして取り込むかで5通り
の同期の仕方があり、それぞれのビットぶれ相対位置に
基づき番号付けを行うことによりスリップ状態1〜5と
して分類される。すなわち、設定されるスリップ状態に
よってデパンクチャー回路21の畳み込み符号CCの入
力タイミングが規定される。
12の(a)に示すように、Y0,Y4,Y8をそれぞれ
先頭ビットして取り込むため、ダミーシンボル“0”を
正しく挿入してデパンクチャー処理を行うことができ
る。しかしながら、スリップ状態が正確でない場合、図
12の(b)〜(e)に示すように、ダミーシンボルが正しく
挿入されない。
1とすると、図12の(b)はY1,Y5,Y9をそれぞ
れ先頭ビットして取り込むスリップ状態2となり、図1
2の(c)はY2,Y6,Y10をそれぞれ先頭ビットし
て取り込むスリップ状態3となり、図12の(d)はX
3,X7,Y11をそれぞれ先頭ビットして取り込むス
リップ状態4となり、図12の(e)はY3,Y7,Y1
1をそれぞれ先頭ビットして取り込むスリップ状態5と
なる。
エラー数ERRORが閾値数THより大きい場合は、デ
パンクチャー回路21が畳み込み符号CCの入力に正し
く同期していない(図12の(b)〜(e)の状態)と判断
し、新たなスリップ状態への変更を指示する信号SLI
P−REQUESTをデパンクチャー回路21に出力す
る。
号SLIP−REQUESTを受けたデパンクチャー回
路21は、スリップ状態を現在の状態から異なる状態に
変更して畳み込み符号CCを取り込み、デパンクチャー
処理を行う。
のビット同期制御回路29は、所定の測定期間中にカウ
ントされたエラー数ERRORと予め設定された閾値数
THとを比較することによって、デパンクチャー回路2
1が畳み込み符号CCの入力に正しく同期しているか否
かを判断していた。
定できないため、伝送路のノイズの度合い等によって閾
値数THが適切な値となっていない場合、ビット同期制
御回路はデパンクチャー回路が畳み込み符号CCの入力
に同期しているか否かを正確に判定することができな
い。
状態が正しく設定されなくなり、畳み込み符号の入力に
同期できず、正しくビタビ復号処理を行うことができな
いという問題点があった。
されたもので、畳み込み符号の伝送路のノイズの度合い
等に関係なく、デパンクチャー回路が常に正確な畳み込
み符号を同期入力できるビタビ復号装置を得ることを目
的とする。
記載のビタビ復号装置は、パンクチャー処理が施された
畳み込み符号を設定用スリップ状態に基づく入力タイミ
ングで取り込み、ビタビ復号法により復号処理を行いビ
タビ復号データを出力する復号処理部と、前記ビタビ復
号データの復号誤り数をカウントして出力するカウント
手段と、活性状態時に、前記復号誤り数に基づき、複数
のスリップ状態のうち一のスリップ状態を前記設定用ス
リップ状態とする同期制御手段とを備え、前記同期制御
手段は、所定時間毎に前記複数のスリップ状態を順次前
記設定用スリップ状態として、前記複数のスリップ状態
それぞれの復号誤り数を前記カウント手段の出力から得
るスリップ状態別誤り数算出手段と、前記複数のスリッ
プ状態それぞれの復号誤り数の相対比較に基づき、前記
設定用スリップ状態を設定するスリップ状態設定手段と
を備えている。
いて、前記カウント手段は、初期化時からの前記復号誤
り数をカウントし、前記スリップ別誤り数算出手段は、
前記所定時間毎に前記カウント手段を初期化させるとと
もに、前記複数のスリップ状態全ての復号誤り数の算出
終了時にその終了を指示する誤り数算出終了情報を出力
する制御手段を含み、前記スリップ状態設定手段は、前
記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数を前記複数
のスリップ状態に対応させて記憶する記憶部と、前記誤
り数算出終了情報が前記複数のスリップ状態全ての復号
誤り数の算出終了を指示する時、前記記憶部に記憶され
た前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数を相対
比較して最小の復号誤り数に対応するスリップ状態を指
示する情報を最小スリップ状態の情報として出力する比
較部と、前記最小スリップ状態の情報に基づき前記設定
用スリップ状態を決定するスリップ状態決定部とを含ん
でいる。
いて、前記カウント手段は、初期化時からの前記復号誤
り数をカウントし、前記スリップ別誤り数算出手段は、
前記所定時間毎に前記カウント手段を初期化させるとと
もに、前記複数のスリップ状態全ての復号誤り数の算出
終了時にその終了を指示する誤り数算出終了情報を出力
する制御手段を含み、前記スリップ状態設定手段は、比
較用スリップ状態の情報と比較用誤り数とを格納する比
較用記憶部と、前記複数のスリップ状態それぞれの復号
誤り数を順次受け、前記比較用記憶部に記憶された前記
比較用誤り数と比較し、前記復号誤り数が前記比較用誤
り数より小さい場合に、当該復号誤り数及びそのスリッ
プ状態を指示する情報を新たな前記比較用誤り数及び前
記比較用スリップ状態の情報として、前記比較用記憶部
の格納内容を更新する比較部と、前記誤り数算出終了情
報が前記複数のスリップ状態全ての復号誤り数の算出終
了を指示する時、前記比較用記憶部に最終的に記憶され
た前記比較用スリップ状態の情報を最小スリップ状態の
情報として出力する最小スリップ状態出力部と、前記最
小スリップ状態の情報に基づき前記設定用スリップ状態
を決定するスリップ状態決定部とを含んでいる。
いて、前記スリップ状態別誤り数算出手段は、前記複数
のスリップ状態全ての復号誤り数の算出処理を繰り返し
行い、前記スリップ状態決定部は、前記最小スリップ状
態の情報がM(≧1)回連続して同一のスリップ状態を
指示する場合に、前記最小スリップ状態の指示するスリ
ップ状態を前記設定用スリップ状態として決定してい
る。
装置における畳み込み符号の入力タイミング制御方法
は、パンクチャー処理が施された畳み込み符号を設定用
スリップ状態に基づく入力タイミングで取り込み、ビタ
ビ復号法により復号処理を行いビタビ復号データを出力
する復号処理部と、前記ビタビ復号データの復号誤り数
をカウントする誤りカウント手段とを備え、前記設定用
スリップ状態の候補として複数のスリップ状態を有し、
(a)所定時間毎に前記複数のスリップ状態を順次前記設
定用スリップ状態として、前記複数のスリップ状態それ
ぞれの復号誤り数を得るステップと、(b)前記ステップ
(a)の後、前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り
数の相対比較に基づき、前記設定用スリップ状態を設定
するステップとを備えている。
ける畳み込み符号の入力タイミング制御方法において、
前記ステップ(a)は、(a-1)前記複数のスリップ状態それ
ぞれの復号誤り数を前記複数のスリップ状態に対応させ
て記憶部に記憶させるステップを含み、前記ステップ
(b)は、(b-1)前記記憶部より得られる前記複数のスリッ
プ状態それぞれの復号誤り数を相対比較して最小の復号
誤り数に対応するスリップ状態を指示する最小スリップ
状態の情報を求めるステップと、(bー2)前記最小スリッ
プ状態の情報に基づき前記設定用スリップ状態を決定す
るステップとを含んでいる。
ける畳み込み符号の入力タイミング制御方法において、
前記ステップ(a)は、(a-1)前記複数のスリップ状態それ
ぞれの復号誤り数を順次受け、比較用誤り数と比較して
前記復号誤り数が小さい場合に当該復号誤り数及びその
スリップ状態を指示する情報を新たな前記比較用誤り数
及び比較用スリップ状態の情報とするステップを含み、
前記ステップ(b)は、(b-1)前記ステップ(a)終了後の前
記比較用スリップ状態の情報を最小スリップ状態の情報
とするステップと、(bー2)前記最小スリップ状態の情報
に基づき前記設定用スリップ状態を決定するステップと
を含んでいる。
ける畳み込み符号の入力タイミング制御方法において、
前記ステップ(a)及び(b)は繰り返し行われ、前記ステッ
プ(bー2)は、(b-2-1)前記ステップ(a)の終了毎に得られ
る前記最小スリップ状態の情報がM(≧1)回連続して
同一のスリップ状態を指示する場合に、前記最小スリッ
プ状態を指示するスリップ状態を前記設定用スリップ状
態として決定するステップを含んでいる。
ング制御装置は、パンクチャー処理が施された畳み込み
符号をビタビ復号装置が取り込む入力タイミングを制御
する装置であって、前記ビタビ復号装置は設定用スリッ
プ状態によって前記入力タイミングが規定され、前記ビ
タビ復号データの復号誤り数をカウントする機能を有
し、所定時間毎に前記複数のスリップ状態を順次前記設
定用スリップ状態とすることにより前記複数のスリップ
状態それぞれの復号誤り数を得るスリップ状態別誤り数
算出手段と、前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤
り数の相対比較に基づき、前記設定用スリップ状態を設
定するスリップ状態設定手段とを備えている。
号装置の全体構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、ビット同期制御回路10は、外部からの制御信
号STにより活性/非活性が制御され、Nビットカウン
タ28からの復号エラー数(残留エラー数)ERROR
を受け、スリップ状態の変更/固定を指示する信号SL
IP−REQUESTをデパンクチャー回路21に出力
するとともに、Nビットカウンタ28の初期化を指示用
のリセット信号SRを出力する。なお、他の全体構成は
図9で示した従来のビタビ復号装置と同様である。
態1であるビタビ復号装置のビット同期制御回路10の
内部構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1
のビット同期制御回路10は制御信号STにより活性/
非活性が制御され、非活性状態時には常にスリップ状態
を固定することを指示する“L”の信号SLIP−RE
QUESTを出力する。
示せず)を有し、活性状態を指示する制御信号STを受
けると活性状態となり所定の初期状態から起動し、測定
時間TERごとに変更されるスリップ状態に基づき、現
在のスリップ状態を指示する現状スリップ状態(の情
報)NOWSLIPをスリップ要求出力部6に出力す
る。また、スリップ状態制御部1は、活性状態時にスリ
ップ状態の変更タイミングに同期して、レジスタ群2の
レジスタR1〜RNのうち一のレジスタへの格納の切り
替えを指示する選択信号SELをセレクタ3に与えると
ともに初期化を指示するリセット信号SRをNビットカ
ウンタ28に出力する。さらに、スリップ状態制御部1
は、すべてのスリップ状態それぞれの測定が終了した時
点から所定期間(比較器4が比較処理を行うのに十分な
期間)において比較器4を活性状態とする比較起動信号
CMP1を比較器4に出力する。
2)は、スリップ状態1〜Nにそれぞれ対応して設けら
れ、対応のスリップ状態のエラー数ERRORをそれぞ
れ格納する。
1〜RNのうち選択信号SELの指示するレジスタにエ
ラー数ERRORを格納する。
信号CMP1を受けると活性状態となり、レジスタ群2
のレジスタR1〜RNにそれぞれ格納されたエラー数を
比較して、最小のエラー数を格納したレジスタRk(k
=1〜Nのいずれか)を検出して、スリップ状態kを指
示する最小スリップ状態(の情報)MINSLIPをス
リップ状態決定部5に出力する。この最小スリップ状態
MINSLIPがデパンクチャー回路21に設定される
スリップ状態の候補となる。
態MINSLIPを受け、最小スリップ状態MINSL
IPがM(≧1)回以上連続して同一のスリップ状態を
指示する場合に、最小スリップ状態(の情報)MINS
LIPを確定スリップ状態(の情報)DSLIPとして
決定しスリップ要求出力部6に出力する。
る制御信号STを受けると活性状態となり、スリップ状
態の変更を指示する“H”の信号SLIP−REQUE
STを出力し始める。なお、スリップ要求出力部6は非
活性状態を指示する制御信号STを受ける非活性状態時
には常にスリップ状態の固定を指示する“L”の信号S
LIP−REQUESTを出力する。
STが出力されると所定のスリップ周期ごとにデパンク
チャー回路21のスリップ状態が変化する。本実施の形
態ではスリップ周期と測定時間TERとが同一に設定さ
れる。
態DSLIPを受けると、現状スリップ状態NOWSL
IPと確定スリップ状態DSLIPとの指示するスリッ
プ状態が一致するまで、スリップ状態の変更を指示する
“H”の信号SLIP−REQUESTを維持し、その
後、スリップ状態の固定を指示する“L”の信号SLI
P−REQUESTを出力する。
御回路10の動作を示すフローチャートである。図4は
ビット同期制御回路10の動作を示すタイミング図であ
る。以下、これらの図を参照して、ビット同期制御回路
10の活性状態時の動作について説明する。
部1は、スリップ状態識別用の識別番号Iを“1”に初
期設定し、スリップ状態1に対応したレジスタR1への
格納を指示する選択信号SELをセレクタ3に出力する
とともにリセット信号SRによりNビットカウンタ28
を初期化する。このとき、スリップ状態制御部1はスリ
ップ状態1を指示する現状スリップ状態NOWSLIP
をスリップ要求出力部6に出力している。
択信号SELに基づき、Nビットカウンタ28からのエ
ラー数ERRORがレジスタ群2のレジスタR1に格納
されるように選択動作を行う。
ステップS4で、スリップ状態制御部1は識別番号Iを
“2”にインクリメントし、スリップ状態2に対応した
レジスタR2への格納を指示する選択信号SELをセレ
クタ3に出力するとともにリセット信号SRによりNビ
ットカウンタ28を初期化する。このとき、スリップ状
態制御部1はスリップ状態2を指示する現状スリップ状
態NOWSLIPをスリップ要求出力部6に出力してい
る。
は、Nビットカウンタ28からのエラー数ERRORが
レジスタ群2のレジスタR2に格納されるように選択動
作を行う。したがって、図4の期間T1(測定時間TE
R)におけるエラー数ERRORはレジスタR1に格納
され、図4の期間T2(測定時間TER)におけるエラ
ー数ERRORはレジスタR2に格納されることにな
る。
ップS2〜S4の処理が繰り返され、識別番号IがNに
達するとステップS5に移行する。このとき、レジスタ
群2のレジスタR1〜RNにはそれぞれスリップ状態1
〜Nでの測定時間TER中のエラー数ERRORが既に
格納されることになる。
部1より比較処理を促す比較起動信号CMP1を受けた
(図4の時刻t1)比較器4はレジスタR1〜RNそれ
ぞれが格納したエラー数のうち、一番最小のエラー数を
格納したレジスタRk(k=1〜Nのいずれか)に対応
するスリップ状態kを指示する最小スリップ状態MIN
SLIPをデパンクチャー回路21の設定用スリップ状
態の候補としてスリップ状態決定部5に出力する。
部5は、最小スリップ状態MINSLIPがM(≧1)
回連続で同一のスリップ状態を指示していない場合、ス
テップS1に戻りさらなるスリップ状態1〜Nでのエラ
ー測定(エラー数ERROR集計処理)を行わせ、M回
連続で同一のスリップ状態となった場合、ステップS7
に移行する。
部5は、M回連続して同一のスリップ状態を指示する最
小スリップ状態(の情報)MINSLIPを確定スリッ
プ状態(の情報)DSLIPとして決定してスリップ要
求出力部6に出力する。なお、図4はM=1の場合、す
なわち、最小スリップ状態MINSLIPが即、確定ス
リップ状態DSLIPとなる場合(ステップS6が常に
YESとなる場合)を示している。
要求出力部6は、確定スリップ状態DSLIPを受ける
と、スリップ状態制御部1より受ける現状スリップ状態
NOWSLIPと確定スリップ状態DSLIPとが指示
するスリップ状態が一致するまでは、スリップ状態の変
更を指示する“H”の信号SLIP−REQUESTを
維持し、一致すると信号SLIP−REQUESTを、
スリップ状態の固定を指示する“L”に立ち下げる。な
お、図4は、確定スリップ状態DSLIPがスリップ状
態2を指示する場合を示しており、時刻t2で信号SL
IP−REQUESTが“L”に立ち下がり、デパンク
チャー回路21はスリップ状態2で固定される。
置は、ビット同期制御回路10を活性状態にすると、確
定スリップ状態DSLIPが指示する、M回連続して最
もエラー数が少なかったスリップ状態にデパンクチャー
回路21のスリップ状態を設定する。
は、従来のように現在のスリップ状態の復号誤り数と閾
値数との絶対比較ではなく、全てのスリップ状態間のエ
ラー数の相対関係によってデパンクチャー回路21のス
リップ状態を設定するため、畳み込み符号CCの伝送路
に混入するノイズの度合いに関係なく、デパンクチャー
回路21は常に正確なスリップ状態で畳み込み符号CC
の入力に同期することができる。
の相対関係によってデパンクチャー回路21のスリップ
状態を設定することにより、測定時間TERも従来の1
/100程度に抑えることができ、スリップ状態の数
N、最小スリップ状態MINSLIPの連続数M(N・
M<100は十分に可能)を考慮しても、従来よりも早
期にデパンクチャー回路21のスリップ状態を設定する
ことができる。
のエラー数を格納することにより、比較器4による一回
の相対比較処理によって、最小スリップ状態MINSL
IPを求めることができる。
スリップ状態MINSLIPがM(≧1)回連続して同
一のスリップ状態を指示する場合に、最小スリップ状態
MINSLIPの指示するスリップ状態を確定スリップ
状態DSLIPとして決定するため、Mの大きさに比例
して信頼性の高い確定スリップ状態DSLIPを決定す
ることにより、実施の形態1のビタビ復号装置は、さら
に一層正確に畳み込み符号CCの入力に同期することが
できる。
タビ復号装置のビット同期制御回路20の内部構成を示
すブロック図である。なお、全体構成は図1で示した実
施の形態1の全体構成と同様であり、ビット同期制御回
路10にビット同期制御回路20が置き代わるだけであ
る。
ビット同期制御回路10同様、外部からの制御信号ST
により活性/非活性が制御され、Nビットカウンタ28
からエラー数ERRORを受け、スリップ状態の変更/
固定を指示する信号SLIP−REQUESTをデパン
クチャー回路21に出力するとともに、Nビットカウン
タ28の初期化を指示用のリセット信号SRを出力す
る。また、ビット同期制御回路20は、ビット同期制御
回路10と同様、非活性状態時には常にスリップ状態を
固定することを指示する“L”の信号SLIP−REQ
UESTを出力する。
(図示せず)を有し、活性状態を指示する制御信号ST
を受けると活性状態となり所定の初期状態から起動し、
測定時間TERごとに変更されるスリップ状態に基づ
き、現在のスリップ状態を指示するNOWSLIPをス
リップ要求出力部16に出力する。また、スリップ状態
制御部11は、活性状態時にスリップ状態の変更に同期
して、比較器12を活性状態とする比較起動信号CMP
2を出力するとともに初期化を指示するリセット信号S
RをNビットカウンタ28に出力する。さらに、スリッ
プ状態制御部11は、すべてのスリップ状態におけるエ
ラー数ERRORの測定が終了した時点で、最小スリッ
プ状態MINSLIPの出力を指示するタイミング制御
信号CHKをタイミングレジスタ14に出力する。
MEと比較用スリップ状態の情報RMSとを格納してお
り、比較用エラー数RMEを比較器12に出力するとと
もに、比較用スリップ状態の情報RMSをタイミングレ
ジスタ14に出力する。なお、比較用レジスタ13はタ
イミングレジスタ14より初期化信号を受けると比較用
エラー数RME及び比較用スリップ状態RMSを初期化
する。
動信号CMP2を受けると活性状態となり、現在受けて
いるエラー数ERRORと比較用レジスタ13に格納さ
れた比較用エラー数とを比較して、現在受けているエラ
ー数ERRORの方が小さい場合に、そのエラー数ER
RORを新たな比較用エラーとして比較用レジスタ13
に格納内容を更新するとともに、現状スリップ状態(の
情報)NOWSLIPを比較用スリップ状態の情報とし
て比較用レジスタ13の格納内容を更新する。
プ状態の情報RMSを格納し、タイミング制御信号CH
Kが最小スリップ状態MINSLIPの出力を指示した
時、格納した比較用スリップ状態の情報RMSを最小ス
リップ状態(の情報)MINSLIPとしてスリップ要
求出力部16に出力する。そして、比較用レジスタ13
に初期化信号を出力する。最小スリップ状態MINSL
IPがデパンクチャー回路21に設定されるスリップ状
態の候補となる。
状態MINSLIPを受け、最小スリップ状態MINS
LIPがM(≧1)回以上連続して同一のスリップ状態
を指示した場合に、最小スリップ状態(の情報)MIN
SLIPを確定スリップ状態(の情報)DSLIPとし
て決定する。
する制御信号STを受けると活性状態となり、スリップ
状態の変更を指示する“H”の信号SLIP−REQU
ESTを出力し始める。なお、スリップ要求出力部16
は非活性状態を指示する制御信号STを受ける非活性状
態時には常にスリップ状態の固定を指示する“L”の信
号SLIP−REQUESTを出力する。また、“H”
の信号SLIP−REQUESTが出力されると所定の
スリップ周期ごとにデパンクチャー回路21のスリップ
状態が変化する。本実施の形態ではスリップ周期と測定
時間TERとが同一に設定される。
状態DSLIPを受けると、現状スリップ状態NOWS
LIPと確定スリップ状態DSLIPとの指示するスリ
ップ状態が一致するまで、スリップ状態の変更を指示す
る“H”の信号SLIP−REQUESTを維持し、そ
の後、スリップ状態の固定を指示する“L”の信号SL
IP−REQUESTを出力する。
御回路20の動作を示すフローチャートである。図7は
ビット同期制御回路20の動作を示すタイミング図であ
る。以下、これらの図を参照して、ビット同期制御回路
20の活性状態時の動作について説明する。
御部11は、スリップ状態識別用の識別番号Iを“1”
に初期設定し、リセット信号SRによりNビットカウン
タ28を初期化するとともに、スリップ状態1を指示す
る現状スリップ状態NOWSLIPと比較器12の活性
状態を指示する比較起動信号CMP2とを比較器12に
出力する。このとき、スリップ状態制御部11は現状ス
リップ状態NOWSLIPをスリップ要求出力部16に
も出力している。
在のエラー数ERRORと比較用エラー数RMEとを比
較して、エラー数ERRORが比較用エラー数RMEよ
り小さい場合に、ステップS13でスリップ状態1を比
較用スリップ状態の情報RMS、スリップ状態1のエラ
ー数ERRORを比較用エラー数RMEとして比較用レ
ジスタ13の格納内容を更新する。ただし、比較用レジ
スタ13の初期化時の比較用エラー数RMEを十分大き
く設定しておくことにより、ステップ状態1の場合は無
条件でそのエラー数ERRORが比較用エラー数RME
となり、ステップ状態1を指示する比較用スリップ状態
RMSとなる。
め、ステップS15で、スリップ状態制御部11は識別
番号Iを“2”(I+1)にインクリメントし、リセッ
ト信号SRによりNビットカウンタ28を初期化すると
ともに、スリップ状態2を指示する現状スリップ状態N
OWSLIPと比較器12の活性状態を指示する比較起
動信号CMP2とを比較器12に出力する。このとき、
スリップ状態制御部11は現状スリップ状態NOWSL
IPをスリップ要求出力部16にも出力している。
2は現在のエラー数ERRORと比較用エラー数RME
とを比較して、エラー数ERRORが比較用エラー数R
MEより小さい場合に、ステップS13で、スリップ状
態1を比較用スリップ状態の情報RMS、スリップ状態
2のエラー数ERRORを比較用エラー数RMEとして
比較用レジスタ13に格納する。なお、ステップS12
でエラー数ERRORが比較用エラー数RMEより小さ
くない場合はステップS13を飛ばしてステップS14
に移行する。
ップS12〜S15の処理が繰り返され、識別番号Iが
Nに達するとステップS16に移行する。このとき、比
較用レジスタ13及びタイミングレジスタ14には、エ
ラー数ERRORが最小であったスリップ状態k(k=
1〜Nのいずれか)及びそのエラー数ERRORがそれ
ぞれ比較用スリップ状態の情報RMS及び比較用エラー
数RMEとして自動的に格納され、比較用レジスタ13
の比較用スリップ状態の情報RMSがタイミングレジス
タ14にも格納される。
御部11より最小スリップ状態MINSLIPの出力を
指示するタイミング制御信号CHKを受けた(図7の時
刻t11)タイミングレジスタ14は、格納した比較用
スリップ状態の情報RMSを最小スリップ状態(の情
報)MINSLIPとしてスリップ状態決定部15に出
力し、比較用レジスタ13を初期化する。
定部15は、デパンクチャー回路21の設定用スリップ
状態の候補である最小スリップ状態MINSLIPがM
(≧1)回連続で同一のスリップ状態を指示しない場
合、ステップS11に戻りさらなるスリップ状態1〜N
でのエラー測定(エラー数ERROR集計処理)を行わ
せ、M回連続で同一のスリップ状態となった場合、ステ
ップS17に移行する。
定部15は、M回連続して同一のスリップ状態を指示し
た最小スリップ状態(の情報)MINSLIPを確定ス
リップ状態(の情報)DSLIPとして決定する。な
お、図7はM=1の場合、すなわち、最小スリップ状態
MINSLIPが即、確定スリップ状態DSLIPとな
る場合(ステップS17が常にYESとなる場合)を示
している。
プ要求出力部16は、スリップ状態制御部11より受け
る現状スリップ状態NOWSLIPと確定スリップ状態
DSLIPとが指示するスリップ状態が一致するまで、
スリップ状態の変更を指示する“H”の信号SLIP−
REQUESTを維持し、一致すると信号SLIP−R
EQUESTを、スリップ状態の固定を指示する“L”
に立ち下げる。なお、図7は、確定スリップ状態DSL
IPがスリップ状態2を指示する場合を示しており、時
刻t12で信号SLIP−REQUESTが“L”に立
ち下がり、デパンクチャー回路21はスリップ状態2で
固定される。
置は、ビット同期制御回路20を活性状態にすると、確
定スリップ状態が指示する、DSLIPM回連続して最
もエラー数が少なかったスリップ状態にデパンクチャー
回路21のスリップ状態を設定する。
は、従来のように現在のスリップ状態の復号誤り数と閾
値数との絶対比較ではなく、全てのスリップ状態間のエ
ラー数の相対関係によってデパンクチャー回路21のス
リップ状態を設定するため、伝送路に混入するノイズの
度合いに関係なく、デパンクチャー回路21は常に正確
なスリップ状態で畳み込み符号CCの入力に同期するこ
とができる。加えて、実施の形態2と同様、従来よりも
早期にデパンクチャー回路21のスリップ状態を設定す
ることができる。
較用誤り数RMEと比較用スリップ状態の情報RMSと
が格納可能な容量があれば十分である。
小スリップ状態MINSLIPがM(≧1)回連続して
同一のスリップ状態を指示する場合に、最小スリップ状
態MINSLIPの指示するスリップ状態を確定スリッ
プ状態DSLIPとして決定するため、Mの大きさに比
例して信頼性の高い確定スリップ状態DSLIPを決定
することにより、実施の形態2のビタビ復号装置は、さ
らに一層正確に畳み込み符号CCの入力に同期すること
ができる。
路20に置き換えて図8のビット同期制御回路30を用
いても良い。以下、図5の構成と異なる点のみ述べる。
号CHKを受け、タイミング制御信号CHKが最小スリ
ップ状態MINSLIPの出力を指示する時、格納した
比較用スリップ状態の情報RMSを最小スリップ状態
(の情報)MINSLIPとしてスリップ状態決定部1
5に出力した後、比較用エラー数RME及び比較用スリ
ップ状態RMSを初期化する。
5で示した比較用レジスタ13と同様である。このよう
に構成することにより、タイミングレジスタ14を省略
することができる。
請求項1記載のビタビ復号装置におけるスリップ状態設
定手段は、従来のように復号誤り数と閾値数との絶対比
較ではなく、複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数
の相対比較に基づき、設定用スリップ状態を設定するた
め、畳み込み符号の伝送路に混入するノイズの度合いに
関係なく畳み込み符号の入力に正確に同期することがで
きる。
号誤り数の相対比較に基づき設定用スリップ状態を設定
することにより、所定期間を従来より大幅に短縮するこ
とができるため、従来よりも早期に設定用スリップ状態
を決定することができる。
けるスリップ状態設定手段は、記憶部に記憶された複数
のスリップ状態それぞれの復号誤り数を相対比較して最
小の復号誤り数に対応するスリップ状態を指示する情報
を最小スリップ状態の情報として出力する比較部と、最
小スリップ状態の情報に基づき設定用スリップ状態を決
定するスリップ状態決定部とを含んでいる。
置は、最小スリップ状態の情報に基づき設定用スリップ
状態を決定することにより、複数のスリップ状態のうち
最も復号誤り数の少ないスリップ状態が設定用スリップ
状態の候補となるため、より正確に畳み込み符号の入力
に同期することができる。
記憶部に全てのスリップ状態の復号誤り数を格納するこ
とにより、比較部による一回の相対比較処理によって、
最小スリップ状態の情報を求めることができる。
リップ状態設定手段は、複数のスリップ状態それぞれの
復号誤り数を順次受け、比較用記憶部に記憶された比較
用誤り数と比較し、復号誤り数が比較用誤り数より小さ
い場合に、当該復号誤り数及びそのスリップ状態を指示
する情報を新たな比較用誤り数及び比較用スリップ状態
の情報として、比較用記憶部の格納内容を更新する比較
部と、誤り数算出終了情報に基づき複数のスリップ状態
全ての復号誤り数の算出終了時に、比較用記憶部に最終
的に記憶された比較用スリップ状態の情報を最小スリッ
プ状態の情報として出力する最小スリップ状態出力部
と、最小スリップ状態の情報に基づき設定用スリップ状
態を決定するスリップ状態決定部とを含んでいる。
置は、最小スリップ状態の情報に基づき設定用スリップ
状態を決定することにより、複数のスリップ状態のうち
最も復号誤り数の少ないスリップ状態が設定用スリップ
状態の候補となるため、より正確に畳み込み符号の入力
に同期することができる。
り数と比較用スリップ状態の情報とが格納可能な容量が
あれば十分である。
スリップ状態決定部は、最小スリップ状態の情報がM
(≧1)回連続して同一のスリップ状態を指示する場合
に、最小スリップ状態の指示するスリップ状態を設定用
スリップ状態として決定するため、Mの大きさに比例し
て信頼性の高い設定用スリップ状態を決定することによ
り、さらに一層正確に畳み込み符号の入力に同期するこ
とができる。
号装置における畳み込み符号の入力タイミング制御方法
のステップ(b)は、従来のように復号誤り数と閾値数と
の絶対比較ではなく、複数のスリップ状態それぞれの復
号誤り数の相対比較に基づき、設定用スリップ状態を設
定するため、畳み込み符号の伝送路に混入するノイズの
度合いに関係なく畳み込み符号の入力に正確に同期する
ことができる。
ける畳み込み符号の入力タイミング制御方法のステップ
(b)は、(b-1)複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数
を相対比較して最小の復号誤り数に対応するスリップ状
態を求めるステップと、(bー2)最小スリップ状態の情報
に基づき設定用スリップ状態を決定するスリップ《S6
〜S8》とを含んでいる。
グ制御方法は、最小スリップ状態の情報に基づき設定用
スリップ状態を決定することにより、複数のスリップ状
態のうち最も復号誤り数の少ないスリップ状態が設定用
スリップ状態の候補となるため、より正確に畳み込み符
号の入力に同期することができる。
ける畳み込み符号の入力タイミング制御方法のステップ
(a)は(a-1)複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数を
順次受け、比較用誤り数と比較して復号誤り数が小さい
場合に当該復号誤り数及びそのスリップ状態を指示する
情報を新たな比較用誤り数及び比較用スリップ状態の情
報とするステップを含み、ステップ(b)は、(b-1)比較用
スリップ状態の情報を最小スリップ状態の情報とするス
テップと、最小スリップ状態の情報に基づき設定用スリ
ップ状態を決定するステップとを含んでいる。
グ制御方法は、最小スリップ状態の情報に基づき設定用
スリップ状態を決定することにより、複数のスリップ状
態のうち最も復号誤り数の少ないスリップ状態が設定用
スリップ状態の候補となるため、より正確に畳み込み符
号の入力に同期することができる。
おける畳み込み符号の入力タイミング制御方法のステッ
プ(b-2-1)は、最小スリップ状態の情報がM(≧1)回
連続して同一のスリップ状態を指示する場合に、最小ス
リップ状態を指示するスリップ状態を設定用スリップ状
態として決定するため、Mの大きさに比例して十分に信
頼性の高い設定用スリップ状態を決定することにより、
さらに一層正確に畳み込み符号の入力に同期することが
できる。
ミング制御装置のスリップ状態設定手段は、従来のよう
に復号誤り数と閾値数との絶対比較ではなく、複数のス
リップ状態それぞれの復号誤り数の相対比較に基づき、
設定用スリップ状態を設定するため、畳み込み符号の伝
送路に混入するノイズの度合いに関係なくビタビ復号装
置を畳み込み符号の入力に正確に同期させることができ
る。
置の全体構成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
ある。
る。
成を示すブロック図である。
ある。
る。
を示すブロック図である。
ック図である。
である。
る。
セレクタ、4,12比較器、5,15 スリップ位置決
定部、6,16 スリップ要求出力部、10,20,3
0 ビット同期制御回路、13,17 比較用レジス
タ、14 タイミングレジスタ、21 デパンクチャー
回路。
Claims (9)
- 【請求項1】 パンクチャー処理が施された畳み込み符
号を設定用スリップ状態に基づく入力タイミングで取り
込み、ビタビ復号法により復号処理を行いビタビ復号デ
ータを出力する復号処理部と、 前記ビタビ復号データの復号誤り数をカウントして出力
するカウント手段と、 活性状態時に、前記復号誤り数に基づき、複数のスリッ
プ状態のうち一のスリップ状態を前記設定用スリップ状
態とする同期制御手段とを備え、 前記同期制御手段は、 所定時間毎に前記複数のスリップ状態を順次前記設定用
スリップ状態として、前記複数のスリップ状態それぞれ
の復号誤り数を前記カウント手段の出力から得るスリッ
プ状態別誤り数算出手段と、 前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数の相対比
較に基づき、前記設定用スリップ状態を設定するスリッ
プ状態設定手段とを備える、ビタビ復号装置。 - 【請求項2】 前記カウント手段は、初期化時からの前
記復号誤り数をカウントし、 前記スリップ別誤り数算出手段は、前記所定時間毎に前
記カウント手段を初期化させるとともに、前記複数のス
リップ状態全ての復号誤り数の算出終了時にその終了を
指示する誤り数算出終了情報を出力する制御手段を含
み、 前記スリップ状態設定手段は、 前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数を前記複
数のスリップ状態に対応させて記憶する記憶部と、 前記誤り数算出終了情報が前記複数のスリップ状態全て
の復号誤り数の算出終了を指示する時、前記記憶部に記
憶された前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数
を相対比較して最小の復号誤り数に対応するスリップ状
態を指示する情報を最小スリップ状態の情報として出力
する比較部と、 前記最小スリップ状態の情報に基づき前記設定用スリッ
プ状態を決定するスリップ状態決定部と、 を含む請求項1記載のビタビ復号装置。 - 【請求項3】 前記カウント手段は、初期化時からの前
記復号誤り数をカウントし、 前記スリップ別誤り数算出手段は、前記所定時間毎に前
記カウント手段を初期化させるとともに、前記複数のス
リップ状態全ての復号誤り数の算出終了時にその終了を
指示する誤り数算出終了情報を出力する制御手段を含
み、 前記スリップ状態設定手段は、 比較用スリップ状態の情報と比較用誤り数とを格納する
比較用記憶部と、 前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数を順次受
け、前記比較用記憶部に記憶された前記比較用誤り数と
比較し、前記復号誤り数が前記比較用誤り数より小さい
場合に、当該復号誤り数及びそのスリップ状態を指示す
る情報を新たな前記比較用誤り数及び前記比較用スリッ
プ状態の情報として、前記比較用記憶部の格納内容を更
新する比較部と、 前記誤り数算出終了情報が前記複数のスリップ状態全て
の復号誤り数の算出終了を指示する時、前記比較用記憶
部に最終的に記憶された前記比較用スリップ状態の情報
を最小スリップ状態の情報として出力する最小スリップ
状態出力部と、 前記最小スリップ状態の情報に基づき前記設定用スリッ
プ状態を決定するスリップ状態決定部と、を含む請求項
1記載のビタビ復号装置。 - 【請求項4】 前記スリップ状態別誤り数算出手段は、
前記複数のスリップ状態全ての復号誤り数の算出処理を
繰り返し行い、 前記スリップ状態決定部は、前記最小スリップ状態の情
報がM(≧1)回連続して同一のスリップ状態を指示す
る場合に、前記最小スリップ状態の指示するスリップ状
態を前記設定用スリップ状態として決定する、請求項2
あるいは請求項3記載のビタビ復号装置。 - 【請求項5】 パンクチャー処理が施された畳み込み符
号を設定用スリップ状態に基づく入力タイミングで取り
込み、ビタビ復号法により復号処理を行いビタビ復号デ
ータを出力する復号処理部と、前記ビタビ復号データの
復号誤り数をカウントする誤りカウント手段とを備え、
前記設定用スリップ状態の候補として複数のスリップ状
態を有するビタビ復号装置における畳み込み符号の入力
タイミング制御方法であって、 (a)所定時間毎に前記複数のスリップ状態を順次前記設
定用スリップ状態として、前記複数のスリップ状態それ
ぞれの復号誤り数を得るステップと、 (b)前記ステップ(a)の後、前記複数のスリップ状態それ
ぞれの復号誤り数の相対比較に基づき、前記設定用スリ
ップ状態を設定するステップと、 を備えるビタビ復号装置における畳み込み符号の入力タ
イミング制御方法。 - 【請求項6】 前記ステップ(a)は、 (a-1)前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数を
前記複数のスリップ状態に対応させて記憶部に記憶させ
るステップを含み、 前記ステップ(b)は、 (b-1)前記記憶部より得られる前記複数のスリップ状態
それぞれの復号誤り数を相対比較して最小の復号誤り数
に対応するスリップ状態を指示する最小スリップ状態の
情報を求めるステップと、 (bー2)前記最小スリップ状態の情報に基づき前記設定用
スリップ状態を決定するステップと、を含む請求項5記
載のビタビ復号装置における畳み込み符号の入力タイミ
ング制御方法。 - 【請求項7】 前記ステップ(a)は、 (a-1)前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数を
順次受け、比較用誤り数と比較して前記復号誤り数が小
さい場合に当該復号誤り数及びそのスリップ状態を指示
する情報を新たな前記比較用誤り数及び比較用スリップ
状態の情報とするステップを含み、 前記ステップ(b)は、 (b-1)前記ステップ(a)終了後の前記比較用スリップ状態
の情報を最小スリップ状態の情報とするステップと、 (bー2)前記最小スリップ状態の情報に基づき前記設定用
スリップ状態を決定するステップと、を含む請求項5記
載のビタビ復号装置における畳み込み符号の入力タイミ
ング制御方法。 - 【請求項8】 前記ステップ(a)及び(b)は繰り返し行わ
れ、 前記ステップ(bー2)は、 (b-2-1)前記ステップ(a)の終了毎に得られる前記最小ス
リップ状態の情報がM(≧1)回連続して同一のスリッ
プ状態を指示する場合に、前記最小スリップ状態を指示
するスリップ状態を前記設定用スリップ状態として決定
するステップを含む、請求項6あるいは請求項7記載の
ビタビ復号装置における畳み込み符号の入力タイミング
制御方法。 - 【請求項9】 パンクチャー処理が施された畳み込み符
号をビタビ復号装置が取り込む入力タイミングを制御す
る入力タイミング制御装置であって、前記ビタビ復号装
置は設定用スリップ状態によって前記入力タイミングが
規定され、前記ビタビ復号データの復号誤り数をカウン
トする機能を有し、 所定時間毎に前記複数のスリップ状態を順次前記設定用
スリップ状態とすることにより前記複数のスリップ状態
それぞれの復号誤り数を得るスリップ状態別誤り数算出
手段と、 前記複数のスリップ状態それぞれの復号誤り数の相対比
較に基づき、前記設定用スリップ状態を設定するスリッ
プ状態設定手段と、を備える入力タイミング制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216435A JPH1168584A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | ビタビ復号装置、ビタビ復号装置における畳み込み符号の入力タイミング制御方法及び入力タイミング制御装置 |
US09/001,808 US6094741A (en) | 1997-08-11 | 1997-12-31 | Viterbi decoding apparatus, method for controlling slip state of convolutional code in viterbi decoding apparatus, and slip state control apparatus |
DE19814901A DE19814901C2 (de) | 1997-08-11 | 1998-04-02 | Viterbi-Dekodiervorrichtung, Verfahren zur Steuerung eines Gleitzustands eines Faltungscodes in einer Viterbi-Dekodiervorrichtung und Gleitzustand-Steuervorrichtung |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9216435A JPH1168584A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | ビタビ復号装置、ビタビ復号装置における畳み込み符号の入力タイミング制御方法及び入力タイミング制御装置 |
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JPH1168584A true JPH1168584A (ja) | 1999-03-09 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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