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JPH1152075A - アクチュエータおよびそれを用いた時計 - Google Patents

アクチュエータおよびそれを用いた時計

Info

Publication number
JPH1152075A
JPH1152075A JP9209472A JP20947297A JPH1152075A JP H1152075 A JPH1152075 A JP H1152075A JP 9209472 A JP9209472 A JP 9209472A JP 20947297 A JP20947297 A JP 20947297A JP H1152075 A JPH1152075 A JP H1152075A
Authority
JP
Japan
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vibration
actuator
diaphragm
lever
vibration output
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9209472A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Miyazawa
修 宮澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP9209472A priority Critical patent/JPH1152075A/ja
Publication of JPH1152075A publication Critical patent/JPH1152075A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品数で複数の出力を得ることのでき
るアクチュエータおよびそれを用いた時計を提供するこ
と。 【解決手段】 アクチュエータ10において、振動板1
2に形成した圧電素子21にある周波数の信号を印加す
ると、振動板12は所定の周波数で面外方向に屈曲振動
し、一方の端部125は可動端として面内方向に変位を
繰り返す。また、圧電素子21に異なる周波数の信号を
印加して、振動板12に異なる周波数の屈曲振動を行わ
せると、他方の端部126が可動端として面内方向に変
位を繰り返す。これらの変位は、振動板12の端部12
5、126および弾性変形可能な括れ部31A、31B
に基端側321A、322Bが連結しているレバー32
A、32Aの自由端322A、322から増幅されて出
力され、従動部材500を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動体を用いたタイ
プのアクチュエータ、およびそれを用いた時計に関する
ものである。さらに詳しくは、振動板の振動を出力する
ための振動出力系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】腕時計などにおいて日、曜などを表示す
るカレンダー表示機構には、ステップモータの回転駆動
力を運針用の輪列を介して日車などにも間欠的に伝達し
てそれを送り駆動するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、時計の
薄型化を図るには、カレンダー送りのための機構も薄型
化する必要があるが、従来からある機構ではこのような
薄型化を図ることができない。
【0004】そこで、カメラのシャッター用、プリンタ
のインクジェットヘッド用などに近年採用されつつある
圧電素子を用いたアクチュエータなど、従来のカレンダ
ー表示機構で使用されていなかったアクチュエータを採
用することが考えられる。しかしながら、カレンダー表
示機構では、1つの日車において通常の送り動作に加え
て、早送りあるいは逆送りなど、異なる送り動作を行わ
せる必要があり、このような動作毎にアクチュエータを
設けることはスペース的に無理である。一方、1つのア
クチュエータの出力を輪列によって変換して伝達するこ
とにより、上記の各動作を行わせるのでは、従来からあ
るカレンダー表示機構に比してサイズ的なメリットがな
い。
【0005】そこで、本発明の課題は、少ない部品数で
複数の出力を得ることのできるアクチュエータおよびそ
れを用いた時計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るアクチュエータでは、振動体と、該振
動体に振動を行わせる励振手段と、前記振動体に接続
し、該振動体の振動を増幅して出力する少なくとも2つ
の振動出力系を有し、前記振動体および各々の振動出力
系を含む各振動系は、異なる共振周波数を備えるととも
に、前記励振手段は、前記振動体に対して前記各振動系
の共振周波数に対応する振動を行わせるように構成され
ていることを特徴とする。
【0007】本発明では、1つの振動体に対して、共振
周波数の異なる振動系を構成する2つ以上の振動出力系
が構成されているので、励振手段が振動体をいずれの周
波数で振動させるかによって、複数の振動出力系のいず
れから出力を得るかを選択できる。それ故、複数の振動
出力系をそれぞれから異なる出力を得るように構成して
おくだけで、1つのアクチュエータで2つ以上の動作を
行うことができる。しかも、複数の振動出力系は、振動
体および励振手段を共用しているので、アクチュエータ
を構成する部品点数が少なくて済む。それ故、アクチュ
エータの低コスト化および小型化を図ることができる。
【0008】本発明において、前記振動体は、面外方向
の屈曲振動を行う際の振動周波数により一方の端部を固
定端として他方の端部が面内方向に変位する振動板から
構成され、該可動端の面内方向における変位が前記の各
振動出力系から面内方向における振動として出力される
ように構成することが好ましい。
【0009】このように構成した場合には、励振手段が
振動板を駆動すると、振動板は面外方向に屈曲振動し、
その少なくとも一方の端部は可動端として面内方向に変
位する。ここに、可動端には振動出力系が接続してお
り、この振動出力系は、可動端の面内方向の変位を増幅
して面内方向の振動として出力する。従って、本発明の
アクチュエータは、振動板の面外方向の屈曲振動を面内
方向の振動として取り出す新たなタイプのアクチュエー
タであり、少ない部品で構成できるとともに、振動板が
面外方向に屈曲振動を行う厚さ寸法の空間内に構成する
ことができる。
【0010】本発明において、前記励振手段としては、
前記振動板の少なくとも一方の面に構成された圧電素子
と、該圧電素子の駆動回路とを備えているものを用いる
ことができる。ここで、圧電素子としてはバイモルフあ
るいはユニモルフのいずれのタイプのものをも使用可能
である。このように構成すると、圧電素子を薄くしても
強度を保て、かつ、容量を大きくすることが容易なの
で、電気的エネルギーが入りやすくなる。また、振動板
に圧電素子を積層するだけでよいので、アクチュエータ
の薄型化に適している。
【0011】本発明において、前記励振手段としては、
前記振動板の方に構成された磁性体と、該磁性体に対峙
する電磁磁石と、該電磁磁石に対する駆動回路とを備え
ているものを用いることもできる。
【0012】本発明において、前記の各振動出力系は、
前記振動板の端部を保持する弾性部と、該弾性部の側お
よび当該端部の側に基端側が連結し、先端側が自由端で
あるレバーとによって構成できる。このように構成する
と、レバーも振動系に含まれるため、共振周波数が低く
なる。それ故、駆動回路の消費電流を低く抑えることが
できる。また、後述する腕時計のカレンダー機構におい
て日車(従動部材)を直動する場合でも、減速機構が不
要であるため、この点でも腕時計など薄型装置に搭載す
るのに適している。
【0013】この場合に、前記弾性部は、前記振動板に
対して平面的に配置された板状部材の括れ部として構成
することが好ましい。また、前記レバーについても、前
記振動板に対して平面的に配置された板状レバーを用い
ることが好ましい。
【0014】本発明において、前記の各振動出力系は、
各々のレバーが同一の従動部材を異なる方向に向けて駆
動する形態、同一の従動部材を互いに同一の方向に向け
て駆動する形態のいずれであってもよい。
【0015】本発明に係るアクチュエータは、薄型化に
適しているので、腕時計のカレンダー表示機構の駆動装
置などとして用いるのに適している。このような用途に
本発明に係るアクチュエータを利用する場合には、前記
カレンダー表示機構には、前記振動出力系からの振動を
内周縁あるいは外周縁で受けて回転するリング状のカレ
ンダー表示車を用いればよい。また、カレンダー表示車
の内周縁または外周縁には、前記アクチュエータの休止
期間中、前記の各振動出力系の各レバーのうち、一つの
レバーがノッチ内に位置しているときに他のレバーがノ
ッチ外にある複数のノッチを構成しておくことが好まし
い。このように構成すると、いずれかのレバーが常にノ
ッチ内に位置し、このノッチ内に位置するレバーはスト
ッパーとして機能する。それ故、カレンダー表示車が外
乱によって誤って回転するという不具合を防止すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0017】[実施の形態1]図1(A)、(B)はそ
れぞれ、本発明の実施の形態1に係るアクチュエータ1
0の平面図、および断面図である。
【0018】これらの図に示すアクチュエータ10は、
概ね、それが搭載されるベース(図示せず。)にそれぞ
れねじ止め固定された厚さが0.5mm程度の2枚のプ
レート11A、11Bと、これらのプレート11A、1
1Bに対して平面的に配置され、矢印Aで示すような面
外方向の屈曲振動が可能なように両端が各プレート11
A、11Bに支持された厚さが0.05mm程度の振動
板12(振動体)と、この振動板12に屈曲振動を行わ
せる励振手段20とが構成されている。
【0019】振動板12は、上面側に厚さが0.2mm
程度のユニモルフ型の圧電素子21が構成された矩形部
120と、この矩形部120の両側のうち、一方の端部
125において第1の細幅部121を介して連接する第
1の振動板側接続部123と、他方の端部126におい
て第2の細幅部122を介して連接する第2の振動板側
接続部124とが構成されている。
【0020】励振手段20は、振動板12の上面側に形
成された前記のユニモルフ型の圧電素子21と、この圧
電素子21および振動板12をそれぞれ両極としてそれ
らの間に駆動信号を印加する駆動回路22(図1(B)
を参照。)とから構成されている。
【0021】駆動回路22としては、図2(A)に示す
ように、発振回路221から出力された信号を周波数変
換回路222で振動系の共振周波数に対応した周波数の
駆動信号にして圧電素子21に印加する他励式の回路、
図2(B)に示すように、コルビッツ発振回路223に
対して、可変周波数のフィルタ224、およびその周波
数の切換回路225を設け、この切換回路225によっ
て所定の周波数の信号のみを帰還させることにより、振
動系の共振周波数に対応した周波数の駆動信号を圧電素
子21に印加する自励式の回路などを用いることができ
る。
【0022】本形態では、以下に説明するようによう
に、1枚の振動板に対して第1および第2の振動出力系
が構成され、これら第1および第2の振動出力系が属す
る振動系の共振周波数が異なる。そこで、本形態では、
図2(A)に示す駆動回路22では周波数変換回路22
2の設定の切り換え、図2(B)に示す駆動回路22で
は切換回路225を介してのフィルタ224の設定値の
切り換えによって、異なる周波数の信号を駆動回路22
から圧電素子21に対して印加することが可能になって
いる。
【0023】再び図1(A)、(B)において、本形態
のアクチュエータ10では、前記の2枚のプレート11
A、11Bを利用して、振動板12の面外方向の屈曲振
動を面内方向の振動として増幅して出力する第1および
第2の振動出力系30A、30Bが構成されている。す
なわち、第1および第2の振動出力系30A、30Bに
おいて、プレート11A、11Bは振動板12を両端部
125、126のそれぞれが可動端として動作するよう
に支持し、かつ、これらの両端部125、126のそれ
ぞれには、振動板12が面外方向の屈曲振動をしたとき
に各可動端の面内方向における変位を面内方向の振動と
して出力する第1および第2のレバー32A、32Bが
連結されている。このように構成するにあたって、第1
のプレート11Aは、前記のベースにねじ止めされた部
分118Aと、この部分から振動板12の一方の端部1
25に形成されている第1の振動板側接続部123の下
側を通って振動板12の反対側に延びる第1のレバー3
2Aとから構成されている。第2のプレート11Bは、
振動板12を中心に第1のプレート11Aに対して略点
対称に配置されているが、第1のプレート11Aと同
様、前記のベースにねじ止めされた部分118Bと、こ
の部分から振動板12の他方の端部126に形成されて
いる第2の振動板側接続部124の下側を通って振動板
12の反対側に延びる第2のレバー32Bとから構成さ
れている。ここで、振動板12の第1および第2の振動
板側接続部123、124は、第1および第2のレバー
32A、32Bの基端側321A、321Bに接合され
ている。
【0024】また、第1および第2のプレート11A、
11Bのいずれにおいても、第1および第2のレバー3
2A、32Bと本体部分118A、118Bとのつけ根
部分には第1および第2の括れ部31A、31B(弾性
部)がそれぞれ構成されているので、これら第1および
第2の括れ部31A、31Bよりやや先端側において、
振動板12の第1および第2の振動板側接続部123、
124と第1および第2のレバー32A、32Bの基端
側321A、321Bとが接合している状態にある。従
って、第1および第2のレバー32は、互いに近接する
第1および第2の括れ部31A、31Bの側と、振動板
12の各端部125、126の側とに基端側321A、
321Bがそれぞれ連結し、そこから先端側が自由端3
22A、322Bとして延びている構造になっている。
【0025】このような第1および第2のレバー32
A、32Bと振動板12との連結構造によって、本形態
では、振動板12が後述するように面外方向に屈曲振動
したときに、両端部125、126の面内方向における
変位を増幅して面内方向の振動として第1および第2の
レバー32A、32Bの自由端322A、322Bから
出力する第1および第2の振動出力系30A、30Bが
構成されている。
【0026】このように構成したアクチュエータ10で
は、第1のレバー32Aが長く、第2のレバー32Bが
短いため、第1のレバー32Aは第2のレバー32Bよ
りも質量が大きい。このため、振動板12および第1の
振動出力系30Aからなる第1の振動系300Aと、振
動板12および第2の振動出力系30Bからなる第2の
振動系300Bとの間では、第1の振動系300Aの共
振周波数が第2の振動系300Bの共振周波数よりも低
い。
【0027】そこで、励振手段20を構成する駆動回路
22は、第1の振動系300Aの共振周波数に対応する
駆動信号と、第2の振動系300Bの共振周波数に対応
する駆動信号とをそれぞれ出力する。従って、駆動回路
22が第1の振動系300Aの共振周波数に対応する駆
動信号を圧電素子21に印加したときには、図3(A)
または図3(B)に模式的に示すように、振動板12は
第1の振動系300Aの共振周波数に対応する屈曲振動
を行うので、このときは、振動体12の他方の端部12
6が固定端となり、図3(A)、(B)に矢印Fで示す
ように、一方の端部125のみが可動端として面内方向
の振動を行う。その結果、この一方の端部125に基端
側321Aが接続している第1のレバー32Aは、第1
の括れ部31Aを支点として自由端322Aが振動板1
2の面内方向で振動し、それを矢印CAで示すように従
動部材500に伝達する。これに対して、駆動回路22
が第2の振動系300Bの共振周波数に対応する駆動信
号を圧電素子21に印加したときには、図3(C)また
は図3(D)に模式的に示すように、振動板12は第2
の振動系300Bの共振周波数に対応する屈曲振動を行
うので、このときは、振動板12の一方の端部125が
固定端となり、図3(C)、(D)に矢印Fで示すよう
に、他方の端部126のみが可動端として面内方向の振
動を行う。その結果、この他方の端部126に基端側3
21Bが接続している第2のレバー32Bは、第2の括
れ部31Bを支点として自由端322Bが振動板12の
面内方向で振動し、それを矢印CBで示すように従動部
材500に伝達する。
【0028】このように、本形態のアクチュエータ10
では、1つの振動板12に対して、共振周波数の異なる
第1および第2の振動出力系30A、30Bが接続され
ているので、励振手段20が振動板12をいずれの周波
数で振動させるかによって、第1および第2の振動出力
系30A、30Bのいずれから出力を得るかを選択でき
る。それ故、第1および第2の振動出力系30A、30
Bをそれぞれから異なる出力を得るように構成しておく
だけで、1つのアクチュエータ10で2つの動作を行う
ことができる。しかも、第1および第2の振動出力系3
0A、30Bは、振動板12および励振手段20を共用
しているので、アクチュエータ10を構成する部品点数
が少なくて済む。それ故、アクチュエータ10の低コス
ト化および小型化を図ることができる。
【0029】また、本形態のアクチュエータ10は、振
動板12の面外方向の屈曲振動を第1および第2のレバ
ー32A、32Bの自由端322A、322Bで面内方
向の振動として取り出す新たなタイプのアクチュエータ
10であり、少ない部品で構成できる。また、アクチュ
エータ10は、振動板12の上下に部材を配置する必要
がないので、振動板12が面外方向に屈曲振動を行う厚
さ寸法の狭い空間内に構成することができ、薄型の装置
内に搭載できる。また、本形態では、振動板12に第1
および第2のレバー32A、32Bを連結したため、第
1および第2のレバー32A、32Bも含めた振動系が
構成されているので、共振周波数が低い。それ故、駆動
回路22の消費電流を低く抑えることができる。また、
後述する腕時計のカレンダー機構において日車(従動部
材500)を直動する場合でも、減速機構が不要である
など、この点でも薄型装置に搭載するのに適している。
さらに、第1および第2の振動出力系30A、30Bと
して、振動板12に対して平面的に配置されたプレート
11A、11B(板状部材)を用い、このプレート11
A、11Bの第1および第2の括れ部31A、31Bに
よって振動板12の端部が面内方向に変位するのを可能
にしているので、分厚いばねなどを用いていない分、ア
クチュエータ10の薄型化に適している。また、振動の
出力もプレート状の第1および第2のレバー32A、3
2B(板状レバー)から行うため、この点からもアクチ
ュエータ10の薄型化に適している。さらにまた、励振
手段20として、振動板12の上面側に形成したユニモ
ルフ型の圧電素子21を用いていることから、圧電素子
21を薄くしても強度を保て、かつ、容量を大きくする
ことが容易なので、電気的エネルギーが入りやすくな
る。しかも、アクチュエータ10の薄型化に適してい
る。
【0030】ここで、第1のレバー32Aと第2のレバ
ー32Bとを比較すると、第2のレバー32Bの自由端
322Bの動作は周波数が高いが、振幅は第1のレバー
32Aの自由端322Aの方が大きい。従って、本形態
では、以下に説明するように、第2のレバー32Bでカ
レンダー表示の通常の送り動作を行い、第1のレバー3
2Aでカレンダー表示の早送りを行う。
【0031】本形態のアクチュエータ10を、腕時計の
カレンダー表示機構50の駆動装置として用いる際に
は、第1および第2のレバー32A、32Bの自由端3
22A、322Bのいずれもが日車51に内接するよう
にアクチュエータ10を配置する。このように構成した
状態で、通常の日送りの際には、駆動回路22から第1
の振動系300Aの共振周波数に対応する駆動信号を圧
電素子21に印加し、第1のレバー32Aによって日車
51を矢印Dの方向に回転させる。これに対して、日表
示の修正を行うために日車51を早送りする場合には、
駆動回路22から第2の振動系300Bの共振周波数に
対応する駆動信号を圧電素子21に印加し、第2のレバ
ー32Bによって日車51を矢印Dの方向に早送りす
る。このように、1つのアクチュエータ10において、
振動板12を異なる周波数で屈曲振動させて第1および
第2の振動出力系30A、30Bを選択的に振動させれ
ば、複雑な切換機構を用いて輪列の切換を行わなくて
も、日車51の回転速度を変えることができる。
【0032】[実施の形態2]図4(A)、(B)はそ
れぞれ、本発明の実施の形態2に係るアクチュエータ1
0の平面図、および断面図である。
【0033】これらの図に示すアクチュエータ10も、
概ね、それが搭載されるベース(図示せず。)に2ヵ所
でねじ止め固定された厚さが0.5mm程度のプレート
11と、これらのプレート11に対して平面的に配置さ
れ、面外方向の屈曲振動が可能なように両端が各プレー
ト11に支持された厚さが0.05mm程度の振動板1
2と、この振動板12に屈曲振動を行わせる圧電素子2
1および駆動回路22からなる励振手段20とが構成さ
れている点は、実施の形態1と同様である。
【0034】本形態のアクチュエータ10でも、実施の
形態1と同様、前記のプレート11を利用して、振動板
12を両端部125、126のそれぞれが可動端として
動作するように支持し、これらの両端部125、126
のそれぞれに、振動板12が面外方向の屈曲振動をした
ときに両端部125、126(各可動端)の面内方向に
おける変位を面内方向の振動として増幅し、出力する第
1および第2の振動出力系30A、30Bが構成されて
いる。
【0035】このような振動出力系を構成するにあたっ
て、本形態では、プレート11には、本体部分111の
両端部から同じ方向に延びて振動板12の両端部12
5、126に形成されている第1および第2の振動板側
接続部123、124の下側を通って振動板12の反対
側に延びる第1および第2のレバー32A、32Bが構
成され、第1のレバー32Aと第2のレバー32Bの自
由端322A、322B同士は向き合っている。従っ
て、第1のレバー32Aと第2のレバー32Bは、同一
の従動部材500をそれぞれ逆方向に駆動することにな
る。
【0036】第1および第2のレバー32A、32Bに
おいて、本体部分111とのつけ根部分には第1および
第2の括れ部31A、31Bがそれぞれ構成され、これ
ら第1および第2の括れ部31A、31Bよりやや先端
側において、振動板12の第1および第2の振動板側接
続部123、124の下側を通る基端部分321A、3
21Bが振動板12との接合部分になっている。従っ
て、第1および第2のレバー32A、32Bは、互いに
近接する第1および第2の括れ部31の側と、振動板1
2の各端部125、126の側とに基端側321A、3
21Bがそれぞれ連結し、そこから先端側が自由端32
2A、322Bとして延びている構造になっている。
【0037】このような第1および第2のレバー32
A、32Bと振動板12との連結構造によって、本形態
では、振動板12が後述するように面外方向に屈曲振動
したときに、振動板12の端部125、126(可動
端)の面内方向における変位を増幅して面内方向の振動
として第1および第2のレバー32A、32Bの自由端
322A、322Bから出力する第1および第2の振動
出力系30A、30Bが構成されている。
【0038】このように構成したアクチュエータ10で
も、第1のレバー32が長く、第2のレバー32が短い
ため、第1のレバー32は第2のレバー32よりも質量
が大きい。このため、振動板12および第1の振動出力
系30Aからなる第1の振動系300Aと、振動板12
および第2の振動出力系30Bからなる第2の振動系3
00Bとの間では、第1の振動系300Aの共振周波数
が第2の振動系300Bの共振周波数よりも低い。
【0039】また、励振手段20を構成する駆動回路2
2は、実施の形態1と同様、第1の振動系300Aの共
振周波数に対応する駆動信号と、第2の振動系300B
の共振周波数に対応する駆動信号とをそれぞれ出力する
ことが可能である。従って、駆動回路22が第1の振動
系300Aの共振周波数に対応する駆動信号を圧電素子
21に印加したときには、振動板12の一方の端部12
5のみが可動端として面内方向の振動を行う。その結
果、この一方の端部125に基端側321Aが接続して
いる第1のレバー32Aは、第1の括れ部31を支点と
して自由端322側が振動板12の面内方向で振動し、
それを矢印CAで示すように従動部材500に伝達す
る。これに対して、駆動回路22が第2の振動系300
Bの共振周波数に対応する駆動信号を圧電素子21に印
加したときには、振動板12の他方の端部126のみが
可動端として面内方向の振動を行う。その結果、この他
方の端部126に基端側321Bが接続している第2の
レバー32Aは、第2の括れ部31Bを支点として自由
端322Bが振動板12の面内方向で振動し、矢印CB
で示すように、第1のレバー32Aとは反対向きの力を
従動部材500に伝達する。
【0040】このように構成したアクチュエータ10
を、実施の形態1と同様、腕時計のカレンダー表示機構
50の駆動装置として用いる際には、第1および第2の
レバー32A、32Bの自由端322A、322Bのい
ずれもが日車51に内接するようにアクチュエータ10
を配置する。このように構成した状態で、通常の日送り
の際には、駆動回路22から第1の振動系300Aの共
振周波数に対応する駆動信号を圧電素子21に印加し、
第1のレバー32Aによって日車51を矢印DAで示す
方向に回転させる。これに対して、日表示の修正を行う
ために日車51を逆送りする場合には、駆動回路22か
ら第2の振動系300Bの共振周波数に対応する駆動信
号を圧電素子21に印加し、第2のレバー32Bによっ
て日車51を矢印DBで示す方向に逆送りする。このよ
うに、1つのアクチュエータ10において、振動板12
を異なる周波数で屈曲振動させて第1および第2の振動
出力系30A、30Bを選択的に振動させれば、複雑な
切換機構を用いて輪列の切換を行わなくても、日車51
の回転方向や回転速度を変えることができる。
【0041】[実施の形態3]図5(A)、(B)はそ
れぞれ、本発明の実施の形態3に係るアクチュエータ1
0の平面図、および断面図である。
【0042】これらの図に示すアクチュエータ10は、
概ね、それが搭載されるベース(図示せず。)にそれぞ
れねじ止め固定された厚さが0.5mm程度の2枚のプ
レート11A、11Bと、これらのプレート11A、1
1Bに対して平面的に配置され、面外方向の屈曲振動が
可能なように両端が各プレート11A、11Bに支持さ
れた厚さが0.05mm程度の振動板12と、この振動
板12に屈曲振動を行わせる圧電素子21および駆動回
路22からなる励振手段20とが構成されている。振動
板12は、基本的な構成が実施の形態1と同様であるた
め、それらの説明を省略する。
【0043】本形態のアクチュエータ10でも、実施の
形態1と同様、前記の2枚のプレート11A、11Bを
利用して、振動板12の面外方向の屈曲振動を面内方向
の振動として出力する第1および第2の振動出力系30
A、30Bが構成されていることに第1の特徴を有す
る。また、本形態では、第1および第2の振動出力系3
0A、30Bを交互に動作させて、2つの出力系の一方
がストッパーとして機能するように構成されていること
に第2の特徴を有する。
【0044】すなわち、本形態では、実施の形態1と同
様、第1および第2のプレート11A、11Bのいずれ
にも、第1および第2のレバー32A、32Bと、これ
らの第1および第2のレバー32A、32Bと本体部分
118A、118Bとのつけ根部分に第1および第2の
括れ部31A、31Bとがそれぞれ構成されている。こ
こで、第1のレバー32は第2のレバー32よりわずか
に長いため、第1のレバー32は第2のレバー32より
も質量がわずかであるが大きい。このため、振動板12
および第1の振動出力系30Aからなる第1の振動系3
00Aと、振動板12および第2の振動出力系30Bか
らなる第2の振動系300Bとの間では、第1の振動系
300Aの共振周波数が第2の振動系300Bの共振周
波数よりもやや低い。
【0045】また、励振手段20を構成する駆動回路2
2は、実施の形態1と同様、第1の振動系300Aの共
振周波数に対応する駆動信号と、第2の振動系300B
の共振周波数に対応する駆動信号とをそれぞれ出力する
ことが可能である。従って、駆動回路22が第1の振動
系300Aの共振周波数に対応する駆動信号を圧電素子
21に印加したときには、振動板12の一方の端部12
5のみが可動端として面内方向の振動を行う。その結
果、この一方の端部125に基端側321Aが接続して
いる第1のレバー32Aは、第1の括れ部31を支点と
して自由端322側が振動板12の面内方向で振動し、
それを矢印CAで示すように従動部材500に伝達す
る。これに対して、駆動回路22が第2の振動系300
Bの共振周波数に対応する駆動信号を圧電素子21に印
加したときには、振動板12の他方の端部126のみが
可動端として面内方向の振動を行う。その結果、この他
方の端部126に基端側321Bが接続している第2の
レバー32Aは、第2の括れ部31Bを支点として自由
端322Bが振動板12の面内方向で振動し、この振動
は矢印CBで示すように従動部材500に伝達される。
【0046】このように構成したアクチュエータ10
を、実施の形態1と同様、腕時計のカレンダー表示機構
50の駆動装置として用いる際にも、本形態では、第1
および第2のレバー32の自由端322のいずれもが日
車51に内接するようにアクチュエータ10を配置す
る。但し、本形態では日車51の内周縁511には所定
の間隔で複数のノッチ512が形成され、アクチュエー
タ10の休止期間中、第1および第2の振動出力系30
の各レバー32A、32Bのうち、一方のレバーがノッ
チ512内に位置しているときには、必ず、他方のレバ
ーがノッチ512外(山部分513に相当する部分)に
ある。このため、駆動回路22から駆動信号を圧電素子
21に印加して、日送りを行う際には、ノッチ512の
外にあって日車51の内周縁511に強く当接している
方のレバーによって、日車51を所定の角度分(一ステ
ップ分)、回転させる。このようにして、日車51の一
ステップ分の回転が終了したときには、それまでノッチ
512の外にあって日車51を駆動したレバー32がノ
ッチ512内に嵌まる一方、それまでノッチ512内に
あって日車51の駆動に関与しなかったレバー32がノ
ッチ512外に位置する。このように、アクチュエータ
10の休止期間中、第1および第2の振動出力系30
A、30Bの各レバー32A、32Bのうち、一方のレ
バーがノッチ512内に位置してれば、このノッチ51
2内のレバーがストッパーとして機能する。それ故、日
車51に外部から衝撃などの外乱が加わっても、日車5
1が不用意に回転してしまうことがない。
【0047】[その他の実施の形態]上記の実施の形態
のいずれにおいても、本形態のアクチュエータ10で腕
時計のカレンダー表示機構50の日車51を回転させる
例であったが、アクチュエータ10によって曜車を回転
させてもよい。また、本発明を適用したアクチュエータ
10は、腕時計のカレンダー機構だけでなく、時刻、
月、年、月齢、太陽位置、さらには、水深、気圧、温
度、湿度、方位、速度などを表示する装置の駆動装置と
して利用できる。さらには、表示装置以外の各種装置の
駆動装置として利用できることは勿論である。
【0048】また、上記形態では、圧電素子21として
ユニモルフ型のものを用いたが、それに限らず、バイモ
ルフ型の圧電素子21を用いてもよい。
【0049】さらに、図6に示すように、励振手段20
としては、振動板12の方に構成された永久磁石または
可動鉄片などの磁性体23と、該磁性体23に対峙する
電磁磁石24と、該電磁磁石24に対する駆動回路25
とを備えたものなど、振動板12を面外方向に屈曲振動
させるものであればいずれの励振手段20を用いてもよ
い。
【0050】さらにまた、振動出力系の数については限
定がなく、図7に示すように、多角形、あるいは円形の
振動板を用いれば、たとえば4つの振動出力系30を構
成することもできる。
【0051】なお、本発明に係るアクチュエータは、従
動部材がリング状のカレンダー表示車などである用途に
限定されるものではなく、リニア状に往復動するアクチ
ュエータや、振動を起こすアクチュエータなどへの利用
も可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアク
チュエータでは、1つの振動体に対して、共振周波数の
異なる振動系を構成する複数の振動出力系が構成されて
いるので、励振手段が振動体をいずれの周波数で振動さ
せるかによって、複数の振動出力系のいずれから出力を
得るかを選択できる。それ故、各振動出力系をそれぞれ
から異なる出力を得るように構成しておくだけで、1つ
のアクチュエータで2つ以上の動作を行うことができ
る。しかも、各振動出力系は、振動体および励振手段を
共用しているので、アクチュエータを構成する部品点数
が少なくて済む。それ故、アクチュエータも低コスト化
および小型化を図ることができる。
【0053】本発明において、振動体として、面外方向
の屈曲振動を行う際の振動周波数により一方の端部を固
定端として他方の端部が面内方向に変位する振動板を用
い、この可動端の変位が各振動出力系から面内方向にお
ける振動として出力される場合には、振動板の面外方向
の屈曲振動を面内方向の振動として取り出すことのでき
る新たなタイプのアクチュエータを構成できる。また、
このアクチュエータは、少ない部品で構成できるととも
に、振動板が面外方向に屈曲振動を行う厚さ寸法の空間
内に構成できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は、それぞれ本発明の実施の形
態1に係るアクチュエータ、およびそれを腕時計のカレ
ンダー表示機構において日車の駆動用に用いた場合の平
面図、および断面図である。
【図2】(A)、(B)は、それぞれ本発明の実施の形
態1に係るアクチュエータを駆動するための駆動回路の
例を示す回路ブロック図である。
【図3】(A)ないし(D)は、それぞれ本発明の実施
の形態1に係るアクチュエータにおける振動板の屈曲振
動を示す説明図である。
【図4】(A)、(B)は、それぞれ本発明の実施の形
態2に係るアクチュエータ、およびそれを腕時計のカレ
ンダー表示機構において日車の駆動用に用いた場合の平
面図、および断面図である。
【図5】(A)、(B)は、それぞれ本発明の実施の形
態3に係るアクチュエータ、およびそれを腕時計のカレ
ンダー表示機構において日車の駆動用に用いた場合の平
面図、および断面図である。
【図6】本発明を適用したアクチュエータの励振手段と
して、電磁磁石を用いた例を示す説明図である。
【図7】本発明を適用したアクチュエータにおいて4つ
の振動出力系を構成した例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 アクチュエータ 11A、11B プレート 12 振動板(振動体) 20 励振手段 21 ユニモルフ型の圧電素子 22 駆動回路 30 振動出力系 30A 第1の振動出力系 30B 第2の振動出力系 31A、31B 括れ部(弾性部) 32A、32B レバー 50 カレンダー表示機構 51 リング状の日車(カレンダー表示車/従動部
材) 121 振動板の第1の細幅部 122 振動板の第2の細幅部 125 振動板の一方の端部 126 振動板の他方の端部 321A、321B レバーの基端側 322A、322B レバーの自由端 500 従動部材 511 日車の内周縁 512 日車のノッチ 300A 第1の振動系 300B 第2の振動系

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体と、該振動体に振動を行わせる励
    振手段と、前記振動体に接続し、該振動体の振動を増幅
    して出力する少なくとも2つの振動出力系を有し、 前記振動体および各々の振動出力系を含む各振動系は、
    異なる共振周波数を備えるとともに、 前記励振手段は、前記振動体に対して前記各振動系の共
    振周波数に対応する振動を行わせるように構成されてい
    ることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記振動体は、面外
    方向の屈曲振動を行う際の振動周波数により一方の端部
    を固定端として他方の端部が面内方向に変位する振動板
    から構成され、該可動端の面内方向における変位が前記
    の各振動出力系から面内方向における振動として出力さ
    れることを特徴とするアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記励振手段は、前
    記振動板の少なくとも一方の面に構成された圧電素子
    と、該圧電素子の駆動回路とを備えていることを特徴と
    するアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記励振手段は、前
    記振動板の方に構成された磁性体と、該磁性体に対峙す
    る電磁磁石と、該電磁磁石に対する駆動回路とを備えて
    いることを特徴とするアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかにおいて、
    前記の各振動出力系は、各々、前記振動板の端部を保持
    する弾性部と、該弾性部の側および当該端部の側に基端
    側が連結し、先端側が自由端であるレバーとを備えてい
    ることを特徴とするアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記弾性部は、前記
    振動板に対して平面的に配置された板状部材の括れ部と
    して構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記レバーは、前記
    振動板に対して平面的に配置された板状レバーであるこ
    とを特徴とするアクチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記の各振
    動出力系には、前記レバーが同一の従動部材を互いに異
    なる方向に向けて駆動する振動出力系が含まれているこ
    とを特徴とするアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 請求項6または7において、前記の各振
    動出力系は、各々のレバーが同一の従動部材を同一の方
    向に向けて駆動するように構成されていることを特徴と
    するアクチュエータ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに規定す
    るアクチュエータをカレンダー表示機構の駆動装置とし
    て用いたことを特徴とする時計。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記カレンダー
    表示機構は、前記の各振動出力系からの振動を周縁で受
    けて回転するリング状のカレンダー表示車を備えている
    ことを特徴とする時計。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記カレンダー
    表示車は、前記アクチュエータの休止期間中、前記の各
    振動出力系の各レバーのうち、一つのレバーがノッチ内
    に位置しているときに他のレバーがノッチ外にある複数
    のノッチを周縁に備えていることを特徴とする時計。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000038309A1 (fr) * 1998-12-21 2000-06-29 Seiko Epson Corporation Actionneur piezo-electrique, compteur de temps et dispositif portable
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