JPH1143698A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH1143698A JPH1143698A JP9305017A JP30501797A JPH1143698A JP H1143698 A JPH1143698 A JP H1143698A JP 9305017 A JP9305017 A JP 9305017A JP 30501797 A JP30501797 A JP 30501797A JP H1143698 A JPH1143698 A JP H1143698A
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Abstract
え、かさつきを生ぜず、安定性にすぐれた洗浄剤組成物
を提供する。 【解決手段】3成分A、B及びC A)一般式1のグリセリン誘導体 (Z1及びZ2の一方はR2−Y−、他方は水酸基を示
し、R1及びR2は各C3〜12の直鎖又は分岐鎖を有
する炭化水素基もしくは各Cが14〜20の分岐鎖を有
する炭化水素基を示し、X及びYは酸素又は B)油剤 C)陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界
面活性剤の一種以上を、A成分:C成分=1:1〜1:
100(重量比)で含有する洗浄剤組成物。
Description
浄剤組成物に関し、詳細には、洗浄後の皮膚等の過脱脂
を防ぎ、かさつき及びうるおいの低減を抑え、しっとり
とした潤いを与える洗浄剤組成物に関する。
の洗浄剤は皮脂、汗等による汚れを洗い流す目的で用い
られている。しかしながら、洗浄による皮膚の過脱脂及
びこれに伴うかさつき、潤いの低下が問題となってい
る。このため、洗浄後、保湿剤を配合した化粧水、乳液
およびクリーム等で、洗浄後の肌に潤いを与えることが
行われていた。したがって、洗浄後の肌に対して過脱脂
を抑え、かさつきが生じない洗浄剤組成物が望まれてい
た。乾燥してかさついた肌には油分を補ってやることが
必要であるが、通常の洗浄剤に単に油剤を添加しただけ
では層分離等が生じ、油剤を安定に配合することが困難
で実使用上問題があった。したがって、本発明の目的は
洗浄後の皮膚等の過脱脂を防ぎ、肌に潤いを与え、かさ
つきを生じさせず、しかも安定性にすぐれた洗浄剤組成
物を提供することにある。
に鑑み鋭意研究を行った結果、界面活性剤及び油剤に特
定のグリセリン誘導体を添加した洗浄剤組成物が、過脱
脂を抑え、肌に潤いを与え、かさつきを生じさせず、か
つ安定性にすぐれた洗浄剤であることを見出し、本発明
を完成した。
(B)及び(C) (A)次の一般式(1)で表されるグリセリン誘導体
オン性界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上 を含有し、(A)成分:(C)成分=1:1〜1:10
0(重量比)であることを特徴とする洗浄剤組成物を提
供するものである。
れる前記一般式(1)で表されるグリセリン誘導体とし
ては、例えば次の一般式(2)で表される1,3−ジア
ルキルグリセリンエーテルが挙げられる。
炭素数が3〜12の直鎖又は分岐鎖を有する炭化水素基
もしくは各々の炭素数が14〜20の分岐鎖を有する炭
化水素基をそれぞれ表すが、R1 とR2 は同一あるいは
異なっていても問題はない。
リン誘導体の他の例としては、次の一般式(3)で表さ
れるグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセライド)が挙
げられる。
炭素数が3〜12の直鎖又は分岐鎖を有する炭化水素基
もしくは各々の炭素数が14〜20の分岐鎖を有する炭
化水素基をそれぞれ表すが、R1 とR2 は同一あるいは
異なっていても問題はない。
セリン誘導体としては、1)R1 及びR2 の各々の炭素
数が4〜12であるもの、2)R1 及びR2の少なくと
も一方が脂肪族分岐鎖を有するもの、及び3)R1 及び
R2 の各々の炭素数が10〜20で少なくとも一方が脂
肪族分岐鎖を有するものがあげられる。これら1)〜
3)のグリセリン誘導体は、単独で使用してもよく、ま
た同種もしくは他の種類のものと組み合わせて使用して
もよい。上記特定の炭素数や脂肪族分岐鎖を有する化合
物を使用した場合には、安定な洗浄剤組成物を得ること
ができるとともに、洗浄剤を使用した際の皮膚感触も一
段と改善されたものとなる。一般的にジグリセライドは
単品のものはほとんどなく、一般的な汎用原料としては
モノグリセライドとジグリセライドの混合物であるた
め、通常はこれを用いる。(A)成分のグリセリン誘導
体は、洗浄剤組成物中に0.1〜20重量%(以下、単
に「%」で示す)、特に0.5〜10%配合することが
好ましい。なかでも、上記1)の特定の炭素数のグリセ
ライド1〜10%と上記3)の分岐長鎖グリセライド
0.5〜5%を混合して配合した場合には、組成物の安
定性が著しく改善される。
ヒマワリ油、オリーブ油、ナタネ油、サザンカ油、杏仁
油、椿油、ホホバ油、ヒマシ油、綿実油、落花生油等の
植物油、また、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミ
チン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコ
ール、リンゴ酸ジイソステアリル、オレイン酸オクチル
ドデシル、モノイソステアリン酸ジグリセリル等のエス
テル油、この他に、炭化水素系のワセリン、流動パラフ
ィンやイソパラフィン、スクワラン等が挙げられる。
(B)成分の油剤は洗浄剤組成物中に0.5〜90%、
特に1〜20%配合することが好ましい。
オン性界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上である
が、陰イオン性界面活性剤としては、例えばアルキルリ
ン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アシ
ル化アミノ酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシル−
N−メチルタウリン塩、アルファオレフィンスルホン酸
塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、アルキルエーテ
ル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸
塩、脂肪酸石ケン等が挙げられる。中でもポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸塩、N−ラウロイル−β−
アラニン塩、モノアルキルリン酸塩、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンラウリ
ルアミド酢酸塩が好ましい。ここで用いられる塩として
はナトリウム、カリウム、マグネシウム等の金属塩;ア
ンモニウム塩;モノエタノールアンモニウム、ジエタノ
ールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム塩等の
有機アンモニウム塩等が好ましい。
系活性剤、アミドベタイン系活性剤、スルホベタイン系
活性剤、ヒドロキシスルホベタイン系活性剤、アミドス
ルホベタイン系活性剤、ホスホベタイン系活性剤、イミ
ダゾリニウムベタイン系活性剤、アミンオキサイド系活
性剤等が挙げられる。中でも、アミドプロピルベタイ
ン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、2−アルキル
−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミンオキサイ
ドが好ましい。
チレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコール等が挙げられる。中でもポリエチレングリコー
ルモノステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピ
レン(30)グリコール等が好ましい。
的によって異なるが、洗浄剤組成物の2〜60%が好ま
しく、特に10〜50%が好ましい。なかでも、陰イオ
ン界面活性剤を組成物中に5%以上、特に12%以上配
合した場合には、組成物の安定性が一段と改善されるの
で好ましい。これらの界面活性剤は単独で用いてもよい
が、陰イオン性、両性、非イオン性界面活性剤を混合し
て用いるのが好ましい。 また、(A)成分:(C)成
分は重量比で1:1〜1:100であるが、好ましくは
1:2〜1:50、特に1:3〜1:20の範囲とする
ことが好ましい。
の必須成分の他に従来より使用されている洗浄剤用添加
剤、即ちアニオン、ノニオン、カチオン性ポリマー等の
粘度調整剤、ポリオール類等の保湿成分、アマイド、脂
肪酸等の増泡剤、その他防腐剤、酸化防止剤、香料、色
素等を本発明の作用効果を損なわない範囲で配合するこ
とができる。
ことができ、剤型やpH、粘度等は特に限定されない
が、剤型は液体状およびクリーム状とするのが好まし
く、pHは通常は5〜12、好ましくは6〜8とする。
粘度は500cp以上、特に3000cp以上とするこ
とが好ましい。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 (実施例1) (A)グリセリン誘導体として次式(4)で示される化
合物、(B)油剤及び(C)界面活性剤を混合して表1
に示す各組成物を調製し、(A)グリセリン誘導体の添
加による組成物の安定化効果を評価した。 (B)油剤としてはひまわり油を用い、(C)界面活性
剤としては、陰イオン性活性剤としてポリオキシエチレ
ン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、両性活性剤
としてラウリン酸アミドプロピルベタインを用いた。組
成物はポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸
ナトリウム水溶液とラウリン酸アミドプロピルベタイン
とラウリン酸ジエタノールアミドを60℃に加温して溶
解した後、ひまわり油とグリセリン誘導体を混合し添加
した後、冷却し調製した。組成物の安定性は、100m
lガラス瓶に組成物約80mlを入れ、50℃にて20
日間保存後、外観を目視にて判断した。
合物、(B)油剤及び(C)界面活性剤を混合して表2
に示す各組成物を調製し、(A)グリセリン誘導体の添
加による組成物の安定化効果を評価した。 (B)油剤としてはアボガド油を用い、(C)界面活性
剤としては、陰イオン性活性剤としてポリオキシエチレ
ン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、両性活性剤
としてラウリン酸ヒドロキシスルホベタイン、非イオン
性界面活性剤として脂肪酸アミド類であるヤシ油脂肪酸
ジエタノールアミドを用いた。組成物はポリオキシエチ
レン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム水溶液とラ
ウリン酸ヒドロキシスルホベタインとヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミドを60℃に加温して溶解した後、アボガ
ド油とグリセリン誘導体を混合し添加した後、冷却し調
製した。組成物の安定性は、100mlガラス瓶に組成
物約80mlを入れ、50℃にて20日間保存後、外観
を目視にて判断した。
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性にも優れてい
た。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 60% ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 ラウリン酸 1 イソパラフィン 5 カチオン化セルロース(ポリマーJR−400、UCC社製) 0.1 カプリル酸モノ/ジグリセライド* 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス *太陽化学(株)製 商品名:サンソフト707(以下、同じ)
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性にも優れてい
た。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 50% ラウリルジメチルアミンオキシド 3 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3 ミリスチン酸 1 流動パラフィン 3 ヒドロキシエチルセルロース(HECダイセルSE−850K) 0.2 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性にも優れてい
た。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 50% ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4 ポリオキシエチレン(5) ラウリルエーテル 0.4 ラウリン酸 1 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ワセリン 5 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性にも優れてい
た。 ポリオキシエチレン(3) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(27%) 50% ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 ラウリン酸 1 ミリスチン酸オクチルドデシル 2 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 ポリオキシエチレン(25)ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性にも優れてい
た。 ポリオキシエチレンラウリン酸モノエタノールアミド酢酸ナトリウム 15% ラウリン酸ヒドロキシスルホベタイン 2 ラウリン酸 1 ミリスチン酸 0.5 パルミチン酸イソプロピル 1 ひまわり油 3 カプリル酸モノ/ジグリセライド 4 香料 0.5 精製水 バランス
料を調製した。このものは起泡性、泡質に優れ、タオル
ドライ後の肌感触も良好であり、安定性にも優れてい
た。 ラウリルリン酸カリウム 15% ラウリン酸ヒドロキシスルホベタイン 2 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4 ラウリン酸イソプロパノールアミド 3 オリーブ油 35 カプリル酸モノ/ジグリセライド 5 モノイソステアリン酸モノミリスチン酸ジグリセライド 1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 香料 1 精製水 バランス
リセリン誘導体を洗浄剤組成物に添加することによっ
て、スキンケア剤としての水に不溶性の油性成分を洗浄
剤組成物中に安定に配合可能としたものである。本発明
の洗浄剤組成物は、洗浄後の皮膚等の過脱脂を防ぎ、肌
にしっとりとした潤いを与え、かさつきを生じさせず、
しかも安定性に優れたものであり、きわめて実用的価値
が高いものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 次の3成分(A)、(B)及び(C) (A)次の一般式(1)で表されるグリセリン誘導体 【化1】 (B)油剤 (C)陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イ
オン性界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上 を含有し、(A)成分:(C)成分=1:1〜1:10
0(重量比)であることを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 (A)成分の一般式(1)で表されるグ
リセリン誘導体として、R1及びR2の各々の炭素数が4
〜14、好ましくは6〜12であるものを使用すること
を特徴とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 (A)成分の一般式(1)で表されるグ
リセリン誘導体として、R1及びR2の少なくとも一方が
脂肪族分岐鎖を有するものを使用することを特徴とする
請求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 (A)成分の一般式(1)で表されるグ
リセリン誘導体として、R1及びR2の各々の炭素数が1
0〜20で少なくとも一方が脂肪族分岐鎖を有するもの
である分岐長鎖グリセリン誘導体を使用することを特徴
とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 (C)成分の陰イオン性界面活性剤の配
合量が、全組成物の5重量%以上、好ましくは12重量
%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
1項に記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項6】 洗浄剤組成物のpHが5〜12、好まし
くは6〜8であり、粘度が500cp以上、好ましくは
3000cp以上であることを特徴とする請求項1〜5
のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物。
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-
1997
- 1997-10-21 JP JP30501797A patent/JP3524734B2/ja not_active Expired - Fee Related
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