JPH11184397A - 表示装置 - Google Patents
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- JPH11184397A JPH11184397A JP27001497A JP27001497A JPH11184397A JP H11184397 A JPH11184397 A JP H11184397A JP 27001497 A JP27001497 A JP 27001497A JP 27001497 A JP27001497 A JP 27001497A JP H11184397 A JPH11184397 A JP H11184397A
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- semihot
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 昼間は高輝度のセミホット蛍光管を用いると
共に、夜間には補助電球4を用いてバックライトを低輝
度にすることができる表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置14の表示画像をコンバイ
ナ11で反射させて背景と重ねて表示する表示装置1の
バックライト2に、セミホット蛍光管3と補助電球4を
用いる。
共に、夜間には補助電球4を用いてバックライトを低輝
度にすることができる表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置14の表示画像をコンバイ
ナ11で反射させて背景と重ねて表示する表示装置1の
バックライト2に、セミホット蛍光管3と補助電球4を
用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のダッシュボ
ード等に搭載し、前方の背景等に重ねて画像を表示する
ことができる表示装置に関する。
ード等に搭載し、前方の背景等に重ねて画像を表示する
ことができる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、自動車のダッシュボ
ード21上にコンバイナ11を傾斜させて配置し、この
コンバイナ11で反射させた画像を運転者Aに表示する
表示装置1が従来から知られている。この表示装置1
は、図6に示すように、バックライト2の前方(図示上
方)に、吸熱フィルタ12と光散乱板13とを介して液
晶表示装置14を配置し、この液晶表示装置14の前方
に光学系レンズ15を介してコンバイナ11を配置した
ものである。バックライト2は、光源16の背後にリフ
レクタ5を配置することにより、この光源16からの光
を直接又はリフレクタ5で反射させて前方に照射する照
明装置である。また、吸熱フィルタ12は、この光源1
6からの熱線を吸収するフィルタであり、光散乱板13
は、この光源16からの光を均一なムラのない面光源に
するためのものである。
ード21上にコンバイナ11を傾斜させて配置し、この
コンバイナ11で反射させた画像を運転者Aに表示する
表示装置1が従来から知られている。この表示装置1
は、図6に示すように、バックライト2の前方(図示上
方)に、吸熱フィルタ12と光散乱板13とを介して液
晶表示装置14を配置し、この液晶表示装置14の前方
に光学系レンズ15を介してコンバイナ11を配置した
ものである。バックライト2は、光源16の背後にリフ
レクタ5を配置することにより、この光源16からの光
を直接又はリフレクタ5で反射させて前方に照射する照
明装置である。また、吸熱フィルタ12は、この光源1
6からの熱線を吸収するフィルタであり、光散乱板13
は、この光源16からの光を均一なムラのない面光源に
するためのものである。
【0003】液晶表示装置14は、液晶層の透明/不透
明を画素ごとに制御して画像を表示する表示装置であ
り、光源16からの光を画素ごとに透過したり不透過と
することにより表示画像を形成するものである。そし
て、この液晶表示装置14で表示された画像は、光学系
レンズ15を介してコンバイナ11で反射される。コン
バイナ11は、湾曲した透明な樹脂レンズやガラスレン
ズにコーティングを施すことによりハーフミラーとした
ものであり、前方の背景をそのまま透過すると共に、こ
の液晶表示装置14の画像も反射させて、これらを重ね
て表示することができる。また、液晶表示装置14の画
像は、光学系レンズ15とコンバイナ11によって遠方
虚像として表示されるので、図5に示した運転者Aにと
っては、この液晶表示装置14の画像があたかも背景と
同じ遠方にあるかのように見えるようになる。
明を画素ごとに制御して画像を表示する表示装置であ
り、光源16からの光を画素ごとに透過したり不透過と
することにより表示画像を形成するものである。そし
て、この液晶表示装置14で表示された画像は、光学系
レンズ15を介してコンバイナ11で反射される。コン
バイナ11は、湾曲した透明な樹脂レンズやガラスレン
ズにコーティングを施すことによりハーフミラーとした
ものであり、前方の背景をそのまま透過すると共に、こ
の液晶表示装置14の画像も反射させて、これらを重ね
て表示することができる。また、液晶表示装置14の画
像は、光学系レンズ15とコンバイナ11によって遠方
虚像として表示されるので、図5に示した運転者Aにと
っては、この液晶表示装置14の画像があたかも背景と
同じ遠方にあるかのように見えるようになる。
【0004】上記表示装置1は、運転者Aに道順等を知
らせる画像を表示することにより、カー・ナビゲーショ
ン・システムや自動車車両の運行に必要な計器として使
用される。ここで、この表示装置1におけるバックライ
ト2の光源16としての条件を示す。
らせる画像を表示することにより、カー・ナビゲーショ
ン・システムや自動車車両の運行に必要な計器として使
用される。ここで、この表示装置1におけるバックライ
ト2の光源16としての条件を示す。
【0005】(1)昼間は、明るい外部の背景に重ねて
画像を表示する必要があるので、十分な視認性を確保す
るには輝度の高い光源である必要がある。
画像を表示する必要があるので、十分な視認性を確保す
るには輝度の高い光源である必要がある。
【0006】(2)夜間は、暗い背景の視認性を損なわ
ないように十分に低輝度にする必要があるので、外部の
状況に応じて高輝度から低輝度まで広い範囲で調光でき
るものでなければならない。
ないように十分に低輝度にする必要があるので、外部の
状況に応じて高輝度から低輝度まで広い範囲で調光でき
るものでなければならない。
【0007】(3)自動車のダッシュボード21等の狭
いスペースに搭載するために、十分に小型でなければな
らない。
いスペースに搭載するために、十分に小型でなければな
らない。
【0008】(4)ダッシュボード21等の狭いスペー
スでは放熱が容易でないために、発熱の少ない光源でな
ければならない。
スでは放熱が容易でないために、発熱の少ない光源でな
ければならない。
【0009】上記(1)〜(3)の条件を満たすものと
しては、キセノン電球等が最適であるが、このような高
輝度の電球は発熱が多いために、(4)の条件を満たす
ことができない。また、ファン等を取り付け、強制空冷
する手法もあるが、この場合(3)の条件を満たすこと
ができない。このため、上記表示装置1の光源16とし
ては、比較的発熱量が少なく(4)の条件に適合する蛍
光管を用いることが望ましい。蛍光管には、熱陰極蛍光
管と冷陰極蛍光管とがあり、それぞれ表1に示すよう
に、(1)の条件となる「輝度」と(2)の条件となる
「調光範囲」と(3)の条件となる「管の大きさ」に相
違を有する。
しては、キセノン電球等が最適であるが、このような高
輝度の電球は発熱が多いために、(4)の条件を満たす
ことができない。また、ファン等を取り付け、強制空冷
する手法もあるが、この場合(3)の条件を満たすこと
ができない。このため、上記表示装置1の光源16とし
ては、比較的発熱量が少なく(4)の条件に適合する蛍
光管を用いることが望ましい。蛍光管には、熱陰極蛍光
管と冷陰極蛍光管とがあり、それぞれ表1に示すよう
に、(1)の条件となる「輝度」と(2)の条件となる
「調光範囲」と(3)の条件となる「管の大きさ」に相
違を有する。
【表1】 即ち、熱陰極蛍光管は、高輝度であり調光範囲も広いの
で、(1)と(2)の条件には適合するが、管径が太く
長さも長いために(3)の条件を満たさない。これに対
して、冷陰極蛍光管は、熱陰極蛍光管ほどではないが調
光範囲が広く、2mm〜5mm程度の細管化が可能であ
るため、(2)と(3)の条件には適合するが、輝度が
低いために(1)の条件を満たさない。
で、(1)と(2)の条件には適合するが、管径が太く
長さも長いために(3)の条件を満たさない。これに対
して、冷陰極蛍光管は、熱陰極蛍光管ほどではないが調
光範囲が広く、2mm〜5mm程度の細管化が可能であ
るため、(2)と(3)の条件には適合するが、輝度が
低いために(1)の条件を満たさない。
【0010】そこで、これら熱陰極蛍光管の高輝度と冷
陰極蛍光管の細管化の特徴を合わせ持つセミホット蛍光
管が従来から開発されている。このセミホット蛍光管
は、始動時には予熱のない冷陰極蛍光管として動作し、
点灯中は自己加熱によって熱陰極蛍光管として動作する
ので、熱陰極蛍光管と同様の高輝度を得ることができる
と共に、冷陰極蛍光管と同様の細管化が可能となり、表
1に示したように(1)と(3)の条件に適合する。
陰極蛍光管の細管化の特徴を合わせ持つセミホット蛍光
管が従来から開発されている。このセミホット蛍光管
は、始動時には予熱のない冷陰極蛍光管として動作し、
点灯中は自己加熱によって熱陰極蛍光管として動作する
ので、熱陰極蛍光管と同様の高輝度を得ることができる
と共に、冷陰極蛍光管と同様の細管化が可能となり、表
1に示したように(1)と(3)の条件に適合する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このセミホ
ット蛍光管は、調光により輝度を低下させると、自己加
熱が不十分になって動作が不安定になり電極が消耗して
寿命が短くなるので、(2)の広い調光範囲の条件を満
たすことができない。このため、上記表示装置1にセミ
ホット蛍光管を使用すると、高輝度のまま使用しなけれ
ばならないので、夜間に外部が暗くなると、表示輝度が
高くなり過ぎて、外部の背景が見づらくなるという問題
があった。
ット蛍光管は、調光により輝度を低下させると、自己加
熱が不十分になって動作が不安定になり電極が消耗して
寿命が短くなるので、(2)の広い調光範囲の条件を満
たすことができない。このため、上記表示装置1にセミ
ホット蛍光管を使用すると、高輝度のまま使用しなけれ
ばならないので、夜間に外部が暗くなると、表示輝度が
高くなり過ぎて、外部の背景が見づらくなるという問題
があった。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、昼間は高輝度のセミホット蛍光管を用いると
共に、夜間には補助光源を用いてバックライトを低輝度
にすることができる表示装置を提供することを目的とし
ている。
のであり、昼間は高輝度のセミホット蛍光管を用いると
共に、夜間には補助光源を用いてバックライトを低輝度
にすることができる表示装置を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の表示装置は、
バックライトの光源としてセミホット蛍光管と共に補助
光源を備えているので、外部の背景が明るい昼間はセミ
ホット管を点灯させて高輝度の表示を行うことができ
る。なお、この場合には、補助光源を点灯させてさらに
輝度の向上を図ることもできる。また、背景が暗い夜間
には、このセミホット蛍光管を消灯して補助光源を低輝
度で点灯させれば、表示が明るすぎて背景が見づらくな
ることもなくなる。
バックライトの光源としてセミホット蛍光管と共に補助
光源を備えているので、外部の背景が明るい昼間はセミ
ホット管を点灯させて高輝度の表示を行うことができ
る。なお、この場合には、補助光源を点灯させてさらに
輝度の向上を図ることもできる。また、背景が暗い夜間
には、このセミホット蛍光管を消灯して補助光源を低輝
度で点灯させれば、表示が明るすぎて背景が見づらくな
ることもなくなる。
【0014】請求項2の表示装置は、セミホット蛍光管
と補助光源がそれぞれ個別の調光回路によって調光され
るので、例えば昼間は、セミホット蛍光管を高輝度の範
囲内で外部の明るさに応じて適宜調光し、夜間は、補助
光源を低輝度の範囲内で外部の暗さに応じて適宜調光す
ることができる。また、セミホット蛍光管と補助光源の
両方を点灯しおのおのを調光することで、より広い範囲
での調光も可能とすることができる。
と補助光源がそれぞれ個別の調光回路によって調光され
るので、例えば昼間は、セミホット蛍光管を高輝度の範
囲内で外部の明るさに応じて適宜調光し、夜間は、補助
光源を低輝度の範囲内で外部の暗さに応じて適宜調光す
ることができる。また、セミホット蛍光管と補助光源の
両方を点灯しおのおのを調光することで、より広い範囲
での調光も可能とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0016】図1〜図4は本発明の一実施形態を示すも
のであって、図1は表示装置のバックライトの全体斜視
図、図2はバックライトの固定部材と点灯回路基板を示
す組み立て斜視図、図3はバックライトの固定部材に点
灯回路基板を固定した状態を示す組み立て斜視図、図4
はバックライトのリフレクタを示す組み立て斜視図であ
る。なお、図5〜図6に示した従来例と同様の機能を有
する構成部材には同じ番号を付記する。
のであって、図1は表示装置のバックライトの全体斜視
図、図2はバックライトの固定部材と点灯回路基板を示
す組み立て斜視図、図3はバックライトの固定部材に点
灯回路基板を固定した状態を示す組み立て斜視図、図4
はバックライトのリフレクタを示す組み立て斜視図であ
る。なお、図5〜図6に示した従来例と同様の機能を有
する構成部材には同じ番号を付記する。
【0017】本実施形態の表示装置は、図5〜図6に示
した従来例と同様に、自動車のダッシュボード21に搭
載する表示装置1のバックライト2について説明する。
このバックライト2は、図1に示すように、光源として
1本のセミホット蛍光管3と2個の補助電球4とを用い
ている。セミホット蛍光管3は、熱陰極蛍光管と同程度
の高輝度で発光することができる蛍光管であり、冷陰極
蛍光管と同程度に管径が細く長さも短い小型のものを使
用する。補助電球4は、セミホット蛍光管3よりも低輝
度で発光する小さな熱電球であり、このセミホット蛍光
管3の両端部の前方に配置される。また、セミホット蛍
光管3の後方には凹状の反射面を備えたリフレクタ5が
配置されている。従って、このバックライト2は、セミ
ホット蛍光管3を点灯させると、このセミホット蛍光管
3からの光を直接、又は、リフレクタ5で反射させて、
効率良く前方に照射することができ、高輝度の照明が可
能となる。また、補助電球4を点灯させた場合も、この
補助電球4からの光を直接、又は、リフレクタ5で反射
させて前方に照射することができる。ただし、これらの
補助電球4は、低輝度の照明ができればよいので、光を
効率良く前方に照射する必要はなく、このためセミホッ
ト蛍光管3からの光を遮ることがないような側方の両端
部に配置されている。
した従来例と同様に、自動車のダッシュボード21に搭
載する表示装置1のバックライト2について説明する。
このバックライト2は、図1に示すように、光源として
1本のセミホット蛍光管3と2個の補助電球4とを用い
ている。セミホット蛍光管3は、熱陰極蛍光管と同程度
の高輝度で発光することができる蛍光管であり、冷陰極
蛍光管と同程度に管径が細く長さも短い小型のものを使
用する。補助電球4は、セミホット蛍光管3よりも低輝
度で発光する小さな熱電球であり、このセミホット蛍光
管3の両端部の前方に配置される。また、セミホット蛍
光管3の後方には凹状の反射面を備えたリフレクタ5が
配置されている。従って、このバックライト2は、セミ
ホット蛍光管3を点灯させると、このセミホット蛍光管
3からの光を直接、又は、リフレクタ5で反射させて、
効率良く前方に照射することができ、高輝度の照明が可
能となる。また、補助電球4を点灯させた場合も、この
補助電球4からの光を直接、又は、リフレクタ5で反射
させて前方に照射することができる。ただし、これらの
補助電球4は、低輝度の照明ができればよいので、光を
効率良く前方に照射する必要はなく、このためセミホッ
ト蛍光管3からの光を遮ることがないような側方の両端
部に配置されている。
【0018】上記バックライト2の詳細な構造を組み立
て工程に従って説明する。このバックライト2は、図2
に示す固定部材6によって図示しない表示装置1の本体
に固定される。固定部材6は、ほぼ板状の両側部から前
方に腕部6aを突出させたプラスチック成形品であり、
板状部分の前方面には点灯回路基板7がねじ止めされ
る。点灯回路基板7は、セミホット蛍光管3と補助電球
4の点灯回路となるインバータ回路や電圧調整回路など
を形成した回路基板であり、これらのセミホット蛍光管
3と補助電球4を別個に調光する機能を有している。た
だし、セミホット蛍光管3の点灯回路は、このセミホッ
ト蛍光管3を低輝度で点灯させると電極が劣化するの
で、ある程度の高輝度の範囲内でのみ調光を行うように
なっている。これに対して補助電球4の点灯回路は、熱
電球を使用するために調光範囲には制限はなく、少なく
ともセミホット蛍光管3を最も低輝度に調光した場合の
輝度よりも十分に低輝度となる範囲まで調光できるよう
になっている。セミホット蛍光管3は、この点灯回路基
板7から引き出されたリード線に直接接続され、補助電
球4は、この点灯回路基板7から引き出されたリード線
の先端に接続されたソケット8に装着されるようになっ
ている。ソケット8は、ねじ式や差し込み式、又は、ウ
ェッジ式等の任意の方式のものを用いることができる。
また、補助電球4を取り替える必要がなければ、セミホ
ット蛍光管3と同様にリード線に直接接続してもよい。
て工程に従って説明する。このバックライト2は、図2
に示す固定部材6によって図示しない表示装置1の本体
に固定される。固定部材6は、ほぼ板状の両側部から前
方に腕部6aを突出させたプラスチック成形品であり、
板状部分の前方面には点灯回路基板7がねじ止めされ
る。点灯回路基板7は、セミホット蛍光管3と補助電球
4の点灯回路となるインバータ回路や電圧調整回路など
を形成した回路基板であり、これらのセミホット蛍光管
3と補助電球4を別個に調光する機能を有している。た
だし、セミホット蛍光管3の点灯回路は、このセミホッ
ト蛍光管3を低輝度で点灯させると電極が劣化するの
で、ある程度の高輝度の範囲内でのみ調光を行うように
なっている。これに対して補助電球4の点灯回路は、熱
電球を使用するために調光範囲には制限はなく、少なく
ともセミホット蛍光管3を最も低輝度に調光した場合の
輝度よりも十分に低輝度となる範囲まで調光できるよう
になっている。セミホット蛍光管3は、この点灯回路基
板7から引き出されたリード線に直接接続され、補助電
球4は、この点灯回路基板7から引き出されたリード線
の先端に接続されたソケット8に装着されるようになっ
ている。ソケット8は、ねじ式や差し込み式、又は、ウ
ェッジ式等の任意の方式のものを用いることができる。
また、補助電球4を取り替える必要がなければ、セミホ
ット蛍光管3と同様にリード線に直接接続してもよい。
【0019】点灯回路基板7が固定部材6にねじ止めさ
れると、図3に示すように、セミホット蛍光管3や補助
電球4に接続されるリード線を、この固定部材6の腕部
6aの凹部内に納めるようにする。リフレクタ5は、図
4に示すように、前方に鏡面仕上げされた凹状の湾曲面
5aを有するプラスチック成形品であり、両側部から前
方に腕部5bを突出させている。そして、これらの腕部
5bの先端には、ワッシャ9がそれぞれ嵌め込まれる。
このリフレクタ5は、湾曲面5aの背後側の周囲を囲む
ような壁面が形成されているので、図1に示すように、
この背面側を固定部材6の前方面に被せて取り付けるこ
とにより、点灯回路基板7を覆うカバーとなる。また、
このリフレクタ5は、湾曲面5aだけでなく周囲全面に
アルミニウム等の導電性の薄膜を形成することにより、
湾曲面5aを上記反射面とすると共に、点灯回路基板7
を電磁シールドしてインバータ回路等からのノイズを遮
蔽する役割も果たす。
れると、図3に示すように、セミホット蛍光管3や補助
電球4に接続されるリード線を、この固定部材6の腕部
6aの凹部内に納めるようにする。リフレクタ5は、図
4に示すように、前方に鏡面仕上げされた凹状の湾曲面
5aを有するプラスチック成形品であり、両側部から前
方に腕部5bを突出させている。そして、これらの腕部
5bの先端には、ワッシャ9がそれぞれ嵌め込まれる。
このリフレクタ5は、湾曲面5aの背後側の周囲を囲む
ような壁面が形成されているので、図1に示すように、
この背面側を固定部材6の前方面に被せて取り付けるこ
とにより、点灯回路基板7を覆うカバーとなる。また、
このリフレクタ5は、湾曲面5aだけでなく周囲全面に
アルミニウム等の導電性の薄膜を形成することにより、
湾曲面5aを上記反射面とすると共に、点灯回路基板7
を電磁シールドしてインバータ回路等からのノイズを遮
蔽する役割も果たす。
【0020】上記リフレクタ5を固定部材6に取り付け
る際には、セミホット蛍光管3の両端部をリフレクタ5
の腕部5bの先端の溝に挿入してからワッシャ9を嵌め
込むようにする。また、補助電球4は、このワッシャ9
の孔に通したソケット8に内側から装着する。これらセ
ミホット蛍光管3と補助電球4とを装着したリフレクタ
5の腕部5bは、固定部材6の腕部6aの凹部内に嵌ま
り込む。そして、この固定部材6の腕部6aの外側から
それぞれねじ10をねじ込んでワッシャ9のねじ穴に螺
着することにより、リフレクタ5を固定部材6に固定す
る。
る際には、セミホット蛍光管3の両端部をリフレクタ5
の腕部5bの先端の溝に挿入してからワッシャ9を嵌め
込むようにする。また、補助電球4は、このワッシャ9
の孔に通したソケット8に内側から装着する。これらセ
ミホット蛍光管3と補助電球4とを装着したリフレクタ
5の腕部5bは、固定部材6の腕部6aの凹部内に嵌ま
り込む。そして、この固定部材6の腕部6aの外側から
それぞれねじ10をねじ込んでワッシャ9のねじ穴に螺
着することにより、リフレクタ5を固定部材6に固定す
る。
【0021】上記点灯回路基板7の点灯回路の動作例を
説明する。この点灯回路は、外部の明るさを検出する図
示しない光センサや使用者の操作に応じてセミホット蛍
光管3と補助電球4の点灯制御を行う。即ち、外部の背
景が極めて明るい昼間等には、セミホット蛍光管3を最
高輝度で点灯させる。この際、補助電球4も同時に高輝
度で点灯させて輝度を補うようにしてもよい。ただし、
昼間でも背景があまり明るくない場合には、補助電球4
を消灯させると共に、セミホット蛍光管3を調光して輝
度をある程度低下させる。また、外部の背景が暗い夜間
等には、セミホット蛍光管3を消灯させ、補助電球4の
みを点灯させる。また、この補助電球4は、外部の背景
の暗さに応じて点灯輝度を適宜調光する。
説明する。この点灯回路は、外部の明るさを検出する図
示しない光センサや使用者の操作に応じてセミホット蛍
光管3と補助電球4の点灯制御を行う。即ち、外部の背
景が極めて明るい昼間等には、セミホット蛍光管3を最
高輝度で点灯させる。この際、補助電球4も同時に高輝
度で点灯させて輝度を補うようにしてもよい。ただし、
昼間でも背景があまり明るくない場合には、補助電球4
を消灯させると共に、セミホット蛍光管3を調光して輝
度をある程度低下させる。また、外部の背景が暗い夜間
等には、セミホット蛍光管3を消灯させ、補助電球4の
みを点灯させる。また、この補助電球4は、外部の背景
の暗さに応じて点灯輝度を適宜調光する。
【0022】上記構成のバックライト2によれば、昼間
等にはセミホット蛍光管3を用いて高輝度の照明を施す
ことができるので、冷陰極蛍光管を用いた場合のように
明るい背景のときに表示装置1の表示輝度が低すぎて見
難くなるようなことがない。また、夜間等には補助電球
4を用いて低輝度の表示を行うことができるので、セミ
ホット蛍光管3を単独で用いた場合のように表示装置1
の表示輝度が高すぎて暗い背景が見づらくなるようなこ
ともなくなる。しかも、セミホット蛍光管3は、冷陰極
蛍光管と同程度の小型のものが使用できるので、熱陰極
蛍光管を用いた場合にように表示装置1が大型化するお
それが生じない。また、補助電球4も、低輝度で発光で
きればよいので、極めて小さいもので足り、表示装置1
のスペースを圧迫するようなことがないだけでなく、キ
セノン電球等を単独で用いた場合のように発光時の発熱
量が多くなりすぎることもない。
等にはセミホット蛍光管3を用いて高輝度の照明を施す
ことができるので、冷陰極蛍光管を用いた場合のように
明るい背景のときに表示装置1の表示輝度が低すぎて見
難くなるようなことがない。また、夜間等には補助電球
4を用いて低輝度の表示を行うことができるので、セミ
ホット蛍光管3を単独で用いた場合のように表示装置1
の表示輝度が高すぎて暗い背景が見づらくなるようなこ
ともなくなる。しかも、セミホット蛍光管3は、冷陰極
蛍光管と同程度の小型のものが使用できるので、熱陰極
蛍光管を用いた場合にように表示装置1が大型化するお
それが生じない。また、補助電球4も、低輝度で発光で
きればよいので、極めて小さいもので足り、表示装置1
のスペースを圧迫するようなことがないだけでなく、キ
セノン電球等を単独で用いた場合のように発光時の発熱
量が多くなりすぎることもない。
【0023】さらに、上記バックライト2によれば、セ
ミホット蛍光管3と補助電球4の2種類の光源を用いる
ので、これらの発光色を変えることができる。例えば、
セミホット蛍光管3には緑色に発光する蛍光体を用い、
補助電球4はオレンジ色に発光するように着色しておけ
ば、昼間は明瞭な緑色の表示が行われ、夜間は目を刺激
することのないオレンジ色の表示を行うようにすること
ができる。
ミホット蛍光管3と補助電球4の2種類の光源を用いる
ので、これらの発光色を変えることができる。例えば、
セミホット蛍光管3には緑色に発光する蛍光体を用い、
補助電球4はオレンジ色に発光するように着色しておけ
ば、昼間は明瞭な緑色の表示が行われ、夜間は目を刺激
することのないオレンジ色の表示を行うようにすること
ができる。
【0024】なお、上記実施形態のバックライト2で
は、セミホット蛍光管3を1本と補助電球4を2個用い
たが、これらの個数は任意である。また、上記実施形態
では、セミホット蛍光管3と補助電球4の点灯回路にそ
れぞれ調光機能を持たせたが、いずれか一方又は双方と
も調光機能のない点灯回路とすることもできる。さら
に、点灯回路は、必ずしもインバータ回路である必要は
なく、調光はサイリスタの位相制御等によっても行うこ
とができる。
は、セミホット蛍光管3を1本と補助電球4を2個用い
たが、これらの個数は任意である。また、上記実施形態
では、セミホット蛍光管3と補助電球4の点灯回路にそ
れぞれ調光機能を持たせたが、いずれか一方又は双方と
も調光機能のない点灯回路とすることもできる。さら
に、点灯回路は、必ずしもインバータ回路である必要は
なく、調光はサイリスタの位相制御等によっても行うこ
とができる。
【0025】さらに、上記実施形態では、補助光源とし
て補助電球4を用いたが、少なくともセミホット蛍光管
3の最低輝度よりも低輝度で発光できるものであれば、
このような熱電球に限らず、任意の光源を用いることが
できる。即ち、例えば冷陰極蛍光管や熱陰極蛍光管であ
っても、調光機能により低輝度で使用すれば、これを補
助光源とすることも可能である。この場合、熱陰極蛍光
管は、セミホット蛍光管3を補うために用いるので、単
独で用いる場合のものよりも十分に小さいものを使用す
ることができる。また、LED(発光ダイオード)を使
用すれば、補助電球4よりも小型で発熱量の少ない補助
光源とすることができる。
て補助電球4を用いたが、少なくともセミホット蛍光管
3の最低輝度よりも低輝度で発光できるものであれば、
このような熱電球に限らず、任意の光源を用いることが
できる。即ち、例えば冷陰極蛍光管や熱陰極蛍光管であ
っても、調光機能により低輝度で使用すれば、これを補
助光源とすることも可能である。この場合、熱陰極蛍光
管は、セミホット蛍光管3を補うために用いるので、単
独で用いる場合のものよりも十分に小さいものを使用す
ることができる。また、LED(発光ダイオード)を使
用すれば、補助電球4よりも小型で発熱量の少ない補助
光源とすることができる。
【0026】さらに、上記実施形態では、車載用の表示
装置1について説明したが、本発明は、これに限らず、
任意の用途の表示装置1に同様に実施可能である。
装置1について説明したが、本発明は、これに限らず、
任意の用途の表示装置1に同様に実施可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の表示装置によれば、外部の背景が明るい昼間はセミホ
ット蛍光管を点灯させて高輝度の表示を行うことがで
き、背景が暗い夜間には、このセミホット管を消灯して
補助光源を低輝度で点灯させることにより、表示が明る
すぎて背景が見づらくなるのを防止することができる。
の表示装置によれば、外部の背景が明るい昼間はセミホ
ット蛍光管を点灯させて高輝度の表示を行うことがで
き、背景が暗い夜間には、このセミホット管を消灯して
補助光源を低輝度で点灯させることにより、表示が明る
すぎて背景が見づらくなるのを防止することができる。
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、表示
装置のバックライトの全体斜視図である。
装置のバックライトの全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、バッ
クライトの固定部材と点灯回路基板を示す組み立て斜視
図である。
クライトの固定部材と点灯回路基板を示す組み立て斜視
図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すものであって、バッ
クライトの固定部材に点灯回路基板を固定した状態を示
す組み立て斜視図である。
クライトの固定部材に点灯回路基板を固定した状態を示
す組み立て斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すものであって、バッ
クライトのリフレクタを示す組み立て斜視図である。
クライトのリフレクタを示す組み立て斜視図である。
【図5】表示装置の使用例を示す側面図である。
【図6】表示装置の構成を説明する側面図である。
1 表示装置 2 バックライト 3 セミホット蛍光管 4 補助電球 7 点灯回路基板 11 コンバイナ 14 液晶表示装置
Claims (2)
- 【請求項1】 バックライトからの光を表示デバイスを
通過させてコンバイナで反射させることにより、この表
示デバイスの画像を遠方虚像として、コンバイナの背景
に重ねて表示する表示装置において、 バックライトに高輝度で点灯するセミホット蛍光管を用
いると共に、これに加えて少なくとも低輝度の点灯が可
能な補助光源を設けたことを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 前記セミホット蛍光管と補助光源とが、
それぞれ個別の調光回路によっておのおの個別の輝度に
調光されることを特徴とする請求項1に記載の表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27001497A JPH11184397A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27001497A JPH11184397A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11184397A true JPH11184397A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=17480353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27001497A Withdrawn JPH11184397A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11184397A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005532593A (ja) * | 2002-07-03 | 2005-10-27 | イノヴェイティヴ ソリューションズ アンド サポート インコーポレイテッド | 調整可能なバックライトを用いてフラットパネルディスプレイ装置を照光する方法及び装置 |
JP2006106634A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Sharp Corp | 液晶表示装置及び撮像装置 |
-
1997
- 1997-10-02 JP JP27001497A patent/JPH11184397A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005532593A (ja) * | 2002-07-03 | 2005-10-27 | イノヴェイティヴ ソリューションズ アンド サポート インコーポレイテッド | 調整可能なバックライトを用いてフラットパネルディスプレイ装置を照光する方法及び装置 |
JP2006106634A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Sharp Corp | 液晶表示装置及び撮像装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20040310 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |