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JPH1026240A - リーク弁 - Google Patents

リーク弁

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JPH1026240A
JPH1026240A JP19855896A JP19855896A JPH1026240A JP H1026240 A JPH1026240 A JP H1026240A JP 19855896 A JP19855896 A JP 19855896A JP 19855896 A JP19855896 A JP 19855896A JP H1026240 A JPH1026240 A JP H1026240A
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JP
Japan
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seat
valve
leak
passage
collar
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JP19855896A
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JP2977766B2 (ja
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Satoru Fukatsu
悟 深津
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Benkan Corp
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Benkan Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座シートの膨潤、流体によるむしれ、摩
耗、ダイヤフラムの押圧による変形があってもリーク流
量の変化の無いリーク流通路を有し、且つそのリーク流
通路の製作性が優れた構造のリーク弁を提供する。 【解決手段】 ダイヤフラム13が押えピース16によ
り弁座シート9に押圧密着されるダイヤフラム弁に於い
て、流体流入通路2の弁室底面の出口開口縁に、外周下
端に鍔7を一体に有するシートカラー8を設け、シート
カラー8の外周に、シートカラー8よりも背の高い弁座
シート9を嵌合保持し、この弁座シート9の外周の段部
10に、周方向に流体流出通路3に通ずる流体流通穴1
1が設けられたシートリング12の内周を嵌着し、且つ
シートリング12の外周を弁室4の内周に嵌着し、シー
トカラー8と弁室底面との間に又はシートカラー8自体
に、流体流入通路側2より流体流出通路3側へリーク流
通路17を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超高純度気体、液
体等の流体を使用する半導体製造装置、液晶製造装置等
の配管ラインに使用されるリーク弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記用途のリーク弁は、ダイヤフ
ラムが押えピースにより弁座シートに押圧密着されるダ
イヤフラム弁に於いて、弁座シートが流体流入通路の出
口開口周縁部にかしめられている型式のものにあって
は、図8の(a)に示すように弁箱1の或る部分に流体
流入通路2の途中から流体流出通路3の途中に通ずるリ
ーク用細径穴20を明けたり、この細径穴20に図8の
(b)に示すようにキャピラリーチューブ21を付ける
ものがある。さらには、図8の(c)に示すように弁箱
1の或る部分に穴22の明いたブロック23を嵌め込ん
で、流体流入通路2の途中を流体流出通路3側に通じる
ようにしているものもある。
【0003】また、弁座シートがリプレーサブルシート
型式では、図9の(a)に示すように弁座シート9のダ
イヤフラム接触部にリーク溝24を設けたり、図9の
(b)に示すように弁座シート9の下部にリーク穴25
を明けたりしているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、これら従来
のリーク弁は、弁座シートの膨潤によりリーク流量が変
化したり、弁座シートの流体によるむしれ、摩耗等によ
りリーク流量が変化したり、ダイヤフラム押し圧力によ
る弁座シートのリーク溝、リーク穴の変形によりリーク
流量が変化したりするという問題があった。また、夫々
リーク流通路の製作が面倒であった。
【0005】そこで本発明は、弁座シートの膨潤、流体
によるむしれ、摩耗、ダイヤフラムの押圧による変形が
あってもリーク流量の変化の無いリーク流通路を有し、
且つそのリーク流通路の製作性が優れた構造のリーク弁
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のリーク弁は、ダイヤフラムが押えピースによ
り弁座シートに押圧密着されるダイヤフラム弁に於い
て、流体流入通路の弁室底面の出口開口縁に、外周下端
に鍔を一体に有するシートカラーを設け、このシートカ
ラーの外周に、該シートカラーよりも背の高い前記弁座
シートを嵌合保持し、この弁座シートの外周の段部に、
周方向に流体流出通路に通ずる流体流通穴が設けられた
シートリングの内周を嵌着し、且つシートリングの外周
を弁室の内周に嵌着し、前記シートカラーと弁室底面と
の間に又はシートカラー自体に、流体流入通路側より流
体流出通路へリーク流通路を形成したことを特徴とする
ものである。
【0007】上記リーク弁に於いて、シートカラーと弁
室底面との間に形成したリーク流通路は、シートカラー
の底面に加工した溝である場合と、弁室底面に加工した
溝である場合とがある。これらの溝の断面形状は、球面
形、V形、角形のいずれでもよい。また、これらの溝
は、シートカラーの鍔の周方向に迂回してリーク流通路
の長さが適宜に設定される。
【0008】上記リーク弁に於いて、シートカラー自体
に形成した流通路は、シートカラーの鍔の部分で穿設し
た穴であっても良い。
【0009】上記のように構成された本発明のリーク弁
は、押さえピースによりダイヤフラムが弁座シートに押
圧密着されて、流体流入通路の出口が閉ざされた時でも
流体流入通路の流体は、リーク流通路を通って流体流出
通路側へと流れる。リーク流通路は、シートカラーと弁
室底面との間に、又はシートカラー自体に形成されてい
るので、弁座シートの膨潤、流体によるむしれ、摩耗
等、ダイヤフラム押し圧力による弁座シートの変形があ
っても、リーク流通路でリーク流量の変化は無く、安定
している。また、リーク流通路が上述の如くシートカラ
ーと弁室底面の間に、又はシートカラー自体に形成され
ているので、リーク流通路はシートカラーの底面又は弁
室底面に溝を加工するか、シートカラーに穴を明けるだ
けで簡単に製作できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のリーク弁の実施の形態を
図によって説明すると、図1に於いて、1は弁箱、2は
流体流入通路、3は流体流出通路である。弁箱1の弁室
4の底面5における流体流入通路2の出口開口縁6に、
外周下端に鍔7を有するシートカラー8を設け、このシー
トカラー8の外周に、該シートカラー8よりも背の高い
弁座シート9を嵌合保持し、この弁座シート9の外周の
段部10に、周方向に前記流体流出通路3に通ずる流体
流通穴11が図2に示すように複数個等間隔に設けられ
たシートリング12の内周を嵌着し、且つシートリング
12の外周を弁室4の内周に嵌着する。13は弁座シー
ト9に押圧密着するダイヤフラムで、該ダイヤフラム1
3はその外周縁を前記シートリング12の外周部上面の
突起12aにダイヤフラム押え14を介して弁室4への
ボンネット15の螺合により締め付け固定し、中央部を
図示せぬ駆動部の押えピース16により弁座シート9に
押圧密着するようにする。前記シートカラー8と弁室4
の底面5との間には、流体流入通路2側より流体流出通
路3側へリーク流通路17を形成する。このリーク流通
路17は、シートカラー8の底面に加工した溝17a
で、その溝17aの断面形状は図3の(a)に示すよう
に球面形であるが、リーク流量、加工性を考慮して図3
の(b)及び(c)に示すようにV形、角形であっても
よい。
【0011】上記の実施形態のリーク弁に於けるリーク
流通路17は、シートカラー8の底面に加工した溝17
aであるが、他の実施形態のリーク弁に於けるリーク流
通路17は、図4に示すように弁室4の底面5に加工し
た溝17bで、その溝17bの断面形状は図3のaに示
すように球面形であるが、リーク流量、加工性を考慮し
て図3の(b)及び(c)に示すようにV形、角形であ
ってもよい。
【0012】上記各実施形態のリーク弁に於けるリーク
流通路17は、シートカラー8の鍔7の周方向に図5の
(a)、(b)、(c)に夫々示されるように迂回して
リーク流通路17の長さが、所定のリーク流量が得られ
るように適宜設定される。この図5の(a)、(b)、
(c)はリーク流通路17を形成する溝17aをシート
カラー8の底面に加工した場合であるが、リーク流通路
17を形成する溝17bを弁室4の底面に加工した場合
は図6の(a)、(b)、(c)に示されるようにな
る。
【0013】図7に示すさらに他の実施形態のリーク弁
は、リーク流通路17をシートカラー8自体に形成した
もので、そのリーク流通路17はシートカラー8の鍔7
の部分で穿設した穴17cである。その他は図1と同一
構成である。
【0014】以上のように構成された各実施形態のリー
ク弁は、押えピース16によりダイヤフラム13が弁座
シート9に押圧密着されて、流体流入通路2の出口が閉
ざされた時でも、流体流入通路2の流体は、リーク流通
路17を通って流体流出通路3側へ流れる。リーク流通
路17は、シートカラー8と弁室4の底面との間や、シ
ートカラー8自体に形成されているので、弁座シート9
の膨潤、流体によるむしれ、摩耗等、ダイヤフラム押し
圧力による弁座シート9の変形があっても、ダイヤフラ
ム13が弁座シート9に押圧密着されている限り、リー
ク流通路17ではリーク流量の変化はなく、リーク流量
は安定している。また、各リーク弁に於いて、リーク流
通路17を溝により形成したものにあっては、溝の断面
形状、長さを適宜変えることにより、リーク流量を目標
値に合わせることが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明のリーク
弁によれば、弁座シートの膨潤、流体によるむしれ、摩
耗等、ダイヤフラム押し圧力による弁座シートの変形が
あっても、ダイヤフラムが弁座シートに押圧密着されて
いる限りリーク流通路ではリーク流量の変化が無く、安
定する。また、リーク流通路を溝により形成したもので
は、溝の断面形状、長さを適宜変えることことにより、
リーク流量を所望の値にすることができる。さらに、リ
ーク流通路は、シートカラーの底面と弁室底面のいずれ
かに溝加工するか、シートカラーに穴明け加工すること
により形成することができるので、部品点数の増加がな
く、簡単に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリーク弁の実施形態の1つを示す要部
断面図である。
【図2】図1のA−A線横断平面図である。
【図3】図1のリーク弁に於けるリーク流通路を形成す
るシートカラー底面の溝の断面形状を示すもので、
(a)は球面形、(b)はV形、(c)は角形である。
【図4】本発明のリーク弁の実施形態の他の1つを示す
要部断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)はシートカラーの底面
に設けられる溝の長さの設定例を示す図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は弁室の底面にに設け
られる溝の長さの設定例を示す図である。
【図7】本発明のリーク弁の実施形態のさらに他の1つ
を示す要部断面図である。
【図8】(a)、(b)、(c)は夫々従来の弁座シー
トかしめ型式のリーク弁を示す要部断面図である。
【図9】(a)、(b)は夫々従来の弁座シートがリプ
レーサブルシート型式のリーク弁を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 弁箱 2 流体流入通路 3 流体流出通路 4 弁室 5 弁室の底面 6 出口開口縁 7 鍔 8 シートカラー 9 弁座シート 10 段部 11 流体流通穴 12 シートリング 13 ダイヤフラム 16 押えピース 17 リーク流通路 17a シートカラーの底面の溝 17b 弁室の底面の溝 17c シートカラーの鍔の部分の穴
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 7/01 G05D 7/01 Z // F16K 1/36 F16K 1/36 D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤフラムが押えピースにより弁座シ
    ートに押圧密着されるダイヤフラム弁に於いて、流体流
    入通路の弁室底面の出口開口縁に、外周下端に鍔を一体
    に有するシートカラーを設け、このシートカラーの外周
    に、該シートカラーよりも背の高い前記弁座シートを嵌
    合保持し、この弁座シートの外周の段部に、周方向に流
    体流出通路に通ずる流体流通穴が設けられたシートリン
    グの内周を嵌着し、且つシートリングの外周を弁室の内
    周に嵌着し、前記シートカラーと弁室底面との間に又は
    シートカラー自体に、流体流入通路側より流体流出通路
    へリーク流通路を形成したことを特徴とするリーク弁。
  2. 【請求項2】 シートカラーと弁室底面との間に形成し
    たリーク流通路が、シートカラーの底面に加工した溝で
    あることを特徴とする請求項1記載のリーク弁。
  3. 【請求項3】 シートカラーと弁室底面との間に形成し
    たリーク流通路が、弁室底面に加工した溝であることを
    特徴とする請求項1記載のリーク弁。
  4. 【請求項4】 溝の断面形状が球面形、V形、角形のい
    ずれかであることを特徴とする請求項2又は3記載のリ
    ーク弁。
  5. 【請求項5】 溝がシートカラーの鍔の周方向に迂回し
    てリーク流通路の長さが設定されていることを特徴とす
    る請求項2ないし4のいずれかに記載のリーク弁。
  6. 【請求項6】 シートカラー自体に形成したリーク流通
    路が、シートカラーの鍔の部分で穿設した穴であること
    を特徴とする請求項1記載のリーク弁。
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