JPH10269752A

JPH10269752A - テレビ番組記録システム及び放送受信装置

Info

Publication number: JPH10269752A
Application number: JP9067851A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Horioka; 篤史堀岡; Kazuaki Obara; 和昭小原; Takashi Takeda; 享司竹田; Shinya Kusuhara; 信哉楠原
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1997-03-21
Filing date: 1997-03-21
Publication date: 1998-10-09

Abstract

(57)【要約】【課題】録画番組の詳細な内容構成をユーザが素早く
把握できるテレビ番組記録システム及びそのテレビ番組
記録システムに用いる放送受信装置を提供する。【解決手段】放送局からテレビ番組とともに、そのテ
レビ番組全体を複数の番組部分に分けて、その番組部分
を、その内容に基づいて付された項目名１と、その番組
部分が放送される時刻２とを対にして表記した、番組部
分情報を含むプログラム情報を放送して、放送受信装置
により受信、記録する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、放送局からテレ
ビ番組及びそのテレビ番組のプログラム情報を放送し、
放送受信装置にて受信して記録するテレビ番組記録シス
テム及びその放送受信装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】テレビ番組を留守番録画しておいて、録
画した番組を再生して見る場合、新聞のテレビ欄等の簡
単な内容を見て、とりあえず録画しておいたような番組
については、再生して見ていたが思っていた内容ではな
いため、さらに早送りをして全体の内容を一応見て、や
はり見たい内容ではなかったことを確認した後、消去す
るようなことがある。このような事態を回避するため、
録画した番組ごとの内容を簡潔に表現するダイジェスト
情報を作成して、該ダイジェスト情報により、録画番組
が見るに値するか否かを簡単に確認する提案がなされて
いる（特開平８−２９４０８３号公報）。しかるにこの
ようなものによっては、番組の進行に沿ったその番組内
のプログラムを取得することはできず、特に、好きな歌
手が出演する歌番組を録画したが、その歌手がでている
ところだけを見たい場合等には、上記ダイジェスト情報
により、その歌手が出演していることは確認できるかも
しれないが、番組開始後何分にでてくるか等は確認でき
ず、したがって、録画した番組のうち見たいところだけ
を再生して見るようなことはできない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来、
留守番録画された番組については、その録画番組が見る
に値するか否かを簡単に確認する程度にしか番組の内容
を提供することができず、その番組内の詳細な内容やそ
の内容構成の構成要素が時間的に番組内のどこに位置す
るか等を把握することができないため、簡単かつ的確に
番組内の見たい所だけを再生したり、番組内の不要な所
を消去して編集するようなことができなかった。

【０００４】この発明は、上記の問題点を解決するため
になされたもので、録画番組の詳細な内容構成をユーザ
が素早く把握できるテレビ番組記録システム及びそのテ
レビ番組記録システムに用いる放送受信装置を提供する
ことを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明（請求項１）にかかるテレビ番組記録システ
ムは、放送局からテレビ番組及び該テレビ番組のプログ
ラム情報を放送し、上記テレビ番組及び上記プログラム
情報を放送受信装置にて受信して記録するテレビ番組記
録システムにおいて、上記プログラム情報は、１つのテ
レビ番組全体を複数の番組部分に分けて、該番組部分
を、当該番組部分の内容に基づいて付された項目名と、
テレビ番組の当該番組部分が放送される放送時刻とを対
にして表記した、番組部分情報を含むものである。

【０００６】また、本発明（請求項２）にかかるテレビ
番組記録システムは、請求項１に記載のテレビ番組記録
システムにおいて、上記プログラム情報は、複数の上記
番組部分をまとめた番組部分群を、当該番組部分群の全
体の内容に基づいて付された項目名と、テレビ番組の当
該番組部分群の全体が放送される放送時刻とを対にして
表記した、番組部分群情報をさらに含み、上記番組部分
群を上位番組部分とし、上記番組部分を下位番組部分と
して、上記上位番組部分と、上記下位番組部分とからな
る木構造で表記したものである。

【０００７】また、本発明（請求項３）にかかるテレビ
番組記録システムは、請求項１に記載のテレビ番組記録
システムにおいて、テレビ番組の放送終了後に、当該テ
レビ番組のプログラム情報が送信されるものであって、
上記テレビ番組の放送中に、上記プログラム情報が送信
される予定時刻が、予定時刻情報として送信され、上記
予定時刻には、放送受信装置に自動的に電源が入り、該
放送受信装置で上記プログラム情報を受信して記録する
ものである。

【０００８】また、本発明（請求項４）にかかる放送受
信装置は、放送局から放送した、テレビ番組、及び、１
つのテレビ番組全体を複数の番組部分に分けて、該番組
部分を、当該番組部分の内容に基づいて付された項目名
と、テレビ番組の当該番組部分が放送される放送時刻と
を対にして表記した、番組部分情報を含むテレビ番組の
プログラム情報を受信して記録する放送受信装置におい
て、上記プログラム情報を用いて、該プログラム情報中
の上記項目名から構成される一覧表であるプログラム一
覧を作成し、これを画面に表示するブラウザ手段を備え
たものである。

【０００９】また、本発明（請求項５）にかかる放送受
信装置は、請求項４に記載の放送受信装置において、上
記ブラウザ手段は、上記プログラム一覧を表示する画面
の一部に、上記プログラム情報中のＣＭに関する情報の
みを別途表示するものである。

【００１０】また、本発明（請求項６）にかかる放送受
信装置は、請求項４に記載の放送受信装置において、テ
レビ番組及び該テレビ番組のプログラム情報の記録終了
後に、外部からの入力に応じて、上記プログラム一覧が
表示されている画面上で、上記項目名のうちの１つ又は
複数を選択し、記録されたテレビ番組のうちの上記選択
した項目名に対応する番組部分を再生又は処理するもの
である。

【００１１】

【発明の実施の形態】

実施の形態１．まず、本実施の形態１にかかるテレビ番
組記録システムにおいて放送されるテレビ番組のプログ
ラム情報について説明する。図１は、３０分のワイドシ
ョー番組のプログラム情報例を示したものであり、項目
名１の欄には、上記番組で放送される内容を、放送順
に、その内容によって複数（図１では２２）の番組部分
に分けてそれぞれその内容に応じた項目名を付けたもの
が記載され、時刻２の欄には、各項目名に対して、それ
ぞれの項目名の番組部分が放送される放送開始時刻が記
載されている。このプログラム情報は、番組を放送する
放送局において、該番組のプログラム情報を作成して、
該番組と同時に放送される。既存の地上波テレビ放送シ
ステム上で実現するのであれば、この放送には文字多重
放送のようにテレビ放送の映像信号の垂直帰線消去期間
を利用する。また、衛星デジタル放送では、この放送に
１本のチャンネルを割り当てる。

【００１２】なお、時刻２の欄には、各番組部分の放送
が実際に開始された時刻を記載する代わりに、番組開始
時刻を00.00.00として該番組開始時刻から各番組部分の
放送開始時刻までの相対的な時間を上記各番組部分の時
刻として表示するようになっていてもよい。図１の例を
参考にすると、１行目の10.00.00を00.00.00，２行目の
10.01.00を00.01.00，３行目の10.04.00を00.04.00とい
うように表示することになる。この場合にも、各番組部
分の放送開始時刻を記載したときと同様に、各番組部分
の番組内での位置を示すことができる。

【００１３】本実施の形態１のテレビ番組記録システム
においては、上記プログラム情報を画面上に表示して録
画番組の内容構成を素早く把握できるようにするだけで
なく、その画面上で操作して、上記録画番組を再生ある
いは編集等できるようにするため、上記プログラム情報
をブラウザでＴＶパソコンの画面上に表示できるように
する。そのために、上記プログラム情報を表記する文法
としては、インターネットで使われて汎用の広いＨＴＭ
Ｌ文法を用いることが好ましい。この場合には、ＨＴＭ
Ｌ用ブラウザで表示することになる。

【００１４】次に、図２に、図１で示したプログラム情
報例をＨＴＭＬ文法を用いて表記したものを示した。図
２において、プログラム情報は、木構造（ＴＲＥＥ構
造）で表現されており、番組のタイトル部分の“朝のワ
イドショー（1997年○月○日10：00〜10：30）”は、＜
A HREF= ″all.idx ″×FONT SIZE=+2×B ＞により番組
のタイトル部分でありＴＲＥＥ構造の最上位にあること
を示し、各番組部分の「オープニング」，「ニュー
ス」，『東京円、１２０円台後半』，『群発地震小康状
態続く』等は、それぞれ＜DT×A HREF= " openin g.id
x " ×B ＞，＜DT×A HREF= " news.idx" ×B ＞，＜DD
×A HREF= " news1.idx " ×B ＞，＜DD×AHREF= " new
s2.idx " ×B ＞等の記述により、番組全体を複数に分
けた番組部分であり、「オープニング」は単独の内容の
番組部分であるが、「ニュース」については、さらに複
数の内容の番組部分『東京円、１２０円台後半』，『群
発地震小康状態続く』等に分けられ、これらが「ニュー
ス」の下位にあることを示している。また、各番組部分
のインデックスファイル（「オープニング」であればop
ening.idx ）には、各番組部分の開始時刻と終了時刻
（図１より「オープニング」であれば100000, 100100）
を入れて、各番組部分の録画番組内での位置、すなわ
ち、各番組部分に相当する録画データの部分を示すよう
にしているが、その他、各インデックスファイルにファ
イル名を入れて各番組部分をそれぞれ１つのファイルと
して識別するようにすれば、ファイル名で番組部分にア
クセスすることができる。

【００１５】そして、上記ＨＴＭＬ文法を用いて表記し
たプログラム情報は、放送受信装置において、ブラウザ
によってプログラム一覧として表示される。図３に、図
２のＨＴＭＬ文法で記述したプログラム情報をプログラ
ム一覧として画面上に表示した例を示した。図３におい
て、画面上には、図２で示したＨＴＭＬ文法の表記に従
って、番組のタイトル部分の“朝のワイドショー（1997
年○月○日 10：00〜10：30）”が最初に２倍角で表示
されて、番組のタイトル部分でありＴＲＥＥ構造の最上
位にあることが一目でわかるようになっており、次に、
「オープニング」が単独で表示され、『東京円、１２０
円台後半』，『群発地震小康状態続く』等は「ニュー
ス」の下に列挙されて、その上位の番組部分の「ニュー
ス」を分類した内容の下位の番組部分であることが把握
できる。これらの番組部分は録画順に表示されている。
さらに、上位番組部分の「オープニング」，「ニュー
ス」，「天気予報」，「ＣＭ」等には、各番組部分の録
画時間（それぞれ１分，９分，５分，１分等）が表示さ
れている。

【００１６】なお、上記プログラム一覧では、「ＣＭ」
についても他の番組部分と同様にその下位にスポンサー
によって分類した番組部分『馬場食品』，『鶴田保
険』，『三沢火災』，『田上製鋼』の項目名を列挙して
表記しているが、図４に示すように、「ＣＭ」部分のデ
ータのみ、上記プログラム一覧とは別に該プログラム一
覧を表示する画面の一部に表示するようにしてもよい。
この場合、「ＣＭ」を表示する画面部分には、図４のよ
うに、プログラム一覧に表示した項目名そのもの、ある
いは、その他商品名等の文字を表示してもよいし、映像
を表示してもよい。また、該映像は、記録した放送のＣ
Ｍから流用したものであってもよい。さらに、スポンサ
ーごとの上記番組部分を上記画面部分に表示する順番及
び出現確率は、ランダムでもよいが、スポンサー料等に
よって決定するようにすると、スポンサー料に応じたサ
ービスの差別化を図ることができる。またさらに、上記
画面部分を分割して、すべてのスポンサーのものを同時
に表示してもよい。

【００１７】次に、上記放送受信装置では、上記プログ
ラム情報により、上記プログラム一覧の画面上で操作し
て、録画番組の再生あるいは編集等を行なう。図２で説
明したように、ＨＴＭＬ文法により表記したプログラム
情報において、各番組部分のインデックスファイルに
は、各番組部分の開始時刻と終了時刻を入れて、各番組
部分に相当する録画データの部分を示すようにしている
ので、録画データを再生するアプリケーションをヘルパ
ーアプリケーションと登録しておけば、上記プログラム
一覧の画面上の項目名をクリックすると、その番組部分
のインデックスファイルがロードされ、その番組部分の
録画データの部分を再生することができる。同様にし
て、上記項目名をクリックするだけで、その番組部分の
録画データの部分を消去したり、マウス操作により上記
項目名を並べ替えて、その番組部分の録画データの部分
の再生順序を変えたりして、録画番組の処理をすること
ができる。上記インデックスファイルは、「天気予報」
であれば101000，101500，『概況』では101010，10103
0，『全国』では101030，101100，『各地』では10110
0，101300，『週間予報』では101300，101500，という
ような内容なので、画面上の上位番組部分の項目名「天
気予報」をクリックすると、その下位のすべての番組部
分『概況』，『全国』，『各地』，及び『週間予報』に
相当する録画データ部分を選択し、項目名の例えば『各
地』をクリックしたときには、『各地』に相当する録画
データ部分のみを選択することができる。

【００１８】ここで、上記放送受信装置の具体的な構成
の一例について説明する。図４は、本実施の形態１の放
送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。図４
において、１０はテレビ番組及びプログラム情報を受信
する放送受信手段、１１は放送受信手段１０で受信した
テレビ番組を録画保存するハードディスク、１２は放送
受信手段１０で受信したプログラム情報を保持する情報
保持手段、１３は情報保持手段１２のプログラム情報に
よりハードディスク１１に録画保存されているテレビ番
組を再生又は処理するブラウザである。この動作につい
て説明すると、放送されるテレビ番組及びプログラム情
報を放送受信手段１０で受信し、当該テレビ番組はハー
ドディスク１１で録画保存され、一方、上記プログラム
情報は情報保持手段１２に保持される。録画終了後、ユ
ーザが、ブラウザ１３で情報保持手段１２のプログラム
情報をプログラム一覧として画面に表示させ、該プログ
ラム一覧の画面上で操作して、ハードディスク１１に録
画保存されているテレビ番組を画面に再生したり、又
は、同様に画面上で操作して、ハードディスク１１に録
画保存されているテレビ番組を、保存したい番組部分以
外の番組部分を消去等して処理し、その保存したい番組
部分のみをハードディスク１１に保存する。

【００１９】なお、テレビ番組を録画する記録媒体とし
ては、ハードディスクの他、テープでも可能ではある
が、高速頭出しが可能で、大容量等の点から、ＤＶＤ等
を採用することが好ましく、これによれば、上記の録画
データの処理をより迅速かつ適切に行なうことができ
る。

【００２０】本実施の形態１においては、放送局から、
テレビ番組とともに、該テレビ番組の内容を複数の番組
部分に分け、該番組部分の放送開始時刻を記述したプロ
グラム情報を放送したので、番組部分とその放送時間か
らなる詳細な番組内の情報を取得することができる。ま
た、受信側では、上記プログラム情報を画面上にプログ
ラム一覧として表示したので、テレビ番組を録画したと
きに、上記プログラム一覧により録画した番組の内容構
成を素早く把握することができる。また、上記プログラ
ム情報をＨＴＭＬ文法により表記したプログラム情報に
おいて、各番組部分のインデックスファイルに該番組部
分の開始時刻と終了時刻とを表記し、上位番組部分のイ
ンデックスファイルにも、複数のその下位の番組部分を
まとめた開始時刻と終了時刻とを表記して、上記プログ
ラム情報を木構造で表記したので、上記プログラム一覧
の画面上の項目名をクリック等する画面上の操作によ
り、簡単に録画番組内の番組部分ごとに、又は、上位番
組部分を指示して複数の番組部分を一度に、再生又は処
理して処理することができる。また、ＣＭのデータを、
プログラム一覧とは別に該プログラム一覧を表示する画
面の一部に表示したので、ユーザが編集によってＣＭデ
ータ消去して番組内容だけを再生する場合でも、ユーザ
が上記プログラム一覧により番組内容を確認する際に、
同時にＣＭのデータを見得る状態とすることができ、放
送局側、とくに、スポンサーにとっても、ＣＭを全く見
ないで消去されてしまうという事態を回避することがで
きる。

【００２１】なお、本実施の形態１では、上述のよう
に、テレビ番組のプログラム情報は、該番組の放送と同
時に放送されるものとしたが、当該番組の放送前に放送
されるものであってもよく、この場合には、上記プログ
ラム情報により番組の内容を検討して番組中の興味のあ
るところだけを録画するように予約することも可能であ
る。

【００２２】実施の形態２．テレビ番組を録画して、そ
の録画終了後、すぐに再生したい場合があるので、当該
テレビ番組のプログラム情報は、テレビ番組放送と同時
に放送されることが好ましい。しかしながら、生放送の
場合、前もってプログラム情報を作成できなかったり、
作成してテレビ番組と同時に放送しても、途中でプログ
ラム情報と異なる番組になってしまう可能性がある。こ
の場合、上記プログラム情報は、番組終了後に放送され
ることになるが、録画終了後には、放送受信装置の電源
が切れているため、上記プログラム情報を受信して記録
することができない。そこで、実施の形態２では、テレ
ビ番組のプログラム情報が、該テレビ番組の放送終了後
に放送される場合にも、上記プログラム情報を受信して
記録できるテレビ番組記録システムについて説明する。

【００２３】実施の形態１で用いたテレビ番組のプログ
ラム情報は、該テレビ番組の放送終了後に放送されるの
で、テレビ番組が放送されて録画しているときには、上
記プログラム情報の代わりに、当該プログラム情報が放
送される予定時刻が予定時刻情報として放送される。上
記予定時刻になると、自動的に放送受信装置に電源が入
り、上記プログラム情報が受信、記録される。

【００２４】上記予定時刻情報は、上記予定時刻が記述
されたファイルで、そのファイル名には予め定められた
拡張子を用いて上記プログラム情報と区別する。しか
し、上記プログラム情報と同じＨＴＭＬ形式であって
も、そのファイル内に予定時刻を示す予め定められた何
らかの識別子を挿入していれば、予定時刻を抽出するこ
とも可能である。

【００２５】図５により上述の動作を説明すると、テレ
ビ番組放送時に、テレビ番組及び当該テレビ番組のプロ
グラムの予定時刻情報を放送受信手段１０で受信し、当
該テレビ番組はハードディスク１１で録画保存され、一
方、上記予定時刻情報は情報判定手段１４において、上
述したようにファイル名の拡張子あるいはファイル内の
識別子により入力された情報が予定時刻情報と判断され
て、情報保持手段１２に格納される。制御手段１７は、
上記情報保持手段１２に格納された予定時刻情報と、時
計１６から得られる現在の時刻とを比較し、現在の時刻
が予定時刻を過ぎると、予定時刻情報保持手段１５の予
定時刻情報に従って放送受信手段の電源を入れて動作を
開始させ、上記テレビ番組のプログラム情報を受信す
る。その後は、実施の形態１と同様に、ユーザが、ブラ
ウザ１３で情報保持手段１２のプログラム情報をプログ
ラム一覧として画面に表示させ、該プログラム一覧の画
面上で操作して、ハードディスク１１に録画保存されて
いるテレビ番組を画面に再生したり、又は、同様に画面
上で操作して、ハードディスク１１に録画保存されてい
るテレビ番組を、保存したい番組部分以外の番組部分を
消去等して処理し、その保存したい番組部分のみをハー
ドディスク１１に保存する。

【００２６】このように、本実施の形態２にかかるテレ
ビ番組記録システムは、請求項１に記載のテレビ番組記
録システムにおいて、テレビ番組の放送終了後に、当該
テレビ番組のプログラム情報が送信されるものであっ
て、上記テレビ番組の放送中に、上記プログラム情報が
送信される予定時刻が、予定時刻情報として送信され、
上記予定時刻には、放送受信装置に自動的に電源が入
り、該放送受信装置で上記プログラム情報を受信して記
録するものとしたから、放送局側では、生放送等のテレ
ビ番組において、プログラム情報を該テレビ番組放送時
に放送できない場合でも、上記テレビ番組終了後に上記
プログラム情報を作成して放送することができるととも
に、ユーザ側では、テレビ番組終了後にしかプログラム
情報が放送されない場合でも、自動的かつ受動的に上記
プログラム情報を記録することができる。

【００２７】

【発明の効果】以上のように、本発明（請求項１）にか
かるテレビ番組記録システムによれば、放送局からテレ
ビ番組及び該テレビ番組のプログラム情報を放送し、上
記テレビ番組及び上記プログラム情報を放送受信装置に
て受信して記録するテレビ番組記録システムにおいて、
上記プログラム情報は、１つのテレビ番組全体を複数の
番組部分に分けて、該番組部分を、当該番組部分の内容
に基づいて付された項目名と、テレビ番組の当該番組部
分が放送される放送時刻とを対にして表記した、番組部
分情報を含むものとしたから、番組部分とその放送時間
からなる詳細な番組内の情報を取得することができる効
果がある。

【００２８】また、本発明（請求項２）にかかる放送受
信装置によれば、請求項１に記載のテレビ番組記録シス
テムにおいて、上記プログラム情報は、複数の上記番組
部分をまとめた番組部分群を、当該番組部分群の全体の
内容に基づいて付された項目名と、テレビ番組の当該番
組部分群の全体が放送される放送時刻とを対にして表記
した、番組部分群情報をさらに含み、上記番組部分群を
上位番組部分とし、上記番組部分を下位番組部分とし
て、上記上位番組部分と、上記下位番組部分とからなる
木構造で表記したから、上記プログラム一覧の画面上の
項目名をクリック等する画面上の操作により、上位番組
部分を指示して複数の番組部分を一度に、再生又は処理
して処理することができる。

【００２９】また、本発明（請求項３）にかかるテレビ
番組記録システムによれば、請求項１に記載のテレビ番
組記録システムにおいて、テレビ番組の放送終了後に、
当該テレビ番組のプログラム情報が送信されるものであ
って、上記テレビ番組の放送中に、上記プログラム情報
が送信される予定時刻が、予定時刻情報として送信さ
れ、上記予定時刻には、放送受信装置に自動的に電源が
入り、該放送受信装置で上記プログラム情報を受信して
記録するものとしたから、放送局側では、生放送等のテ
レビ番組において、プログラム情報を該テレビ番組放送
時に放送できない場合でも、上記テレビ番組終了後に上
記プログラム情報を作成して放送することができるとと
もに、ユーザ側では、テレビ番組終了後にしかプログラ
ム情報が放送されない場合でも、自動的かつ受動的に上
記プログラム情報を記録することができる効果がある。

【００３０】また、本発明（請求項４）にかかる放送受
信装置によれば、テレビ番組、及び、１つのテレビ番組
全体を複数の番組部分に分けて、該番組部分を、当該番
組部分の内容に基づいて付された項目名と、テレビ番組
の当該番組部分が放送される放送時刻とを対にして表記
した、番組部分情報を含むテレビ番組のプログラム情報
を受信して記録する放送受信装置において、上記プログ
ラム情報を用いて、該プログラム情報中の上記項目名か
ら構成される一覧表であるプログラム一覧を作成し、こ
れを画面に表示するブラウザ手段を備えたものとしたか
ら、テレビ番組を録画したときに、上記プログラム一覧
により録画した番組の内容構成を素早く把握することが
できる効果がある。

【００３１】また、本発明（請求項５）にかかる放送受
信装置によれば、請求項４に記載の放送受信装置におい
て、上記ブラウザ手段は、上記プログラム一覧を表示す
る画面の一部に、上記プログラム情報中のＣＭに関する
情報のみを別途表示するものとしたから、ユーザが編集
によってＣＭデータ消去して番組内容だけを再生する場
合でも、ユーザが上記プログラム一覧により番組内容を
確認する際に、同時にＣＭのデータを見得る状態とする
ことができ、放送局側、とくに、スポンサーにとって
も、ＣＭを全く見ないで消去されてしまうという事態を
回避することができる効果がある。

【００３２】また、本発明（請求項６）にかかる放送受
信装置によれば、請求項４に記載の放送受信装置におい
て、テレビ番組及び該テレビ番組のプログラム情報の記
録終了後に、外部からの入力に応じて、上記プログラム
一覧が表示されている画面上で、上記項目名のうちの１
つ又は複数を選択し、記録されたテレビ番組のうちの上
記選択した項目名に対応する番組部分を再生又は処理す
るものとしたから、上記プログラム一覧の画面上の項目
名をクリック等する画面上の操作により、簡単に録画番
組内の番組部分ごとに再生又は処理して処理することが
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１にかかるテレビ番組記録
システムにおいて放送されるテレビ番組のプログラム情
報の一例を示す図である。

【図２】図１に示したプログラム情報をＨＴＭＬ文法を
用いて表記した例を示す図である。

【図３】図１及び図２に示したプログラム情報をプログ
ラム一覧として画面上に表示した例を示す図である。

【図４】プログラム一覧の表示画面の他の例を示す図で
ある。

【図５】本発明の実施の形態において用いる放送受信装
置の一例を示す図である。

【符号の説明】

１項目名２時刻１０放送受信手段１１ハードディスク１２情報保持手段１３ブラウザ１４情報判定手段１５予定時刻情報保持手段１６時計１７制御手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者楠原信哉大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】放送局からテレビ番組及び該テレビ番組
のプログラム情報を放送し、上記テレビ番組及び上記プ
ログラム情報を放送受信装置にて受信して記録するテレ
ビ番組記録システムにおいて、上記プログラム情報は、１つのテレビ番組全体を複数の
番組部分に分けて、該番組部分を、当該番組部分の内容
に基づいて付された項目名と、テレビ番組の当該番組部
分が放送される放送時刻とを対にして表記した、番組部
分情報を含むものであることを特徴とするテレビ番組記
録システム。
【請求項２】請求項１に記載のテレビ番組記録システ
ムにおいて、上記プログラム情報は、複数の上記番組部分をまとめた
番組部分群を、当該番組部分群の全体の内容に基づいて
付された項目名と、テレビ番組の当該番組部分群の全体
が放送される放送時刻とを対にして表記した、番組部分
群情報をさらに含み、上記番組部分群を上位番組部分と
し、上記番組部分を下位番組部分として、上記上位番組
部分と、上記下位番組部分とからなる木構造で表記した
ものであることを特徴とするテレビ番組記録システム。
【請求項３】請求項１に記載のテレビ番組記録システ
ムにおいて、テレビ番組の放送終了後に、当該テレビ番組のプログラ
ム情報が送信されるものであって、上記テレビ番組の放送中に、上記プログラム情報が送信
される予定時刻が、予定時刻情報として送信され、上記
予定時刻には、放送受信装置に自動的に電源が入り、該
放送受信装置で上記プログラム情報を受信して記録する
ものであることを特徴とするテレビ番組記録システム。
【請求項４】放送局から放送した、テレビ番組、及
び、１つのテレビ番組全体を複数の番組部分に分けて、
該番組部分を、当該番組部分の内容に基づいて付された
項目名と、テレビ番組の当該番組部分が放送される放送
時刻とを対にして表記した、番組部分情報を含むテレビ
番組のプログラム情報を受信して記録する放送受信装置
において、上記プログラム情報を用いて、該プログラム情報中の上
記項目名から構成される一覧表であるプログラム一覧を
作成し、これを画面に表示するブラウザ手段を備えたこ
とを特徴とする放送受信装置。
【請求項５】請求項４に記載の放送受信装置におい
て、上記ブラウザ手段は、上記プログラム一覧を表示する画
面の一部に、上記プログラム情報中のＣＭに関する情報
のみを別途表示するものであることを特徴とする放送受
信装置。
【請求項６】請求項４に記載の放送受信装置におい
て、テレビ番組及び該テレビ番組のプログラム情報の記録終
了後に、外部からの入力に応じて、上記プログラム一覧
が表示されている画面上で、上記項目名のうちの１つ又
は複数を選択し、記録されたテレビ番組のうちの上記選
択した項目名に対応する番組部分を再生又は処理するこ
とを特徴とする放送受信装置。