JPH1017001A - 易開封キャップ - Google Patents
易開封キャップInfo
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- JPH1017001A JPH1017001A JP8173974A JP17397496A JPH1017001A JP H1017001 A JPH1017001 A JP H1017001A JP 8173974 A JP8173974 A JP 8173974A JP 17397496 A JP17397496 A JP 17397496A JP H1017001 A JPH1017001 A JP H1017001A
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- Japan
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- cap
- base
- lid member
- outer lid
- container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開封及び再封止をワンタッチで行う易開封キ
ャップの提供。 【解決手段】 容器口部に取り付けられる筒状の基部2
と、該基部の上部に連設され該基部よりも小径な有蓋筒
状をなし、かつ該蓋3に通液孔4を有する縮径部5とを備
えたキャップ本体6と、前記基部にヒンジ7を介して開閉
自在に取り付けられ、閉時に前記縮径部の通液孔に嵌合
して該通液孔を塞ぐ封止突起8が設けられた有蓋筒状を
なす外蓋部材9とを備えた易開封キャップである。
ャップの提供。 【解決手段】 容器口部に取り付けられる筒状の基部2
と、該基部の上部に連設され該基部よりも小径な有蓋筒
状をなし、かつ該蓋3に通液孔4を有する縮径部5とを備
えたキャップ本体6と、前記基部にヒンジ7を介して開閉
自在に取り付けられ、閉時に前記縮径部の通液孔に嵌合
して該通液孔を塞ぐ封止突起8が設けられた有蓋筒状を
なす外蓋部材9とを備えた易開封キャップである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体を充填した容器
の口部に装着して該容器口部を封止するとともに、一部
を引き上げるワンタッチ操作で開封可能な易開封キャッ
プに関する。
の口部に装着して該容器口部を封止するとともに、一部
を引き上げるワンタッチ操作で開封可能な易開封キャッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、清涼飲料や果汁などの液体を容器
に充填し、その容器口部を封止し、かつ再封止が可能な
キャップとして、アルミニウム合金などの金属からなる
金属製キャップと合成樹脂製のプレスクリューキャップ
が使用されている。また、容器としては、胴部より小径
の円筒状の口部を有し、該口部の外周面に雄ネジが形成
されたガラス製の容器やポリエチレンテレフタレート
(PET)などの合成樹脂からなる樹脂製の容器が使用
されている。これらの従来の金属製キャップ及び樹脂製
キャップは、清涼飲料等の液体を充填した容器の口部に
装着して該口部を封止し、該キャップを開栓方向に回し
てキャップを口部から取り外して口部を開封し、内容液
を使用(飲用)し、口部にキャップを被せ、閉栓方向に
回して螺着嵌合することによって口部を再封止して保存
する。
に充填し、その容器口部を封止し、かつ再封止が可能な
キャップとして、アルミニウム合金などの金属からなる
金属製キャップと合成樹脂製のプレスクリューキャップ
が使用されている。また、容器としては、胴部より小径
の円筒状の口部を有し、該口部の外周面に雄ネジが形成
されたガラス製の容器やポリエチレンテレフタレート
(PET)などの合成樹脂からなる樹脂製の容器が使用
されている。これらの従来の金属製キャップ及び樹脂製
キャップは、清涼飲料等の液体を充填した容器の口部に
装着して該口部を封止し、該キャップを開栓方向に回し
てキャップを口部から取り外して口部を開封し、内容液
を使用(飲用)し、口部にキャップを被せ、閉栓方向に
回して螺着嵌合することによって口部を再封止して保存
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャップは、容器口部にキャップを螺合させて装着、取
り外しを行う構造であり、キャップの開封及び再封止の
ためにキャップを何度も回す必要があり、ワンタッチで
開栓することはできなかった。また、再封止の際、キャ
ップを強く巻締めると次回の開封が困難となり、巻締め
が弱いと液漏れを生じるおそれがある。さらに、開封
後、容器口部から取り外したキャップを紛失し易く、キ
ャップ紛失により再封止が不可能となる欠点がある。
キャップは、容器口部にキャップを螺合させて装着、取
り外しを行う構造であり、キャップの開封及び再封止の
ためにキャップを何度も回す必要があり、ワンタッチで
開栓することはできなかった。また、再封止の際、キャ
ップを強く巻締めると次回の開封が困難となり、巻締め
が弱いと液漏れを生じるおそれがある。さらに、開封
後、容器口部から取り外したキャップを紛失し易く、キ
ャップ紛失により再封止が不可能となる欠点がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、開封及び再封止をワンタッチで行うことができ、再
封止の際の巻締め不良による開封困難や液漏れがなく、
さらに開封後のキャップを紛失することのない、易開封
キャップの提供を目的としている。
で、開封及び再封止をワンタッチで行うことができ、再
封止の際の巻締め不良による開封困難や液漏れがなく、
さらに開封後のキャップを紛失することのない、易開封
キャップの提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
容器口部に取り付けられる筒状の基部と、該基部の上部
に連設され該基部よりも小径な有蓋筒状をなし、かつ該
蓋に通液孔を有する縮径部とを備えたキャップ本体と、
前記基部にヒンジを介して開閉自在に取り付けられ、閉
時に前記縮径部の通液孔に嵌合して該通液孔を塞ぐ封止
突起が設けられた有蓋筒状をなす外蓋部材とを備えたこ
とを特徴とする易開封キャップである。請求項2に係る
発明は、前記キャップ本体と前記外蓋部材とが合成樹脂
材料からなり、前記基部と前記外蓋部材とそれらをつな
ぐ前記ヒンジとが一体成形によって形成されてなること
を特徴とする請求項1記載の易開封キャップである。請
求項3に係る発明は、前記外蓋部材の下端周縁部に突起
または凹部からなる被係合部が設けられ、かつ前記基部
に該被係合部と係合して該外蓋部材を離脱可能に係止す
る係合部が設けられたことを特徴とする請求項1または
2記載の易開封キャップである。
容器口部に取り付けられる筒状の基部と、該基部の上部
に連設され該基部よりも小径な有蓋筒状をなし、かつ該
蓋に通液孔を有する縮径部とを備えたキャップ本体と、
前記基部にヒンジを介して開閉自在に取り付けられ、閉
時に前記縮径部の通液孔に嵌合して該通液孔を塞ぐ封止
突起が設けられた有蓋筒状をなす外蓋部材とを備えたこ
とを特徴とする易開封キャップである。請求項2に係る
発明は、前記キャップ本体と前記外蓋部材とが合成樹脂
材料からなり、前記基部と前記外蓋部材とそれらをつな
ぐ前記ヒンジとが一体成形によって形成されてなること
を特徴とする請求項1記載の易開封キャップである。請
求項3に係る発明は、前記外蓋部材の下端周縁部に突起
または凹部からなる被係合部が設けられ、かつ前記基部
に該被係合部と係合して該外蓋部材を離脱可能に係止す
る係合部が設けられたことを特徴とする請求項1または
2記載の易開封キャップである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明に係る易開
封キャップの一形態を示すものである。この形態による
易開封キャップ1は、容器口部に取り付けられる円筒状
の基部2と、基部2の上部に連設され基部2よりも小径
な有蓋筒状をなし、かつ該蓋部3に通液孔4を有する縮
径部5とを備えたキャップ本体6と、前記基部2にヒン
ジ7を介して開閉自在に取り付けられ、閉時に縮径部5
の通液孔4に嵌合して該通液孔4を塞ぐ封止突起8が設
けられた有蓋筒状をなす外蓋部材9とを備えて構成され
ている。
封キャップの一形態を示すものである。この形態による
易開封キャップ1は、容器口部に取り付けられる円筒状
の基部2と、基部2の上部に連設され基部2よりも小径
な有蓋筒状をなし、かつ該蓋部3に通液孔4を有する縮
径部5とを備えたキャップ本体6と、前記基部2にヒン
ジ7を介して開閉自在に取り付けられ、閉時に縮径部5
の通液孔4に嵌合して該通液孔4を塞ぐ封止突起8が設
けられた有蓋筒状をなす外蓋部材9とを備えて構成され
ている。
【0007】前記キャップ本体6と前記外蓋部材9は、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレートなどの合成樹脂材料からなり、基部2と外
蓋部材9とそれらをつなぐヒンジ7は一体成形によって
形成されている。なお、このヒンジ7は、基部2と外蓋
部材9のいずれか一方の端部から延出させた帯状部分
を、外蓋部材9と基部2のいずれか他方の端部に熱溶着
や強制嵌合によって固着してヒンジとしても良い。更
に、基部2と外蓋部材9とを別体で形成し、合成樹脂バ
ンドやヒンジ部材をそれぞれの端部に固着して形成して
も良い。
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレートなどの合成樹脂材料からなり、基部2と外
蓋部材9とそれらをつなぐヒンジ7は一体成形によって
形成されている。なお、このヒンジ7は、基部2と外蓋
部材9のいずれか一方の端部から延出させた帯状部分
を、外蓋部材9と基部2のいずれか他方の端部に熱溶着
や強制嵌合によって固着してヒンジとしても良い。更
に、基部2と外蓋部材9とを別体で形成し、合成樹脂バ
ンドやヒンジ部材をそれぞれの端部に固着して形成して
も良い。
【0008】外蓋部材9の下端周縁部には、被係合部と
なる突起10が設けられ、かつ基部2の外蓋部材9閉時
に該突起10に相対する位置には、該突起10と係合し
て外蓋部材9を離脱可能に係止する係合部となる凹部1
1が設けられている。なお、外蓋部材9側に凹部を設
け、基部2側に突起を設けた構成としても良いし、突起
10と凹部11に代えて、同様に外蓋部材9を離脱可能
に係止できる別な係止手段を用いても良い。
なる突起10が設けられ、かつ基部2の外蓋部材9閉時
に該突起10に相対する位置には、該突起10と係合し
て外蓋部材9を離脱可能に係止する係合部となる凹部1
1が設けられている。なお、外蓋部材9側に凹部を設
け、基部2側に突起を設けた構成としても良いし、突起
10と凹部11に代えて、同様に外蓋部材9を離脱可能
に係止できる別な係止手段を用いても良い。
【0009】キャップ本体6の基部2内周面には、容器
口部に螺着嵌合するためのネジ部12が形成されてい
る。なお、このネジ部12に代えて、容器口部に環状の
突条を形成し、キャップ本体6の基部2内周面に該突条
に強制嵌合される環状溝を形成し、キャップ本体6を容
器口部に押し込んで強制嵌合する構成としても良い。
口部に螺着嵌合するためのネジ部12が形成されてい
る。なお、このネジ部12に代えて、容器口部に環状の
突条を形成し、キャップ本体6の基部2内周面に該突条
に強制嵌合される環状溝を形成し、キャップ本体6を容
器口部に押し込んで強制嵌合する構成としても良い。
【0010】次に、この易開封キャップ1の使用方法に
ついて説明する。この易開封キャップ1は、口部の外周
に前記基部2内周面に形成されたネジ部12と螺合する
雄ネジが形成されたガラス容器あるいはPETボトルな
どに適用が可能である。
ついて説明する。この易開封キャップ1は、口部の外周
に前記基部2内周面に形成されたネジ部12と螺合する
雄ネジが形成されたガラス容器あるいはPETボトルな
どに適用が可能である。
【0011】キャップ1は、図1に示すように、外蓋部
材9が閉じられ、該外蓋部材9の封止突起8が縮径部5
の通液孔4に嵌着された状態で、キャップ供給ラインに
供給される。
材9が閉じられ、該外蓋部材9の封止突起8が縮径部5
の通液孔4に嵌着された状態で、キャップ供給ラインに
供給される。
【0012】内容液が充填された容器は、開口端縁にア
ルミ箔、合成樹脂フィルムあるいはアルミラミネートフ
ィルムなどの密封フィルム材を溶着して密封した状態で
キャッピングマシンに搬入され、所定のキャップ螺着位
置に移動される。キャッピングマシンでは、キャップ供
給ラインのキャップ1を容器口部に被せ、このキャップ
1を閉栓方向に回転させ、容器口部にキャップ1を螺着
嵌合して装着して製品とする。
ルミ箔、合成樹脂フィルムあるいはアルミラミネートフ
ィルムなどの密封フィルム材を溶着して密封した状態で
キャッピングマシンに搬入され、所定のキャップ螺着位
置に移動される。キャッピングマシンでは、キャップ供
給ラインのキャップ1を容器口部に被せ、このキャップ
1を閉栓方向に回転させ、容器口部にキャップ1を螺着
嵌合して装着して製品とする。
【0013】未開封状態のキャップ1は、図1に示すよ
うに、外蓋部材9が閉じられ、該外蓋部材9の封止突起
8が縮径部5の通液孔4に嵌着されることによって該通
液孔4が塞がれている。容器に充填された液体は、図示
しない密封フィルム材によって容器口部から漏れ出さな
いようになっている。外蓋部材9はその突起10が基部
2の凹部11に係合することによって、不用意に開くこ
とがない。なお、外蓋部材9と基部2との境界部にシー
ル等を貼ったり、キャップ1全体を樹脂シール、好まし
くはシュリンクシール等で包装することによって、外蓋
部材9の開方向への移動を阻止しても良い。
うに、外蓋部材9が閉じられ、該外蓋部材9の封止突起
8が縮径部5の通液孔4に嵌着されることによって該通
液孔4が塞がれている。容器に充填された液体は、図示
しない密封フィルム材によって容器口部から漏れ出さな
いようになっている。外蓋部材9はその突起10が基部
2の凹部11に係合することによって、不用意に開くこ
とがない。なお、外蓋部材9と基部2との境界部にシー
ル等を貼ったり、キャップ1全体を樹脂シール、好まし
くはシュリンクシール等で包装することによって、外蓋
部材9の開方向への移動を阻止しても良い。
【0014】これを開封するには、まず容器からキャッ
プ1を取り外し、容器口部の開口端縁に溶着されている
密封フィルム材を引剥し、或いは穿孔して破き、その後
容器口部に再びキャップ1を装着する。次いで図2に示
すように、外蓋部材9を開ける。このわずかの操作によ
ってキャップ1は開封される。即ち、外蓋部材9を開方
向に移動させることによって、縮径部5の通液孔4から
外蓋部材9の封止突起8が抜け出し、通液孔5が開く。
この操作は容器を持ちながらでも可能である。
プ1を取り外し、容器口部の開口端縁に溶着されている
密封フィルム材を引剥し、或いは穿孔して破き、その後
容器口部に再びキャップ1を装着する。次いで図2に示
すように、外蓋部材9を開ける。このわずかの操作によ
ってキャップ1は開封される。即ち、外蓋部材9を開方
向に移動させることによって、縮径部5の通液孔4から
外蓋部材9の封止突起8が抜け出し、通液孔5が開く。
この操作は容器を持ちながらでも可能である。
【0015】図2に示す開封状態において、容器内の液
体を使用(飲用)した後、残りの保存のためにキャップ
1を再封止するには、外蓋部材9をヒンジ12を軸とし
て閉方向に移動させるだけで良く、極めて簡単な操作で
再封止が可能である。再封止すると、図1に示す封止状
態と同じく、外蓋部材9の封止突起8が縮径部5の通液
孔4に嵌着されることによって該通液孔4が塞がれ、容
器に充填された液体は外部に漏れ出さない状態になる。
体を使用(飲用)した後、残りの保存のためにキャップ
1を再封止するには、外蓋部材9をヒンジ12を軸とし
て閉方向に移動させるだけで良く、極めて簡単な操作で
再封止が可能である。再封止すると、図1に示す封止状
態と同じく、外蓋部材9の封止突起8が縮径部5の通液
孔4に嵌着されることによって該通液孔4が塞がれ、容
器に充填された液体は外部に漏れ出さない状態になる。
【0016】この形態による易開封キャップ1は、上記
の構成としたことによって、キャップの開封及び再封止
をワンタッチで行うことができ、従来の螺着嵌合式のキ
ャップに比べて開封及び再封止の操作が容易となり、取
扱い易いものとなる。また、再封止の際、キャップをね
じ込む必要がないので、次回の開封が困難となったり、
液漏れを生じる不都合を防止できる。さらに、密封フィ
ルム材を除いた後に再びキャップ1を装着した状態での
キャップ開栓に際し、外蓋部材9を開方向に倒すだけで
良く、容器およびキャップから取り外す部品がなく、ワ
ンタッチで再封止でき、従来の螺着嵌合式のキャップの
如く開封後のキャップを紛失して再封止ができない不都
合を防止することができる。
の構成としたことによって、キャップの開封及び再封止
をワンタッチで行うことができ、従来の螺着嵌合式のキ
ャップに比べて開封及び再封止の操作が容易となり、取
扱い易いものとなる。また、再封止の際、キャップをね
じ込む必要がないので、次回の開封が困難となったり、
液漏れを生じる不都合を防止できる。さらに、密封フィ
ルム材を除いた後に再びキャップ1を装着した状態での
キャップ開栓に際し、外蓋部材9を開方向に倒すだけで
良く、容器およびキャップから取り外す部品がなく、ワ
ンタッチで再封止でき、従来の螺着嵌合式のキャップの
如く開封後のキャップを紛失して再封止ができない不都
合を防止することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、次
のような優れた効果が得られる。請求項1に係る発明
は、容器口部に取り付けられる筒状の基部と、該基部の
上部に連設され該基部よりも小径な有蓋筒状をなし、か
つ該蓋に通液孔を有する縮径部とを備えたキャップ本体
と、前記基部にヒンジを介して開閉自在に取り付けら
れ、閉時に前記縮径部の通液孔に嵌合して該通液孔を塞
ぐ封止突起が設けられた有蓋筒状をなす外蓋部材とを備
えたことを特徴とする易開封キャップであり、この易開
封キャップはキャップの開封及び再封止をワンタッチで
行うことができ、従来の螺着嵌合式のキャップに比べて
開封及び再封止の操作が容易となり、取扱い易いものと
なる。また、再封止の際、キャップをねじ込む必要がな
いので、次回の開封が困難となったり、液漏れを生じる
不都合を防止できる。さらに、密封フィルム材を除いた
後に再びキャップを装着した状態でのキャップ開栓に際
しては、外蓋部材を開方向に倒すだけで良く、容器およ
びキャップから取り外す部品がなく、ワンタッチで再封
止でき、従来の螺着嵌合式のキャップの如く開封後のキ
ャップを紛失して再封止ができない不都合を防止するこ
とができる。
のような優れた効果が得られる。請求項1に係る発明
は、容器口部に取り付けられる筒状の基部と、該基部の
上部に連設され該基部よりも小径な有蓋筒状をなし、か
つ該蓋に通液孔を有する縮径部とを備えたキャップ本体
と、前記基部にヒンジを介して開閉自在に取り付けら
れ、閉時に前記縮径部の通液孔に嵌合して該通液孔を塞
ぐ封止突起が設けられた有蓋筒状をなす外蓋部材とを備
えたことを特徴とする易開封キャップであり、この易開
封キャップはキャップの開封及び再封止をワンタッチで
行うことができ、従来の螺着嵌合式のキャップに比べて
開封及び再封止の操作が容易となり、取扱い易いものと
なる。また、再封止の際、キャップをねじ込む必要がな
いので、次回の開封が困難となったり、液漏れを生じる
不都合を防止できる。さらに、密封フィルム材を除いた
後に再びキャップを装着した状態でのキャップ開栓に際
しては、外蓋部材を開方向に倒すだけで良く、容器およ
びキャップから取り外す部品がなく、ワンタッチで再封
止でき、従来の螺着嵌合式のキャップの如く開封後のキ
ャップを紛失して再封止ができない不都合を防止するこ
とができる。
【0018】請求項2に係る発明は、前記キャップ本体
と前記外蓋部材とが合成樹脂材料からなり、前記基部と
前記外蓋部材とそれらをつなぐ前記ヒンジとを一体成形
によって形成したことにより、易開封キャップの製造工
程が簡略となり、コスト低減を図ることができる。
と前記外蓋部材とが合成樹脂材料からなり、前記基部と
前記外蓋部材とそれらをつなぐ前記ヒンジとを一体成形
によって形成したことにより、易開封キャップの製造工
程が簡略となり、コスト低減を図ることができる。
【0019】請求項3に係る発明は、前記外蓋部材の下
端周縁部に突起または凹部からなる被係合部を設け、か
つ前記基部に該被係合部と係合して該外蓋部材を離脱可
能に係止する係合部を設けた構成としたので、外蓋部材
を閉状態とした時に、外蓋部材をキャップ本体に確実に
係止することができ、封止状態にあるキャップの外蓋が
振動等によって開いてしまう不都合を防止することがで
きる。
端周縁部に突起または凹部からなる被係合部を設け、か
つ前記基部に該被係合部と係合して該外蓋部材を離脱可
能に係止する係合部を設けた構成としたので、外蓋部材
を閉状態とした時に、外蓋部材をキャップ本体に確実に
係止することができ、封止状態にあるキャップの外蓋が
振動等によって開いてしまう不都合を防止することがで
きる。
【図1】図1は本発明の易開封キャップの一形態を示
し、封止状態の断面図である。
し、封止状態の断面図である。
【図2】図2は同じ易開封キャップの開封状態を示す断
面図である。
面図である。
1……易開封キャップ、2……基部、3……蓋部、4…
…通液孔、5……縮径部、6……キャップ本体、7……
ヒンジ、8……封止突起、9……外蓋部材、10……
(被係合部)突起、11……凹部(係合部)。
…通液孔、5……縮径部、6……キャップ本体、7……
ヒンジ、8……封止突起、9……外蓋部材、10……
(被係合部)突起、11……凹部(係合部)。
Claims (3)
- 【請求項1】 容器口部に取り付けられる筒状の基部
と、該基部の上部に連設され該基部よりも小径な有蓋筒
状をなし、かつ該蓋に通液孔を有する縮径部とを備えた
キャップ本体と、 前記基部にヒンジを介して開閉自在に取り付けられ、閉
時に前記縮径部の通液孔に嵌合して該通液孔を塞ぐ封止
突起が設けられた有蓋筒状をなす外蓋部材とを備えたこ
とを特徴とする易開封キャップ。 - 【請求項2】 前記キャップ本体と前記外蓋部材とが合
成樹脂材料からなり、前記基部と前記外蓋部材とそれら
をつなぐ前記ヒンジとが一体成形によって形成されてな
ることを特徴とする請求項1記載の易開封キャップ。 - 【請求項3】 前記外蓋部材の下端周縁部に突起または
凹部からなる被係合部が設けられ、かつ前記基部に該被
係合部と係合して該外蓋部材を離脱可能に係止する係合
部が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載
の易開封キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8173974A JPH1017001A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 易開封キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8173974A JPH1017001A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 易開封キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1017001A true JPH1017001A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15970478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8173974A Pending JPH1017001A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 易開封キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1017001A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6455396B1 (en) | 1998-12-24 | 2002-09-24 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | SOI semiconductor device capable of preventing floating body effect |
JP2005038391A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Samsung Electronics Co Ltd | 性能測定システム(systemformeasuringperformance) |
JP2012158362A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Tenryu Kagaku Kogyo Kk | 封緘体付き蓋装置 |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP8173974A patent/JPH1017001A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6455396B1 (en) | 1998-12-24 | 2002-09-24 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | SOI semiconductor device capable of preventing floating body effect |
JP2005038391A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Samsung Electronics Co Ltd | 性能測定システム(systemformeasuringperformance) |
JP2012158362A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Tenryu Kagaku Kogyo Kk | 封緘体付き蓋装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051005 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060411 |