JPH0380024B2 - - Google Patents
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- JPH0380024B2 JPH0380024B2 JP61006577A JP657786A JPH0380024B2 JP H0380024 B2 JPH0380024 B2 JP H0380024B2 JP 61006577 A JP61006577 A JP 61006577A JP 657786 A JP657786 A JP 657786A JP H0380024 B2 JPH0380024 B2 JP H0380024B2
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- Bag Frames (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
(1) 技術分野
本発明は例えば経管栄養法等に於て、経管栄養
剤等を注入できる液体収納用容器に関するもので
ある。 (2) 先行技術およびその問題点 従来、栄養剤を入れる液体収納用容器として
は、硬質な容器と軟質な容器とがある。硬質な容
器は既存のイルリガードルの他に、支持脚と通気
孔のあるもの(特開昭57−193851)や、断続的に
投与できる保温瓶形式のもの(特公昭48−31277)
がある。しかし、これらはいずれも、輸送又は廃
棄する際かさばり又高価である。 軟質の容器としては、袋上部にくさび条の剛性
のある支持具が取り付けてあるもの(特開昭57−
34235)、又袋に液量表示目盛付の透視部のあるも
の(特開昭57−160740)、又投入口の蓋体に更に
薬剤投入口を設けたもの(特開昭56−1277)等が
ある。しかしこれらはいずれも平面的な袋体のた
め、栄養剤を投入する際、片手で袋体を、片手で
栄養剤をもつて投入するにしても操作性が悪く、
こぼすことが多々ある。 また、前もつて栄養剤を容器に封入し、液体の
注入口を再封鎖可能とするもの(特開昭57−
86275)のうち、袋体をスタンデイング式に立体
的に形成し、操作性を向上したものもある。 また、特開昭55−73265号は自立性の薄型プラ
スチツク性の注射容器を開示する。だが、これら
の先行技術はいずれも容器の底の軟度と底に接続
されているチユーブの軟度の関係につき考慮を払
つていないので、たとえば、容器を立てかけたと
き、その自重の大部分がチユーブに作用するの
で、チユーブが折れたり、閉塞したりする欠点が
ある。 発明の目的 本発明は以上述べた従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、容器を置き台の上に立てた状態
において、チユーブが折れたり、閉塞したりする
欠点を改良できる液体収納用容器を提案すること
にある。 発明の構成 上述した本発明の目的は、2枚重ねの軟質シー
トの両側がシールされた平面状側壁面を有する筒
状体の一方の端部近傍に、底部となる軟質のシー
トが張設され、前記底部にはこの底部より軟度の
低い液体排出用チユーブが設けられ、前記底部か
ら一方の端部まで側壁面部分を脚部とし、該脚部
には前記チユーブを挿通可能とする空間が設けら
れていることを特徴とする液体収納用容器によつ
て達成される。 発明の具体的説明及び作用 以下、本発明を好適な一実施例を示す図面を用
いて詳細に説明する。 第1図は本発明の一実施例に係る液体収納用容
器の外観図である。1は容器本体である。この容
器本体1の材質はシールの容易さ、及びスタンデ
イングするのに適度な硬さが必要であることか
ら、軟質の合成樹脂製シート、例えばラミネート
フイルムが用いられる。本実施例では表にナイロ
ン15μ、裏にポリエチレン100μをラミネートした
ラミネートフイルムを用いている。 容器本体1は上記ラミネートフイルム2枚を重
ねた状態で両側部2をシールすることにより、2
つの平面状側壁面を有する筒状に形成すると共
に、側壁面の下端から上方に所定長さ離れた位置
にラミネートフイルムをシールして上げ底部3を
形成し下方の上げ底部3に向つて次第に広がる立
体の袋状としてある。上げ底部3から下方に位置
する側壁部の部分は容器本体1を机上に立てて置
くときの脚部4となる。5は容器本体1の熱シー
ルした両側部2に設けられた孔に通して接続され
た吊り下げ用紐であり、この吊り下げ用紐5をス
タンドに懸けて容器本体1を吊り下げ、液体の投
与を行う。 7は上げ底部3に設けられた容器本体1内の液
体を外部に導くためのチユーブ接続用のノズルで
あり、硬質成形物より成る。 一般にラミネートフイルムに成形物を融着する
ことはフイルムが薄い為むずかしい面がある。本
実施例では第2図A,Bに示す如く成形物である
チユーブ接続用のノズル7を上げ底部3に設けら
れた孔3aに挿入し、チユーブ接続用ノズル7の
フランジ部7aを上げ底部3とラミネートフイル
ムより成る中央に孔20aを有する円状フイルム
20でサンドイツチさせてシールすることにより
チユーブ接続用ノズル7の接続を行つた。このよ
うにサンドイツチ状にシールすれば充分なシール
強度が得られる。この場合まずノズル7に円状フ
イルム20をシールした後、上げ底部3にシール
してもよく、また上記円状フイルム20及びノズ
ル7を同時に上げ底部3にシールしてもよい。シ
ール方法としては超音波シール又は熱シールが採
用される。なお、このときラミネートフイルムの
うち成形物とシールされる側の材質と成形物の材
質とは同じものが選ばれ、これが最もシール強度
が高い。即ち、フイルムの内側がポリエチレンで
あれば、成形物もポリエチレン、フイルムの内側
がポリプロピレンであれば成形物もポリプロピレ
ンを選定することが必要である。 8はノズル7に接続された軟質材料より成る接
続チユーブ、9は点滴筒、10はクレンメ、11
はコネクタである。 また容器本体1は透明に形成されていて、その
側壁面には図示の如く内容液の量を知る為に容量
目盛12が印刷表示されている。 容器本体1の上部には第3図に示す如く広口の
注入口1aが形成されており、かつ注入口1a近
傍には第4図のように水平方向に肉薄の折り目1
3が設けられていて、注入口1aの部分を折り曲
げ易くなつている。また、両側部2には折り曲げ
可能な芯材14(例えば針金状金属)が挟み込ま
れていて、第5図のように注入口1aの折り曲げ
状態が確実に保持できるようになつている。 また、容器本体1の脚部4には容器本体1を立
てて置いたときに接続チユーブ8を挿通可能とす
る大きさの空間部を形成する挿通孔4aが設けら
れている。この挿通孔4aがあることにより、接
続チユーブ8が邪魔になることなく、脚部4で容
器本体1を安定に立てて置くことができるように
なる。また更に、挿通孔4aは脚部4を三脚状に
形成した場合、この脚部間の空間を利用できるこ
とは勿論である。 以上の如く構成される液体収納用容器において
は、底を上げ底部3とし、かつ脚部4に挿通孔4
aを設けたので第6図に示す如く接続チユーブ8
を挿通孔4aに通した状態で机上21に安定に立
てることができる。 吊り下げ用紐5でスタンドに吊り下げたままだ
と、位置が高いので液体を注入しづらいが、図の
ように立てて置ければ、液体を入れるのが容易で
ある。また、液体を入れた後、しばらく机上に置
いておいたり、人体に投与後に再びスタンドから
外して机上21に置いておき、所定の時間が経過
してから再びベスタンドに吊り下げることもでき
る。又、スタンドを使用しないで机上21に置い
たままで人体への投与が可能になる。この場合、
投与の途中で薬液を混入させたりする操作が容易
となる。このように極めて使い勝手のよい容器が
得られる。 なお、容器本体1を立てたときには接続チユー
ブ8をある程度曲げて挿通孔4aに通すことにな
るが、上げ底部3が接続チユーブ8より硬いとき
には接続チユーブ8を曲げる角度が大きくなるた
め、接続チユーブ8が途中で折れ易くなる。この
ように接続チユーブ8が一旦折れると折れぐせが
ついてしまい、接続チユーブ8が閉塞したままと
なつてしまうおそれがある。従つて、接続チユー
ブ8の折れは防止しなければならない。そこで、
本実施例では、上げ底部3を接続チユーブ8より
も軟らかくなるように構成した。上げ底部3が接
続チユーブ8より軟らかいと、容器本体1を机上
21に立てたときに接続チユーブ8にかかる曲げ
の力が上げ底部3にかかることにより、第6図に
示す如く接続チユーブ8が変形するより先に上げ
底部3が接続チユーブ8の曲げ方向に変形するた
め接続チユーブ8はほとんど曲がらないで済むこ
とになる。これにより、接続チユーブ8の折れは
ほぼ完全に防止されるものである。 さらに、脚部4の挿通孔4aの入口の間隔を第
8図に示すように接続チユーブ8の外径よりも小
さい挿通孔4bのようにすれば接続チユーブ8を
固定することが可能となる。即ち、このようにす
れば容器本体1を持ち上げても接続チユーブ8が
挿通孔4aから外れなくなり、置くたびに接続チ
ユーブ8を挿通孔4aに通す面倒がなくなる。更
に第8図に示すように、挿通孔4bをチユーブの
外径よりも小とし、容器側面のシール部分に設け
れば、一旦挿通孔4aを通つたチユーブ8を孔4
bに掛けることができるのでチユーブのぶらつき
を防止できる。 次に、容器本体1に表示されている容量目盛1
2の精度を以下の実験により確認した。実験は容
器本体1を10個用意し、これらに1000mlの水を注
入し、目盛間の実際の排液量をメスシリンダにて
測定した。その結果を表1に示す。この結果、容
器本体1は上げ底部3を有し立体的に成形されて
いる為、500ml以下では±1%の誤差と優秀な成
績を示し、全体として見ても±10%以内と満足す
る結果を得た。
剤等を注入できる液体収納用容器に関するもので
ある。 (2) 先行技術およびその問題点 従来、栄養剤を入れる液体収納用容器として
は、硬質な容器と軟質な容器とがある。硬質な容
器は既存のイルリガードルの他に、支持脚と通気
孔のあるもの(特開昭57−193851)や、断続的に
投与できる保温瓶形式のもの(特公昭48−31277)
がある。しかし、これらはいずれも、輸送又は廃
棄する際かさばり又高価である。 軟質の容器としては、袋上部にくさび条の剛性
のある支持具が取り付けてあるもの(特開昭57−
34235)、又袋に液量表示目盛付の透視部のあるも
の(特開昭57−160740)、又投入口の蓋体に更に
薬剤投入口を設けたもの(特開昭56−1277)等が
ある。しかしこれらはいずれも平面的な袋体のた
め、栄養剤を投入する際、片手で袋体を、片手で
栄養剤をもつて投入するにしても操作性が悪く、
こぼすことが多々ある。 また、前もつて栄養剤を容器に封入し、液体の
注入口を再封鎖可能とするもの(特開昭57−
86275)のうち、袋体をスタンデイング式に立体
的に形成し、操作性を向上したものもある。 また、特開昭55−73265号は自立性の薄型プラ
スチツク性の注射容器を開示する。だが、これら
の先行技術はいずれも容器の底の軟度と底に接続
されているチユーブの軟度の関係につき考慮を払
つていないので、たとえば、容器を立てかけたと
き、その自重の大部分がチユーブに作用するの
で、チユーブが折れたり、閉塞したりする欠点が
ある。 発明の目的 本発明は以上述べた従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、容器を置き台の上に立てた状態
において、チユーブが折れたり、閉塞したりする
欠点を改良できる液体収納用容器を提案すること
にある。 発明の構成 上述した本発明の目的は、2枚重ねの軟質シー
トの両側がシールされた平面状側壁面を有する筒
状体の一方の端部近傍に、底部となる軟質のシー
トが張設され、前記底部にはこの底部より軟度の
低い液体排出用チユーブが設けられ、前記底部か
ら一方の端部まで側壁面部分を脚部とし、該脚部
には前記チユーブを挿通可能とする空間が設けら
れていることを特徴とする液体収納用容器によつ
て達成される。 発明の具体的説明及び作用 以下、本発明を好適な一実施例を示す図面を用
いて詳細に説明する。 第1図は本発明の一実施例に係る液体収納用容
器の外観図である。1は容器本体である。この容
器本体1の材質はシールの容易さ、及びスタンデ
イングするのに適度な硬さが必要であることか
ら、軟質の合成樹脂製シート、例えばラミネート
フイルムが用いられる。本実施例では表にナイロ
ン15μ、裏にポリエチレン100μをラミネートした
ラミネートフイルムを用いている。 容器本体1は上記ラミネートフイルム2枚を重
ねた状態で両側部2をシールすることにより、2
つの平面状側壁面を有する筒状に形成すると共
に、側壁面の下端から上方に所定長さ離れた位置
にラミネートフイルムをシールして上げ底部3を
形成し下方の上げ底部3に向つて次第に広がる立
体の袋状としてある。上げ底部3から下方に位置
する側壁部の部分は容器本体1を机上に立てて置
くときの脚部4となる。5は容器本体1の熱シー
ルした両側部2に設けられた孔に通して接続され
た吊り下げ用紐であり、この吊り下げ用紐5をス
タンドに懸けて容器本体1を吊り下げ、液体の投
与を行う。 7は上げ底部3に設けられた容器本体1内の液
体を外部に導くためのチユーブ接続用のノズルで
あり、硬質成形物より成る。 一般にラミネートフイルムに成形物を融着する
ことはフイルムが薄い為むずかしい面がある。本
実施例では第2図A,Bに示す如く成形物である
チユーブ接続用のノズル7を上げ底部3に設けら
れた孔3aに挿入し、チユーブ接続用ノズル7の
フランジ部7aを上げ底部3とラミネートフイル
ムより成る中央に孔20aを有する円状フイルム
20でサンドイツチさせてシールすることにより
チユーブ接続用ノズル7の接続を行つた。このよ
うにサンドイツチ状にシールすれば充分なシール
強度が得られる。この場合まずノズル7に円状フ
イルム20をシールした後、上げ底部3にシール
してもよく、また上記円状フイルム20及びノズ
ル7を同時に上げ底部3にシールしてもよい。シ
ール方法としては超音波シール又は熱シールが採
用される。なお、このときラミネートフイルムの
うち成形物とシールされる側の材質と成形物の材
質とは同じものが選ばれ、これが最もシール強度
が高い。即ち、フイルムの内側がポリエチレンで
あれば、成形物もポリエチレン、フイルムの内側
がポリプロピレンであれば成形物もポリプロピレ
ンを選定することが必要である。 8はノズル7に接続された軟質材料より成る接
続チユーブ、9は点滴筒、10はクレンメ、11
はコネクタである。 また容器本体1は透明に形成されていて、その
側壁面には図示の如く内容液の量を知る為に容量
目盛12が印刷表示されている。 容器本体1の上部には第3図に示す如く広口の
注入口1aが形成されており、かつ注入口1a近
傍には第4図のように水平方向に肉薄の折り目1
3が設けられていて、注入口1aの部分を折り曲
げ易くなつている。また、両側部2には折り曲げ
可能な芯材14(例えば針金状金属)が挟み込ま
れていて、第5図のように注入口1aの折り曲げ
状態が確実に保持できるようになつている。 また、容器本体1の脚部4には容器本体1を立
てて置いたときに接続チユーブ8を挿通可能とす
る大きさの空間部を形成する挿通孔4aが設けら
れている。この挿通孔4aがあることにより、接
続チユーブ8が邪魔になることなく、脚部4で容
器本体1を安定に立てて置くことができるように
なる。また更に、挿通孔4aは脚部4を三脚状に
形成した場合、この脚部間の空間を利用できるこ
とは勿論である。 以上の如く構成される液体収納用容器において
は、底を上げ底部3とし、かつ脚部4に挿通孔4
aを設けたので第6図に示す如く接続チユーブ8
を挿通孔4aに通した状態で机上21に安定に立
てることができる。 吊り下げ用紐5でスタンドに吊り下げたままだ
と、位置が高いので液体を注入しづらいが、図の
ように立てて置ければ、液体を入れるのが容易で
ある。また、液体を入れた後、しばらく机上に置
いておいたり、人体に投与後に再びスタンドから
外して机上21に置いておき、所定の時間が経過
してから再びベスタンドに吊り下げることもでき
る。又、スタンドを使用しないで机上21に置い
たままで人体への投与が可能になる。この場合、
投与の途中で薬液を混入させたりする操作が容易
となる。このように極めて使い勝手のよい容器が
得られる。 なお、容器本体1を立てたときには接続チユー
ブ8をある程度曲げて挿通孔4aに通すことにな
るが、上げ底部3が接続チユーブ8より硬いとき
には接続チユーブ8を曲げる角度が大きくなるた
め、接続チユーブ8が途中で折れ易くなる。この
ように接続チユーブ8が一旦折れると折れぐせが
ついてしまい、接続チユーブ8が閉塞したままと
なつてしまうおそれがある。従つて、接続チユー
ブ8の折れは防止しなければならない。そこで、
本実施例では、上げ底部3を接続チユーブ8より
も軟らかくなるように構成した。上げ底部3が接
続チユーブ8より軟らかいと、容器本体1を机上
21に立てたときに接続チユーブ8にかかる曲げ
の力が上げ底部3にかかることにより、第6図に
示す如く接続チユーブ8が変形するより先に上げ
底部3が接続チユーブ8の曲げ方向に変形するた
め接続チユーブ8はほとんど曲がらないで済むこ
とになる。これにより、接続チユーブ8の折れは
ほぼ完全に防止されるものである。 さらに、脚部4の挿通孔4aの入口の間隔を第
8図に示すように接続チユーブ8の外径よりも小
さい挿通孔4bのようにすれば接続チユーブ8を
固定することが可能となる。即ち、このようにす
れば容器本体1を持ち上げても接続チユーブ8が
挿通孔4aから外れなくなり、置くたびに接続チ
ユーブ8を挿通孔4aに通す面倒がなくなる。更
に第8図に示すように、挿通孔4bをチユーブの
外径よりも小とし、容器側面のシール部分に設け
れば、一旦挿通孔4aを通つたチユーブ8を孔4
bに掛けることができるのでチユーブのぶらつき
を防止できる。 次に、容器本体1に表示されている容量目盛1
2の精度を以下の実験により確認した。実験は容
器本体1を10個用意し、これらに1000mlの水を注
入し、目盛間の実際の排液量をメスシリンダにて
測定した。その結果を表1に示す。この結果、容
器本体1は上げ底部3を有し立体的に成形されて
いる為、500ml以下では±1%の誤差と優秀な成
績を示し、全体として見ても±10%以内と満足す
る結果を得た。
【表】
更に、本発明の液体収納用容器はラミネートフ
イルムより成る為、一般の塩ビ製バツクより透明
度が遥かに優れている為内容液の確認が容易であ
り、溶解不足による脂肪分の分離や、不容物の存
在が事前に発見できる為に安全で便利である。 発明の具体的効果 以上述べた如く本発明は、2枚重ねの軟質シー
トの両側がシールされた平面状側壁面を有する筒
状体の一方の端部近傍に、底部となる軟質のシー
トが張設され、前記底部にはこの底部より軟度の
低い液体排出用チユーブが設けられ、前記底部か
ら一方の端部まで側壁面部分を脚部とし、該脚部
には前記チユーブを挿通可能とする空間が設けら
れるように構成されているので、チユーブに力が
作用したとき、2枚重ねの軟質シートの両端(折
りたたみ点)を中心に袋体の形状を変えるように
袋体が柔軟に変形して外力を吸収する。このた
め、容器を置き台の上に立ててもチユーブが折れ
たり、閉塞したりすることのない優れた液体収納
用容器を提供できる。また、この構成のため容器
内の液体のほぼ全部をはき出すことも可能とな
る。
イルムより成る為、一般の塩ビ製バツクより透明
度が遥かに優れている為内容液の確認が容易であ
り、溶解不足による脂肪分の分離や、不容物の存
在が事前に発見できる為に安全で便利である。 発明の具体的効果 以上述べた如く本発明は、2枚重ねの軟質シー
トの両側がシールされた平面状側壁面を有する筒
状体の一方の端部近傍に、底部となる軟質のシー
トが張設され、前記底部にはこの底部より軟度の
低い液体排出用チユーブが設けられ、前記底部か
ら一方の端部まで側壁面部分を脚部とし、該脚部
には前記チユーブを挿通可能とする空間が設けら
れるように構成されているので、チユーブに力が
作用したとき、2枚重ねの軟質シートの両端(折
りたたみ点)を中心に袋体の形状を変えるように
袋体が柔軟に変形して外力を吸収する。このた
め、容器を置き台の上に立ててもチユーブが折れ
たり、閉塞したりすることのない優れた液体収納
用容器を提供できる。また、この構成のため容器
内の液体のほぼ全部をはき出すことも可能とな
る。
第1図は本発明の一実施例に係る液体収納用容
器の外観図、第2図A,Bは夫々液体収納用容器
の上げ底部に設けるノズルの接続構造を示す図、
第3図は第1図の液体収納用容器の注入口を示す
一部外観図、第4図は第3図のA−A線における
断面図、第5図は第1図に示す液体収納用容器の
注入口を折り曲げた状態の一部側面図、第6図は
第1図に示す液体収納用容器を机上に立てて置い
た状態の側面図、第7図は液体収納用容器の脚部
に設けた挿通孔の他例を示す部分図、第8図は第
7図の更に他例を示す部分図である。 ここで、1……容器本体、3……上げ底部、4
……脚部、4a……挿通孔、7……ノズル、8…
…接続チユーブである。
器の外観図、第2図A,Bは夫々液体収納用容器
の上げ底部に設けるノズルの接続構造を示す図、
第3図は第1図の液体収納用容器の注入口を示す
一部外観図、第4図は第3図のA−A線における
断面図、第5図は第1図に示す液体収納用容器の
注入口を折り曲げた状態の一部側面図、第6図は
第1図に示す液体収納用容器を机上に立てて置い
た状態の側面図、第7図は液体収納用容器の脚部
に設けた挿通孔の他例を示す部分図、第8図は第
7図の更に他例を示す部分図である。 ここで、1……容器本体、3……上げ底部、4
……脚部、4a……挿通孔、7……ノズル、8…
…接続チユーブである。
Claims (1)
- 1 2枚重ねの軟質シートの両側がシールされた
平面状側壁面を有する筒状体の下端部近傍に、底
部となる軟質のシートが張設され、前記底部には
この底部より軟度の低い液体排出用チユーブが設
けられ、前記底部から前記下端部までの側壁面部
分を脚部とし、該脚部には前記チユーブを挿通可
能とする空間が設けられていることを特徴とする
液体収納用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61006577A JPS62164463A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 液体収納用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61006577A JPS62164463A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 液体収納用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62164463A JPS62164463A (ja) | 1987-07-21 |
JPH0380024B2 true JPH0380024B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=11642180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61006577A Granted JPS62164463A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 液体収納用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62164463A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2002179090A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-26 | Kishimoto Sangyo Co Ltd | 可撓シート製流体収納容器 |
JP4619564B2 (ja) * | 2001-03-28 | 2011-01-26 | Kisco株式会社 | 吊り紐付きプラスチックシート袋体及びその吊り紐収納方法 |
WO2002092447A1 (fr) * | 2001-05-11 | 2002-11-21 | Kishimoto Sangyo Co., Ltd. | Sac en plastique destine a stocker un liquide et dote de moyens de deformation par pliage |
JP4619573B2 (ja) * | 2001-05-25 | 2011-01-26 | Kisco株式会社 | 紐収納手段を有する吊り紐付きプラスチックシート袋体 |
JP5953731B2 (ja) * | 2011-12-16 | 2016-07-20 | 味の素株式会社 | パウチ容器 |
JP6843830B2 (ja) * | 2016-02-25 | 2021-03-17 | テルモ株式会社 | 医療用バッグユニット |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5573265A (en) * | 1978-11-25 | 1980-06-02 | Mitsui Petrochemical Ind | Vessel for injection in plastic |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP61006577A patent/JPS62164463A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5573265A (en) * | 1978-11-25 | 1980-06-02 | Mitsui Petrochemical Ind | Vessel for injection in plastic |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62164463A (ja) | 1987-07-21 |
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