JPH03198308A - 誘導電器鉄心及びその製造方法 - Google Patents
誘導電器鉄心及びその製造方法Info
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- JPH03198308A JPH03198308A JP33934689A JP33934689A JPH03198308A JP H03198308 A JPH03198308 A JP H03198308A JP 33934689 A JP33934689 A JP 33934689A JP 33934689 A JP33934689 A JP 33934689A JP H03198308 A JPH03198308 A JP H03198308A
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 33
- 230000006698 induction Effects 0.000 title claims description 24
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Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分身)
本発明は変圧器等の誘導電器に使用される誘導電器鉄心
及びその製造方法に関する。
及びその製造方法に関する。
(従来の技術)
変圧器等の誘導電器、特に大容量誘導電器の鉄心は、方
向性珪素鋼帯などを切断して作った鉄心素片を積層して
構成されている。この誘導電器鉄心は例えばコーナ一部
等では第5図に示されたように鉄心素片1同士が突合わ
せ接合され、全体として閉じた磁路が構成される。この
接合部には僅かな間隙2が生じ、この間隙2において磁
束が遮断され矢印で示したように上下の鉄心素片1に渡
って流れる。
向性珪素鋼帯などを切断して作った鉄心素片を積層して
構成されている。この誘導電器鉄心は例えばコーナ一部
等では第5図に示されたように鉄心素片1同士が突合わ
せ接合され、全体として閉じた磁路が構成される。この
接合部には僅かな間隙2が生じ、この間隙2において磁
束が遮断され矢印で示したように上下の鉄心素片1に渡
って流れる。
これらの間隙2は積層方向、すなわち、上下方向に一つ
置きに位置が一致しているので、間隙2において磁路の
面積が半減し、誘導電器鉄心全体の磁気特性が大幅に低
下してしまう。
置きに位置が一致しているので、間隙2において磁路の
面積が半減し、誘導電器鉄心全体の磁気特性が大幅に低
下してしまう。
第6図に示された構成の誘導電器鉄心は接合部が階段重
ね(ステップラップ)されている。この階段重ねによっ
て各層の間隙2の位置が鉄心素片1の長手方向にずれて
いるため、磁気特性が第5図の構成に比べて向上する。
ね(ステップラップ)されている。この階段重ねによっ
て各層の間隙2の位置が鉄心素片1の長手方向にずれて
いるため、磁気特性が第5図の構成に比べて向上する。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、この階段重ね接合は構成が複雑であり、作業
の自動化、機械化が困難であり、鉄心組立作業が熟練を
要し作業性が悪く、結局誘導電器鉄心の製造コストの上
昇を招くという問題があった。特にコイルと組合せた後
のヨーク鉄心の挿入作業は自動化、機械化が極めて困難
であるため、上述の間層の解決が強く望まれていた。
の自動化、機械化が困難であり、鉄心組立作業が熟練を
要し作業性が悪く、結局誘導電器鉄心の製造コストの上
昇を招くという問題があった。特にコイルと組合せた後
のヨーク鉄心の挿入作業は自動化、機械化が極めて困難
であるため、上述の間層の解決が強く望まれていた。
そこで、本発明の目的は鉄心組立作業を単純化し、誘導
電器鉄心の製造コストを低減することができる誘導電器
鉄心及びその製造方法を提供することにある。
電器鉄心の製造コストを低減することができる誘導電器
鉄心及びその製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
この目的を達成するために第1の発明の誘導電器鉄心は
、少なくとも三枚以上の鉄心素片を階段重ねに積層した
状態で有機接着剤によって互いに接着固定して鉄心素片
接着積層体を構成し、これらの鉄心素片接着積層体を複
数個組合わせて構成されることを特徴とするものである
。
、少なくとも三枚以上の鉄心素片を階段重ねに積層した
状態で有機接着剤によって互いに接着固定して鉄心素片
接着積層体を構成し、これらの鉄心素片接着積層体を複
数個組合わせて構成されることを特徴とするものである
。
また第2の発明は、少なくとも三枚以上の鉄心素片を階
段重ねに積層してなる積層体を一単位として複数単位積
層し、これらの複数単位の積層体に端部から液体の有機
接着剤を塗布し、上記鉄心素片が互いに接着固定された
後に上記積層体を各単位毎に分離し、この分離された複
数の積層体を組合せて誘導電器鉄心を製造することを特
徴とするものである。
段重ねに積層してなる積層体を一単位として複数単位積
層し、これらの複数単位の積層体に端部から液体の有機
接着剤を塗布し、上記鉄心素片が互いに接着固定された
後に上記積層体を各単位毎に分離し、この分離された複
数の積層体を組合せて誘導電器鉄心を製造することを特
徴とするものである。
(作 用)
第1の発明では、鉄心素片は複数枚階段重ねに積層した
状態で接着固定されて鉄心素片接着積層体を構成してい
るので、鉄心積層組立作業は鉄心素片接着積層体を取扱
いの単位として行われる。
状態で接着固定されて鉄心素片接着積層体を構成してい
るので、鉄心積層組立作業は鉄心素片接着積層体を取扱
いの単位として行われる。
従って、作業性が良く、鉄心積層組立作業が非常に能率
的行うことができる。
的行うことができる。
第2の発明では、積層体を複数単位積層した状態で液体
有機接着剤の塗布を行い、その後に積層体を各単位毎に
分離する。従って、液体有機接着剤の塗布作業が非常に
効率的になる。
有機接着剤の塗布を行い、その後に積層体を各単位毎に
分離する。従って、液体有機接着剤の塗布作業が非常に
効率的になる。
(実施例)
以下、本発明による誘導電器鉄心及びその製造方法の一
実施例を第5図及び第6図と同一部分には同一符号を付
して示した第1図乃至第4図を参照して説明する。
実施例を第5図及び第6図と同一部分には同一符号を付
して示した第1図乃至第4図を参照して説明する。
第1図において、4枚の鉄心素片1は順次下層の鉄心素
片1が所定量d1例えば約2 mm突出し階段重ねに積
層された状態で有機接着剤3によって互いに接着固定さ
れ、鉄心素片接着積層体4を構成している。鉄心素片1
は表面が第2図に示されたように45″の端部を持つ台
形状であり、この台形状鉄心素片1は厚さ0.23mm
の方向性珪素鋼帯を切断することによって作られる。有
機接着剤3は鉄心素片1の端部に比較的多量に付着しか
つ隣接する鉄心素片1の間隙5内に入り込んでいる。な
お、有機接着剤3はフェスとアセトンを重量比1:2で
混合したものが使用される。
片1が所定量d1例えば約2 mm突出し階段重ねに積
層された状態で有機接着剤3によって互いに接着固定さ
れ、鉄心素片接着積層体4を構成している。鉄心素片1
は表面が第2図に示されたように45″の端部を持つ台
形状であり、この台形状鉄心素片1は厚さ0.23mm
の方向性珪素鋼帯を切断することによって作られる。有
機接着剤3は鉄心素片1の端部に比較的多量に付着しか
つ隣接する鉄心素片1の間隙5内に入り込んでいる。な
お、有機接着剤3はフェスとアセトンを重量比1:2で
混合したものが使用される。
第3図は鉄心素片接着積層体4の製作方法を示したもの
で、2 +a+sずつずらされて階段重ねに積層された
4枚の鉄心素片1から構成される積層体が6個積層され
ている。すなわち、合計24枚の鉄心素片1が4枚で一
単位の積層体を構成するように順次積層されている。ス
プレー6は液体有機接着剤3をこれらの鉄心素片1の端
部に向けて噴霧塗布する。塗布された液体有機接着剤3
は隣接する鉄心素片1の隙間に浸透し、鉄心素片1を互
いに接着固定する。この後に図示を省略した刃物状の金
具をくさびとして使用して、鉄心素片1を4枚毎に分離
して鉄心素片接着積層体4を作る。このように鉄心素片
1を予め積層した後に液体有機接着剤3を塗布して接着
固定した場合は、各鉄心素片1に液体有機接着剤3を塗
布した後に鉄心素片1を積層して固定した場合に比べて
、占積率の低下を防止できかつ鉄心素片に生ずる応力の
発生も小さくすることができ、磁気特性を向上させるこ
とができる。
で、2 +a+sずつずらされて階段重ねに積層された
4枚の鉄心素片1から構成される積層体が6個積層され
ている。すなわち、合計24枚の鉄心素片1が4枚で一
単位の積層体を構成するように順次積層されている。ス
プレー6は液体有機接着剤3をこれらの鉄心素片1の端
部に向けて噴霧塗布する。塗布された液体有機接着剤3
は隣接する鉄心素片1の隙間に浸透し、鉄心素片1を互
いに接着固定する。この後に図示を省略した刃物状の金
具をくさびとして使用して、鉄心素片1を4枚毎に分離
して鉄心素片接着積層体4を作る。このように鉄心素片
1を予め積層した後に液体有機接着剤3を塗布して接着
固定した場合は、各鉄心素片1に液体有機接着剤3を塗
布した後に鉄心素片1を積層して固定した場合に比べて
、占積率の低下を防止できかつ鉄心素片に生ずる応力の
発生も小さくすることができ、磁気特性を向上させるこ
とができる。
4枚の鉄心素片1からなる鉄心素片接着積層体4を1単
位として、すなわちワンピース部品として取扱って複数
の鉄心素片接着積層体4を組合せ、第4図に示された鉄
心6を作る。
位として、すなわちワンピース部品として取扱って複数
の鉄心素片接着積層体4を組合せ、第4図に示された鉄
心6を作る。
なお、接着剤3は塗布時には鉄心素片1の間隙5内に流
入できる充分な流動性を有し、かつその接着強度は鉄心
6の組立作業中には鉄心素片接着積層体4の4枚の鉄心
素片1が一体性を保持するが、刃物状の金具を使用すれ
ば容易に鉄心素片1を分離することができるように定め
られている。
入できる充分な流動性を有し、かつその接着強度は鉄心
6の組立作業中には鉄心素片接着積層体4の4枚の鉄心
素片1が一体性を保持するが、刃物状の金具を使用すれ
ば容易に鉄心素片1を分離することができるように定め
られている。
また、接着剤3を重量比2:3=3のワニスとアセトン
とメタノールから構成すれば、接着効果と共に鉄心素片
1の防錆作用を持たせることができる。
とメタノールから構成すれば、接着効果と共に鉄心素片
1の防錆作用を持たせることができる。
以上の説明から明らかなように、第1の発明の誘導電器
鉄心は、少な(とも三枚以上の鉄心素片を階段重ねに積
層した状態で有機接着剤によって互いに接着固定して鉄
心木片接着積層体を構成し、これらの鉄心素片接着積層
体を複数個組合わせて構成されるため、鉄心の積層作業
において鉄心素片接着積層体をワンピース部品として取
扱うことができ、作業時間が大幅に短縮され、製造コス
トを低減することができる。
鉄心は、少な(とも三枚以上の鉄心素片を階段重ねに積
層した状態で有機接着剤によって互いに接着固定して鉄
心木片接着積層体を構成し、これらの鉄心素片接着積層
体を複数個組合わせて構成されるため、鉄心の積層作業
において鉄心素片接着積層体をワンピース部品として取
扱うことができ、作業時間が大幅に短縮され、製造コス
トを低減することができる。
また第2の発明の誘導電器鉄心の製造方法は、少なくと
も三枚以上の鉄心素片を階段重ねに積層してなる積層体
を一単位として複数単位積層し、これらの複数単位の積
層体に端部から液体の有機接着剤を塗布し、上記鉄心素
片が互いに接着固定された後に上記積層体を各単位毎に
分離し、この分離された複数の積層体を組合せて誘導電
器鉄心を製造するため、鉄心素片の積層作業が簡単にな
り安価に誘導電器鉄心を製造することができることに加
えて、占積率の低下を防止できかつ鉄心素片に生ずる応
力の発生も小さくでき、磁気特性の優れた誘導電器鉄心
を製造することができる。
も三枚以上の鉄心素片を階段重ねに積層してなる積層体
を一単位として複数単位積層し、これらの複数単位の積
層体に端部から液体の有機接着剤を塗布し、上記鉄心素
片が互いに接着固定された後に上記積層体を各単位毎に
分離し、この分離された複数の積層体を組合せて誘導電
器鉄心を製造するため、鉄心素片の積層作業が簡単にな
り安価に誘導電器鉄心を製造することができることに加
えて、占積率の低下を防止できかつ鉄心素片に生ずる応
力の発生も小さくでき、磁気特性の優れた誘導電器鉄心
を製造することができる。
ff11図は本発明による誘導電器鉄心の鉄心素片接着
積層体の一例を示した断面図、第2図は第1図の鉄心素
片接着積層体を構成する鉄心素片を示した平面図、第3
図は第1図の鉄心素片積層体に接着剤を塗布する作業を
示した説明図、第4図は本発明による完成した誘導電器
鉄心を示した平面図、第5図及び第6図は夫々従来の誘
導電器鉄心の構成を示した断面図である。 1・・・鉄心素片、3・・・有機接着剤、4・・・鉄心
素片接着積層体。 第 1 図
積層体の一例を示した断面図、第2図は第1図の鉄心素
片接着積層体を構成する鉄心素片を示した平面図、第3
図は第1図の鉄心素片積層体に接着剤を塗布する作業を
示した説明図、第4図は本発明による完成した誘導電器
鉄心を示した平面図、第5図及び第6図は夫々従来の誘
導電器鉄心の構成を示した断面図である。 1・・・鉄心素片、3・・・有機接着剤、4・・・鉄心
素片接着積層体。 第 1 図
Claims (2)
- 1.少なくとも三枚以上の鉄心素片を階段重ねに積層し
た状態で有機接着剤によって互いに接着固定して鉄心素
片接着積層体を構成し、これらの鉄心素片接着積層体を
複数個組合わせて構成したことを特徴とする誘導電器鉄
心。 - 2.少なくとも三枚以上の鉄心素片を階段重ねに積層し
てなる積層体を一単位として複数単位積層し、これらの
複数単位の積層体に端部から液体の有機接着剤を塗布し
、上記鉄心素片が互いに接着固定された後に上記積層体
を各単位毎に分離し、この分離された複数の積層体を組
合せて誘導電器鉄心を製造することを特徴とする誘導電
器鉄心の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33934689A JPH03198308A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 誘導電器鉄心及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33934689A JPH03198308A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 誘導電器鉄心及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03198308A true JPH03198308A (ja) | 1991-08-29 |
Family
ID=18326581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33934689A Pending JPH03198308A (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 誘導電器鉄心及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03198308A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7397161B2 (en) * | 2005-05-06 | 2008-07-08 | Lg Electronics Inc. | Outer core assembly structure of linear motor |
JP2020009991A (ja) * | 2018-07-12 | 2020-01-16 | 東芝産業機器システム株式会社 | 静止誘導機器用積層鉄心及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP33934689A patent/JPH03198308A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7397161B2 (en) * | 2005-05-06 | 2008-07-08 | Lg Electronics Inc. | Outer core assembly structure of linear motor |
JP2020009991A (ja) * | 2018-07-12 | 2020-01-16 | 東芝産業機器システム株式会社 | 静止誘導機器用積層鉄心及びその製造方法 |
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