JPH0224557A - 粒子測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えばフローサイトメータのように、被検粒
子にレーザー光等を照射し、散乱光又は蛍光を検出して
被検粒子の性質、構造等を解析する粒子測定装置に関す
るものである。

［従来の技術］ 従来のフローサイトメータでは、フロ−セル中央部２０
０μｒｎＸ２００ＡＬｍ程度の微小な矩形断面を有する
流通部内にシース液で包まれた被検粒子を通過させ、照
射光による生ずる散乱光や蛍光を測定して被検粒子の大
きさ、形状、屈折率等の情報を得ることができる。

第４図は従来例を示し、レーザー光源１の光軸０１上に
は結像レンズ２．光軸０１と垂直方向に流通部３ａを有
するフローセル３、ストッパ４、集光レンズ５、光検出
器６が順次に配列され、また光軸０１及び流通部３ａと
それぞれ直交する光軸０２上には、フローセル３側から
集光レンズ７、グイクロイックミラー８．９、反射鏡１
０が順次に配列され、更にグイクロイックミラー８の反
射光路上にはレンズ１１、フィルタ１２．光検出器１３
が、グイクロイックミラー９の反射光路上には１／ンズ
１４、フィルタ１５、光検出器１６が、また反射鏡ｌＯ
の反射光路上にはレンズ１７．フィルタ１８．光検出器
１９がそれぞれ配列されている。

レーザー光源１から出射されたレーザー光は結像レンズ
２を経て収斂し、フローセル３の流通部３ａを流れるサ
ンプル液を照射する。このとき、サンプル液中を１列に
なって流れる被検粒子にレーザー光が照射され、散乱光
及び蛍光が生ずる。前方散乱光は集光レンズ５により集
光され光検出器６で受光されるが、この際に被検粒子に
より散乱されずにそのまま透過した強力なレーザー光は
ストッパ４により遮断される。一方、９０度側方散乱光
及び蛍光は集光レンズ７により集光され、側方散乱光は
ダイクロイックミラー８で反射され、レンズ１１、フィ
ルタ１２を経て光検出器１３で受光され、緑色蛍光はダ
イクロイックミラー９で反射し、レンズ１４、フィルタ
１５を経て光検出器１６で受光され、また赤色蛍光は反
射鏡１０で反射し、レンズ１７、フィルタ１８を経て光
検出器１９で受光される。更に、これら光検出器１３．
１６．１９の出力により粒子解析の演算がなされる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来例では全血め試料を用い
て白血球を測定する場合に、赤血球と白血球の数の比率
が１ｏｏｏ対１と圧倒的に異なるため、白血球の情報を
得るためにその１００倍の赤血球の測定データを合わせ
て記録しなければならない、このため、予め遠心分離や
溶血処理等により赤血球を取り除く前処理作業が必要と
なる。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上述のような予備処理を無くし、赤血
球からの信号を識別することにより、赤血球の情報を除
外してデータに取り込まない粒子測定装置を提供するこ
とにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は。

サンプル液中の被検粒子に照射光を照射する手段と、被
検粒子による光情報を検出する検出手段と、該検出手段
からの光情報により被検粒子の解析を行う解析手段とを
備えた粒子測定装置において、血液をサンプル液とした
場合の血液中の赤血球特有の光情報を検知する検知手段
と、該検知手段の出力により赤血球の光情報を除去する
除去手段とを有することを特徴とする粒子測定装置であ
る。

［発明の実施例］ 本発明を第１図、第２図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。なお、第４図と同一の符号は同一の部材を
表している。

第１図は第１の実施例を示し、フローセル流通部３ａに
直交する光軸０３上に白色光源２０．集光レンズ２１、
流通部３ａ、ストッパ２２が順次に配列され、また流通
部３ａ及び光軸０３にそれぞれ直交する光軸０４上に流
通部３ａ側から集光レンズ２３、ダイクロイックミラー
２４、光検出器２５が順次に配列され、ダイクロイック
ミラー２４の反射光路上には光検出器２６が配置されて
いる。

そして、光検出器２５．２６の出力はそれぞれ演算処理
回路２７に接続されている。

上述の構成において、白色光源２０から出射した白色光
は集光レンズ２１により集光され、流通部３ａ内を流れ
るサンプル液を照射する。サンプル液内の赤血球、白血
球、その他の被検粒子を照射した白色光は、それぞれ波
長域の異なる散乱光となって散乱し、被検粒子で散乱さ
れずに透過した白色光はストッパ２２によって遮光され
る。被検粒子からの側方反射光は集光レンズ２３により
集光され、例えば５９０ｎｍ以上の波長光を透過するダ
イクロイックミラー２４により波長分割され、赤色の波
長光はダイクロイックミラー２４で反射され光検出器２
６で検出される。演算処理回路２７においては、光検出
器２５．２６の出力を比較して、赤色の波長成分が相対
的に大きければ赤血球からの散乱光であると判別できる
。従って、この散乱光に相出する検体粒子を除去すれば
赤血球を測定対象から除去できることになる。

白色光の照射位置はフローセル３の流通部３ａの何れの
位置でもよいが、前述した被検粒子の大きさ、形状等を
測定するレーザー光の照射位置と異なる場合には、赤血
球識別４８号と粒子形状測定信号とを同期させることに
より、被検粒子が赤血球でないと識別されたときだけ、
形状測定信号をデータとして記録するように制御するこ
とができる。

第２図は第２の実施例を示し、第１図の集光レンズ２３
の後方でダイクロイックミ５−２４により波長分割をす
る代りに分光器２８及びＣＣＤラインセンサ２９を組み
合せて反射光の波長分割を行うこともできる。

第３図は第１図のグイクロイックミラー２４の代りにプ
リズム３０を用いた実施例である。

また、特に白色光源２０を用いなくとも、レーザー光を
照射した場合の赤血球の反射・吸収特性を予め調べてお
き、レーザー光を用いて粒子の大きさ、形状を測定する
と同時に赤血球の識別を行ってもよい。

〔発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る粒子測定装置は、赤血
球を識別して赤血球データの記録を行わずに、白血球等
の赤血球以外の被検粒子を測定する場合にデータの記録
容量及び記録動作に関する能率が向上し、また前処理に
より予め赤血球を取り除く必要もなくなり、全血のまま
サンプル液として使用することができる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図〜第３図は本発明に係る粒子測定装置の実施
例を示し、第１図、第２図、第３図はそれぞれ第１．１
２、第３の実施例の構成図であり、第４図は従来例の構
成図である。 符号１はレーザー光源、３はフローセル、３ａは流通部
、２０は白色光源、２１．２３は集光レンズ、２２はス
トッパ、２４はグイクロイックミラー、２５．２６は光
検出器、２７は演算処理回路、２８は分光器、２９はＣ
ＣＤラインセンサ。 ３０はプリズムである。 特許出願人　　　キャノン株式会社 ｓｉ図 箭４図 １１３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、サンプル液中の被検粒子に照射光を照射する手段と
   、被検粒子による光情報を検出する検出手段と、該検出
   手段からの光情報により被検粒子の解析を行う解析手段
   とを備えた粒子測定装置において、血液をサンプル液と
   した場合の血液中の赤血球特有の光情報を検知する検知
   手段と、該検知手段の出力により赤血球の光情報を除去
   する除去手段とを有することを特徴とする粒子測定装置
   。