JPH01213161A - 自立袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱溶接性シートｔａ料からなる自立袋に関し
、さらに詳しくは、相互に端部に沿って結合された前面
および背面から構成されると共に、この前面または背面
に、取りはずし自在なねじ込みキャップのねじ部と螺合
するねじ部が形成されているパイプソケットからなる再
封鎖可能なねじ付き封緘体が設けられている自立袋に関
する。

〔従来の技術〕

いわゆる使い捨て（ｏ　ｎ　ｅ　　ｗ　ａ　ｙ　）袋か
、種々の実施形態において知られている。これは、たと
えば飲料を収容するために利用されており、その場合、
その袋は利用者が一回に消費してしまう量の飲料を収容
する一回分量用袋として設計されていることが通常であ
る。このタイプの袋の前面には、通常、飲用ストロ−を
突刺すことかできる弱化部分が形成され、このストロ−
は、その後、液体内容物を袋から抽出するために使用さ
れる。この種の袋の液体内容物によっては、この袋を切
断開封して、その内容物を取出して空にすることも普通
に行なわれている。

この種の袋は空にされた時は、極めて小さくすることか
できるから、使い捨てにすることか可能である。しかし
、他方、このタイプの袋は再度密封することができない
ことから、消費者はその内容物をすべて飲用するか、あ
るいは持ち運びできない液体の場合は、その内容物のす
べてを注ぎ出すことにより、常にその袋を完全に空にし
なければならない。

米国特許節４，５４２，５３０号明細書に示されるよう
に、袋の内部から袋の壁体に栓のソケッＩ・が固定され
ている栓を設けた柔軟な容器か知られている。このタイ
プの結合部は、ねじ込みキャップを締付けおよびゆるめ
ることにより生じる力に抵抗することはできないが、こ
の袋にはかなり小さい力しか必要としない特別の計量蛇
口または栓か設けられている。

従って、上記米国特許明細書に記載の技術は、前述した
タイプの自立袋とは異なる。

一方、前述したタイプの自立袋は、西独特許出願公開第
１７８６０１９号明細書に記載されている。この袋の一
方の平坦面には、フランジにより袋の外面に固定された
ねじ付き封緘体が設けられている。このタイプの自立袋
の場合は、常に漏出の危険がある。これは、時にねじ付
き封緘体を再密封する際に生しる大きなトルクが、袋を
破損させる可能性を有することがその理由である。

〔発明が解決しようとする課題〕

したがって、本発明の目的は、前述したタイプの自立袋
であって、パイプソケットか、その袋への結合部がねじ
込みキャップを締付けおよびゆるめる際に発生する力に
対して抵抗力を有することにより、袋の破損、漏出を生
じないように袋に固定されている自立袋を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、前記目的は、ねじ付き封緘体のパイプ
ソケットが袋に貫通すると共に、その内端部か溶接フラ
ンジを介して袋の内壁−面に固定され、上記溶接フラン
ジが袋の対応する面と協同して半径方向外方に開口する
Ｖ字形円周溝を形成するように面取りされた外周縁部を
有し、上記Ｖ字形円周溝が溶接作業中に溶融して形成さ
れる密封層により少なくとも部分的に充填されるように
することにより達成される。

〔発明の作用及び態様〕

本発明の解決法によれば、袋のそれぞれ前面または背面
のねじ込みキャップを締付けおよびゆるめることにより
生しるトルクを、特に予期できない程効果的に消散する
ことか可能になる。

溶接フランジが袋のシート材料に溶接される時、フラン
ジの面取りされた外周縁部により形成されたＶ字形円周
溝は、そこに溶融利料を収集する作用を有し、従って、
袋の材料と溶接フランジとの間に、このフランジの周縁
部に沿って特に抵抗力を有する結合部か確立される。

これは、溶接フランジの周縁部においてねじ付き封緘体
の操作により生じるトルクが、袋のシート材料のそれぞ
れ前面または背面に伝えられるために特に重要である。

シート材料の肉厚は、溶接フランジのサイズに対応して
適切に選定される。

フランジの面取り周縁部を約４５°の傾斜角度を有する
ように形成することが、特に有利であることか分ってい
る。

特に、薄肉の複合ンート祠料の場合は、溶接フランジの
径は少なくともパイプソケットの径の２倍にして、ねじ
付き封緘体により生じるトルクに対して容易に抵抗でき
るように選定することか有利である。

別の有利な形態においては、袋の下部には挿着底部が設
けられ、またねじ付き封緘体が袋の上方部に配置される
。袋の内容物の取出しが容易であることの他に、このね
じ付き封緘体の構成により、３つの側部すなわち長平方
向両側部および頂端部に沿う強化溶接継目により袋の各
面が縁取りされている場所にねじ付き封緘体か配置され
、それによりこの位置における背面の該側部の強度が改
良されるという利点が提供される。たとえば、ねじ付き
封緘体が最初に開封される時に、比較的大きなトルクが
作用された場合でも、シート材料の変形をもたらすこと
はなく、あるいは有っても、容認できる程度のものにす
ぎない。これにより、複合シート材料の肉厚をさらに減
少させることができるが、ねじ付き封緘体の溶接フラン
ジと溶接継目との間の距離に応して減少させることが必
要である。

〔実　施　例〕

本発明の実施例を図面を参照して、例示的に説明するこ
とにする。

第１図に、この発明の自立袋が示されている。

自立袋は熱溶接性複合シート材料１から形成され、この
シート材料１は、この実施例においては、熱溶接性内側
プラスチック層１０、アルミニウム層１１および外側プ
ラスチック層１２からなる３層シート材料で構成されて
いる。袋は、前面２と、第１図には詳細に示されていな
い背面とを有する。袋の下端部分内へ底部３が挿着され
ており、この底部３は前面２および背面に対して、溶接
継目４により結合されている。底部３の上方において、
背面が同様に前面２に対して、溶接継目５により結合さ
れている。前面２、底部３および背面の相互の溶接は、
熱および圧力の作用により常法に従って行なわれる。

第１図に示されるように、袋の上方部分には再密封可能
な排出口部６が設けられる。第２図に明瞭に示されるよ
うに、排出口部６はねじ付き封緘体として形成されてい
ると共に、そのパイプソケット７は袋、あるいはその前
面２を貫通して、そこから外側へ突出している。パイプ
ソケット７の内端部は溶接フランジ８を有し、このフラ
ンジ８によりパイプソケット７が袋の内壁面９に固定さ
れる。

パイプソケット７には、取りはずし自在なねじ込みキャ
ップ１３の内部ねじ部と螺合する外部ねじ部が設けられ
ている。

第２図は、パイプソケット７から分離された、ねじをは
ずされた状態のねじ込みキャップ１３を示している。

ねじ付き封緘体は袋の前面２に対して、複合シート材料
１の熱溶接プラスチック層１０をねじ付き封緘体の溶接
フランジ８に溶接することにより固定される。

溶接フランジ８の外周縁部１４は面取りされ、この面取
り部は袋の対応する側面、すなわち前面２と協同して、
半径方向外向きに開くＶ字形円周溝１５を形成している
。面取り外周縁部１４の傾斜角度は約４５°が好ましい
。

複合シート材料１が溶接フランジ８に溶接される時、プ
ラスチック層１０が溶融される。こうして溶融されたプ
ラスチック層部分は半径方向外方へ移動されて、円周溝
１５を少なくとも部分的に満たす。円周溝１５のＶ字形
状が、溶融プラスチック材料を引入れる作用を有する集
束間隙を形成する結果をもたらしている。その結果、溶
接フランジ８の外周縁部１４と複合シート材料１との間
に、特に緊密な接合部がもたらされる。

溶接フランジ８の径りは、パイプソケッ７の径ｄの少な
くとも２倍にされる。例示した実施例においては、径り
は径ｄの丁度２．５倍とされている。

本発明の効果およびそれにより達成される利点について
、自立袋のねじ付き封緘体の開閉に関連して以下に説明
する。

第２図に示される状態から初めて、ねじ込みキャップ１
３をパイプソケット７上に締イ１けることにより、ねじ
付き封緘体が封鎖される時、トルクか生じ、これは溶接
フランジ８により自立袋の前面２に伝達される。袋の変
形をできるたけ制限し、かつ生じる可能性のある漏れを
避けるために、溶接フランジの外周縁部とねじ付き封緘
体６の中心との間の半径方向距離を、できるたけ大きく
することか重要である。これは、溶接フランジ８の径り
をできるたけ大きく選定することにより達成できるが、
溶接フランジ８が複合シート材料１に対して、外周縁部
１４を含むと共に外周縁部１４まて固定的に接合された
時にのみ、所望の効果が達成できる。そうでなければ、
大きい径りを選定することか、大きい助けになるという
わけてはない。

面取り外周縁部］４と、それにより形成される円周溝１
５とを設けることにより、プラスチック層１０のプラス
チック材料は、溶融状態において円周溝１５内に流入し
、その結果、溶接フランジ８の外周縁部１４と複合シー
ト制料１のプラスチック層］０との間に緊密な溶接結合
部が形成される。このような構成により、自立袋にねじ
付き封緘体を装着することか経済的に興味をもたらすも
のとなり、その理由は、封緘体の密封特性に関する高い
信頼性、および複合シート材料１とねじ付き封緘体６と
の間の結合部の耐トルク性が、安価に達成できるからで
ある。

ねじ付き封緘体の開封により生じるトルクは、同様に袋
の前面２により吸収される。

ここに説明されたタイプの自立袋は、任意の種類の液体
を包装するのに特に適している。

ねじ付き封緘体のねじ込みキャップには、もちろん既知
の保証リングが設けられて、ねじ付き封緘体が既に開封
されたかどうかを確認できるようにすることができる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明の前述したタイプの自立袋におい
ては、パイプソケットの溶接フランジが面取りされた外
周縁部を有し、これか袋の対応する面と協同してＶ字形
円周溝を形成し、溶接作業中に溶融により密封層が上記
Ｖ字形円周溝に流入し、その結果、溶接フランジの外周
縁部と袋のシート材料との間に緊密な溶接接合部が形成
され、固着された封緘体の密封特性に関する高い信頼性
及び上記接合部の耐トルク性か安価に達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自立袋の正面斜視図、第２図は第１図
の■−■線に沿う袋の前面の断面図である。 １は熱溶接性複合シー１−４４料、２は袋の前面、７は
パイプソケット、８は溶接フランジ、１０は密封層、１
４は面取りされた外周縁部、１５はＶ字形円周溝。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）端部に沿って相互に結合された前面および背面を
   有すると共に、前記前面または前記背面に、取りはずし
   自在なねじ込みキャップのねじ部と螺合するねじ部が形
   成されたパイプソケットからなる再密封可能なねじ付き
   封緘体が設けられている、熱溶接性シート材料からなる
   自立袋において、前記ねじ付き封緘体の前記パイプソケ
   ット（７）が袋を貫通すると共に、その内端部が溶接フ
   ランジ（８）を介して袋の内壁面に固定され、前記溶接
   フランジ（８）が面取りされた外周縁部（１４）を有し
   、この外周縁部（１４）が袋の対応する面（２）と協同
   して半径方向外向きに開くＶ字形円周溝（１５）を形成
   し、この円周溝（１５）が、溶接作業中に溶融により形
   成される密封層（１０）により少なくとも部分的に満た
   されるようにしたことを特徴とする自立袋。
2. （２）前記面取りされた外周縁部（１４）の傾斜角度（
   α）が約４５゜であることを特徴とする請求項１記載の
   自立袋。
3. （３）前記溶接フランジ（８）の径（Ｄ）が、前記パイ
   プソケット（７）の径（ｄ）の少なくとも２倍であるこ
   とを特徴とする請求項１または２記載の自立袋。
4. （４）袋の下側部分に挿着底部（３）が形成されている
   と共に、前記ねじ付き封緘体（６）が袋の上方部分に配
   置されていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれ
   か１項に記載の自立袋。