JPH01192447A - 連続鋳造用金属スラリーの連続的成形方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、連続鋳造用の金属スラリーをその成形工程に
連続的に送給して成形する方法及びその装置に関するも
のである。

［従来の技術］ 従来、固液共存域で攪拌することにより部分凝固の状態
にある連続鋳造用の金属スラリーを、成形工程のダイス
等に連続的に送給する場合に、金属スラリーを成形のた
めの最適状態に保持したまま送給するために、電磁攪拌
手段による攪拌が行われている。

この電磁攪拌手段は、固液共存域で攪拌することにより
部分凝固した金属スラリーを、チクソトロピックな性質
（揺変性）を発現保持させた状態にするために用いられ
るものであるが、電磁攪拌の十分な効果を得るには、大
容量の装置が必要とされるし１間接的な攪拌であるため
に効率が極めて悪い、そのため、電力消費量が大きく、
これが最終的に材料製造コストを上昇させている。

〔発明が解決しようとする課８〕 本発明の技術的課題は、部分凝固した金属スラリーを上
記チクソトロピックな性質を発現保持させた状態で成形
工程まで送給するための、簡単で低コストな手段を提供
することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するため、本発明に係る金属スラリーの
Ｍ続的成形方法は、固液共存域で攪拌することにより部
分凝固の状態にある連続鋳造用の金属スラリーを、駆動
装置により回転駆動されるスラリー移送用スクリューを
備えた送給装置によって１強制的な流動を与えながら成
形工程に連続送給し、成形することを特徴としている。

また、上記目的を達成するため１本発明に係る金属スラ
リーの連続的成形装置は、固液共存域の連続鋳造用金属
スラリーを攪拌槽内において攪拌する攪拌装置と、駆動
装置により案内筒内において回転駆動されるスラリー移
送用スクリューを備え、上記攪拌装置における攪拌によ
り部分凝固の状態にある金属スラリーが攪拌槽の排出口
を通して送入される送給装置と、上記送給装置からダイ
スを通して金属スラリーが送給される成形型と、を備え
た点に特徴を有している。

［作　用］ 攪拌工程において固液共存域で攪拌することにより部分
凝固の状態にある連続鋳造用の金属スラリーを、移送用
スクリューを備えた送給装置によって成形工程に送給す
ると、その送給の間に金属スラリーに対して強制的な流
動が与えられるので、金属スラリーがチクソトロピック
な性質を発現保持し、流動性を維持した状態で成形工程
に送給され、そのため電磁攪拌手段等を用いる必要がな
い。

［実施例］ 第１図は１本発明に基づいて、アルミニウム、銅、ニッ
ケル、鉄、あるいはそれらの合金等からなる連続鋳造用
金属スラリーを攪拌装置から成形装置に連続送給する装
置の一例を示している。

まず、同図に示す攪拌装置は、連続鋳造用金属スラリー
を固液共存域で攪拌することにより、部分凝固の状態に
ある連続鋳造用の金属スラリーとするもので、連続給湯
されるりｉンデイシュｌの注湯口２の下方に図示しない
水冷装置を有する水冷攪拌槽３を備え、この水冷攪拌槽
３内に攪拌部材４を内挿し、図示しない軸受により回転
自在に支持させている。

上記攪拌部材４は、攪拌槽ａ内に注下された溶湯５内に
浸漬される断面多角形（例えば８角形）の筒状その他の
多面体からなる攪拌部６と、回転自在に支持されるシャ
フト部７と、上記攪拌部６及びシャフト部７を貫通して
、上端をターンデイシュ１の注湯口２に対向させると共
に下端を攪拌槽３内の溶湯中に開口させる湯路８を備え
たもので、そのシャフト部７を回転モータ１０から鋼ベ
ルト１１を介して回転駆動可能に構成している。なお１
図中、１３は反射板を示している。

上記水冷攪拌槽３においては、ター・ンディシュ１の注
湯口２から連続的に注下された溶湯５を攪拌部材４の湯
路８によって受け、それがシャフト部７及び攪拌部６内
を通して、湯路８の下端から鋳型内の溶湯中へ注入され
る。また、上記溶湯の供給と同時に攪拌部材４が回転モ
ータ１０によって回転駆動されるので、生成したデンド
ライト結晶が完全に破砕されたうえで、溶湯が部分凝固
状態にある金属スラリーとして送給装置２０に送入され
る。

耐火物からなる水冷攪拌槽３の底板１５の中央部には、
溶湯５を排出する排出口１Ｂが開設され、水冷攪拌槽３
内で攪拌されて部分凝固状態にある金属スラリーは、こ
の排出口ＩＢを通して送給装置２０により次段の成形装
置２！に送られ、それによって鋳造欠陥のない均質な鋳
片が連続的に製造される。

送給装置２０は、上記金属スラリーを、駆動？を置２２
により案内筒２３内において回転駆動されるスラリー移
送用スクリュー２４で成形工程に送給するようにした機
構によって構成され、その操作制御はスクリュー２４の
駆動装置２２をによって行われる。

また、上記案内筒２３は均熱炉２５内に配設され、案内
筒２３の送出端に取付けたダイス２Ｂの周囲には。

金属スラリーの柔軟度を調整する予熱炉２７が配設され
ている。

従って、駆動装置２２によってスクリュー２４が駆動さ
れると、攪拌工程において固液共存域で攪拌することに
より部分凝固の状態にある金属スラリーが、強制的な流
動を与えられながら、即ち攪拌状態で均熱炉２５中をダ
イス２６の前面まで圧送され、その結果、金属スラリー
がチクソトロピックな性質を発現保持し、流動性を維持
した状態で成形工程に送給される。

成形工程においては、金属スラリーが予熱炉２７で柔軟
度を調整して成形ＩＪ１２Ｂへ押出され、連続鋳造が行
われる。ダイス２６の孔形成を任意に変えることによっ
て、種々の断面を有した異形条、棒、パイプ等を製造で
きるのは勿論である。

第２図は、金属スラリーの攪拌装置の異なる構成例を示
すもので、連続給湯される攪拌槽３０の上部周囲に誘導
加熱装置３１を設けると共に、その下部周囲に冷却装置
３２を設け、攪拌槽３０の中央に下部の冷却帯に達する
攪拌棒３３を挿入し、図示しない回転モータによって回
転駆動可能に構成している。

従って、攪拌槽３０に連続給湯された溶融金属は、攪拌
槽内において攪拌棒３３の回転によりデンドライト結晶
が破砕され、部分凝固状態にある金属スラリーとして、
下部の排出口３４を通して送給装置２０の案内筒２３内
に送入される。

送給装置２０及び成形装置２１の構成は、第１図の装置
と同一であるため、同一または相当部分に同一の尊号を
付してその説明を省略する。

［発明の効果］ 以上に詳述したように、本発明の成形方法及び装置にお
いては、攪拌工程における攪拌により部分凝固の状態に
ある金属スラリ：を成形工程に送給するに当って、金属
スラリーにチクソトロピックな性質を発現保持させるた
めに、従来から用いられている大電力が必要な電！！攪
拌装置の代りに、送給装置の移送用スクリューによる機
械的な攪拌手段を用い、攪拌と同時にその金属スラリー
を移送するようにしている。そのため、金属スラリーを
、簡単な装置により低コストで、しかもチクソトロピッ
クな性質を発現保、持し、流動性を維持した状態で送給
することができる。

【図面の簡単な説明】

！ｓ１図は本発明に係る連続的成形装置の実施例を示す
断面図、第２図は他の実施例の断面図である。 ３．３０・・攪拌槽、　　　Ｉ８，３４　・拳排出口、
２０・・送給装置、２２・・駆動装置。 ２３−Φ案内筒、 ２４・・スラリー移送用スクリュー、 ２６・・ダイス、２８・・成形型。 影　１　県 第　２　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固液共存域で攪拌することにより部分凝固の状態に
   ある連続鋳造用の金属スラリーを、駆動装置により回転
   駆動されるスラリー移送用スクリューを備えた送給装置
   によって、強制的な流動を与えながら成形工程に連続送
   給し、成形することを特徴とする連続鋳造用金属スラリ
   ーの連続的成形方法。 ２、固液共存域の連続鋳造用金属スラリーを攪拌槽内に
   おいて攪拌する攪拌装置と、 駆動装置により案内筒内において回転駆動されるスラリ
   ー移送用スクリューを備え、上記攪拌装置における攪拌
   により部分凝固の状態にある金属スラリーが攪拌槽の排
   出口を通して送入される送給装置と、 上記送給装置からダイスを通して金属スラリーが送給さ
   れる成形型と、 を備えたことを特徴とする連続鋳造用金属スラリーの連
   続的成形装置。