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JPH01143834A - 制癌物質を含有する脂肪乳剤 - Google Patents

制癌物質を含有する脂肪乳剤

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Publication number
JPH01143834A
JPH01143834A JP62304047A JP30404787A JPH01143834A JP H01143834 A JPH01143834 A JP H01143834A JP 62304047 A JP62304047 A JP 62304047A JP 30404787 A JP30404787 A JP 30404787A JP H01143834 A JPH01143834 A JP H01143834A
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JP
Japan
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fat emulsion
carcinostatic
oil
substance
emulsion
Prior art date
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Granted
Application number
JP62304047A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662418B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yamaguchi
洋 山口
Yasuo Ozawa
小沢 康雄
Akira Kano
狩野 明
Hidefumi Hayashi
林 英文
Minoru Shoji
小路 稔
Hirokazu Aihara
相原 弘和
Susumu Kotomo
小友 進
Shiro Nakaike
中池 司郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH01143834A publication Critical patent/JPH01143834A/ja
Publication of JPH0662418B2 publication Critical patent/JPH0662418B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、制癌物質を含有する脂肪乳剤に関し、更に詳
しくはベンゾ[、]フェナジン系の制癌物質を含有する
微細粒子の脂肪乳剤に関する。
[従来の技術] 種々の薬物を脂肪乳剤に調製して治療効果を高める試み
がこれまでなきれてきた。
例えば、ステロイド類、プロスタグランジン類、制癌物
質等についての脂肪乳剤が知られ、その治療上の効果も
一応認められているが、まだ十分とは言い難い。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明の目的は、ベンゾ[a]フェナジン系の制癌物質
を含有する脂肪乳剤の制癌作用を高めることに、ある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、他意研究の結果、゛ベンゾ[、]フェナ
ジン系の制癌物質を含有する脂肪乳剤を静注投与すると
、その血中濃度の急激な低下現象が起こるにもかかわら
ず、その脂肪乳剤の粒子を微粒子化するとこのような現
象を起こすことなく、ベンゾ[a]フェナジン系の制癌
物質の制癌作用が著しく高まるのを見いだし、本発明を
完成した。
本発明の製剤は、平均粒子径が40〜70nmで、一般
式 (式中、Rはアルキル基を示す、) で表わせれる制癌物質を含有する脂肪乳剤である。
本発明において、一般式(I)で表わせれるベンゾ[a
lフェナジン誘導体は、特開昭62−72号公報に配賦
の方法により製造することができ、Rがn−プロビル基
、n−ヅチル基、n−デシル基である化合物はそれぞれ
N G −250、N C−” 239、NC−264
と称し、制癌作用が殊に優れている。
本発明の脂肪乳剤は、5〜30w/v%の油相成分と0
.1〜20w/v%の乳化剤および適量の水から主とし
てなる。
油相成分として、大豆油、綿実油等の植物油および、パ
ナセート800、同810[商品名9日本油脂(株)製
]等の合成トリグリセリドを使用するととができる′。
乳化剤として、リン脂質、水素添加リン脂質、レシチン
、水素添加レシチン等またはポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油誘導体[ニラフールHCO−30、同60等1日
光ケミカルズ(株)製コ、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル[ニラフールTo−10.同106等
2日光ケミカルズ(株)製]、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレングリコール[プルロニックF6B等、
旭電化工業(株)製]等の非イオン界面活性剤を使用す
ることができる。
その他、必要に応じて乳化補助剤、安定化剤、等張化剤
、pH調整剤等も使用することができる。
本発明の脂肪乳剤は、例えば下記の方法により製造する
ことができる。
”すなわち、70〜80°Cに加温した前記油相成分に
前記一般式(I)で表わされる化合物を溶解する。
これに前記乳化剤を分散した後、必要に応じて乳化補助
剤、安定化剤その他必要な補助成分を添加した後、適量
の水を加え、常法により粗乳化する。
この粗乳化液を、700kg/am’以上の能力を有す
る高圧乳化機を用いて適当時間積乳化を行ない、□その
平均粒子径が40〜70nmの脂肪乳剤をアンプルに充
填し、高圧蒸気滅菌して製剤とする。
この製剤は制癌用注射剤として使用することができる。
粗乳化に使用できる乳化機としては、例えば日音医理科
器械(株)製のヒスフトロンMS−60、みず、は工業
(株)製の卓上型クイックホモミキサーLR−1等があ
る。また精乳化に使用できる高圧乳化機としては、例え
ばマントンゴーリン社製のマントンゴーリン型噴射乳化
機15M(圧カフ00)Cg/cが以上)、アミンフ社
製高圧細胞破砕機フレンチプレッシャーA F P S
−5−20K圧力2200Kg/ cm”以上)等があ
る。
[発明の効果] 本発明の脂肪乳剤は、その平均粒子径を40〜70nm
にすることにより、粒子径が大きい通常の脂肪乳剤にお
いて見られる薬物の血中濃度の急激な低下現象を起こき
ず一般式(I)で表わせれるベンゾ[alフェナジン系
制癌物質の制癌作用を著しく高める。
[実施例] 以下、実施例と試験例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
(実施例1) N C−23928ngを、加温したバナセート810
4gに加えて攪拌番こより分散許せ、次いで精製卵黄レ
シチン720TIgを加えて分散させた。これに更にニ
ラフールT O−10M−800ng 、濃グリセリン
88−0■、注射用蒸留水30m1lを加え、0.IN
水酸化ナトリウムでpHを7.4に調整した後、注射用
蒸留水を加えて全量を40mQにした。
この溶液を超高速万能ホモジナイザー「ヒスフトロンM
S−60,を用いて、10000回転/分で10分間乳
化し、粗乳化液とした。
との粗乳化液を高圧細胞破砕機「フレンチプレッシャー
AFPS−20KM、を用いて2250Kg/cm”で
7回精乳化を行ない、平均粒子径が40nmの脂肪乳剤
を得た。
この脂肪乳剤を1mlのアンプル番こ分注し、常法によ
り高圧蒸気滅菌を行ない、制癌用注射剤を得た。
(実施例2) NG−23928■を加温したパナセート8004gに
加えて攪拌により分散させ、次いで精製卵黄レシチン1
.44 gを加えて分散きせた。これに更にニラコール
TO−10M 200q、濃グリセリン880電、注射
用蒸留水30m1lを加え、0.IN−水酸化ナトリウ
ムでpHを7.4cこ調整した後、注射用蒸留水を加え
て全量を40mQとした。
この溶液を超高速万能ホモジナイザー「ヒスフトロンM
S−60,を用いて、10000回転/分で10分間乳
化し、粗乳化液とした。
この粗乳化液を高圧細胞破砕機「フレンチプレッシャー
AFPS−20KM、を用いて2250Kg/cm”で
5回精乳化を行ない、平均粒子径が60nmの脂肪乳剤
を得た。
この脂肪乳剤を1m1lのアンプルに分注し、常法によ
り高圧蒸気滅菌を行ない、制癌用注射剤を得た。
(実施例3) NC−239281の代わl1l)番こNC−2642
0■を用いる他は実施例1と同様にして、平均粒子径4
0nmの制癌用注射剤を得た。
(実施例4) NG−23928■の代わりにNC−2502■を用い
る他は実施例1と同様にして、平均粒子径40nmの制
癌用注射剤を得た。
(試験例) 制癌作用 (1)試料の調製 実施例1および2で調整した脂肪乳剤をそれぞれ試料1
および2(平均粒子径はそれぞれ40nmおよび60n
m )とした。
実施例2において、高圧細胞破砕機「フレンチプレッシ
ャーAFPS−20KM、を用いた精乳化を3回行なっ
て調製した脂肪乳剤を試料3(平均粒子径90nm )
とした。
実施例2において、調製規模を10倍量の400m1l
とし、高圧細胞破砕機1フレンチプレツシ〜−AF P
 S −20KM 、の代わりにマントンゴーリン型噴
射乳化機15Mを用い、二次圧50Kg/am”、全圧
560Kg/am’で約12分間精乳化を行なって調製
した脂肪乳剤(平均粒子径250nm )を試料4とし
た。
N C−239を全く含まない生理食塩液を対照試料と
した。
(2〉供試動物 BDFI系マウス(雌、13週齢)7匹を1群とし1.
1試料当り1群を用意した。
(3)試験 マウス肺臓由来の癌細胞(ルイス肺癌)を、各群の動物
の右腋窩皮下に5X10”個/匹移植した。
癌細胞移植臼をday Oとし、その3日後のday3
からday 10までの8日間にわたり、N C−23
925n+g/体重Kg相当量の前記試料を0.4m1
l/体重Kgに調整して、各試料に割り当てられた群の
動物に静脈内投与した。対照薬についても同様の処理を
した。
試料投与群の動物の半数が死亡する日数を対照群のその
日数で除し、各試料の延命率(T/C%)を求めた。
その結果を第1表に示す。
制癌作用 制癌作用は、試料1および2が試料3および4に比して
著しく大きく、本発明の脂肪乳剤の制癌作用が極めて優
れていることは明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒子径が40〜70nmで、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはアルキル基を示す。) で表わされる制癌物質を含有する脂肪乳剤。
JP30404787A 1987-12-01 1987-12-01 制癌物質を含有する脂肪乳剤 Expired - Fee Related JPH0662418B2 (ja)

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JPH0662418B2 JPH0662418B2 (ja) 1994-08-17

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0361928A2 (en) * 1988-09-29 1990-04-04 Shiseido Company Limited Emulsified composition
EP0429248A2 (en) * 1989-11-20 1991-05-29 Shiseido Company Limited Emulsified composition
WO1993021918A1 (en) * 1992-04-28 1993-11-11 Sankyo Company, Limited Fat emulsion containing fatty acid ester of rhizoxin
US5650172A (en) * 1992-11-19 1997-07-22 Tanabe Seiyaku Co., Ltd. Pharmaceutical preparation comprising fat emulsion of fat microparticles

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