JPH0969663A - 光走査装置の光強度変調回路 - Google Patents
光走査装置の光強度変調回路Info
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- JPH0969663A JPH0969663A JP7246694A JP24669495A JPH0969663A JP H0969663 A JPH0969663 A JP H0969663A JP 7246694 A JP7246694 A JP 7246694A JP 24669495 A JP24669495 A JP 24669495A JP H0969663 A JPH0969663 A JP H0969663A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被走査面の感光感度の変化に影響されず、
白から黒まで一様な階調を得ることを可能にした光走査
装置の光強度変調回路を提供すること。 【解決手段】 画像信号に基づいてレーザダイオード
(LD)の発光強度を変調して光走査を行う光走査装置
(SU)において、前記画像信号に基づいて、前記レー
ザダイオードの発光強度を、第1発光強度と、該第1発
光強度より大きい第2発光強度との間で所定の段階に分
割して設定する階調設定手段(41、42、43、4
4、19)と、前記第1発光強度が第1レベルとなるよ
う前記レーザダイオードの発光強度を調整する第1のレ
ベル調整手段(41、14、16)と、前記第2発光強
度が第2レベルとなるよう前記レーザダイオードの発光
強度を調整する第2のレベル調整手段(43、44、4
2、15、17)と、を有し、前記第1レベルと前記第
2レベルが変更可能な構成とした。
白から黒まで一様な階調を得ることを可能にした光走査
装置の光強度変調回路を提供すること。 【解決手段】 画像信号に基づいてレーザダイオード
(LD)の発光強度を変調して光走査を行う光走査装置
(SU)において、前記画像信号に基づいて、前記レー
ザダイオードの発光強度を、第1発光強度と、該第1発
光強度より大きい第2発光強度との間で所定の段階に分
割して設定する階調設定手段(41、42、43、4
4、19)と、前記第1発光強度が第1レベルとなるよ
う前記レーザダイオードの発光強度を調整する第1のレ
ベル調整手段(41、14、16)と、前記第2発光強
度が第2レベルとなるよう前記レーザダイオードの発光
強度を調整する第2のレベル調整手段(43、44、4
2、15、17)と、を有し、前記第1レベルと前記第
2レベルが変更可能な構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を走査して画
像を形成する光走査装置において画像に階調をつけるた
めにレーザ光の強度を変調するための、光走査装置の光
強度変調回路に関する。
像を形成する光走査装置において画像に階調をつけるた
めにレーザ光の強度を変調するための、光走査装置の光
強度変調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法を利用するプリンタと
してレーザビームプリンタが広く用いられるようになっ
た。レーザビームプリンタには、走査ビームを射出する
ための光走査装置が設けられている。光走査装置は、レ
ーザダイオードから、画像データに基づいて、ドット単
位で変調され、射出されたレーザビームを感光体上で所
定の方向に走査する。このビームの走査と同時に感光体
をビーム走査方向と直交する方向に移動させて、感光体
表面に二次元の画像を形成する。近年、高品質の画像が
求められるようになり、単なる白と黒の画像ではなく、
中間の階調をも描画するプリンタが求められるようにな
った。画像に階調をつける場合には、各ドットの露光量
(1ドット当たりのレーザダイオード駆動パルスの強度
と、そのパルス幅との積)を変化させることで各画素
(ドット)当たりのレーザビームの強度を設定し、画素
の濃度を変化させる。一般には、パルスの強度を一定に
して幅を変化させるパルス幅変調が採用されている。し
かし、光走査の高速化という観点からは、パルス幅を必
要最小限にして強度を変化させることにより、各ドット
の露光時間を一定として、階調に応じて駆動パルスの強
度を変化させる、パルス強度変調が用いられる。
してレーザビームプリンタが広く用いられるようになっ
た。レーザビームプリンタには、走査ビームを射出する
ための光走査装置が設けられている。光走査装置は、レ
ーザダイオードから、画像データに基づいて、ドット単
位で変調され、射出されたレーザビームを感光体上で所
定の方向に走査する。このビームの走査と同時に感光体
をビーム走査方向と直交する方向に移動させて、感光体
表面に二次元の画像を形成する。近年、高品質の画像が
求められるようになり、単なる白と黒の画像ではなく、
中間の階調をも描画するプリンタが求められるようにな
った。画像に階調をつける場合には、各ドットの露光量
(1ドット当たりのレーザダイオード駆動パルスの強度
と、そのパルス幅との積)を変化させることで各画素
(ドット)当たりのレーザビームの強度を設定し、画素
の濃度を変化させる。一般には、パルスの強度を一定に
して幅を変化させるパルス幅変調が採用されている。し
かし、光走査の高速化という観点からは、パルス幅を必
要最小限にして強度を変化させることにより、各ドット
の露光時間を一定として、階調に応じて駆動パルスの強
度を変化させる、パルス強度変調が用いられる。
【0003】図5は上述のパルス強度変調の一例を示す
図である。図5は、レーザダイオードの電流−光強度特
性(I−P特性)と、レーザダイオードの駆動電流、そ
して駆動電流に対応する出力光強度の関係を示してい
る。描画像の最低濃度レベルに対応する強度レベルとし
てレーザダイオードの発光強度の0を白レベル(レーザ
光パルスによる感光体への露光量が0)Pwとし、描画
像の最高濃度レベルに対応する強度レベルとして所定の
発光強度を黒レベル(レーザ光パルスによる感光体への
最大露光量)Pbとし、これらの白レベルと黒レベルの
間が所定の階調数、例えば256階調に分割されてい
る。光走査装置は、画像データに基づいて、この256
分割された光強度のいずれかの強度のビームを射出する
ように駆動制御される。
図である。図5は、レーザダイオードの電流−光強度特
性(I−P特性)と、レーザダイオードの駆動電流、そ
して駆動電流に対応する出力光強度の関係を示してい
る。描画像の最低濃度レベルに対応する強度レベルとし
てレーザダイオードの発光強度の0を白レベル(レーザ
光パルスによる感光体への露光量が0)Pwとし、描画
像の最高濃度レベルに対応する強度レベルとして所定の
発光強度を黒レベル(レーザ光パルスによる感光体への
最大露光量)Pbとし、これらの白レベルと黒レベルの
間が所定の階調数、例えば256階調に分割されてい
る。光走査装置は、画像データに基づいて、この256
分割された光強度のいずれかの強度のビームを射出する
ように駆動制御される。
【0004】即ち、画像信号をレーザダイオードの駆動
電流の強度に変換してレーザダイオードに供給すれば、
この駆動電流値に応じた出力レベルでのレーザ光を発光
させ、強度変調されたレーザ光パルスを得ることが可能
になる。
電流の強度に変換してレーザダイオードに供給すれば、
この駆動電流値に応じた出力レベルでのレーザ光を発光
させ、強度変調されたレーザ光パルスを得ることが可能
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、レーザダイオ
ードのI−P特性には温度依存性があり、温度が変動す
ると、レーザダイオード駆動電流に対するレーザ光強度
レベルが変動し、安定した濃度の画像を得ることができ
なくなる。温度による特性の変化は、グラフの傾きには
影響しないが、電流値に対する光強度がずれることが知
られている。即ち、環境温度の変化によって、図5のI
−P特性が図中左右にシフトする。加えて、、レーザダ
イオードのI−P特性には、図5に示ように、閾値It
hが存在する。この閾値Ith以下の駆動電流、すなわ
ち電流値が0〜Ithの領域では、レーザダイオードの
動作が不安定で、たとえ電流値が一定でも安定した強度
レベルのレーザ光を発光させることができない。しか
も、上記閾値Ithは環境温度によっても変動すること
から、レーザビームの白レベルでの発光強度が温度変化
にかかわらず一定になるよう、自動制御する必要があっ
た。
ードのI−P特性には温度依存性があり、温度が変動す
ると、レーザダイオード駆動電流に対するレーザ光強度
レベルが変動し、安定した濃度の画像を得ることができ
なくなる。温度による特性の変化は、グラフの傾きには
影響しないが、電流値に対する光強度がずれることが知
られている。即ち、環境温度の変化によって、図5のI
−P特性が図中左右にシフトする。加えて、、レーザダ
イオードのI−P特性には、図5に示ように、閾値It
hが存在する。この閾値Ith以下の駆動電流、すなわ
ち電流値が0〜Ithの領域では、レーザダイオードの
動作が不安定で、たとえ電流値が一定でも安定した強度
レベルのレーザ光を発光させることができない。しか
も、上記閾値Ithは環境温度によっても変動すること
から、レーザビームの白レベルでの発光強度が温度変化
にかかわらず一定になるよう、自動制御する必要があっ
た。
【0006】また、所定の階調で描画が行われるために
は、各階調に対応する光強度が一定の間隔になる必要が
あり、そのためには、白レベルと黒レベルとの間隔を一
定に保つ必要があった。従って、白レベルと共に、黒レ
ベルの発光強度も所定の強度に維持する必要があった。
は、各階調に対応する光強度が一定の間隔になる必要が
あり、そのためには、白レベルと黒レベルとの間隔を一
定に保つ必要があった。従って、白レベルと共に、黒レ
ベルの発光強度も所定の強度に維持する必要があった。
【0007】さらに、たとえレーザダイオードの発光強
度が階調に応じた所定の強度となるよう制御されたとし
ても、被走査面、例えば感光体ドラムの感光感度も変化
するため、所定の階調の画像が得られないという問題も
あった。感光体ドラムの感度が変化する原因としては、
環境温度の変化、感光体の劣化、感光体ドラムを別のド
ラムに取り替える、などの場合がある。また、感光体自
体の感度は変わらなくても、例えばカラープリントに対
応するために、色成分ごとに露光強度を変える場合もあ
る。本発明は、光走査装置の強度変調回路において、発
光ビームの階調に応じた強度変調が可能であり、しかも
ビーム全体の強度レベルを増減できるようにすることを
課題としている。
度が階調に応じた所定の強度となるよう制御されたとし
ても、被走査面、例えば感光体ドラムの感光感度も変化
するため、所定の階調の画像が得られないという問題も
あった。感光体ドラムの感度が変化する原因としては、
環境温度の変化、感光体の劣化、感光体ドラムを別のド
ラムに取り替える、などの場合がある。また、感光体自
体の感度は変わらなくても、例えばカラープリントに対
応するために、色成分ごとに露光強度を変える場合もあ
る。本発明は、光走査装置の強度変調回路において、発
光ビームの階調に応じた強度変調が可能であり、しかも
ビーム全体の強度レベルを増減できるようにすることを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の、光走査装置の光強度変調回路は、階調情
報を含む画像信号に基づいてレーザダイオードが射出す
るレーザビームの発光強度を変調しつつ光走査を行う光
走査装置に実装されるものであって、レーザビームの最
大発光強度と最小発光強度を設定する強度設定手段と、
前記最大発光強度と前記最小発光強度とで規定される強
度範囲内で、前記画像信号に応じた強度のレーザビーム
を発光するよう、前記レーザダイオードを駆動するレー
ザ駆動手段と、前記強度範囲をシフトする強度範囲変更
手段とを有することを特徴としている。
め、本発明の、光走査装置の光強度変調回路は、階調情
報を含む画像信号に基づいてレーザダイオードが射出す
るレーザビームの発光強度を変調しつつ光走査を行う光
走査装置に実装されるものであって、レーザビームの最
大発光強度と最小発光強度を設定する強度設定手段と、
前記最大発光強度と前記最小発光強度とで規定される強
度範囲内で、前記画像信号に応じた強度のレーザビーム
を発光するよう、前記レーザダイオードを駆動するレー
ザ駆動手段と、前記強度範囲をシフトする強度範囲変更
手段とを有することを特徴としている。
【0009】前記光走査装置は電子写真法を利用した画
像処理装置に実装されるものであり、前記画像処理装置
は前記強度範囲の変更に関するデータを前記光走査装置
に伝達する伝達手段を有しており、前記光走査装置は前
記伝達手段から伝達される前記強度範囲の変更に関する
データを受信する受信手段を有し、前記強度範囲変更手
段は、前記受信データに応じて前記強度範囲をシフトす
る構成とすることが可能である。
像処理装置に実装されるものであり、前記画像処理装置
は前記強度範囲の変更に関するデータを前記光走査装置
に伝達する伝達手段を有しており、前記光走査装置は前
記伝達手段から伝達される前記強度範囲の変更に関する
データを受信する受信手段を有し、前記強度範囲変更手
段は、前記受信データに応じて前記強度範囲をシフトす
る構成とすることが可能である。
【0010】また、別の観点からは、本発明の光走査装
置の光強度変調回路は、画像信号に基づいてレーザダイ
オードの発光強度を変調して光走査を行う光走査装置に
おいて、前記画像信号に基づいて、前記レーザダイオー
ドの発光強度を、第1発光強度と、該第1発光強度より
大きい第2発光強度との間で所定の段階に分割して設定
する階調設定手段と、前記第1発光強度が第1レベルと
なるよう前記レーザダイオードの発光強度を調整する第
1のレベル調整手段と、前記第2発光強度が第2レベル
となるよう前記レーザダイオードの発光強度を調整する
第2のレベル調整手段と、を有し、前記第1レベルと前
記第2レベルが変更可能であること、を特徴としてい
る。
置の光強度変調回路は、画像信号に基づいてレーザダイ
オードの発光強度を変調して光走査を行う光走査装置に
おいて、前記画像信号に基づいて、前記レーザダイオー
ドの発光強度を、第1発光強度と、該第1発光強度より
大きい第2発光強度との間で所定の段階に分割して設定
する階調設定手段と、前記第1発光強度が第1レベルと
なるよう前記レーザダイオードの発光強度を調整する第
1のレベル調整手段と、前記第2発光強度が第2レベル
となるよう前記レーザダイオードの発光強度を調整する
第2のレベル調整手段と、を有し、前記第1レベルと前
記第2レベルが変更可能であること、を特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明について図面を参照して説
明する。図1は本発明の光強度変調回路が適用されるレ
ーザビームプリンタの光走査装置SUの構成を示す斜視
図である。画像データが図示しない画像メモリから強度
変調回路1に入力されると、強度変調回路1は描画ドッ
ト毎に階調レベルに応じて強度変調されたパルス状の駆
動電流をレーザダイオードLDに流す。レーザダイオー
ドLDは流れる駆動電流に応じて、発光強度レベルが変
調されたレーザ光を射出する。このレーザ光はコリメー
タレンズ2によりビーム形状が整形されて平行ビーム光
とされた上で、ポリゴンミラー3により水平方向(図中
矢印h方向)に走査され、軸転される感光ドラム4の表
面にfθレンズ5を介して結像されて感光ドラム4の表
面に潜像を形成する。
明する。図1は本発明の光強度変調回路が適用されるレ
ーザビームプリンタの光走査装置SUの構成を示す斜視
図である。画像データが図示しない画像メモリから強度
変調回路1に入力されると、強度変調回路1は描画ドッ
ト毎に階調レベルに応じて強度変調されたパルス状の駆
動電流をレーザダイオードLDに流す。レーザダイオー
ドLDは流れる駆動電流に応じて、発光強度レベルが変
調されたレーザ光を射出する。このレーザ光はコリメー
タレンズ2によりビーム形状が整形されて平行ビーム光
とされた上で、ポリゴンミラー3により水平方向(図中
矢印h方向)に走査され、軸転される感光ドラム4の表
面にfθレンズ5を介して結像されて感光ドラム4の表
面に潜像を形成する。
【0012】なお、fθレンズ5を透過したビームであ
って、画像形成に寄与しないビームを反射するミラー6
が設けられている。ミラー6によって反射されたビーム
は、受光センサ7に入射し、この受光センサ7の出力信
号に基づいて、水平同期信号HSYNCが生成される。
って、画像形成に寄与しないビームを反射するミラー6
が設けられている。ミラー6によって反射されたビーム
は、受光センサ7に入射し、この受光センサ7の出力信
号に基づいて、水平同期信号HSYNCが生成される。
【0013】図2は、上記光走査装置の1ライン分の走
査中の画像形成と、自動光量調整の期間のタイミングを
示すタイミング図である。前記受光センサ7の出力に基
づいて同期信号HSYNCが生成される。この同期信号
HSYNCに基づく周期の前半部、およそ1/2の期間
内に感光ドラムの有効露光領域に対してレーザ光を走査
して画像走査を行っている。周期の後半においてレーザ
ダイオードに対して描画像の最低濃度レベルに対応した
レーザダイオードの発光強度レベル(以下、白レベル)
・描画像の最高濃度レベルに対応した発光強度レベル
(以下、黒レベル)の設定を行っている。
査中の画像形成と、自動光量調整の期間のタイミングを
示すタイミング図である。前記受光センサ7の出力に基
づいて同期信号HSYNCが生成される。この同期信号
HSYNCに基づく周期の前半部、およそ1/2の期間
内に感光ドラムの有効露光領域に対してレーザ光を走査
して画像走査を行っている。周期の後半においてレーザ
ダイオードに対して描画像の最低濃度レベルに対応した
レーザダイオードの発光強度レベル(以下、白レベル)
・描画像の最高濃度レベルに対応した発光強度レベル
(以下、黒レベル)の設定を行っている。
【0014】なお、ここで、最低濃度レベルとは、その
強度レベルのレーザが照射されても感光ドラムにトナー
などの現像剤が帯電付着しない、白レベルの発光強度レ
ベルを意味し、最高濃度レベルとは、感光ドラムへの現
像剤の帯電付着が飽和状態となる、黒レベルの発光強度
レベルを意味する。
強度レベルのレーザが照射されても感光ドラムにトナー
などの現像剤が帯電付着しない、白レベルの発光強度レ
ベルを意味し、最高濃度レベルとは、感光ドラムへの現
像剤の帯電付着が飽和状態となる、黒レベルの発光強度
レベルを意味する。
【0015】図3は、本発明を適用した、レーザビーム
プリンタ100の制御系の構成を示すブロック図であ
る。レーザビームプリンタ100はプリンタコントロー
ラPCと光走査装置SUとからなり、両者は、ケーブル
CBで接続されている。
プリンタ100の制御系の構成を示すブロック図であ
る。レーザビームプリンタ100はプリンタコントロー
ラPCと光走査装置SUとからなり、両者は、ケーブル
CBで接続されている。
【0016】プリンタコントローラ部PCは、詳細な説
明は省略するが、CPU30、画像クロック32および
画像メモリ31を有する。CPU30は外部からプリン
タ100に転送された画像データをビット展開して、ビ
ットマップデータとして画像メモリ31に格納する。画
像クロック32は水平同期信号HSYNCに同期した転
送クロックCLKを出力する。画像メモリ31に格納さ
れているビットマップデータは、1ライン分毎に、画像
クロック32から出力される転送クロックCLKに同期
して読み出され、光走査装置SUへデータラインを介し
て転送される。
明は省略するが、CPU30、画像クロック32および
画像メモリ31を有する。CPU30は外部からプリン
タ100に転送された画像データをビット展開して、ビ
ットマップデータとして画像メモリ31に格納する。画
像クロック32は水平同期信号HSYNCに同期した転
送クロックCLKを出力する。画像メモリ31に格納さ
れているビットマップデータは、1ライン分毎に、画像
クロック32から出力される転送クロックCLKに同期
して読み出され、光走査装置SUへデータラインを介し
て転送される。
【0017】本レーザビームプリンタ100において
は、256階調の画像の描画が可能となっている。即
ち、各ラインは複数のドット(画素)情報を有してお
り、各ドット(画素)情報は、256階調の情報を有す
る8ビットのデータとして構成されている。従って、各
ラインの複数のドットそれぞれに対応してD0〜D7の
8ビットのデジタルデータが画像メモリ31から光走査
装置SUへ転送されるようになっている。また、画像ク
ロック32から出力される転送クロックCLKも、光走
査装置SUに転送される。
は、256階調の画像の描画が可能となっている。即
ち、各ラインは複数のドット(画素)情報を有してお
り、各ドット(画素)情報は、256階調の情報を有す
る8ビットのデータとして構成されている。従って、各
ラインの複数のドットそれぞれに対応してD0〜D7の
8ビットのデジタルデータが画像メモリ31から光走査
装置SUへ転送されるようになっている。また、画像ク
ロック32から出力される転送クロックCLKも、光走
査装置SUに転送される。
【0018】ポリゴンミラー3は、ポリゴンモータ12
により回転される。ポリゴンモータ12は、ポリゴンモ
ータ制御回路11によって所定の回転数で回転するよう
制御される。前述のように、受光センサ7にビームが入
射すると、書き出し位置検出回路12は各走査ラインの
書き出し制御の基準となる、水平同期信号HSYNCを
出力する。水平同期信号HSYNCは、プリンタコント
ローラPUに転送されると共に、光走査装置SUのCP
U150にも入力される。
により回転される。ポリゴンモータ12は、ポリゴンモ
ータ制御回路11によって所定の回転数で回転するよう
制御される。前述のように、受光センサ7にビームが入
射すると、書き出し位置検出回路12は各走査ラインの
書き出し制御の基準となる、水平同期信号HSYNCを
出力する。水平同期信号HSYNCは、プリンタコント
ローラPUに転送されると共に、光走査装置SUのCP
U150にも入力される。
【0019】半導体レーザ8は一般にパッケージ化され
ており、パッケージの内部にレーザダイオードLDとフ
ォトダイオードPDが予め配設されている。
ており、パッケージの内部にレーザダイオードLDとフ
ォトダイオードPDが予め配設されている。
【0020】レーザダイオードLDは、ポリゴンミラー
3に向けてビームを射出する際、逆方向にもビーム(副
ビーム)を射出する。この副ビームを受光する位置にフ
ォトダイオードPDが配置されている。フォトダイオー
ドPDにビームが入射すると、入射ビームの強度に比例
した電流がフォトダイオードPD中に流れる。この電流
強度に比例して可変抵抗21の端子に電圧が生じ、比較
器14および15のプラス端子に入力される。比較器1
4および15のマイナス端子には、D/A変換器16お
よび17の出力電圧値が入力される。比較器14および
15の出力(HまたはL)は、CPU15に入力され
る。なお、D/A変換器16および17には所定のディ
ジタルデータが入力され、そのD/A変換値が参照値と
して比較器14および15に入力される。詳細は後述す
るが、D/A変換器16および17の出力電圧をそれぞ
れ第1電圧V1、第2電圧V2とし、第1電圧<第2電
圧とすると、比較器14および15の出力に基づいて、
可変抵抗21の電位が第1電圧より低いか、第1電圧と
第2電圧との間にあるか、あるいは第2電圧より高い
か、を判定することができる。これを利用して、白レベ
ルおよび黒レベルの設定を行う。詳細は、後述する。な
お、ここで、フォトダイオードPDには、抵抗器21が
直列接続されているが、これはフォトダイオードPDの
感度の差や、D/A変換器16および17から出力され
る基準電圧V1、V2との関係を微調整するために可変
となっている。
3に向けてビームを射出する際、逆方向にもビーム(副
ビーム)を射出する。この副ビームを受光する位置にフ
ォトダイオードPDが配置されている。フォトダイオー
ドPDにビームが入射すると、入射ビームの強度に比例
した電流がフォトダイオードPD中に流れる。この電流
強度に比例して可変抵抗21の端子に電圧が生じ、比較
器14および15のプラス端子に入力される。比較器1
4および15のマイナス端子には、D/A変換器16お
よび17の出力電圧値が入力される。比較器14および
15の出力(HまたはL)は、CPU15に入力され
る。なお、D/A変換器16および17には所定のディ
ジタルデータが入力され、そのD/A変換値が参照値と
して比較器14および15に入力される。詳細は後述す
るが、D/A変換器16および17の出力電圧をそれぞ
れ第1電圧V1、第2電圧V2とし、第1電圧<第2電
圧とすると、比較器14および15の出力に基づいて、
可変抵抗21の電位が第1電圧より低いか、第1電圧と
第2電圧との間にあるか、あるいは第2電圧より高い
か、を判定することができる。これを利用して、白レベ
ルおよび黒レベルの設定を行う。詳細は、後述する。な
お、ここで、フォトダイオードPDには、抵抗器21が
直列接続されているが、これはフォトダイオードPDの
感度の差や、D/A変換器16および17から出力され
る基準電圧V1、V2との関係を微調整するために可変
となっている。
【0021】レーザダイオードLDは、スイッチ素子1
8を介して電流源19と直列に接続されており、スイッ
チ素子18が閉じた状態の時、電流源19が供給する電
流に応じた強度のビームを発光する。電流源19は、電
圧制御型電流源で、加算器42の出力電圧が入力され
て、その電圧値に比例した強度の電流をレーザダイオー
ドLDに供給する。
8を介して電流源19と直列に接続されており、スイッ
チ素子18が閉じた状態の時、電流源19が供給する電
流に応じた強度のビームを発光する。電流源19は、電
圧制御型電流源で、加算器42の出力電圧が入力され
て、その電圧値に比例した強度の電流をレーザダイオー
ドLDに供給する。
【0022】加算器42には、白レベル設定用D/Aコ
ンバータ41の出力電圧Vwと、強度変調用D/Aコン
バータ44の出力電圧Vbが入力される。
ンバータ41の出力電圧Vwと、強度変調用D/Aコン
バータ44の出力電圧Vbが入力される。
【0023】白レベル設定用D/Aコンバータ41の出
力電圧Vwは、仮にこの出力電圧のみが電流源19に入
力された場合には、レーザダイオードLDに流れる電流
が前述の閾値電流Ithより大きく、かつ形成される画像
が白と認識されるような所定の値に設定される(詳しく
は後述)。白レベル設定用D/Aコンバータ41の出力
電圧のみが電流源19に入力された場合にレーザダイオ
ードLDに流れる電流は、図4のIwとなる。このとき
の発光強度はPwである。
力電圧Vwは、仮にこの出力電圧のみが電流源19に入
力された場合には、レーザダイオードLDに流れる電流
が前述の閾値電流Ithより大きく、かつ形成される画像
が白と認識されるような所定の値に設定される(詳しく
は後述)。白レベル設定用D/Aコンバータ41の出力
電圧のみが電流源19に入力された場合にレーザダイオ
ードLDに流れる電流は、図4のIwとなる。このとき
の発光強度はPwである。
【0024】一方、黒レベル設定用D/Aコンバータ4
3の出力電圧Vbは、この出力電圧Vbと上記の白レベ
ル設定用D/Aコンバータ41の出力電圧Vwの和が電
流源19に入力された場合に、レーザダイオードLDに
流れる電流が図4のIbとなり、形成される画像が黒と
認識されるような値に設定される(詳しくは後述)。こ
の時の、レーザビームの光強度はPbである。
3の出力電圧Vbは、この出力電圧Vbと上記の白レベ
ル設定用D/Aコンバータ41の出力電圧Vwの和が電
流源19に入力された場合に、レーザダイオードLDに
流れる電流が図4のIbとなり、形成される画像が黒と
認識されるような値に設定される(詳しくは後述)。こ
の時の、レーザビームの光強度はPbである。
【0025】強度変調用D/Aコンバータ44には、黒
レベル設定用D/Aコンバータ43の出力電圧値Vbお
よび、画像データD0〜D7が入力される。強度変調用
D/Aコンバータ44は乗算型の変換器で、入力された
画像データ(ディジタルデータ)に基づいて、黒レベル
設定用D/Aコンバータ43からの入力電圧を分割した
電圧値を出力する。すなわち、黒レベル設定用D/Aコ
ンバータ43の出力電圧値をVbとすると強度変調用D
/Aコンバータ44の出力電圧Vdは、 Vd=DD×Vb/255 で表される。ここで、DDは、画像データD0〜D7を
10進数で表したものである。
レベル設定用D/Aコンバータ43の出力電圧値Vbお
よび、画像データD0〜D7が入力される。強度変調用
D/Aコンバータ44は乗算型の変換器で、入力された
画像データ(ディジタルデータ)に基づいて、黒レベル
設定用D/Aコンバータ43からの入力電圧を分割した
電圧値を出力する。すなわち、黒レベル設定用D/Aコ
ンバータ43の出力電圧値をVbとすると強度変調用D
/Aコンバータ44の出力電圧Vdは、 Vd=DD×Vb/255 で表される。ここで、DDは、画像データD0〜D7を
10進数で表したものである。
【0026】白レベル設定用D/Aコンバータ41の出
力電圧をVwとすると、加算器42にはVwとVbが入
力され、Vw+Vbが出力される。すなわち加算器42
の出力電圧をVaddとすると、 Vadd=Vw+Vd =Vw+DD×Vb/255 という関係が成り立つ。ここで、DDは0〜255の値
をとる整数である。上述のVw、Vbと、レーザダイオ
ードLDに流れる電流値Iw、Ibとの関係は、次のよ
うになる。DD=0の時のVadd(=Vw)が電流源
19に入力されたとき、レーザダイオードLD中に流れ
る電流がIwである。また、DD=255の時のVad
d(=Vw+Vb)が電流源19に入力されたときにレ
ーザダイオードLD中に流れる電流がIbである。な
お、レーザダイオードLDに流れる電流がIwの時の発
光強度がPwで有り、電流がIbの時の発光強度がPb
である。
力電圧をVwとすると、加算器42にはVwとVbが入
力され、Vw+Vbが出力される。すなわち加算器42
の出力電圧をVaddとすると、 Vadd=Vw+Vd =Vw+DD×Vb/255 という関係が成り立つ。ここで、DDは0〜255の値
をとる整数である。上述のVw、Vbと、レーザダイオ
ードLDに流れる電流値Iw、Ibとの関係は、次のよ
うになる。DD=0の時のVadd(=Vw)が電流源
19に入力されたとき、レーザダイオードLD中に流れ
る電流がIwである。また、DD=255の時のVad
d(=Vw+Vb)が電流源19に入力されたときにレ
ーザダイオードLD中に流れる電流がIbである。な
お、レーザダイオードLDに流れる電流がIwの時の発
光強度がPwで有り、電流がIbの時の発光強度がPb
である。
【0027】強度変調用D/Aコンバータ44に入力さ
れる画像データは、3ステートバッファ45を介してプ
リンタコントローラPC(画像メモリ31)から転送さ
れる。3ステートバッファ45はスイッチとしての機能
を果たしており、CPU150からの入力制御信号OE
がTRUEの時のときには画像メモリから送られてきた
画像データD0〜D7(HまたはL;Hは1に対応、L
は0に対応)を強度変調用D/Aコンバータ44および
デジタルコンパレータ46にそのまま転送する。CPU
150からの入力制御信号OEがFALSEの時には、
3ステートバッファ45はスイッチオフ状態(ハイイン
ピーダンス)となり、出力側のプルアップ電圧(H)が
強度変調用D/Aコンバータ44およびデジタルコンパ
レータ46に入力される。即ち、制御信号OEがFAL
SEの時には、強度変調用D/Aコンバータ44および
デジタルコンパレータ46には、各ビットがHのデータ
が画像データとして入力される。
れる画像データは、3ステートバッファ45を介してプ
リンタコントローラPC(画像メモリ31)から転送さ
れる。3ステートバッファ45はスイッチとしての機能
を果たしており、CPU150からの入力制御信号OE
がTRUEの時のときには画像メモリから送られてきた
画像データD0〜D7(HまたはL;Hは1に対応、L
は0に対応)を強度変調用D/Aコンバータ44および
デジタルコンパレータ46にそのまま転送する。CPU
150からの入力制御信号OEがFALSEの時には、
3ステートバッファ45はスイッチオフ状態(ハイイン
ピーダンス)となり、出力側のプルアップ電圧(H)が
強度変調用D/Aコンバータ44およびデジタルコンパ
レータ46に入力される。即ち、制御信号OEがFAL
SEの時には、強度変調用D/Aコンバータ44および
デジタルコンパレータ46には、各ビットがHのデータ
が画像データとして入力される。
【0028】また、強度変調用D/Aコンバータ44に
はCPU150から制御信号としてBLK(ブランキン
グシグナル)が入力される。制御信号BLKがTRUE
の時には強度変調用D/Aコンバータ44は画像データ
D0〜D7および黒レベル設定用D/Aコンバータ43
の出力電圧値Vbに応じた値を出力する。制御信号BL
KがFALSEの時には、強度変調用D/Aコンバータ
44は0となるよう構成されている。
はCPU150から制御信号としてBLK(ブランキン
グシグナル)が入力される。制御信号BLKがTRUE
の時には強度変調用D/Aコンバータ44は画像データ
D0〜D7および黒レベル設定用D/Aコンバータ43
の出力電圧値Vbに応じた値を出力する。制御信号BL
KがFALSEの時には、強度変調用D/Aコンバータ
44は0となるよう構成されている。
【0029】デジタルコンパレータ46は、データ転送
クロックCLKに同期して、各ビット毎に、その値が0
(即ちD0〜D7の全てのビットが0)の時に限り、ス
イッチ素子18をオフにする。
クロックCLKに同期して、各ビット毎に、その値が0
(即ちD0〜D7の全てのビットが0)の時に限り、ス
イッチ素子18をオフにする。
【0030】比較器14および15には、それぞれのプ
ラス端子にはフォトダイオードPDに流れる電流値に比
例した電圧が印加される。マイナス端子には、D/Aコ
ンバータ16および17の出力電圧V1およびV2が基
準電圧として印加される。第1の電圧V1と第2の電圧
V2はV1<V2の関係となっている。比較器14およ
び15においてフォトダイオードPDに流れる電流に比
例した電圧値と、第1及び第2の電圧V1、V2とが比
較され、その結果がCPU150に入力される。即ち、
フォトダイオードPDに流れる電流に比例した電圧値
が、V1より小さいか、V1とV2の間の値であるか、
あるいはV2より大きいか、が、比較器14および15
の出力結果に基づいて判定することができる。
ラス端子にはフォトダイオードPDに流れる電流値に比
例した電圧が印加される。マイナス端子には、D/Aコ
ンバータ16および17の出力電圧V1およびV2が基
準電圧として印加される。第1の電圧V1と第2の電圧
V2はV1<V2の関係となっている。比較器14およ
び15においてフォトダイオードPDに流れる電流に比
例した電圧値と、第1及び第2の電圧V1、V2とが比
較され、その結果がCPU150に入力される。即ち、
フォトダイオードPDに流れる電流に比例した電圧値
が、V1より小さいか、V1とV2の間の値であるか、
あるいはV2より大きいか、が、比較器14および15
の出力結果に基づいて判定することができる。
【0031】第1及び第2の電圧V1、V2の大きさ
は、D/Aコンバータ16および17にCPU150か
ら入力されるデータにより設定される。詳細は後述する
が、第1の電圧値V1としては、レーザダイオードLD
の発光ビーム強度Pwに対応した電圧値、第2の電圧値
V2としては、発光ビーム強度Pbに対応した電圧値を
出力するように設定しておくことにより、レベル調整時
に、比較器14、15の出力に基づいて、レーザダイオ
ードLDの発光強度がPwになる点、およびPbになる
点を検知することができる。
は、D/Aコンバータ16および17にCPU150か
ら入力されるデータにより設定される。詳細は後述する
が、第1の電圧値V1としては、レーザダイオードLD
の発光ビーム強度Pwに対応した電圧値、第2の電圧値
V2としては、発光ビーム強度Pbに対応した電圧値を
出力するように設定しておくことにより、レベル調整時
に、比較器14、15の出力に基づいて、レーザダイオ
ードLDの発光強度がPwになる点、およびPbになる
点を検知することができる。
【0032】なお、本実施例では、比較器14および1
5に印加される基準電圧(負端子に印加される電圧)
は、D/Aコンバータ16および17の出力電圧として
いる。これには、次のような目的がある。たとえレーザ
ダイオードの発光強度が階調に応じた所定の強度となる
よう制御されたとしても、被走査面、例えば感光体ドラ
ムの感光感度も変化するため、所定の階調の画像が得ら
れない場合がある。感光体ドラムの感度が変化する原因
としては、環境温度の変化による感度の変化、感光体の
劣化に伴う感度低下、感光体ドラムを別のドラムに取り
替えたことによる感度の変化、などがある。また、感光
体自体の感度が変わらなくても、例えばカラープリント
に対応するために、色成分ごとに露光強度を変える場合
もある。この場合には、階調に関する分解能は保持した
まま、発光強度を変える必要がある。本発明の実施形態
に示されるように、D/Aコンバータ16および17を
用いて基準電圧を変えることができる構成を取れば、発
光強度の上限と下限をシフトさせることにより、各階調
に対応した発光強度をシフトさせることができる。しか
も、この基準値の変更は、D/Aコンバータの入力デー
タの変更により容易に制御することができる。
5に印加される基準電圧(負端子に印加される電圧)
は、D/Aコンバータ16および17の出力電圧として
いる。これには、次のような目的がある。たとえレーザ
ダイオードの発光強度が階調に応じた所定の強度となる
よう制御されたとしても、被走査面、例えば感光体ドラ
ムの感光感度も変化するため、所定の階調の画像が得ら
れない場合がある。感光体ドラムの感度が変化する原因
としては、環境温度の変化による感度の変化、感光体の
劣化に伴う感度低下、感光体ドラムを別のドラムに取り
替えたことによる感度の変化、などがある。また、感光
体自体の感度が変わらなくても、例えばカラープリント
に対応するために、色成分ごとに露光強度を変える場合
もある。この場合には、階調に関する分解能は保持した
まま、発光強度を変える必要がある。本発明の実施形態
に示されるように、D/Aコンバータ16および17を
用いて基準電圧を変えることができる構成を取れば、発
光強度の上限と下限をシフトさせることにより、各階調
に対応した発光強度をシフトさせることができる。しか
も、この基準値の変更は、D/Aコンバータの入力デー
タの変更により容易に制御することができる。
【0033】例えば、感光体の感度が低い場合には、D
/Aコンバータ16および17の出力がそれぞれ所定量
大きくなるように、D/Aコンバータ16および17の
入力データを変更する。これにより、白レベル設定D/
Aコンバータ41および黒レベル設定用D/Aコンバー
タ43において設定される電圧値VwとVbはそれぞれ
所定量大きくなるが、その間の範囲は変わらない。従っ
て、分解能を維持したまま、個々の発光ビームの強度を
増加させることができる。
/Aコンバータ16および17の出力がそれぞれ所定量
大きくなるように、D/Aコンバータ16および17の
入力データを変更する。これにより、白レベル設定D/
Aコンバータ41および黒レベル設定用D/Aコンバー
タ43において設定される電圧値VwとVbはそれぞれ
所定量大きくなるが、その間の範囲は変わらない。従っ
て、分解能を維持したまま、個々の発光ビームの強度を
増加させることができる。
【0034】次に、本実施例における、APC(自動パ
ワー制御)動作について説明する。
ワー制御)動作について説明する。
【0035】比較的走査速度が遅い場合には、白レベル
および黒レベルの調整を共に、各ラインの画像形成後、
次のHSYNC生成直前までの期間中に行うことができ
る。なお、ここでは、フォトダイオードPDと直列に接
続された可変抵抗21の抵抗値の調整は既に行われてお
り、また、D/Aコンバータ16および17の出力電圧
(基準電圧)は既に定められているものとする。
および黒レベルの調整を共に、各ラインの画像形成後、
次のHSYNC生成直前までの期間中に行うことができ
る。なお、ここでは、フォトダイオードPDと直列に接
続された可変抵抗21の抵抗値の調整は既に行われてお
り、また、D/Aコンバータ16および17の出力電圧
(基準電圧)は既に定められているものとする。
【0036】まず、HSYNC生成のためのビームが書
き出し位置検出回路13の受光センサ7により受光さ
れ、HSYNCが生成される。HSYNCに基づいて、
プリンタコントローラPCの画像メモリ31から画像デ
ータD0〜D7が順次転送クロックCLKに同期して光
走査装置に転送される。転送データに基づいて画像形成
が終了すると、APCが開始される。
き出し位置検出回路13の受光センサ7により受光さ
れ、HSYNCが生成される。HSYNCに基づいて、
プリンタコントローラPCの画像メモリ31から画像デ
ータD0〜D7が順次転送クロックCLKに同期して光
走査装置に転送される。転送データに基づいて画像形成
が終了すると、APCが開始される。
【0037】ここでは、まず白レベルのAPCが行われ
るものとする。まず制御信号OEをFALSEにして3
ステートバッファ45をハイインピーダンスにする。す
なわち、画像データD0〜D7の値にかかわらず全ての
データがハイ(H)であるばあいと同じ状態とし、スイ
ッチ18を閉じる。これによりレーザダイオードは常時
発光する状態となる。この時、強度変調用D/Aコンバ
ータ44に入力される制御信号(ブランキング信号)B
LKをTRUEとして強度変調用D/Aコンバータ44
の出力を0(ゼロ)とする。従って、デジタルコンパレ
ータ46にはデータとして0が入力される。
るものとする。まず制御信号OEをFALSEにして3
ステートバッファ45をハイインピーダンスにする。す
なわち、画像データD0〜D7の値にかかわらず全ての
データがハイ(H)であるばあいと同じ状態とし、スイ
ッチ18を閉じる。これによりレーザダイオードは常時
発光する状態となる。この時、強度変調用D/Aコンバ
ータ44に入力される制御信号(ブランキング信号)B
LKをTRUEとして強度変調用D/Aコンバータ44
の出力を0(ゼロ)とする。従って、デジタルコンパレ
ータ46にはデータとして0が入力される。
【0038】この状態で白レベル設定用D/Aコンバー
タに所定のデータを入力する。この時、加算器42に
は、白レベル設定用D/Aコンバータ41の出力Vw
と、強度変換用D/Aコンバータ44の出力とが入力さ
れる。しかし、強度変換用D/Aコンバータ44の出力
電圧は0であるため、加算器42の出力は、白レベル設
定用D/Aコンバータ41の出力電圧Vwそのままであ
る。
タに所定のデータを入力する。この時、加算器42に
は、白レベル設定用D/Aコンバータ41の出力Vw
と、強度変換用D/Aコンバータ44の出力とが入力さ
れる。しかし、強度変換用D/Aコンバータ44の出力
電圧は0であるため、加算器42の出力は、白レベル設
定用D/Aコンバータ41の出力電圧Vwそのままであ
る。
【0039】比較器14の基準電圧がPwに対応してい
るとすると、比較器14の出力がハイからローあるいは
ローからハイに切り替わる点を、白レベル設定用D/A
コンバータ41の入力データを増減することにより見つ
ける。比較器14の出力が切り替わる点が、レーザダイ
オードLDがPwのパワーのレーザビームを発光してい
る点と考えることができる。即ち、APC開始時の比較
器14の出力がLであるとすると、レーザビームの強度
が次第に増加するように白レベル設定用D/Aコンバー
タ41の入力データを増加させて、その出力電圧Vwを
増加させる。比較器14の出力がHに変わった時点での
白レベル設定用D/Aコンバータ41の入力データが、
APCの結果得られた白レベル設定用データである。逆
に、APC開始時の比較器14の出力がHであるとする
と、レーザビームの強度が次第に減少するように白レベ
ル設定用D/Aコンバータ41の入力データを減少させ
て、その出力電圧Vwを減少させる。比較器14の出力
がHからLに変わった時点での白レベル設定用D/Aコ
ンバータ41の入力データが、APCの結果得られた白
レベル設定用データとなる。こうして白レベルの調整が
完了したら、白レベル設定用D/Aコンバータ41に入
力するデータをその時のデータに固定する。次に、黒レ
ベルのAPCを行う。
るとすると、比較器14の出力がハイからローあるいは
ローからハイに切り替わる点を、白レベル設定用D/A
コンバータ41の入力データを増減することにより見つ
ける。比較器14の出力が切り替わる点が、レーザダイ
オードLDがPwのパワーのレーザビームを発光してい
る点と考えることができる。即ち、APC開始時の比較
器14の出力がLであるとすると、レーザビームの強度
が次第に増加するように白レベル設定用D/Aコンバー
タ41の入力データを増加させて、その出力電圧Vwを
増加させる。比較器14の出力がHに変わった時点での
白レベル設定用D/Aコンバータ41の入力データが、
APCの結果得られた白レベル設定用データである。逆
に、APC開始時の比較器14の出力がHであるとする
と、レーザビームの強度が次第に減少するように白レベ
ル設定用D/Aコンバータ41の入力データを減少させ
て、その出力電圧Vwを減少させる。比較器14の出力
がHからLに変わった時点での白レベル設定用D/Aコ
ンバータ41の入力データが、APCの結果得られた白
レベル設定用データとなる。こうして白レベルの調整が
完了したら、白レベル設定用D/Aコンバータ41に入
力するデータをその時のデータに固定する。次に、黒レ
ベルのAPCを行う。
【0040】黒レベルのAPCは、白レベル設定用D/
Aコンバータ41の出力電圧Vwを白レベルのAPCで
得られた上述の値に保持したままで行う。白レベル設定
の場合と同様に、3ステートバッファ45に入力する制
御信号OEはFALSE(L)とする。すなわち、3ス
テートバッファ45をハイインピーダンス状態にしてお
く。黒レベルのAPCを行う場合には制御信号BLKは
FALSEとする。すると強度変調用D/Aコンバータ
44およびデジタルコンパレータ46にはデータとし
て、全ビットに1(十進法で表せば255)が入力され
る。
Aコンバータ41の出力電圧Vwを白レベルのAPCで
得られた上述の値に保持したままで行う。白レベル設定
の場合と同様に、3ステートバッファ45に入力する制
御信号OEはFALSE(L)とする。すなわち、3ス
テートバッファ45をハイインピーダンス状態にしてお
く。黒レベルのAPCを行う場合には制御信号BLKは
FALSEとする。すると強度変調用D/Aコンバータ
44およびデジタルコンパレータ46にはデータとし
て、全ビットに1(十進法で表せば255)が入力され
る。
【0041】強度変調用D/Aコンバータ44は、前述
のように、黒レベル設定用D/Aコンバータ43の出力
電圧と入力データ/255との積を出力する。黒レベル
のAPCが行われている場合には入力データは255な
ので、強度変調用D/Aコンバータ44の出力は黒レベ
ル設定用D/Aコンバータ43の出力電圧そのままとな
る。従って、黒レベル設定用D/Aコンバータ43の出
力電圧をVb、白レベル設定用D/Aコンバータ41の
出力電圧をVwとすると、加算器42の出力電圧は、V
w+Vbとなる。このときのレーザダイオードLDの発
光ビームの強度がPbになるよう、Vbを調整する。V
bの調整は次のようにして行う。
のように、黒レベル設定用D/Aコンバータ43の出力
電圧と入力データ/255との積を出力する。黒レベル
のAPCが行われている場合には入力データは255な
ので、強度変調用D/Aコンバータ44の出力は黒レベ
ル設定用D/Aコンバータ43の出力電圧そのままとな
る。従って、黒レベル設定用D/Aコンバータ43の出
力電圧をVb、白レベル設定用D/Aコンバータ41の
出力電圧をVwとすると、加算器42の出力電圧は、V
w+Vbとなる。このときのレーザダイオードLDの発
光ビームの強度がPbになるよう、Vbを調整する。V
bの調整は次のようにして行う。
【0042】比較器15に入力される基準電圧(比較器
17の出力電圧V2)がレーザダイオードLDがPbの
ビームを発光しているときの可変抵抗21の電位に対応
している。従って、比較器15の出力値がハイからロー
またはローからハイに切り替わる点を見つければ、そこ
ががレーザダイオードLDがPbのビームを射出してい
る点である。白レベルのAPCの場合と同様にして、黒
レベル設定用D/Aコンバータ43の入力データを増減
させることにより、レーザダイオードLDの発光強度を
変化させて、強度がPbとなる時の黒レベル設定用D/
Aコンバータ43の入力データを見つけることにより、
黒レベルの調整が完了する。調整が完了すると、黒レベ
ル設定用D/Aコンバータ43に入力するデータも固定
する。
17の出力電圧V2)がレーザダイオードLDがPbの
ビームを発光しているときの可変抵抗21の電位に対応
している。従って、比較器15の出力値がハイからロー
またはローからハイに切り替わる点を見つければ、そこ
ががレーザダイオードLDがPbのビームを射出してい
る点である。白レベルのAPCの場合と同様にして、黒
レベル設定用D/Aコンバータ43の入力データを増減
させることにより、レーザダイオードLDの発光強度を
変化させて、強度がPbとなる時の黒レベル設定用D/
Aコンバータ43の入力データを見つけることにより、
黒レベルの調整が完了する。調整が完了すると、黒レベ
ル設定用D/Aコンバータ43に入力するデータも固定
する。
【0043】次に、画像形成について、説明する。画像
形成は、APCが完了し、入力データが調整された、白
レベル設定用D/Aコンバータ41と黒レベル設定用D
/Aコンバータ43の出力電圧VwおよびVbと、画像
データD0〜D7に基づいてレーザダイオードLDの発
光強度を変調することにより行う。
形成は、APCが完了し、入力データが調整された、白
レベル設定用D/Aコンバータ41と黒レベル設定用D
/Aコンバータ43の出力電圧VwおよびVbと、画像
データD0〜D7に基づいてレーザダイオードLDの発
光強度を変調することにより行う。
【0044】CPU150は、3ステートバッファ45
の制御信号OEをTRUEとして、画像メモリ31から
のデータ転送を許容する。強度変調用D/Aコンバータ
44にデータD0〜D7(十進数のn)が入力される
と、 電圧値Vd=Vb×n/255 が出力される。
の制御信号OEをTRUEとして、画像メモリ31から
のデータ転送を許容する。強度変調用D/Aコンバータ
44にデータD0〜D7(十進数のn)が入力される
と、 電圧値Vd=Vb×n/255 が出力される。
【0045】加算器42により、強度変調用D/Aコン
バータ44の出力値と白レベル設定用D/Aコンバータ
41の出力電圧Vwとが加算され、 Vadd=Vw+(Vb×n/255) が、電流源19に入力される。従って、入力データD0
〜D7に応じて、最小Pw、最大Pbの間で、階調に比
例して強度変調されたレーザビームが発光されることに
なる。ただし、上述のように制御した場合、入力データ
D0〜D7が全て0(すなわちn=0)の時に、Pwの
強度のビームが出力されることになり、厳密な意味での
白画像が形成されない可能性が残る。このため、入力デ
ータD0〜D7が全て0(即ち白を意味する場合)は、
デジタルコンパレータからスイッチ素子18に制御信号
が送られ、スイッチ素子18はオフ状態となる。従っ
て、n=0(入力データD0〜D7が全て0)の時に
は、レーザダイオードLDは発光せず、かぶりのない、
完全な白レベルが実現される。
バータ44の出力値と白レベル設定用D/Aコンバータ
41の出力電圧Vwとが加算され、 Vadd=Vw+(Vb×n/255) が、電流源19に入力される。従って、入力データD0
〜D7に応じて、最小Pw、最大Pbの間で、階調に比
例して強度変調されたレーザビームが発光されることに
なる。ただし、上述のように制御した場合、入力データ
D0〜D7が全て0(すなわちn=0)の時に、Pwの
強度のビームが出力されることになり、厳密な意味での
白画像が形成されない可能性が残る。このため、入力デ
ータD0〜D7が全て0(即ち白を意味する場合)は、
デジタルコンパレータからスイッチ素子18に制御信号
が送られ、スイッチ素子18はオフ状態となる。従っ
て、n=0(入力データD0〜D7が全て0)の時に
は、レーザダイオードLDは発光せず、かぶりのない、
完全な白レベルが実現される。
【0046】以上のようにAPCおよび画像形成処理が
行われることににより、図4のように、レーザダイオー
ドLDの閾値Ithよりも高いIw〜Ibの電流によっ
て強度変調が行われ、閾値Ithよりも低い領域での光
強度での強度変調が回避されるため、白レベルに近い領
域での階調がつぶれることが防止できる。また、画像デ
ータD0〜D7の全てのビットが0の時には、スイッチ
素子18がオフ状態になるため、レーザダイオードLD
は発光しない。これにより、全くかぶりのない本来の白
画像を得ることができる。加えて、感光体ドラムの受光
感度が変化しても、それに応じてD/Aコンバータ16
および17の入力データを増減することにより、レーザ
ダイオードLDの発光レベルを調整することができる。
行われることににより、図4のように、レーザダイオー
ドLDの閾値Ithよりも高いIw〜Ibの電流によっ
て強度変調が行われ、閾値Ithよりも低い領域での光
強度での強度変調が回避されるため、白レベルに近い領
域での階調がつぶれることが防止できる。また、画像デ
ータD0〜D7の全てのビットが0の時には、スイッチ
素子18がオフ状態になるため、レーザダイオードLD
は発光しない。これにより、全くかぶりのない本来の白
画像を得ることができる。加えて、感光体ドラムの受光
感度が変化しても、それに応じてD/Aコンバータ16
および17の入力データを増減することにより、レーザ
ダイオードLDの発光レベルを調整することができる。
【0047】なお、前述のように、この実施例では同期
信号HSYNCの1周期の1/2を画像走査に利用して
おり、この画像走査が完了され、次の同期信号HSYN
Cが入力されるまでの残りの1/2周期の間、再度白レ
ベルと黒レベルの設定、すなわちPw電圧とPb電圧を
設定することで、次の画像走査は常に一定の白レベルと
黒レベルとの間で行われるため、レーザダイオードの温
度特性が画像の白黒濃度に影響を与えることはない。
信号HSYNCの1周期の1/2を画像走査に利用して
おり、この画像走査が完了され、次の同期信号HSYN
Cが入力されるまでの残りの1/2周期の間、再度白レ
ベルと黒レベルの設定、すなわちPw電圧とPb電圧を
設定することで、次の画像走査は常に一定の白レベルと
黒レベルとの間で行われるため、レーザダイオードの温
度特性が画像の白黒濃度に影響を与えることはない。
【0048】図6は、上述の自動光量補正処理を示すフ
ローチャートである。図6においては、比較的描画速度
が遅く、1ラインの走査中にPbとPwの両方の設定を
行うことが可能な場合の処理を示す。図2に示すよう
に、APCは、1ラインの走査期間の中で、画像形成が
終了した後の期間中に行われる。S11では、白レベル
設定用D/Aコンバータ41の入力データを変えなが
ら、上述の白レベル設定を行う。(S13、S15)。
白レベルの設定が終わると、黒レベル設定用D/Aコン
バータの入力データを増減しながら、黒レベルの設定を
行い(S17〜S21)、自動光量補正処理を終了す
る。この処理が各ラインの走査毎に行われる。
ローチャートである。図6においては、比較的描画速度
が遅く、1ラインの走査中にPbとPwの両方の設定を
行うことが可能な場合の処理を示す。図2に示すよう
に、APCは、1ラインの走査期間の中で、画像形成が
終了した後の期間中に行われる。S11では、白レベル
設定用D/Aコンバータ41の入力データを変えなが
ら、上述の白レベル設定を行う。(S13、S15)。
白レベルの設定が終わると、黒レベル設定用D/Aコン
バータの入力データを増減しながら、黒レベルの設定を
行い(S17〜S21)、自動光量補正処理を終了す
る。この処理が各ラインの走査毎に行われる。
【0049】図7は、本実施例の光強度変調回路1にお
けるレーザダイオードLDの電流−光強度特性の温度変
化を示す図である。レーザダイオードLDは一般的に、
図9に示すような温度特性を持っている。図7におい
て、特性1(CH1)は温度が低いとき、特性2(CH
2)は温度が高いときの特性を示している。閾値電流は
温度特性を有しているため、特性1における閾値電流I
thが温度上昇によりΔIだけ高くなりIth’となる。
尚、特性のグラフの傾き(微分効率η)は温度に依存せ
ず一定値であると考えられており、特性2は特性1のグ
ラフ全体をΔIだけ図中右側に平行移動したグラフとな
っている。
けるレーザダイオードLDの電流−光強度特性の温度変
化を示す図である。レーザダイオードLDは一般的に、
図9に示すような温度特性を持っている。図7におい
て、特性1(CH1)は温度が低いとき、特性2(CH
2)は温度が高いときの特性を示している。閾値電流は
温度特性を有しているため、特性1における閾値電流I
thが温度上昇によりΔIだけ高くなりIth’となる。
尚、特性のグラフの傾き(微分効率η)は温度に依存せ
ず一定値であると考えられており、特性2は特性1のグ
ラフ全体をΔIだけ図中右側に平行移動したグラフとな
っている。
【0050】図中特性1のグラフ上では、Imの電流を
レーザダイオードに流した時に発光強度が下限値(白レ
ベル)Pwとなり(図中A点に対応)、Im+Iαの電
流を流した時に発光強度が上限値(黒レベル)Pbとな
る(図中B点に対応)。同様の発光強度(上限値Pwお
よび下限値Pb)を、特性2において得るためには、特
性2のグラフ上の点A’およびB’に対応する電流をレ
ーザダイオードに流す必要がある。上述のように、特性
2のグラフは特性1のグラフをΔIだけ図中右側に平行
移動したものであるため、グラフ上の点A’およびB’
に対応する電流Im’およびIm’+Iαは、さらに、I
m’=Im+ΔIおよびIm’+Iα=Im+ΔI+Iαと
表される。従って、A’点とB’点との間隔は一定に保
たれるので、A’点(またはB’点)に関して光量調整
するだけで、自動的にB’点(またはA’点)に関する
光量補正も行われることになる。
レーザダイオードに流した時に発光強度が下限値(白レ
ベル)Pwとなり(図中A点に対応)、Im+Iαの電
流を流した時に発光強度が上限値(黒レベル)Pbとな
る(図中B点に対応)。同様の発光強度(上限値Pwお
よび下限値Pb)を、特性2において得るためには、特
性2のグラフ上の点A’およびB’に対応する電流をレ
ーザダイオードに流す必要がある。上述のように、特性
2のグラフは特性1のグラフをΔIだけ図中右側に平行
移動したものであるため、グラフ上の点A’およびB’
に対応する電流Im’およびIm’+Iαは、さらに、I
m’=Im+ΔIおよびIm’+Iα=Im+ΔI+Iαと
表される。従って、A’点とB’点との間隔は一定に保
たれるので、A’点(またはB’点)に関して光量調整
するだけで、自動的にB’点(またはA’点)に関する
光量補正も行われることになる。
【0051】図8は、上述の、微分効率を利用した、自
動光量補正処理の第2の例を示すフローチャートであ
る。まずS23において、白レベル設定用D/Aコンバ
ータに入力するデータとして所定の値が設定される。こ
のときの、黒レベル設定用D/Aコンバータの入力デー
タの値は、白レベル設定用D/Aコンバータの入力デー
タ+所定値となっている。この所定値は、図7中のPw
(A点又はA’点)からPb(B点またはB’点)に対
応した電圧値である。上記の関係を保ちつつ、白レベル
設定用D/Aコンバータの入力データを増減しながら、
黒レベルに関して比較器15の出力をモニタする。すな
わち、制御信号OEおよびBLKを共にFALSEにし
て黒レベルのAPCと同様の処理を行う。APC開始時
に比較器15の出力がLだとすると、白レベル設定用D
/Aコンバータ41の入力データを増加させながら、比
較器15の出力がLからHに変わる点を検出する。
動光量補正処理の第2の例を示すフローチャートであ
る。まずS23において、白レベル設定用D/Aコンバ
ータに入力するデータとして所定の値が設定される。こ
のときの、黒レベル設定用D/Aコンバータの入力デー
タの値は、白レベル設定用D/Aコンバータの入力デー
タ+所定値となっている。この所定値は、図7中のPw
(A点又はA’点)からPb(B点またはB’点)に対
応した電圧値である。上記の関係を保ちつつ、白レベル
設定用D/Aコンバータの入力データを増減しながら、
黒レベルに関して比較器15の出力をモニタする。すな
わち、制御信号OEおよびBLKを共にFALSEにし
て黒レベルのAPCと同様の処理を行う。APC開始時
に比較器15の出力がLだとすると、白レベル設定用D
/Aコンバータ41の入力データを増加させながら、比
較器15の出力がLからHに変わる点を検出する。
【0052】比較器15の出力が変化した時点での白レ
ベル設定用D/Aコンバータ41の入力データがAPC
の結果得られた白レベル設定用データとなる。言い換え
れば、黒レベル設定用D/Aコンバータ43の出力電圧
Vbを固定して、白レベル設定用D/Aコンバータ41
の出力電圧Vwを変化させ、発光強度Pbが得られるよ
うに制御する。従って、一回のAPC処理により、白レ
ベルの発光強度Pwと黒レベルの発光強度Pbとの間隔
を保ちつつレベル設定することができる。
ベル設定用D/Aコンバータ41の入力データがAPC
の結果得られた白レベル設定用データとなる。言い換え
れば、黒レベル設定用D/Aコンバータ43の出力電圧
Vbを固定して、白レベル設定用D/Aコンバータ41
の出力電圧Vwを変化させ、発光強度Pbが得られるよ
うに制御する。従って、一回のAPC処理により、白レ
ベルの発光強度Pwと黒レベルの発光強度Pbとの間隔
を保ちつつレベル設定することができる。
【0053】図9は、1ラインの走査につき白レベルま
たは黒レベルの一方についてのみ光量調整を行う例を示
すフローチャートである。図9の方法は、比較的描画速
度が速く、白レベルと黒レベルのAPCを1ラインの走
査期間中に行えない場合に好適である。
たは黒レベルの一方についてのみ光量調整を行う例を示
すフローチャートである。図9の方法は、比較的描画速
度が速く、白レベルと黒レベルのAPCを1ラインの走
査期間中に行えない場合に好適である。
【0054】図9の処理においては、1ライン毎に白レ
ベルと黒レベルの光量調整を交互に行っている。まず、
S31で前ラインの走査時にどちらのレベルの光量調整
が行われたかにより、今回の調整対象となるレベルを決
定する。今回の調整対象が白レベルの場合には、制御信
号BLKをTRUEとして、白レベルの設定を行う電
(S33〜S37)。調整対象が黒レベルの場合には、
制御信号BLKをFALSEとして黒レベルの設定を行
う(S41〜S45)。なお、何れの場合にも制御信号
OEはFALSEとする。
ベルと黒レベルの光量調整を交互に行っている。まず、
S31で前ラインの走査時にどちらのレベルの光量調整
が行われたかにより、今回の調整対象となるレベルを決
定する。今回の調整対象が白レベルの場合には、制御信
号BLKをTRUEとして、白レベルの設定を行う電
(S33〜S37)。調整対象が黒レベルの場合には、
制御信号BLKをFALSEとして黒レベルの設定を行
う(S41〜S45)。なお、何れの場合にも制御信号
OEはFALSEとする。
【0055】図10は、光走査装置SUとプリンタコン
トローラPUとの間で通信回線COMを介して行われる
データ通信の様子を示すタイミングチャートである。レ
ーザビームプリンタの電源がオンされると、プリンタコ
ントローラPCのメインCPU30から光走査装置SU
のCPU150に起動開始を指示する起動データR1が
送信される。起動データを受信すると、CPU150は
受信データに基づく処理(受信処理)C1を実行する。
すなわち、ポリゴンミラー3の回転を開始し、レーザを
点灯させる。印字可能な状態になると(ポリゴンミラー
3の回転が安定して定常回転になり、またレーザが点灯
して発光が安定すると)、CPU150は通信処理(送
信処理)C2の後に、メインCPU30に動作OKデー
タT1を送信する。
トローラPUとの間で通信回線COMを介して行われる
データ通信の様子を示すタイミングチャートである。レ
ーザビームプリンタの電源がオンされると、プリンタコ
ントローラPCのメインCPU30から光走査装置SU
のCPU150に起動開始を指示する起動データR1が
送信される。起動データを受信すると、CPU150は
受信データに基づく処理(受信処理)C1を実行する。
すなわち、ポリゴンミラー3の回転を開始し、レーザを
点灯させる。印字可能な状態になると(ポリゴンミラー
3の回転が安定して定常回転になり、またレーザが点灯
して発光が安定すると)、CPU150は通信処理(送
信処理)C2の後に、メインCPU30に動作OKデー
タT1を送信する。
【0056】メインCPU30は、印字中にも随時動作
チェックデータRCを光走査装置に送信する。光走査装
置のCPU150は、動作チェックデータRCを受信す
ると、メイン処理Mから受信処理C1に移行して現在の
動作をチェックし、正常に動作している場合には動作O
KデータTCを、正常でない場合には、動作NGデータ
を送信する(送信処理C2)。
チェックデータRCを光走査装置に送信する。光走査装
置のCPU150は、動作チェックデータRCを受信す
ると、メイン処理Mから受信処理C1に移行して現在の
動作をチェックし、正常に動作している場合には動作O
KデータTCを、正常でない場合には、動作NGデータ
を送信する(送信処理C2)。
【0057】動作チェックデータRCには、動作チェッ
クに必要なデータの他に、白レベル黒レベルの基準電圧
を変更するためのデータも含まれる。基準電圧は、例え
ばカラー印刷に対応して、色成分毎に発光強度を相対的
に変化させる場合や、感光ドラム表面の感光感度の変化
に応じて変化させる必要がある。光走査装置のCPU1
50は、その変更データに基づいてD/Aコンバータ1
6および17に入力するデータを変更して白レベル及び
黒レベルに対応する基準電圧を再設定する。なお、感光
ドラムの感度変化に関するデータは必要に応じて動作チ
ェックデータRCに入れられる。
クに必要なデータの他に、白レベル黒レベルの基準電圧
を変更するためのデータも含まれる。基準電圧は、例え
ばカラー印刷に対応して、色成分毎に発光強度を相対的
に変化させる場合や、感光ドラム表面の感光感度の変化
に応じて変化させる必要がある。光走査装置のCPU1
50は、その変更データに基づいてD/Aコンバータ1
6および17に入力するデータを変更して白レベル及び
黒レベルに対応する基準電圧を再設定する。なお、感光
ドラムの感度変化に関するデータは必要に応じて動作チ
ェックデータRCに入れられる。
【0058】光走査装置からプリンタに送信される動作
NGデータには、光走査装置の異常箇所に関する動作も
動作データとして送信するようになっている。また、プ
リンタと光走査装置間でのデータ通信は、比較的CPU
150の負荷が少ない、印字動作中に行われる。図中C
Mで表される領域が通信可能領域となっており、PRで
示す領域が印字領域である。図中、/VIDEOはアク
ティブローのレーザオン・オフ信号で、/VIDEO
=”L”のときにレーザがオンされる。図10において
は、自動光量補正(APC)は、図6に示す方法により
行われている。すなわち、1回の補正処理で白レベルと
黒レベルの双方を決定する方法を採用することにより、
短い期間内で白・黒両レベルの電圧値が決定される。
NGデータには、光走査装置の異常箇所に関する動作も
動作データとして送信するようになっている。また、プ
リンタと光走査装置間でのデータ通信は、比較的CPU
150の負荷が少ない、印字動作中に行われる。図中C
Mで表される領域が通信可能領域となっており、PRで
示す領域が印字領域である。図中、/VIDEOはアク
ティブローのレーザオン・オフ信号で、/VIDEO
=”L”のときにレーザがオンされる。図10において
は、自動光量補正(APC)は、図6に示す方法により
行われている。すなわち、1回の補正処理で白レベルと
黒レベルの双方を決定する方法を採用することにより、
短い期間内で白・黒両レベルの電圧値が決定される。
【0059】自動光量補正が行われる期間APの間は、
光量補正処理が優先的に行われ、通信処理CMは禁止さ
れる。すなわち、自動光量調整(APC)処理中はデー
タ通信は行われず、自動光量調整(APC)処理と通信
処理とが同時に発生した場合には、自動光量調整(AP
C)処理が優先され、その後で通信処理が行われる。
光量補正処理が優先的に行われ、通信処理CMは禁止さ
れる。すなわち、自動光量調整(APC)処理中はデー
タ通信は行われず、自動光量調整(APC)処理と通信
処理とが同時に発生した場合には、自動光量調整(AP
C)処理が優先され、その後で通信処理が行われる。
【0060】本実施例では、メインCPUからの動作チ
ェック信号R1に応答して動作状態を示す信号がCPU
150からメインCPU30に転送される。このため、
通信回線のみで、CPU150とメインCPU30との
間で多くの情報を送受信する事ができる。例えば、レー
ザが点灯しない場合に、その原因がレーザの劣化なの
か、/HSYNC信号の異常なのかを、動作データとし
てメインCPU30に送信することが可能となる。
ェック信号R1に応答して動作状態を示す信号がCPU
150からメインCPU30に転送される。このため、
通信回線のみで、CPU150とメインCPU30との
間で多くの情報を送受信する事ができる。例えば、レー
ザが点灯しない場合に、その原因がレーザの劣化なの
か、/HSYNC信号の異常なのかを、動作データとし
てメインCPU30に送信することが可能となる。
【0061】以上説明したように、本発明は、まず発光
強度の白レベルと黒レベルを設定し、これらの設定され
た白レベルと黒レベルの各レーザダイオードの発光強度
の範囲内で画像信号に対応するレーザダイオードの発光
強度を所定の階調で段階的に設定する構成とした上で、
白レベルと黒レベルを共に増減させることにより、白レ
ベルと黒レベルにより規定される発光強度範囲をシフト
することを特徴としている。このように構成されている
ために、レーザダイオードの電流−光強度特性にかかわ
らず、また感光体(被走査面)の感度の変動にかかわら
ず、白レベルと黒レベルの間で所望の階調の光走査を行
うことができる。
強度の白レベルと黒レベルを設定し、これらの設定され
た白レベルと黒レベルの各レーザダイオードの発光強度
の範囲内で画像信号に対応するレーザダイオードの発光
強度を所定の階調で段階的に設定する構成とした上で、
白レベルと黒レベルを共に増減させることにより、白レ
ベルと黒レベルにより規定される発光強度範囲をシフト
することを特徴としている。このように構成されている
ために、レーザダイオードの電流−光強度特性にかかわ
らず、また感光体(被走査面)の感度の変動にかかわら
ず、白レベルと黒レベルの間で所望の階調の光走査を行
うことができる。
【0062】描画速度が比較的高速な場合でも白レベル
と黒レベルの発光強度を調整することができるので、処
理速度を低下させることなく、確実に所望の階調で画像
形成することが可能となる。さらに、発光強度設定手段
は画像信号が0の時にレーザダイオードの発行を停止す
ることで、走査される画像にかぶりが生じることを防止
できる。また、被走査面の感度に対応して発光強度が補
正されるので、被走査面の感度が変動しても、確実に所
望の階調の画像を得ることができる。
と黒レベルの発光強度を調整することができるので、処
理速度を低下させることなく、確実に所望の階調で画像
形成することが可能となる。さらに、発光強度設定手段
は画像信号が0の時にレーザダイオードの発行を停止す
ることで、走査される画像にかぶりが生じることを防止
できる。また、被走査面の感度に対応して発光強度が補
正されるので、被走査面の感度が変動しても、確実に所
望の階調の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光強度変調回路が適用される光走査装
置の全体構成を示す斜視図である。
置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】走査期間中の、画像形成とAPCのタイミング
を示す図である。
を示す図である。
【図3】レーザビームプリンタの全体構成のブロック図
である。
である。
【図4】レーザダイオードのI−P特性図と、本発明を
適用した場合の変調特性を示す図である。
適用した場合の変調特性を示す図である。
【図5】レーザダイオードのI−P特性図と、従来の制
御による変調特性を示す図である。
御による変調特性を示す図である。
【図6】自動光量補正の第1の例を示すフローチャート
である。
である。
【図7】レーザダイオードのI−P特性の温度変化を説
明する図である。
明する図である。
【図8】自動光量補正の第2の例を示すフローチャート
である。
である。
【図9】自動光量補正の第3の例を示すフローチャート
である。
である。
【図10】レーザビームプリンタのメインCPUと光走
査装置のCPUとのデータ通信を説明する図である。
査装置のCPUとのデータ通信を説明する図である。
LD レーザダイオード PD フォトダイオード 1 光強度変調回路 3 ポリゴンミラー 4 感光ドラム 7 受光センサ 13 書き出し位置検出回路 14 比較器 15 比較器 16 D/Aコンバータ 17 D/Aコンバータ 18 スイッチ素子 19 電流源 21 可変抵抗 30 CPU 31 画像メモリ 32 画像クロック 41 白レベル設定用D/Aコンバータ 43 黒レベル設定用D/Aコンバータ 42 加算器 44 強度変換用D/Aコンバータ 45 3ウエイバッファ 46 デジタルコンパレータ 150 CPU
Claims (12)
- 【請求項1】 階調情報を含む画像信号に基づいてレー
ザダイオードが射出するレーザビームの発光強度を変調
しつつ光走査を行う光走査装置に実装されるものであっ
て、 レーザビームの最大発光強度と最小発光強度を設定する
強度設定手段と、 前記最大発光強度と前記最小発光強度とで規定される強
度範囲内で、前記画像信号に応じた強度のレーザビーム
を発光するよう、前記レーザダイオードを駆動するレー
ザ駆動手段と、 前記強度範囲をシフトする強度範囲変更手段とを有する
ことを特徴とする、光走査装置の光強度変調回路。 - 【請求項2】 前記強度範囲変更手段は、前記レーザビ
ームの被走査面の感度に応じて前記強度範囲をシフトす
ることを特徴とする、請求項1に記載の光走査装置の光
強度変調回路。 - 【請求項3】 前記光走査装置は電子写真法を利用した
画像処理装置に実装されるものであり、前記画像処理装
置は光強度の範囲設定に関するデータを前記光走査装置
に伝達する伝達手段を有しており、前記光走査装置は前
記伝達手段から伝達される前記光強度の範囲設定に関す
るデータを受信する受信手段を有し、前記強度範囲変更
手段は、前記光強度の範囲設定に関するデータに応じて
前記強度範囲をシフトすることを特徴とする、請求項2
の光走査装置の光強度変調回路。 - 【請求項4】 前記光強度の範囲設定に関するデータ
は、前記画像処理装置の感光体表面の感度を示すデータ
であること、を特徴とする請求項3の光走査装置の光強
度変調回路。 - 【請求項5】 画像信号に基づいてレーザダイオードの
発光強度を変調して光走査を行う光走査装置において、 前記画像信号に基づいて、前記レーザダイオードの発光
強度を、第1発光強度と、該第1発光強度より大きい第
2発光強度との間で所定の段階に分割して設定する階調
設定手段と、 前記第1発光強度が第1レベルとなるよう前記レーザダ
イオードの発光強度を調整する第1のレベル調整手段
と、 前記第2発光強度が第2レベルとなるよう前記レーザダ
イオードの発光強度を調整する第2のレベル調整手段
と、を有し、 前記第1レベルと前記第2レベルの少なくとも一方が変
更可能であること、を特徴とする光走査装置の光強度変
調回路。 - 【請求項6】前記第1レベルと前記第2レベルの双方
が、独立して変更可能であること、を特徴とする、請求
項5に記載の光走査装置の光強度変調回路。 - 【請求項7】一回の光走査が行われる毎に、前記第1の
レベル調整手段と第2のレベル調整手段の少なくとも一
方を作動させる制御手段をさらに有すること、を特徴と
する請求項5または6に記載の光走査装置の光強度変調
回路。 - 【請求項8】 前記第1のレベルと前記第2のレベルは
前記光走査の被走査面の感度に基づいて変更されるこ
と、を特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の光
走査装置の強度変調回路。 - 【請求項9】 前記第1レベル調整手段は前記レーザダ
イオードから射出されたレーザビームを受光して受光ビ
ームの強度に応じた信号を出力する受光手段と、第1レ
ベルに対応した信号を出力する第1レベル設定手段と、
前記受光ビームの強度に応じた信号と第1レベルに対応
した信号とを比較する第1レベル比較手段と、前記第1
レベル比較手段の比較結果に基づいて前記レーザダイオ
ードの発光強度を制御する第1レベル制御手段とを有
し、前記第1レベル設定手段の出力信号が可変であるこ
と、を特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の光
走査装置の強度変調回路。 - 【請求項10】 前記第2レベル調整手段は前記レーザ
ダイオードから射出されたレーザビームを受光して受光
ビームの強度に応じた信号を出力する受光手段と、第2
レベルに対応した信号を出力する第2レベル設定手段
と、前記受光ビームの強度に応じた信号と第2レベルに
対応した信号とを比較する第2レベル比較手段と、前記
第2レベル比較手段の比較結果に基づいて前記レーザダ
イオードの発光強度を制御する第2レベル制御手段とを
有し、前記第2レベル設定手段の出力信号が可変である
こと、を特徴とする請求項5から9のいずれかに記載の
光走査装置の強度変調回路。 - 【請求項11】 前記第1及び第2レベル設定手段はD
/Aコンバータであること、を特徴とする請求項9また
は10に記載の光走査装置の強度変調回路。 - 【請求項12】 前記階調設定手段は画像信号が0の時
にはレーザダイオードの発光を停止させる請求項5から
11のいずれかに記載の光走査装置の光強度変調回路。
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JP7246694A JPH0969663A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 光走査装置の光強度変調回路 |
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