JPH094763A - 配管把持固定用クランプ - Google Patents
配管把持固定用クランプInfo
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- JPH094763A JPH094763A JP17269195A JP17269195A JPH094763A JP H094763 A JPH094763 A JP H094763A JP 17269195 A JP17269195 A JP 17269195A JP 17269195 A JP17269195 A JP 17269195A JP H094763 A JPH094763 A JP H094763A
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Abstract
ランプが配管に対する把持力を高め、さらに該配管を移
送する間に振動等によってその位置を変動させたりして
しまう等の問題を発生させず、その後の作業も容易な配
管固定用クランプを提供する。 【構成】 長手方向のほぼ中央部に、配管を把持するた
めの把持壁が弯曲して形成され、該把持壁に連なって、
その両側に一体に一対の取付け壁が延出され、該取付け
壁には相互に重合する取付け孔が貫設されてなる配管把
持固定用クランプにおいて、前記一対の取付け壁のうち
一方の取付け壁には把持壁より延出する箇所に掛支孔が
穿設され、また他方の取付け壁には前記掛支孔に対応し
て爪壁が突出し、かつ該爪壁は前記掛支孔に嵌挿した先
端を前記把持壁形成方向に向けて折り返して固定してな
る配管把持固定用クランプ。
Description
として、自動車、各種の機器、装置等に配設され、金属
ないし合成樹脂よりなる比較的細径の配管を相手基体に
固定するために使用されている配管把持固定用クランプ
の改良に関する。
て、金属ないし合成樹脂よりなる比較的細径の配管が自
動車、各種の機器、装置等の相手基体に固定されてい
る。ここで、相手基体に固定される配管は、予め前記配
管の長手方向の所定位置に、配管把持固定用クランプが
仮止めされた状態で機器、装置等の組み立て工程へ供給
されている。そして前記の組み立て工程では、配管把持
固定用クランプの取付け壁に設けられた取付け孔に組み
立てボルトが挿入され、相手基体に締着されて配管が固
定されている。従来、図4に示すように、配管の長手方
向の所定位置に仮止めされる金属製の配管把持固定用ク
ランプ5は、長手方向のほぼ中央部に配管1を把持する
ための把持壁2が弯曲して形成され、該把持壁2に連な
って、その両側に一体に一対の取付け壁3a、3bが延
出され、該一対の取付け壁の長手方向の中央部におい
て、相互に重合する取付け孔4が貫設されてなるもので
あった。
ンプを配管の所定位置に設置する際には、まず、配管固
定用クランプ5の重合する一対の取付け壁3a、3bの
先端部を相互に解放して把持壁2に配管1を装着するた
めの作業を行う。この際に、把持壁2の内径は配管を装
着するために拡径せざるを得ない。次に把持壁2の内面
に配管1の外周面を密着するため一対の取付け壁3a、
3bを重合するように把持壁2を縮径する作業を行う
が、一旦拡径した後には、把持壁2の内径はスプリング
バックによって容易に規定値にまで縮径せず、したがっ
て配管把持固定用クランプ5は配管1に仮止めしても取
付け壁3a、3bの特に先端側で解放する傾向となる。
このような状態では、相手基体の定位置に固着するため
に前記配管を搬送する間に、配管固定用クランプ1が振
動等によって定位置から軸方向および/または周方向に
ずれてしまうことが多く、結果として機器、装置等の組
み立て工程現場において位置調整作業を実施しなければ
ならず、大量生産方式の現場での大きな問題であった。
さらに、配管固定用クランプ1による配管1の保持力
は、一対の取付け壁3a、3bの取付け孔4に締着する
ボルトによって発生させているので、ボルトから把持壁
2との間には何らの支持手段がなく、長期使用によって
取付け壁が相互に相対する方向に解放する傾向となって
配管が緩むことがあった。
使用においても配管側に緩みを生ずることことがなく、
また配管を相手基体の定位置に固着するために搬送する
間に、一旦配管の長手方向の所定位置に仮止めされた配
管固定用クランプが振動等によってもその位置をずれる
ことがなく、その後の作業をきわめて容易にした配管固
定用クランプを提供することを目的とする。
を解決するため、研究、開発を重ねた結果、配管固定用
クランプの一対の取付け壁の一方には掛支孔を、また他
方の取付け壁には前記掛支孔に嵌挿可能で折り返し固定
可能な状態で突出してなる爪壁を設けることにより事態
の改善されることを見出だし本発明を完成するに至っ
た。
央部に、配管を把持するための把持壁が弯曲して形成さ
れ、該把持壁に連なって、その両側に一体に一対の取付
け壁が延出され、該取付け壁には相互に重合する取付け
孔が貫設されてなる配管把持固定用クランプにおいて、
前記一対の取付け壁のうち一方の取付け壁には把持壁よ
り延出する箇所に掛支孔が穿設され、また他方の取付け
壁には前記掛支孔に対応して爪壁が突出し、かつ該爪壁
は前記掛支孔に嵌挿した先端を前記把持壁形成方向に向
けて折り返して固定してなる配管把持固定用クランプを
要旨とし、さらに前記爪壁の折り返しの際に前記取付け
壁の一方を前記配管の外周面側にカシメて形成してなる
ものである。
一対の取付け壁のうち、把持壁より延出する箇所で一方
の取付け壁より突出した爪壁が、他方の取付け壁に穿設
された掛支孔に嵌挿可能にして、かつ前記掛支孔に嵌挿
した爪壁の先端を把持壁形成方向に向けて折り返し固定
することにより、前記爪壁の折り返しにより把持壁を配
管側に引張って圧接するよう働き、したがって配管の把
持力を向上して長期使用に際しても配管側に緩みを生ぜ
ず、また前記把持壁に配管を装着する際に発生するスプ
リングバックに抗して、配管把持固定用クランプを配管
に仮止めさせる際の把持力を高め得る。これにより、従
来、配管を本体に固着させるまで搬送する工程において
頻発していた、配管把持固定用クランプの仮止め処理終
了後の位置変動を防止するとともに、相手基体への配管
の締着作業が迅速かつ容易に実施することが可能となっ
た。
述べる。図1は本発明の一実施例の平面図、図2は本発
明の一実施例を配管に組み付けた場合の断面図、図3は
本発明の他の実施例を配管に組み付けた場合の断面図で
ある。
ンプ5は、帯状の金属からなり、長手方向のほぼ中央部
に配管1を把持するための把持壁2が弯曲して形成さ
れ、該把持壁2に連なり、その両側に一体に一対の取付
け壁3a、3bが延出されてなり、該一対の取付け壁3
a、3bは、平坦(図2参照)に形成されているか、或
いはほぼへ字状(図3参照)に屈折されて形成されると
ともに、それぞれ対応する位置に重合する取付け孔4が
貫設されている。前記一対の取付け壁3a、3bのうち
一方の(すなわち相手基体10に面する)取付け壁3a
には把持壁2に近接して配管1の外周面のほぼ接線方向
の位置に掛支孔6が穿設されている。また他方の取付け
壁3bには前記掛支孔6に対応して該掛支孔6に嵌挿可
能な爪壁7が突出し、かつ該爪壁7は、前記掛支孔6に
嵌挿された後、その先端を把持壁2方向に向けて折り返
し固定可能な状態とし得るよう構成されており、該爪壁
7の幅と厚さは前記掛支孔6の長さと幅と同等または僅
かに小さく形成されている。なお、11は、把持壁2の
弯曲作業が容易になるよう当該部分に穿設された長孔、
13は配管把持固定用クランプ5に配管1を装着する時
に配管の外周面に擦り傷の発生を防止するためや、把持
壁2の内周面と配管の外周面との間に弾性力を発生して
把持壁の把持力を高めるために設けられた弾性ブッシュ
である。
クランプ5を配管1に仮止めするに際し、まず一対の取
付け壁3a、3bの先端8を解放して、この解放部より
配管1を挿入し、前記把持壁2に配管1を装着させ、該
把持壁2内面と配管1の外周面を密着させる。このよう
にして、把持壁2と配管1とを密着させた後、把持壁2
にて配管1を把持できる状態まで取付け壁3a、3bを
閉じ合わせ、かつ取付け壁3aに穿設された掛支孔6に
取付け壁3bに突起された爪壁7を嵌挿し、該爪壁7の
先端を把持壁2方向に向けた状態にして折り返して、一
対の取付け壁3a、3bを相互に重合するよう締着して
配管1の長手方向の所定位置に配管把持固定用クランプ
5を仮止めした。かかる爪壁7の折り返しによって、前
記把持壁2を配管1側に引張って圧接するようになり、
したがって配管把持固定用クランプ5による配管1の把
持力を向上して長期使用に際して配管1側に緩みの発生
を防止し、また前記把持壁2への配管1の装着時に生じ
たスプリングバックに抗して配管把持固定用クランプ5
は配管1の長手方向の所定位置に確実に保持されること
になる。
うに前記取付け壁の一方3aを前記配管1の外周面側に
カシメてほぼく字状の窪み12を形成するように該配管
1の外周面に沿わせて構成すると、把持壁2と配管1と
の密着面積が増大して一層把持力を向上せしめる結果と
なる。このように仮止めすると、その後の配管1が搬送
される場合においても、配管把持固定用クランプ5の仮
止め位置には何等の変化も認めらず、取付け孔4に取付
けボルト9を締着することにより相手基体10に配管1
を固定するまで、配管1の長手方向の所定位置に配管把
持固定用クランプ5を確実に仮止めすることができる。
て、簡便なる方策の採用により、前記爪壁の折り返しに
より把持壁を配管側に引張って圧接するよう働き、した
がって配管の把持力を向上して長期使用に際しても配管
側に緩みを生ぜず、さらに配管把持固定用クランプの仮
止め力を向上させたため、配管搬送時などに発生し易か
った配管把持固定用クランプの仮止め位置の軸方向や周
方向の変動等の発生を防止するとともに、機器の組み立
てに際して必要とされる位置調整を省略して、ただちに
相手基体への締着作業を行うことを可能にし得たもので
ある。
面図である。
断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 長手方向のほぼ中央部に、配管を把持す
るための把持壁が弯曲して形成され、該把持壁に連なっ
て、その両側に一体に一対の取付け壁が延出され、該取
付け壁には相互に重合する取付け孔が貫設されてなる配
管把持固定用クランプにおいて、前記一対の取付け壁の
うち一方の取付け壁には把持壁より延出する箇所に掛支
孔が穿設され、また他方の取付け壁には前記掛支孔に対
応して爪壁が突出し、かつ該爪壁は前記掛支孔に嵌挿し
た先端を前記把持壁形成方向に向けて折り返して固定し
てなることを特徴とする配管把持固定用クランプ。 - 【請求項2】 前記爪壁の折り返しの際に前記取付け壁
の一方を前記配管の外周面側にカシメて形成してなるこ
とを特徴とする請求項1記載の配管把持固定用クラン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17269195A JP3886172B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 配管把持固定用クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17269195A JP3886172B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 配管把持固定用クランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094763A true JPH094763A (ja) | 1997-01-07 |
JP3886172B2 JP3886172B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=15946573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17269195A Expired - Fee Related JP3886172B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 配管把持固定用クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3886172B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2007201972B2 (en) * | 2006-05-03 | 2009-01-08 | Norma Germany Gmbh | Clamp for securing a tubular or hose-shaped object |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP17269195A patent/JP3886172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2007201972B2 (en) * | 2006-05-03 | 2009-01-08 | Norma Germany Gmbh | Clamp for securing a tubular or hose-shaped object |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3886172B2 (ja) | 2007-02-28 |
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