JPH09328083A - 車両のフロア構造 - Google Patents
車両のフロア構造Info
- Publication number
- JPH09328083A JPH09328083A JP15058196A JP15058196A JPH09328083A JP H09328083 A JPH09328083 A JP H09328083A JP 15058196 A JP15058196 A JP 15058196A JP 15058196 A JP15058196 A JP 15058196A JP H09328083 A JPH09328083 A JP H09328083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- wire harness
- cross member
- vehicle
- floor tunnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤハーネスを配索した際に凹凸のでない
フロアパネルを提供する。 【解決手段】 車両前後方向に延びて断面略コ字状を成
すフロアトンネル３と、フロアパネル２の車幅方向に配
設したクロスメンバー５と、上記フロアトンネル３およ
びクロスメンバー５に沿って配索したワイヤハーネス１
とによって構成される車両のフロア構造において、上記
フロアトンネル３の上方角部７，７および上記クロスメ
ンバー５の上方角部１０，１０に、下方に向かってへこ
んだ凹部８，１１を設け、該凹部８，１１に上記ワイヤ
ハーネス１を載置して配索したことによる。
フロアパネルを提供する。 【解決手段】 車両前後方向に延びて断面略コ字状を成
すフロアトンネル３と、フロアパネル２の車幅方向に配
設したクロスメンバー５と、上記フロアトンネル３およ
びクロスメンバー５に沿って配索したワイヤハーネス１
とによって構成される車両のフロア構造において、上記
フロアトンネル３の上方角部７，７および上記クロスメ
ンバー５の上方角部１０，１０に、下方に向かってへこ
んだ凹部８，１１を設け、該凹部８，１１に上記ワイヤ
ハーネス１を載置して配索したことによる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロア構造
に関する。さらに詳しくは、自動車において、ワイヤハ
ーネスを配索する際のフロアパネルの形状に関する。
に関する。さらに詳しくは、自動車において、ワイヤハ
ーネスを配索する際のフロアパネルの形状に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、ワイヤハーネスは、自動車等の車
両において、電線を予め取付形状に合わせて配線結束
し、端末に接続用端子を設置している。該ワイヤハーネ
スをフロアパネルに配索する状態を図５〜図８に示す。
両において、電線を予め取付形状に合わせて配線結束
し、端末に接続用端子を設置している。該ワイヤハーネ
スをフロアパネルに配索する状態を図５〜図８に示す。
【０００３】図５はフロアパネルａにワイヤハーネスｂ
を配索した状態を示す斜視図、図６は図５のＶＩ−ＶＩ
線による縦断面図である。通常、フロアパネルａの中央
部には、フロアトンネルｃが車両前後方向に延びてい
る。また、車両の左右両側部にサイドパネルｄを配設し
ており、該サイドパネルｄの間に車幅方向にクロスメン
バーｅを設けている。この図からわかるように、上記フ
ロアトンネルｃの上面、および上記クロスメンバーｅの
側面にワイヤハーネスｂを配索し、適当な部位にテープ
ｆまたはクランプで固定する方法が一般的である。
を配索した状態を示す斜視図、図６は図５のＶＩ−ＶＩ
線による縦断面図である。通常、フロアパネルａの中央
部には、フロアトンネルｃが車両前後方向に延びてい
る。また、車両の左右両側部にサイドパネルｄを配設し
ており、該サイドパネルｄの間に車幅方向にクロスメン
バーｅを設けている。この図からわかるように、上記フ
ロアトンネルｃの上面、および上記クロスメンバーｅの
側面にワイヤハーネスｂを配索し、適当な部位にテープ
ｆまたはクランプで固定する方法が一般的である。
【０００４】また、図７はフロアトンネルｃの側面下部
にワイヤハーネスｂを配索した状態を示す斜視図、図８
は図７のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線による縦断面図である。
図５の場合と同様に、適当な部位にワイヤハーネスｂを
テープｆまたはクランプで固定する。
にワイヤハーネスｂを配索した状態を示す斜視図、図８
は図７のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線による縦断面図である。
図５の場合と同様に、適当な部位にワイヤハーネスｂを
テープｆまたはクランプで固定する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両のフロア構造においては、以下の問題点があっ
た。 （１）フロアパネルａの上にフロアカーペットｇを敷い
た場合、該フロアカーペットｇの一部がワイヤハーネス
ｂにより凸部をなし、外観を損ねた。 （２）フロアカーペットｇの上記凸部を踏むと、ゴツゴ
ツ感があり不快だった。 （３）ワイヤハーネスｂの配索経路が明確でなく、配索
位置不良が発生することがあった。この場合、シートを
移動するときに該ワイヤハーネスｂに当たり、断線する
おそれがあった。
来の車両のフロア構造においては、以下の問題点があっ
た。 （１）フロアパネルａの上にフロアカーペットｇを敷い
た場合、該フロアカーペットｇの一部がワイヤハーネス
ｂにより凸部をなし、外観を損ねた。 （２）フロアカーペットｇの上記凸部を踏むと、ゴツゴ
ツ感があり不快だった。 （３）ワイヤハーネスｂの配索経路が明確でなく、配索
位置不良が発生することがあった。この場合、シートを
移動するときに該ワイヤハーネスｂに当たり、断線する
おそれがあった。
【０００６】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ワイヤハーネスを配索した際に凸部のないフロアパ
ネルを提供することにある。
で、ワイヤハーネスを配索した際に凸部のないフロアパ
ネルを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するためになされたものであり、その要旨は、車両前
後方向に延びて断面略コ字状を成すフロアトンネルと、
フロアパネルの車幅方向に配設したクロスメンバーと、
上記フロアトンネルおよびクロスメンバーに沿って配索
したワイヤハーネスとによって構成される車両のフロア
構造において、上記フロアトンネルの上方角部および上
記クロスメンバーの上方角部に、下方に向かってへこん
だ凹部を設け、該凹部に上記ワイヤハーネスを載置して
配索したことにある。
決するためになされたものであり、その要旨は、車両前
後方向に延びて断面略コ字状を成すフロアトンネルと、
フロアパネルの車幅方向に配設したクロスメンバーと、
上記フロアトンネルおよびクロスメンバーに沿って配索
したワイヤハーネスとによって構成される車両のフロア
構造において、上記フロアトンネルの上方角部および上
記クロスメンバーの上方角部に、下方に向かってへこん
だ凹部を設け、該凹部に上記ワイヤハーネスを載置して
配索したことにある。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明に係る車両のフロア構造を詳細に説明する。図１は、
ワイヤハーネス１を配索したフロアパネル２を示す斜視
図である。フロアパネル２の中央部を車両前後方向にフ
ロアトンネル３が延びている。また、車両の左右両側部
にサイドパネル４を配設し、該サイドパネル４を連結す
るように車幅方向にクロスメンバー５を設けている。上
記フロアトンネル３とクロスメンバー５は、ともに断面
略コ字状の形状をなし、それぞれの上面角部に、下方に
向かってへこんだ凹部を設けている。該凹部に上記ワイ
ヤハーネス１を載置してテープ６などを用いて配索して
いる。この配索状態を図２〜図４を用いて説明する。
明に係る車両のフロア構造を詳細に説明する。図１は、
ワイヤハーネス１を配索したフロアパネル２を示す斜視
図である。フロアパネル２の中央部を車両前後方向にフ
ロアトンネル３が延びている。また、車両の左右両側部
にサイドパネル４を配設し、該サイドパネル４を連結す
るように車幅方向にクロスメンバー５を設けている。上
記フロアトンネル３とクロスメンバー５は、ともに断面
略コ字状の形状をなし、それぞれの上面角部に、下方に
向かってへこんだ凹部を設けている。該凹部に上記ワイ
ヤハーネス１を載置してテープ６などを用いて配索して
いる。この配索状態を図２〜図４を用いて説明する。
【０００９】図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線による縦断面
図である。断面略コ字状のフロアトンネル３の上方に２
個所の角部７，７を有し、この角部７，７の一方に下方
に向かってへこんだ凹部８を設けている。該凹部８の深
さＤは、ワイヤハーネス１の径に合わせて決定すること
が好ましい。つまり、ワイヤハーネス１を載置したの
ち、フロアパネル２の上からフロアカーペット９を敷い
た状態で、該フロアカーペット９に凸部が発生しない状
態が好ましい。
図である。断面略コ字状のフロアトンネル３の上方に２
個所の角部７，７を有し、この角部７，７の一方に下方
に向かってへこんだ凹部８を設けている。該凹部８の深
さＤは、ワイヤハーネス１の径に合わせて決定すること
が好ましい。つまり、ワイヤハーネス１を載置したの
ち、フロアパネル２の上からフロアカーペット９を敷い
た状態で、該フロアカーペット９に凸部が発生しない状
態が好ましい。
【００１０】図３は図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線による縦断
面図、図４は図１のＩＶ−ＩＶ線による縦断面図であ
る。上記フロアトンネル３の場合と同様に、断面略コ字
状のクロスメンバー５の上方には２個所の角部１０，１
０を有し、この角部１０，１０の一方に下方に向かって
へこんだ凹部１１を設けている。
面図、図４は図１のＩＶ−ＩＶ線による縦断面図であ
る。上記フロアトンネル３の場合と同様に、断面略コ字
状のクロスメンバー５の上方には２個所の角部１０，１
０を有し、この角部１０，１０の一方に下方に向かって
へこんだ凹部１１を設けている。
【００１１】実施の他の形態 ワイヤハーネス１を配索する部位は、上述したようにフ
ロアトンネル３の左側角部およびクロスメンバー５の後
方角部に限定しない。つまり、フロアトンネル３の右側
角部およびクロスメンバー５の前方角部でもよい。
ロアトンネル３の左側角部およびクロスメンバー５の後
方角部に限定しない。つまり、フロアトンネル３の右側
角部およびクロスメンバー５の前方角部でもよい。
【００１２】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る車両のフ
ロア構造によれば、 （１）ワイヤハーネスをフロアトンネルおよびクロスメ
ンバーの凹部に載置して配索する。このため、フロアカ
ーペットに凸部がなくなり、外観が向上する。 （２）フロアカーペットの凸部がなくなるため、フロア
カーペットを踏んだときにゴツゴツ感がなくなる。 （３）シートの移動によるワイヤハーネス断線のおそれ
がなくなる。 （４）ワイヤハーネスをフロアパネル底面より高い位置
に配索するため、フロアが濡れた場合でも漏電等のおそ
れがなくなる。
ロア構造によれば、 （１）ワイヤハーネスをフロアトンネルおよびクロスメ
ンバーの凹部に載置して配索する。このため、フロアカ
ーペットに凸部がなくなり、外観が向上する。 （２）フロアカーペットの凸部がなくなるため、フロア
カーペットを踏んだときにゴツゴツ感がなくなる。 （３）シートの移動によるワイヤハーネス断線のおそれ
がなくなる。 （４）ワイヤハーネスをフロアパネル底面より高い位置
に配索するため、フロアが濡れた場合でも漏電等のおそ
れがなくなる。
【図１】本発明に係るフロアパネルを示す斜視図であ
る。
る。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線による縦断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線による縦断面図であ
る。
る。
【図４】図１のＩＶ−ＩＶ線による縦断面図である。
【図５】従来のフロアパネルを示す斜視図である。（フ
ロアトンネルの上部にワイヤハーネスを配索した場合）
ロアトンネルの上部にワイヤハーネスを配索した場合）
【図６】図５のＶＩ−ＶＩ線による縦断面図である。
【図７】従来のフロアパネルを示す斜視図である。（フ
ロアトンネルの下部にワイヤハーネスを配索した場合）
ロアトンネルの下部にワイヤハーネスを配索した場合）
【図８】図７のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線による縦断面図で
ある。
ある。
１ ワイヤハーネス ２ フロアパネル ３ フロアトンネル ４ サイドパネル ５ クロスメンバー ６ テープ ７ フロアトンネル角部 ８ 凹部（フロアトンネル） ９ フロアカーペット １０ クロスメンバー角部 １１ 凹部（クロスメンバー）
Claims (1)
- 【請求項１】 車両前後方向に延びて断面略コ字状を成
すフロアトンネルと、フロアパネルの車幅方向に配設し
たクロスメンバーと、上記フロアトンネルおよびクロス
メンバーに沿って配索したワイヤハーネスとによって構
成される車両のフロア構造において、 上記フロアトンネルの上方角部および上記クロスメンバ
ーの上方角部に、下方に向かってへこんだ凹部を設け、
該凹部に上記ワイヤハーネスを載置して配索したことを
特徴とする車両のフロア構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15058196A JPH09328083A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 車両のフロア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15058196A JPH09328083A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 車両のフロア構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09328083A true JPH09328083A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15500020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15058196A Pending JPH09328083A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 車両のフロア構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09328083A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2030870A1 (fr) * | 2007-08-29 | 2009-03-04 | Peugeot Citroen Automobiles SA | Structure de véhicule automobile |
| JP2011183971A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Honda Motor Co Ltd | 車体下部構造 |
| JP2013047029A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Mitsubishi Motors Corp | 車両における高圧電線の配設構造 |
| CN109895867A (zh) * | 2017-12-08 | 2019-06-18 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的中央地板板件 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP15058196A patent/JPH09328083A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2030870A1 (fr) * | 2007-08-29 | 2009-03-04 | Peugeot Citroen Automobiles SA | Structure de véhicule automobile |
| FR2920394A1 (fr) * | 2007-08-29 | 2009-03-06 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de maintien pour structure de vehicule automobile |
| JP2011183971A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Honda Motor Co Ltd | 車体下部構造 |
| JP2013047029A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Mitsubishi Motors Corp | 車両における高圧電線の配設構造 |
| CN109895867A (zh) * | 2017-12-08 | 2019-06-18 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的中央地板板件 |
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