JPH09225724A - フライス用チップ - Google Patents
フライス用チップInfo
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- JPH09225724A JPH09225724A JP3377296A JP3377296A JPH09225724A JP H09225724 A JPH09225724 A JP H09225724A JP 3377296 A JP3377296 A JP 3377296A JP 3377296 A JP3377296 A JP 3377296A JP H09225724 A JPH09225724 A JP H09225724A
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- Japan
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- cutting
- tip
- cutting edge
- chip
- milling
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/16—Milling-cutters characterised by physical features other than shape
- B23C5/20—Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
- B23C5/202—Plate-like cutting inserts with special form
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2200/00—Details of milling cutting inserts
- B23C2200/04—Overall shape
- B23C2200/045—Round
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2200/00—Details of milling cutting inserts
- B23C2200/08—Rake or top surfaces
- B23C2200/085—Rake or top surfaces discontinuous
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2200/00—Details of milling cutting inserts
- B23C2200/12—Side or flank surfaces
- B23C2200/125—Side or flank surfaces discontinuous
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】チッピング、欠損が起こりにくく、高硬度材の
切削加工においても切刃の寿命を延長することができる
フライス用チップを提供することにある。 【解決手段】工作機械の主軸に装着されるカッター本体
の端面に取付けられ、被加工物を切削するフライス用チ
ップにおいて、円板状で、全周に逃げ角を有するチップ
本体11の外周縁に複数の切刃すくい面12a〜12d
を設けるとともに、これら切刃すくい面12a〜12d
を側面視で上面に向かって突出する円弧状に形成したこ
とを特徴とする。
切削加工においても切刃の寿命を延長することができる
フライス用チップを提供することにある。 【解決手段】工作機械の主軸に装着されるカッター本体
の端面に取付けられ、被加工物を切削するフライス用チ
ップにおいて、円板状で、全周に逃げ角を有するチップ
本体11の外周縁に複数の切刃すくい面12a〜12d
を設けるとともに、これら切刃すくい面12a〜12d
を側面視で上面に向かって突出する円弧状に形成したこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高硬度材の切削
加工に適するフライス用チップに関する。
加工に適するフライス用チップに関する。
【0002】
【従来の技術】正面フライス盤やマシニングセンタ等の
工作機械の主軸に装着される正面フライス用カッター
は、カッター本体が主軸に直接またはアーバを介して装
着され、このカッター本体の端面には複数個の正面フラ
イス用チップが取付けられている。
工作機械の主軸に装着される正面フライス用カッター
は、カッター本体が主軸に直接またはアーバを介して装
着され、このカッター本体の端面には複数個の正面フラ
イス用チップが取付けられている。
【0003】正面フライス用チップのうち、通常丸駒チ
ップと呼ばれている円形チップは、切刃強度が高く、高
硬度材の切削加工に適している。この円形チップは、図
7に示すように、チップ本体1が円板状で、全周に逃げ
角を有している。すくい面がフラットなものが主流であ
るが、図7に示すようにすくい面2を有しているものも
あるが、切刃3は平面的である。
ップと呼ばれている円形チップは、切刃強度が高く、高
硬度材の切削加工に適している。この円形チップは、図
7に示すように、チップ本体1が円板状で、全周に逃げ
角を有している。すくい面がフラットなものが主流であ
るが、図7に示すようにすくい面2を有しているものも
あるが、切刃3は平面的である。
【0004】また、図8に示すように、カッター本体4
は円盤状で、その端面に複数個のチップ取付け部5が周
方向に等間隔に設けられている。チップ取付け部5はロ
ケータ取付け溝6、チップ押え駒取付け溝7を有してお
り、ロケータ取付け溝6にはロケータ8が締付けねじ9
によって固定され、チップ押え駒取付け溝7にはチップ
押え駒10が締付けねじ11によって固定される。そし
て、チップ押え駒10によってチップ本体1がロケータ
8に押付け固定され、チップ本体1の切刃3の一部がカ
ッター本体4の端面から突出するようになっている。
は円盤状で、その端面に複数個のチップ取付け部5が周
方向に等間隔に設けられている。チップ取付け部5はロ
ケータ取付け溝6、チップ押え駒取付け溝7を有してお
り、ロケータ取付け溝6にはロケータ8が締付けねじ9
によって固定され、チップ押え駒取付け溝7にはチップ
押え駒10が締付けねじ11によって固定される。そし
て、チップ押え駒10によってチップ本体1がロケータ
8に押付け固定され、チップ本体1の切刃3の一部がカ
ッター本体4の端面から突出するようになっている。
【0005】この場合、チップ本体1の軸方向のすくい
角に合わせ、チップ逃げ角、径方向すくい角が決められ
ている。また、前述のようにカッター本体4に対してチ
ップ本体1を取付けて高硬度材の切削加工を行い、カッ
ター本体4から突出し、切削に用いた切刃3が摩耗して
切れ味が低下した場合、チップ押え駒10の締付けねじ
11を緩め、チップ本体1をその軸心を中心として回し
て新しい切刃3の部分をカッター本体4の端面から突出
させて再び加工するようになっており、1個のチップ本
体1の切刃3を数か所使用することができる。
角に合わせ、チップ逃げ角、径方向すくい角が決められ
ている。また、前述のようにカッター本体4に対してチ
ップ本体1を取付けて高硬度材の切削加工を行い、カッ
ター本体4から突出し、切削に用いた切刃3が摩耗して
切れ味が低下した場合、チップ押え駒10の締付けねじ
11を緩め、チップ本体1をその軸心を中心として回し
て新しい切刃3の部分をカッター本体4の端面から突出
させて再び加工するようになっており、1個のチップ本
体1の切刃3を数か所使用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高硬度
材の切削加工においては、加工時にチップ本体1の切刃
3に大きな力が加わり、また切刃3が切削材に食い付く
時の衝撃力が大きく、チッピング、欠損といった損傷が
生じやすい。特に、断続加工においては切刃3が切削材
に断続的に当接する時に大きな衝撃力が切刃3に加わ
り、欠損が生じやすく、切刃寿命も短い。
材の切削加工においては、加工時にチップ本体1の切刃
3に大きな力が加わり、また切刃3が切削材に食い付く
時の衝撃力が大きく、チッピング、欠損といった損傷が
生じやすい。特に、断続加工においては切刃3が切削材
に断続的に当接する時に大きな衝撃力が切刃3に加わ
り、欠損が生じやすく、切刃寿命も短い。
【0007】また、チップ本体1のすくい角をネガティ
ブにして刃先角を大きくすると、切刃強度は高くなる
が、反面、切れ味が悪くなり、加工振動が大きくなると
いう問題がある。
ブにして刃先角を大きくすると、切刃強度は高くなる
が、反面、切れ味が悪くなり、加工振動が大きくなると
いう問題がある。
【0008】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、チップ本体の切刃が
切削材に徐々に食い付き、接触時間を長くして衝撃力を
低減させることができ、チッピング、欠損が起こりにく
く、高硬度材の切削加工においても切刃の寿命を延長す
ることができるフライス用チップを提供することにあ
る。
もので、その目的とするところは、チップ本体の切刃が
切削材に徐々に食い付き、接触時間を長くして衝撃力を
低減させることができ、チッピング、欠損が起こりにく
く、高硬度材の切削加工においても切刃の寿命を延長す
ることができるフライス用チップを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、請求項1は、工作機械の主軸に装
着されるカッター本体の端面に取付けられ、被加工物を
切削するフライス用チップにおいて、円板状で、全周に
逃げ角を有するチップ本体の外周縁に複数の切刃すくい
面を設けるとともに、これら切刃すくい面を側面視で上
面に向かって突出する円弧状に形成したことを特徴とす
る。
的を達成するために、請求項1は、工作機械の主軸に装
着されるカッター本体の端面に取付けられ、被加工物を
切削するフライス用チップにおいて、円板状で、全周に
逃げ角を有するチップ本体の外周縁に複数の切刃すくい
面を設けるとともに、これら切刃すくい面を側面視で上
面に向かって突出する円弧状に形成したことを特徴とす
る。
【0010】請求項2は、請求項1の前記切刃すくい面
は、チップ本体の外周縁に複数個設けられ、各切刃すく
い面は同一円弧形状に形成されていることを特徴とす
る。請求項3は、請求項1の前記各切刃すくい面に対応
する側面には前記カッター本体のチップ取付け部に対し
て面接合する平坦面からなる取付け座が形成されている
ことを特徴とする。
は、チップ本体の外周縁に複数個設けられ、各切刃すく
い面は同一円弧形状に形成されていることを特徴とす
る。請求項3は、請求項1の前記各切刃すくい面に対応
する側面には前記カッター本体のチップ取付け部に対し
て面接合する平坦面からなる取付け座が形成されている
ことを特徴とする。
【0011】前記構成によれば、切刃すくい面が切削材
に当接する時、最も山の高い部分が最初に切削材に当た
り、徐々に山の低い部分に当たるため、接触時間が長く
なって衝撃力を低減させることができる。
に当接する時、最も山の高い部分が最初に切削材に当た
り、徐々に山の低い部分に当たるため、接触時間が長く
なって衝撃力を低減させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1および図2は第1の実施形
態を示し、図1はフライス用チップを示し、(a)は側
面図、(b)は切削状態の正面図、(c)は斜視図であ
る。図2はフライス用チップをカッター本体に取付けた
状態を示し、(a)は側面図、(b)は下面図、(c)
は縦断側面図である。
面に基づいて説明する。図1および図2は第1の実施形
態を示し、図1はフライス用チップを示し、(a)は側
面図、(b)は切削状態の正面図、(c)は斜視図であ
る。図2はフライス用チップをカッター本体に取付けた
状態を示し、(a)は側面図、(b)は下面図、(c)
は縦断側面図である。
【0013】図1に示すように、フライス用チップのチ
ップ本体11は、円板状で、全周に逃げ角(α1 )を有
している。チップ本体11の外周縁には複数、本実施形
態においては4か所に切刃すくい面12a〜12dが設
けられている。これら切刃すくい面12a〜12dはチ
ップ本体11の側面視で、上面に向かって突出する円弧
状に形成されている。すなわち、切刃すくい面12a〜
12dは、Oを中心とする同一の曲率半径R(R10〜
50mm)に形成され、例えば+10〜−20゜のすく
い角(α2 )を有している。
ップ本体11は、円板状で、全周に逃げ角(α1 )を有
している。チップ本体11の外周縁には複数、本実施形
態においては4か所に切刃すくい面12a〜12dが設
けられている。これら切刃すくい面12a〜12dはチ
ップ本体11の側面視で、上面に向かって突出する円弧
状に形成されている。すなわち、切刃すくい面12a〜
12dは、Oを中心とする同一の曲率半径R(R10〜
50mm)に形成され、例えば+10〜−20゜のすく
い角(α2 )を有している。
【0014】そして、このチップ本体11は、後述する
手段によってカッター本体に取付けられるが、そのと
き、例えば0〜60゜のセット角(α3 )で取付けら
れ、いずれが1か所の切刃すくい面12a〜12dが切
削材13に食い込み、切込み量Fが得られるようになっ
ている。なお、図1(b)の矢印Aはフライスの切削送
り方向を示す。
手段によってカッター本体に取付けられるが、そのと
き、例えば0〜60゜のセット角(α3 )で取付けら
れ、いずれが1か所の切刃すくい面12a〜12dが切
削材13に食い込み、切込み量Fが得られるようになっ
ている。なお、図1(b)の矢印Aはフライスの切削送
り方向を示す。
【0015】図2はカッター本体14に対して2個のチ
ップ本体11を取付けた状態を示し、カッター本体14
の端面には2か所にチップ取付け部15が設けられてい
る。チップ取付け部15はロケータ取付け溝16、チッ
プ押え駒取付け溝17を有しており、ロケータ取付け溝
16にはロケータ18が締付けねじ19によって固定さ
れ、チップ押え駒取付け溝17にはチップ押え駒20が
締付けねじ21によって固定される。そして、チップ押
え駒20によってチップ本体11がロケータ18に押付
け固定され、チップ本体11の切刃すくい面12a〜1
2dのいずれか1つの一部がカッター本体14の端面か
ら突出した状態で取付けられる。
ップ本体11を取付けた状態を示し、カッター本体14
の端面には2か所にチップ取付け部15が設けられてい
る。チップ取付け部15はロケータ取付け溝16、チッ
プ押え駒取付け溝17を有しており、ロケータ取付け溝
16にはロケータ18が締付けねじ19によって固定さ
れ、チップ押え駒取付け溝17にはチップ押え駒20が
締付けねじ21によって固定される。そして、チップ押
え駒20によってチップ本体11がロケータ18に押付
け固定され、チップ本体11の切刃すくい面12a〜1
2dのいずれか1つの一部がカッター本体14の端面か
ら突出した状態で取付けられる。
【0016】この場合、チップ本体11の軸方向のすく
い角A・R(アキシアルレーキ)に合わせ、チップ逃げ
角、径方向すくい角R・R(ラジアルレーキ)が決めら
れている。
い角A・R(アキシアルレーキ)に合わせ、チップ逃げ
角、径方向すくい角R・R(ラジアルレーキ)が決めら
れている。
【0017】前述のようにカッター本体14に対してチ
ップ本体11を取付けて高硬度材の切削加工を行い、カ
ッター本体14から突出し、切削に用いた、例えば切刃
すくい面12aが摩耗して切れ味が低下した場合、チッ
プ押え駒20の締付けねじ21を緩め、チップ本体11
をその軸心を中心として回して新しい切刃すくい面12
bの部分をカッター本体14の端面から突出させて再び
加工するようになっており、1個のチップ本体11で4
か所の切刃すくい面12a〜12dを使用することがで
きる。
ップ本体11を取付けて高硬度材の切削加工を行い、カ
ッター本体14から突出し、切削に用いた、例えば切刃
すくい面12aが摩耗して切れ味が低下した場合、チッ
プ押え駒20の締付けねじ21を緩め、チップ本体11
をその軸心を中心として回して新しい切刃すくい面12
bの部分をカッター本体14の端面から突出させて再び
加工するようになっており、1個のチップ本体11で4
か所の切刃すくい面12a〜12dを使用することがで
きる。
【0018】また、この発明のチップ本体11の切刃す
くい面12a〜12dはチップ本体11の側面視で、正
面に向かって突出する円弧状に形成されている。したが
って、チップ本体11の切刃すくい面12aを例に取っ
て説明すると、切刃すくい面12aが切削材13に当接
する時、最も山の高い部分が最初に切削材13に当た
り、徐々に山の低い部分に当たるため、接触時間が長く
なって衝撃力を低減させることができる。この結果、チ
ップ本体11のチッピング、欠損が起こりにくく、高硬
度材の切削加工においても切刃の寿命を延長することが
できる。
くい面12a〜12dはチップ本体11の側面視で、正
面に向かって突出する円弧状に形成されている。したが
って、チップ本体11の切刃すくい面12aを例に取っ
て説明すると、切刃すくい面12aが切削材13に当接
する時、最も山の高い部分が最初に切削材13に当た
り、徐々に山の低い部分に当たるため、接触時間が長く
なって衝撃力を低減させることができる。この結果、チ
ップ本体11のチッピング、欠損が起こりにくく、高硬
度材の切削加工においても切刃の寿命を延長することが
できる。
【0019】図3は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態におけるチップ本体11は、切刃すくい
面12a〜12dに対応する側面に、カッター本体14
のチップ取付け部15に対して面接合する平坦面からな
る取付け座22が形成されている。
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態におけるチップ本体11は、切刃すくい
面12a〜12dに対応する側面に、カッター本体14
のチップ取付け部15に対して面接合する平坦面からな
る取付け座22が形成されている。
【0020】このように取付け座22を形成することに
より、チップ本体11をカッター本体14のチップ取付
け部15にセットしたとき取付け座22がチップ取付け
部15の底面に面接触し、チップ本体11の位置決めが
容易であり、しかも安定した状態に強固に固定できると
いう効果がある。
より、チップ本体11をカッター本体14のチップ取付
け部15にセットしたとき取付け座22がチップ取付け
部15の底面に面接触し、チップ本体11の位置決めが
容易であり、しかも安定した状態に強固に固定できると
いう効果がある。
【0021】図4および図5は第1および第2の実施形
態における変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は平
面図、(c)は側面図であり、同一構成部分は同一番号
を付して説明を省略する。図4はチップ本体11の6か
所に切刃すくい面23a〜23fを設けたものであり、
図5はチップ本体11の8か所に切刃すくい面24a〜
23hを設けたものである。
態における変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は平
面図、(c)は側面図であり、同一構成部分は同一番号
を付して説明を省略する。図4はチップ本体11の6か
所に切刃すくい面23a〜23fを設けたものであり、
図5はチップ本体11の8か所に切刃すくい面24a〜
23hを設けたものである。
【0022】この変形例によれば、第1および第2の実
施形態の4か所に切刃すくい面を設けたものに比べ、1
個のチップ本体11を6回〜8回使用でき、経済的であ
る。図6はこの発明者の実験例を示し、カッターとして
TRD5005R(φ105)を使用し、欠損までの寿
命をテストした結果であり、用意したチップは次の通り
であり、横線は加工長の平均を示す。
施形態の4か所に切刃すくい面を設けたものに比べ、1
個のチップ本体11を6回〜8回使用でき、経済的であ
る。図6はこの発明者の実験例を示し、カッターとして
TRD5005R(φ105)を使用し、欠損までの寿
命をテストした結果であり、用意したチップは次の通り
であり、横線は加工長の平均を示す。
【0023】1.従来の標準チップ 2.この発明の第1のチップ(すくい角0゜で円弧状切
刃すくい面を持ったチップでホーニングR加工) 3.この発明の第2のチップ(すくい角0゜で円弧状切
刃すくい面を持ったチップでホーニング直線加工) 4.この発明の第3のチップ(すくい角5゜で円弧状切
刃すくい面を持ったチップでホーニングR加工) 5.この発明の第4のチップ(すくい角5゜で円弧状切
刃すくい面を持ったチップでホーニング直線加工) [切削条件] 切削速度:V=80m/min 送り :Sz=0.15mm/刃 切込み :a=1.0mm 切削幅 :W50mm 切削材 :SKD61(焼入れ焼戻し HRC50) 使用機械:立型マシニングセンタ VMC−55 乾式、ダウンカット、1枚刃切削によってチップが欠損
するまでの寿命を測定したところ、この発明のチップ2
〜5は、従来の標準チップ1に比べ、1.5〜2倍の寿
命が得られた。
刃すくい面を持ったチップでホーニングR加工) 3.この発明の第2のチップ(すくい角0゜で円弧状切
刃すくい面を持ったチップでホーニング直線加工) 4.この発明の第3のチップ(すくい角5゜で円弧状切
刃すくい面を持ったチップでホーニングR加工) 5.この発明の第4のチップ(すくい角5゜で円弧状切
刃すくい面を持ったチップでホーニング直線加工) [切削条件] 切削速度:V=80m/min 送り :Sz=0.15mm/刃 切込み :a=1.0mm 切削幅 :W50mm 切削材 :SKD61(焼入れ焼戻し HRC50) 使用機械:立型マシニングセンタ VMC−55 乾式、ダウンカット、1枚刃切削によってチップが欠損
するまでの寿命を測定したところ、この発明のチップ2
〜5は、従来の標準チップ1に比べ、1.5〜2倍の寿
命が得られた。
【0024】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、円板状
で、全周に逃げ角を有するチップ本体の外周縁に複数の
切刃すくい面を設けるとともに、これら切刃すくい面を
側面視で上面に向かって突出する円弧状に形成したこと
を特徴とする。
で、全周に逃げ角を有するチップ本体の外周縁に複数の
切刃すくい面を設けるとともに、これら切刃すくい面を
側面視で上面に向かって突出する円弧状に形成したこと
を特徴とする。
【0025】したがって、切刃すくい面が切削材に当接
する時、最も山の高い部分が最初に切削材に当たり、徐
々に山の低い部分に当たるため、接触時間が長くなって
衝撃力を低減させることができる。この結果、衝撃力を
低減させることができ、チッピング、欠損が起こりにく
く、高硬度材の切削加工においても切刃の寿命を延長す
ることができる。
する時、最も山の高い部分が最初に切削材に当たり、徐
々に山の低い部分に当たるため、接触時間が長くなって
衝撃力を低減させることができる。この結果、衝撃力を
低減させることができ、チッピング、欠損が起こりにく
く、高硬度材の切削加工においても切刃の寿命を延長す
ることができる。
【0026】請求項2によれば、請求項1の効果に加
え、1個のチップ本体で複数回の加工ができ、経済的で
ある。請求項3によれば、請求項1の効果に加え、カッ
ター本体のチップ取付け部に対するチップ本体の位置決
めが容易となり、また安定し、強固に固定することがで
きる。
え、1個のチップ本体で複数回の加工ができ、経済的で
ある。請求項3によれば、請求項1の効果に加え、カッ
ター本体のチップ取付け部に対するチップ本体の位置決
めが容易となり、また安定し、強固に固定することがで
きる。
【図1】この発明の第1の実施形態のフライス用チップ
を示し、(a)は側面図、(b)は切削状態の正面図、
(c)は斜視図。
を示し、(a)は側面図、(b)は切削状態の正面図、
(c)は斜視図。
【図2】同実施形態のフライス用チップをカッター本体
に取付けた状態を示し、(a)は側面図、(b)は下面
図、(c)は縦断側面図。
に取付けた状態を示し、(a)は側面図、(b)は下面
図、(c)は縦断側面図。
【図3】この発明の第2の実施形態のフライス用チップ
の斜視図。
の斜視図。
【図4】第1および第2の実施形態における変形例を示
し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面
図。
し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面
図。
【図5】第1および第2の実施形態における変形例を示
し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面
図。
し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面
図。
【図6】この発明者の実験結果を示す図。
【図7】従来のフライス用チップの斜視図。
【図8】従来のフライス用チップとカッター本体との分
解斜視図。
解斜視図。
11…チップ本体 12a〜12d…切刃すくい面 14…カッター本体 22…取付け座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 可薫 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地ソリッ ドスクエア 東芝タンガロイ株式会社内 (72)発明者 中川 健 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 浅井 清美 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 工作機械の主軸に装着されるカッター本
体の端面に取付けられ、被加工物を切削するフライス用
チップにおいて、 円板状で、全周に逃げ角を有するチップ本体の外周縁に
複数の切刃すくい面を設けるとともに、これら切刃すく
い面を側面視で上面に向かって突出する円弧状に形成し
たことを特徴とするフライス用チップ。 - 【請求項2】 前記切刃すくい面は、チップ本体の外周
縁に複数個設けられ、各切刃すくい面は同一円弧形状に
形成されていることを特徴とする請求項1記載のフライ
ス用チップ。 - 【請求項3】 前記各切刃すくい面に対応する側面には
前記カッター本体のチップ取付け部に対して面接合する
平坦面からなる取付け座が形成されていることを特徴と
する請求項1記載のフライス用チップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3377296A JPH09225724A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | フライス用チップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3377296A JPH09225724A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | フライス用チップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09225724A true JPH09225724A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12395752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3377296A Withdrawn JPH09225724A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | フライス用チップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09225724A (ja) |
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- 1996-02-21 JP JP3377296A patent/JPH09225724A/ja not_active Withdrawn
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