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JPH0892225A - トリアゾールグリコール酸アミド誘導体 - Google Patents

トリアゾールグリコール酸アミド誘導体

Info

Publication number
JPH0892225A
JPH0892225A JP6235143A JP23514394A JPH0892225A JP H0892225 A JPH0892225 A JP H0892225A JP 6235143 A JP6235143 A JP 6235143A JP 23514394 A JP23514394 A JP 23514394A JP H0892225 A JPH0892225 A JP H0892225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkoxy
phenyl
alkyl
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6235143A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Morimoto
勝之 森本
Masatoshi Onari
正寿 大成
Hiroyuki Furusawa
裕之 古澤
Tsutomu Nawamaki
勤 縄巻
Kimihiro Ishikawa
公広 石川
Shigeomi Watanabe
重臣 渡辺
Kenichi Shiojima
賢一 塩島
Kunimitsu Nakahira
国光 中平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP6235143A priority Critical patent/JPH0892225A/ja
Publication of JPH0892225A publication Critical patent/JPH0892225A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(1): 【化1】 〔式中、R1 は水素、シアノ、ニトロ、カルバモイルま
たはハロゲン、R2 はアルキル、フェニル、ピリジルな
ど、R3 およびR4 は水素、アルキル、シクロアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキ
ル、アルコキシアルキル、フェニルアルキル、フェニ
ル、ピリジルアルキル、ピリジル、アルコキシ、シアノ
アルキルなどを表す。〕で表わされるトリアゾールグリ
コール酸アミド誘導体および除草剤。 【効果】 畑や水田雑草に対する高い除草効果と作物
に対する安全性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なトリアゾールグリ
コール酸アミド誘導体およびそれらを有効成分とする除
草剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び課題】現在、水田用除草剤として数多
くの除草剤が実用化されており、単剤及び混合剤として
広く一般に使用されている。対象となる水田雑草は多種
類に及び、一年生の広葉雑草に有効な除草剤は数多く知
られ、また多年生雑草に効果のある除草剤もここ数年増
加してきている。
【0003】しかしながら、水田の重要雑草の一つであ
り、発生面積が最も多いノビエは水稲と同じイネ科に属
するため、水稲に全く薬害を出さずにしかもノビエに、
とりわけ生育の進んだ個体に高い効果を有する除草剤は
殆ど知られていない。本発明に構造が類似する先行技術
としては、DE4038811A1にトリアゾールグリ
コール酸アミド類の一部が開示されているが、本発明の
ように1,2,4−トリアゾール環上3位に水素原子、
シアノ基、ニトロ基、カルバモイル基またはハロゲン原
子を有し、かつ5位にグリコール酸アミドが結合した化
合物は従来全く知られておらず、新規化合物である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、重要作物
に対して選択性のある除草剤を開発するため長年にわた
る研鑽を続け、より高い殺草力と、より広い選択性をも
つ化合物を生み出すべく、多くの化合物についてその除
草特性を検討してきた。その結果、式(1):
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、R1 は水素原子、シアノ基、ニト
ロ基、カルバモイル基またはハロゲン原子を表し、R2
はC1-6 アルキル基、フェニル基(C1-4 アルキル基、
1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基、シアノ
基、ニトロ基およびハロゲン原子から選ばれる1または
2以上の置換基によって置換されていてもよい。)、ピ
リジル基(C 1-4 アルキル基、C1-4 ハロアルキル基、
1-4 アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲ
ン原子から選ばれる1または2以上の置換基によって置
換されていてもよい。)を表し、R3 およびR4 はそれ
ぞれ独立して水素原子、C1-6 アルキル基、C3-6 シク
ロアルキル基、C2-4 アルケニル基、C2-4 アルキニル
基、C3-6 シクロアルキル基で置換されたC1-2 アルキ
ル基、C1-4 アルコキシC1-4 アルキル基、フェニル基
(C1-4 アルキル基、C1-4 ハロアルキル基、C1-4
ルコキシ基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子か
ら選ばれる1または2以上の置換基によって置換されて
いてもよい。)によって置換されたC1-4 アルキル基、
フェニル基(C1-4 アルキル基、C1-4 ハロアルキル
基、C1-4 アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基およびハ
ロゲン原子から選ばれる1または2以上の置換基によっ
て置換されていてもよい。)、ピリジル基(C1-4 アル
キル基、C1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基、
シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子から選ばれる1
または2以上の置換基によって置換されていてもよ
い。)によって置換されたC 1-4 アルキル基、ピリジル
基(C1-4 アルキル基、C1-4 ハロアルキル基、C1- 4
アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子
から選ばれる1または2以上の置換基によって置換され
ていてもよい。)、C1-4 アルコキシ基(但し、R4
5 が同時にアルコキシ基を表すことはない。)または
シアノC1-4 アルキル基を表す。
【0007】但し、R4 およびR5 は結合している窒素
原子とともに3〜9員環を構成してもよく、環内に酸素
原子、硫黄原子、窒素原子、カルボニル基、スルホニル
基あるいは不飽和結合を1または2以上を含んでいても
よく、環はC1-4 アルキル基、C1-4 アルコキシ基、水
酸基、ハロゲン原子、C1-4 ハロアルキル基、C1-4
ルコキシカルボニル基、フェニル基またはベンジル基に
よって置換されていてもよく、環はC1-4 アルキレンに
よって架橋されていてもよく、環はベンゼン環によって
縮合されていてもよい。〕で表わされるトリアゾールグ
リコール酸アミド誘導体(以下、本発明化合物)がノビ
エや他の水田雑草に対する高い除草効果と水稲に対する
高度の安全性を有し、しかも薬剤の使用量が少ないこと
を見出し、本発明を完成した。
【0008】本発明化合物の置換基R1 、R2 、R3
よびR4 を具体的に列記すると以下のようになる。但
し、記号はそれぞれ以下の意味を示す。 Me:メチル基、Et:エチル基、Pr−n:ノルマル
プロピル基、Pr−iso:イソプロピル基、Bu−
n:ノルマルブチル基、Bu−iso:イソブチル基、
Bu−sec:セカンダリ−ブチル基、Bu−ter
t:ターシャリーブチル基、Pen−n:ノルマルペン
チル基、Hex−n:ノルマルヘキシル基、Pr−cy
c:シクロプロピル基、Bu−cyc:シクロブチル
基、Pen−cyc:シクロペンチル基、Hex−cy
c:シクロヘキシル基、Ph:フェニル基、Py:ピリ
ジル基
【0009】〔本発明化合物の置換基R1 の具体例〕H,
CN, F, Cl, Br, I, NO2, CONH2
【0010】〔本発明化合物の置換基R2 の具体例〕H,
Me, Et, Pr-n , Pr-iso, Bu-n, Bu-iso, Bu-sec, Bu-t
ert, Pen-n, Hex-n, Ph, 2-Cl-Ph, 3-Cl-Ph, 4-Cl-Ph,
2,4-Cl2-Ph, 2-F-Ph, 3-F-Ph, 4-F-Ph, 2-F-4-Cl-Ph, 2
-Br-Ph, 3-Br-Ph, 4-Br-Ph, 2-Me-Ph, 3-Me-Ph, 4-Me-P
h, 2,4-Me2-Ph,2,6-Me2-Ph, 2-MeO-Ph, 3-MeO-Ph, 4-Me
O-Ph, 2-CF3-Ph, 3-CF3-Ph, 4-CF3-Ph,3,5-Cl2-Ph, 2,6
-Cl2-Ph, 2,3-Cl2-Ph, 2,4,6-Cl3-Ph, 2,3,5-Cl3-Ph,
2,3,4-Cl3-Ph, 2-Cl-4-CF3-Ph, 2,6-Cl2-4-CF3-Ph, 2-N
O2-Ph, 2-CN-Ph, 3-CN-Ph, 4-CN-Ph, 2,5-Cl2-Ph, 3,4-
Cl2-Ph, 2,4-(NO2)2-Ph, 3-NO2-Ph, 4-NO2-Ph, 2-Py, 3
-Py, 4-Py, 3-Cl-2-Py, 4-Cl-2-Py, 5-Cl-2-Py, 6-Cl-2
-Py, 3-F-2-Py, 4-F-2-Py, 5-F-2-Py, 6-F-2-Py, 3-Br-
2-Py, 4-Br-2-Py, 5-Br-2-Py, 6-Br-2-Py, 3-CF3-2-Py,
4-CF3-2-Py, 5-CF3-2-Py, 6-CF3-2-Py, 3-Cl-5-CF3-2-
Py, 3-Me-2-Py, 4-Me-2-Py, 5-Me-2-Py, 6-Me-2-Py, 3-
NO2-2-Py, 4-NO2-2-Py, 5-NO2-2-Py, 6-NO2-2-Py, 3-P
y, 4-Py
【0011】〔本発明化合物の置換基R3 およびR4
具体例〕H, Me, Et, Pr-n , Pr-iso, Bu-n, Bu-iso, Bu
-sec, Bu-tert, CHMeCHMe2, Pen-n, Hex-n, Hex-iso, P
r-cyc , Bu-cyc Pen-cyc, Hex-cyc, CH2Pr-cyc, CH2Bu
-cyc, CH2Pen-cyc, CH2Hex-cyc, CH2CH2Pr-cyc, CH2CH=
CH2, CH2CH=CHMe, CH2CH2CH=CH2, CH2C ≡CH, CH2C≡CM
e, CH2OMe, CH2OEt, CH2OPr-n, CH2OBu-n, CH2OBu-iso,
CH2OBu-sec, CH2OBu-tert, CH2CH2OMe, CH2CH2OEt, CH
2CH2OPr-n, CH2CH2CH2OMe, CH2CH2CH2OEt, CH2CH2CH2CH
2OMe, Ph, 2-Cl-Ph, 3-Cl-Ph, 4-Cl-Ph, 2,4-Cl2-Ph,
3,5-Cl2-Ph, 2,6-Cl2-Ph, 2,3-Cl2-Ph, 2,5-Cl2-Ph, 2-
F-Ph, 3-F-Ph,4-F-Ph, 2-F-4-Cl-Ph, 2-Br-Ph, 3-Br-P
h, 4-Br-Ph, 2-Me-Ph, 3-Me-Ph, 4-Me-Ph, 2,4-Me2-Ph,
3,5-Me2-Ph, 2,6-Me2-Ph, 2,3-Me2-Ph, 2,5-Me2-Ph, 2
-MeO-Ph, 3-MeO-Ph, 4-MeO-Ph, 2-CF3-Ph, 3-CF3-Ph, 4
-CF3-Ph, 2,4,6-Cl3-Ph, 2,3,5-Cl3-Ph, 2,3,4-Cl3-Ph,
2-NO2-Ph, 2-CN-Ph, CH2Ph, OMe, OEt, OPr-n, OPr-is
o, OBu-n, OBu-iso, OBu-tert, CH2CH2CN, CH2Ph, CHMe
Ph, CMe2Ph, CH2-2-Cl-Ph, CH2-3-Cl-Ph, CH2-4-Cl-Ph,
2-Py, 6-MeO-2-Py, 6-Cl-2-Py, 6-F-2-Py, 5-CF3-2-P
y, 3-Cl-5-CF3-2-Py, 3-Py, 4-Py, CH2-5-Cl-2-Py, CH2
-6-Cl-3-Py
【0012】〔本発明化合物の置換基R3 およびR4
結合している窒素原子とともに飽和の3−9員環を構成
する場合の具体例〕
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】さらに、好ましい本発明化合物の置換基R
1 およびR2 を具体的に列記すると以下のようになる。 R1: CN, F, Cl R2: Ph, 2-Py 本発明化合物は下記の反応式1〜2のいずれかを選ぶこ
とにより容易に製造できる。
【0016】〔反応式1〕
【0017】
【化5】
【0018】〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は前
記と同様の意味を表し、Zはハロゲン原子あるいはメタ
ンスルホニル基を表す。] すなわち、5−ハロゲノ( あるいはメタンスルホニル)
−1,2,4−トリアゾール類(2)を塩基存在下グリ
コール酸アミド類(3)と反応させ本発明化合物(1)
を合成することができる。塩基としては水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム
等の無機塩基またはピリジン、トリエチルアミン、DB
U等の有機塩基を使用することができる。本反応は無溶
媒でも進行するが、必要に応じて溶媒を使用することも
できる。使用される溶媒は反応に不活性なものであれば
特に制限はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族または芳香族炭化水
素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニト
リル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等
の含硫黄極性溶媒類、ピリジン等の有機塩基類があげら
れる。反応温度は−50℃から150℃の範囲から任意
に選択できるが、好ましくは0℃〜60℃の範囲が適当
である。
【0019】〔反応式2〕
【0020】
【化6】
【0021】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびZ
は前記と同様の意味を表し、R5 はC1-6 アルキル基ま
たはフェニル基を表す。〕 すなわち、5−ハロゲノ( あるいはメタンスルホニル)
−1,2,4−トリアゾール類(2)を塩基存在下グリ
コール酸エステル類(4)と反応させ、トリアゾールグ
リコール酸エステル類(5)とする。塩基、溶媒及び反
応温度は反応式2に準じる。(5)をさらに加水分解、
ハロゲン化して酸クロリド(6)に誘導した後、アミン
類(7)と反応させて本発明化合物(1)を合成するこ
とができる。
【0022】以下に本発明化合物の合成例を実施例とし
て具体的に述べるが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 〔実施例1〕 2−(3−クロロ−1−フェニル−1,2,4−トリア
ゾール−5−イルオキシ)酢酸ピペリジドの合成
【0023】
【化7】
【0024】3,5−ジクロロ−1−フェニル−1,
2,4−トリアゾール0.67g(3.1mmol)と
グリコール酸ピペリジド0.44g(3.1mmol)
のジメチルスルホキシド(5ml)溶液に、粉末状の水
酸化カリウム0.21g(3.8mmol)を加え、室
温にて0.5時間攪拌した。水(50ml)を加え、エ
ーテル(50ml)にて2回抽出した。エーテル層を
水、塩化ナトリウム飽和水溶液で順次洗浄後、無水硫酸
マグネシウムにて乾燥、溶媒留去し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチ
ル)にて精製し、目的物0.8gを得た。油状物質。
【0025】〔実施例2〕 N−メチル−N−フェニル−2−(3−クロロ−1−フ
ェニル−1,2,4−トリアゾール−5−イルオキシ)
酢酸アミドの合成
【0026】
【化8】
【0027】3,5−ジクロロ−1−フェニル−1,
2,4−トリアゾール0.6g(2.8mmol)とN
−メチル−N−フェニルグリコール酸アミド0.46g
(2.8mmol)を原料にして、実施例1と同様に反
応および後処理を行ない、目的物0.9gを得た。融点
138〜140℃。 〔実施例3〕 (1)フェニルヒドラゾノブロモアセトニトリルの合成
【0028】
【化9】
【0029】クロロホルム(800g)にシアノホルム
アルデヒドフェニルヒドラゾン13g(90mmol)
を溶かし、0〜15℃にてN−ブロモコハク酸イミド1
6g(90mmol)を加えた。室温で1時間攪拌後、
n−ヘキサン500mlを加え、析出した固体を濾別
し、母液の溶媒を留去して目的物16gを得た。融点1
20〜125℃。
【0030】(2)N−フェニルシアノホルムアミドラ
ゾンの合成
【0031】
【化10】
【0032】エタノール(50ml)にフェニルヒドラ
ゾノブロモアセトニトリル16.2gを溶かし、10℃
にて28%アンモニア水(9ml)を加えた。室温で
0.5時間攪拌後、減圧下溶媒留去し、酢酸エチル(2
00ml)と水(50ml)を加え、抽出操作を行っ
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去し
て得られた固体をジイソプロピルエーテルにて洗浄、乾
燥して目的物3.9gを得た。融点147〜150℃。
【0033】(3)5−メルカプト−1−フェニル−
1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミドの合
【0034】
【化11】
【0035】N−フェニルシアノホルムアミドラゾン
3.6g(23mmol)とピリジン3.6g(46m
mol)を塩化メチレン(40ml)に溶かし、−20
℃にてチオホスゲン2.6g(23mmol)の塩化メ
チレン(20ml)溶液を滴下した。室温で1時間攪拌
後、10%水酸化ナトリウム水溶液50mlを加え、激
しく攪拌した。水層を分離し、濃塩酸にて酸性(pH=
1)にし、析出した固体を濾取、水洗、乾燥させて目的
物1.2gを得た。融点200〜205℃。
【0036】(4)5−メチルチオ−1−フェニル−
1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミドの合
【0037】
【化12】
【0038】テトラヒドロフラン(THF)20ml
に、n−ヘキサンで洗浄した60%水素化ナトリウム
0.24g(6.0mmol)を懸濁させ、5−メルカ
プト−1−フェニル−1,2,4−トリアゾール−3−
カルボン酸アミド1.2g(6.0mmol)のTHF
(10ml)溶液を滴下した。室温で10分間攪拌後、
沃化メチル0.85g(6.0mmol)を加え、更に
室温で3時間攪拌した。反応混合物を水(100ml)
にあけ、生成物をクロロホルム(100ml)にて抽出
した。クロロホルム層を水洗、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒留去して得られた油状物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶離液;酢酸エチル)にて精製し
目的物1.2gを得た。融点43〜46℃。
【0039】(5)5−メタンスルホニル−1−フェニ
ル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド
の合成
【0040】
【化13】
【0041】塩化メチレン(20ml)に5−メチルチ
オ−1−フェニル−1,2,4−トリアゾール−3−カ
ルボン酸アミド1.2g(5.1mmol)を溶かし、
10℃以下にて、m−クロロ過安息香酸1.8g(10
mmol)を分割投入した。室温で1.5時間攪拌後、
析出した固体を濾別し、濾液にクロロホルム(50m
l)を加え、炭酸ナトリウム飽和水溶液、水で順次洗浄
した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去して目的
物1.0gを得た。融点155〜160℃。
【0042】(6)2−(3−カルバモイル−1−フェ
ニル−1,2,4−トリアゾール−5−イルオキシ)酢
酸ピペリジドの合成
【0043】
【化14】
【0044】5−メタンスルホニル−1−フェニル−
1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド0.
50g(1.9mmol)とグリコール酸ピペリジド
0.27g(1.9mmol)のジメチルスルホキシド
(3ml)溶液に、粉末状の水酸化カリウム0.15g
(2.7mmol)を加え、室温にて0.5時間攪拌し
た。水(30ml)を加え、クロロホルム(30ml)
にて2回抽出した。クロロホルム層を水洗後、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥、溶媒留去し目的物0.6gを得
た。油状物質。
【0045】(7)2−(3−シアノ−1−フェニル−
1,2,4−トリアゾール−5−イルオキシ)酢酸ピペ
リジドの合成
【0046】
【化15】
【0047】THF(10ml)に2−(3−カルバモ
イル−1−フェニル−1,2,4−トリアゾール−5−
イルオキシ)酢酸ピペリジド0.6g(1.8mmo
l)とピリジン0.3g(3.8mmol)を溶かし、
0℃にて無水トリフルオロ酢酸0.4g(1.9mmo
l)のTHF(3ml)溶液を滴下した。室温で0.5
時間攪拌後、水(30ml)を加え、クロロホルム(3
0ml)にて2回抽出した。クロロホルム層を5%塩
酸、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽
和水溶液で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥、
溶媒留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶離液:クロロホルム)にて精製し目的物
0.25gを得た。油状物質。 〔実施例4〕 (1)N−メチル−N−フェニル−2−(3−カルバモ
イル−1−フェニル−1,2,4−トリアゾール−5−
イルオキシ)酢酸アミドの合成
【0048】
【化16】
【0049】5−メタンスルホニル−1−フェニル−
1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸アミド0.
50g(1.9mmol)とN−メチル−N−フェニル
グリコール酸アミド0.31g(1.9mmol)のジ
メチルスルホキシド(3ml)溶液に、粉末状の水酸化
カリウム0.15g(2.7mmol)を加え、室温に
て0.25時間攪拌した。水(30ml)を加え、クロ
ロホルム(30ml)にて2回抽出した。クロロホルム
層を水洗後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥、溶媒留去し
目的物0.6gを得た。融点50〜54℃。
【0050】(2)N−メチル−N−フェニル−2−
(3−シアノ−1−フェニル−1,2,4−トリアゾー
ル−5−イルオキシ)酢酸アミドの合成
【0051】
【化17】
【0052】THF(10ml)に2−(3−カルバモ
イル−1−フェニル−1,2,4−トリアゾール−5−
イルオキシ)酢酸ピペリジド0.6g(1.7mmo
l)とピリジン0.3g(3.8mmol)を溶かし、
0℃にて無水トリフルオロ酢酸0.4g(1.9mmo
l)のTHF(3ml)溶液を滴下した。室温で0.5
時間攪拌後、水(30ml)を加え、クロロホルム(3
0ml)にて2回抽出した。クロロホルム層を5%塩
酸、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽
和水溶液で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥、
溶媒留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶離液:クロロホルム)にて精製し目的物
0.30gを得た。融点135〜137℃。
【0053】次に、本発明に含まれる化合物の例を、前
記実施例で合成した化合物を含め以下の第1表および第
2表に示すが本発明化合物はこれらに限定されるもので
はない。但し、表中の記号はそれぞれ以下の意味を示
す。Me:メチル基、Et:エチル基、Pr−n:ノル
マルプロピル基、Pr−iso:イソプロピル基、Bu
−n:ノルマルブチル基、Bu−iso:イソブチル
基、Bu−sec:セカンダリーブチル基、Bu−te
rt:ターシャリーブチル基、Pen−n:ノルマルペ
ンチル基、Hex−n:ノルマルヘキシル基、Pr−c
yc:シクロプロピル基、Bu−cyc:シクロブチル
基、Pen−cyc:シクロペンチル基、Hex−cy
c:シクロヘキシル基、Ph:フェニル基
【0054】〔第1表〕
【0055】
【化18】
【0056】
【化19】
【0057】
【表1】 ────────────────────────────────── R3 4 ────────────────────────────────── Me Me Me Et Me Pr-n Me Pr-iso Me Bu-n Me Bu-iso Me Bu-sec Me Bu-tert Me CHMeCHMe2 Me Pen-n Me Hex-n Me Hex-iso Me Pr-cyc Me Bu-cyc Me Pen-cyc Me Hex-cyc Me CH2Pr-cyc Me CH2Bu-cyc Me CH2Pen-cyc Me CH2Hex-cyc Me CH2CH2Pr-cyc Me CH2CH=CH2 Me CH2CH=CHMe ──────────────────────────────────
【0058】
【表2】 〔第1表続き〕 ────────────────────────────────── R3 4 ────────────────────────────────── Me CH2CH2CH=CH2 Me CH2C≡CH Me CH2C≡CMe Me CH2OMe Me CH2OEt Me CH2OPr-n Me CH2OBu-n Me CH2OBu-iso Me CH2OBu-sec Me CH2OBu-tert Me CH2CH2OMe Me CH2CH2OEt Me CH2CH2OPr-n Me CH2CH2CH2OMe Me CH2CH2CH2OEt Me CH2CH2CH2CH2OMe Me Ph Me 2-Cl-Ph Me 3-Cl-Ph Me 4-Cl-Ph Me 2,4-Cl2-Ph Me 3,5-Cl2-Ph ──────────────────────────────────
【0059】
【表3】 〔第1表続き〕 ────────────────────────────────── R3 4 ────────────────────────────────── Me 2,6-Cl2-Ph Me 2,3-Cl2-Ph Me 2,5-Cl2-Ph Me 2-F-Ph Me 3-F-Ph Me 4-F-Ph Me 2-F-4-Cl-Ph Me 2-Br-Ph Me 3-Br-Ph Me 4-Br-Ph Me 2-Me-Ph Me 3-Me-Ph Me 4-Me-Ph Me 2,4-Me2-Ph Me 3,5-Me2-Ph Me 2,6-Me2-Ph Me 2,3-Me2-Ph Me 2,5-Me2-Ph Me 2-MeO-Ph Me 3-MeO-Ph Me 4-MeO-Ph Me 2-CF3-Ph ──────────────────────────────────
【0060】
【表4】 〔第1表続き〕 ────────────────────────────────── R3 4 ────────────────────────────────── Me 3-CF3-Ph Me 4-CF3-Ph Me 2,4,6-Cl3-Ph Me 2,3,5-Cl3-Ph Me 2,3,4-Cl3-Ph Me 2-NO2-Ph Me 2-CN-Ph Me CH2Ph Me OMe Me OEt Me OPr-n Me OPr-iso Me OBu-n Me OBu-iso Me OBu-tert Me CH2CH2CN Me CH2Ph Me CHMePh Me CMe2Ph Me CH2-2-Cl-Ph Me CH2-3-Cl-Ph Me CH2-4-Cl-Ph ──────────────────────────────────
【0061】
【表5】 〔第1表続き〕 ────────────────────────────────── R3 4 ────────────────────────────────── Me 2-Py Me 6-MeO-2-Py Me 6-Cl-2-Py Me 6-F-2-Py Me 5-CF3-2-Py Me 3-Cl-5-CF3-2-Py Me 3-Py Me 4-Py Me CH2-5-Cl-2-Py Me CH2-6-Cl-3-Py Pr-i Ph Et Et Pr-n Pr-n Et Bu-n CH2CH=CH2 CH2CH=CH2 CH2C≡CH CH2C≡CH CH2CH2OMe CH2CH2OMe CH2C≡CH OEt CH2C≡CH OPr-n ───────────────────────────────────
【0062】R3 およびR4 が結合している窒素原子と
ともに飽和の3〜9員環を構成する場合。
【0063】
【化20】
【0064】
【化21】
【0065】〔第2表〕
【0066】
【化22】
【0067】
【表6】 ──────────── ──────────── R2 2 ──────────── ──────────── H Me Et Pr-n Pr-iso Bu-n Bu-iso Bu-sec Bu-tert Pen-n Hex-n 2-Cl-Ph 3-Cl-Ph 4-Cl-Ph 2,4-Cl2-Ph 2-F-Ph 3-F-Ph 4-F-Ph 2-F-4-Cl-Ph 2-Br-Ph 3-Br-Ph 4-Br-Ph 2-Me-Ph 3-Me-Ph 4-Me-Ph 2,6-Me2-Ph 2,4-Me2-Ph 2-MeO-Ph 3-MeO-Ph 4-MeO-Ph 2-CF3-Ph 3-CF3-Ph 4-CF3-Ph 3,5-Cl2-Ph 2,6-Cl2-Ph 2,3-Cl2-Ph 2,4,6-Cl3-Ph 2,3,5-Cl3-Ph 2,3,4-Cl3-Ph 2-Cl-4-CF3-Ph 2,6-Cl2-4-CF3-Ph 2-NO2-Ph 2-CN-Ph 3-CN-Ph 4-CN-Ph 2,5-Cl2-Ph ──────────── ────────────
【0068】
【表7】 ──────────── ──────────── R2 2 ──────────── ──────────── 3,4-Cl2-Ph 2,4-(NO2)2-Ph 3-NO2-Ph 4-NO2-Ph 3-Py 4-Py 3-Cl-2-Py 4-Cl-2-Py 5-Cl-2-Py 6-Cl-2-Py 3-F-2-Py 4-F-2-Py 5-F-2-Py 6-F-2-Py 3-Br-2-Py 4-Br-2-Py 5-Br-2-Py 6-Br-2-Py 3-CF3-2-Py 4-CF3-2-Py 5-CF3-2-Py 6-CF3-2-Py 3-Cl-5-CF3-2-Py 3-Me-2-Py 4-Me-2-Py 5-Me-2-Py 6-Me-2-Py 3-NO2-2-Py 4-NO2-2-Py 5-NO2-2-Py 6-NO2-2-Py ──────────── ────────────
【0069】本発明化合物の施用薬量は適用場面、施用
時期、施用方法、対象雑草、栽培作物等により差異はあ
るが、一般には有効成分量としてヘクタール(ha) 当た
り0.001〜50kg程度、好ましくは0.01〜10
kg程度が適当である。また、本発明化合物は必要に応じ
て製剤または散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌
剤、植物生長調節剤、共力剤などと混合施用しても良
い。
【0070】特に、他の除草剤と混合施用することによ
り、施用薬量の減少による低コスト化、混合薬剤の相乗
作用による殺草スペクトラムの拡大や、より高い殺草効
果が期待できる。この際、同時に複数の公知除草剤との
組み合わせも可能である。本発明化合物と混合使用する
除草剤の種類としては、例えば、ファーム・ケミカルズ
・ハンドブック(Farm Chemicals Ha
ndbook)1990年版に記載されている化合物な
どがある。
【0071】本発明化合物と混合使用するのに好ましい
薬剤としては、例えば、ピラゾスルフロンエチル(pyra
zosulfuron ethyl/一般名)、ベンスルフロンメチル
(bensulfuron methyl/一般名)、シノスルフロン(ci
nosulfuron/一般名)、イマゾスルフロン(imazosulfu
ron /一般名)があげられる。また、これらの他に以下
の成分を更に加えることもできる。
【0072】プレチラクロール(pretilachlor/一般
名)、エスプロカルブ(esprocarb /一般名)、ピラゾ
レート(pyrazolate/一般名)、ピラゾキシフェン(py
razoxyfen /一般名)、ベンゾフェナップ(benzofenap
/一般名)、ダイムロン(dymron/一般名)、ブロモブ
チド(bromobutide /一般名)、ナプロアニリド(napr
oanilide/一般名)、クロメプロップ(clomeprop /一
般名)、CNP(一般名)、クロメトキシニル(chlome
thoxynil/一般名)、ビフェノックス(bifenox/一般
名)、オキサジアゾン(oxadiazon /一般名)、メフェ
ナセット(mefenacet /一般名)、ブタクロール(buta
chlor /一般名)、ブテナクロール(butenachlor /一
般名)、ジチオピル(dithiopyr /一般名)、ベンフレ
セート(benfuresate /一般名)、ピリブチカルブ(py
ributicarb/一般名)、ベンチオカーブ(benthiocarb
/一般名)、ジメピペレート(dimepiperate/一般
名)、モリネート(molinate/一般名)、ブタミホス
(butamifos /一般名)、キンクロラック(quinclorac
/一般名)、シンメスリン(cinmethylin /一般名)、
シメトリン(simetryn/一般名)、SAP(bensulide
/一般名)、ジメタメトリン(dimethametryn /一般
名)、MCPA、MCPB、2’,3’−ジクロロ−4
−エトキシメトキシベンズアリニド(試験名はHW−5
2)、1−(2−クロロベンジル)−3−(α,α−ジ
メチルベンジル)尿素(試験名はJC−940)、N−
〔2’−(3’−メトキシ)−チエニルメチル〕−N−
クロロアセチル−2,6−ジメチルアニリド(試験名は
NSK−850)等があげられる。
【0073】本発明化合物を除草剤として施用するにあ
たっては、一般には適当な担体、例えばクレー、タル
ク、ベントナイト、珪藻土、ホワイトカーボン等の固体
担体あるいは水、アルコール類(イソプロパノール、ブ
タノール、ベンジルアルコール、フルフリルアルコール
等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、エ
ーテル類(アニソール等)、ケトン類(シクロヘキサノ
ン、イソホロン等)、エステル類(酢酸ブチル等)、酸
アミド類(N−メチルピロリドン等)またはハロゲン化
炭化水素類(クロルベンゼン等)などの液体担体と混用
して適用することができ、所望により界面活性剤、乳化
剤、分散剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、固
結防止剤、安定剤などを添加し、液剤、乳剤、水和剤、
ドライフロアブル剤、フロアブル剤、粉剤、粒剤等任意
の剤型にて実用に供することができる。
【0074】本発明化合物を含む水田用除草粒剤につい
て具体的にいえば、固体但体としてはカオリナイト、モ
ンモリロナイト、珪藻土、ベントナイト、タルク、クレ
ー、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸アンモニウ
ム等があげられ、界面活性剤としてはアルキルベンゼン
スルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク
酸塩、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ナフタレン
スルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル硫酸塩、アルキルアミン塩、トリポリリン酸塩等
があげられる。これら界面活性剤の含有量は、特に限定
されるものではないが、本発明の粒剤100重量部に対
し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。ま
た、必要に応じて、エポキシ化大豆油等の分解防止剤を
本発明の粒剤に含有させてもよい。
【0075】次に具体的に本発明化合物を用いる場合の
製剤の配合例を示す。但し本発明の配合例は、これらの
みに限定されるものではない。なお、以下の配合例にお
いて「部」は重量部を意味する。 〔水和剤〕 本発明化合物───────── 5〜80部 固体担体 ─────────10〜85部 界面活性剤 ───────── 1〜10部 その他 ───────── 1〜5部 その他として、例えば固結防止剤などがあげれらる。
【0076】〔乳 剤〕 本発明化合物───────── 1〜30部 液体担体 ─────────30〜95部 界面活性剤 ───────── 5〜15部 〔フロアブル剤〕 本発明化合物───────── 5〜70部 液体担体 ─────────15〜65部 界面活性剤 ───────── 5〜12部 その他 ───────── 5〜30部 その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等があげられ
る。
【0077】〔粒状水和剤(ドライフロアブル剤)〕 本発明化合物─────────20〜90部 固体担体 ─────────10〜60部 界面活性剤 ───────── 1〜20部 〔粒 剤〕 本発明化合物─────────0.1〜10部 固体担体 ─────────90〜99.9部 その他 ───────── 1〜 5部 〔配合例1〕水和剤 本発明化合物 No.1────────── 20部 ジークライトA ───────────76部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール5039─────────── 2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス(固結防止剤)────── 2部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0078】〔配合例2〕水和剤 本発明化合物 No.1───────────40部 ジークライトA ───────────54部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール5039────────────2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス(固結防止剤)───────4部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0079】〔配合例3〕乳 剤 本発明化合物 No.1─────────── 5部 キシレン ───────────75部 ジメチルホルムアミド──────────15部 ソルポール2680────────────5部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0080】〔配合例4〕フロアブル剤 本発明化合物 No.1───────────25部 アグリゾールS−710─────────10部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス1000C──────────0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) 1%ロドポール水 ───────────20部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) 水 ───────────44.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。
【0081】〔配合例5〕フロアブル剤 本発明化合物 No.1───────────40部 アグリゾールS−710─────────10部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス1000C──────────0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) 1%ロドポール水 ───────────20部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) 水 ───────────29.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。
【0082】〔配合例6〕粒状水和剤(ドライフロアブ
ル剤) 本発明化合物 No.1───────────75部 イソバン No.1 ───────────10部 (アニオン性界面活性剤:クラレイソプレンケミカル
(株)商品名) バニレックスN ─────────── 5部 (アニオン性界面活性剤:山陽国策パルプ(株)商品
名) カープレックス#80──────────10部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。
【0083】〔配合例7〕粒 剤 本発明化合物 No.1─────────── 1部 ベントナイト ───────────55部 タルク ───────────44部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。
【0084】〔配合例8〕粒 剤 本発明化合物 No.1─────── 1.0 部 化合物(A) ─────── 0.07部 DBSN ─────── 3 部 エポキシ化大豆油 ─────── 1 部 ベントナイト ─────── 30 部 タルク ─────── 64.93部 以上を均一に混合粉砕して、少量の水を加え混練し、押
出造粒機で造粒し、造粒後乾燥して粒剤を得た。
【0085】なお、上記の化合物(A)はピラゾスルフ
ロンエチル(pyrazosulfuron ethyl、一般名)、DBS
Nはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを意味す
る。使用に際しては上記水和剤、乳剤、フロアブル剤、
粒状水和剤は水で50〜1000倍に希釈して、有効成
分が1ヘクタール(ha) 当たり0.001〜50kg、好
ましくは0.01〜10kgになるように散布する。
【0086】本発明化合物は水田用の除草剤として、湛
水下の土壌処理及び茎葉処理のいずれの処理方法に於い
ても使用できる。水田雑草(Paddy weeds)としては、
例えば、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、オモ
ダカ(Sagittaria trifolia)、ウリカワ(Sagittaria
pygmaea)等に代表されるオモダカ科(Alismataceae)
雑草、タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ミズガヤツ
リ( Cyperus serotinus)、ホタルイ( Scirpus juncoid
es )、クログワイ( Eleocharis kuroguwai)等に代表
されるカヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、アゼナ(Li
ndemia pyxidaria) に代表されるゴマノハグサ科(Scro
thulariaceae)雑草、コナギ(Monochoria vaginalis
等に代表されるミズアオイ科(Potenderiaceae)雑草、
ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)等に代表される
ヒルムシロ科(Potamogetonaceae)雑草、キカシグサ
Rotala indica )等に代表されるミソハギ科(Lythra
ceae)雑草、タイヌビエ(Echinochloa crus-galli)等
に代表されるイネ科(Gramineae )雑草等があげられ
る。
【0087】また、本発明化合物は、畑地用の除草剤と
して、土壌処理、土壌混和処理、茎葉処理のいずれの処
理方法においても使用でき、水田、畑地、果樹園などの
農園芸分野以外に運動場、空地、線路端など非農耕地に
おける各種雑草の防除にも適用することができる。次
に、本発明化合物の除草剤としての有用性を以下の試験
例において具体的に説明する。
【0088】〔試験例1〕湛水条件における雑草発生前
処理による除草効果試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入
れた後、水を入れて混和し水深4cmの淡水条件とする。
ノビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイのそれぞれの種
子を上記のポットに混播した後、2.5葉期のイネ苗を
移植した。ポットを25〜30℃の温室内に置いて植物
を育成し、播種後1日目に水面へ所定の薬量になるよう
に、配合例に準じて調整した本発明化合物を処理した。
処理後3週間目に、イネおよび各種雑草に対する除草効
果の調査を行った。0は影響なし、5は完全枯死を示す
5段階評価である。結果を第3表に示す。
【0089】〔試験例2〕湛水条件における雑草生育期
処理による除草効果試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入
れた後、水を入れて混和し水深4cmの淡水条件とする。
ノビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイのそれぞれの種
子を上記のポットに混播した後、2.5葉期のイネ苗を
移植した。ポットを25〜30℃の温室内に置いて植物
を育成し、ノビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイが1
〜2葉期、イネが4葉期に達したとき、水面へ所定の薬
量になるように、配合例に準じて調整した本発明化合物
を処理した。処理後3週間目に、イネおよび各種雑草に
対する除草効果を試験例1の判定基準に従って調査を行
った。結果を第4表に示す。
【0090】なお、各表中の記号は次の意味を示す。A
(ノビエ)、B(ホタルイ)、C(コナギ)、D(キカ
シグサ)、a(移植イネ)
【0091】
【表8】 〔第3表〕 ────────────────────────── 化合物 処理薬量 A B C D a No. g/a ────────────────────────── 1 2.5 5 5 5 5 0 2 10 5 5 5 5 0 3 2.5 5 5 5 5 0 4 2.5 5 5 5 4 0 ──────────────────────────
【0092】
【表9】 〔第4表〕 ────────────────────────── 化合物 処理薬量 A B C D a No. g/a ────────────────────────── 1 2.5 5 4 3 3 0 2 10 5 4 5 3 0 3 2.5 5 5 4 4 0 4 2.5 3 5 4 2 0 ──────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 縄巻 勤 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 石川 公広 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 渡辺 重臣 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 塩島 賢一 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 中平 国光 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、シアノ基、ニトロ基、カルバ
    モイル基またはハロゲン原子を表し、 R2 はC1-6 アルキル基、フェニル基(C1-4 アルキル
    基、C1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基、シア
    ノ基、ニトロ基およびハロゲン原子から選ばれる1また
    は2以上の置換基によって置換されていてもよい。)、
    ピリジル基(C 1-4 アルキル基、C1-4 ハロアルキル
    基、C1-4 アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基およびハ
    ロゲン原子から選ばれる1または2以上の置換基によっ
    て置換されていてもよい。)を表し、 R3 およびR4 はそれぞれ独立して水素原子、C1-6
    ルキル基、C3-6 シクロアルキル基、C2-4 アルケニル
    基、C2-4 アルキニル基、C3-6 シクロアルキル基で置
    換されたC1-2 アルキル基、C1-4 アルコキシC1-4
    ルキル基、フェニル基(C1-4 アルキル基、C1-4 ハロ
    アルキル基、C1-4 アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基
    およびハロゲン原子から選ばれる1または2以上の置換
    基によって置換されていてもよい。)によって置換され
    たC1-4 アルキル基、フェニル基(C1-4 アルキル基、
    1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基、シアノ
    基、ニトロ基およびハロゲン原子から選ばれる1または
    2以上の置換基によって置換されていてもよい。)、ピ
    リジル基(C1-4 アルキル基、C1-4 ハロアルキル基、
    1-4 アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲ
    ン原子から選ばれる1または2以上の置換基によって置
    換されていてもよい。)によって置換されたC 1-4 アル
    キル基、ピリジル基(C1-4 アルキル基、C1-4 ハロア
    ルキル基、C1- 4 アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基お
    よびハロゲン原子から選ばれる1または2以上の置換基
    によって置換されていてもよい。)、C1-4 アルコキシ
    基(但し、R4 とR5 が同時にアルコキシ基を表すこと
    はない。)またはシアノC1-4 アルキル基を表す。但
    し、R4 およびR5 は結合している窒素原子とともに3
    〜9員環を構成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原
    子、窒素原子、カルボニル基、スルホニル基あるいは不
    飽和結合を1または2以上を含んでいてもよく、環はC
    1-4 アルキル基、C1-4 アルコキシ基、水酸基、ハロゲ
    ン原子、C1-4 ハロアルキル基、C1-4アルコキシカル
    ボニル基、フェニル基またはベンジル基によって置換さ
    れていてもよく、環はC1-4 アルキレンによって架橋さ
    れていてもよく、環はベンゼン環によって縮合されてい
    てもよい。〕で表わされるトリアゾールグリコール酸ア
    ミド誘導体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化合物の1種または2種
    以上を有効成分として含有する除草剤。
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