JPH0867867A - 紫外線遮蔽材及びそれを用いた紫外線遮蔽合成樹脂、紫外線遮蔽化粧品、紫外線遮蔽塗膜 - Google Patents
紫外線遮蔽材及びそれを用いた紫外線遮蔽合成樹脂、紫外線遮蔽化粧品、紫外線遮蔽塗膜Info
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- JPH0867867A JPH0867867A JP7013169A JP1316995A JPH0867867A JP H0867867 A JPH0867867 A JP H0867867A JP 7013169 A JP7013169 A JP 7013169A JP 1316995 A JP1316995 A JP 1316995A JP H0867867 A JPH0867867 A JP H0867867A
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Abstract
合成樹脂に練り込み易く、また塗料や化粧品に用いても
分散性が良く、色の調整し易い紫外線遮蔽材及びそれを
用いた紫外線遮蔽合成樹脂、紫外線遮蔽塗膜、紫外線遮
蔽化粧品を提供すること。 【構成】無機多孔質微粒子にセリウム化合物を担持させ
た紫外線遮蔽材。
Description
成樹脂等の物質を変化させたり、あるいは生物の細胞の
遺伝情報の読み違えを誘発して癌を発生させる紫外線
を、遮蔽させる紫外線遮蔽材及びそれを用いた合成樹
脂、塗膜、化粧品に関する。
400nmの波長の紫外線が到達する。その波長を吸収
する従来の紫外線遮蔽材には、平均粒子径が0.005
〜0.1μmで白色の酸化チタン、白色の酸化亜鉛また
は赤色の酸化鉄が、平均粒子径が0.008〜0.05
μmの黄色〜橙色の超微粒子酸化セリウムゾルが、粒子
径が0.1〜5.0μmで、8重量%の二酸化ケイ素と
5〜24重量%の酸化セリウムと顔料とを含む微黄色〜
白色の薄片状または塊状粒子のシリカ−酸化セリウム被
覆顔料が、平均粒子径が0.05μmで約35〜49重
量%を含む酸化ジルコニウムと49〜65重量%の酸化
セリウムからなる微黄色〜黄色の粒子の酸化ジルコニウ
ム−酸化セリウム複合微粒子が、夫々市販されている。
そして、これらの紫外線遮蔽材を合成樹脂、塗料及び化
粧品に混合もしくは添加して、紫外線遮蔽合成樹脂、紫
外線遮蔽塗膜、紫外線カットの化粧品等を作製してい
た。
紫外線遮蔽材には色々な問題があった。即ち、これらの
従来の超微粒子酸化チタンや超微粒子酸化亜鉛では白色
であるが吸収波長領域がそれぞれ350nm以下や37
0nm以下であり、紫外線の全波長領域を吸収させるこ
とは不可能であった。また、超微粒子酸化鉄は、紫外線
の全波長領域を吸収するものの、酸化鉄であるために、
赤色であり、合成樹脂、塗料及び化粧品に用いたときに
は、任意に色を調整することができず限られたものにし
か用いられなかった。
は、高濃度の場合には紫外線の全波長領域を吸収する
が、黄色〜橙色に着色しているために、塗料に用いると
きには、酸化鉄と同様に任意の色に調整しにくいので添
加量を減らして着色を防ぐものの、紫外線の吸収波長領
域が350nmと低下してしまい、全波長領域を吸収す
ることが不可能であった。また、この超微粒子酸化セリ
ウムゾルを粉末化処理を行うと、凝集してしまい紫外線
の吸収能力が低下するなどの問題があった。さらに超微
粒子酸化セリウムゾルは、ゾル状のために合成樹脂への
練り込みは不可能であり、紫外線遮蔽合成樹脂等を作製
することができなかった。
を焼成被覆して紫外線遮蔽材を作製したシリカ−酸化セ
リウム被覆顔料では、被覆するときに酸化セリウムが凝
集して紫外線吸収能力が低下していまい、紫外線の全波
長領域を吸収することが不可能であった。
でも、酸化ジルコニウムの紫外線反射機能及び酸化セリ
ウムの紫外線吸収機能の両機能を併せ持ったものである
が、複合度合いが低く、本来酸化セリウムによって紫外
線の全波長領域を吸収するべきものが350nm以下と
低くなっていた。
長領域を吸収するものは着色しており、その用途が限定
されたり、あるいは白色であるものは、紫外線の全波長
領域を吸収することが困難であり、合成樹脂に練り込む
ことが困難とあり、夫々一長一短であった。また、可視
光線領域を透過しながら紫外線の全波長領域を吸収する
ことのできる紫外線遮蔽材もなかった。
に到達する200〜400nmの波長の紫外線を吸収
し、合成樹脂に練り込み易く、また塗料や化粧品に用い
ても分散性が良く、色の調整し易い紫外線遮蔽材と、そ
の紫外線遮蔽材を用いた紫外線遮蔽合成樹脂、紫外線遮
蔽塗膜、紫外線遮蔽化粧品を提供しようとするものであ
る。
して解決される。即ち、無機多孔質微粒子にセリウム化
合物を担持させた紫外線遮蔽材や、無機多孔質微粒子に
セリウム化合物と金属酸化物を担持させた紫外線遮蔽材
によって解決される。また、本発明の紫外線遮蔽材と、
合成樹脂、化粧品原料または塗料から紫外線遮蔽合成樹
脂、紫外線遮蔽化粧品または紫外線遮蔽塗膜を得ること
ができる。本発明における紫外線遮蔽材の吸収させる紫
外線の波長領域は、200nm〜400nmであり、可
視光線の波長としては400nmより長く800nmよ
り短い波長のものである。
れる無機多孔質微粒子は、耐熱、耐水、耐食性に優れた
能力を有するものが望ましく、形状、大きさなどは限定
されるものではなく、用途に応じたものが好適に用いら
れ、天然また合成のものが用いられる。例えば形状とし
ては化粧品には球形のものを、合成樹脂には不定型また
は球形のものを、塗膜には球形のものを、夫々用いるこ
とができる。そして、この粒子の大きさとしては、0.
001〜1000μmのものを用いることができ、特に
好ましくは0.05〜50μmのものが望ましい。その
無機多孔質微粒子としては、チッソ吸着法(改訂増補粉
体物性図説 粉体工学会及び社団法人日本粉体工業技術
会編、日経技術図書株式会社発行、発行年月日:昭和6
0年12月21日、120〜121頁記載の方法)や水
銀圧入法(改訂増補粉体物性図説粉体工学会及び社団法
人日本粉体工業技術会編、日経技術図書株式会社発行、
発行年月日:昭和60年12月21日、121〜124
頁記載の方法)によって測定された細孔容積が0.01
cc/g以上であれば適宜用いられる。
多孔質微粒子を形成する無機化合物としては、アルカリ
土類金属の炭酸塩、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩や金属酸
化物、金属水酸化物、その他の金属ケイ酸塩、あるいは
その他の金属炭酸塩等が使用可能である。具体的にはア
ルカリ土類金属の炭酸塩としては、炭酸カルシウム、炭
酸バリウム、炭酸マグネウム等が、アルカリ土類金属の
ケイ酸塩としてはケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、
ケイ酸マグネシウム等が、またアルカリ土類金属の燐酸
塩としては燐酸カルシウム、燐酸バリウム、燐酸マグネ
シウム等が、そしてまたアルカリ土類金属の硫酸塩とし
ては硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム
等が例示できる。
タン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化亜鉛、酸化ニッケ
ル、酸化マンガン、酸化アルミニウム等が、金属水酸化
物としては水酸化鉄、水酸化ニッケル、水酸化アルミニ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化クロム等が例示でき
る。
酸亜鉛、ケイ酸アルミニウム等が、その他の金属炭酸塩
としては炭酸亜鉛、炭酸アルミニウム、炭酸銅、炭酸ニ
ッケル等が例示できる。
イト、ケイソウ土等も用いることができる。
示されている球形の無機多孔質微粒子も用いることがで
き、その無機多孔質微粒子の製造方法は、無機化合物水
溶液の中で有機溶媒と界面活性剤により油中水滴型乳濁
液(エマルジョン)を作り、これを別の無機化合物水溶
液と混合することにより、水滴界面で沈殿反応を起こさ
せ、無機質殻を形成した後、副生物や界面活性剤等を除
去する界面反応法によって得られるものである。このよ
うにして得られた無機多孔質微粒子は、図1に示す中実
または図2に示す中空の無機多孔質微粒子を得るもので
ある。
場合、一例としてまず水ガラス溶液をソルビタンモノス
テアレートとポリオキシエチレンソルビタンモノオレエ
ートとの混合物を、局方流動パラフィン溶液と共に乳化
し、油中水滴型乳濁液を調整し、さらに硫酸アンモニウ
ム溶液に加えて反応させて放置する。続いて濾過、洗
浄、乾燥を行うことにより、壁物質が水和ケイ酸からな
る中空の無機多孔質微粒子が得られるのである。このよ
うにして得られた本発明の無機多孔質微粒子は、粒子径
が0.1〜1000μm、細孔容積が0.01〜5cc
/g、細孔径が20〜600Å、比面積が100〜80
0m2 /gのものが得られる。
スを形成する物質または層間化合物等も用いることがで
きる。その具体的なものとしては、ベントナイト、活性
ベントナイト、ソディウムベントナイト、モンモリロナ
イト、酸処理モンモリロナイト、活性白土、合成スチブ
メント、合成アメサイト、合成フライポンタイト、合成
フライポンタ(ナ)イト/シリカ、スメクタイト、ヘク
タイト、ラポナイト、ビーデライト、ノントロライト、
サポナイト、ひる石等が例示できる。
属であるセリウムを含む化合物であり、具体的にはフッ
化セリウム(CeF3 )、塩化セリウム(CeCl3 ま
たはCeCl3 ・n H2 O)、酸化セリウム(CeO2
またはCeO3 )、水酸化セリウム(2Ce(OH)3
・3H2 O)、硫酸セリウム(Ce2(SO4)3 またはC
e(SO4)2 )、シュウ酸セリウム(Ce2(C
2 O4)3 )、酢酸セリウム(Ce(C2 H
3 O2 )3 )、硝酸セリウム(Ce2(NO3)3 またはC
e(NO3)4)、硝酸第二セリウムアンモン(Ce2(N
O3)3 ・2NH4 NO3 )、硫酸第二セリウムアンモン
(Ce(NO3)4 ・2(NH4)2 SO4 )等が例示でき
る。そして、これらのセリウム化合物のゾル状のものも
用いることもできる。
のある金属を酸化したものが用いられ、具体的には酸化
鉄(Fe2 O3 )、酸化亜鉛(ZnO)、酸化チタン
(TiO2 )等が例示できる。
物を担持させる方法としては、以下に述べる方法によっ
て行うことができる。その方法としては、図3に示す如
き機器構成のもとで、前記工程により得られた図1また
は図2に示す無機多孔質微粒子1の空隙部2または中空
部3に、セリウム化合物4を導入した。本装置は、排気
バルブ5とリークバルブ6を設けた真空チャンバー7と
セリウム化合物4の溶液が入ったタンク8とが、導入バ
ルブ9を介して接続されているものであり、真空チャン
バー7内で無機多孔質微粒子1を減圧することによっ
て、常圧状態下にあるセリウム化合物4の溶解液を圧力
差を利用して空隙部2に導入した。そしてその概略工程
の一例が以下に示されるのである。
7内にセットし、リークバルブ6、導入バルブ9を閉じ
るとももに排気バルブ5を開いて、真空チャンバー7内
を10〜10-3torrに減圧する。つぎに排気バルブ
5を閉じて真空チャンバー7内の排気を終了し、導入バ
ルブ9を開く。この時、セリウム化合物4の溶解液の入
ったタンク8内は大気圧であるため、圧力差によってセ
リウム化合物4が真空チャンバー7内に導入される。真
空チャンバー7内の排気によって無機多孔質微粒子1の
空隙部2も減圧状態にあるので、真空チャンバー7内に
導入されたセリウム化合物4は無機多孔質微粒子1内部
の空隙部2に浸透する。続いてリークバルブ6を開いて
真空チャンバー7を大気圧に戻した後に濾過等によって
過剰のセリウム化合物4の溶解液を分離し、セリウム化
合物4を担持した無機多孔質微粒子が得られるのであ
る。また、前述の他に、セリウム化合物の担持させる方
法としては、セリウム化合物の溶解液に無機多孔質微粒
子を混合することにより、図1または図2に示す空隙部
2もしくは中空部3に浸透圧によって担持させることが
できる。
した無機多孔質微粒子は、大気中で庫内温度が100〜
1000℃のマッフルやオーブン等の加熱装置もしくは
焼成装置によって焼成することにより、担持されたセリ
ウム化合物が酸化されて酸化セリウムとなり、紫外線吸
収能力を有する紫外線遮蔽材が得られる。あるいは、セ
リウム化合物を担持した無機多孔質微粒子に、アンモニ
ア水や苛性ソーダ水溶液等のアルカリ性の水溶液を加え
て水酸化化合物にしたり、または過酸化水素等の酸化剤
により酸化処理を行うこともできる。ここで用いられる
無機多孔質微粒子1の担持後におけるセリウム化合物4
の含有量は0.1〜80重量%程度とすることが好まし
く、特に好ましくは1〜30重量%にするのが良い。即
ち0.1重量%未満であると、紫外線吸収能力が不足し
紫外線遮蔽能力も落ちて、また80重量%より多いとセ
リウム化合物が、無機多孔質微粒子より漏出するので、
前記範囲にするのが良い。
4を担持した無機多孔質微粒子1の概略断面構造の例が
図1として示される。図例のものは壁物質が無水ケイ酸
からなる非中空の無機多孔質微粒子1内に、セリウム化
合物4が担持されているものであり、壁面に存在する無
数の空隙部2・・・よりセリウム化合物4が紫外線を吸
収することができる。さらに図2に示すような中空部3
を有する状態にすることもできる。
2に示すような中空の無機多孔質微粒子1の中空部3に
後述する色材料を担持させた後に、その空隙部2にセリ
ウム化合物を担持させた着色した紫外線遮蔽材も作製す
ることができる。その色材料を担持させる方法として
は、本出願人が提案しているような特公平5−3449
号公報に開示されている方法によっても行うことができ
る。
例示できる。 ◎無機顔料 白色顔料:酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン、硫化亜
鉛、酸化ジルコニウム、メタホウ酸バリウム、パッフン
ソン白、マンガン白、タングステン白、酸化マグネシウ
ム等。
シリカ黒、黒鉛等。
デン赤、コバルトマグネシア赤、亜酸化銅、フェロシア
ン銅 赤群青等。
リウム黄、ストロンチウム黄、クロムチタン黄、オーレ
オリン(コバルト黄)、タングステン黄、バナジウム
黄、ニッケル黄等。
クロム、亜鉛緑、コバルト緑、緑工、コバルト・クロム
緑、エジプト緑、マンガン緑、プレーメン緑、ポリー
緑、燐酸緑、チタン緑等。
グステン青、モリブデン青、エジプト青、プレーメン
青、ホウ酸銅、石灰青、岩群青等。
ト紫、コバルト紫ノーバ、塩化クロム、銅紫、群青紫
等。
ンズ粉、ステンレス鋼粉、ニッケル粉、銀粉、金粉等。
ク茶、プロシア茶、マンガン茶、銅茶、コバルト茶、フ
ェロシアン銅茶等。
塩化ビスマス、酸化鉄処理雲母チタン、紺青処理雲母チ
タン、カーボンブラック処理雲母チタン、カルミン処理
雲母チタン等。
ウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸カルシウム、沈降性硫酸バリウム、バラ
イタ、アルミナ白、タルク、石膏、クレー、サチン白、
ベントナイト、マグネシア、消石灰、ストロンチウム
白、カオリン、マイカ、セリサイト等。
いることが可能であり、例えば、法定色素名で記載する
下記のものが例示できる。赤色では赤色2号、赤色3
号、赤色102号〜赤色106号、赤色201号〜赤色
208号、赤色213号〜赤色215号、赤色218号
〜赤色223号、赤色225号〜赤色228号、赤色2
30号〜赤色232号、赤色401号、赤色404号〜
赤色405号、赤色501号〜赤色506号等が例示で
きる。
1〜黄色205号、黄色401号〜407号等が例示で
きる。
〜緑色205号、緑色401号〜緑色402号等が例示
できる。
1号〜青色205号、青色403号〜青色404号等が
例示できる。
例示できる。
色材料の含有量としては、0.01〜80重量%程度と
することが好ましく、特に好ましくは0.01〜60重
量%を担持させることができる。即ち0.01重量%未
満の色材料を含有させると、着色性が悪いために色あい
の調整がとりにくく、また80重量%より多く含有させ
ると、セリウム化合物を担持しにくくなり、紫外線吸収
能力が低下して、色材料が紫外線により退行するので、
前記範囲にするのが望ましい。そして、特に樹脂に練り
込み易くするためには、シランカップリング剤、チタン
カップリング剤、アルミニウムカップリング剤で処理す
ることもできる。また、生体適応性を得るためにもシリ
コーン、キチンまたはキトサン等で作製したもので、粒
子表面をコーティング処理することができる。
成樹脂には、熱硬化性樹脂や熱可塑性合成樹脂を用いる
ことができる。その熱硬化性樹脂の具体的な例として
は、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フラ
ン樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、
ポリウレタンが例示できる。また、熱可塑性樹脂の具体
的な例としては、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニールアルコール、ポリス
チレン、AS樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリアミド、
ポリアセタール樹脂、ポリカーボネイト、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリスルホン、セルロイド、酢酸繊維素
プレスチック、シリコーン樹脂、ポリアセタール樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂等が例示できる。前記例示され
た熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の共重合体等も用いるこ
とができる。そして、この合成樹脂に混合する紫外線遮
蔽材の含有量としては、0.1〜50重量%を好適に混
合することができ、特に好ましくは0.5〜10重量%
を混合することができる。即ち0.01重量%未満であ
ると、紫外線吸収量が低下するとともに、合成樹脂の紫
外線耐性が低下して、合成樹脂が変質する。また、50
重量%より多く含有率すると、紫外線遮蔽材によって合
成樹脂に粘りがなく、崩壊し易くなるので、前記範囲に
するのが望ましい。前述に示した含有量により、熱可塑
性樹脂を用いて紫外線遮蔽合成樹脂の作製方法あるいは
製造方法としては、本発明の紫外線遮蔽材と熱可塑性樹
脂のペレット等とともに射出成形機、押し出し成形機、
ブロー成形機、カレンダーロール成形機、カレンダー成
形機または圧縮成形機等の100〜300℃に加熱した
金型に入れて成形することにより、紫外線遮蔽合成樹脂
を作製することができる。また、熱硬化性樹脂を原料に
した場合には、その原料に添加混合して、適宜加熱をす
ることにより、紫外線遮蔽合成樹脂を作製することがで
きる。
水類、クリーム乳液類、ファンデーション類、白粉打粉
類、口紅類、眉目頬化粧品類、化粧用油類等が例示でき
る。その化粧水類の具体的な例としては、アフターシェ
ービングローション、一般化粧水、オーデコロン、シェ
ービングローション、ハンドローション、日焼けローシ
ョン、日焼け止めローション等が例示できる。またクリ
ーム乳液類としては、アフターシェビングローション、
クレンジングクリーム、コールドクリーム、シェービン
グクリーム、乳液、バニシングクリーム、ハンドクリー
ム、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム等が例示でき
る。ファンデーション類の具体的な例としては、クリー
ム状ファンデーション、液状ファンデーション、固形フ
ァンデーション等が例示できる。白粉打粉類の具体的な
例としては、クリームおしろい、固形おしろい、粉おし
ろい、タルカムパウダー、練おしろい、ベビーパウダ
ー、ボディパウダー、水おしろい等が例示できる。口紅
類としては、口紅、リップクリーム等が例示できる。眉
目頬化粧品類の具体的な例としては、アイクリーム、ア
イシャドウ、アイライナー、頬紅、マスカラ、眉墨等が
例示できる。化粧用油類の具体的な例としては、化粧
油、ベビーオイル等が例示できる。前述の化粧品に混合
する紫外線遮蔽材の含有量としては、0.1〜50重量
%程度とすることが好ましく、特に好ましくは1〜20
重量%を含有させることができる。即ち0.1重量%未
満であると、紫外線吸収量が低下して、皮膚等の日焼け
を防止することが不可能であり、また、50重量%より
多く含有させると、紫外線遮蔽材によって皮膚への伸展
性が落ちるので、前記範囲にするのが望ましい。即ち以
下に述べる化粧品原料とともに、混合あるいは乳化する
ことにより紫外線遮蔽化粧品を作製もしくは製造するこ
とができる。
しては、一般に厚生省の「化粧品原料基準規格」に記載
のものが用いられる。その具体的な例を以下に述べる。
油脂には、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ油、スクワラ
ン、サフラワー油、大豆油、ヤシ油が、ロウにはキャデ
リンロウ、カルバナロウ、ラノリン等が、脂肪酸には、
オレイン酸、オレイン酸エステル、ステアリン酸、ステ
アリン酸エステル、パルミチン酸、パルミチン酸エステ
ル、ミリスチン酸、ミリスチン酸エステル等が例示でき
る。また、パラフィンには流動パラフィン等が例示でき
る。
も用いることができる。そのアミノ酸の具体的な例とし
ては、アスパラギン酸、アラニン、シスチン、システイ
ン、セリン、スレオニン等が例示できる。また、その他
の有機酸には、酢酸、酢酸エステル、サリチル酸、サリ
チル酸エステル、乳酸、乳酸塩、クエン酸、無水クエン
酸、コハク酸、コハク酸エステル、酒石酸、ソルビン
酸、ソルビン酸エステル、シュウ酸等が例示できる。ビ
タミンには、塩酸ピリドキシン、パントテン酸カルシウ
ム、ビオチン、ビタミンA、β−カロチン、アスコルビ
ン酸ナトリウム、アスコルビン酸、ニコチン酸アミド、
dl−α−トコフェロール等が例示できる。また、たん
ぱく質には、カゼイン、ゼラチン等を用いることができ
る。糖類には、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロ
ピレングリコール、カラギーナン、デンプン、ソルビッ
ト、イノシット、キシリット、マニット、ニトロセルソ
ース、アビアゴム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等が
例示できる。
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン化合物、モノオレイン酸、モノオレイン酸エス
テル、モノラウリン酸、モノラウリン酸エステル、モノ
ステアリン酸、モノステアリン酸エステル、モノパルミ
チン酸、モノパルミチン酸エステル、ジパルミチン酸エ
ステル、ヒマシ油、アルキル硫酸、ショ糖脂肪酸エステ
ル、大豆リン脂質等が例示できる。
ニウム、塩化第二鉄、塩化カリウム等が例示できる。
イ酸ナトリウム、ケイ酸アルデヒド等が例示できる。
化カルシウム、水酸化クロム等が例示できる。
ム、硫酸ナトリウム、硫酸バリウム等が例示できる。
ム、リン酸水素カルシウム、リン酸一水素ナトリウム等
が例示できる。
イン、亜硫酸水素ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、
アルモンド油、安息香酸、安息香酸ナトリウム、イソク
タモール、流動パラフィン、パラフィン、イソプロパノ
ール、イノシット、エチルアルコール、無水エチルアル
コール、エデト酸、エデト酸塩、塩酸ジフェンヒドラミ
ン、オイゲノール、γ−オリザノール、カーボンブラッ
ク、カオリン、カラミン、カンゾウエキス、カンタリス
キチン、d−カンフル、キシレン、グアイアズレン、ク
マリン、クレゾール、クロラミンT、グリチルレチン
酸、グリチルレチン酸化合物、グリチルリチン酸、グリ
チルリチン酸化合物、シクロヘキサン、シトロネラー
ル、シュウ酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素化合
物、パラオキシ安息香酸、パラオキシ安息香酸化合物、
ベンガラ、ベントナイト、ホウ砂、マイカ、リンロー
ル、スタリン、レゾルシン、ロジン、ワセリン等が例示
できる。
ノイド、キノン、ポルフィリン等が例示できる。
用いることができる。
樹脂塗料、アミノアルミッド樹脂塗料、グアナミン樹脂
塗料、塩化ビニル樹脂塗料、ブチラール樹脂塗料、スチ
レンブタジエン塗料、塩化ゴム塗料、アクリル樹脂塗
料、エポキシ樹脂塗料、不飽和ポリエステル樹脂塗料、
ポリウレタン樹脂塗料、ケイ素樹脂塗料、チタン樹脂塗
料、フッソ樹脂塗料、酢酸ビニル系エマルジョン塗料、
スチレンブタジエン系エマルジョン塗料、アクリル系エ
マルジョン塗料等が例示できる。この塗料を用いて前記
紫外線遮蔽材を混合して塗膜を形成することにより、紫
外線遮蔽塗膜を作製することができる。前述の塗料に混
合する紫外線遮蔽材の含有量としては、0.1〜50重
量%程度とすることが好ましく、特に好ましくは1〜2
0重量%を含有させることができる。即ち0.1重量%
未満であると、紫外線吸収量が低下して、塗膜の紫外線
耐性が低下し、また、50重量%より多く含有させる
と、紫外線遮蔽材によって塗膜の形成が悪くなるので、
前記範囲にするのが望ましい。
粒子にセリウム化合物を担持させたことにより、無機多
孔質微粒子の空隙部に紫外線が侵入して、担持されたセ
リウム化合物によって紫外線を吸収することができる。
また、合成樹脂、化粧品原料、塗料に混合することによ
り、無機多孔質微粒子中のセリウム化合物が紫外線の吸
収を行うことができる。
均粒子径5.0μm、平均細孔容積0.9cc/g、平
均細孔径5nm、強熱減量6重量%の60gの球形の無
機多孔質微粒子(商品名:ゴッドボールE−16C、鈴
木油脂工業株式会社製)に、酸化セリウムとして15重
量%を含む40gの酢酸安定化酸化セリウムゾル(商品
名:ニードラルU15、多木化学株式会社製)を担持さ
せた。そして、これを庫内温度が400℃のマッフル炉
(商品名:FM−36型、ヤマト科学株式会社製)にて
約6時間焼成し、酸化セリウムを9.6重量%を担持さ
せた紫外線遮蔽材を作製した。
の酢酸セリウム溶液を、酸化セリウムとして11.3重
量%を含む60gの酢酸安定化酸化セリウムゾル(商品
名:セリアゾル、阿南化成株式会社製)を用いた以外
は、実施例1と全く同様の操作を行い、酸化セリウムを
7.4重量%担持させた紫外線遮蔽材を作製した。
粒子径5.0μm、平均細孔容積0.9cc/g、平均
細孔径5nm、強熱減量6重量%の60gの球形の無機
多孔質微粒子(商品名:ゴッドボールB−6C、鈴木油
脂工業株式会社製)に、酸化セリウムとして7.68重
量%を含む40gの酢酸セリウム溶液(商品名:酢酸セ
リウム溶液、第一希元素株式会社製)を担持させた。そ
して、これを庫内温度が400℃のマッフル炉(商品
名:FM−36型、ヤマト科学株式会社製)にて約6時
間焼成し、酸化セリウムを5.1重量%担持させた紫外
線遮蔽材を作製した。その60gの紫外線遮蔽材に、3
0gの酸化セリウムとして7.68重量%含む酢酸セリ
ウム溶液を担持させて、実施例1と同様の焼成条件によ
り、酸化セリウムを担持させた。そして、この紫外線遮
蔽材に11.2gのテトラエトキシラン液と、4.4g
のトリイソプロピルオキシドアルミニウム液とを担持さ
せて、実施例1と同様の条件及び操作で焼成して酸化セ
リウムを10.9重量%担持させて凝集を防ぎ、シリカ
及びアルミナで被覆された実施例3としての紫外線遮蔽
材を作製した。
原料とした平均粒子径5.0μm、平均細孔容積0.9
cc/g、平均細孔径5nm、強熱減量6重量%の60
gの球形の無機多孔質微粒子(商品名:ゴッドボールE
−2C、鈴木油脂工業株式会社製)に、酸化セリウムと
して7.68重量%を含む40gの酢酸セリウム溶液
(商品名:酢酸セリウム溶液、第一希元素株式会社製)
を担持させた。そして、これを庫内温度が400℃のマ
ッフル炉(商品名:FM−36型、ヤマト科学株式会社
製)にて約6時間焼成し、酸化セリウムを5.1重量%
担持した可視光線の透過が良好な紫外線遮蔽材を作製し
た。
6.78%酢酸セリウム水溶液(商品名:酢酸セリウム
溶液、第一希元素株式会社製)と20gの5%酢酸亜鉛
水溶液(商品名:酢酸亜鉛、和光純薬株式会社製)との
混合液を、70gの超微粒子アルミナAluminiu
n Oxide C(日本エアロジー株式会社製)に添
加し担持させて、実施例1と同様の条件により焼成し、
紫外線遮蔽材を作製した。
20.41%硝酸セリウム水溶液と、20gの5%硝酸
第2鉄水溶液との混合液を、ケイ酸カルシウムを原料と
した無機多孔質微粒子(商品名:ゴッドボールCAS、
鈴木油脂工業株式会社製)に添加し担持させて、実施例
1と同様の条件により焼成し、紫外線遮蔽材を作製し
た。
20.41%硝酸セリウム水溶液と10gの5%硝酸亜
鉛水溶液との混合液を、60gのホワイトカーボン(商
品名:ファインシールX70、徳山曹逹株式会社製)と
モンモリロナイト(村上粘土工業株式会社製)との混合
物に添加し担持させて、実施例1と同様の条件により焼
成し、紫外線遮蔽材を作製した。
10%硫酸セリウム水溶液と10gの5%硫酸亜鉛水溶
液との混合液を、60gのソディウムベントナイト(村
上粘土工業株式会社製)に添加し担持させて、実施例1
と同様の条件により焼成し、紫外線遮蔽材を作製した。
2%硫酸セリウム水溶液と、20gの2%硫酸亜鉛水溶
液との混合液を、5gのラポナイトG(商品名:ラポナ
イトG、日本シリカ株式会社製)と5gのラポナイトS
(商品名:ラポナイトS、日本シリカ株式会社製)の混
合物に添加し担持させて、実施例1と同様の条件により
焼成し、紫外線遮蔽材を作製した。
0gの低密度ポリエチレン(密度:0.914g/cm
3 、MI:0.3)のペレットに、20gの実施例1の
紫外線遮蔽材とを、100〜130℃の加熱容器に投入
して溶解しながら混合して、さらに190℃に調整した
カレンダーロール成形機に投入して、厚さ200μmの
紫外線遮蔽ポリエチレンフィルムを作製した。
0gの水溶性ポリウレタン樹脂塗料(商品名:ネオデラ
ックスUW、関西ペイント株式会社製)と20gの実施
例1の紫外線遮蔽材を添加して、厚さ1mmのベニヤ板
に塗布して厚さ30μmの紫外線遮蔽塗膜を作製した。
例4を用いて表1の配合により調整した化粧用クリーム
状ファンデーションを作製した。即ち、その作製方法
は、精製水、トリエタノールアミン、ソルビット、パラ
オキシ安息香酸エステルを混合して水相を調整し、75
℃に加熱して、前記紫外線遮蔽材である実施例4を添加
する。さらにステアリン酸、親油性モノステアリン酸グ
リセリン、セトシテアリルアルコール、モノラウリン酸
プロピレングリコール、流動パラフィン、ミリスチン酸
イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチルを混合して油
相を調整し80℃に加熱する。そして前記油相を水相に
攪拌しながら添加して乳化させた後に、攪拌しながら5
0℃に冷却して香料を添加する。そして室温まで冷却し
て実施例12である化粧用クリーム状ファンデーション
を作製した。
%の二酸化ケイ素、24重量%の酸化セリウムを含むシ
リカ−酸化セリウム被覆タルク(商品名:セリガード−
T−3018、日本無機化学工業株式会社製)をそのま
ま用いた。
%の酸化ジルコニウムと58重量%の酸化セリウムを含
むもの(商品名:セラクランIII 、東レ株式会社製)を
用いた。
量%の酸化セリウムを含む酢酸安定化ゾル(商品名:ニ
ードラルU15、多木化学株式会社製)を用いた。
チタンを90重量%以上含む超微粒子酸化チタン(商品
名:MT−150W、テイカ株式会社製)を用いた。
0に用いた樹脂をそのまま用いた。
1に用いた水溶性ポリウレタン塗料をそのまま用いた。
す配合により紫外線遮蔽材能力のない無機多孔質微粒子
を添加して化粧用クリーム状ファンデーションを作製し
た。
比較例2について、紫外線遮蔽能力を測定した。測定方
法は、分光光度計(商品名:UV−2200A、島津製
作所株式会社製)を用いて、試料中の酸化セリウムの量
を1.9重量%としてグリセリンに練り混み、10×1
0×50mmの石英ガラスセル中に入れ、反射率より算
出した。その結果を図4に示した。
収能力は優れていた。
について、紫外線遮蔽能力を測定した。即ち200nm
〜800nmの波長の透過率を測定した。その測定方法
は、分光光度計(商品名:UV−2200A、島津製作
所株式会社製)を用いて、試料中の酸化セリウム量を
1.9重量%としてグリセリンに練り混み、125μm
のスペーサーに石英ガラスを用いて挟んでその透過光を
測定し、透過率より算出した。その結果を図5に示し
た。
領域を吸収し且つ可視光線領域の透過性が優れているこ
とが認められた。
外線による耐性試験を行った。その方法は、サンシャイ
ンカーボンアークランプを光源としてサンシャイン・ロ
ングライフ・ウェザー・メーター(商品名:WEL−S
UN−HC、スガ試験機株式会社製)を用いて1500
時間照射し、JIS Z−8741に準じ精密光沢計
(商品名:GM−26D、株式会社村上色彩技術研究所
製)にて、照射時間の経過における光沢残存率を測定し
た。その結果を図6に示した。
ている実施例10が紫外線に対して耐性を有していた。
線遮蔽塗膜についても、実施例10及び比較例5と同様
の紫外線耐性の試験を行った。その結果を図7に示し
た。
ている実施例11のほう紫外線耐性を有していた。
化粧品工業連合会のSPF( Sun Protection Factor)
測定に準じて測定した。その結果を表2に示した。
の方が紫外線吸収能力が優れていた。
粒子にセリウム化合物を担持させたことにより、紫外線
が侵入して、担持されたセリウム化合物によって全波長
の紫外線を吸収するので、様々なものに応用することが
できる。また、無機多孔質微粒子は材質によって任意の
色に調整することができるので、色の調整がし易くな
り、合成樹脂、化粧品原料、塗料に混合することによ
り、無機多孔質微粒子に担持されたセリウム化合物が紫
外線吸収を行い、紫外線による合成樹脂の老化もしくは
変質を防ぎ、長期間に渡って使用することができるの
で、取り替える手間が省け、コスト的にも安価になる。
また、本発明の紫外線遮蔽材を用いた紫外線遮蔽塗膜も
色の調整が可能となり、紫外線吸収による塗料の保護並
びに、塗装箇所を長期間に渡って保護を行うことが出来
るので、コスト的にも安価になる。さらに紫外線遮蔽材
を含有した化粧品は、皮膚癌や日焼けを促す紫外線を吸
収して皮膚への紫外線を遮蔽するので安心して外出する
ことができる。
多孔質微粒子の一例を表す断面説明図
多孔質微粒子の一例を表す断面説明図
を注入する方法の一例を示す説明図
0nmの波長における反射率を測定したグラフ
mの波長における透過率を測定したグラフ
シャイン・ウエザー・メーターによって光沢残存率を測
定したグラフ
シャイン・ウエザー・メーターによって光沢残存率を測
定したグラフ
Claims (6)
- 【請求項1】無機多孔質微粒子にセリウム化合物を担持
させたことを特徴とする紫外線遮蔽材。 - 【請求項2】無機多孔質微粒子に、セリウム化合物と金
属酸化物を担持させたことを特徴とする紫外線遮蔽材。 - 【請求項3】前記無機多孔質微粒子が界面反応法で得ら
れたものである請求項1または2記載の紫外線遮蔽材。 - 【請求項4】請求項1、2または3記載の紫外線遮蔽材
と、合成樹脂とからなる紫外線遮蔽合成樹脂。 - 【請求項5】請求項1、2または3記載の紫外線遮蔽材
と、化粧品原料とからなる紫外線遮蔽化粧品。 - 【請求項6】請求項1、2または3記載の紫外線遮蔽材
と、塗料とからなる紫外線遮蔽塗膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7013169A JPH0867867A (ja) | 1994-06-23 | 1995-01-30 | 紫外線遮蔽材及びそれを用いた紫外線遮蔽合成樹脂、紫外線遮蔽化粧品、紫外線遮蔽塗膜 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP14145694 | 1994-06-23 | ||
JP7013169A JPH0867867A (ja) | 1994-06-23 | 1995-01-30 | 紫外線遮蔽材及びそれを用いた紫外線遮蔽合成樹脂、紫外線遮蔽化粧品、紫外線遮蔽塗膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0867867A true JPH0867867A (ja) | 1996-03-12 |
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JP (1) | JPH0867867A (ja) |
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- 1995-01-30 JP JP7013169A patent/JPH0867867A/ja active Pending
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