JPH0859477A - 新規抗hiv剤 - Google Patents
新規抗hiv剤Info
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- JPH0859477A JPH0859477A JP23831394A JP23831394A JPH0859477A JP H0859477 A JPH0859477 A JP H0859477A JP 23831394 A JP23831394 A JP 23831394A JP 23831394 A JP23831394 A JP 23831394A JP H0859477 A JPH0859477 A JP H0859477A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記式(I)〜(IV)中のいずれかで示さ
れるホスホジエステル結合型オリゴリボヌクレオチドか
ら選択される1種又は2種以上を有効成分として含有す
る抗HIV剤。 GpGp (I) GpGpGp (II) GpGpGpGp (III) GpGpGpGpGp (IV) (各式中、Gはグアノシン構造を表わし、pは、隣接す
るGとエステル結合を形成しているリン酸残基を表わ
し、右末端pは3′位末端Gの3′位水酸基とモノエス
テル結合を形成しており、2個のGの間に位置している
各pは、それぞれ式中向かって左側のGとはその3′位
水酸基と、また右側のGとはその5′位水酸基とそれぞ
れエステル結合を形成しているものである)。 【効果】 HIV(AIDSウィルス)に起因する疾
患、AIDS、ARCの治療に有効である。
れるホスホジエステル結合型オリゴリボヌクレオチドか
ら選択される1種又は2種以上を有効成分として含有す
る抗HIV剤。 GpGp (I) GpGpGp (II) GpGpGpGp (III) GpGpGpGpGp (IV) (各式中、Gはグアノシン構造を表わし、pは、隣接す
るGとエステル結合を形成しているリン酸残基を表わ
し、右末端pは3′位末端Gの3′位水酸基とモノエス
テル結合を形成しており、2個のGの間に位置している
各pは、それぞれ式中向かって左側のGとはその3′位
水酸基と、また右側のGとはその5′位水酸基とそれぞ
れエステル結合を形成しているものである)。 【効果】 HIV(AIDSウィルス)に起因する疾
患、AIDS、ARCの治療に有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HIV(Human
Immunodeficiency Virus)によ
る疾患について、優れた抗ウィルス作用を示すホスホジ
エステル結合型オリゴリボヌクレオチドを有効成分とす
る抗HIV剤に関するものである。
Immunodeficiency Virus)によ
る疾患について、優れた抗ウィルス作用を示すホスホジ
エステル結合型オリゴリボヌクレオチドを有効成分とす
る抗HIV剤に関するものである。
【0002】
【背景技術】DNAのホモオリゴマーに関する従来の知
見としては、15塩基および20塩基のホスホロチオエ
ート結合体にHIV増殖阻止作用があることがアグラワ
ル等により報告され、その効果は、15塩基という長さ
のホモオリゴマーであることに起因し、塩基の種類に依
存しないと報告されている。また、その有効性について
は、鎖長の長いホモオリゴマーであることから、逆転写
酵素の鋳型として有利に働き、HIVの核酸と競合する
ことに基づくと推定したと報告されている。(Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA,85,70
79,1988)。
見としては、15塩基および20塩基のホスホロチオエ
ート結合体にHIV増殖阻止作用があることがアグラワ
ル等により報告され、その効果は、15塩基という長さ
のホモオリゴマーであることに起因し、塩基の種類に依
存しないと報告されている。また、その有効性について
は、鎖長の長いホモオリゴマーであることから、逆転写
酵素の鋳型として有利に働き、HIVの核酸と競合する
ことに基づくと推定したと報告されている。(Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA,85,70
79,1988)。
【0003】また、マツクラ等により28塩基のデオキ
シシチジンホスホロチオエート結合体にHIV増殖阻止
作用があることが報告されている(Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,84,7706,19
87)。さらにオリゴリボヌクレオチドに関する従来の
知見としては、シバハラ等により20塩基の2′−o−
メチルイノシンホスホロチオエート結合体にHIV増殖
阻止作用があることが示され(Nucleic Aci
d Res.,17,239,1989)、クロフォー
ド等によりポリアデニン−ポリウリジンにもHIV増殖
阻止作用があることが報告されている(AIDS Re
s.HumanRetroviruses.8,28
5,1992)。しかし、いずれも14〜28塩基ある
いはそれ以上の長鎖ヌクレオチドのため、これを調製す
る上で問題があり、また、生体内に投与した場合の吸収
性、安定性の点においても問題がある。
シシチジンホスホロチオエート結合体にHIV増殖阻止
作用があることが報告されている(Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,84,7706,19
87)。さらにオリゴリボヌクレオチドに関する従来の
知見としては、シバハラ等により20塩基の2′−o−
メチルイノシンホスホロチオエート結合体にHIV増殖
阻止作用があることが示され(Nucleic Aci
d Res.,17,239,1989)、クロフォー
ド等によりポリアデニン−ポリウリジンにもHIV増殖
阻止作用があることが報告されている(AIDS Re
s.HumanRetroviruses.8,28
5,1992)。しかし、いずれも14〜28塩基ある
いはそれ以上の長鎖ヌクレオチドのため、これを調製す
る上で問題があり、また、生体内に投与した場合の吸収
性、安定性の点においても問題がある。
【0004】本発明者は、かかる問題点を解決するた
め、HIV増殖抑制作用を有するオリゴヌクレオチド化
合物の低分子化について種々研究を重ね、先に4〜8塩
基の短鎖オリゴデオキシグアニル酸がHIV増殖阻止作
用を有することを見出した。本発明者は、更に研究を重
ねた結果、短鎖グアニル酸リボヌクレオチドがさらに短
い2〜5塩基の場合でもHIV増殖阻止作用を有するこ
とを見出した。本発明はかかる知見に基づくものであ
る。本発明は下記式(I)〜(IV)中のいずれかで示
されるホスホジエステル結合型オリゴリボヌクレオチド
から選択される1種又は2種以上を有効成分として含有
することを特徴とする抗HIV剤を提供するものであ
る。 GpGp (I) GpGpGp (II) GpGpGpGp (III) GpGpGpGpGp (IV) (各式中、Gはグアノシン構造を表わし、pは、隣接す
るGとエステル結合を形成しているリン酸残基を表わ
し、右末端pは3′位末端Gの3′位水酸基とモノエス
テル結合を形成しており、2個のGの間に位置している
各pは、それぞれ式中向かって左側のGとはその3′位
水酸基と、また右側のGとはその5′位水酸基とそれぞ
れエステル結合を形成しているものである)。
め、HIV増殖抑制作用を有するオリゴヌクレオチド化
合物の低分子化について種々研究を重ね、先に4〜8塩
基の短鎖オリゴデオキシグアニル酸がHIV増殖阻止作
用を有することを見出した。本発明者は、更に研究を重
ねた結果、短鎖グアニル酸リボヌクレオチドがさらに短
い2〜5塩基の場合でもHIV増殖阻止作用を有するこ
とを見出した。本発明はかかる知見に基づくものであ
る。本発明は下記式(I)〜(IV)中のいずれかで示
されるホスホジエステル結合型オリゴリボヌクレオチド
から選択される1種又は2種以上を有効成分として含有
することを特徴とする抗HIV剤を提供するものであ
る。 GpGp (I) GpGpGp (II) GpGpGpGp (III) GpGpGpGpGp (IV) (各式中、Gはグアノシン構造を表わし、pは、隣接す
るGとエステル結合を形成しているリン酸残基を表わ
し、右末端pは3′位末端Gの3′位水酸基とモノエス
テル結合を形成しており、2個のGの間に位置している
各pは、それぞれ式中向かって左側のGとはその3′位
水酸基と、また右側のGとはその5′位水酸基とそれぞ
れエステル結合を形成しているものである)。
【0005】本発明の抗HIV剤の有効成分であるオリ
ゴリボヌクレオチドは、一般に、オリゴリボヌクレオチ
ド合成に用いられる常用の手法により合成することがで
きる(Scaringeら,Nucleic Acid
s Res.18 5433;DamhaとOgilv
ie,Methods in Mol.Biol.20
81参照)。すなわち、例えば支持体に3′燐酸化試
薬の結合したものを準備し、これに、アミノ基、酸性水
酸基を保護した核酸単量体を結合させて粗オリゴリボヌ
クレオチドを得、保護基を除いて精製する方法により調
製する。ホスホアミダイト法が好ましい。
ゴリボヌクレオチドは、一般に、オリゴリボヌクレオチ
ド合成に用いられる常用の手法により合成することがで
きる(Scaringeら,Nucleic Acid
s Res.18 5433;DamhaとOgilv
ie,Methods in Mol.Biol.20
81参照)。すなわち、例えば支持体に3′燐酸化試
薬の結合したものを準備し、これに、アミノ基、酸性水
酸基を保護した核酸単量体を結合させて粗オリゴリボヌ
クレオチドを得、保護基を除いて精製する方法により調
製する。ホスホアミダイト法が好ましい。
【0006】さらに詳細に説明すると、例えば支持体と
してのコントロールドポアグラスに2−〔2−(4,
4′−ジメトキシトリチロキシ)エチルスルホニル〕サ
クシノイル長鎖アルキルアミノ基を結合させたもの(P
35, Glen Research User Gu
ide(グレン研究所,44901 Falcon P
lace,Sterling,VA 20166発行)
参照)を準備し、次に保護基である4,4′ジメトキシ
トリチル基をトリクロロ酢酸等で除き、テトラゾールを
縮合剤として用いて、単量体としてのグアニル酸塩基の
アミノ基をイソブチル基で保護したアミダイト試薬、
(5′−o−ジメトキシトリチル)−2′−o−(t−
ブチルジメチルシリル)リボヌクレオシド 3′−N,
N−ジイソプロピル(シアノエチル)ホスホアミダイト
を縮合させる。この後、ヨウ素を用いてリン部分の酸化
を行ない、リン酸トリエステル体に導く。以上の反応を
目的とする鎖長になるまで繰り返した後、アンモニア処
理により、各インターヌクレオチドをトリエステル体か
らジエステル体に変換し、支持体より切り出すと同時に
塩基部の脱保護を行ない、テトラ−N−ブチルアンモニ
ウムフルオライド処理により2′水酸基の脱保護を行な
い、目的とする3′末端リン酸化オリゴリボヌクレオチ
ドを得る。
してのコントロールドポアグラスに2−〔2−(4,
4′−ジメトキシトリチロキシ)エチルスルホニル〕サ
クシノイル長鎖アルキルアミノ基を結合させたもの(P
35, Glen Research User Gu
ide(グレン研究所,44901 Falcon P
lace,Sterling,VA 20166発行)
参照)を準備し、次に保護基である4,4′ジメトキシ
トリチル基をトリクロロ酢酸等で除き、テトラゾールを
縮合剤として用いて、単量体としてのグアニル酸塩基の
アミノ基をイソブチル基で保護したアミダイト試薬、
(5′−o−ジメトキシトリチル)−2′−o−(t−
ブチルジメチルシリル)リボヌクレオシド 3′−N,
N−ジイソプロピル(シアノエチル)ホスホアミダイト
を縮合させる。この後、ヨウ素を用いてリン部分の酸化
を行ない、リン酸トリエステル体に導く。以上の反応を
目的とする鎖長になるまで繰り返した後、アンモニア処
理により、各インターヌクレオチドをトリエステル体か
らジエステル体に変換し、支持体より切り出すと同時に
塩基部の脱保護を行ない、テトラ−N−ブチルアンモニ
ウムフルオライド処理により2′水酸基の脱保護を行な
い、目的とする3′末端リン酸化オリゴリボヌクレオチ
ドを得る。
【0007】
【実験例】次に実験例を挙げ、本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明の趣旨はこれら実験例により制約され
るものではない。 <MT−4細胞(T細胞系)を用いた抗エイズウィルス
(HIV)活性試験>あらかじめ段階希釈した各種ホス
ホジエステル結合型オリゴリボヌクレオチドが入ってい
る96穴マイクロプレートにMT−4細胞を6×104
細胞/穴の量で撒き、さらにエイズウィルス〔HIV−
1(IIIB;約50TCID50(50%培養細胞感
染濃度)/穴〕を感染させ、37℃、5%二酸化炭素下
で5日間培養した。感染による細胞障害抑制判定は、5
日間培養後の生細胞をMTT法で測定することにより求
めた。この結果を表1に示す。表中、表示した各オリゴ
リボヌクレオチドの式中、pの意味は、前述の定義と同
一の意味を表わし、Gはグアノシン、Aはアデノシン、
Cはシチジン、Uはウリジンを表す。
明するが、本発明の趣旨はこれら実験例により制約され
るものではない。 <MT−4細胞(T細胞系)を用いた抗エイズウィルス
(HIV)活性試験>あらかじめ段階希釈した各種ホス
ホジエステル結合型オリゴリボヌクレオチドが入ってい
る96穴マイクロプレートにMT−4細胞を6×104
細胞/穴の量で撒き、さらにエイズウィルス〔HIV−
1(IIIB;約50TCID50(50%培養細胞感
染濃度)/穴〕を感染させ、37℃、5%二酸化炭素下
で5日間培養した。感染による細胞障害抑制判定は、5
日間培養後の生細胞をMTT法で測定することにより求
めた。この結果を表1に示す。表中、表示した各オリゴ
リボヌクレオチドの式中、pの意味は、前述の定義と同
一の意味を表わし、Gはグアノシン、Aはアデノシン、
Cはシチジン、Uはウリジンを表す。
【0008】
【表1】
【0009】表1に示されているとおり、本発明の抗H
IV剤の有効成分である3′末端リン酸化オリゴリボヌ
クレオチドは2塩基でも抗HIV活性が認められ、4塩
基では優れた抗HIV作用を示し、なおかつ、いずれも
100μg/mlの濃度においても細胞毒性は示さない
ことが認められた。一方、末端リン酸化されていないホ
スホジエステル結合型オリゴグアニル酸は2、3塩基で
は全く効果がなく4塩基でやや効果を認めた。また3′
末端リン酸化ホスホジエステル結合型オリゴアデニル
酸、シチジン酸、ウリジン酸の4塩基ではいずれも効果
が認められなく、3′末端リン酸化ホスホジエステル結
合型オリゴグアニル酸の有効性は際立っている。
IV剤の有効成分である3′末端リン酸化オリゴリボヌ
クレオチドは2塩基でも抗HIV活性が認められ、4塩
基では優れた抗HIV作用を示し、なおかつ、いずれも
100μg/mlの濃度においても細胞毒性は示さない
ことが認められた。一方、末端リン酸化されていないホ
スホジエステル結合型オリゴグアニル酸は2、3塩基で
は全く効果がなく4塩基でやや効果を認めた。また3′
末端リン酸化ホスホジエステル結合型オリゴアデニル
酸、シチジン酸、ウリジン酸の4塩基ではいずれも効果
が認められなく、3′末端リン酸化ホスホジエステル結
合型オリゴグアニル酸の有効性は際立っている。
【0010】本発明の抗HIV剤の有効成分である3′
末端リン酸化ホスホジエステル結合型オリゴグアニル酸
の安全性については4塩基結合のものを用いて、マウス
に20mg/kgの静脈内投与を行なって安全性を確認
した。また別の試験において同物質の100mg/kg
の経口投与においても死亡例が認められなかった。
末端リン酸化ホスホジエステル結合型オリゴグアニル酸
の安全性については4塩基結合のものを用いて、マウス
に20mg/kgの静脈内投与を行なって安全性を確認
した。また別の試験において同物質の100mg/kg
の経口投与においても死亡例が認められなかった。
【0011】本発明に係る新規な抗HIV剤は、AID
S等のレトロウィルス感染症治療剤として特に有用なも
のであり、医薬用担体を用いて製剤化して、錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤などの経口投与剤や、注
射剤、点滴用剤、坐薬などの非経口投与剤とすることが
できる。投与形態については、特定されず、必要に応じ
て適宜の剤形のものが選択して使用され、その例として
は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤等の経口
投与剤、注射剤、坐剤等の非経口投与剤が挙げられる。
経口剤としての所要量は、患者の年齢、体重、疾患の程
度により異なるが、通常、成人での投与量は、0.1g
〜6gを1日に数回に分けて服用する。
S等のレトロウィルス感染症治療剤として特に有用なも
のであり、医薬用担体を用いて製剤化して、錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤などの経口投与剤や、注
射剤、点滴用剤、坐薬などの非経口投与剤とすることが
できる。投与形態については、特定されず、必要に応じ
て適宜の剤形のものが選択して使用され、その例として
は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤等の経口
投与剤、注射剤、坐剤等の非経口投与剤が挙げられる。
経口剤としての所要量は、患者の年齢、体重、疾患の程
度により異なるが、通常、成人での投与量は、0.1g
〜6gを1日に数回に分けて服用する。
【0012】上記の錠剤、カプセル剤、顆粒剤等の経口
投与剤を調製するには、例えば、デンプン、乳糖、白
糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、無機塩
類を用いることができ、常法に従って製造される。この
種の製剤には、前記賦形剤の他に適宜、結合剤、崩壊
剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色
剤、香料等を選択し、使用することができる。それぞれ
の具体例は、以下に示すとおりである。
投与剤を調製するには、例えば、デンプン、乳糖、白
糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、無機塩
類を用いることができ、常法に従って製造される。この
種の製剤には、前記賦形剤の他に適宜、結合剤、崩壊
剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色
剤、香料等を選択し、使用することができる。それぞれ
の具体例は、以下に示すとおりである。
【0013】〔結合剤〕デンプン、デキストリン、アラ
ビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロー
ス、エチルセルロース、ポリビニルセルロース、マクロ
ゴール。
ビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロー
ス、エチルセルロース、ポリビニルセルロース、マクロ
ゴール。
【0014】〔崩壊剤〕デンプン、ヒドロキシプロピル
スターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチ
ルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース。
スターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチ
ルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース。
【0015】〔界面活性剤〕ラウリル硫酸ナトリウム、
大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート
80。 〔滑沢剤〕タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂
肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレ
ングリコール。 〔流動性促進剤〕軽質無水ケイ酸、乾燥水素化アルミニ
ウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム。
大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート
80。 〔滑沢剤〕タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂
肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレ
ングリコール。 〔流動性促進剤〕軽質無水ケイ酸、乾燥水素化アルミニ
ウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム。
【0016】前記の式I〜IVで表わされるオリゴリボ
ヌクレオチドは、懸濁液、エマルジョン液、シロップ
剤、エリキシル剤としても投与することができ、これら
の各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有させること
ができる。非経口剤としての所要量は、患者の年齢、体
重、疾患の程度によって異なるが、通常、成人で前記の
オリゴリボヌクレオチド1日1〜100mg程度の量で
あり、静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射により投与
される。この非経口剤は慣用の方法で製造することがで
きる。その場合、希釈剤としては、一般に、注射用蒸留
水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射用植物油、ゴマ
油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロコシ油、プロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール等を用いるこ
とができる。また、必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安
定剤を加えることができる。この非経口剤は、安定性の
観点からは、バイアル等に充填した後、冷凍し、通常の
凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾燥
物として、使用時に、この凍結乾燥物から液剤を再調製
することができる。製剤化に際しては、必要に応じて、
適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等を加える
こともできる。その他の非経口剤の例としては、外用液
剤、軟膏等の塗布剤、直腸投与のための坐剤等が挙げら
れ、これらは、いずれも慣用の方法で製造することがで
きる。
ヌクレオチドは、懸濁液、エマルジョン液、シロップ
剤、エリキシル剤としても投与することができ、これら
の各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有させること
ができる。非経口剤としての所要量は、患者の年齢、体
重、疾患の程度によって異なるが、通常、成人で前記の
オリゴリボヌクレオチド1日1〜100mg程度の量で
あり、静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射により投与
される。この非経口剤は慣用の方法で製造することがで
きる。その場合、希釈剤としては、一般に、注射用蒸留
水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射用植物油、ゴマ
油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロコシ油、プロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール等を用いるこ
とができる。また、必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安
定剤を加えることができる。この非経口剤は、安定性の
観点からは、バイアル等に充填した後、冷凍し、通常の
凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾燥
物として、使用時に、この凍結乾燥物から液剤を再調製
することができる。製剤化に際しては、必要に応じて、
適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等を加える
こともできる。その他の非経口剤の例としては、外用液
剤、軟膏等の塗布剤、直腸投与のための坐剤等が挙げら
れ、これらは、いずれも慣用の方法で製造することがで
きる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を詳細に説明す
るが、下記の実施例により本発明は制限されるものでは
ない。 実施例1 上記の処方に従ってとおよびの一部を均質になる
まで混合し、圧縮成型した後、粉砕し、これにの残量
ととを加えて混合し、打錠機にて圧縮成型して、一錠
200mgの錠剤を得た。この一錠には、GpGpGp
Gp 20mgが含有されている。この錠剤は、成人1
日4〜8錠を数回に分けて服用される。
るが、下記の実施例により本発明は制限されるものでは
ない。 実施例1 上記の処方に従ってとおよびの一部を均質になる
まで混合し、圧縮成型した後、粉砕し、これにの残量
ととを加えて混合し、打錠機にて圧縮成型して、一錠
200mgの錠剤を得た。この一錠には、GpGpGp
Gp 20mgが含有されている。この錠剤は、成人1
日4〜8錠を数回に分けて服用される。
【0018】実施例2 上記の処方に従ってとととを均質になるまで混合
し、常法により捏和し、押し出し造粒機により、乾燥・
破砕した後、これにととを混合し、打錠機にて圧縮
成型して、一錠200mgの錠剤を得た。この一錠に
は、GpGpGpGp 20mgが含有されている。こ
の錠剤は、成人1日4〜8錠を数回に分けて服用され
る。
し、常法により捏和し、押し出し造粒機により、乾燥・
破砕した後、これにととを混合し、打錠機にて圧縮
成型して、一錠200mgの錠剤を得た。この一錠に
は、GpGpGpGp 20mgが含有されている。こ
の錠剤は、成人1日4〜8錠を数回に分けて服用され
る。
【0019】実施例3 に対し、ととを溶解させた後、5mlのアンプル
に注入し、121℃で15分間加熱滅菌を行って注射剤
を得た。
に注入し、121℃で15分間加熱滅菌を行って注射剤
を得た。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る新規抗HIV剤は、HIV
(AIDSウィルス)に起因する疾患、AIDS、AR
Cの治療に有効である。
(AIDSウィルス)に起因する疾患、AIDS、AR
Cの治療に有効である。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記式(I)〜(IV)中のいずれかで
示されるホスホジエステル結合型オリゴリボヌクレオチ
ドから選択される1種又は2種以上を有効成分として含
有することを特徴とする抗HIV剤。 GpGp (I) GpGpGp (II) GpGpGpGp (III) GpGpGpGpGp (IV) (各式中、Gはグアノシン構造を表わし、pは、隣接す
るGとエステル結合を形成しているリン酸残基を表わ
し、右末端pは3′位末端Gの3′位水酸基とモノエス
テル結合を形成しており、2個のGの間に位置している
各pは、それぞれ式中向かって左側のGとはその3′位
水酸基と、また右側のGとはその5′位水酸基とそれぞ
れエステル結合を形成しているものである)。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23831394A JPH0859477A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 新規抗hiv剤 |
EP95926009A EP0724882A4 (en) | 1994-07-22 | 1995-07-21 | NEW DRUGS AGAINST HIV |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23831394A JPH0859477A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 新規抗hiv剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0859477A true JPH0859477A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=17028356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23831394A Pending JPH0859477A (ja) | 1994-07-22 | 1994-08-26 | 新規抗hiv剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0859477A (ja) |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP23831394A patent/JPH0859477A/ja active Pending
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