【発明の詳細な説明】
コモノマー含有物を含むスチレン系ポリマー発泡体
本発明は、二酸化炭素発泡剤で発泡して独立気泡発泡体構造物を形成する発泡
可能なスチレン系ポリマーゲルおよび前記構造物を製造するための方法に関する
。
潜在的にオゾン消費性または易燃性の発泡剤の使用に対して、現在、環境上の
関心が高まっているために、二酸化炭素を含有する発泡剤でスチレン系ポリマー
発泡体構造物を製造することが望ましい。二酸化炭素で発泡されるこのような発
泡体構造物は、米国特許No.4,455,272、米国特許No.4,559,367およびヨーロッ
パ特許出願89114160.8に見ることができる。
スチレン系ポリマー発泡体構造物用に発泡剤として二酸化炭素を使用するのに
伴う問題点は、スチレン系ポリマー溶融物に対して、その溶解度が比較的低いこ
とである。低い溶解度は、高いシステム圧力を招き、これは、それ自体、高い圧
力降下と過度のダイ圧力とを示す。圧力降下とダイ圧力とを低下させることは、
エネルギーコストを節約し、スキン品質を改良し、加工装置に対する圧力負荷要
件を低減させる。低い二酸化炭素溶解度は、また、小さな気泡寸法と高密度とを
生じさせる。二酸化炭素溶解度が大きくなると、気泡寸法を増大し、密度を低下
させ、これは、ひいては、潜在的により大きな発泡体断面積を可能とする。
本発明に従えば、独立気泡発泡体構造物を形成することのできる発泡可能なス
チレン系ポリマーゲルであって、(a)スチレン系ポリマー材料の総重量基準で
、50重量%を上凹るスチレン系モノマー単位および0.1〜40重量%の酸素
含有モノマー単位を含むスチレン系ポリマー材料の流動性の溶融物;および、(
b)発泡剤の総重量基準で、5重量%以上の二酸化炭素を含む発泡剤を含む発泡
可能なスチレン系ポリマーゲルが存在する。スチレン系ポリマー材料の溶融物中
の酸素含有コモノマーの存在は、酸素含有コモノマーを含まない対応するスチレ
ン系ポリマー材料溶融物と比較して、発泡剤として二酸化炭素を使用する時、プ
ロセス操作圧力を著しく低減することができる。
さらに、本発明に従えば、スチレン系ポリマー発泡体構造物を製造するための
方法であって、(a)スチレン系ポリマー材料を加熱し;(b)高温で、発泡剤
を溶融ポリマー材料に配合して、発泡可能なゲルを形成し;(c)減圧で、発泡
可能なゲルを発泡させて発泡体構造物を形成する方法が存在する。好ましくは、
発泡可能なゲルは、最適発泡温度に冷却され、ついで、ダイを介してそれを押出
し、発泡体構造を形成することによって発泡される。発泡剤は、発泡剤の総重量
基準で、5重量%以上の二酸化炭素を含む。スチレン系ポリマー材料は、スチレ
ン系ポリマー材料の総重量基準で、50重量%を上回るスチレン系モノマー単位
と1〜40重量%の酸素含有モノマー単位とを含む。
本発泡体構造物は、スチレン系ポリマー材料を含む。適当なスチレン系ポリマ
ー材料としては、スチレン系ホモポリマー類、および、スチレン系化合物と共重
合可能なエチレン性不飽和コモノマー類とからなるコポリマー類が挙げられる。
スチレン系ポリマー材料は、さらに、微小量比の非スチレン系ポリマー類を含ん
でもよい。スチレン系ポリマー材料は、単に1種以上のスチレン系コポリマー類
を含んでもよく、また、1種以上の各スチレン系ホモポリマー類(例えば、ポリ
スチレン)とコポリマー類とのブレンド、または、前述のいずれかと非スチレン
系とのブレンドによって構成されてもよい。組成にかかわらず、スチレン系ポリ
マー材料は、50重量%を上回る、好ましくは、70重量%を上回るスチレン系
モノマー単位を含む。最も好ましくは、スチレン系ポリマー材料は、スチレン系
コポリマーとスチレン系ホモポリマーとのブレンドを含む。スチレン系ポリマー
材料は、好ましくは、サイズ排除クロマトグラフィに従い、重量平均分子量10
0,000〜350,000を有する。
重合してスチレン系ポリマー材料に有用なスチレン系ポリマー類を形成する適
当なスチレン系モノマー類としては、アルケニル芳香族化合物、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、エチルスチレン、ビニルベンゼ
ン、ビニルトルエン、クロロスチレン、および、ブロモスチレンが挙げられる。
本発明において、溶融形態で、比較的高い二酸化炭素溶解度を有するスチレン
系ポリマー材料を選択することが望ましい。二酸化炭素の溶解度が高くなると、
発泡体構造物を製造するのに使用されるプロセス圧力を低くすることが許される
。押出器圧力、ミキサー圧力、ダイ圧力および押出器またはミキサーとダイとの
間
の圧力降下を減少させることができる。
スチレン系ポリマー材料は、スチレン系ポリマー材料の総重量基準で、0.1
〜40重量%、好ましくは、0.3〜30重量%、さらに好ましくは、2〜20
重量%の酸素含有モノマー(OCM)モノマー単位を含有する。OCMは、スチ
レンコモノマーまたは化合物以外の化合物であり、これらと共重合する。スチレ
ン系ポリマー材料のOCMモノマー単位含有物は、OCMモノマー単位含有物を
含まない対応するスチレン系ポリマー材料と比較して、スチレン系ポリマー材料
中の二酸化炭素の溶解度を高めることができる。
適当なOCMとしては、式:
[式中、R1およびR2は、H(水素)またはC1〜8アルキル基である。]
で表される化合物が挙げられる。適当なOCMとしては、C1〜8アルキル酸類、
エステル類、および、酸無水物類、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、エタク
リル酸、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート
、マレイン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、プロピルアクリレート、メチルメタクリレート
およびビニルアセテートが挙げられる。他の適当なOCMとしては、C1〜8脂肪
族アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプ
ロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、n−ペンタノール、イソペンタ
ノール、ネオペンタノール、n−ヘキサノール、n−ヘプタノールおよびn−オ
クタノールが挙げられる。好ましいスチレン系ポリマー材料としては、OCM含
有物を有するもの、例えば、スチレン/アクリル酸コポリマー、スチレン/ブチ
ルアクリレートコポリマー、スチレン/ブチルメタクリレートを含有するもの、
お
よび、前述のいずれかまたは全てを含むポリスチレンの混合物が挙げられる。
OCM以外の少量の他の共重合可能なモノエチレン性不飽和化合物、例えば、
イオノマー誘導体、C4〜6ジエン類、および、C2〜8オレフィン類を使用するこ
ともできる。適当な共重合可能な化合物の例としては、アクリロニトリル、ビニ
ルアルコール、アミド類、ブタジエン類、マレイミド類、ビニルシロキサン類、
ペンタジエン類、ヘキサジエン類、エチレン、プロピレン、ヘキセンおよびオク
テンが挙げられる。
発泡体構造物は、一般に、スチレン系ポリマー材料を溶融および混合して、ポ
リマー材料溶融物を形成し、このポリマー材料溶融物に発泡剤を配合して、発泡
可能なゲルを形成し、発泡可能なゲルをダイを介して押出して、発泡された構造
物を形成することによって形成される。溶融および混合中、ポリマーは、ポリマ
ー材料のガラス転移温度またはそれ以上の温度に加熱される。ポリマー材料およ
びいずれかの添加剤の溶融および混合は、当分野公知のいずれかの手段、例えば
、押出器、ミキサーまたはブレンダーによって達成される。同様に、上記と同一
のいずれかの手段によって、発泡剤がポリマー材料溶融物に配合またはブレンド
される。発泡剤は、生成するプラスチックゲルの実質的な発泡を防止し、発泡剤
が発泡可能なゲル内部でほぼ均一な分散を失うのを防止するのに十分な高圧でポ
リマー材料溶融物とブレンドされる。発泡剤は、発砲させるポリマー100重量
部当たり1〜30重量部、好ましくは、2〜18重量部の重量比で、溶融物に配
合される。発泡剤は、好ましくは、液体、ガスまたは蒸気形態で溶融物に配合さ
れる。発泡ゲルは、好ましくは、冷却器または冷却ゾーンを通り、ゲル温度を最
適発泡温度に低下させる。スチレン系ポリマー類に対しては、典型的な最適発泡
温度は、110℃〜135℃である。ついで、冷却されたゲルは、ダイを介して
、低圧または減圧ゾーンを通り、発泡体構造物を形成する。低圧ゾーンは、発泡
性のゲルがダイを介する押出前に維持される圧力よりも低い圧力である。低い圧
力は、超大気圧または亜大気圧(減圧)であってもよいが、好ましくは、大気圧
レベルである。
本発明で使用される発泡剤は、発泡剤の総重量基準で、5重量%以上、好まし
くは、10重量%以上、好ましくは、20重量%以上、さらに好ましくは、70
重量%を上回る二酸化炭素を含む。発泡剤は、全て、二酸化炭素によって構成す
るのがよい。
発泡剤中の二酸化炭素の量比を最大とするのが望ましい。二酸化炭素は、典型
的な有機発泡剤よりも、発泡体構造物を可塑化する度合いが少なく、したがって
、二酸化炭素で製造される発泡体構造物は、有機発泡剤で製造されるものよりも
高い加熱撓み温度を有する。熱に過敏でない発泡体構造物を製造するためには、
加熱撓み温度を最高とするのが望ましい。さらに、二酸化炭素は、経済的で、か
つ、環境を損なわず、所望の発泡体構造物を生成するので、発泡剤に二酸化炭素
を使用することが望ましい。
二酸化炭素と組み合わせて使用することのできる2次発泡剤としては、無機薬
剤、有機発泡剤および化学発泡剤が挙げられる。適当な無機発泡剤としては、窒
素、アルゴン、水、空気およびヘリウムが挙げられる。有機発泡剤としては、1
〜9個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素類、十分におよび一部ハロゲン化され
た1〜4個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素類、および、C1〜6脂肪族アルコ
ール類が挙げられる。脂肪族炭化水素類としては、メタン、エタン、プロパン、
n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、および、ネオペンタン
が挙げられる。十分におよび一部ハロゲン化された炭化水素類としては、フルオ
ロカーボン類、クロロカーボン類、および、クロロフルオロカーボン類が挙げら
れる。フルオロカーボン類の例としては、メチルフルオライド、パーフルオロメ
タン、エチルフルオライド、1,1−ジフルオロエタン、1,1,1−トリフル
オロエタン(HFC−143a)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(H
FC−134a)、ペンタフルオロエタン、ジフルオロメタン、パーフルオロエ
タン、2,2−ジフルオロプロパン、1,1,1−トリフルオロプロパン、パー
フルオロプロパン、ジクロロプロパン、ジフルオロプロパン、パーフルオロブタ
ン、パーフルオロシクロブタンが挙げられる。本発明で使用される一部ハロゲン
化されたクロロカーボン類およびクロロフルオロカーボン類としては、メチルク
ロライド、メチレンクロライド、エチルクロライド、1,1,1−トリクロロエ
タン、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)、1−ク
ロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCFC−142b)、1,1−ジクロロ−
2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−123)、および、1−クロロ−
1,2,2,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124)が挙げられる。十
分にハロゲン化されたクロロフルオロカーボン類としては、トリクロロモノフル
オロメタン(CFC−11)、ジクロロジフルオロメタン(CFC−12)、ト
リクロロトリフルオロエタン(CFC−113)、1,1,1−トリフルオロエ
タン、ペンタフルオロエタン、ジクロロテトラフルオロエタン(CFC−114
)、クロロヘプタフルオロプロパン、ジクロロヘキサフルオロプロパンが挙げら
れる。C1〜6脂肪族アルコール類としては、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、n−ペンタン、イソペンタ
ン、ネオペンタン、n−ヘキサノールおよびイソヘキサノールが挙げられる。化
学発泡剤としては、アゾジカーボンアミド、アゾジイソブチロニトリル、ベンゼ
ンスルホヒドラジン、4,4−オキシベンゼンスルホニル−セミカルバジド、p
−トルエンスルホニルセミカルバジド、バリウムアゾジカルボキシレート、N,
N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミドおよびトリヒドラジノ
トリアジンが挙げられる。
好ましい2次発泡剤は、イソペンタン、エタノール、および、同混合物である
。
本構造物を製造するための好ましい方法は、押出法であるが、上記構造物は、
ビーズの発泡によっても形成することができ、ビーズは、発泡時に、成形するこ
とができ、種々の形状の構造物を形成することができることを理解すべきである
。成形された発泡可能なビーズから形成される断熱パネルは、一般に、ビーズボ
ードと称される。
本発泡体構造物は、気泡寸法分布がユニモード(unimodal)またはバイモード
(bimodal)であってもよい。ユニモード気泡寸法分布は、押出された発泡体の
場合のスキン領域を除いて、発泡体全体を通して、気泡がほぼ均一寸法であるも
のである。バイモード気泡寸法分布は、ほぼ均一な寸法の比較的大きな1次発泡
体気泡の一群と1次気泡の平均気泡寸法の5%〜50%の平均気泡寸法の範囲の
ほぼ
均一な寸法の比較的小さな2次発泡体気泡のもう1つの群とが存在するものであ
る。2次気泡は、1次気泡の気泡壁または壁体内に位置するか、または、個々に
もしくは2つ以上の群で、1次気泡の外部またはそれに隣接して位置する。壁体
は、3個以上の気泡壁の結合である。1次気泡は、一般に、発泡体構造物が、全
体にわたって、2種の気泡タイプのほぼ不均一な分布を有するように、2次気泡
全体にわたって分布してもよい。バイモード構造物は、発泡剤の総重量基準で、
1%以上の水を有する発泡剤を用いることによって形成することができる。ユニ
モード構造物は、水を有するが、発泡剤中の水含量が十分に小さい発泡剤を使用
する時に形成される。本発泡体構造物を製造するのに使用される発泡剤は、水を
含有してもよく、または、水を含有しなくともよい。バイモード気泡分布を有す
る発泡体構造物およびそれを製造するための方法についてのさらなる教示は、米
国特許Nos.4,455,272および4,559,367、1992年6月9日に出願された米国特許出
願No.07/895,970および1992年6月9日に出願された米国特許出願No.07/895,025
、ならびに、ヨーロッパ特許出願No.8911460.8に見ることができる。
発泡体構造物は、追加の添加剤、例えば、顔料、充填剤、抗酸化剤、核剤、押
出助剤、核剤、安定化剤、帯電防止剤、難燃剤または酸捕捉剤を含有してもよい
。
発泡体構造物は、独立気泡であり、ASTMD-2856-87に従い、独立気泡含量少な
くとも90%を有する。
本発泡体構造物は、実質的に架橋されていないか、または、実質的に架橋を含
まない。しかし、本構造物は、幾分、架橋を有してもよく、架橋は、架橋剤また
は放射線を使用しなくとも、自然に生ずる。
発泡体構造物は、好ましくは、ASTM D-1622-88に従い、密度16〜80kg/m3
を有する。発泡体成分は、さらに、好ましくは、ASTM D3576-77に従い、平均気
泡寸法0.05〜2.4mmを有する。好ましい発泡体構造物は、二酸化炭素で完
全に発泡されたものであり、平均気泡寸法0.5mm以下を有する。
発泡体構造物は、本構造物で仕上げられた断熱パネルを表面に適用することに
よって、種々の表面を断熱するのに使用することができる。このようなパネルは
、従来の断熱用途、例えば、屋根材料、建築物、冷蔵庫に使用することができる
。
発泡体構造物は、また、従来の緩い充填のクッションおよび包装用途用の複数
のばらばらに発泡された粒子に形成することもできる。
以下は、本発明の実施例であるが、本発明を限定するものと解釈すべきもので
はない。特に断らない限り、パーセント、部または量比は、重量%、重量部およ
び重量比である。また、特に断らない限り、“pph”という用語は、ポリマーま
たはポリマー混合物の100重量部当たりの重量基準で、重量部数を意味する。
独立気泡スチレン系ポリマー発泡体構造物は、以下の実施例において、本発明
の方法に従い製造した。
物理的性質は、以下のように、測定した。密度:ASTM D-1622-88に従い;気泡
寸法:ASTM D-3576-77に従い;連続気泡含量:ASTM D2856-87に従い;環境寸法
変化(E.D.C.):ASTM C-578-83に従い;水蒸気透過率(WVP):BS-4370(方法
8)に従い、測定した。実施例 1および対照 1
スチレン−ブチルアクリレートコポリマー(SBA)と発泡剤二酸化炭素およ
び水で、独立気泡スチレン系ポリマー発泡体構造物を製造した。コポリマーを含
まない対照発泡体構造物も、また、製造した。
使用した装置は、直列の1−1/4インチ[3.2cm]径の押出器、ミキサー、
冷却器およびダイを含んでいた。二酸化炭素および水を、表1に示した量、ミキ
サーに注入した。冷却ゾーンの温度は、最適の均一発泡温度を得るように調整し
た。
試験1において、サイズ排除クロマトグラフィ(SEC)に従い、重量平均分
子量200,000を有するポリスチレン樹脂で、対照発泡体構造物を製造した
。コポリマー中のブチルアクリレート含量は、6%であった。プロセス条件およ
び物理的性質の値は、表1に示す。
驚くべきことに、本発明の発泡体構造物は、対照発泡体構造物よりも低い密度
および大きな気泡寸法を有していた。断面積も、また、より大きかった。実施例 2および対照 2
本発明の方法に従い、ポリスチレンおよびスチレン−ブチルアクリレートコポ
リマーのブレンドと発泡剤二酸化炭素とで、独立気泡ポリマー発泡体構造物を製
造した。コポリマーを含まない対照発泡体構造物も、また、製造した。
実施例1の装置を使用した。SECに従い、重量平均分子量172,000を
有する75重量%のポリスチレンと、SECに従い、重量平均分子量200,0
00を有する25重量%のスチレン−ブチルアクリレートコポリマーのブレンド
を使用した。コポリマーは、88重量%のスチレンモノマー単位と、12重量%
のブチルアクリレートモノマー単位とを含有していた。表2に示すような種々の
量で、種々の量の二酸化炭素をミキサーに注入した。プロセス温度は、最適の均
一発泡温度を得るように調整した。プロセス条件および物理的性質の値は、表2
に含めてある。
本発明の発泡体構造物(試験4)は、試験3の対照発泡体構造物よりも、低い
圧力降下、低い密度および良好なスキン品質を示した。実施例 3および対照 3
本発明の方法に従い、ポリスチレン、スチレン−ブチルアクリレートコポリマ
ー、および/または、ポリ−α−メチルスチレンのブレンドで、独立気泡スチレ
ンポリマー発泡体構造物を製造した。コポリマーを含めないで、対照発泡体構造
物を製造した。発泡剤として、二酸化炭素を使用した。
使用した装置は、実施例1におけるものであった。表3に示す種々のレベルで
、二酸化炭素をミキサーに供給した。
対照発泡体構造物は、ポリスチレンと、ポリスチレン、および、SECに従い
、重量平均分子量11,900を有し、かつ、示差走査熱量計に従い、ガラス転
移温度142℃を有する低分子量のポリ−α−メチルスチレン重量80/20のブレ
ンドを含んでいた。ポリ−α−メチルスチレンは、ゲルゲージ圧力を低下させる
ために使用した。ポリスチレンは、SECに従い、重量平均分子量200,00
0を有していた。
ポリスチレン単独よりも、PAMSと組み合わせてSBAコポリマーを使用す
ると、圧力降下が有意に低下した。さらに、高レベルの二酸化炭素を使用するこ
とができ、これは、密度を低下させた。実施例 4および対照 4
スチレン−アクリル酸コポリマー(SAA)と発泡剤二酸化炭素および水で、
独立気泡ポリマー発泡体構造物を製造した。対照発泡体構造物は、ポリスチレン
をSAAで代替して製造した。
装置および配合は、コポリマーがスチレン−アクリル酸コポリマーであり、コ
ポリマーの重量基準で、アクリル酸含量3%を有していた以外は、実施例1にお
ける通りであった。冷却ゾーンの温度は、最適な均一発泡温度132〜137℃
を得るように調整した。プロセス条件および物理的性質の値は、表4に示す。対
照構造物に使用したポリスチレンは、SECに従い、重量平均分子量200,0
00を有していた。
SAAを使用すると、それを使用しないよりも、圧力降下が、有意に、低下し
た。さらに、SAAを含むと、それを含まないよりも、より大きな断面積を有す
る発泡体構造物が製造された。実施例 5および対照 5
本発明の方法に従い、SBAコポリマーおよびそれのポリスチレンとのブレン
ドで、独立気泡ポリマー発泡体構造物を製造した。ポリスチレンの対照発泡体構
造物も、また、製造した。
装置は、直列に、2インチ(5.1cm)押出器、ミキサー、冷却器およびダイ
を含んでいた。発泡剤は、種々の量の二酸化炭素であった。SBAコポリマーの
ブチルアクリレート含量は、それぞれ、SBAコポリマー類の総重量基準で、4
重量%および13重量%であった。ポリスチレンは、SECに従い、重量平均分
子量200,000を有する汎用ポリスチレンであった。
SBAコポリマーで製造した本発明の発泡体構造物(試験12〜16)は、ポ
リスチレンを含む対照構造物(試験11)よりも高レベルの二酸化炭素で製造さ
れ、なお、良好なスキン品質とより大きな気泡寸法とを達成する。これは、高レ
ベルの二酸化炭素が、通常、劣悪なスキン品質と小さな気泡寸法とを生ずるので
、特異である。さらに、発泡体は、対照構造物よりも低い密度を示し、対照構造
物と等価な機械的性質を示す。発泡体構造物の熱的性質は、良好であり、これら
は、十分に水蒸気抵抗性である。実施例 6および対照 6
本発明の方法に従い、SBAコポリマーで、独立気泡スチレン系ポリマー発泡
体構造物を製造した。ポリスチレンで、対照構造物を製造した。発泡剤は、二酸
化炭素およびエタノール(EtOH)であった。
実施例3に従い、発泡体構造物を製造した。SBAコポリマーの総重量基準で
、(ブチルアクリレート含量4重量%の)SBAコポリマーを、本実験で使用し
た。ポリスチレンは、SECに従い、重量平均分子量200,000を有してい
た。
本発明の発泡体構造物(試験18〜20)は、対照発泡体構造物(試験17)
よりも、著しく低いミキサー圧力、ダイ圧力および圧力降下で製造することがで
きた。本発泡体構造物は、対照構造物よりも低い密度、優れたスキン品質および
優れた物理的性質を有していた。実施例 7および対照 7
本発明に従い、スチレン−ブチルアクリレートコポリマー(SBA)で、スチ
レン系ポリマー発泡体構造物を製造した。ポリスチレンを含む対照発泡体構造物
も、また、製造した。
装置は、直列に、8インチ押出器、ミキサー、冷却器およびダイを含んでいた
。コポリマーは、コポリマーの総重量基準で、3重量%のブチルアクリレートを
含有し、かつ、SECに従い、重量平均分子量160,000を有していた。発
泡剤は、二酸化炭素とイソペンタンとの混合物または二酸化炭素とエタノールと
の混合物を含んでいた。ポリスチレンは、SECに従い、重量平均分子量200
,000を有していた。
SBAコポリマーを有する本発明の発泡体構造物(試験21〜23)は、対照
構造物(試験24〜26)よりも高レベルの二酸化炭素で製造することができた
。さらに、本発泡体構造物は、対照構造物と比較して、より低い密度およびほぼ
等価な機械的性質を示した。
Detailed Description of the Invention
Styrenic polymer foam containing comonomer content
The present invention is a foam that foams with a carbon dioxide blowing agent to form a closed cell foam structure.
POSSIBLE STYRENE POLYMER GEL AND METHOD FOR PRODUCING THE STRUCTURE
.
The current environmental impact against the use of potentially ozone-consuming or flammable blowing agents
Due to increasing interest, styrenic polymers in blowing agents containing carbon dioxide
It is desirable to manufacture a foam structure. This kind of foaming with carbon dioxide
The foam structure is described in US Pat. 4,455,272, US Patent No. 4,559,367 and European
It can be found in patent application 89114160.8.
To use carbon dioxide as a blowing agent for styrenic polymer foam structures
The problem with this is that its solubility in styrene-based polymer melts is relatively low.
And. Low solubility results in high system pressure, which in itself is high pressure.
Shows force drop and excessive die pressure. Reducing pressure drop and die pressure is
It saves energy costs, improves skin quality and requires no pressure load on the processing equipment.
Reduce the number of cases. Low carbon dioxide solubility also results in small bubble size and high density.
Give rise to. Increasing carbon dioxide solubility increases bubble size and decreases density
This, in turn, allows for potentially larger foam cross-sectional areas.
According to the present invention, a foamable foam capable of forming a closed cell foam structure.
Tylene polymer gel, based on the total weight of (a) styrene polymer material
, Styrene-based monomer units recessing 50% by weight and 0.1-40% by weight oxygen
A flowable melt of a styrenic polymeric material containing monomer units containing; and (
b) Foaming containing a blowing agent containing 5% by weight or more of carbon dioxide, based on the total weight of the blowing agent.
There are possible styrenic polymer gels. In the melt of styrenic polymer material
The presence of oxygen-containing comonomers in the corresponding styrene
When using carbon dioxide as a blowing agent,
The process operating pressure can be significantly reduced.
Further in accordance with the present invention, a styrenic polymer foam structure for producing
A method comprising: (a) heating a styrenic polymeric material; (b) at a high temperature, a blowing agent.
To a molten polymeric material to form a foamable gel; (c) foaming under reduced pressure
There are methods of foaming possible gels to form a foam structure. Preferably,
The foamable gel is cooled to the optimum foaming temperature and then extruded it through a die.
And is foamed by forming a foam structure. Blowing agent is the total weight of blowing agent
On the basis, it contains 5% by weight or more of carbon dioxide. Styrene-based polymer materials are
Styrene-based monomer units exceeding 50% by weight, based on the total weight of styrene-based polymer materials
And 1 to 40% by weight of oxygen-containing monomer units.
The foam structure comprises a styrenic polymeric material. Suitable styrenic polymer
-As materials, styrene homopolymers and styrene compounds and co-polymerized
Copolymers consisting of compatible ethylenically unsaturated comonomers are mentioned.
The styrenic polymer material further comprises a minor proportion of non-styrenic polymers.
But it's okay. The styrenic polymer material is simply one or more styrenic copolymers.
May also be included, and one or more of each styrenic homopolymer (eg, poly
Styrene) and copolymers, or any of the above with non-styrene
It may consist of a blend with the system. Styrene-based poly, regardless of composition
The mer material is greater than 50% by weight, preferably greater than 70% by weight styrenic
Contains monomer units. Most preferably, the styrenic polymeric material is styrenic
Includes blends of copolymers and styrenic homopolymers. Styrene polymer
The material preferably has a weight average molecular weight of 10 according to size exclusion chromatography.
It has 30,000 to 350,000.
Suitable for polymerizing to form styrenic polymers useful in styrenic polymeric materials.
Such styrenic monomers include alkenyl aromatic compounds such as styrene.
, Α-methylstyrene, α-ethylstyrene, ethylstyrene, vinylbenze
And vinyltoluene, chlorostyrene, and bromostyrene.
In the present invention, styrene having a relatively high carbon dioxide solubility in molten form
It is desirable to select a polymeric material. When the solubility of carbon dioxide becomes high,
Allows lower process pressures used to manufacture foam structures
. Extruder pressure, mixer pressure, die pressure and extruder or mixer with die
while
The pressure drop can be reduced.
The styrene-based polymer material is 0.1 based on the total weight of the styrene-based polymer material.
-40% by weight, preferably 0.3-30% by weight, more preferably 2-20
It contains weight percent oxygen-containing monomer (OCM) monomer units. OCM is sty
It is a compound other than lencomonomers or compounds and is copolymerized with them. Stiletto
The OCM monomer unit content of the polymer material is
Styrenic polymer material compared to corresponding styrenic polymer material without
The solubility of carbon dioxide in the inside can be increased.
A suitable OCM is the formula:
[Wherein, R1And R2Is H (hydrogen) or C1 ~ 8It is an alkyl group. ]
The compound represented by A suitable OCM is C1 ~ 8Alkyl acids,
Esters and acid anhydrides such as acrylic acid, methacrylic acid, ethac
Phosphoric acid, methyl methacrylate, ethyl methacrylate, butyl methacrylate
, Maleic acid, itaconic acid, maleic anhydride, methyl acrylate, ethyl acetate
Relate, butyl acrylate, propyl acrylate, methyl methacrylate
And vinyl acetate. Another suitable OCM is C1 ~ 8fat
Group alcohols such as methanol, ethanol, n-propanol, isoprene
Lopanol, n-butanol, isobutanol, n-pentanol, isopenta
Nole, neopentanol, n-hexanol, n-heptanol and n-o
Kutanol is an example. A preferred styrene polymer material includes OCM.
Having material, for example, styrene / acrylic acid copolymer, styrene / butyl
Acrylate copolymer, containing styrene / butyl methacrylate,
Oh
And mixtures of polystyrene containing any or all of the foregoing.
Small amounts of other copolymerizable monoethylenically unsaturated compounds other than OCM, eg
Ionomer derivative, C4 ~ 6Dienes and C2 ~ 8Use of olefins
Can also be. Examples of suitable copolymerizable compounds include acrylonitrile and vinyl chloride.
Alcohol, amides, butadienes, maleimides, vinyl siloxanes,
Pentadienes, hexadienes, ethylene, propylene, hexene and octa
Ten is mentioned.
Foam structures are generally made by melting and mixing styrenic polymeric materials to form a foam.
Form a melter material melt and add a blowing agent to this polymer material melt to create a foam
Foamable structure by forming a viable gel and extruding the foamable gel through a die
It is formed by forming an object. During melting and mixing, the polymer is
-The material is heated to the glass transition temperature or higher. Polymer materials and
And melting and mixing any additives by any means known in the art, such as
, Extruder, mixer or blender. Similarly, same as above
The blowing agent is blended or blended with the polymer material melt by any of the following means:
To be done. The foaming agent prevents substantial foaming of the plastic gel produced,
At a pressure high enough to prevent the loss of a nearly uniform dispersion inside the foamable gel.
Blended with melter material melt. The blowing agent is 100% by weight of the polymer to be fired
It is added to the melt in a weight ratio of 1 to 30 parts by weight, preferably 2 to 18 parts by weight.
Are combined. The blowing agent is preferably incorporated into the melt in liquid, gas or vapor form.
Be done. The foamed gel is preferably passed through a cooler or cooling zone to maximize gel temperature.
Reduce to an appropriate foaming temperature. Typical optimum foaming for styrenic polymers
The temperature is 110 ° C to 135 ° C. The cooled gel is then passed through the die
Through the low pressure or reduced pressure zone to form a foam structure. Foam in low pressure zone
The pressure below the pressure at which the sexual gel is maintained prior to extrusion through the die. Low pressure
The force may be superatmospheric or subatmospheric (depressurized), but is preferably atmospheric.
It is a level.
The blowing agent used in the present invention is preferably 5% by weight or more, based on the total weight of the blowing agent.
10% by weight or more, preferably 20% by weight or more, more preferably 70% by weight.
Contains more than weight percent carbon dioxide. All blowing agents are composed of carbon dioxide.
Is good.
It is desirable to maximize the amount ratio of carbon dioxide in the blowing agent. Carbon dioxide is typical
Less plasticizes foam structures than conventional organic blowing agents, and
, Foam structures made with carbon dioxide are better than those made with organic blowing agents.
It has a high heat deflection temperature. To produce a foam structure that is not heat sensitive,
It is desirable to maximize the heat deflection temperature. In addition, carbon dioxide is economical and
Carbon dioxide is used as a blowing agent because it produces the desired foam structure without damaging the environment.
Is preferred.
As a secondary foaming agent that can be used in combination with carbon dioxide, an inorganic drug
Agents, organic blowing agents and chemical blowing agents. Suitable inorganic blowing agents include nitrogen
Elemental, argon, water, air and helium. As an organic foaming agent, 1
Aliphatic hydrocarbons having ~ 9 carbon atoms, fully and partially halogenated
Aliphatic hydrocarbons having 1 to 4 carbon atoms, and C1 to 6Aliphatic Arco
And the like. Aliphatic hydrocarbons include methane, ethane, propane,
n-butane, isobutane, n-pentane, isopentane, and neopentane
Is mentioned. Fully and partially halogenated hydrocarbons include fluorocarbons.
Such as chlorocarbons, chlorocarbons, and chlorofluorocarbons.
Be done. Examples of fluorocarbons include methyl fluoride and perfluorome
Tan, ethyl fluoride, 1,1-difluoroethane, 1,1,1-trifluor
Oroethane (HFC-143a), 1,1,1,2-tetrafluoroethane (H
FC-134a), pentafluoroethane, difluoromethane, perfluoroethane
Tan, 2,2-difluoropropane, 1,1,1-trifluoropropane, per
Fluoropropane, dichloropropane, difluoropropane, perfluorobutane
And perfluorocyclobutane. Partial halogen used in the present invention
As modified chlorocarbons and chlorofluorocarbons,
Loride, methylene chloride, ethyl chloride, 1,1,1-trichloroe
Tan, 1,1-dichloro-1-fluoroethane (HCFC-141b), 1-ku
Lolo-1,1-difluoroethane (HCFC-142b), 1,1-dichloro-
2,2,2-trifluoroethane (HCFC-123) and 1-chloro-
1,2,2,2-tetrafluoroethane (HCFC-124) may be mentioned. Ten
For the halogenated chlorofluorocarbons, trichloromonofuran
Olomethane (CFC-11), dichlorodifluoromethane (CFC-12),
Lichlorotrifluoroethane (CFC-113), 1,1,1-trifluoroethane
Tan, pentafluoroethane, dichlorotetrafluoroethane (CFC-114
), Chloroheptafluoropropane, and dichlorohexafluoropropane.
Be done. C1 to 6Examples of aliphatic alcohols include ethanol, n-propanol, and
Sopropanol, n-butanol, isobutanol, n-pentane, isopenta
And neopentane, n-hexanol and isohexanol. Conversion
As a foaming agent, azodicarbonamide, azodiisobutyronitrile, benze
Sulfohydrazine, 4,4-oxybenzenesulfonyl-semicarbazide, p
-Toluenesulfonyl semicarbazide, barium azodicarboxylate, N,
N'-dimethyl-N, N'-dinitrosoterephthalamide and trihydrazino
Examples include triazine.
Preferred secondary blowing agents are isopentane, ethanol and mixtures thereof.
.
The preferred method for producing the structure is an extrusion method, but the structure is
It can also be formed by foaming beads, which can be molded during foaming.
It should be understood that various shapes of structures can be formed.
. Insulation panels formed from molded foamable beads are generally beaded.
It is called a card.
The foam structure has a cell size distribution of unimodal or bimodal.
(Bimodal). Unimodal cell size distribution of extruded foam
The cells are also of almost uniform size throughout the foam, except in the case of skin areas.
Of. Bimodal cell size distribution is relatively large primary foam with almost uniform size
A group of body bubbles and a range of 5% to 50% of the average bubble size of the primary bubbles
Almost
There is another group of relatively small secondary foam cells of uniform size.
It The secondary bubbles may be located in the bubble wall or wall of the primary bubble, or individually.
Alternatively, two or more groups are located outside or adjacent to the primary bubbles. Wall
Is a bond of three or more bubble walls. Primary cells are generally the
Secondary bubbles to have a nearly non-uniform distribution of two bubble types across the body
It may be distributed throughout. Bimodal structures are based on the total weight of the blowing agent,
It can be formed by using a foaming agent having 1% or more water. Uni
Modular structure has water, but uses a blowing agent with a sufficiently low water content in the blowing agent
Formed when you do. The blowing agent used to produce the foam structure is water
It may or may not contain water. Has bimodal bubble distribution
Further teachings on foam structures and methods for making the same can be found in
National patent Nos. 4,455,272 and 4,559,367, U.S. patents filed on June 9, 1992
Request No. US patent application No. 07 / 895,970 and filed on June 9, 1992. 07 / 895,025
, And European Patent Application No. Can be seen at 8911460.8.
The foam structure may contain additional additives such as pigments, fillers, antioxidants, nucleating agents, pushers.
May contain aids, nucleating agents, stabilizers, antistatic agents, flame retardants or acid scavengers
.
The foam structure is closed-celled and has a low closed-cell content according to ASTM D-2856-87.
Have at least 90%.
The foam structure is substantially uncrosslinked or contains substantially no crosslinks.
I'm sorry. However, the structure may have some cross-linking, which may be cross-linking agent or
Occurs naturally without the use of radiation.
The foam structure preferably has a density of 16 to 80 kg / m, according to ASTM D-1622-88.3
Having. The foam component further preferably has an average gas content according to ASTM D3576-77.
It has a foam size of 0.05 to 2.4 mm. A preferred foam structure is complete with carbon dioxide.
It is fully foamed and has an average cell size of 0.5 mm or less.
Foam structures are applicable to the application of insulation panels finished with this structure on the surface.
Thus, it can be used to insulate various surfaces. Such a panel
, Can be used in conventional thermal insulation applications, eg roofing materials, buildings, refrigerators
.
Foam structures are also used for conventional loose-fill cushioning and packaging applications.
It can also be formed into loosely expanded particles.
The following are examples of the invention, which should be construed as limiting the invention.
There is no. Unless stated otherwise, percentages, parts or ratios are by weight, parts by weight and parts by weight.
And weight ratio. Also, unless stated otherwise, the term "pph" refers to a polymer or
Or parts by weight, based on 100 parts by weight of the polymer mixture.
Closed cell styrenic polymer foam structures are disclosed in the Examples below.
It was manufactured according to the method of.
Physical properties were measured as follows. Density: According to ASTM D-1622-88; air bubbles
Dimensions: according to ASTM D-3576-77; open cell content: according to ASTM D2856-87; environmental dimensions
Change (E.D.C.): According to ASTM C-578-83; Water vapor transmission rate (WVP): BS-4370 (method
It measured according to 8).Example 1 and Control 1
Styrene-butyl acrylate copolymer (SBA) and blowing agent carbon dioxide and
A closed cell styrenic polymer foam structure was prepared with water and water. Including copolymer
A control foam structure was also prepared.
The equipment used was an in-line 1-1 / 4 inch [3.2 cm] diameter extruder, mixer,
Included cooler and die. The amount of carbon dioxide and water shown in Table 1
Injected into the sir. The temperature of the cooling zone is adjusted to obtain the optimum uniform foaming temperature.
It was
In Test 1, according to size exclusion chromatography (SEC), weight average
A control foam structure was made with a polystyrene resin having a molecular weight of 200,000.
. The butyl acrylate content in the copolymer was 6%. Process conditions and
The values of the physical properties are shown in Table 1.
Surprisingly, the foam structure of the present invention has a lower density than the control foam structure.
And had a large cell size. The cross sectional area was also larger.Example 2 and control 2
In accordance with the method of the present invention, polystyrene and styrene-butyl acrylate copolymer
Made of closed cell polymer foam structure with blend of limmer and blowing agent carbon dioxide
I made it. A control foam structure without copolymer was also prepared.
The apparatus of Example 1 was used. According to SEC, weight average molecular weight of 172,000
Having a weight average molecular weight of 200,0 according to SEC
25 wt.% Styrene-butyl acrylate copolymer blend having 00
It was used. The copolymer comprises 88% by weight of styrene monomer units and 12% by weight.
Of butyl acrylate monomer units. As shown in Table 2,
In volume, various amounts of carbon dioxide were injected into the mixer. The process temperature should be optimal
Adjusted to obtain one bubbling temperature. Values for process conditions and physical properties are listed in Table 2.
Included in.
The inventive foam structure (Test 4) is lower than the control foam structure of Test 3
It showed a pressure drop, low density and good skin quality.Example 3 and control 3
According to the method of the present invention, polystyrene, styrene-butyl acrylate copolymer
And / or a blend of poly-α-methylstyrene with closed cell polystyrene
A polymer foam structure was produced. Control foam structure, without copolymer
Manufactured. Carbon dioxide was used as a foaming agent.
The equipment used was that in Example 1. At various levels shown in Table 3
, Carbon dioxide was fed to the mixer.
The control foam structure is according to polystyrene and polystyrene and SEC
Having a weight average molecular weight of 11,900, and according to a differential scanning calorimeter,
Low molecular weight poly-α-methylstyrene having a transfer temperature of 142 ° C.
Included. Poly-α-methylstyrene reduces gel gauge pressure
Used for. Polystyrene has a weight average molecular weight of 200,00 according to SEC.
Had 0.
Use SBA copolymer in combination with PAMS rather than polystyrene alone
Then, the pressure drop decreased significantly. In addition, use of high levels of carbon dioxide
And this reduced the density.Example 4 and control 4
Styrene-acrylic acid copolymer (SAA) and blowing agent carbon dioxide and water,
A closed cell polymer foam structure was produced. The control foam structure is polystyrene
In place of SAA.
The equipment and formulation is such that the copolymer is a styrene-acrylic acid copolymer and
Example 1 except that it had an acrylic acid content of 3% based on the weight of the polymer.
It was right. The temperature of the cooling zone is optimum uniform foaming temperature of 132 to 137 ° C.
Adjusted to get. Values for process conditions and physical properties are shown in Table 4. versus
The polystyrene used for the illumination structure has a weight average molecular weight of 200,0 according to SEC.
Had 00.
With SAA, the pressure drop is significantly lower than without it.
It was Moreover, having SAA has a larger cross-sectional area than not including SAA.
A foam structure was produced.Example 5 and control 5
In accordance with the method of the present invention, SBA copolymer and its blend with polystyrene
A closed cell polymer foam structure was prepared. Control foam structure of polystyrene
Structures were also manufactured.
The equipment consists of a 2 inch (5.1 cm) extruder, mixer, cooler and die in series.
Was included. The blowing agent was various amounts of carbon dioxide. Of SBA copolymer
The butyl acrylate content is 4 based on the total weight of SBA copolymers, respectively.
% And 13% by weight. According to SEC, polystyrene is a weight average
It was a general-purpose polystyrene having a molecular weight of 200,000.
The foam structures of the present invention made with SBA copolymers (Tests 12-16) were
Made with higher levels of carbon dioxide than the control structure containing styrene (test 11)
And still achieve good skin quality and larger cell size. This is high
Because bell carbon dioxide usually results in poor skin quality and small bubble sizes.
, Peculiar. In addition, the foam exhibited a lower density than the control structure,
It exhibits mechanical properties equivalent to those of the object. The thermal properties of the foam structure are good and these
Is sufficiently water vapor resistant.Example 6 and control 6
Closed cell styrenic polymer foam with SBA copolymer according to the method of the present invention
A body structure was manufactured. A control structure was made of polystyrene. Diacid foaming agent
Carbon dioxide and ethanol (EtOH).
A foam structure was prepared according to Example 3. Based on total weight of SBA copolymer
SBA copolymer (with 4 wt% butyl acrylate content) was used in this experiment.
It was Polystyrene has a weight average molecular weight of 200,000 according to SEC
It was
The foam structures of the present invention (Tests 18-20) are control foam structures (Test 17).
Can be manufactured with significantly lower mixer pressure, die pressure and pressure drop than
Came. The foam structure has lower density, better skin quality and
It had excellent physical properties.Example 7 and Control 7
In accordance with the present invention, styrene-butyl acrylate copolymer (SBA)
A ren-based polymer foam structure was produced. Control foam structure containing polystyrene
Also manufactured.
The equipment contained, in series, an 8-inch extruder, mixer, cooler and die.
. The copolymer contains 3% by weight of butyl acrylate, based on the total weight of the copolymer.
And had a weight average molecular weight of 160,000 according to SEC. Departure
The foaming agent is a mixture of carbon dioxide and isopentane or carbon dioxide and ethanol.
Contained a mixture of. Polystyrene has a weight average molecular weight of 200 according to SEC.
Had 1,000.
The inventive foam structures with SBA copolymers (tests 21-23) are control.
Could be manufactured with higher levels of carbon dioxide than the structure (Tests 24-26)
. In addition, the foam structure has a lower density and near
It showed equivalent mechanical properties.