JPH0838509A - 歯科用ハンドピース - Google Patents
歯科用ハンドピースInfo
- Publication number
- JPH0838509A JPH0838509A JP17690694A JP17690694A JPH0838509A JP H0838509 A JPH0838509 A JP H0838509A JP 17690694 A JP17690694 A JP 17690694A JP 17690694 A JP17690694 A JP 17690694A JP H0838509 A JPH0838509 A JP H0838509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- collet
- treatment tool
- chuck
- tooth treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯治療工具の差し込みが不足している場合
に、歯治療工具が回転しないように制御して、歯治療工
具が正確にチャックされていないことを取り扱い者に知
らせ得る安全機構付きの歯科用ハンドピースを提供する
こと。 【構成】 チャック部材のコレットに歯治療工具をチャ
ック且つこのチャック状態をプッシュボタンを押動して
解除可能にすると共に、歯治療工具のチャックが差し込
み十分の適正な場合には、チャック部材における頭部が
プッシュボタン裏面の寸前で上動停止して、チャック部
材が回転可能に構成する一方、歯治療工具のチャックが
差し込み不足による不適正な場合にのみ、チャック部材
における頭部がプッシュボタン裏面に接触乃至係合する
まで上動して、この接触乃至係合関係を受けてチャック
部材および歯治療工具の回転が抑止されるように構成し
た。
に、歯治療工具が回転しないように制御して、歯治療工
具が正確にチャックされていないことを取り扱い者に知
らせ得る安全機構付きの歯科用ハンドピースを提供する
こと。 【構成】 チャック部材のコレットに歯治療工具をチャ
ック且つこのチャック状態をプッシュボタンを押動して
解除可能にすると共に、歯治療工具のチャックが差し込
み十分の適正な場合には、チャック部材における頭部が
プッシュボタン裏面の寸前で上動停止して、チャック部
材が回転可能に構成する一方、歯治療工具のチャックが
差し込み不足による不適正な場合にのみ、チャック部材
における頭部がプッシュボタン裏面に接触乃至係合する
まで上動して、この接触乃至係合関係を受けてチャック
部材および歯治療工具の回転が抑止されるように構成し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科用ハンドピースに関
し、特に歯治療工具の差し込みが不適切である場合に、
自動的に歯治療工具の回転を停止する安全停止機構を備
えたものである。
し、特に歯治療工具の差し込みが不適切である場合に、
自動的に歯治療工具の回転を停止する安全停止機構を備
えたものである。
【0002】
【従来の技術】歯科用ハンドピースには様々な機構を備
えたものが提案されているものの、歯治療工具の差し込
みが不適切である場合に、自動的に歯治療工具の回転を
停止する安全停止機構を備えたものは今だ提案されてい
ない。
えたものが提案されているものの、歯治療工具の差し込
みが不適切である場合に、自動的に歯治療工具の回転を
停止する安全停止機構を備えたものは今だ提案されてい
ない。
【0003】例えば本願出願人の発明による歯科用ハン
ドピース(特願平6−50239号参照)がある。この
ハンドピースの構成は、ハンドピースヘッド内の開口縁
に螺子部を形成してある取付部に、頭部が押し下げられ
ると縮径状態から拡径状態に且つ頭部の復動にともない
拡径状態から縮径状態に可動可能なチャック部で下端の
挿入口から押し込まれる歯治療工具を着脱可能なチャッ
ク部材と、チャック部材を同軸心状に備えて、空気圧を
受ける羽根を一体に有すると共にこの羽根の上側と下側
にそれぞれベアリングを配設してある回転管と、前記チ
ャック部材頭部を押し下げ可能なプッシュボタンを備え
ると共に上側ベアリングを保持して回転管と一体状で、
前記ヘッドの螺子部に螺着可能なヘッドキャップとから
なる駆動ユニットを交換可能に螺着してある構成のもの
である。そして、ベアリングの摩滅により甘くなった回
転軸心精度を回復するのに、損耗した駆動ユニットをハ
ンドピースにおけるヘッド部から外す作業と、同ヘッド
部に新品の駆動ユニットを取り付ける作業との二工程
で、迅速且つ容易に行うことができる作用効果を有する
ものである。
ドピース(特願平6−50239号参照)がある。この
ハンドピースの構成は、ハンドピースヘッド内の開口縁
に螺子部を形成してある取付部に、頭部が押し下げられ
ると縮径状態から拡径状態に且つ頭部の復動にともない
拡径状態から縮径状態に可動可能なチャック部で下端の
挿入口から押し込まれる歯治療工具を着脱可能なチャッ
ク部材と、チャック部材を同軸心状に備えて、空気圧を
受ける羽根を一体に有すると共にこの羽根の上側と下側
にそれぞれベアリングを配設してある回転管と、前記チ
ャック部材頭部を押し下げ可能なプッシュボタンを備え
ると共に上側ベアリングを保持して回転管と一体状で、
前記ヘッドの螺子部に螺着可能なヘッドキャップとから
なる駆動ユニットを交換可能に螺着してある構成のもの
である。そして、ベアリングの摩滅により甘くなった回
転軸心精度を回復するのに、損耗した駆動ユニットをハ
ンドピースにおけるヘッド部から外す作業と、同ヘッド
部に新品の駆動ユニットを取り付ける作業との二工程
で、迅速且つ容易に行うことができる作用効果を有する
ものである。
【0004】ところが、チャック部材に対する歯治療工
具の差し込みが中途半端で不適切であった場合、チャッ
ク部材による歯治療工具のチャックが行われない不都合
が発生することがある。この場合、歯治療工具がチャッ
クされないまま、チャック部材との接触摩擦抵抗を受け
て回転し、取り扱い者(歯科医等)はそうと気付かずに
治療にあたることも有り得る。そのため、治療中に仮に
歯治療工具が外れたりした場合等の事故を未然に防ぐた
めにも、歯治療工具がチャックされていないことを取り
扱い者に知らせる何等かの備えがあるのが望まれるとこ
ろである。
具の差し込みが中途半端で不適切であった場合、チャッ
ク部材による歯治療工具のチャックが行われない不都合
が発生することがある。この場合、歯治療工具がチャッ
クされないまま、チャック部材との接触摩擦抵抗を受け
て回転し、取り扱い者(歯科医等)はそうと気付かずに
治療にあたることも有り得る。そのため、治療中に仮に
歯治療工具が外れたりした場合等の事故を未然に防ぐた
めにも、歯治療工具がチャックされていないことを取り
扱い者に知らせる何等かの備えがあるのが望まれるとこ
ろである。
【0005】因みに、歯治療工具の回転数は数万回転に
も達するものであり、このように高速回転する歯治療工
具が外れるようなことが起きてはならない。
も達するものであり、このように高速回転する歯治療工
具が外れるようなことが起きてはならない。
【0006】然るに、従来の歯科用ハンドピースでは、
歯治療工具に対してチャック部材は同工具をチャックし
て一体回転するだけの働きのものでしかなく、また、チ
ャック部材に対して歯治療工具はチャックされて一体回
転するだけの働きのものでしかなかった。そして、プッ
シュボタンはチャック部材に歯治療工具を抜き差し可能
にする働きのものでしかない。そこで本発明者は、歯治
療工具の差し込み不足に関する安全対策の手段として、
それらの働きをチャック部材、歯治療工具、プッシュボ
タンに求めることに着目したものである。
歯治療工具に対してチャック部材は同工具をチャックし
て一体回転するだけの働きのものでしかなく、また、チ
ャック部材に対して歯治療工具はチャックされて一体回
転するだけの働きのものでしかなかった。そして、プッ
シュボタンはチャック部材に歯治療工具を抜き差し可能
にする働きのものでしかない。そこで本発明者は、歯治
療工具の差し込み不足に関する安全対策の手段として、
それらの働きをチャック部材、歯治療工具、プッシュボ
タンに求めることに着目したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、歯治療工具の差し込みが不適切である場合に、チャ
ック部材に歯治療工具が正確にチャックされていないこ
とを取り扱い者に知らせる備えを有していないことであ
る。
は、歯治療工具の差し込みが不適切である場合に、チャ
ック部材に歯治療工具が正確にチャックされていないこ
とを取り扱い者に知らせる備えを有していないことであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するため、ハンドピース本体のヘッド部内に在って、
空気圧を羽根部に受けて駆動回転可能な回転体と、この
回転体内の上部に上下動自在に同軸心状に備えられてい
て、内周面に誘導部を有するリテーナと、回転体内の下
部に同軸心状に備えられて、リテーナ側の誘導部と適合
する被誘導部をチャック部外周面に有すると共に、前記
リテーナの上下動にともない誘導部を通じて、前記チャ
ック部が、ヘッド部下側より抜き差しされる歯治療工具
を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャック可
能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不足によ
りチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能なコレッ
トと、少なくとも前記リテーナとコレットからなるチャ
ック部材におけるリテーナを下位位置から上位位置に向
けて付勢しているバネと、リテーナ上の前記ヘッド部に
配設されていて、リテーナが上位位置に上動した時にそ
のリテーナ頭部と接触して、このリテーナを通じてコレ
ットを回転抑止可能で、且つリテーナを下位位置まで押
し下げ可能なプッシュボタンとからなる構成にしたこと
を特徴とする。
決するため、ハンドピース本体のヘッド部内に在って、
空気圧を羽根部に受けて駆動回転可能な回転体と、この
回転体内の上部に上下動自在に同軸心状に備えられてい
て、内周面に誘導部を有するリテーナと、回転体内の下
部に同軸心状に備えられて、リテーナ側の誘導部と適合
する被誘導部をチャック部外周面に有すると共に、前記
リテーナの上下動にともない誘導部を通じて、前記チャ
ック部が、ヘッド部下側より抜き差しされる歯治療工具
を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャック可
能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不足によ
りチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能なコレッ
トと、少なくとも前記リテーナとコレットからなるチャ
ック部材におけるリテーナを下位位置から上位位置に向
けて付勢しているバネと、リテーナ上の前記ヘッド部に
配設されていて、リテーナが上位位置に上動した時にそ
のリテーナ頭部と接触して、このリテーナを通じてコレ
ットを回転抑止可能で、且つリテーナを下位位置まで押
し下げ可能なプッシュボタンとからなる構成にしたこと
を特徴とする。
【0009】また本発明では、ハンドピース本体のヘッ
ド部内に在って、空気圧を羽根部に受けて駆動回転可能
な回転体と、この回転体内に同軸心状に備えられてい
て、回転体側の誘導部と適合する被誘導部をチャック部
外周面に有すると共に、チャック部が誘導部に案内され
て弾性可動して、ヘッド部下側より抜き差しされる歯治
療工具を解放可能な大口径状の下位位置から、歯治療工
具をチャック可能な中口径状の中位位置を経て、歯治療
工具を差し込み不足によりチャック不能な小口径状の上
位位置までの間を上下動可能にしてあるコレットと、少
なくとも前記コレットからなるチャック部材におけるコ
レットを下位位置から上位位置に向けて付勢しているバ
ネと、コレット上の前記ヘッド部に配設されていて、コ
レットが上位位置に上動した時にそのコレット頭部と接
触してコレットを回転抑止可能で、且つコレットを下位
位置まで押し下げ可動可能なプッシュボタンとからなる
構成にしたことを特徴とする。
ド部内に在って、空気圧を羽根部に受けて駆動回転可能
な回転体と、この回転体内に同軸心状に備えられてい
て、回転体側の誘導部と適合する被誘導部をチャック部
外周面に有すると共に、チャック部が誘導部に案内され
て弾性可動して、ヘッド部下側より抜き差しされる歯治
療工具を解放可能な大口径状の下位位置から、歯治療工
具をチャック可能な中口径状の中位位置を経て、歯治療
工具を差し込み不足によりチャック不能な小口径状の上
位位置までの間を上下動可能にしてあるコレットと、少
なくとも前記コレットからなるチャック部材におけるコ
レットを下位位置から上位位置に向けて付勢しているバ
ネと、コレット上の前記ヘッド部に配設されていて、コ
レットが上位位置に上動した時にそのコレット頭部と接
触してコレットを回転抑止可能で、且つコレットを下位
位置まで押し下げ可動可能なプッシュボタンとからなる
構成にしたことを特徴とする。
【0010】また本発明では、前記リテーナ頭部または
コレット頭部とプッシュボタンの接触部分に滑り止め部
を形成してなることを特徴とする。この滑り止め部とし
ては、接触乃至圧接関係による摩擦抵抗が生じる態様
と、凹凸による係合関係が生じる態様、等が挙げられ
る。
コレット頭部とプッシュボタンの接触部分に滑り止め部
を形成してなることを特徴とする。この滑り止め部とし
ては、接触乃至圧接関係による摩擦抵抗が生じる態様
と、凹凸による係合関係が生じる態様、等が挙げられ
る。
【0011】また本発明では、前記誘導部および被誘導
部に摩擦係数が低い適宜部材をコーティングしてなるこ
とを特徴とする。このコーティング手段としては、塗
装、メッキ、蒸着等であり、摩擦係数が低い部材として
は、塗装によるものではフッ素系樹脂が、メッキ処理に
よるものではハードニッケルクロム等が、真空蒸着によ
るものではTiN(窒化チタン) 、TiCN( 炭窒化チタン) 等
が挙げられる。
部に摩擦係数が低い適宜部材をコーティングしてなるこ
とを特徴とする。このコーティング手段としては、塗
装、メッキ、蒸着等であり、摩擦係数が低い部材として
は、塗装によるものではフッ素系樹脂が、メッキ処理に
よるものではハードニッケルクロム等が、真空蒸着によ
るものではTiN(窒化チタン) 、TiCN( 炭窒化チタン) 等
が挙げられる。
【0012】本発明における誘導部と被誘導部として
は、テーパー部とこれに適合する被テーパー部の態様
と、ボール部とこれに適合する被テーパー部の態様と、
その他のこれらに類する態様等がある。
は、テーパー部とこれに適合する被テーパー部の態様
と、ボール部とこれに適合する被テーパー部の態様と、
その他のこれらに類する態様等がある。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、チャック部材におけるリ
テーナを下位位置から上位位置に向けてバネで付勢する
と共に、このリテーナの上下動に従動してチャック部材
のコレットにおけるチャック部が、リテーナ側の誘導部
とコレット側の被誘導部との関係を通じて、歯治療工具
を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャック可
能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不足によ
りチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能にしてあ
るため、プッシュボタンを押してリテーナを下位位置ま
で下動させて、コレットのチャック部を大口径状態に弾
性復帰させることにより、このチャック部に対して歯治
療工具を抜き差しすることができる。
テーナを下位位置から上位位置に向けてバネで付勢する
と共に、このリテーナの上下動に従動してチャック部材
のコレットにおけるチャック部が、リテーナ側の誘導部
とコレット側の被誘導部との関係を通じて、歯治療工具
を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャック可
能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不足によ
りチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能にしてあ
るため、プッシュボタンを押してリテーナを下位位置ま
で下動させて、コレットのチャック部を大口径状態に弾
性復帰させることにより、このチャック部に対して歯治
療工具を抜き差しすることができる。
【0014】そして、歯治療工具の挿着時に、チャック
部に対して差し込み不足があった場合には、チャック部
は、このチャック部の縮径を妨げる支えとしての歯治療
工具が存在しないことにより、バネ圧を受けて上動する
リテーナに押されて弾性可動して小口径状態に縮径し、
リテーナはそのまま上位位置まで押し上げられて頭部が
プッシュボタンに接触して、その回転を抑止される。
部に対して差し込み不足があった場合には、チャック部
は、このチャック部の縮径を妨げる支えとしての歯治療
工具が存在しないことにより、バネ圧を受けて上動する
リテーナに押されて弾性可動して小口径状態に縮径し、
リテーナはそのまま上位位置まで押し上げられて頭部が
プッシュボタンに接触して、その回転を抑止される。
【0015】また、チャック部に対する歯治療工具の差
し込みが適正である場合には、チャック部は、リテーナ
がバネ圧を受けて中位位置まで上動した時点で、リテー
ナに押されて弾性可動して中口径状態に縮径して歯治療
工具を確実にチャックすることができる。と同時に、チ
ャックされた歯治療工具が支えとなってチャック部の縮
径可動を妨げられて、チャック部は、リテーナが上動す
るのを阻止するため、リテーナは頭部がプッシュボタン
に接触していない中位位置にとどまり、歯治療工具を確
実にチャックしたコレットと一体に回転可能である。
し込みが適正である場合には、チャック部は、リテーナ
がバネ圧を受けて中位位置まで上動した時点で、リテー
ナに押されて弾性可動して中口径状態に縮径して歯治療
工具を確実にチャックすることができる。と同時に、チ
ャックされた歯治療工具が支えとなってチャック部の縮
径可動を妨げられて、チャック部は、リテーナが上動す
るのを阻止するため、リテーナは頭部がプッシュボタン
に接触していない中位位置にとどまり、歯治療工具を確
実にチャックしたコレットと一体に回転可能である。
【0016】請求項2の発明では、チャック部材のコレ
ットを下位位置から上位位置に向けてバネで付勢すると
共に、このコレットにおけるチャック部が、回転体側の
誘導部とコレット側の被誘導部との関係を通じて、歯治
療工具を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャ
ック可能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不
足によりチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能に
してあるため、プッシュボタンを押してコレットを下位
位置まで下動させて、チャック部を大口径状態に弾性復
帰させることにより、このチャック部に対して歯治療工
具を抜き差しすることができる。
ットを下位位置から上位位置に向けてバネで付勢すると
共に、このコレットにおけるチャック部が、回転体側の
誘導部とコレット側の被誘導部との関係を通じて、歯治
療工具を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャ
ック可能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不
足によりチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能に
してあるため、プッシュボタンを押してコレットを下位
位置まで下動させて、チャック部を大口径状態に弾性復
帰させることにより、このチャック部に対して歯治療工
具を抜き差しすることができる。
【0017】そして、歯治療工具の挿着時に、チャック
部に対して差し込み不足があった場合には、チャック部
は、このチャック部の縮径を妨げる支えとしての歯治療
工具が存在しないことにより、バネ圧を受けて上動する
コレットの動きにともない弾性可動して小口径状態に縮
径し、コレットはそのまま上位位置まで押し上げられて
頭部がプッシュボタンに接触して、その回転を抑止され
る。
部に対して差し込み不足があった場合には、チャック部
は、このチャック部の縮径を妨げる支えとしての歯治療
工具が存在しないことにより、バネ圧を受けて上動する
コレットの動きにともない弾性可動して小口径状態に縮
径し、コレットはそのまま上位位置まで押し上げられて
頭部がプッシュボタンに接触して、その回転を抑止され
る。
【0018】また、チャック部に対する歯治療工具の差
し込みが適正である場合には、チャック部は、コレット
がバネ圧を受けて中位位置まで上動した時点で、弾性可
動して中口径状態に縮径して歯治療工具を確実にチャッ
クすることができる。と同時に、チャックされた歯治療
工具が支えとなってチャック部の縮径可動を妨げて、コ
レットの上動を阻止するため、コレットは頭部がプッシ
ュボタンに接触していない中位位置にとどまり、歯治療
工具を確実にチャックして回転可能である。
し込みが適正である場合には、チャック部は、コレット
がバネ圧を受けて中位位置まで上動した時点で、弾性可
動して中口径状態に縮径して歯治療工具を確実にチャッ
クすることができる。と同時に、チャックされた歯治療
工具が支えとなってチャック部の縮径可動を妨げて、コ
レットの上動を阻止するため、コレットは頭部がプッシ
ュボタンに接触していない中位位置にとどまり、歯治療
工具を確実にチャックして回転可能である。
【0019】リテーナ頭部またはコレット頭部とプッシ
ュボタンの接触部分に滑り止め部を形成してあるため、
チャック部による歯治療工具のチャック不良時に、チャ
ック部材の回転止めを確実に行うことができる。
ュボタンの接触部分に滑り止め部を形成してあるため、
チャック部による歯治療工具のチャック不良時に、チャ
ック部材の回転止めを確実に行うことができる。
【0020】誘導部および被誘導部に摩擦係数が低い適
宜部材をコーティングしてあるため、誘導部と被誘導部
は互いに圧接しやすいと共に、圧接した状態から離れや
すく、歯治療工具をチャックすることと、このチャック
を解くことの双方を確実且つ容易に行うことができる。
宜部材をコーティングしてあるため、誘導部と被誘導部
は互いに圧接しやすいと共に、圧接した状態から離れや
すく、歯治療工具をチャックすることと、このチャック
を解くことの双方を確実且つ容易に行うことができる。
【0021】
【実施例】図1乃至図5には本発明の歯科用ハンドピー
スの第1実施例を例示しており、ハンドピース本体1は
空気供給路2と連通状のヘッド部3内に取付部4を有し
ており、この取付部4の開口縁には雌螺子部5を形成す
ると共に、底部中央に口部6を形成してある。そして、
取付部4内には駆動ユニット8を、同ユニットにおける
ヘッドキャップ9の雄螺子部10を雌螺子部5に螺着する
ことにより、着脱可能に装着してある。
スの第1実施例を例示しており、ハンドピース本体1は
空気供給路2と連通状のヘッド部3内に取付部4を有し
ており、この取付部4の開口縁には雌螺子部5を形成す
ると共に、底部中央に口部6を形成してある。そして、
取付部4内には駆動ユニット8を、同ユニットにおける
ヘッドキャップ9の雄螺子部10を雌螺子部5に螺着する
ことにより、着脱可能に装着してある。
【0022】駆動ユニット8は、樹脂製ヘッドキャップ
9における雄螺子部10下側の環状被係合溝部11に樹脂製
ケース13上縁の環状係合部14を係合することにより、ケ
ース13に対してヘッドキャップ9を回転可能に一体的に
接続してあり、取付部4への装着に際して、ケース13上
端の突部15がヘッド部3開口縁のガイド溝部7に案内さ
れて、ケース13側面の入気口16と空気供給路2が連通状
に一致した状態に装着されるようにしてある。
9における雄螺子部10下側の環状被係合溝部11に樹脂製
ケース13上縁の環状係合部14を係合することにより、ケ
ース13に対してヘッドキャップ9を回転可能に一体的に
接続してあり、取付部4への装着に際して、ケース13上
端の突部15がヘッド部3開口縁のガイド溝部7に案内さ
れて、ケース13側面の入気口16と空気供給路2が連通状
に一致した状態に装着されるようにしてある。
【0023】そして、ヘッドキャップ9とケース13内に
亘り、羽根20を備えた回転体17を上下のベアリング25,2
6 で回転可能に支持して配設してある。管状の回転体17
は管内の上側にリテーナ28を、下側にコレット37を、そ
れぞれ同軸心状に配設すると共に、回転体17上縁の開口
部18にスナップリング27を取り付けて、開口部18からリ
テーナ28およびコレット37が抜け出ないようにしてあ
る。また、回転体17は下端のガイド口部19を逆円錐台形
状に形成して、このガイド口部19でコレット37の逆円錐
台形状先部38を案内して軸心精度を高めてある。
亘り、羽根20を備えた回転体17を上下のベアリング25,2
6 で回転可能に支持して配設してある。管状の回転体17
は管内の上側にリテーナ28を、下側にコレット37を、そ
れぞれ同軸心状に配設すると共に、回転体17上縁の開口
部18にスナップリング27を取り付けて、開口部18からリ
テーナ28およびコレット37が抜け出ないようにしてあ
る。また、回転体17は下端のガイド口部19を逆円錐台形
状に形成して、このガイド口部19でコレット37の逆円錐
台形状先部38を案内して軸心精度を高めてある。
【0024】リテーナ28は、回転体17内の上側に上下動
可能に納められていて、開口部18から突出状の頭部29上
端には突状係止部30を形成すると共に、筒部31内周面に
は逆円錐台形状のテーパ面部32を形成してあり、このリ
テーナ28は、筒部31下端とコレット37における先部38上
側の顎部39との間に配設してあるコイル状バネ52で押し
上げられて、下位位置から中位位置を経て上位位置まで
移動可能に付勢されている。
可能に納められていて、開口部18から突出状の頭部29上
端には突状係止部30を形成すると共に、筒部31内周面に
は逆円錐台形状のテーパ面部32を形成してあり、このリ
テーナ28は、筒部31下端とコレット37における先部38上
側の顎部39との間に配設してあるコイル状バネ52で押し
上げられて、下位位置から中位位置を経て上位位置まで
移動可能に付勢されている。
【0025】コレット37は、スリットで三方に隔てて形
成したチャック部40におけるリテーナ28のテーパ面部32
と対向状の外周面に、被テーパ面部41をテーパ面部32と
適合する態様に形成してあり、このチャック部40は、リ
テーナ28の上下動にともないテーパ面部32を通じて、ヘ
ッド部3下側より抜き差しされる歯治療工具61を解放可
能な大口径状態から、歯治療工具61をチャック可能な中
口径状態を経て、歯治療工具61を差し込み不足によりチ
ャック不能な小口径状態まで弾性可動可能にしてある。
そして、コレット37の被テーパ面部41とリテーナ28のテ
ーパ面部32には摩擦係数が低い例えばTiCN部材製のコー
ティング層43をそれぞれ被覆形成してあり、さらに滑り
を良くすることができる。
成したチャック部40におけるリテーナ28のテーパ面部32
と対向状の外周面に、被テーパ面部41をテーパ面部32と
適合する態様に形成してあり、このチャック部40は、リ
テーナ28の上下動にともないテーパ面部32を通じて、ヘ
ッド部3下側より抜き差しされる歯治療工具61を解放可
能な大口径状態から、歯治療工具61をチャック可能な中
口径状態を経て、歯治療工具61を差し込み不足によりチ
ャック不能な小口径状態まで弾性可動可能にしてある。
そして、コレット37の被テーパ面部41とリテーナ28のテ
ーパ面部32には摩擦係数が低い例えばTiCN部材製のコー
ティング層43をそれぞれ被覆形成してあり、さらに滑り
を良くすることができる。
【0026】ヘッドキャップ9には樹脂製プッシュボタ
ン53を皿バネ54のバネ力に抗して押し下げ可能に備えて
あり、このプッシュボタンでリテーナ28を押し下げて、
チャック部40に歯治療工具61を抜き差し可能にしてあ
る。また、ヘッドキャップ9裏面には突状係止部30が係
止可能な凹状被係止部12を形成してあり、リテーナ28が
上位位置まで上動した時に、突状係止部30が凹状被係止
部12に係止して、このリテーナ28を通じてコレット37が
その回転を阻止されて確実に停止するようにしてある。
ン53を皿バネ54のバネ力に抗して押し下げ可能に備えて
あり、このプッシュボタンでリテーナ28を押し下げて、
チャック部40に歯治療工具61を抜き差し可能にしてあ
る。また、ヘッドキャップ9裏面には突状係止部30が係
止可能な凹状被係止部12を形成してあり、リテーナ28が
上位位置まで上動した時に、突状係止部30が凹状被係止
部12に係止して、このリテーナ28を通じてコレット37が
その回転を阻止されて確実に停止するようにしてある。
【0027】これにより、プッシュボタン53を押してリ
テーナ28を下位位置まで下動させて、コレット37のチャ
ック部40を大口径状態に弾性復帰させることにより、こ
のチャック部40に対して歯治療工具61を抜き差しするこ
とができる。
テーナ28を下位位置まで下動させて、コレット37のチャ
ック部40を大口径状態に弾性復帰させることにより、こ
のチャック部40に対して歯治療工具61を抜き差しするこ
とができる。
【0028】そして、歯治療工具61の挿着時に、チャッ
ク部40に対して差し込み不足があった場合には、チャッ
ク部40は、このチャック部40の縮径を妨げる支えとして
の歯治療工具61が存在しないことにより、バネ圧を受け
て上動するリテーナ28に押されて弾性可動して小口径状
態に縮径する。そして、リテーナ28はそのまま上位位置
まで押し上げられて、突状係止部30がプッシュボタン53
の凹状被係止部12に係止するため、このリテーナ28を通
じてコレット37はその回転を阻止され、歯治療工具61を
回転不能に確実に制御することができる。(図3参照)
ク部40に対して差し込み不足があった場合には、チャッ
ク部40は、このチャック部40の縮径を妨げる支えとして
の歯治療工具61が存在しないことにより、バネ圧を受け
て上動するリテーナ28に押されて弾性可動して小口径状
態に縮径する。そして、リテーナ28はそのまま上位位置
まで押し上げられて、突状係止部30がプッシュボタン53
の凹状被係止部12に係止するため、このリテーナ28を通
じてコレット37はその回転を阻止され、歯治療工具61を
回転不能に確実に制御することができる。(図3参照)
【0029】チャック部40に対する歯治療工具61の差し
込みが適正である場合には、チャック部40は、リテーナ
28がバネ圧を受けて中位位置まで上動した時点で、リテ
ーナ28に押されて弾性可動して中口径状態に縮径して歯
治療工具61を確実にチャックすることができる。と同時
に、チャックされた歯治療工具61が支えとなってチャッ
ク部40の縮径可動を妨げることにより、チャック部40は
リテーナ28が上動するのを阻止して、リテーナ28は突状
係止部30がプッシュボタン53の凹状被係止部12に係止寸
前の中位位置にとどまり、歯治療工具61を確実にチャッ
クしたコレット37と一体に回転可能である。(図1参
照)
込みが適正である場合には、チャック部40は、リテーナ
28がバネ圧を受けて中位位置まで上動した時点で、リテ
ーナ28に押されて弾性可動して中口径状態に縮径して歯
治療工具61を確実にチャックすることができる。と同時
に、チャックされた歯治療工具61が支えとなってチャッ
ク部40の縮径可動を妨げることにより、チャック部40は
リテーナ28が上動するのを阻止して、リテーナ28は突状
係止部30がプッシュボタン53の凹状被係止部12に係止寸
前の中位位置にとどまり、歯治療工具61を確実にチャッ
クしたコレット37と一体に回転可能である。(図1参
照)
【0030】コレット37の被テーパ面部41とリテーナ28
のテーパ面部32には摩擦係数が低いコーティング層43を
被覆してあるため、テーパ面部32と被テーパ面部41は互
いに圧接しやすいと共に、圧接した状態から離れやす
く、歯治療工具61をチャックすることと、このチャック
を解くことの双方を確実且つ容易に行うことができる。
しかも、歯治療工具61のチャックが、テーパ面部32と被
テーパ面部41とによる面接触で行われるため、優れたチ
ャック能力を得ることができる。
のテーパ面部32には摩擦係数が低いコーティング層43を
被覆してあるため、テーパ面部32と被テーパ面部41は互
いに圧接しやすいと共に、圧接した状態から離れやす
く、歯治療工具61をチャックすることと、このチャック
を解くことの双方を確実且つ容易に行うことができる。
しかも、歯治療工具61のチャックが、テーパ面部32と被
テーパ面部41とによる面接触で行われるため、優れたチ
ャック能力を得ることができる。
【0031】回転体17内におけるリテーナ28の筒部31下
端とコレット37の顎部39との間にはコイル状バネ52を配
設してあるため、小径で限られた長さの回転体17内に、
少ない長さを有効に活用して強力なバネ力のコイル状バ
ネを内蔵することができ、この強力なバネ力でチャック
部40の保持力を高めて、歯治療工具61を確実に保持でき
る。
端とコレット37の顎部39との間にはコイル状バネ52を配
設してあるため、小径で限られた長さの回転体17内に、
少ない長さを有効に活用して強力なバネ力のコイル状バ
ネを内蔵することができ、この強力なバネ力でチャック
部40の保持力を高めて、歯治療工具61を確実に保持でき
る。
【0032】歯治療工具61の保持力を、歯治療工具61の
押し込み力に頼らずに、コイル状バネ52のバネ力で得て
いるため、取扱い者の力に関係なく常に強力な保持力で
歯治療工具61を保持でき、力が弱い歯科医や助手にとっ
ても取扱い容易である。
押し込み力に頼らずに、コイル状バネ52のバネ力で得て
いるため、取扱い者の力に関係なく常に強力な保持力で
歯治療工具61を保持でき、力が弱い歯科医や助手にとっ
ても取扱い容易である。
【0033】ヘッド部3に駆動ユニット8を交換可能に
螺着してあるため、回転軸心精度を回復するのに、損耗
した駆動ユニット8をヘッド部3から外す作業と、同ヘ
ッド部3に新品の駆動ユニット8を取り付ける作業との
二工程で、迅速且つ容易に行うことができる。
螺着してあるため、回転軸心精度を回復するのに、損耗
した駆動ユニット8をヘッド部3から外す作業と、同ヘ
ッド部3に新品の駆動ユニット8を取り付ける作業との
二工程で、迅速且つ容易に行うことができる。
【0034】一体構造状のヘッドキャップ9とケース13
内に、空気圧を羽根20に受けて回転して且つこの羽根20
の上側と下側にそれぞれベアリング25,26 を配設してあ
る回転体17を内蔵しているため、羽根20、ベアリング2
5,26 、回転体17が保護されていて堅固である。また、
本実施例では、ヘッドキャップ9は金属製のものであっ
ても良いが、駆動ユニット8として交換するのであるか
ら、樹脂製のものとすることにより経済的に有利であ
る。
内に、空気圧を羽根20に受けて回転して且つこの羽根20
の上側と下側にそれぞれベアリング25,26 を配設してあ
る回転体17を内蔵しているため、羽根20、ベアリング2
5,26 、回転体17が保護されていて堅固である。また、
本実施例では、ヘッドキャップ9は金属製のものであっ
ても良いが、駆動ユニット8として交換するのであるか
ら、樹脂製のものとすることにより経済的に有利であ
る。
【0035】図6および図7には本発明の歯科用ハンド
ピースの第2実施例を例示しており、構成は前記第1実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
ピースの第2実施例を例示しており、構成は前記第1実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0036】リテーナ28は筒部31内周面に前記第1実施
例のテーパ面部32に代わる断面略山形の環状凸部33を形
成しており、コレット37はチャック部40に前記第1実施
例の被テーパ面部41に代わる断面略V形の環状凹部44を
環状凸部33と適合する態様に形成すると共に、チャック
部40上端には歯治療工具61が突き当たるストッパー45を
形成してある。
例のテーパ面部32に代わる断面略山形の環状凸部33を形
成しており、コレット37はチャック部40に前記第1実施
例の被テーパ面部41に代わる断面略V形の環状凹部44を
環状凸部33と適合する態様に形成すると共に、チャック
部40上端には歯治療工具61が突き当たるストッパー45を
形成してある。
【0037】これにより、前記第1実施例のものと同様
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図6参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部30の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図7参照)さらに、コレ
ット37に対する歯治療工具61の差し込み具合を、ストッ
パー45に当たる感触によっても知ることができる。
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図6参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部30の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図7参照)さらに、コレ
ット37に対する歯治療工具61の差し込み具合を、ストッ
パー45に当たる感触によっても知ることができる。
【0038】図8および図9には本発明の歯科用ハンド
ピースの第3実施例を例示しており、構成は前記第1実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
ピースの第3実施例を例示しており、構成は前記第1実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0039】リテーナ28はテーパ面部32を凹設形成して
あり、コレット37はテーパ面部32と適合する被テーパ面
部41を凸設形成すると共に、チャック部40上端には歯治
療工具61が突き当たるストッパー45を形成してある。
あり、コレット37はテーパ面部32と適合する被テーパ面
部41を凸設形成すると共に、チャック部40上端には歯治
療工具61が突き当たるストッパー45を形成してある。
【0040】これにより、前記第2実施例のものと同様
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図8参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部30の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図9参照)
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図8参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部30の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図9参照)
【0041】図10乃至図12には本発明の歯科用ハンドピ
ースの第4実施例を例示しており、構成は前記第1実施
例のものと基本的に同一であるため、共通している構成
の説明を省略して、相違する構成について説明する。
ースの第4実施例を例示しており、構成は前記第1実施
例のものと基本的に同一であるため、共通している構成
の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0042】リテーナ28は筒部31の保持孔34にボール36
を保持する一方、コレット37はチャック部40に前記ボー
ル36が転動可能に遊合するテーパ溝部46を下側に至るに
従い深くなる態様に形成していて、リテーナ28の下位位
置ではボール36がテーパ溝部46の最深部にあってチャッ
ク部40は大口径状態に弾性復帰し、リテーナ28の中位位
置ではボール36がテーパ溝部46の中深部にあってチャッ
ク部40は中口径状態に弾性可動し、リテーナ28の上位位
置ではボール36がテーパ溝部46の浅い部分にあってチャ
ック部40は小口径状態に弾性可動しているようにしてあ
る。また、チャック部40上端には歯治療工具61が突き当
たるストッパー45を形成してある。
を保持する一方、コレット37はチャック部40に前記ボー
ル36が転動可能に遊合するテーパ溝部46を下側に至るに
従い深くなる態様に形成していて、リテーナ28の下位位
置ではボール36がテーパ溝部46の最深部にあってチャッ
ク部40は大口径状態に弾性復帰し、リテーナ28の中位位
置ではボール36がテーパ溝部46の中深部にあってチャッ
ク部40は中口径状態に弾性可動し、リテーナ28の上位位
置ではボール36がテーパ溝部46の浅い部分にあってチャ
ック部40は小口径状態に弾性可動しているようにしてあ
る。また、チャック部40上端には歯治療工具61が突き当
たるストッパー45を形成してある。
【0043】これにより、前記第2実施例のものと同様
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図10参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部30の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図12参照)
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図10参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部30の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図12参照)
【0044】図13および図14には本発明の歯科用ハンド
ピースの第5実施例を例示しており、構成は前記第4実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
ピースの第5実施例を例示しており、構成は前記第4実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0045】コレット37はチャック部40にボール36が転
動可能に遊合する上側の浅溝部47と下側の深溝部48を上
下に連続状に形成していて、リテーナ28の下位位置では
ボール36が深溝部48にあってチャック部40は大口径状態
に弾性復帰し、リテーナ28の中位位置ではボール36が浅
溝部47にあってチャック部40は中口径状態に弾性可動
し、リテーナ28の上位位置ではボール36がチャック部40
外面にあってチャック部40は小口径状態に弾性可動して
いるようにしてある。また、リテーナ28の筒部31と回転
体17との間には双方のガイド孔22,35 に跨がるボール55
を備えていて、回転体17を回り止めしてある。
動可能に遊合する上側の浅溝部47と下側の深溝部48を上
下に連続状に形成していて、リテーナ28の下位位置では
ボール36が深溝部48にあってチャック部40は大口径状態
に弾性復帰し、リテーナ28の中位位置ではボール36が浅
溝部47にあってチャック部40は中口径状態に弾性可動
し、リテーナ28の上位位置ではボール36がチャック部40
外面にあってチャック部40は小口径状態に弾性可動して
いるようにしてある。また、リテーナ28の筒部31と回転
体17との間には双方のガイド孔22,35 に跨がるボール55
を備えていて、回転体17を回り止めしてある。
【0046】これにより、前記第2実施例のものと同様
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図13参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部30の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図14参照)
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図13参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部30の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図14参照)
【0047】図15および図16には本発明の歯科用ハンド
ピースの第6実施例を例示しており、構成は前記第5実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
ピースの第6実施例を例示しており、構成は前記第5実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0048】回転体17にコレット37を上下動可能に納め
ると共に、回転体17内下端の段状バネ受け部23とコレッ
ト37におけるチャック部40下端近くの環状突部49との間
にはコイル状バネ52を配設して、このバネ52でコレット
37を下位位置から中位位置を経て上位位置まで押し上げ
可能にしてある。
ると共に、回転体17内下端の段状バネ受け部23とコレッ
ト37におけるチャック部40下端近くの環状突部49との間
にはコイル状バネ52を配設して、このバネ52でコレット
37を下位位置から中位位置を経て上位位置まで押し上げ
可能にしてある。
【0049】そして、回転体17とチャック部40との間に
介在している筒体56の保持孔57にはボール36を保持する
一方、チャック部40には前記ボール36が転動可能に遊合
する上側の深溝部48と下側の浅溝部47を連続状に形成し
てあり、コレット37の下位位置ではボール36が深溝部48
にあってチャック部40は大口径状態に弾性復帰し、コレ
ット37の中位位置ではボール36が浅溝部47にあってチャ
ック部40は中口径状態に弾性可動し、コレット37の上位
位置ではボール36がチャック部40の外面部分40a にあっ
てチャック部40は小口径状態に弾性可動しているように
してある。また、コレット37はチャック部40先端に頭部
50を形成しており、この回転体17の開口部18から突出し
ている頭部50上端には突状係止部51を形成してある。
介在している筒体56の保持孔57にはボール36を保持する
一方、チャック部40には前記ボール36が転動可能に遊合
する上側の深溝部48と下側の浅溝部47を連続状に形成し
てあり、コレット37の下位位置ではボール36が深溝部48
にあってチャック部40は大口径状態に弾性復帰し、コレ
ット37の中位位置ではボール36が浅溝部47にあってチャ
ック部40は中口径状態に弾性可動し、コレット37の上位
位置ではボール36がチャック部40の外面部分40a にあっ
てチャック部40は小口径状態に弾性可動しているように
してある。また、コレット37はチャック部40先端に頭部
50を形成しており、この回転体17の開口部18から突出し
ている頭部50上端には突状係止部51を形成してある。
【0050】これにより、前記第5実施例のものと同様
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図15参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部51の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図16参照)
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図15参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部51の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図16参照)
【0051】図17および図18には本発明の歯科用ハンド
ピースの第7実施例を例示しており、構成は前記第1実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
ピースの第7実施例を例示しており、構成は前記第1実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0052】回転体17は管内の上側にコレット37を、下
側にスリーブ58を、それぞれ同軸心状に配設すると共
に、回転体17上縁の開口部18にスナップリング27を取り
付けて、開口部18からコレット37およびスリーブ58が抜
け出ないようにしてある。また、回転体17は下端のガイ
ド口部19を逆円錐台形状に形成して、このガイド口部19
でスリーブ58の逆円錐台形状先部59を案内して軸心精度
を高めてある。
側にスリーブ58を、それぞれ同軸心状に配設すると共
に、回転体17上縁の開口部18にスナップリング27を取り
付けて、開口部18からコレット37およびスリーブ58が抜
け出ないようにしてある。また、回転体17は下端のガイ
ド口部19を逆円錐台形状に形成して、このガイド口部19
でスリーブ58の逆円錐台形状先部59を案内して軸心精度
を高めてある。
【0053】コレット37は、回転体17内の上側に上下動
可能に納められていて、開口部18から突出状の頭部50上
端には突状係止部51を形成すると共に、この頭部50下側
のチャック部40外周面には回転体17内面の円錐台形状の
テーパ面部21と適合する円錐台形状の被テーパ面部42を
形成してある。このコレット37は、チャック部40下端と
回転体17内下端の段状バネ受け部23およびスリーブ58に
おける先部59上側の顎部60との間に配設してあるコイル
状バネ52で押し上げられて、下位位置から中位位置を経
て上位位置まで移動可能に付勢されている。
可能に納められていて、開口部18から突出状の頭部50上
端には突状係止部51を形成すると共に、この頭部50下側
のチャック部40外周面には回転体17内面の円錐台形状の
テーパ面部21と適合する円錐台形状の被テーパ面部42を
形成してある。このコレット37は、チャック部40下端と
回転体17内下端の段状バネ受け部23およびスリーブ58に
おける先部59上側の顎部60との間に配設してあるコイル
状バネ52で押し上げられて、下位位置から中位位置を経
て上位位置まで移動可能に付勢されている。
【0054】そして、コレット37におけるチャック部40
は、コレット37自体の上下動にともない、テーパ面部21
を通じて、抜き差しされる歯治療工具61を解放可能な下
位位置の大口径状態から、歯治療工具61をチャック可能
な中位位置の中口径状態を経て、歯治療工具61を差し込
み不足によりチャック不能な上位位置の小口径状態まで
弾性可動可能にしてある。また、チャック部40奥には歯
治療工具61が突き当たるストッパー45を形成してある。
は、コレット37自体の上下動にともない、テーパ面部21
を通じて、抜き差しされる歯治療工具61を解放可能な下
位位置の大口径状態から、歯治療工具61をチャック可能
な中位位置の中口径状態を経て、歯治療工具61を差し込
み不足によりチャック不能な上位位置の小口径状態まで
弾性可動可能にしてある。また、チャック部40奥には歯
治療工具61が突き当たるストッパー45を形成してある。
【0055】これにより、前記第1実施例のものと同様
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図17参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部51の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図18参照)さらに、コレ
ット37に対する歯治療工具61の差し込み具合を、ストッ
パー45に当たる感触によっても知ることができる。
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図17参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部51の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図18参照)さらに、コレ
ット37に対する歯治療工具61の差し込み具合を、ストッ
パー45に当たる感触によっても知ることができる。
【0056】図19および図20には本発明の歯科用ハンド
ピースの第8実施例を例示しており、構成は前記第7実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
ピースの第8実施例を例示しており、構成は前記第7実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0057】回転体17はテーパ面部21に代えて断面略山
形の環状凸部24を形成しており、コレット37は被テーパ
面部42に代えて、環状凸部24と適合する断面略V形の環
状凹部44を形成してある。そして、スリーブ58は短尺状
に成形していて、回転体17内下端に圧入固定してある。
形の環状凸部24を形成しており、コレット37は被テーパ
面部42に代えて、環状凸部24と適合する断面略V形の環
状凹部44を形成してある。そして、スリーブ58は短尺状
に成形していて、回転体17内下端に圧入固定してある。
【0058】これにより、前記第7実施例のものと同様
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図19参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部51の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図20参照)
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図19参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部51の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図20参照)
【0059】図21および図22には本発明の歯科用ハンド
ピースの第9実施例を例示しており、構成は前記第7実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
ピースの第9実施例を例示しており、構成は前記第7実
施例のものと基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0060】スリーブ58は短尺状にして、回転体17下端
に同一体に成形してある。
に同一体に成形してある。
【0061】これにより、前記第7実施例のものと同様
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図21参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部51の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図22参照) さらに、スリーブ58を回転体17下端に同一体に成形して
あるため、部品点数が少なく製作上および経済的にも有
利であると共に、同心度を得やすい。また、この態様の
ものでは、回転体17下端側を短く成形することにより、
長さ12mm程度の子供用のものに対応することが容易であ
る。
の効果があり、チャック部40への差し込みが適正である
場合には、歯治療工具61を回転可能に確実にチャックす
ることができる(図21参照)と共に、チャック部40に対
して差し込み不足があった場合には、被係止部12と係止
部51の係止関係によって、歯治療工具61を回転不能に確
実に制御することができる。(図22参照) さらに、スリーブ58を回転体17下端に同一体に成形して
あるため、部品点数が少なく製作上および経済的にも有
利であると共に、同心度を得やすい。また、この態様の
ものでは、回転体17下端側を短く成形することにより、
長さ12mm程度の子供用のものに対応することが容易であ
る。
【0062】前記した各実施例は本発明の一例を示して
おり、他の態様にすることも本発明の趣旨を変更しない
限り自由である。例えば、コイル状バネ52の両端が当た
る部位に凹部(図示せず)を形成し、この凹部にバネ端
が係止するようにして、バネの回り止めをしても良い。
おり、他の態様にすることも本発明の趣旨を変更しない
限り自由である。例えば、コイル状バネ52の両端が当た
る部位に凹部(図示せず)を形成し、この凹部にバネ端
が係止するようにして、バネの回り止めをしても良い。
【0063】
A.請求項1により、チャック部材におけるリテーナを
下位位置から上位位置に向けてバネで付勢すると共に、
このリテーナの上下動に従動してチャック部材のコレッ
トにおけるチャック部が、リテーナ側の誘導部とコレッ
ト側の被誘導部との関係を通じて、歯治療工具を解放可
能な大口径状態から、歯治療工具をチャック可能な中口
径状態を経て、歯治療工具を差し込み不足によりチャッ
ク不能な小口径状態まで弾性可動可能にしてあるため、
プッシュボタンを押してリテーナを下位位置まで下動さ
せて、コレットのチャック部を大口径状態に弾性復帰さ
せることにより、このチャック部に対して歯治療工具を
抜き差しすることができる。
下位位置から上位位置に向けてバネで付勢すると共に、
このリテーナの上下動に従動してチャック部材のコレッ
トにおけるチャック部が、リテーナ側の誘導部とコレッ
ト側の被誘導部との関係を通じて、歯治療工具を解放可
能な大口径状態から、歯治療工具をチャック可能な中口
径状態を経て、歯治療工具を差し込み不足によりチャッ
ク不能な小口径状態まで弾性可動可能にしてあるため、
プッシュボタンを押してリテーナを下位位置まで下動さ
せて、コレットのチャック部を大口径状態に弾性復帰さ
せることにより、このチャック部に対して歯治療工具を
抜き差しすることができる。
【0064】B.同項により、歯治療工具の挿着時に、
チャック部に対して差し込み不足があった場合には、チ
ャック部は、このチャック部の縮径を妨げる支えとして
の歯治療工具が存在しないことにより、バネ圧を受けて
上動するリテーナに押されて弾性可動して小口径状態に
縮径し、リテーナはそのまま上位位置まで押し上げられ
て頭部がプッシュボタンに接触して、その回転を抑止さ
れる。
チャック部に対して差し込み不足があった場合には、チ
ャック部は、このチャック部の縮径を妨げる支えとして
の歯治療工具が存在しないことにより、バネ圧を受けて
上動するリテーナに押されて弾性可動して小口径状態に
縮径し、リテーナはそのまま上位位置まで押し上げられ
て頭部がプッシュボタンに接触して、その回転を抑止さ
れる。
【0065】C.同項により、チャック部に対する歯治
療工具の差し込みが適正である場合には、チャック部
は、リテーナがバネ圧を受けて中位位置まで上動した時
点で、リテーナに押されて弾性可動して中口径状態に縮
径して歯治療工具を確実にチャックすることができる。
と同時に、チャックされた歯治療工具が支えとなってチ
ャック部の縮径可動を妨げられて、チャック部は、リテ
ーナが上動するのを阻止するため、リテーナは頭部がプ
ッシュボタンに接触していない中位位置にとどまり、歯
治療工具を確実にチャックしたコレットと一体に回転可
能である。
療工具の差し込みが適正である場合には、チャック部
は、リテーナがバネ圧を受けて中位位置まで上動した時
点で、リテーナに押されて弾性可動して中口径状態に縮
径して歯治療工具を確実にチャックすることができる。
と同時に、チャックされた歯治療工具が支えとなってチ
ャック部の縮径可動を妨げられて、チャック部は、リテ
ーナが上動するのを阻止するため、リテーナは頭部がプ
ッシュボタンに接触していない中位位置にとどまり、歯
治療工具を確実にチャックしたコレットと一体に回転可
能である。
【0066】D.請求項2により、チャック部材のコレ
ットを下位位置から上位位置に向けてバネで付勢すると
共に、このコレットにおけるチャック部が、回転体側の
誘導部とコレット側の被誘導部との関係を通じて、歯治
療工具を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャ
ック可能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不
足によりチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能に
してあるため、プッシュボタンを押してコレットを下位
位置まで下動させて、チャック部を大口径状態に弾性復
帰させることにより、このチャック部に対して歯治療工
具を抜き差しすることができる。
ットを下位位置から上位位置に向けてバネで付勢すると
共に、このコレットにおけるチャック部が、回転体側の
誘導部とコレット側の被誘導部との関係を通じて、歯治
療工具を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャ
ック可能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不
足によりチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能に
してあるため、プッシュボタンを押してコレットを下位
位置まで下動させて、チャック部を大口径状態に弾性復
帰させることにより、このチャック部に対して歯治療工
具を抜き差しすることができる。
【0067】E.同項により、歯治療工具の挿着時に、
チャック部に対して差し込み不足があった場合には、チ
ャック部は、このチャック部の縮径を妨げる支えとして
の歯治療工具が存在しないことにより、バネ圧を受けて
上動するコレットの動きにともない弾性可動して小口径
状態に縮径し、コレットはそのまま上位位置まで押し上
げられて頭部がプッシュボタンに接触して、その回転を
抑止される。
チャック部に対して差し込み不足があった場合には、チ
ャック部は、このチャック部の縮径を妨げる支えとして
の歯治療工具が存在しないことにより、バネ圧を受けて
上動するコレットの動きにともない弾性可動して小口径
状態に縮径し、コレットはそのまま上位位置まで押し上
げられて頭部がプッシュボタンに接触して、その回転を
抑止される。
【0068】F.同項により、チャック部に対する歯治
療工具の差し込みが適正である場合には、チャック部
は、コレットがバネ圧を受けて中位位置まで上動した時
点で、弾性可動して中口径状態に縮径して歯治療工具を
確実にチャックすることができる。と同時に、チャック
された歯治療工具が支えとなってチャック部の縮径可動
を妨げて、コレットの上動を阻止するため、コレットは
頭部がプッシュボタンに接触していない中位位置にとど
まり、歯治療工具を確実にチャックして回転可能であ
る。
療工具の差し込みが適正である場合には、チャック部
は、コレットがバネ圧を受けて中位位置まで上動した時
点で、弾性可動して中口径状態に縮径して歯治療工具を
確実にチャックすることができる。と同時に、チャック
された歯治療工具が支えとなってチャック部の縮径可動
を妨げて、コレットの上動を阻止するため、コレットは
頭部がプッシュボタンに接触していない中位位置にとど
まり、歯治療工具を確実にチャックして回転可能であ
る。
【0069】G.請求項3により、リテーナ頭部または
コレット頭部とプッシュボタンの接触部分に滑り止め部
を形成してあるため、チャック部による歯治療工具のチ
ャック不良時に、チャック部材の回転止めを確実に行う
ことができる。
コレット頭部とプッシュボタンの接触部分に滑り止め部
を形成してあるため、チャック部による歯治療工具のチ
ャック不良時に、チャック部材の回転止めを確実に行う
ことができる。
【0070】H.請求項4により、誘導部および被誘導
部に摩擦係数が低い適宜部材をコーティングしてあるた
め、誘導部と被誘導部は互いに圧接しやすいと共に、圧
接した状態から離れやすく、歯治療工具をチャックする
ことと、このチャックを解くことの双方を確実且つ容易
に行うことができる。
部に摩擦係数が低い適宜部材をコーティングしてあるた
め、誘導部と被誘導部は互いに圧接しやすいと共に、圧
接した状態から離れやすく、歯治療工具をチャックする
ことと、このチャックを解くことの双方を確実且つ容易
に行うことができる。
【図1】 本発明の歯科用ハンドピースの第1実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の縦断面図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の縦断面図。
【図2】 ヘッド部に駆動ユニットを交換する状態を示
す縮小断面図。
す縮小断面図。
【図3】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
【図4】 図3のA−A断面図。
【図5】 図3のB−B断面図。
【図6】 本発明の歯科用ハンドピースの第2実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
【図7】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
【図8】 本発明の歯科用ハンドピースの第3実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
【図9】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
【図10】 本発明の歯科用ハンドピースの第4実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
【図11】 図10のC−C断面図。
【図12】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
【図13】 本発明の歯科用ハンドピースの第5実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
【図14】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
【図15】 本発明の歯科用ハンドピースの第6実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
【図16】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
【図17】 本発明の歯科用ハンドピースの第7実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
【図18】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
【図19】 本発明の歯科用ハンドピースの第8実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
【図20】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
【図21】 本発明の歯科用ハンドピースの第9実施例を
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
示し、歯治療工具をチャックした正常状態の部分縦断面
図。
【図22】 歯治療工具の差し込み不足により安全停止機
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
構が作動した異常状態の部分縦断面図。
1 ハンドピース本体 2 空気供給路 3 ヘッド部 4 ヘッド部の
取付部 5 取付部の雌螺子部 6 取付部の口
部 7 取付部のガイド溝部 8 駆動ユニッ
ト 9 ヘッドキャップ 10 ヘッドキャ
ップの雄螺子部 11 ヘッドキャップの被係合溝部 12 ヘッドキャ
ップの被係止部 13 ケース 14 ケースの環
状係合部 15 ケースの突部 16 ケースの入
気口 17 回転体 18 回転体の開
口部 19 回転体のガイド口部 20 回転体の羽
根 21 回転体のテーパ面部(誘導部) 22 回転体のガ
イド孔 23 回転体の段状バネ受け部 24 回転体の環
状凸部 25,26 ベアリング 27 スナップリ
ング 28 リテーナ 29 リテーナの
頭部 30 頭部の係止部 31 リテーナの
筒部 32 リテーナのテーパ面部(誘導部) 33 リテーナの環状凸部(誘導部) 34 リテーナの
筒部の保持孔 35 筒部のガイド孔 36 (誘導部)
ボール 37 コレット 38 コレットの
先部 39 コレットの顎部 40 コレットの
チャック部 40a チャック部の外面部分 41,42 チャック部の被テーパ面部(被誘導部) 43 コーティング層 44 コレットの環状凹部(被誘導部) 45 チャック部のストッパー 46 チャック部のテーパ溝部(被誘導部) 47 チャック部の浅溝部(被誘導部) 48 チャック部の深溝部(被誘導部) 49 環状突部 50 コレットの
頭部 51 頭部の係止部 52 コイル状バ
ネ 53 プッシュボタン 54 皿バネ 55 ガイド孔のボール 56 筒体 57 筒体の保持孔 58 スリーブ 59 スリーブの先部 60 先部の顎部 61 歯治療工具
取付部 5 取付部の雌螺子部 6 取付部の口
部 7 取付部のガイド溝部 8 駆動ユニッ
ト 9 ヘッドキャップ 10 ヘッドキャ
ップの雄螺子部 11 ヘッドキャップの被係合溝部 12 ヘッドキャ
ップの被係止部 13 ケース 14 ケースの環
状係合部 15 ケースの突部 16 ケースの入
気口 17 回転体 18 回転体の開
口部 19 回転体のガイド口部 20 回転体の羽
根 21 回転体のテーパ面部(誘導部) 22 回転体のガ
イド孔 23 回転体の段状バネ受け部 24 回転体の環
状凸部 25,26 ベアリング 27 スナップリ
ング 28 リテーナ 29 リテーナの
頭部 30 頭部の係止部 31 リテーナの
筒部 32 リテーナのテーパ面部(誘導部) 33 リテーナの環状凸部(誘導部) 34 リテーナの
筒部の保持孔 35 筒部のガイド孔 36 (誘導部)
ボール 37 コレット 38 コレットの
先部 39 コレットの顎部 40 コレットの
チャック部 40a チャック部の外面部分 41,42 チャック部の被テーパ面部(被誘導部) 43 コーティング層 44 コレットの環状凹部(被誘導部) 45 チャック部のストッパー 46 チャック部のテーパ溝部(被誘導部) 47 チャック部の浅溝部(被誘導部) 48 チャック部の深溝部(被誘導部) 49 環状突部 50 コレットの
頭部 51 頭部の係止部 52 コイル状バ
ネ 53 プッシュボタン 54 皿バネ 55 ガイド孔のボール 56 筒体 57 筒体の保持孔 58 スリーブ 59 スリーブの先部 60 先部の顎部 61 歯治療工具
Claims (4)
- 【請求項1】 ハンドピース本体のヘッド部内に在っ
て、空気圧を羽根部に受けて駆動回転可能な回転体と、
この回転体内の上部に上下動自在に同軸心状に備えられ
ていて、内周面に誘導部を有するリテーナと、回転体内
の下部に同軸心状に備えられて、リテーナ側の誘導部と
適合する被誘導部をチャック部外周面に有すると共に、
前記リテーナの上下動にともない誘導部を通じて、前記
チャック部が、ヘッド部下側より抜き差しされる歯治療
工具を解放可能な大口径状態から、歯治療工具をチャッ
ク可能な中口径状態を経て、歯治療工具を差し込み不足
によりチャック不能な小口径状態まで弾性可動可能なコ
レットと、少なくとも前記リテーナとコレットからなる
チャック部材におけるリテーナを下位位置から上位位置
に向けて付勢しているバネと、リテーナ上の前記ヘッド
部に配設されていて、リテーナが上位位置に上動した時
にそのリテーナ頭部と接触して、このリテーナを通じて
コレットを回転抑止可能で、且つリテーナを下位位置ま
で押し下げ可能なプッシュボタンとからなる歯科用ハン
ドピース。 - 【請求項2】 ハンドピース本体のヘッド部内に在っ
て、空気圧を羽根部に受けて駆動回転可能な回転体と、
この回転体内に同軸心状に備えられていて、回転体側の
誘導部と適合する被誘導部をチャック部外周面に有する
と共に、チャック部が誘導部に案内されて弾性可動し
て、ヘッド部下側より抜き差しされる歯治療工具を解放
可能な大口径状の下位位置から、歯治療工具をチャック
可能な中口径状の中位位置を経て、歯治療工具を差し込
み不足によりチャック不能な小口径状の上位位置までの
間を上下動可能にしてあるコレットと、少なくとも前記
コレットからなるチャック部材におけるコレットを下位
位置から上位位置に向けて付勢しているバネと、コレッ
ト上の前記ヘッド部に配設されていて、コレットが上位
位置に上動した時にそのコレット頭部と接触してコレッ
トを回転抑止可能で、且つコレットを下位位置まで押し
下げ可動可能なプッシュボタンとからなる歯科用ハンド
ピース。 - 【請求項3】 前記リテーナ頭部またはコレット頭部と
プッシュボタンの接触部分に滑り止め部を形成してなる
ことを特徴とする請求項1または2記載の歯科用ハンド
ピース。 - 【請求項4】 前記誘導部および被誘導部に摩擦係数が
低い適宜部材をコーティングしてなることを特徴とする
請求項1乃至3いずれかに記載の歯科用ハンドピース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17690694A JPH0838509A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 歯科用ハンドピース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17690694A JPH0838509A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 歯科用ハンドピース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0838509A true JPH0838509A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16021828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17690694A Pending JPH0838509A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 歯科用ハンドピース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0838509A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016142342A1 (fr) * | 2015-03-07 | 2016-09-15 | Bien-Air Holding Sa | Instrument dentaire et/ou chirurgical avec une cartouche et une cartouche correspondante |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP17690694A patent/JPH0838509A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016142342A1 (fr) * | 2015-03-07 | 2016-09-15 | Bien-Air Holding Sa | Instrument dentaire et/ou chirurgical avec une cartouche et une cartouche correspondante |
US10285779B2 (en) | 2015-03-07 | 2019-05-14 | Bien-Air Holding Sa | Dental and/or surgical instrument with a cartridge, and a corresponding cartridge |
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