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JPH08261505A - 空調システム - Google Patents

空調システム

Info

Publication number
JPH08261505A
JPH08261505A JP9162595A JP9162595A JPH08261505A JP H08261505 A JPH08261505 A JP H08261505A JP 9162595 A JP9162595 A JP 9162595A JP 9162595 A JP9162595 A JP 9162595A JP H08261505 A JPH08261505 A JP H08261505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
chair
chairs
room
conditioning system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9162595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Inaba
仁 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP9162595A priority Critical patent/JPH08261505A/ja
Publication of JPH08261505A publication Critical patent/JPH08261505A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 椅子が固定された遊技施設内に快適な環境を
実現する空調システムを提供する。 【構成】 複数の椅子21がポール24、基台部23を
介して床面22に立設された室内の空気調和を行うシス
テムにおいて、空調空気の吹き出し口が前記基台部23
に設けられ、椅子21の上方には空気の吸い込み口が設
けられている。椅子の周囲には、空調空気の上昇流が形
成され、椅子21に座った人が喫煙しても、そのタバコ
の煙は周囲に拡散しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ場などの遊技
施設に特に適した空調システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内環境の質、即ち「空気質」の
改善要求が強くなっている。特にタバコ煙に関しては非
常に敏感であり、現在ほとんどの施設内では禁煙になっ
ているのが実情である。しかしながら一方で、レジャー
施設、遊技施設、遊興施設の一部には、利用者の喫煙者
比率が高く禁煙措置がとれないため、空気質が極めて悪
くなっているのも事実である。またとりわけパチンコ店
では、最近若い女性客が増えており、この空気質の改善
には特に関心が深くなってきている。
【0003】従来この種のレジャー、遊興、娯楽施設な
どにおける空調システムは、特に専用に開発されたもの
ではなく、以下のような既存の一般的な空調システムを
そのまま適用した構成となっている。
【0004】まず図15に示したシステムは、天井吹き
出し・天井吸い込みタイプの空調システムであり、天井
面に吹き出し口101と吸い込み口102を複数設け、
室外に設置したパッケージ形空気調和機103からの空
調空気をダクトを介して前記吹き出し口101から室内
に供給し、また吸い込み口102から排気するように構
成されている。この場合、吹き出し口101と吸い込み
口102は、通常数十m2以上毎に設けられている。
【0005】また図16に示したシステムは、中小の室
内レジャー・遊興施設で等に多くみられるシステムであ
り、室内の壁の数カ所に床置きのパッケージ形空気調和
機111を設置し、天井付近に設けた吸い込み口112
によって室外に排気するように構成されている。この場
合、床置きのパッケージ形空気調和機111に代えて、
天吊り型のパッケージ形空気調和機を設置したり、また
壁の上方に排気用の有圧換気扇など設けた例も多い。な
おこのシステムにおいては、同図に示したように、天井
に設けた吹き出し口113を通じて、適宜外気を室内に
供給することが併用される場合もある。
【0006】そして図17に示したシステムは、最近一
部の施設で採用され始めた床吹き出し・天井吸い込みタ
イプの空調システムであり、空気調和機(例えばパッケ
ージ形空気調和機)121からの空調空気を床下に配設
したダクト122を通じて、床面に設けた吹き出し口1
23から室内に供給し、天井面に設けた吸い込み口12
4から排気するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記した
従前の空調システムをそのままパチンコ店などの遊技施
設に適用すると次のような問題がある
【0008】まず図15のタイプの空調システムでは、
汚染空気と空調空気(清浄空気)の混合により、室内の
汚染濃度は少し低減されるが、空調空気の吹き出し口1
01と、排気口となる吸い込み口102の設置間隔が長
く、しかも両者とも天井面に設けられているため、室内
で発生したタバコの煙、臭いなどの不快物質の拡散を効
果的に防止できない。従って、隣に喫煙者がいると、そ
のタバコの煙が周囲に拡散して漂ってしまい、非喫煙者
のみならず、喫煙者にとっても不快である。
【0009】また図16のタイプの空調システムでは、
パッケージ形空気調和機111に近い領域では、清浄雰
囲気となっているが、離れた場所では前記不快物質によ
る汚染度合いが高く、また隣席からのタバコの煙の問題
が依然として残っている。
【0010】この点、図17に示した空調システムは、
床面から天井面への一方向流に近い気流になるために、
前記図15、図16のタイプよりも空気質の改善では有
効である。しかしながら、吹き出し口123の設置間隔
が長いままでは、隣席からのタバコの煙の問題を有効に
解決できない。またこの図17のタイプでは単に床面に
直接吹き出し口123を設けているため、土足での人の
出入りが激しいパチンコ店などの遊技施設では、その損
傷や汚染が甚だしく、すぐにその機能が低下してしま
う。またメンテナンスの面でも好ましくない。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、隣席からのタバコの煙の拡散を最小限に抑えるこ
とが可能で、また室内の不快物質を効率よく排気でき、
しかもメンテナンスの点を従来より改善した空調システ
ムを提供して、前記した問題の解決を図ることをその目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】発明者はパチンコ店など
の遊技施設の椅子が支持部材によって床面に固定されて
いる点や、パチンコ店などの遊技施設におけるパチンコ
台などの遊技機械が、椅子と一対一の関係を有して対向
している点などに着目した。そして請求項1によれば、
複数の椅子が支持部材を介して床面に立設された室内の
空気調和を行うシステムであって、空調空気の吹き出し
口が前記支持部材に設けられ、前記室内における椅子の
上方には空気の吸い込み口が設けられたことを特徴とす
る、空調システムが提供される。
【0013】また請求項2によれば、複数の椅子が支持
部材を介して床面に立設された室内の空気調和を行うシ
ステムであって、空調空気の吹き出し口が椅子の下方で
かつ前記支持部材の基部周辺に設けられ、前記室内にお
ける椅子の上方には空気の吸い込み口が設けられたこと
を特徴とする、空調システムが提供される。
【0014】また請求項3によれば、複数の椅子が支持
部材を介して室内の床面に立設され、これら椅子に腰掛
けた人が各椅子の前に夫々設置されている遊技機械を操
作する如く構成された遊技施設の空気調和を行うシステ
ムであって、空調空気の吹き出し口が前記遊技機械の下
部に設けられ、前記室内における椅子の上方には空気の
吸い込み口が設けられたことを特徴とする、空調システ
ムが提供される。
【0015】
【作用】請求項1の場合、椅子を支持している支持柱
(ポール)や、この支持柱の基部に位置して床面と直接
固定される略円板状の支持台などの支持部材は、椅子の
座席部分の下方に位置している。従って人が直接踏んだ
り、物が置かれたり、ぶつかったりすることは殆どな
い。従って、損傷や汚染が殆ど無い。また請求項2の場
合も、椅子の下方でかつ支持部材の基部周辺に設けられ
ているから、やはり踏まれたりすることはない。
【0016】そしてそのような椅子の支持部材に吹き出
し口が設けられる一方、椅子の上方、例えば天井部分に
空気の吸い込み口が設けられているので、各椅子ごとに
空調空気の上昇流が形成される。従って、タバコの煙は
周囲に拡散することなく、その発生源から上方へ搬送さ
れる。
【0017】請求項3の場合、パチンコ台などの遊技機
械の下部空間を有効に利用して吹き出し口を設けること
ができる。そしてその前の椅子の上方に空気の吸い込み
口が設けられているから、吹き出し口→椅子の下→椅子
の上方という空調空気の流れが各遊技機械ごとに形成さ
れる。従って、タバコの煙はその発生源から上方に搬送
され、周囲に拡散することは抑えられる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
れば、図1は第1実施例にかかる空調システムの概略を
示しており、空調対象はパチンコ店のパチンコ台が設置
されている室Rであり、空調空気は、室R外に設置され
ているパッケージ形の空気調和機1によって供給され
る。この空気調和機1は、外気(OA)と室Rからの還
気(RA)を導入して、適宜加熱又は冷却、さらには加
湿や清浄化して空調空気を供給する構成を有している。
【0019】前記空気調和機1から供給される空調空気
は、室Rの床下に埋め込まれたメインダクト2、及びこ
のメインダクト2から分岐された枝ダクト3、4、5、
6、7、8を通じて、室Rの床下まで供給されている。
一方室R内のパチンコ台Pは、通称「島」と呼ばれる列
9、10、11、12ごとに配列されており、各列の前
面、後面には、個々のパチンコ台Pに対向して所定数の
椅子21が夫々床面上に配列されている。前記枝ダクト
3、4、5、6、7、8は、これら椅子21の列に対応
して床下に施工されている。
【0020】前記各椅子21は、図2に示したように、
床面22に固着された基台部23と、この基台部23に
固定されたポール(支持柱)24によって支持され、床
面22上に立設されている。この基台部23は、中央が
上に凸に湾曲した形状を有しており、その上面には、吹
き出し口となる多数の吐出口が形成されている。そして
例えば列10のエリアについて説明すると、図2に示し
たように、列10を挟んだ各椅子21群の床下に施工さ
れているダクト4、5と各椅子21の各基台部23との
間には、小ダクト4a、5aが各々接続されている。従
って、各枝ダクト4、5内に供給された空調空気は、こ
れら小ダクト4a、5aを通じて、各椅子21の基台部
23へ送られ、この基台部23の吐出口から椅子21の
座部21a周囲へ向けて吐出される。
【0021】他の列9、11、12の前面や後面に配さ
れている椅子21の各基台部23にも、これと同様に、
各枝ダクト3、6、7、8からの空調空気が送られて、
基台部23の吐出口から椅子21の座部21a周囲へ向
けて吐出されるように構成されている。
【0022】一方、前記室Rの天井部には、空気の吸い
込み口31、32、33がパチンコ台の列9、10の
間、列10、11の間、列11、12の間の上方に設け
られている。なお図示の都合上、各列間の上方には、各
々1つの吸い込み口しか描図されていないが、実際は所
定の間隔の下で、各列間の上方に複数の吸い込み口が取
り付けられている。この場合、各椅子21の真上に配置
してもよい。さらに吸い込み口の数に関しては、もちろ
ん椅子21の数に対応して同数設けてもよいが、椅子の
数よりも減らして適当な間隔の下で設けてもよい。
【0023】前記各吸い込み口31、32、33から吸
い込まれた室Rの空気は、枝ダクト34、35、36及
びメインダクト37によって集められ、ファン41によ
って風量調整ダンパ42を介して室外へと排気される。
また本実施例では、その一部が還気(RA)として空気
調和機1へと回収され、導入外気(OA)と混合させて
再び給気として室R内に供給するように構成されてい
る。この還気(RA)を空気調和機1へと回収する際に
は、風量調整ダンパ43を経て、不快物質除去装置44
を介して空気調和機1へと取り入られるように構成され
ている。これによって、還気中の不快物質は、導入外気
との混合前に清浄化される。もちろん混合した後、メイ
ンダクト2に供給する前の段階にこの不快物質除去装置
を設置してもよい。
【0024】前記不快物質除去装置44の例としては、
クリーンルーム等で使用されている高性能フィルタが挙
げられ、その能力は、例えば0.5μm以上の粒子を9
5%以上除去できるものであれば、一般の塵埃除去用フ
ィルタでは除去できないタバコの煙の微粒子を、十分に
除去できる。また例えばアンモニア臭なども不快物質の
代表的なものであるが、一般空調で使用されている塵埃
除去用のフィルタではこれを効果的に除去できない。従
って、活性炭や酸性物質を添着した素材、イオン交換機
能を有した素材等で構成されたフィルタを前記不快物質
除去装置44に使用すれば、そのようなアンモニア臭な
どのガス状物質も効果的に除去できる。もちろんタバコ
の煙の微粒子及びアンモニア臭などを両方とも除去でき
るように、前記不快物質除去装置44を構成してもよ
く、また不快物質がアルカリ性である場合には、適宜こ
れを中和する酸性物質を添着した素材で構成したフィル
タを用いてもよい。
【0025】第1実施例にかかる空調システムは、以上
の構成を有しており、空気調和機1からの空調空気は、
メインダクト2から枝ダクト3、4、5、6、7、8へ
と供給されると、各椅子21の基台部23から椅子21
の座部21aの周囲に向けて、該空調空気が吐出され
る。また天井部の吸い込み口31、32、33からは、
ファン41の作動によって、室R内の空気が吸い込まれ
る。従って各椅子21の周囲には、図1に示したよう
に、空調空気の上昇流が形成され、図3に示したよう
に、椅子21に座っている人のタバコの煙は、周囲に拡
散することが抑えられ、天井部の吸い込み口へと搬送さ
れていく。従って、椅子21に座って腰掛けている人が
タバコを吸っても、その煙が周囲に拡散することが防止
される。また空調空気を吹き出している基台部23は、
椅子21の下方に位置しており、いわば椅子の陰になっ
ているので、踏まれたり、物がぶつかったりすることは
なく、既述した従来の単なる床面吹出しタイプのものよ
りも、傷みや汚れは大幅に低減している。
【0026】また本実施例では、排気の一部を不快物質
除去装置44を介して還気(RA)として回収し、これ
を給気の一部として利用しているから、その分空気調和
機1で熱処理の必要な外気(OA)の取り入れ量を減ら
すことができ、ランニングコストの低減が図られてい
る。
【0027】なお前記実施例では、各椅子21の列ごと
に、床下に枝ダクト3、4、5、6、7、8を施工して
いたが、これに代えて、図4に示したように、パチンコ
台の列9、10の間、列10、11の間、列11、12
の間の床下に枝ダクト45、46、47を施工し、パチ
ンコ台の列9、10の間、列10、11の間、列11、
12の間に位置する椅子21は、1つの枝ダクトを共用
するように構成してもよい。例えば図5に示したよう
に、列10、11の間に位置する各椅子21の各基台部
23には、枝ダクト46から夫々小ダクト46a、46
bを介して給気されるように構成してもよい。そうする
ことにより、床下に施工する枝ダクトの数を低減するこ
とができ、施工コストの低廉化が図れる。
【0028】また前記第1実施例においては、床面22
に固着された椅子21の基台部23に吐出口を設けた構
成であったが、これに代えて、図6の第2実施例に示し
たように、椅子51の基台部52に固定されたポール
(支持柱)53の一部を中空構造とすると共に、このポ
ール53の外周に、吹き出し口を構成する多数の吐出口
を形成してもよい。
【0029】これを例えば列10のエリアについて説明
すると、図7に示したように、列10を挟んだ各椅子5
1群の床下に施工されているダクト4、5と各椅子51
の各基台部52の内部との間に、小ダクト4a、5aを
各々接続し、さらに基台部52の内部と前記ポール53
の中空部とを接続させる。このように構成することによ
り、各枝ダクト4、5内に供給された空調空気は、これ
ら小ダクト4a、5aを通じて、各椅子51の基台部5
2からポール53の中空部内へと送られ、ポール53の
吐出口から椅子51の座部51aの周囲へ向けて吐出さ
れるのである。このような機能に鑑みれば、ポール53
外周に形成する吐出口は、斜め上方に向けて形成するこ
とが好ましい。
【0030】そして前記したように、ポール53の外周
から、空調空気を吹き出すようにしても、前記第1実施
例と同様、図6に示したように、各椅子51の周囲に空
調空気の上昇流が形成され、図8に示したように、椅子
51に座っている人のタバコの煙が周囲に拡散すること
が抑えられる。またこの場合、吹き出し口はポール53
の外周に形成されているから、人に踏まれたりすること
は全く無く、前記した第1実施例よりも、さらに傷み、
汚れを受けることが格段に少なくなっている。
【0031】また前記第2実施例では、各椅子51の列
ごとに、床下に枝ダクト3、4、5、6、7、8を施工
していたが、この場合も図9、図10に示したように、
パチンコ台の列9、10の間、列10、11の間、列1
1、12の間の床下に、共用の枝ダクト45、46、4
7を施工し、パチンコ台の列9、10の間、列10、1
1の間、列11、12の間に位置する椅子21は、1つ
の枝ダクトを共用するように構成してもよい。それによ
って、床下に施工する枝ダクトの数を低減して施工コス
トの低廉化が実現できる。
【0032】次に第3実施例について説明すると、図1
1は第3実施例にかかる空調システムの概略を示してお
り、空調対象はパチンコ店のパチンコ台が設置されてい
る室Rであり、空調空気は、室R外に設置されている空
気調和機61によって供給される。この空気調和機61
は、屋外に室外ユニット62を有するタイプである。そ
してこの空気調和機61は、外気(OA)と室Rからの
還気(RA)を導入して、適宜加熱又は冷却、さらには
加湿や清浄化して空調空気を供給する構成を有してい
る。
【0033】前記空気調和機61から供給される空調空
気は、室Rの床下に施工されたメインダクト63、及び
このメインダクト63から分岐された枝ダクト64、6
5、66、67を通じて、室Rの床下まで供給される
が、第3実施例においては、複数のパチンコ台Pが配列
されてなる列70、71、72、73の真下の床下にこ
れら枝ダクト64、65、66、67が配置されてい
る。そして各列70、71、72、73における各パチ
ンコ台Pの下部に吹き出し口74が形成されている。
【0034】本実施例における吹き出し口74は、隣接
する2台のパチンコ台Pにまたがった大きさを有し、例
えば図12に示したように、パチンコ台P1、P2にまた
がって1つの吹き出し口74が水平に形成され、パチン
コ台P3、P4にまたがって他の吹き出し口74が水平に
形成されている。
【0035】そして室Rの壁ぎわのパチンコ台の列7
0、73に関しては、これら各吹き出し口74が対応す
る床下の枝ダクト64、67から小ダクト64a、67
aがパチンコ台Pごとにその下部に施工され、これら各
小ダクト64a、67aが夫々吹き出し口74に通じて
いる。また室Rの中央部のパチンコ台の列71、72に
ついても、対応する床下の枝ダクト65、66から各々
小ダクト65a、66aがパチンコ台Pごとにその下部
に施工され、パチンコ台Pの各吹き出し口74に通じて
いるが、列71、72は、その前面及び後面にパチンコ
台Pが背中合わせに配列されているので、各小ダクト6
5a、66aもパチンコ台Pの下部で両側に分岐され、
前面側、及び後面側のパチンコ台Pの各吹き出し口74
に通じている。
【0036】なお前記各吹き出し口74は、各小ダクト
64a、65a、66a、67aからの空調空気が、後
述の椅子75の座部75a周囲に向けてより効率よく吹
き出されるように、斜め上方向に形成されている。また
この室Rにおいても、各パチンコ台Pの前に椅子75が
ポール76によって、夫々床面77上に固定されてい
る。
【0037】前記室Rの天井部には、空気の吸い込み口
81、82、83がパチンコ台の列70、71の間、列
71、72の間、列72、73の間の上方に各々所定の
間隔の下で複数設けられている。この場合も各椅子75
の設置間隔に対応して真上に配置してもよく、椅子の数
よりも減らして適当な間隔の下で設けてもよい。
【0038】前記各吸い込み口81、82、83から吸
い込まれた室Rの空気は、枝ダクト84、85、86及
びメインダクト87を通して、ファン88によって風量
調整ダンパ89を介して室外へと排気される。また本実
施例でも、その一部が還気(RA)として風量調整ダン
パ90を経て空気調和機61へと回収され、導入外気
(OA)と混合させて再び給気として室R内に供給する
ように構成されている。さらにこの第3実施例では、空
気調和機61の給気側に香り発生器91が設けられてお
り、より快適な室内環境が実現できるように構成されて
いる。
【0039】第3実施例は、以上のように構成されてお
り、空気調和機61からの空調空気は、メインダクト6
3、並びに各枝ダクト64、65、66、67を通じて
各列70、71、72、73のパチンコ台Pの下部に供
給され、パチンコ台P下部の各吹き出し口74から椅子
75の座部75aに向けて吹き出される。そして天井部
の吸い込み口81、82、83からは、ファン88の作
動によって、室R内の空気が吸い込まれているから、各
椅子75の周囲には、空調空気の上昇流が形成され、椅
子75に座っている人のタバコの煙は、周囲に拡散する
ことが抑えられる。
【0040】なおパチンコ台の幅、大きさ、その配列間
隔等、さらには列70と列71の間の間隔等は、全国の
パチンコ店でほぼ共通しており、図11、図12中の各
ピッチL、M、Nはほぼ同一である。従って、施工の標
準化が図れ、施工コストを低廉なものとすることができ
る。
【0041】なお前記第3実施例では、枝ダクト64、
65、66、67を床下に施工してあったが、これに代
えて図13、14に示したように、各枝ダクト92、9
3、94、95を直接各列70、71、72、73のパ
チンコ台Pの内部下方に施工し、吹き出し口96と直接
接続するようにしてもよい。そうすることにより、床下
に施工するダクトの数を減らして施工コストをより低廉
なものとする事が可能である。また吹き出し口96自体
も、図14に示したように、各パチンコ台P1、P2、P
3、P4、P5ごとに設けてもよい。
【0042】以上各実施例でも説明したように、本発明
によれば、隣席に喫煙する者がいても、そのタバコの煙
は周囲に拡散せず、また各椅子の下方から上方には空調
空気の上昇流が形成されているので、常に各人が快適な
環境が享受できる。しかも特に冬期においては、温風を
吹き出させることにより、足元が暖められるので、温度
環境も好適なものとなっている。
【0043】前記各実施例は、いずれもパチンコ店に適
用した空調システムであったが、本発明はこれに限ら
ず、椅子が固定された各種の施設、例えば他の遊興施
設、喫茶店、飲食店、工場においても適用可能であり、
タバコの煙や臭い、オイルミスト、塵埃等の不快物質の
周囲への拡散を防止して、快適な環境を実現することが
可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1、2、3の空調システムによれ
ば、各椅子の下方から上方へと空調空気の上昇流を形成
することができるので、椅子に座っている人のタバコの
煙が周囲に拡散することはなく、タバコの煙をはじめと
する各種不快物質を効率よく排気できる。従って、各椅
子に座っている者の環境を大きく改善してこれを維持す
ることが可能である。しかも吹き出し口の部分の、損
傷、汚染は殆ど無い。さらに座席に座っている者の下方
から空調空気が吹き出されるので、温熱環境も快適であ
る。また特に請求項3の空調システムによれば、遊技機
械の下部空間を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる空調システムの概
略を示す説明図である。
【図2】図1の空調システムにおける椅子の側面説明図
である。
【図3】図1の空調システムの椅子の背面側の説明図で
ある。
【図4】枝ダクトを共有した実施例の説明図である。
【図5】枝ダクトを共有した実施例の側面の説明図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例にかかる空調システムの概
略を示す説明図である。
【図7】図6の空調システムにおける椅子の側面説明図
である。
【図8】図6の空調システムの椅子の背面側の説明図で
ある。
【図9】枝ダクトを共有した他の実施例の説明図であ
る。
【図10】枝ダクトを共有した他の実施例の側面の説明
図である。
【図11】本発明の第3実施例にかかる空調システムの
概略を示す説明図である。
【図12】図11の空調システムのパチンコ台正面側の
説明図である。
【図13】枝ダクトをパチンコ台の下部に施工した実施
例の概略を示す説明図である。
【図14】図13の空調システムのパチンコ台正面側の
説明図である。
【図15】従来の天井吹き出し・天井吸い込みタイプの
空調システムの説明図である。
【図16】従来の床置きのパッケージ形空気調和機を利
用した空調システムの説明図である。
【図17】従来の床吹き出し・天井吸い込みタイプの空
調システムの説明図である。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 メインダクト 3、4、5、6、7、8 枝ダクト 21 椅子 22 床面 23 基台部 24 ポール 31、32、33 吸い込み口 P パチンコ台 R 室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の椅子が支持部材を介して床面に立
    設された室内の空気調和を行うシステムであって、空調
    空気の吹き出し口が前記支持部材に設けられ、前記室内
    における椅子の上方には空気の吸い込み口が設けられた
    ことを特徴とする、空調システム。
  2. 【請求項2】 複数の椅子が支持部材を介して床面に立
    設された室内の空気調和を行うシステムであって、空調
    空気の吹き出し口が椅子の下方でかつ前記支持部材の基
    部周辺に設けられ、前記室内における椅子の上方には空
    気の吸い込み口が設けられたことを特徴とする、空調シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 複数の椅子が支持部材を介して室内の床
    面に立設され、これら椅子に腰掛けた人が各椅子の前に
    夫々設置されている遊技機械を操作する如く構成された
    遊技施設の空気調和を行うシステムであって、空調空気
    の吹き出し口が前記遊技機械の下部に設けられ、前記室
    内における椅子の上方には空気の吸い込み口が設けられ
    たことを特徴とする、空調システム。
JP9162595A 1995-03-24 1995-03-24 空調システム Pending JPH08261505A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102006913A (zh) * 2008-04-16 2011-04-06 新菱冷热工业株式会社 游艺场所用污染空气净化系统

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