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JPH0774082A - 露光装置及びそれを用いた半導体チップの製造方法 - Google Patents

露光装置及びそれを用いた半導体チップの製造方法

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Publication number
JPH0774082A
JPH0774082A JP5238720A JP23872093A JPH0774082A JP H0774082 A JPH0774082 A JP H0774082A JP 5238720 A JP5238720 A JP 5238720A JP 23872093 A JP23872093 A JP 23872093A JP H0774082 A JPH0774082 A JP H0774082A
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JP
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JP5238720A
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Hirohiko Shinonaga
浩彦 篠永
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レチクル面上のパターンをウエハ面上に投影
レンズで投影露光する際、露光光と異なった波長の光を
用いてレチクルとウエハとの位置合わせを行った露光装
置及びそれを用いた半導体チップの製造方法を得るこ
と。 【構成】 露光光で第1物体のパターンを第2物体上に
投影する投影レンズ系と、該露光光とは波長が異なる検
出光で第2物体を照明し、該第2物体上のマークをCC
Dカメラの撮像手段面上に結像させ、該撮像手段の1画
素に相当する範囲内の複数の異なる位置で該マークの位
置情報を検出し、該マークの位置情報の検出結果に基づ
いて該第1物体と第2物体との相対的位置合わせを行う
検出手段とを有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は露光装置及びそれを用い
た半導体チップの製造方法に関し、特にレチクル(マス
ク)面上に形成されているIC,LSI等の微細な電子
回路パターンを投影レンズ系(投影光学系)によりウエ
ハ面上に投影し露光すると共に、この露光の為の光とは
波長が異なる光でウエハ面上のアライメントマークの状
態をCCDカメラで観察する機能を有する露光装置及び
それを用いた半導体チップの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造用の微少投影型の露光装置で
は、第1物体としてのレチクルの回路パターンを投影レ
ンズ系により第2物体としてのウエハ上に投影し露光す
るが、この投影露光に先立って観察装置(検出手段)を
用いてウエハ面を観察することによりウエハ上のアライ
メントマーク(AAマーク)を検出し、この検出結果に
基づいてレチクルとウエハとの位置整合、所謂アライメ
ントを行っている。
【0003】このときのアライメント精度は観察装置の
光学性能に大きく依存している。この為、観察装置の性
能は露光装置において重要な要素となっている。
【0004】従来より、露光装置においてウエハ面に形
成したアライメントマーク(AAマーク)を観察顕微鏡
系によって観察し、CCDカメラの撮像手段面上に投影
された画像信号を用いてアライメントマークの位置を検
出し、ウエハの位置情報を得ることがよく行われてい
る。
【0005】特に近年、主に次の2つの理由から非露光
光で比較的波長幅の広い光が観察用照明光として用いら
れるようになってきた。
【0006】第1の理由は、ウエハ面に形成したアライ
メントマークを観察する際、多くの場合、ウエハ面上に
は電子回路パターンを転写される感光材(レジスト)が
塗布されている。レジストは通常、露光波長で吸収が多
いため、露光波長ではウエハ上のアライメントマークを
レジスト膜を通して検出することが困難になってきた
り、更に露光光でアライメントマークを観察しようとす
ると、露光光によりレジストが感光してアライメントマ
ークの検出が不安定になったり、検出できなくなったり
するという問題点があり、非露光光による検出方式が望
まれている。
【0007】第2の理由は、非露光光の観察用の照明光
として、例えばハロゲンランプによる比較的波長幅の広
い光を用いると、He−Neレーザーのような単色光源
を用いてウエハ上のAAマークを観察したときに発生し
がちなレジスト膜や半導体プロセスに用いる種々の機能
膜の膜厚ムラによる干渉縞を低減することができ、より
良好なアライメントが行えるというものである。
【0008】このような理由からアライメントマークの
観察顕微鏡系としては非露光光で比較的波長幅の広い観
察用照明光により良好なアライメントマークの検出が行
えるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】最近の半導体製造用の
露光装置では、ウエハ面上のアライメントマークをCC
Dカメラの撮像手段面上に形成し、該撮像手段で得られ
るAAマークの位置情報を求めてウエハの位置を検出す
る方法が行われている。
【0010】ところが、このようにCCDカメラによる
検出信号を用いてアライメントマークの位置を検出する
と、CCDカメラの画素の影響により計測誤差(以下、
「計測リニアリティ誤差」という。)が発生し、アライ
メント精度を劣化させる場合がある。
【0011】図2は計測リニアリティ誤差の発生を示す
説明図である。同図はウエハ面に形成したアライメント
マークをステージにより移動させたときのステージの位
置と、CCDカメラで撮像して光電変換した検出信号を
用いてアライメントマークの位置を検出した計測値の関
係を示している。このようにCCDカメラの画素に対応
した周期を持つ正弦波状カーブの誤差を持っている。
【0012】又、計測誤差の最大値は観察顕微鏡系によ
って投影されたアライメントマーク像の像質によって異
なるが、CCDカメラの画素の1/2に相当する量に及
ぶことがあり、計測精度を劣化させる大きな原因となる
場合があった。
【0013】本発明は露光光と波長が異なる検出光(ア
ライメント光)を用いて、ウエハ面上のアライメントマ
ーク(以下、単に「マーク」ともいう。)をCCDカメ
ラの撮像面上に形成し、該マークの検出を行う場合にマ
ーク像の位置情報を高精度に検出することが可能な、改
良されたマーク検出機能を有する露光装置及びそれを用
いた半導体チップの製造方法の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はCCDカメラの
撮像手段(以下、単に「CCDカメラ」ともいう。)の
画素の影響により計測誤差が発生しアライメント精度を
劣化させるという課題を解決するために、ウエハ上のア
ライメントマークを観察する観察顕微鏡系によって投影
された画像をCCDカメラで撮像して光電変換し、この
検出信号を用いてアライメントマークの位置を検出する
際、CCDカメラの1画素に相当する範囲内の複数の異
なる位置で検出した複数の位置情報に基づいてアライメ
ントマークの位置を決定するようにしている。
【0015】例えば、CCDカメラの画素の略1/2相
当量異なる位置で検出した2つの位置情報に基づいてア
ライメントマークの位置を決定するようにして、これに
よりCCDカメラの画素の影響による計測誤差の影響を
軽減し、アライメント精度を向上させている。
【0016】次に、具体的に本発明の露光装置及びそれ
を用いた半導体チップの製造方法について説明する。
【0017】まず本発明の露光装置は、 (1−1)露光光で第1物体のパターンを第2物体上に
投影する投影レンズ系と、該露光光とは波長が異なる検
出光で第2物体を照明し、該第2物体上のマークをCC
Dカメラの撮像手段面上に結像させ、該撮像手段の1画
素に相当する範囲内の複数の異なる位置で該マークの位
置情報を検出し、該マークの位置情報の検出結果に基づ
いて該第1物体と第2物体との相対的位置合わせを行う
検出手段とを有していることを特徴としている。
【0018】(1−2)露光光で第1物体のパターンを
第2物体上に投影する投影レンズ系と、該露光光とは波
長が異なる検出光で第2物体を照明し、該第2物体上の
マークをCCDカメラの撮像手段面上に結像させ、該撮
像手段の画素の略1/2相当量の異なる位置で該マーク
の位置情報を検出し、該マークの位置情報の検出結果に
基づいて該第1物体と第2物体との相対的位置合わせを
行う検出手段とを有していることを特徴としている。
【0019】(1−3)露光光で第1物体のパターンを
第2物体上に投影する投影レンズ系と、該露光光とは波
長が異なる検出光で第2物体を照明し、該第2物体上の
マークをCCDカメラの撮像手段面上に結像させる際、
光路中に設けた可動の光学部材を微小変位させて該撮像
手段面上の複数の位置に結像させ、該複数の位置での該
マークの位置情報の検出結果に基づいて該第1物体と第
2物体との相対的位置合わせを行う検出手段とを有して
いることを特徴としている。
【0020】特に、前記光学部材を光軸に対して傾動可
能な平行平面板より構成したことや、前記光学部材を光
軸に対して回動可能な楔部材より構成したこと等を特徴
としている。
【0021】(1−4)露光光で第1物体のパターンを
第2物体上に投影する投影レンズ系と、該露光光とは波
長が異なる検出光で第2物体を照明し、該第2物体上の
マークをCCDカメラの撮像手段面上に結像させる際、
該撮像手段面を光軸と直交する平面内で微小変位させ
て、該撮像手段面上の複数の位置に結像させ、該複数の
位置での該マークの位置情報の検出結果に基づいて該第
1物体と第2物体との相対的位置合わせを行う検出手段
とを有していることを特徴としている。
【0022】特に、前記撮像手段面上の複数の位置は該
撮像手段の画素の略1/2相当量、異なる2つの位置で
あることを特徴としている。
【0023】又、本発明の半導体チップの製造方法とし
ては、 (2−1)ウエハを感光させない検出光を用い該ウエハ
上の位置合わせ用のマークを検出手段で検出し、該検出
に基づき得られるマーク像の位置情報により該ウエハの
位置合わせを行ない、該ウエハを感光させる露光光でマ
スクの回路パターンを照明することにより投影レンズ系
を介して該回路パターンの像を該ウエハ上に投影して転
写し半導体チップを製造する際、該検出手段は該ウエハ
面上のマークをCCDカメラの撮像手段面上に結像さ
せ、該撮像手段の1画素に相当する範囲内の複数の異な
る位置で該マークの位置情報を検出し、該マークの位置
情報の検出結果に基づいて該マスクとウエハとの相対的
位置合わせを行っていることを特徴としている。
【0024】(2−2)ウエハを感光させない検出光を
用い該ウエハ上の位置合わせ用のマークを検出手段で検
出し、該検出に基づき得られるマーク像の位置情報によ
り該ウエハの位置合わせを行ない、該ウエハを感光させ
る露光光でマスクの回路パターンを照明することにより
投影レンズ系を介して該回路パターンの像を該ウエハ上
に投影して転写し半導体チップを製造する際、該検出手
段は該ウエハ面上のマークをCCDカメラの撮像手段面
上に結像させ、該撮像手段の画素の略1/2相当量の異
なる位置で該マークの位置情報を検出し、該マークの位
置情報の検出結果に基づいて該マスクとウエハとの相対
的位置合わせを行っていることを特徴としている。
【0025】(2−3)ウエハを感光させない検出光を
用い該ウエハ上の位置合わせ用のマークを検出手段で検
出し、該検出に基づき得られるマーク像の位置情報によ
り該ウエハの位置合わせを行ない、該ウエハを感光させ
る露光光でマスクの回路パターンを照明することにより
投影レンズ系を介して該回路パターンの像を該ウエハ上
に投影して転写し半導体チップを製造する際、該検出手
段は該ウエハ上のマークを光路中に設けた可動の光学部
材を微小変位させて、CCDカメラの撮像手段面上の複
数の位置に結像させ、該複数の位置での該マークの位置
情報の検出結果に基づいて該マスクとウエハとの相対的
位置合わせを行っていることを特徴としている。
【0026】特に、前記撮像手段面上の複数の位置は該
撮像手段の画素の略1/2相当量の異なる位置であるこ
とを特徴としている。
【0027】(2−4)ウエハを感光させない検出光を
用い該ウエハ上の位置合わせ用のマークを検出手段で検
出し、該検出に基づき得られるマーク像の位置情報によ
り該ウエハの位置合わせを行ない、該ウエハを感光させ
る露光光でマスクの回路パターンを照明することにより
投影レンズ系を介して該回路パターンの像を該ウエハ上
に投影して転写し半導体チップを製造する際、該検出手
段は該ウエハ面上のマークを光軸と直交する面内で変位
可能な撮像手段面上の複数の位置に形成し、該マークの
位置情報の検出結果に基づいて該マスクとウエハとの相
対的位置合わせを行っていることを特徴としている。
【0028】
【実施例】図1は本発明を半導体素子製造用の露光装置
に適用したときの実施例1の光学系の要部概略図であ
る。
【0029】同図において8は第1物体としてのレチク
ル(マスクともいう。)でレチクルステージ10に載置
されている。3は第2物体としてのウエハであり、その
面上にはアライメント用のマーク(AAマーク又はマー
クともいう。)4が設けられている。5は投影光学系で
投影レンズ系よりなり、レチクル(マスク)8面上の回
路パターン等をウエハ3面上に投影している。投影レン
ズ系5はレチクル8側とウエハ3側で共にテレセントリ
ック系となっている。
【0030】9は照明系であり、露光光でレチクル8を
照明している。2はθ,Zステージでウエハ3を載置し
ており、ウエハ3のθ回転及びフォーカス調整、即ちZ
方向の調整を行っている。θ,Zステージ2はステップ
動作を高精度に行う為のXYステージ1上に載置されて
いる。XYステージ1にはステージ位置計測の基準とな
る光学スクウェアー(バーミラー)6が置かれており、
この光学スクウェアー6をレーザー干渉計7でモニター
している。
【0031】本実施例におけるレチクル8とウエハ3と
の位置合わせ(アライメント)は予め位置関係が求めら
れている後述する基準マーク17に対して各々位置合わ
せを行うことにより間接的に行なっている。又は実際レ
ジスト像パターン等をアライメントを行なって露光を行
ない、その誤差(オフセット)を測定し、それ以後のそ
の値を考慮してオフセット処理している。
【0032】次にウエハ3面のマーク4の位置検出を行
なう検出手段101の各要素について説明する。
【0033】11は観察顕微鏡であり、非露光光でウエ
ハ3面上のAAマーク4を観察している。本実施例で
は、投影レンズ5を介さないでアライメントを行うオフ
アクシス方式を用いている。
【0034】14はAAマーク4の検出用の光源で、露
光光の波長とは異なる波長の光束(非露光光)を発する
ハロゲンランプから成っている。15はレンズであり、
光源14からの光束(検出光)を集光して照明用のビー
ムスプリッター16に入射させている。12は対物レン
ズである。
【0035】ビームスプリッター16で反射したレンズ
15からの検出光はミラーM1 で反射させ、対物レンズ
12を介してウエハ3面上のAAマーク4に導光して照
明している。
【0036】19は基準マーク17の照明用の光源でL
ED等から成っている。18はレンズである。光源19
からの光束はレンズ18で集光し、基準マーク17に導
光し、照明している。20は基準マーク用のビームスプ
リッターであり、基準マーク17からの光束を反射させ
てミラーM2 を介してエレクターレンズ21に入射して
いる。エレクターレンズ21は基準マーク17及びウエ
ハ3面上のAAマーク4を各々CCDカメラ13の撮像
手段面(以下「CCDカメラ」ともいう。)に結像して
いる。本実施例における検出手段101は以上の各要素
を有している。
【0037】本実施例において光源14から出射した非
露光光(検出光)は順にレンズ15、ビームスプリッタ
ー16、ミラーM1 、対物レンズ12を経て、ウエハ3
上のAAマーク4を照明する。ウエハ3上のAAマーク
4の観察像情報は、順に対物レンズ12、ミラーM1
ビームスプリッター16、ビームスプリッター20、ミ
ラーM2 、エレクターレンズ21を経てCCDカメラ1
3上に結像する。
【0038】このとき本実施例においては、CCDカメ
ラ13の撮像手段の画素(以下「CCDカメラの画素」
という。)の1/2相当量のステージが異なる2つの位
置でCCDカメラ13からの検出信号に基づいた位置情
報をそれぞれ検出している。そして検出した2つのマー
クの位置情報に基づいてアライメントマーク4の位置を
決定することで、CCDカメラ13の画素の影響による
計測誤差を減少させている。
【0039】図2,図3は、この時のCCDカメラ13
の画素の影響による計測誤差を減少させることができる
ことを示す説明図である。
【0040】図2はCCDカメラ13の画素の影響で計
測リニアリティ誤差が発生している様子を示している。
図2において、横軸はステージの位置の計測値、縦軸は
計測リニアリティ誤差を示している。
【0041】CCDカメラの画素の1/2に相当するス
テージ移動量をΔSとしたとき、ステージの位置がS0
なる位置にあるときの計測リニアリティ誤差をΔC1
ステージの位置がS0 +ΔSなる位置にあるときの計測
リニアリティ誤差をΔC2 とすると、CCDカメラの画
素の1/2相当量の異なる位置の計測値が符合が異なり
絶対値が同じになっていることがわかる。
【0042】一方、ステージの位置S0 ,S0 +ΔSに
対応し、計測リニアリティ誤差を含んだCCDカメラの
検出信号に基づく計測値をC1 ,C2 とすると、 C1 =S0 +ΔC12 =S0 +ΔS+ΔC2 で表わすことができる。
【0043】ステージの位置がS0 にあるとき、CCD
カメラの検出信号に基づく位置情報C0 をC1 ,C2
用いて次の式 C0 =(C1 +C2 )/2−ΔS で求めると計測リニアリティ誤差をキャンセルさせるこ
とができる。
【0044】図3はCCDカメラの画素の1/2に相当
する量だけステージを移動させたときにCCDカメラ1
3上に投影されたAAマーク4の投影像がCCDカメラ
13の画素の1/2移動した様子を示したものである。
【0045】一方、基準マーク17は基準マーク照明用
のLEDより成る光源19から出射した光をレンズ18
により集光して照明され、ビームスプリッター20、ミ
ラーM2 を介しエレクターレンズ21を経てCCDカメ
ラ13上に結像する。
【0046】このCCDカメラ13上に結像したウエハ
3上のAAマーク4の観察像のCCDカメラ13上の位
置を不図示の信号処理装置で計測し、同じく信号処理装
置で計測したCCDカメラ13上に結像し、常に固定さ
れている基準マーク17の投影像の位置とを比較するこ
とによって正確なXYステージ1の位置情報を得て、こ
れにより高精度のアライメントを行っている。
【0047】図4は本発明を半導体素子製造用の露光装
置に適用したときの実施例2の光学系の要部概略図であ
る。図4において図1で示した部材と同じ部材には同一
符番を付している。
【0048】本実施例は図1の実施例1に比べて、ウエ
ハ3上のAAマーク4を投影レンズ5を介した光を用い
て観察している点が異なっており、即ちTTL方式でア
ライメントを行っている点が異なっており、その他の構
成は略同じである。
【0049】本実施例においてハロゲンランプ14aか
ら出射した非露光光は順にレンズ15、ビームスプリッ
タ16、対物レンズ12、ミラーM1 、投影レンズ系5
を経てウエハ3上のAAマーク4を照明する。
【0050】ウエハ3上のAAマーク4の観察像情報は
順に投影レンズ5、ミラーM1 、対物レンズ12、ビー
ムスプリッター16、ビームスプリッター20、エレク
ターレンズ21を経てCCDカメラ13上に結像する。
【0051】一方、基準マーク17は基準マーク照明用
のLED光源19から出射した光をレンズ18により集
光して照明され、ビームスプリッター20、対物エレク
ターレンズ21を経てCCDカメラ13上に結像する。
【0052】このCCDカメラ13上に結像したウエハ
3上のAAマーク4の観察像のCCDカメラ13上の位
置を不図示の信号処理装置で計測し、同じく信号処理装
置で計測したCCDカメラ13上に結像し、常に固定さ
れている基準マーク17の投影像の位置とを比較するこ
とによって正確なステージの位置情報を得て、これによ
り高精度のアライメントを行っている。
【0053】尚、実施例1,2において、XY2方向に
関して同時に位置合わせを適用するためには、ステージ
をXY方向に対して45°方向に駆動すれば良い。
【0054】図5は本発明を半導体素子製造用の露光装
置に適用したときの実施例3の光学系の要部概略図であ
る。
【0055】同図において8は第1物体としてのレチク
ルでレチクルステージ10に載置されている。3は第2
物体としてのウエハであり、その面上にはアライメント
用のマーク(AAマーク)4が設けられている。5は投
影光学系で投影レンズ系よりなり、レチクル(マスク)
8面上の回路パターン等をウエハ3面上に投影してい
る。投影レンズ系5はレチクル8側とウエハ3側で共に
テレセントリック系となっている。
【0056】9は照明系であり、露光光でレチクル8を
照明している。2はθ,Zステージでウエハ3を載置し
ており、ウエハ3のθ回転及びフォーカス調整、即ちZ
方向の調整を行っている。θ,Zステージ2はステップ
動作を高精度に行う為のXYステージ1上に載置されて
いる。XYステージ1にはステージ位置計測の基準とな
る光学スクウェアー(バーミラー)6が置かれており、
この光学スクウェアー6をレーザー干渉計7でモニター
している。
【0057】本実施例におけるレチクル8とウエハ3と
の位置合わせ(アライメント)は予め位置関係が求めら
れている後述する基準マーク17に対して各々位置合わ
せを行うことにより間接的に行なっている。又は実際レ
ジスト像パターン等をアライメントを行なって露光を行
ない、その誤差(オフセット)を測定し、それ以後のそ
の値を考慮してオフセット処理している。
【0058】次にウエハ3面のマーク4の位置検出を行
なう検出手段101の各要素について説明する。
【0059】11は観察顕微鏡であり、非露光光でウエ
ハ3面上のAAマーク4を観察している。本実施例で
は、投影レンズ5を介さないでアライメントを行うオフ
アクシス方式を用いている。
【0060】14はAAマーク4の検出用の光源で、露
光光の波長とは異なる波長の光束(非露光光)を発する
ハロゲンランプから成っている。15はレンズであり、
光源14からの光束(検出光)を集光して照明用のビー
ムスプリッター16に入射させている。12は対物レン
ズである。
【0061】ビームスプリッター16で反射したレンズ
15からの検出光はミラーM1 で反射させ、対物レンズ
12を介してウエハ3面上のAAマーク4に導光して照
明している。
【0062】19は基準マーク17の照明用の光源でL
ED等から成っている。18はレンズである。光源19
からの光束はレンズ18で集光し、基準マーク17に導
光し、照明している。20は基準マーク用のビームスプ
リッターであり、基準マーク17からの光束を反射させ
てミラーM2 を介してエレクターレンズ21に入射して
いる。
【0063】22aは平行平面板であり、AAマーク4
のCCDカメラ13の撮像手段面上での結像位置を微小
に変化させている。22bは圧電素子であり、平行平面
板22aの傾きを変化させている。
【0064】エレクターレンズ21は基準マーク17及
びウエハ3面上のAAマーク4を各々CCDカメラ13
の撮像手段面(以下「CCDカメラ」ともいう。)に結
像している。本実施例における検出手段101は以上の
各要素を有している。
【0065】本実施例において光源14から出射した非
露光光(検出光)は順にレンズ15、ビームスプリッタ
ー16、ミラーM1 、対物レンズ12を経て、ウエハ3
上のAAマーク4を照明する。ウエハ3上のAAマーク
4の観察像情報は、順に対物レンズ12、ミラーM1
ビームスプリッター16、ビームスプリッター20、ミ
ラーM2 、エレクターレンズ21、平行平面板22aを
経てCCDカメラ13上に結像する。
【0066】本実施例においては、AAマーク4の結像
位置を微小に変化させるための平行平面板22aを、平
行平面板22aの傾きを変化させるための圧電素子22
bを駆動させることで動作させ、CCDカメラ13の画
素の1/2相当異なる位置で検出した2つの位置情報に
基づいてアライメントマーク4の位置を決定するように
することで、CCDカメラ13の画素の影響による計測
誤差を減少させている。
【0067】次に図2,図6を用いて、この時のCCD
カメラ13の画素の影響による計測誤差を減少させるこ
とができることを説明する。
【0068】図2はCCDカメラの画素の影響で計測リ
ニアリティ誤差が発生している様子を示している。図2
において、横軸はステージの位置の計測値、縦軸は計測
リニアリティ誤差を示している。
【0069】CCDカメラの画素の1/2に相当するス
テージ移動量をΔSとしたとき、ステージの位置がS0
なる位置にあるときの計測リニアリティ誤差をΔC1
ステージの位置がS0 +ΔSなる位置にあるときの計測
リニアリティ誤差をΔC2 とすると、CCDカメラの画
素の1/2相当量の異なる位置の計測リニアリティ誤差
ΔC1 ,ΔC2 が、符合が異なり絶対値が同じになって
いることがわかる。
【0070】一方、ステージの位置S0 ,S0 +ΔSに
対応し、計測リニアリティ誤差を含んだCCDカメラの
検出信号に基づく計測値をC1 ,C2 とすると、 C1 =S0 +ΔC12 =S0 +ΔS+ΔC2 で表わすことができる。
【0071】ステージの位置をCCDカメラの画素の1
/2に相当する量移動させることとCCDカメラ上に結
像するAAマークの投影像をCCDカメラの画素の1/
2に相当する量変位させることは等価であるから、ステ
ージの位置がS0 にあるとき、CCDカメラの検出信号
に基づく位置情報C0 をC1 ,C2 を用いて次の式 C0 =(C1 +C2 )/2−ΔS で求めると計測リニアリティ誤差をキャンセルさせるこ
とができる。
【0072】図6は圧電素子22bを駆動させて平行平
面板22aの傾きを変化させたときに、CCDカメラ1
3上のAAマーク4の結像位置が変化した様子を示した
ものである。
【0073】一方、基準マーク17は基準マーク照明用
のLEDより成る光源19から出射した光をレンズ18
により集光して照明され、ビームスプリッター20、ミ
ラーM2 を介しエレクターレンズ21、平行平面板22
aを経てCCDカメラ13上に結像する。
【0074】このCCDカメラ13上に結像したウエハ
3上のAAマーク4の観察像のCCDカメラ13上の位
置を不図示の信号処理装置で計測し、同じく信号処理装
置で計測したCCDカメラ13上に結像し、常に固定さ
れている基準マーク17の投影像の位置とを比較するこ
とによって正確なXYステージ1の位置情報を得て、こ
れにより高精度のアライメントを行っている。
【0075】図7,図8は本発明の実施例4,5の一部
分の要部該略図である。
【0076】図7の実施例4は図1の実施例1に比べ
て、平行平面板22aを楔板22cに変え、平行平面板
22aの傾きを変化させるための圧電素子22bを楔板
22cを光軸を中心に回転させるためのモータ22dに
変えている。そしてモータ22dを回転させることでC
CDカメラ13上のAAマーク4の結像位置を変化させ
るようにしている点が異なり、その他は実施例1と同じ
である。
【0077】図7はモータ22dを回転させることで、
楔板22cを光軸中心に回転させたときに、CCDカメ
ラ13上のAAマーク4の結像位置が変化した様子を示
している。
【0078】図8の実施例5は図1の実施例1に比べ
て、圧電素子22eをCCDカメラ13のホルダに取付
け、CCDカメラ13自体をAAマーク4の結像面に対
して平行な方向に、即ち光軸と直交する面内で変位させ
ることでCCDカメラ13上のAAマーク4の結像位置
を相対的に変化させるようにした点が実施例1と異な
り、その他は実施例1と同じである。図8は圧電素子2
2eを駆動させることでCCDカメラ13の位置を変位
させた様子を示している。
【0079】尚、実施例3〜5において、AAマークの
結像位置を変化させるための駆動部材の動作を振動又は
回転の連続動作としても良い。このとき連続的に変化さ
せるアライメントマークの位置の変化量をCCDカメラ
の略1画素相当の連続的変化とするのが良い。
【0080】これは図9に斜線で示したように、リニア
リティ誤差の位相と無関係に位置情報が積分(CCD素
子に蓄積)され、計測誤差が軽減されるからである。
【0081】実施例3〜5の各駆動部材の動作を連続動
作とするのは、実施例3においては平行平面板22aを
圧電素子22bを連続的に駆動させることで振動させる
ようにし、実施例4においては楔板22cをモータ22
dを連続的に回転させることで回転させるようにし、実
施例5においては圧電素子22eを連続的に駆動させる
ことでCCDカメラ13自体を振動させるようにすれば
良い。
【0082】図10は本発明を半導体素子製造用の露光
装置に適用したときの実施例6の光学系の要部概略図で
ある。図10において図5で示した部材と同じ部材には
同一符番を付している。
【0083】本実施例は図5の実施例3に比べて、ウエ
ハ3上のAAマーク4を投影レンズ5を介した光を用い
て観察している点が異なっており、即ちTTL方式でア
ライメントを行っている点が異なっており、その他の構
成は略同じである。
【0084】本実施例においてハロゲンランプ14から
出射した非露光光は順にレンズ15、ビームスプリッタ
16、対物レンズ12、ミラーM1 、投影レンズ系5を
経てウエハ3上のAAマーク4を照明する。
【0085】ウエハ3上のAAマーク4の観察像情報は
順に投影レンズ5、ミラーM1 、対物レンズ12、ビー
ムスプリッター16、ビームスプリッター20、エレク
ターレンズ21、平行平面板22aを経てCCDカメラ
13上に結像する。
【0086】一方、基準マーク17は基準マーク照明用
のLED光源19から出射した光をレンズ18により集
光して照明され、ビームスプリッター20、対物エレク
ターレンズ21、平行平面板22aを経てCCDカメラ
13上に結像する。
【0087】このCCDカメラ13上に結像したウエハ
3上のAAマーク4の観察像のCCDカメラ13上の位
置を不図示の信号処理装置で計測し、同じく信号処理装
置で計測したCCDカメラ13上に結像し、常に固定さ
れている基準マーク17の投影像の位置とを比較するこ
とによって正確なステージの位置情報を得て、これによ
り高精度のアライメントを行っている。
【0088】又、XY2方向に関して同時に適用するた
めには、平行平面板の場合にはXY方向に対して45°
方向に傾ければ良く、楔板を回転させる場合にはXY方
向に対する動作が90°ごとに現われるのでそのまま適
用でき、CCDカメラ自体を変位させる場合にはXY方
向に対して45°方向に駆動すれば容易に実現できる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することにより、露光光と波長が異なる検出光(アラ
イメント光)を用いてウエハ面上のアライメントマーク
をCCDカメラの撮像面上に形成し、該マークの検出を
行なう場合にマーク像の位置情報を高精度に検出するこ
とが可能な、改良されたマーク検出機能を有する露光装
置及びそれを用いた半導体チップの製造方法を達成する
ことができる。
【0090】特に本発明によれば、ウエハ上のアライメ
ントマークを観察する観察顕微鏡系によって投影された
画像をCCDカメラで撮像して光電変換し、この検出信
号を用いてアライメントマークの位置を検出するアライ
メント方法において、CCDカメラの1画素に相当する
範囲内の複数の異なる位置で検出した複数の位置情報に
基づいてアライメントマークの位置を決定するようにし
たこと、特に顕著な例としては、CCDカメラの画素の
略1/2相当異なる位置で検出した2つの位置情報に基
づいてアライメントマークの位置を決定するようにする
ことにより、CCDカメラの画素の影響による計測誤差
の影響を軽減して、アライメント精度を向上させている
ことを特長としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 本発明に係る計測リニアリティ誤差の説明図
【図3】 図1の一部分の説明図
【図4】 本発明の実施例2の要部概略図
【図5】 本発明の実施例3の要部概略図
【図6】 図5の一部分の説明図
【図7】 本発明の実施例4の一部分の要部概略図
【図8】 本発明の実施例5の一部分の要部概略図
【図9】 本発明に係る計測リニアリティ誤差の説明図
【図10】 本発明の実施例6の要部概略図
【符号の説明】
1 XYステージ 2 θステージ 3 ウエハ 4 ウエハ上にあるアライメントマーク(AAマー
ク) 5 投影レンズ 6 バーミラー 7 XYステージの位置を計測するレーザー干渉計 8 レチクル 9 露光用照明系 10 レチクルのステージ 11 観察顕微鏡 12 対物レンズ 13 CCDカメラ 14 照明用のハロゲンランプ光源 15 照明用レンズ 16 照明用のビームスプリッタ 17 基準マーク 18 基準マーク照明用のレンズ 19 基準マーク照明用のLED光源 20 基準マーク用のビームスプリッタ 21 エレクターレンズ 22a 平行平面板 22b,22e 圧電素子 22c 楔板 22d モータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光で第1物体のパターンを第2物体
    上に投影する投影レンズ系と、該露光光とは波長が異な
    る検出光で第2物体を照明し、該第2物体上のマークを
    CCDカメラの撮像手段面上に結像させ、該撮像手段の
    1画素に相当する範囲内の複数の異なる位置で該マーク
    の位置情報を検出し、該マークの位置情報の検出結果に
    基づいて該第1物体と第2物体との相対的位置合わせを
    行う検出手段とを有していることを特徴とする露光装
    置。
  2. 【請求項2】 露光光で第1物体のパターンを第2物体
    上に投影する投影レンズ系と、該露光光とは波長が異な
    る検出光で第2物体を照明し、該第2物体上のマークを
    CCDカメラの撮像手段面上に結像させ、該撮像手段の
    画素の略1/2相当量の異なる位置で該マークの位置情
    報を検出し、該マークの位置情報の検出結果に基づいて
    該第1物体と第2物体との相対的位置合わせを行う検出
    手段とを有していることを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 ウエハを感光させない検出光を用い該ウ
    エハ上の位置合わせ用のマークを検出手段で検出し、該
    検出に基づき得られるマーク像の位置情報により該ウエ
    ハの位置合わせを行ない、該ウエハを感光させる露光光
    でマスクの回路パターンを照明することにより投影レン
    ズ系を介して該回路パターンの像を該ウエハ上に投影し
    て転写し半導体チップを製造する際、該検出手段は該ウ
    エハ面上のマークをCCDカメラの撮像手段面上に結像
    させ、該撮像手段の1画素に相当する範囲内の複数の異
    なる位置で該マークの位置情報を検出し、該マークの位
    置情報の検出結果に基づいて該マスクとウエハとの相対
    的位置合わせを行っていることを特徴とする半導体チッ
    プの製造方法。
  4. 【請求項4】 ウエハを感光させない検出光を用い該ウ
    エハ上の位置合わせ用のマークを検出手段で検出し、該
    検出に基づき得られるマーク像の位置情報により該ウエ
    ハの位置合わせを行ない、該ウエハを感光させる露光光
    でマスクの回路パターンを照明することにより投影レン
    ズ系を介して該回路パターンの像を該ウエハ上に投影し
    て転写し半導体チップを製造する際、該検出手段は該ウ
    エハ面上のマークをCCDカメラの撮像手段面上に結像
    させ、該撮像手段の画素の略1/2相当量の異なる位置
    で該マークの位置情報を検出し、該マークの位置情報の
    検出結果に基づいて該マスクとウエハとの相対的位置合
    わせを行っていることを特徴とする半導体チップの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 露光光で第1物体のパターンを第2物体
    上に投影する投影レンズ系と、該露光光とは波長が異な
    る検出光で第2物体を照明し、該第2物体上のマークを
    CCDカメラの撮像手段面上に結像させる際、光路中に
    設けた可動の光学部材を微小変位させて該撮像手段面上
    の複数の位置に結像させ、該複数の位置での該マークの
    位置情報の検出結果に基づいて該第1物体と第2物体と
    の相対的位置合わせを行う検出手段とを有していること
    を特徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】 前記光学部材を光軸に対して傾動可能な
    平行平面板より構成したことを特徴とする請求項5の露
    光装置。
  7. 【請求項7】 前記光学部材を光軸に対して回動可能な
    楔部材より構成したことを特徴とする請求項5の露光装
    置。
  8. 【請求項8】 露光光で第1物体のパターンを第2物体
    上に投影する投影レンズ系と、該露光光とは波長が異な
    る検出光で第2物体を照明し、該第2物体上のマークを
    CCDカメラの撮像手段面上に結像させる際、該撮像手
    段面を光軸と直交する平面内で微小変位させて、該撮像
    手段面上の複数の位置に結像させ、該複数の位置での該
    マークの位置情報の検出結果に基づいて該第1物体と第
    2物体との相対的位置合わせを行う検出手段とを有して
    いることを特徴とする露光装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像手段面上の複数の位置は該撮像
    手段の画素の略1/2相当量、異なる2つの位置である
    ことを特徴とする請求項8の露光装置。
  10. 【請求項10】 ウエハを感光させない検出光を用い該
    ウエハ上の位置合わせ用のマークを検出手段で検出し、
    該検出に基づき得られるマーク像の位置情報により該ウ
    エハの位置合わせを行ない、該ウエハを感光させる露光
    光でマスクの回路パターンを照明することにより投影レ
    ンズ系を介して該回路パターンの像を該ウエハ上に投影
    して転写し半導体チップを製造する際、該検出手段は該
    ウエハ上のマークを光路中に設けた可動の光学部材を微
    小変位させて、CCDカメラの撮像手段面上の複数の位
    置に結像させ、該複数の位置での該マークの位置情報の
    検出結果に基づいて該マスクとウエハとの相対的位置合
    わせを行っていることを特徴とする半導体チップの製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記撮像手段面上の複数の位置は該撮
    像手段の画素の略1/2相当量の異なる位置であること
    を特徴とする請求項10の半導体チップの製造方法。
  12. 【請求項12】 ウエハを感光させない検出光を用い該
    ウエハ上の位置合わせ用のマークを検出手段で検出し、
    該検出に基づき得られるマーク像の位置情報により該ウ
    エハの位置合わせを行ない、該ウエハを感光させる露光
    光でマスクの回路パターンを照明することにより投影レ
    ンズ系を介して該回路パターンの像を該ウエハ上に投影
    して転写し半導体チップを製造する際、該検出手段は該
    ウエハ面上のマークを光軸と直交する面内で変位可能な
    撮像手段面上の複数の位置に形成し、該マークの位置情
    報の検出結果に基づいて該マスクとウエハとの相対的位
    置合わせを行っていることを特徴とする半導体チップの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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