JPH0745584B2 - 目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物及びその製造方法 - Google Patents
目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物及びその製造方法Info
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- JPH0745584B2 JPH0745584B2 JP5078479A JP7847993A JPH0745584B2 JP H0745584 B2 JPH0745584 B2 JP H0745584B2 JP 5078479 A JP5078479 A JP 5078479A JP 7847993 A JP7847993 A JP 7847993A JP H0745584 B2 JPH0745584 B2 JP H0745584B2
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、目盛、模様、文字等
を表示した弗素樹脂被覆物及びその製造方法に関するも
のである。詳しくはそれらに於いて、目盛、模様、文字
等を表示するために用いる弗素樹脂の成分及び表示方法
に検討を加えたものに関する。
を表示した弗素樹脂被覆物及びその製造方法に関するも
のである。詳しくはそれらに於いて、目盛、模様、文字
等を表示するために用いる弗素樹脂の成分及び表示方法
に検討を加えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、炊飯器内釜等弗素樹脂被覆物に
炊飯用等の目盛その他の表示が行われている。従来、こ
の種の弗素樹脂被覆物に目盛、模様、文字等の表示をす
る方法としては、被覆物に目盛、模様、文字等の形を
した金型を用いてプレス等で物理的な凹凸を設ける方
法、あらかじめ物理的な凹凸を設けた基材に被覆を行
う方法、上記の凹に異なる色の弗素樹脂をうめこ
む方法、凹凸のない基材に異なる色の弗素樹脂を印刷
等の手法により目盛、模様、文字等を印示する方法等が
ある。
炊飯用等の目盛その他の表示が行われている。従来、こ
の種の弗素樹脂被覆物に目盛、模様、文字等の表示をす
る方法としては、被覆物に目盛、模様、文字等の形を
した金型を用いてプレス等で物理的な凹凸を設ける方
法、あらかじめ物理的な凹凸を設けた基材に被覆を行
う方法、上記の凹に異なる色の弗素樹脂をうめこ
む方法、凹凸のない基材に異なる色の弗素樹脂を印刷
等の手法により目盛、模様、文字等を印示する方法等が
ある。
【0003】上記従来技術、の共通の問題点は、表
示が凹凸による陰影のみによるため表示が見にくいこと
である。さらに凹部はよごれやすく、例えば、炊飯ジャ
ー等では清掃が不便であり、できれば平滑であることが
望ましい。またについては凹凸部の作製時にプレス加
工等により非常に大きな曲率で被覆物が変形するため、
弗素樹脂被膜も同時に延伸され、基材との接着界面の剥
離や被膜のピンホール、クラック等が発生し易いという
問題がある。
示が凹凸による陰影のみによるため表示が見にくいこと
である。さらに凹部はよごれやすく、例えば、炊飯ジャ
ー等では清掃が不便であり、できれば平滑であることが
望ましい。またについては凹凸部の作製時にプレス加
工等により非常に大きな曲率で被覆物が変形するため、
弗素樹脂被膜も同時に延伸され、基材との接着界面の剥
離や被膜のピンホール、クラック等が発生し易いという
問題がある。
【0004】は、上記、の共通の問題点である見
にくい表示を異なる色を凹にうめこみ見やすく改良した
ものであるが、この方法は繁雑な工程を要し工業的に有
利な方法とならないことが問題である。また、と同
様によごれやすく、表示に黄ばみ等が生じやすい。
にくい表示を異なる色を凹にうめこみ見やすく改良した
ものであるが、この方法は繁雑な工程を要し工業的に有
利な方法とならないことが問題である。また、と同
様によごれやすく、表示に黄ばみ等が生じやすい。
【0005】は、第1に印字が最外層に行われるため
磨耗により表示が消滅しやすい。最外層に保護層を被覆
しても段差が生じ、やはり磨耗しやすい。第2に複雑な
形状をした器物への印刷が難しいことである。平板へ印
字してからプレス等で加工する場合はプレス精度が問題
となり、印字部が変形し、正確な形が得られにくいとい
った課題があった。
磨耗により表示が消滅しやすい。最外層に保護層を被覆
しても段差が生じ、やはり磨耗しやすい。第2に複雑な
形状をした器物への印刷が難しいことである。平板へ印
字してからプレス等で加工する場合はプレス精度が問題
となり、印字部が変形し、正確な形が得られにくいとい
った課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記に鑑み、本願発明
は、表示被覆面に凹凸ができず被覆の磨滅、よごれ等の
おそれが少なく且つ例えば白−黒といった大きな色の差
によって非常に見やすい表示をもつ弗素樹脂被覆物を工
業的に有利な方法で得ようとするものである。
は、表示被覆面に凹凸ができず被覆の磨滅、よごれ等の
おそれが少なく且つ例えば白−黒といった大きな色の差
によって非常に見やすい表示をもつ弗素樹脂被覆物を工
業的に有利な方法で得ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、酸
化数が変わることによって色調が変化する金属酸化物も
しくは金属水酸化物が、分散あるいは形成されてなる弗
素樹脂被覆物表面に、エキシマレーザを目盛、模様、文
字等の形の照射し、照射部の色を変化させてマーキング
を行ったことを特徴とする目盛、模様、文字等を表示し
た弗素樹脂被覆物である。
化数が変わることによって色調が変化する金属酸化物も
しくは金属水酸化物が、分散あるいは形成されてなる弗
素樹脂被覆物表面に、エキシマレーザを目盛、模様、文
字等の形の照射し、照射部の色を変化させてマーキング
を行ったことを特徴とする目盛、模様、文字等を表示し
た弗素樹脂被覆物である。
【0008】尚、上記第1の発明の実施の態様として少
なくとも下記が含まれる。 (イ) 金属酸化物が酸化チタンであることを特徴とす
る上記第1の発明の目盛、模様、文字等を表示した弗素
樹脂被覆物。
なくとも下記が含まれる。 (イ) 金属酸化物が酸化チタンであることを特徴とす
る上記第1の発明の目盛、模様、文字等を表示した弗素
樹脂被覆物。
【0009】(ロ) 金属酸化物もしくは金属水酸化物
が酸化アルミニウムもしくは水酸化アルミニウムもしく
はそれらの混合物であることを特徴とする上記第1の発
明の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物。
が酸化アルミニウムもしくは水酸化アルミニウムもしく
はそれらの混合物であることを特徴とする上記第1の発
明の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物。
【0010】(ハ) 弗素樹脂被覆物の最外層に実質的
に弗素樹脂だけからなる層が被覆されてなることを特徴
とする上記第1の発明の目盛、模様、文字等を表示した
弗素樹脂被覆物。
に弗素樹脂だけからなる層が被覆されてなることを特徴
とする上記第1の発明の目盛、模様、文字等を表示した
弗素樹脂被覆物。
【0011】(ニ) 金属酸化物もしくは金属水酸化物
が、エッチングにより微細な凹凸の設けられた金属基材
表面に形成された陽極酸化皮膜であることを特徴とする
上記第1の発明の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹
脂被覆物。
が、エッチングにより微細な凹凸の設けられた金属基材
表面に形成された陽極酸化皮膜であることを特徴とする
上記第1の発明の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹
脂被覆物。
【0012】(ホ) 金属基材が、エッチングによって
微細な凹凸の設けられたアルミニウムもしくはアルミニ
ウム合金であり、陽極酸化皮膜がアルマイト皮膜である
ことを特徴とする上記第1の発明の実施の態様(ニ)の
目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物。
微細な凹凸の設けられたアルミニウムもしくはアルミニ
ウム合金であり、陽極酸化皮膜がアルマイト皮膜である
ことを特徴とする上記第1の発明の実施の態様(ニ)の
目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物。
【0013】(ヘ) 最外層の弗素樹脂もしくは、最外
層及び金属酸化物もしくは金属水酸化物が分散されてな
る弗素樹脂が、PFAもしくはFEPあるいはこれらの
混合物であることを特徴とする上記第1の発明の実施の
態様(ハ)又は(ニ)の目盛、模様、文字等を表示した
弗素樹脂被覆物。
層及び金属酸化物もしくは金属水酸化物が分散されてな
る弗素樹脂が、PFAもしくはFEPあるいはこれらの
混合物であることを特徴とする上記第1の発明の実施の
態様(ハ)又は(ニ)の目盛、模様、文字等を表示した
弗素樹脂被覆物。
【0014】(ト) 金属酸化物もしくは金属水酸化物
が弗素樹脂中に10重量%〜50重量%含まれているこ
とを特徴とする上記第1の発明の目盛、模様、文字等を
表示した弗素樹脂被覆物。
が弗素樹脂中に10重量%〜50重量%含まれているこ
とを特徴とする上記第1の発明の目盛、模様、文字等を
表示した弗素樹脂被覆物。
【0015】 本願の第2の発明は弗素樹脂中に酸化数
が変わることによって色調が変化する金属酸化物もしく
は金属水酸化物を分散させた混合物を基材に被覆し、こ
の被覆物にエキシマレーザを目盛、模様、文字等の形に
照射し照射部の色を変化させてマーキングすることを特
徴とする目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物
の製造方法である。
が変わることによって色調が変化する金属酸化物もしく
は金属水酸化物を分散させた混合物を基材に被覆し、こ
の被覆物にエキシマレーザを目盛、模様、文字等の形に
照射し照射部の色を変化させてマーキングすることを特
徴とする目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物
の製造方法である。
【0016】尚上記第2の発明の実施の態様として少な
くとも下記が含まれる。 (イ) 弗素樹脂中に酸化数が変わることによって色調
が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化物を分散させ
た混合物を基材に被覆し、この被覆物にエキシマレーザ
を目盛、模様、文字等の形に照射し照射部の色を変化さ
せてマーキングした後、最外層に実質的に弗素樹脂だけ
からなる層を被覆することを特徴とする上記第2の発明
の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造
方法。
くとも下記が含まれる。 (イ) 弗素樹脂中に酸化数が変わることによって色調
が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化物を分散させ
た混合物を基材に被覆し、この被覆物にエキシマレーザ
を目盛、模様、文字等の形に照射し照射部の色を変化さ
せてマーキングした後、最外層に実質的に弗素樹脂だけ
からなる層を被覆することを特徴とする上記第2の発明
の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造
方法。
【0017】(ロ) 弗素樹脂中に酸化数が変わること
によって色調が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化
物を分散させた混合物を基材に被覆し、さらに最外層に
実質的に弗素樹脂だけからなる層を被覆した後、エキシ
マレーザを目盛、模様、文字等の形に照射し照射部の色
を変化させてマーキングすることを特徴とする上記第2
の発明の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物
の製造方法。
によって色調が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化
物を分散させた混合物を基材に被覆し、さらに最外層に
実質的に弗素樹脂だけからなる層を被覆した後、エキシ
マレーザを目盛、模様、文字等の形に照射し照射部の色
を変化させてマーキングすることを特徴とする上記第2
の発明の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物
の製造方法。
【0018】(ハ) エキシマレーザの波長が、300
nm以上410nm以下であることを特徴とする上記第
2の発明の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆
物の製造方法。
nm以上410nm以下であることを特徴とする上記第
2の発明の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆
物の製造方法。
【0019】(ニ) エキシマレーザの照射エネルギー
密度が、1MW/cm2(=1mJ/ns・cm2)以
上で10MW/cm2(=10mJ/ns・cm2)以
下であることを特徴とする上記第2の発明の目盛、模
様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方法。
密度が、1MW/cm2(=1mJ/ns・cm2)以
上で10MW/cm2(=10mJ/ns・cm2)以
下であることを特徴とする上記第2の発明の目盛、模
様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方法。
【0020】本願の第3の発明は、金属基材表面をその
まま、あるいはプラスト等により粗面化したのち、化学
的あるいは電気化学的エッチングにより微細な凹凸を設
け、続いて、陽極酸化皮膜を形成し、その上に弗素樹脂
を被覆した後、エキシマレーザを目盛、模様、文字等の
形に照射し、照射部の色を変化させて、マーキングする
ことを特徴とする、目盛、模様、文字等を表示した弗素
樹脂被覆物の製造方法である。
まま、あるいはプラスト等により粗面化したのち、化学
的あるいは電気化学的エッチングにより微細な凹凸を設
け、続いて、陽極酸化皮膜を形成し、その上に弗素樹脂
を被覆した後、エキシマレーザを目盛、模様、文字等の
形に照射し、照射部の色を変化させて、マーキングする
ことを特徴とする、目盛、模様、文字等を表示した弗素
樹脂被覆物の製造方法である。
【0021】尚、上記第3の発明の実施の態様として少
なくとも下記が含まれる。 (イ) エキシマレーザの波長が、300nm以上41
0nm以下であることを特徴とする上記第3の発明の目
盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方
法。
なくとも下記が含まれる。 (イ) エキシマレーザの波長が、300nm以上41
0nm以下であることを特徴とする上記第3の発明の目
盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方
法。
【0022】(ロ) エキシマレーザの照射エネルギー
密度が、1MW/cm2(=1mJ/ns・cm2)以
上10MW/cm2(=10mJ/ns・cm2)以下
であることを特徴とする上記第3の発明の目盛、模様、
文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方法。
密度が、1MW/cm2(=1mJ/ns・cm2)以
上10MW/cm2(=10mJ/ns・cm2)以下
であることを特徴とする上記第3の発明の目盛、模様、
文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方法。
【0023】
【作用】本願発明の特徴は、酸化数が変わることによ
って色調が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化物
を、弗素樹脂中に配合、分散させ基材上に被覆する、あ
るいは、微細な凹凸の設けられた金属基材表面に陽極
酸化等によって上記の金属酸化物もしくは金属水酸化物
(以後単に金属酸化物等と略記)を形成したのち弗素樹
脂を被覆する、等によって得られた弗素樹脂被覆物表面
に、エキシマレーザを目盛、模様、文字などの形に照射
することにより、に照射部の金属酸化物等の酸化数を替
えて色調を変化させ、マーキングを行う点にある。
って色調が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化物
を、弗素樹脂中に配合、分散させ基材上に被覆する、あ
るいは、微細な凹凸の設けられた金属基材表面に陽極
酸化等によって上記の金属酸化物もしくは金属水酸化物
(以後単に金属酸化物等と略記)を形成したのち弗素樹
脂を被覆する、等によって得られた弗素樹脂被覆物表面
に、エキシマレーザを目盛、模様、文字などの形に照射
することにより、に照射部の金属酸化物等の酸化数を替
えて色調を変化させ、マーキングを行う点にある。
【0024】本願発明の利点は、弗素樹脂被覆内部に存
在する顔料たる金属酸化物等の色調の変化を利用するた
め、表示部分の物理的形状の変化、すなわち凹凸等がで
きないことである。
在する顔料たる金属酸化物等の色調の変化を利用するた
め、表示部分の物理的形状の変化、すなわち凹凸等がで
きないことである。
【0025】本願発明の弗素樹脂被覆物は、平板状の基
材に被覆し、プレス等で成形したのち、マーキングを行
ってもよく、マーキング後にプレス等で成形してもよ
い。あるいは、プレス等で成形した基材に被覆したの
ち、マーキングを行ってもよい。しかしながら、最も利
点の多い加工方法としては、平板上で被覆し、プレス成
形したのちにマーキングを行う方法である。この方法に
よれば、マーキングの形状、位置の精度が極めて高いも
のを得ることが可能であり、工業生産上極めて有利とな
る。
材に被覆し、プレス等で成形したのち、マーキングを行
ってもよく、マーキング後にプレス等で成形してもよ
い。あるいは、プレス等で成形した基材に被覆したの
ち、マーキングを行ってもよい。しかしながら、最も利
点の多い加工方法としては、平板上で被覆し、プレス成
形したのちにマーキングを行う方法である。この方法に
よれば、マーキングの形状、位置の精度が極めて高いも
のを得ることが可能であり、工業生産上極めて有利とな
る。
【0026】本願発明で用いる金属酸化物もしくは金属
水酸化物は、酸化数が変わることによって色調が変化す
るものであれば、特に限定されずに用いることができ
る。色調変化が際立っている点や、エキシマレーザの照
射で効率的に変色がおこる点で、酸化チタン、酸化アル
ミニウムと水酸化アルミニウムの混合物等が、代表的に
挙げられるが、これに限定されるものではない。
水酸化物は、酸化数が変わることによって色調が変化す
るものであれば、特に限定されずに用いることができ
る。色調変化が際立っている点や、エキシマレーザの照
射で効率的に変色がおこる点で、酸化チタン、酸化アル
ミニウムと水酸化アルミニウムの混合物等が、代表的に
挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0027】金属酸化物等の配合量は基材との接着力と
弗素樹脂の特徴である高い非粘着性を保持しかつエキシ
マレーザの照射による発色の変化が十分感知できる範囲
により決定される。つまり金属酸化物等を加えすぎると
基材との接着力および非粘着性が低下してしまう。逆に
金属酸化物等が少ないと発色の変化が感知できない。定
量的には弗素樹脂と酸化チタンの合計に対し、酸化チタ
ンが60重量%以上配合されると接着力および非粘着性
が低下しはじめる。また酸化チタンが5重量%以下だと
発色の変化が感知しにくくなる。したがって酸化チタン
の配合量は弗素樹脂と酸化チタンの合計に対し5重量%
〜60重量%に決定されこの範囲で使用するのが効果的
である。より好ましくは10重量%〜50重量%がよ
い。
弗素樹脂の特徴である高い非粘着性を保持しかつエキシ
マレーザの照射による発色の変化が十分感知できる範囲
により決定される。つまり金属酸化物等を加えすぎると
基材との接着力および非粘着性が低下してしまう。逆に
金属酸化物等が少ないと発色の変化が感知できない。定
量的には弗素樹脂と酸化チタンの合計に対し、酸化チタ
ンが60重量%以上配合されると接着力および非粘着性
が低下しはじめる。また酸化チタンが5重量%以下だと
発色の変化が感知しにくくなる。したがって酸化チタン
の配合量は弗素樹脂と酸化チタンの合計に対し5重量%
〜60重量%に決定されこの範囲で使用するのが効果的
である。より好ましくは10重量%〜50重量%がよ
い。
【0028】本願発明で用いる弗素樹脂としては、PT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラ
フルオロエチレン〜パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン〜ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフ
ルオロエチレン〜エチレン共重合体)、CTFE(ポリ
クロロトリフルオロエチレン)及びこれらの共重合体が
単独あるいは混合物として用いられる。
FE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラ
フルオロエチレン〜パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン〜ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフ
ルオロエチレン〜エチレン共重合体)、CTFE(ポリ
クロロトリフルオロエチレン)及びこれらの共重合体が
単独あるいは混合物として用いられる。
【0029】弗素樹脂は、いずれも比較的エキシマレー
ザを透過し易いので、本願発明の目的であるマーキング
において塗膜を損傷することが少なく、エネルギーは金
属酸化物等に主に吸収されて、金属酸化物の酸化数が変
わり、色調のみが変化する。この際、特に好ましくはP
FA、FEP等のコポリマーが、エキシマレーザを透過
し易いので、好適に用いられる。尚、弗素樹脂と金属酸
化物等の混合物は粉体を用いてもよく、又分散液の状態
にして用いてもよい。
ザを透過し易いので、本願発明の目的であるマーキング
において塗膜を損傷することが少なく、エネルギーは金
属酸化物等に主に吸収されて、金属酸化物の酸化数が変
わり、色調のみが変化する。この際、特に好ましくはP
FA、FEP等のコポリマーが、エキシマレーザを透過
し易いので、好適に用いられる。尚、弗素樹脂と金属酸
化物等の混合物は粉体を用いてもよく、又分散液の状態
にして用いてもよい。
【0030】本願発明の弗素樹脂被覆物の構造として
ば、例えば、図3に示すように、微細な凹凸を設けた金
属基材5上に金属酸化物6を分散させた弗素樹脂7を被
覆した構造、図4に示すように、微細な凹凸を設けた金
属基材5上に金属酸化物層9を積層し、その上に弗素樹
脂8を被覆した構造、等が代表的に挙げられるが、これ
に限定されるものではなく、図5に示すような、図3の
構造の最外層に実質的に弗素樹脂だけからなる層8を被
覆した構造の他、必要に応じて、プライマー層等を組合
せた多層構造としてもよい。
ば、例えば、図3に示すように、微細な凹凸を設けた金
属基材5上に金属酸化物6を分散させた弗素樹脂7を被
覆した構造、図4に示すように、微細な凹凸を設けた金
属基材5上に金属酸化物層9を積層し、その上に弗素樹
脂8を被覆した構造、等が代表的に挙げられるが、これ
に限定されるものではなく、図5に示すような、図3の
構造の最外層に実質的に弗素樹脂だけからなる層8を被
覆した構造の他、必要に応じて、プライマー層等を組合
せた多層構造としてもよい。
【0031】尚、金属酸化物等を分散させた層の厚み
は、配合量に応じてマーキングの色の識別し易さや他の
物体を勘案して適宜決定されるべきであるが、5μm以
上50μm以下好ましくは10μm以上30μm以下が
適切である。金属基材上に積層する場合の金属酸化物層
の厚みも色の見易さと物性から規定される。明確な限定
は難しいが、およそ10Å以上2μm以下の範囲が適切
と考えられる。
は、配合量に応じてマーキングの色の識別し易さや他の
物体を勘案して適宜決定されるべきであるが、5μm以
上50μm以下好ましくは10μm以上30μm以下が
適切である。金属基材上に積層する場合の金属酸化物層
の厚みも色の見易さと物性から規定される。明確な限定
は難しいが、およそ10Å以上2μm以下の範囲が適切
と考えられる。
【0032】尚、最外層に弗素樹脂だけからなる層を設
ける目的は、より高い非粘着性を得ると同時に、マーキ
ングされている層を保護してマーキングの磨滅を防止す
ることにある。
ける目的は、より高い非粘着性を得ると同時に、マーキ
ングされている層を保護してマーキングの磨滅を防止す
ることにある。
【0033】基材としては、アルミニウム、アルミニウ
ム合金、鉄、ステンレス、銅等の金属やガラス、セラミ
ックス類、ポリイミドやPPS等の耐熱プラスチックス
等が用いられる。通常これらの基材上に材料ごとに適し
たプライマーを介して被覆するが、金属を基材にする場
合には、ブラストやエッチングを組合せて金属基材表面
に適正な、微細な凹凸を設けることにより、プライマー
なしで弗素樹脂混合物の被覆が可能である。
ム合金、鉄、ステンレス、銅等の金属やガラス、セラミ
ックス類、ポリイミドやPPS等の耐熱プラスチックス
等が用いられる。通常これらの基材上に材料ごとに適し
たプライマーを介して被覆するが、金属を基材にする場
合には、ブラストやエッチングを組合せて金属基材表面
に適正な、微細な凹凸を設けることにより、プライマー
なしで弗素樹脂混合物の被覆が可能である。
【0034】本願発明で用いるエキシマレーザは、真空
紫外(約100nm)〜可視(数百nm)までのいずれ
の波長のレーザでもよいが、弗素樹脂を透過し易く(損
傷を与えにくく)効率的にマーキングできるという観点
から200nm以上、特に好ましくは300nm以上の
紫外域を用いるのが好ましい。また、波長の上限として
は、本願発明で用いる代表的な金属酸化物である酸化チ
タン等の吸収が大きいという観点から、410nm以下
が好ましい。
紫外(約100nm)〜可視(数百nm)までのいずれ
の波長のレーザでもよいが、弗素樹脂を透過し易く(損
傷を与えにくく)効率的にマーキングできるという観点
から200nm以上、特に好ましくは300nm以上の
紫外域を用いるのが好ましい。また、波長の上限として
は、本願発明で用いる代表的な金属酸化物である酸化チ
タン等の吸収が大きいという観点から、410nm以下
が好ましい。
【0035】また、エキシマレーザの照射出力(照射エ
ネルギー密度)は1MW/cm2(=1mJ/ns・c
m2)以上10MW/cm2(=10mJ/ns・cm
2)以下が好ましく、特に1.5MW/cm2以上、6
MW/cm2以下が好ましい。エネルギー密度が小さす
ぎると金属酸化物の変色がおこりにくく、一方高すぎる
とと弗素樹脂の分解揮散をひきおこすためである。
ネルギー密度)は1MW/cm2(=1mJ/ns・c
m2)以上10MW/cm2(=10mJ/ns・cm
2)以下が好ましく、特に1.5MW/cm2以上、6
MW/cm2以下が好ましい。エネルギー密度が小さす
ぎると金属酸化物の変色がおこりにくく、一方高すぎる
とと弗素樹脂の分解揮散をひきおこすためである。
【0036】尚、十分なマーキングの変色を得るために
はエキシマレーザの照射エネルギー総量として0.3J
/cm2以上好ましくは3J/cm2以上が必要であ
る。
はエキシマレーザの照射エネルギー総量として0.3J
/cm2以上好ましくは3J/cm2以上が必要であ
る。
【0037】尚、具体的にはArF、XeCl等のエキ
シマレーザが好ましく用いられ、特に弗素樹脂の透過性
がよいことからXeClが好ましく用いられる。尚、マ
ーキングのし方としては表示パターンのマスクを用いる
方法や表示パターンに走査させる方法が代表的に挙げら
れる。
シマレーザが好ましく用いられ、特に弗素樹脂の透過性
がよいことからXeClが好ましく用いられる。尚、マ
ーキングのし方としては表示パターンのマスクを用いる
方法や表示パターンに走査させる方法が代表的に挙げら
れる。
【0038】次に、被覆物の性能評価方法を表1に示
す。
す。
【0039】
【表1】
【0040】
【実施例】以下に本願発明の実施例を述べる。 実施例1 基材として板厚2.0mmのアルミニウム合金(神戸製
鋼(株)製ASB材)を用いた。まず、このアルミニウ
ム合金を電気化学的エッチング処理を行い表面に微細な
凹凸を形成させた。この面に表2に示す配合物をコーテ
ィングし150℃で10分間加熱し、乾燥させたのち4
20℃で20分間焼結した。約20μの白色の塗膜を得
た。この塗膜とアルミ基材の接着力、撥水性、色を評価
した結果を表2に示す。
鋼(株)製ASB材)を用いた。まず、このアルミニウ
ム合金を電気化学的エッチング処理を行い表面に微細な
凹凸を形成させた。この面に表2に示す配合物をコーテ
ィングし150℃で10分間加熱し、乾燥させたのち4
20℃で20分間焼結した。約20μの白色の塗膜を得
た。この塗膜とアルミ基材の接着力、撥水性、色を評価
した結果を表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】次に図1に示す銅箔製マスク1を被覆物3
に密着させArF(193nm)のエキシマレーザ(1
50Hz)を200秒照射したところ図2の要にマスク
の形に黒色化した。なお図1中2はあな、図2の4は黒
色化した部分である。
に密着させArF(193nm)のエキシマレーザ(1
50Hz)を200秒照射したところ図2の要にマスク
の形に黒色化した。なお図1中2はあな、図2の4は黒
色化した部分である。
【0043】実施例2 実施例1と同様にして得た塗膜に表面に約20μmのP
FAを積層した。得られた被覆物に実施例1と同様のマ
スクを密着させ、XeCl(308nm)のエキシマレ
ーザを3MW/cm2(=3mJ/ns・cm2)のエ
ネルギー密度で、パルス幅10nsとし、100パルス
照射した。実施例1と同様被覆表面に何らダメージを与
えることなく、明確な黒色のマーキングが得られた。
FAを積層した。得られた被覆物に実施例1と同様のマ
スクを密着させ、XeCl(308nm)のエキシマレ
ーザを3MW/cm2(=3mJ/ns・cm2)のエ
ネルギー密度で、パルス幅10nsとし、100パルス
照射した。実施例1と同様被覆表面に何らダメージを与
えることなく、明確な黒色のマーキングが得られた。
【0044】実施例3 板厚2mmのアルミニウム合金板表面を電気化学的にエ
ッチングして、表面に微細な凹凸を形成したのち、この
面を陽極酸化して、青〜黒灰色のアルマイト層を形成し
た。この上に約20μmの厚みにPFA被膜を形成し
た。実施例2と同様な条件でXeClのエキシマレーザ
を照射したところ、青〜黒灰色の地の色に対し、白〜淡
灰色のマーキングが得られ、弗素樹脂塗膜表面にはダメ
ージがなかった。
ッチングして、表面に微細な凹凸を形成したのち、この
面を陽極酸化して、青〜黒灰色のアルマイト層を形成し
た。この上に約20μmの厚みにPFA被膜を形成し
た。実施例2と同様な条件でXeClのエキシマレーザ
を照射したところ、青〜黒灰色の地の色に対し、白〜淡
灰色のマーキングが得られ、弗素樹脂塗膜表面にはダメ
ージがなかった。
【0045】実施例4 アルミニウム合金板表面に陽極酸化被膜(アルマイト被
覆)を形成しこのアルマイト被膜を物理的に掻き取って
集め、表2の配合における酸化チタンに代えて、同じく
100gを配合し、弗素樹脂塗料を得た。これを実施例
1で用いたのと同様の基材上にコーティングし、150
℃/10分間乾燥後、420℃/20分間焼結し、約2
0μmの黒灰色の塗膜を得た。
覆)を形成しこのアルマイト被膜を物理的に掻き取って
集め、表2の配合における酸化チタンに代えて、同じく
100gを配合し、弗素樹脂塗料を得た。これを実施例
1で用いたのと同様の基材上にコーティングし、150
℃/10分間乾燥後、420℃/20分間焼結し、約2
0μmの黒灰色の塗膜を得た。
【0046】ここに実施例2と同様な条件でXeClの
エキシマレーザを照射したところ、黒灰色の地の色に対
し、白色〜淡灰色の明確なマーキングが得られた。
エキシマレーザを照射したところ、黒灰色の地の色に対
し、白色〜淡灰色の明確なマーキングが得られた。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本願発明は、弗素樹
脂を被覆した基材(器物を含む)表面に高い非粘着性を
有しかつ目盛、模様、文字等の鮮明な表示が凹凸なく行
えるので、炊飯ジャー内釜の水位目盛やなべ、フライパ
ン等への目盛、模様、文字入れ等への適用ができる。
又、これら厨房用途のみならず、事務機、建材、産業用
途にも適用可能である。
脂を被覆した基材(器物を含む)表面に高い非粘着性を
有しかつ目盛、模様、文字等の鮮明な表示が凹凸なく行
えるので、炊飯ジャー内釜の水位目盛やなべ、フライパ
ン等への目盛、模様、文字入れ等への適用ができる。
又、これら厨房用途のみならず、事務機、建材、産業用
途にも適用可能である。
【図1】本願発明の実施例で用いたマスクの平面図であ
る。
る。
【図2】本願発明の実施例で得られた弗素樹脂被覆物の
平面図である。
平面図である。
【図3】本願発明のマーキングに使用される、代表的な
被覆物の断面模式図である。
被覆物の断面模式図である。
【図4】本願発明のマーキングに使用される、代表的な
被覆物の断面模式図である。
被覆物の断面模式図である。
【図5】本願発明のマーキングに使用される、代表的な
被覆物の断面模式図である。
被覆物の断面模式図である。
1.銅箔製マスク 2.あな 3.弗素樹脂被覆物 4.黒色化した部分 5.微細な凹凸を施した基材 6.金属酸化物もしくは金属水酸化物粒子 7.弗素樹脂 8.弗素樹脂のみの層 9.金属酸化物もしくは金属水酸化物の層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 C08J 7/04 CEW Z // C08L 27:12
Claims (9)
- 【請求項1】 酸化数が変わることによって色調が変化
する金属酸化物もしくは金属水酸化物が、分散あるいは
形成されてなる弗素樹脂被覆物表面に、エキシマレーザ
を目盛、模様、文字等の形に照射し、照射部の色を変化
させてマーキングを行ったことを特徴とする目盛、模
様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物。 - 【請求項2】 金属酸化物が酸化チタンであることを特
徴とする請求項1記載の目盛、模様、文字等を表示した
弗素樹脂被覆物。 - 【請求項3】 金属酸化物もしくは金属水酸化物が酸化
アルミニウムもしくは水酸化アルミニウムもしくはそれ
らの混合物であることを特徴とする請求項1記載の目
盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物。 - 【請求項4】 弗素樹脂被覆物の最外層に実質的に弗素
樹脂だけからなる層が被覆されてなることを特徴とする
請求項1記載の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂
被覆物。 - 【請求項5】 金属酸化物もしくは金属水酸化物が、エ
ッチングにより微細なる凹凸の設けられた金属基材表面
に形成された陽極酸化皮膜であることを特徴とする請求
項1記載の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆
物。 - 【請求項6】 弗素樹脂中に酸化数が変わることによっ
て色調が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化物を分
散させた混合物を基材に被覆し、この被覆物にエキシマ
レーザを目盛、模様、文字等の形に照射し照射部の色を
変化させてマーキングすることを特徴とする目盛、模
様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方法。 - 【請求項7】 弗素樹脂中に酸化数が変わることによっ
て色調が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化物を分
散させた混合物を基材に被覆し、この被覆物にエキシマ
レーザを目盛、模様、文字等の形に照射し照射部の色を
変化させてマーキングした後、最外層に実質的に弗素樹
脂だけからなる層を被覆することを特徴とする請求項6
記載の目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の
製造方法。 - 【請求項8】 弗素樹脂中に酸化数が変わることによっ
て色調が変化する金属酸化物もしくは金属水酸化物を分
散させた混合物を基材に被覆し、さらに最外層に実質的
に弗素樹脂だけからなる層を被覆した後、エキシマレー
ザを目盛、模様、文字等の形に照射し照射部の色を変化
させてマーキングすることを特徴とする請求項6記載の
目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方
法。 - 【請求項9】 金属基材表面をそのまま、あるいはブラ
スト等により粗面化したのち、化学的あるいは電気化学
的エッチングにより微細な凹凸を設け、続いて陽極酸化
皮膜を形成し、その上に弗素樹脂を被覆した後、エキシ
マレーザを目盛、模様、文字等の形に照射し、照射部の
色を変化させて、マーキングすることを特徴とする、目
盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078479A JPH0745584B2 (ja) | 1992-02-26 | 1993-02-25 | 目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040792 | 1992-02-26 | ||
JP4-90407 | 1992-02-26 | ||
JP5078479A JPH0745584B2 (ja) | 1992-02-26 | 1993-02-25 | 目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06100716A JPH06100716A (ja) | 1994-04-12 |
JPH0745584B2 true JPH0745584B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=26419542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5078479A Expired - Fee Related JPH0745584B2 (ja) | 1992-02-26 | 1993-02-25 | 目盛、模様、文字等を表示した弗素樹脂被覆物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745584B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289963A (ja) * | 2001-10-26 | 2007-11-08 | Calsonic Compressor Inc | フッ素系樹脂コーティング方法およびこの方法を用いた摺動部材、気体圧縮機 |
JP2008012534A (ja) * | 2001-10-26 | 2008-01-24 | Calsonic Compressor Inc | フッ素系樹脂コーティング方法およびこの方法を用いた摺動部材、気体圧縮機 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002283072A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-02 | Kimmon Mfg Co Ltd | 蝕刻されたステンレス鋼板 |
JP2006139029A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Ricoh Co Ltd | 移動体へのマーク形成方法およびマーク付き移動体 |
FR2885072B1 (fr) * | 2005-04-29 | 2007-07-27 | Gemplus Sa | Marquage de carte par laser |
JP5991568B2 (ja) * | 2010-12-02 | 2016-09-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レーザマーキング方法、および、マーキングされたユリア樹脂成形体の製造方法 |
JP2018160527A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 東芝メモリ株式会社 | 半導体パッケージ、及び、半導体パッケージのマーキング方法 |
JP6968012B2 (ja) | 2017-03-30 | 2021-11-17 | 株式会社バルカー | 積層体及びその製造方法、並びにゲートシール |
JP7023759B2 (ja) | 2017-03-30 | 2022-02-22 | 株式会社バルカー | 積層体及びその製造方法、並びにゲートシール |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP5078479A patent/JPH0745584B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007289963A (ja) * | 2001-10-26 | 2007-11-08 | Calsonic Compressor Inc | フッ素系樹脂コーティング方法およびこの方法を用いた摺動部材、気体圧縮機 |
JP2008012534A (ja) * | 2001-10-26 | 2008-01-24 | Calsonic Compressor Inc | フッ素系樹脂コーティング方法およびこの方法を用いた摺動部材、気体圧縮機 |
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JPH06100716A (ja) | 1994-04-12 |
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