JPH07188210A - ベンゾピラン−4−カルボン酸誘導体の製造法 - Google Patents
ベンゾピラン−4−カルボン酸誘導体の製造法Info
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- JPH07188210A JPH07188210A JP6324075A JP32407594A JPH07188210A JP H07188210 A JPH07188210 A JP H07188210A JP 6324075 A JP6324075 A JP 6324075A JP 32407594 A JP32407594 A JP 32407594A JP H07188210 A JPH07188210 A JP H07188210A
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- substituent
- benzopyran
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】
式(1)(式中Xは脱離基;R1及びR2は水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、シアノ
基等を示し;R3及びR4は水素原子、低級アルキル基
等を示すか、または一緒になってポリメチレン基または
複素環を形成する;R5は水素原子または低級アルキル
基を示す)で表される化合物から、金属触媒下、一酸化
炭素を反応させることにより、式(2)(式中、Yは−
NR6R7または−OR8を示し、R6及びR7は置換
基を有していてもよい飽和または不飽和アルキル基等、
R8は水素原子、置換基を有していてもよい飽和または
不飽和低級アルキル基等を示し、R1,R2,R3,R
4,R5は前記と同じ意味を示す)で表される化合物を
製造する方法。 【効果】 本発明の製法は、短工程、高収率でカリウム
チャンネルオープナー及びその中間体であるベンゾピラ
ン−4−カルボン酸を合成することができる。
低級アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、シアノ
基等を示し;R3及びR4は水素原子、低級アルキル基
等を示すか、または一緒になってポリメチレン基または
複素環を形成する;R5は水素原子または低級アルキル
基を示す)で表される化合物から、金属触媒下、一酸化
炭素を反応させることにより、式(2)(式中、Yは−
NR6R7または−OR8を示し、R6及びR7は置換
基を有していてもよい飽和または不飽和アルキル基等、
R8は水素原子、置換基を有していてもよい飽和または
不飽和低級アルキル基等を示し、R1,R2,R3,R
4,R5は前記と同じ意味を示す)で表される化合物を
製造する方法。 【効果】 本発明の製法は、短工程、高収率でカリウム
チャンネルオープナー及びその中間体であるベンゾピラ
ン−4−カルボン酸を合成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬として有用なベン
ゾピラン系化合物およびその合成中間体の新規な製造方
法に関する。
ゾピラン系化合物およびその合成中間体の新規な製造方
法に関する。
【0002】さらに詳しくは国際公開WO92/025
14号等に示されているカリウムチャンネルオープナー
として強い平滑筋弛緩作用を有する有用なベンゾピラン
系化合物およびその合成中間体であるベンゾピラン−4
−カルボン酸誘導体の新規な製造方法に関する。
14号等に示されているカリウムチャンネルオープナー
として強い平滑筋弛緩作用を有する有用なベンゾピラン
系化合物およびその合成中間体であるベンゾピラン−4
−カルボン酸誘導体の新規な製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】この分野における先行技術としては、4
−シアノベンゾピラン誘導体を経由する方法が知られて
いる(WO92/02514号参照)。
−シアノベンゾピラン誘導体を経由する方法が知られて
いる(WO92/02514号参照)。
【0004】国際公開WO92/02514によれば一
般式(5)
般式(5)
【化5】 (式中、R1及びR2は、同一または異なって水素原
子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、ハロゲン原
子、低級ハロアルコキシ基、アミノ基、アシルアミノ
基、ニトロ基、シアノ基、エステル基、低級アルキルス
ルホニル基、低級アリールスルホニル基を示すか、また
は一緒になって=N−O−N=を示す。R3及びR
4は、同一または異なって水素原子、低級アルキル基、
置換低級アルキル基を示すか、一緒になってポリメチレ
ン基または複素環を意味する)の化合物に塩基存在下、
N,N’−カルボニルジイミダゾール、次いでアンモニ
アを反応させ一般式(6)
子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、ハロゲン原
子、低級ハロアルコキシ基、アミノ基、アシルアミノ
基、ニトロ基、シアノ基、エステル基、低級アルキルス
ルホニル基、低級アリールスルホニル基を示すか、また
は一緒になって=N−O−N=を示す。R3及びR
4は、同一または異なって水素原子、低級アルキル基、
置換低級アルキル基を示すか、一緒になってポリメチレ
ン基または複素環を意味する)の化合物に塩基存在下、
N,N’−カルボニルジイミダゾール、次いでアンモニ
アを反応させ一般式(6)
【化6】 (式中、R1,R2,R3及びR4は、前記と同一の意
味を示す)の化合物を生成させ、次いで水素化シアノホ
ウ素ナトリウムにより還元し一般式(7)
味を示す)の化合物を生成させ、次いで水素化シアノホ
ウ素ナトリウムにより還元し一般式(7)
【化7】 (式中、R1,R2,R3及びR4は、前記と同一の意
味を示す)の化合物を生成させ、次いで塩化p−トルエ
ンスルホニルを用いた脱水反応に付し一般式(8)
味を示す)の化合物を生成させ、次いで塩化p−トルエ
ンスルホニルを用いた脱水反応に付し一般式(8)
【化8】 (式中、R1,R2,R3及びR4は、前記と同一の意
味を示す)の4−シアノベンゾピラン誘導体を得る。
味を示す)の4−シアノベンゾピラン誘導体を得る。
【0005】この4−シアノベンゾピラン誘導体(8)
の製造法としてはまた以下に示す製造法が示されてい
る。
の製造法としてはまた以下に示す製造法が示されてい
る。
【0006】一般式(9)
【化9】 (式中、R1,R2,R3及びR4は、前記と同一の意
味を示す)の化合物に、ジエチルアルミニウムシアニド
を反応させて一般式(8)の化合物を得る。
味を示す)の化合物に、ジエチルアルミニウムシアニド
を反応させて一般式(8)の化合物を得る。
【0007】この4−シアノベンゾピラン誘導体(8)
は加水分解することにより一般式(10)
は加水分解することにより一般式(10)
【化10】 (式中、R1,R2,R3及びR4は、前記と同一の意
味を示す)のベンゾピラン−4−カルボン酸を生成す
る。
味を示す)のベンゾピラン−4−カルボン酸を生成す
る。
【0008】このベンゾピラン−4−カルボン酸(1
0)は、一般式(2)
0)は、一般式(2)
【化11】 (式中、R6及びR7は、同一または異なって水素原
子、置換基を有していてもよい飽和または不飽和低級ア
ルキル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有
していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していて
もよい飽和または不飽和低級アルコキシ基、置換基を有
していてもよいアミノ基を示すか、またはR6及びR7
は一緒になって窒素原子と共に置換基を有していてもよ
い複素環を示す)で表されるアミン化合物と縮合するこ
とにより、一般式(11)
子、置換基を有していてもよい飽和または不飽和低級ア
ルキル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有
していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していて
もよい飽和または不飽和低級アルコキシ基、置換基を有
していてもよいアミノ基を示すか、またはR6及びR7
は一緒になって窒素原子と共に置換基を有していてもよ
い複素環を示す)で表されるアミン化合物と縮合するこ
とにより、一般式(11)
【化12】 (式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6及びR7
は、前記と同一の意味を示す)のアミド誘導体を生成す
る。
は、前記と同一の意味を示す)のアミド誘導体を生成す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、ベン
ゾピラン骨格の4位へのシアノ基導入反応は、工程数が
長くなるか、取り扱いの難しい試薬を使うことによる処
理の煩雑さという問題点を有しており、しかも製造過程
にシアノ基の加水分解反応を含むことから、R1,
R2,R3及びR4の置換基として、加水分解条件に敏
感な置換基を有する化合物の合成は困難であった。これ
らのことからより汎用性に富み工程数が短く処理が容易
な製法が求められていた。
ゾピラン骨格の4位へのシアノ基導入反応は、工程数が
長くなるか、取り扱いの難しい試薬を使うことによる処
理の煩雑さという問題点を有しており、しかも製造過程
にシアノ基の加水分解反応を含むことから、R1,
R2,R3及びR4の置換基として、加水分解条件に敏
感な置換基を有する化合物の合成は困難であった。これ
らのことからより汎用性に富み工程数が短く処理が容易
な製法が求められていた。
【0010】本発明者らは、鋭意研究の結果、短工程、
高収率で処理もより容易なカリウムチャンネルオープナ
ーおよびその中間体として重要なベンゾピラン−4−カ
ルボン酸誘導体の非常に有用な製法を見いだした。
高収率で処理もより容易なカリウムチャンネルオープナ
ーおよびその中間体として重要なベンゾピラン−4−カ
ルボン酸誘導体の非常に有用な製法を見いだした。
【0011】
【発明を解決するための手段】本発明は一般式(1)
【化13】 (式中、Xは脱離基を示し、R1及びR2は、同一また
は異なって水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級ハロアルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアル
コキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、シア
ノ基、エステル基、低級アルキルスルホニル基、低級ア
リールスルホニル基を示すか、または一緒になって=N
−O−N=を示す。R3及びR4は、同一または異なっ
て水素原子、低級アルキル基、置換低級アルキル基を示
すか、一緒になってポリメチレン基または複素環を形成
する。R5は水素原子または低級アルキル基を示す)で
表される化合物に金属触媒下、一般式(2)
は異なって水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級ハロアルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアル
コキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、シア
ノ基、エステル基、低級アルキルスルホニル基、低級ア
リールスルホニル基を示すか、または一緒になって=N
−O−N=を示す。R3及びR4は、同一または異なっ
て水素原子、低級アルキル基、置換低級アルキル基を示
すか、一緒になってポリメチレン基または複素環を形成
する。R5は水素原子または低級アルキル基を示す)で
表される化合物に金属触媒下、一般式(2)
【化14】 (式中、R6及びR7は、同一または異なって水素原
子、置換基を有していてもよい飽和または不飽和低級ア
ルキル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有
していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していて
もよい飽和または不飽和低級アルコキシ基、置換基を有
していてもよいアミノ基を示すか、またはR6及びR7
は一緒になって窒素原子と共に置換基を有していてもよ
い複素環を示す)で表される化合物または一般式(3)
子、置換基を有していてもよい飽和または不飽和低級ア
ルキル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有
していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していて
もよい飽和または不飽和低級アルコキシ基、置換基を有
していてもよいアミノ基を示すか、またはR6及びR7
は一緒になって窒素原子と共に置換基を有していてもよ
い複素環を示す)で表される化合物または一般式(3)
【化15】 (式中、R8は水素原子、置換基を有していてもよい飽
和または不飽和低級アルキル基、置換基を有していても
よいシクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリ
ール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基を
示す)で表される化合物を一酸化炭素と反応させること
を特徴とする一般式(4)
和または不飽和低級アルキル基、置換基を有していても
よいシクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリ
ール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基を
示す)で表される化合物を一酸化炭素と反応させること
を特徴とする一般式(4)
【化16】 (式中、R1,R2,R3,R4及びR5は、前記と同
一のものを示す。Yは−NR6R7または−OR8を示
し、ここでR6,R7及びR8は、前記と同一のものを
示す)で表される化合物の製造方法に関する。
一のものを示す。Yは−NR6R7または−OR8を示
し、ここでR6,R7及びR8は、前記と同一のものを
示す)で表される化合物の製造方法に関する。
【0012】本発明において、特に限定がない場合、低
級アルキル基とは炭素数1〜6、好ましくは炭素数1〜
4の直鎖または分岐鎖状のアルキル基を意味し、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t
−ブチル基等が挙げられる。
級アルキル基とは炭素数1〜6、好ましくは炭素数1〜
4の直鎖または分岐鎖状のアルキル基を意味し、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t
−ブチル基等が挙げられる。
【0013】低級アルコキシ基とは炭素数1〜6、好ま
しくは炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖状のアルキルオ
キシ基を意味し、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−
プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i
−ブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基等が挙
げられる
しくは炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖状のアルキルオ
キシ基を意味し、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−
プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i
−ブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基等が挙
げられる
【0014】ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子等を示す。
子、臭素原子、ヨウ素原子等を示す。
【0015】低級ハロアルキル基とは、1以上のハロゲ
ン原子で置換された炭素数1〜6、好ましくは炭素数1
〜4の直鎖または分岐鎖状のアルキル基を意味し、例え
ばフルオロメチル基、クロロメチル基、ジフルオロメチ
ル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基
等が挙げられる。
ン原子で置換された炭素数1〜6、好ましくは炭素数1
〜4の直鎖または分岐鎖状のアルキル基を意味し、例え
ばフルオロメチル基、クロロメチル基、ジフルオロメチ
ル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基
等が挙げられる。
【0016】低級ハロアルコキシ基とは、1以上のハロ
ゲン原子で置換された炭素数1〜6、好ましくは炭素数
1〜4の直鎖または分岐鎖上のアルコキシ基を意味し、
例えばフルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ジフル
オロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフル
オロエトキシ基等が挙げられる。
ゲン原子で置換された炭素数1〜6、好ましくは炭素数
1〜4の直鎖または分岐鎖上のアルコキシ基を意味し、
例えばフルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ジフル
オロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフル
オロエトキシ基等が挙げられる。
【0017】アシルアミノ基とは、水素原子や置換基を
有していてもよい、アミノ基で置換されたカルボニル基
を示す。
有していてもよい、アミノ基で置換されたカルボニル基
を示す。
【0018】低級アルキルスルホニル基とは、炭素数1
〜6、好ましくは炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖状の
アルキル基にスルホニル基が置換した基を示し、例えば
メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−プロピ
ルスルホニル基、i−プロピルスルホニル基、n−ブチ
ルスルホニル基、i−ブチルスルホニル基、s−ブチル
スルホニル基、t−ブチルスルホニル基等が挙げられ
る。
〜6、好ましくは炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖状の
アルキル基にスルホニル基が置換した基を示し、例えば
メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−プロピ
ルスルホニル基、i−プロピルスルホニル基、n−ブチ
ルスルホニル基、i−ブチルスルホニル基、s−ブチル
スルホニル基、t−ブチルスルホニル基等が挙げられ
る。
【0019】アリールスルホニル基とは、アリール基に
スルホニル基が置換した基を示し、ここで、アリールと
は、芳香族炭化水素から水素原子1個を除いた1価の置
換基を意味し、具体的にはフェニル基、トリル基、キシ
リル基、ビフェニル基、ナフチル基、アントリル基、フ
ェナントリル基などである。またアリール基の環上の炭
素原子はハロゲン原子、低級アルキル基、アミノ基、ニ
トロ基、トリフルオロメチル基等の1種以上の置換基を
有していてもよい。
スルホニル基が置換した基を示し、ここで、アリールと
は、芳香族炭化水素から水素原子1個を除いた1価の置
換基を意味し、具体的にはフェニル基、トリル基、キシ
リル基、ビフェニル基、ナフチル基、アントリル基、フ
ェナントリル基などである。またアリール基の環上の炭
素原子はハロゲン原子、低級アルキル基、アミノ基、ニ
トロ基、トリフルオロメチル基等の1種以上の置換基を
有していてもよい。
【0020】R3及びR4が一緒になってポリメチレン
基を形成するとは、ベンゾピラン環の2位の炭素原子
と、R3及びR4が一緒になって炭素数3〜8のシクロ
アルキル基を形成する場合を言う。同様に複素環を形成
するとは、ベンゾピラン環の2位の炭素原子と、R3及
びR4が一緒になり、さらに窒素原子、酸素原子、イオ
ウ原子等を含み、3〜8員環を形成する場合を言い、例
えばアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジ
ン、ピペラジン、モルホリン、テトラヒドロフラン、テ
トラヒドロピラン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒ
ドロチオピラン等が挙げられる。
基を形成するとは、ベンゾピラン環の2位の炭素原子
と、R3及びR4が一緒になって炭素数3〜8のシクロ
アルキル基を形成する場合を言う。同様に複素環を形成
するとは、ベンゾピラン環の2位の炭素原子と、R3及
びR4が一緒になり、さらに窒素原子、酸素原子、イオ
ウ原子等を含み、3〜8員環を形成する場合を言い、例
えばアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジ
ン、ピペラジン、モルホリン、テトラヒドロフラン、テ
トラヒドロピラン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒ
ドロチオピラン等が挙げられる。
【0021】不飽和低級アルキル基とは、炭素数2〜
6、好ましくは2〜4の2重結合または3重結合を有す
る炭化水素基を意味し、例えばエテニル基、プロペニル
基、ブテニル基、エチニル基、プロピニル基、ブチニル
基等が挙げられる。
6、好ましくは2〜4の2重結合または3重結合を有す
る炭化水素基を意味し、例えばエテニル基、プロペニル
基、ブテニル基、エチニル基、プロピニル基、ブチニル
基等が挙げられる。
【0022】不飽和低級アルコキシ基とは、炭素数2〜
6、好ましくは2〜4の不飽和低級アルキルオキシ基を
意味し、例えばエテニルオキシ基、プロペニルオキシ
基、ブテニルオキシ基、エチニルオキシ基、プロピニル
オキシ基、ブチニルオキシ基等が挙げられる。
6、好ましくは2〜4の不飽和低級アルキルオキシ基を
意味し、例えばエテニルオキシ基、プロペニルオキシ
基、ブテニルオキシ基、エチニルオキシ基、プロピニル
オキシ基、ブチニルオキシ基等が挙げられる。
【0023】シクロアルキル基とは、炭素数3〜8の環
状アルキル基を意味し、例えばシクロプロピル基、シク
ロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が
挙げられる。
状アルキル基を意味し、例えばシクロプロピル基、シク
ロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が
挙げられる。
【0024】ヘテロアリール基とは、異項原子として1
個以上の窒素原子、酸素原子またはイオウ原子等を有す
る芳香族複素環基を意味する。
個以上の窒素原子、酸素原子またはイオウ原子等を有す
る芳香族複素環基を意味する。
【0025】置換基としては、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、低級ハロアルキル基、低級ハロアルコキシ
基、水酸基、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、シア
ノ基等が挙げられる。
ルコキシ基、低級ハロアルキル基、低級ハロアルコキシ
基、水酸基、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、シア
ノ基等が挙げられる。
【0026】また脱離基とは、例えば塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、トリフルオロメタン
スルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基等の置
換基を有していてもよい飽和または不飽和の低級アルキ
ルスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ
基等の置換基を有してもよいアリールスルホニルオキシ
基等を示す。
子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、トリフルオロメタン
スルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基等の置
換基を有していてもよい飽和または不飽和の低級アルキ
ルスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ
基等の置換基を有してもよいアリールスルホニルオキシ
基等を示す。
【0027】一酸化炭素挿入クロスカップリング反応に
よるビニルトリフラートからのアクリル酸誘導体の合成
法は、既に報告されている(Tetrahedron
Letters,1985,26,1109−111
2;TetrahedronLetters,199
2,33,3939−3942)。
よるビニルトリフラートからのアクリル酸誘導体の合成
法は、既に報告されている(Tetrahedron
Letters,1985,26,1109−111
2;TetrahedronLetters,199
2,33,3939−3942)。
【0028】一般式(4)で示される化合物は、以下式
示するように金属を触媒として用いる一酸化炭素挿入ク
ロスカップリング反応を鍵反応として経由する方法で製
造することができる。すなわち一般式(1)
示するように金属を触媒として用いる一酸化炭素挿入ク
ロスカップリング反応を鍵反応として経由する方法で製
造することができる。すなわち一般式(1)
【化17】 (式中、R1,R2,R3,R4,R5及びXは、前記
と同一の意味を示す)で示される化合物は、一酸化炭素
ガスボンベより得られた常圧もしくは加圧一酸化炭素気
流下、好ましくは常圧下、反応温度としては−78℃〜
150℃、好ましくは室温〜130℃にて、反応時間は
1時間〜3日間、好ましくは3時間〜1日間、0価もし
くは2価のパラジウム、ニッケル、銅、亜鉛、スズ、マ
グネシウム等の金属触媒、好ましくは0価もしくは2価
のパラジウム1〜5モル%、例えばビストリフェニルホ
スフィン酢酸パラジウム、酢酸パラジウムおよびトリフ
ェニルホスフィン、ビス(トリフェニルホスフィン)塩
化パラジウム、1、1’−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)フェロセン塩化パラジウムジクロロメタンアダク
ト、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムク
ロロホルムアダクトおよびトリフェニルホスフィン、ト
リス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホ
ルムアダクト等の存在下、溶媒としてN,N−ジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エー
テル、アセトニトリル、トルエン、ベンゼン、水等、好
ましくはN,N−ジメチルホルムアミド、を用いたクロ
スカップリング反応により一般式(4)
と同一の意味を示す)で示される化合物は、一酸化炭素
ガスボンベより得られた常圧もしくは加圧一酸化炭素気
流下、好ましくは常圧下、反応温度としては−78℃〜
150℃、好ましくは室温〜130℃にて、反応時間は
1時間〜3日間、好ましくは3時間〜1日間、0価もし
くは2価のパラジウム、ニッケル、銅、亜鉛、スズ、マ
グネシウム等の金属触媒、好ましくは0価もしくは2価
のパラジウム1〜5モル%、例えばビストリフェニルホ
スフィン酢酸パラジウム、酢酸パラジウムおよびトリフ
ェニルホスフィン、ビス(トリフェニルホスフィン)塩
化パラジウム、1、1’−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)フェロセン塩化パラジウムジクロロメタンアダク
ト、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムク
ロロホルムアダクトおよびトリフェニルホスフィン、ト
リス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホ
ルムアダクト等の存在下、溶媒としてN,N−ジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エー
テル、アセトニトリル、トルエン、ベンゼン、水等、好
ましくはN,N−ジメチルホルムアミド、を用いたクロ
スカップリング反応により一般式(4)
【化18】 (式中、R1,R2,R3,R4,R5及びYは、前記
と同一の意味を示す)のベンゾピラン−4−カルボン酸
誘導体を1工程、収率63〜98%で生成することがで
きる。
と同一の意味を示す)のベンゾピラン−4−カルボン酸
誘導体を1工程、収率63〜98%で生成することがで
きる。
【0029】
【実施例】以下に実施例によって、本発明をさらに具体
的に説明する。
的に説明する。
【0030】実施例12,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸 4−ブロモ−2,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ
−2H−1−ベンゾピラン0.64g、酢酸カリウム
0.80g、ヨウ化カリウム0.33g、トリフェニル
ホスフィン11mg、酢酸パラジウム5mg及びN,N
−ジメチルホルムアミド10mlの混合物を一酸化炭素
雰囲気下において130℃にて6時間加熱攪拌した。反
応混合液に2N−塩酸を加え酢酸エチルにて抽出し、硫
酸ナトリウムにて乾燥後シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒 クロロホルム:メタノール=10
0:1)に付し、融点171〜172℃の標題化合物
0.54gを得た。 MS m/z:285(M+)
ベンゾピラン−4−カルボン酸 4−ブロモ−2,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ
−2H−1−ベンゾピラン0.64g、酢酸カリウム
0.80g、ヨウ化カリウム0.33g、トリフェニル
ホスフィン11mg、酢酸パラジウム5mg及びN,N
−ジメチルホルムアミド10mlの混合物を一酸化炭素
雰囲気下において130℃にて6時間加熱攪拌した。反
応混合液に2N−塩酸を加え酢酸エチルにて抽出し、硫
酸ナトリウムにて乾燥後シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒 クロロホルム:メタノール=10
0:1)に付し、融点171〜172℃の標題化合物
0.54gを得た。 MS m/z:285(M+)
【0031】実施例26−シアノ−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸 (1)2,2−ビスフルオロメチル−6−ヨウド−2H
−1−ベンゾピラン3.43g、青酸第一銅1.12g
及びN,N−ジメチルホルムアミド40mlの混合物を
150℃にて、4.5時間加熱攪拌した。反応混合液に
2N−塩酸及び酢酸エチルを加え、セライトを用いて不
溶物を濾別後、酢酸エチルにて抽出し、10%チオ硫酸
ナトリウム水溶液及び飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナト
リウムにて乾燥後減圧下濃縮し得られた残渣に臭素4m
l及びクロロホルム50mlを加え室温にて45分間攪
拌した。反応混合液をジクロロメタンにて抽出し飽和食
塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、シリカゲ
ルカラムクロマトクラフィー(展開溶媒 ヘキサン:酢
酸エチル=10:1)に付し、4−ブロモ−6−シアノ
−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラ
ン1.71gを油状物として得た。
ベンゾピラン−4−カルボン酸 (1)2,2−ビスフルオロメチル−6−ヨウド−2H
−1−ベンゾピラン3.43g、青酸第一銅1.12g
及びN,N−ジメチルホルムアミド40mlの混合物を
150℃にて、4.5時間加熱攪拌した。反応混合液に
2N−塩酸及び酢酸エチルを加え、セライトを用いて不
溶物を濾別後、酢酸エチルにて抽出し、10%チオ硫酸
ナトリウム水溶液及び飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナト
リウムにて乾燥後減圧下濃縮し得られた残渣に臭素4m
l及びクロロホルム50mlを加え室温にて45分間攪
拌した。反応混合液をジクロロメタンにて抽出し飽和食
塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、シリカゲ
ルカラムクロマトクラフィー(展開溶媒 ヘキサン:酢
酸エチル=10:1)に付し、4−ブロモ−6−シアノ
−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラ
ン1.71gを油状物として得た。
【0032】NMR(CDCl3) δ:4.52(4
H,d),6.11(1H,s),6.87(1H,
d),7.46(1H,dd),7.69(1H,d)
H,d),6.11(1H,s),6.87(1H,
d),7.46(1H,dd),7.69(1H,d)
【0033】(2)4−ブロモ−6−シアノ−2,2−
ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾピランを用い、
実施例1と同様の方法で融点165〜167℃の標題化
合物を得た。
ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾピランを用い、
実施例1と同様の方法で融点165〜167℃の標題化
合物を得た。
【0034】MS m/s:265(M+)
【0035】実施例36−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフルオロメチ
ル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボン酸 (1)6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフルオ
ロメチル−2H−1−ベンゾピラン29.9g、臭素1
0ml及びクロロホルム600mlを加え、室温にて4
5分間攪拌した。反応混合液を減圧下濃縮し得られた残
渣に2N−水酸化ナトリウム水溶液250ml及びジオ
キサン300mlを加え、室温にて1時間攪拌した。反
応混合液を酢酸エチルにて洗浄し、硫酸ナトリウムにて
乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒 ヘキサン:ジクロロメタン=5:1)に付し、4−
ブロモ−6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフル
オロメチル−2H−1−ベンゾピラン33.6gを油状
物として得た。
ル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボン酸 (1)6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフルオ
ロメチル−2H−1−ベンゾピラン29.9g、臭素1
0ml及びクロロホルム600mlを加え、室温にて4
5分間攪拌した。反応混合液を減圧下濃縮し得られた残
渣に2N−水酸化ナトリウム水溶液250ml及びジオ
キサン300mlを加え、室温にて1時間攪拌した。反
応混合液を酢酸エチルにて洗浄し、硫酸ナトリウムにて
乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒 ヘキサン:ジクロロメタン=5:1)に付し、4−
ブロモ−6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフル
オロメチル−2H−1−ベンゾピラン33.6gを油状
物として得た。
【0036】NMR(CDCl3) δ:4.54(4
H,d),6.12(1H,s),6.95(1H,
d),7.47(1H,dd),7.68(1H,d)
H,d),6.12(1H,s),6.95(1H,
d),7.47(1H,dd),7.68(1H,d)
【0037】(2)4−ブロモ−6−ペンタフルオロエ
チル−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾ
ピランを用い、実施例1と同様の方法で融点173〜1
74℃の標題化合物を得た。
チル−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾ
ピランを用い、実施例1と同様の方法で融点173〜1
74℃の標題化合物を得た。
【0038】MS m/z:358(M+)
【0039】実施例42,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボン酸 4−ブロモ−2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1
−ベンゾピランを用い、実施例1と同様の方法で融点2
03〜204℃の標題化合物を得た。
ン−4−カルボン酸 4−ブロモ−2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1
−ベンゾピランを用い、実施例1と同様の方法で融点2
03〜204℃の標題化合物を得た。
【0040】MS m/s:249(M+)
【0041】実施例52,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボン酸 (実施例4の化合物の別途製造例) (1)3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−ニト
ロ−4−オキソ−2H−1−ベンゾピラン1.11g、
無水トリフルオロメタンスルホン酸0.91ml、2,
6−ジ第3ブチル−4−メチルピリジン1.15g及び
1,2−ジクロロエタン20mlの混合物を4時間加熱
攪拌した。反応混合液に水を加えジクロロメタンにて抽
出し飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 ヘキサ
ン:酢酸エチル=10:1)に付し、4−トリフルオロ
メタンスルホニルオキシ−2,2−ジメチル−6−ニト
ロ−2H−1−ベンゾピラン1.5gを得た。
ン−4−カルボン酸 (実施例4の化合物の別途製造例) (1)3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−ニト
ロ−4−オキソ−2H−1−ベンゾピラン1.11g、
無水トリフルオロメタンスルホン酸0.91ml、2,
6−ジ第3ブチル−4−メチルピリジン1.15g及び
1,2−ジクロロエタン20mlの混合物を4時間加熱
攪拌した。反応混合液に水を加えジクロロメタンにて抽
出し飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 ヘキサ
ン:酢酸エチル=10:1)に付し、4−トリフルオロ
メタンスルホニルオキシ−2,2−ジメチル−6−ニト
ロ−2H−1−ベンゾピラン1.5gを得た。
【0042】NMR(CDCl3) δ:1.54(6
H,s),5.75(1H,s),6.86(1H,
d),7.99−8.22(2H,m) MS m/z:353(M+)
H,s),5.75(1H,s),6.86(1H,
d),7.99−8.22(2H,m) MS m/z:353(M+)
【0043】(2)4−トリフルオロメタンスルホニル
オキシ−2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベ
ンゾピラン0.20g、トリスジベンジリデンアセトン
ジパラジウムクロロホルムアダクト26mg、酢酸カリ
ウム0.20g及びN,N−ジメチルホルムアミド5m
lの混合物を一酸化炭素雰囲気下において室温にて1時
間攪拌した。反応混合液に2N−塩酸を加え、酢酸エチ
ルにて抽出し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒 クロロホルム:
メタノール=100:1)に付し、融点203〜204
℃の標題化合物0.12gを得た。
オキシ−2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベ
ンゾピラン0.20g、トリスジベンジリデンアセトン
ジパラジウムクロロホルムアダクト26mg、酢酸カリ
ウム0.20g及びN,N−ジメチルホルムアミド5m
lの混合物を一酸化炭素雰囲気下において室温にて1時
間攪拌した。反応混合液に2N−塩酸を加え、酢酸エチ
ルにて抽出し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒 クロロホルム:
メタノール=100:1)に付し、融点203〜204
℃の標題化合物0.12gを得た。
【0044】MS m/z:249(M+)
【0045】実施例62,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸 (実施例1の化合物の別
途製造例) 4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2,2−ビ
スフルオロメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラ
ンを用い、実施例5(2)と同様の方法で、融点171
〜172℃の標題化合物を得た。
ベンゾピラン−4−カルボン酸 (実施例1の化合物の別
途製造例) 4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2,2−ビ
スフルオロメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラ
ンを用い、実施例5(2)と同様の方法で、融点171
〜172℃の標題化合物を得た。
【0046】MS m/z:285(M+)
【0047】実施例72,2−ビストリフルオロメチル−6−ニトロ−2H−
1−ベンゾピラン−4−カルボン酸 4−ブロモ−2,2−ビストリフルオロメチル−6−ニ
トロ−2H−1−ベンゾピランを用い、実施例1と同様
の方法で、融点96〜97℃の標題化合物を得た。
1−ベンゾピラン−4−カルボン酸 4−ブロモ−2,2−ビストリフルオロメチル−6−ニ
トロ−2H−1−ベンゾピランを用い、実施例1と同様
の方法で、融点96〜97℃の標題化合物を得た。
【0048】MS m/z:357(M+)
【0049】実施例8N−(2−シアノエチル)−2,2−ジメチル−6−ニ
トロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2,2−ジ
メチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン0.26
g、ビストリフェニルホスフィン塩化パラジウム25m
g、2−シアノエチルアミン0.22gおよびN,N−
ジメチルホルムアミド5mlの混合物を一酸化炭素雰囲
気下において、80℃にて21時間撹拌した。反応混合
液に2N−塩酸を加え酢酸エチルにて抽出し、硫酸ナト
リウムにて乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
(展開溶媒 ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、
融点145〜146℃の標題化合物0.20gを得た。
トロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2,2−ジ
メチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン0.26
g、ビストリフェニルホスフィン塩化パラジウム25m
g、2−シアノエチルアミン0.22gおよびN,N−
ジメチルホルムアミド5mlの混合物を一酸化炭素雰囲
気下において、80℃にて21時間撹拌した。反応混合
液に2N−塩酸を加え酢酸エチルにて抽出し、硫酸ナト
リウムにて乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
(展開溶媒 ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、
融点145〜146℃の標題化合物0.20gを得た。
【0050】MS m/z:301(M+)
【0051】実施例9N−(2−シアノエチル)−2,2−ビス(フルオロメ
チル)−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カ
ルボアミド 4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2,2−ビ
ス(フルオロメチル)−6−ニトロ−2H−1−ベンゾ
ピラン0.39g、ビストリフェニルホスフィン塩化パ
ラジウム28mg、2−シアノエチルアミン0.21g
およびN,N−ジメチルホルムアミド5mlの混合物を
一酸化炭素雰囲気下において、50℃にて、22時間撹
拌した。反応混合液に2N−塩酸を加え、酢酸エチルに
て抽出し硫酸ナトリウムにて乾燥後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィ(展開溶媒 ヘキサン:酢酸エチル=
1:3)に付し、融点173〜174℃の標題化合物
0.24gを得た。
チル)−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カ
ルボアミド 4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2,2−ビ
ス(フルオロメチル)−6−ニトロ−2H−1−ベンゾ
ピラン0.39g、ビストリフェニルホスフィン塩化パ
ラジウム28mg、2−シアノエチルアミン0.21g
およびN,N−ジメチルホルムアミド5mlの混合物を
一酸化炭素雰囲気下において、50℃にて、22時間撹
拌した。反応混合液に2N−塩酸を加え、酢酸エチルに
て抽出し硫酸ナトリウムにて乾燥後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィ(展開溶媒 ヘキサン:酢酸エチル=
1:3)に付し、融点173〜174℃の標題化合物
0.24gを得た。
【0052】MS m/z:337(M+)
【0053】実施例10N−(2−シアノエチル)−2,2−ジメチル−6−ニ
トロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド (実
施例8の化合物の別途製造例) 4−ブロモ−2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1
−ベンゾピラン0.29g、ビストリフェニルホスフィ
ン塩化パラジウム35mg、2−シアノエチルアミン
0.28g、ヨウ化カリウム0.17g及びN,N−ジ
メチルホルムアミド5mlの混合物を一酸化炭素雰囲気
下において80℃にて8時間攪拌した。反応混合液に2
N−塩酸を加え、酢酸エチルにて抽出し、硫酸ナトリウ
ムにて乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒 ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、
融点145〜146℃の標題化合物0.24gを得た。
トロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド (実
施例8の化合物の別途製造例) 4−ブロモ−2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1
−ベンゾピラン0.29g、ビストリフェニルホスフィ
ン塩化パラジウム35mg、2−シアノエチルアミン
0.28g、ヨウ化カリウム0.17g及びN,N−ジ
メチルホルムアミド5mlの混合物を一酸化炭素雰囲気
下において80℃にて8時間攪拌した。反応混合液に2
N−塩酸を加え、酢酸エチルにて抽出し、硫酸ナトリウ
ムにて乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒 ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、
融点145〜146℃の標題化合物0.24gを得た。
【0054】MS m/z:301(M+)
【0055】実施例11N−(2−シアノエチル)−2,2−ビスフルオロメチ
ル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド (実施例9の化合物の別途製造例) 4−ブロモ−2,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ
−2H−1−ベンゾピランを用い、実施例10と同様の
方法で、融点173〜174℃の標題化合物を得た。
ル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド (実施例9の化合物の別途製造例) 4−ブロモ−2,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ
−2H−1−ベンゾピランを用い、実施例10と同様の
方法で、融点173〜174℃の標題化合物を得た。
【0056】MS m/z:337(M+)
【0057】実施例126−シアノ−N−(2−シアノエチル)−2,2−ビス
フルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド 4−ブロモ−6−シアノ−2,2−ビスフルオロメチル
−2H−1−ベンゾピランを用い、実施例10と同様の
方法で、融点170〜172℃の標題化合物を得た。
フルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド 4−ブロモ−6−シアノ−2,2−ビスフルオロメチル
−2H−1−ベンゾピランを用い、実施例10と同様の
方法で、融点170〜172℃の標題化合物を得た。
【0058】MS m/z:317(M+)
【0059】実施例13N−(2−シアノエチル)−6−ペンタフルオロエチル
−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボアミド 4−ブロモ−6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビス
フルオロメチル−2H−1−ベンゾピランを用い、実施
例10と同様の方法で、融点144〜145℃の標題化
合物を得た。
−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボアミド 4−ブロモ−6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビス
フルオロメチル−2H−1−ベンゾピランを用い、実施
例10と同様の方法で、融点144〜145℃の標題化
合物を得た。
【0060】MS m/z:410(M+)
【0061】参考例1 2,2−ビスフルオロメチル−N−メチル−6−ニトロ
−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 2,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸0.78g及びテトラヒ
ドロフラン5mlの混合物を氷冷下で撹拌し、N,N’
−カルボニルジイミダゾール0.67gを加え、1時間
撹拌した。その後、40%メチルアミン(メタノール溶
液)6.3mlを加え、さらに14時間室温にて撹拌し
た。反応混合液に炭酸カリウム水溶液を加え、エーテル
にて抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルクロ
マトグラフィ(展開溶媒 ジクロロメタン:メタノール
=99:1)に付し、融点178〜179℃の標題化合
物0.13gを得た。
−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 2,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸0.78g及びテトラヒ
ドロフラン5mlの混合物を氷冷下で撹拌し、N,N’
−カルボニルジイミダゾール0.67gを加え、1時間
撹拌した。その後、40%メチルアミン(メタノール溶
液)6.3mlを加え、さらに14時間室温にて撹拌し
た。反応混合液に炭酸カリウム水溶液を加え、エーテル
にて抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルクロ
マトグラフィ(展開溶媒 ジクロロメタン:メタノール
=99:1)に付し、融点178〜179℃の標題化合
物0.13gを得た。
【0062】MS m/z:298(M+)
【0063】参考例2N−(2−シアノエチル)−2、2−ビスフルオロメチ
ル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド 2,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸30mgおよびテトラヒ
ドロフラン2mlの混合物を氷冷下にて撹拌し、N,
N’−カルボニルジイミダゾール28mgを加え、1時
間撹拌した。その後、2−シアノエチルアミン0.10
mlを加え、さらに12時間室温にて撹拌した。反応混
合液に炭酸カリウム水溶液を加えジクロロメタンにて抽
出し、硫酸ナトリウムで乾燥後、有機層を減圧下濃縮し
得られた残渣を酢酸エチルおよびヘキサンの混合溶媒に
て再結晶に付し融点173〜174℃の標題化合物2
6.6mgを得た。
ル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド 2,2−ビスフルオロメチル−6−ニトロ−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸30mgおよびテトラヒ
ドロフラン2mlの混合物を氷冷下にて撹拌し、N,
N’−カルボニルジイミダゾール28mgを加え、1時
間撹拌した。その後、2−シアノエチルアミン0.10
mlを加え、さらに12時間室温にて撹拌した。反応混
合液に炭酸カリウム水溶液を加えジクロロメタンにて抽
出し、硫酸ナトリウムで乾燥後、有機層を減圧下濃縮し
得られた残渣を酢酸エチルおよびヘキサンの混合溶媒に
て再結晶に付し融点173〜174℃の標題化合物2
6.6mgを得た。
【0064】MS m/z:337(M+)
【0065】参考例3N,2,2−トリメチル−6−ニトロ−2H−1−ベン
ゾピラン−4−カルボアミド 2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボン酸を用い参考例1と同様な方法で、融
点166〜168℃の標題化合物を得た。
ゾピラン−4−カルボアミド 2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボン酸を用い参考例1と同様な方法で、融
点166〜168℃の標題化合物を得た。
【0066】MS m/z:262(M+)
【0067】参考例4N−(2−シアノエチル)−2,2−ジメチル−6−ニ
トロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボン酸を用い参考例2と同様な方法で、融
点145〜146℃の標題化合物を得た。
トロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 2,2−ジメチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボン酸を用い参考例2と同様な方法で、融
点145〜146℃の標題化合物を得た。
【0068】MS m/z:301(M+)
【0069】参考例56−シアノ−2,2−ビスフルオロメチル−N−メチル
−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 6−シアノ−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参考例1と同様な
方法で、融点206〜207℃の標題化合物を得た。
−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 6−シアノ−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参考例1と同様な
方法で、融点206〜207℃の標題化合物を得た。
【0070】MS m/z:278(M+)
【0071】参考例66−シアノ−N−(2−シアノエチル)−2,2−ビス
フルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド 6−シアノ−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参考例2と同様な
方法で、融点170〜172℃の標題化合物を得た。
フルオロメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド 6−シアノ−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−
ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参考例2と同様な
方法で、融点170〜172℃の標題化合物を得た。
【0072】MS m/z:317(M+)
【0073】参考例76−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフルオロメチ
ル−N−メチル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド 6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフルオロメチ
ル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参
考例1と同様な方法で、融点127〜128℃の標題化
合物を得た。
ル−N−メチル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボ
アミド 6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフルオロメチ
ル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参
考例1と同様な方法で、融点127〜128℃の標題化
合物を得た。
【0074】MS m/z:371(M+)
【0075】参考例8N−(2−シアノエチル)−6−ペンタフルオロエチル
−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボアミド 6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフルオロメチ
ル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参
考例2と同様な方法で、融点144〜145℃の標題化
合物を得た。
−2,2−ビスフルオロメチル−2H−1−ベンゾピラ
ン−4−カルボアミド 6−ペンタフルオロエチル−2,2−ビスフルオロメチ
ル−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参
考例2と同様な方法で、融点144〜145℃の標題化
合物を得た。
【0076】MS m/z:410(M+)
【0077】参考例92,2−ビストリフルオロメチル−N−メチル−6−ニ
トロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 2,2−ビストリフルオロメチル−6−ニトロ−2H−
1−ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参考例1と同
様な方法で、融点127〜128℃の標題化合物を得
た。
トロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カルボアミド 2,2−ビストリフルオロメチル−6−ニトロ−2H−
1−ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参考例1と同
様な方法で、融点127〜128℃の標題化合物を得
た。
【0078】MS m/z:370(M+)
【0079】参考例10N−(2−シアノエチル)−2,2−ビストリフルオロ
メチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カ
ルボアミド 2,2−ビストリフルオロメチル−6−ニトロ−2H−
1−ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参考例2と同
様な方法で、融点144〜145℃の標題化合物を得
た。
メチル−6−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−4−カ
ルボアミド 2,2−ビストリフルオロメチル−6−ニトロ−2H−
1−ベンゾピラン−4−カルボン酸を用い参考例2と同
様な方法で、融点144〜145℃の標題化合物を得
た。
【0080】MS m/z:339(M+)
【0081】
【発明の効果】本発明の製法は、短工程、高収率でカリ
ウムチャンネルオープナー及びその中間体であるベンゾ
ピラン−4−カルボン酸を合成することができる。
ウムチャンネルオープナー及びその中間体であるベンゾ
ピラン−4−カルボン酸を合成することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Xは脱離基を示し、R1及びR2は、同一また
は異なって水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級ハロアルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアル
コキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、シア
ノ基、エステル基、低級アルキルスルホニル基、低級ア
リールスルホニル基を示すか、または一緒になって=N
−O−N=を示す。R3及びR4は、同一または異なっ
て水素原子、低級アルキル基、置換低級アルキル基を示
すか、一緒になってポリメチレン基または複素環を形成
する。R5は水素原子または低級アルキル基を示す)で
表される化合物に金属触媒下、一般式(2) 【化2】 (式中、R6及びR7は、同一または異なって水素原
子、置換基を有していてもよい飽和または不飽和低級ア
ルキル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル
基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有
していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していて
もよい飽和または不飽和低級アルコキシ基、置換基を有
していてもよいアミノ基を示すか、またはR6及びR7
は一緒になって窒素原子と共に置換基を有していてもよ
い複素環を示す)で表される化合物または一般式(3) 【化3】 (式中、R8は水素原子、置換基を有していてもよい飽
和または不飽和低級アルキル基、置換基を有していても
よいシクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリ
ール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基を
示す)で表される化合物を一酸化炭素と反応させること
を特徴とする一般式(4) 【化4】 (式中、R1,R2,R3,R4及びR5は、前記と同
一のものを示す。Yは−NR6R7または−OR8を示
し、ここでR6,R7及びR8(は、前記と同一のもの
を示す)で表される化合物の製造方法。 - 【請求項2】 脱離基がハロゲン原子、置換基を有して
いてもよい飽和または不飽和低級アルキルスルホニルオ
キシ基または置換基を有していてもよいアリールスルホ
ニルオキシ基である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 金属触媒がパラジウム、ニッケル、銅、
亜鉛、スズまたはマグネシウム化合物である請求項1記
載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6324075A JPH07188210A (ja) | 1993-11-19 | 1994-11-18 | ベンゾピラン−4−カルボン酸誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33872993 | 1993-11-19 | ||
JP5-338729 | 1993-11-19 | ||
JP6324075A JPH07188210A (ja) | 1993-11-19 | 1994-11-18 | ベンゾピラン−4−カルボン酸誘導体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07188210A true JPH07188210A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=26571376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6324075A Abandoned JPH07188210A (ja) | 1993-11-19 | 1994-11-18 | ベンゾピラン−4−カルボン酸誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07188210A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000018754A1 (fr) * | 1998-09-30 | 2000-04-06 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Procedes de preparation de derives de benzopyranne 4-substitue |
EP0995438A1 (en) * | 1997-03-03 | 2000-04-26 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Remedies for peripheral circulation disturbances |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6324075A patent/JPH07188210A/ja not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0995438A1 (en) * | 1997-03-03 | 2000-04-26 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Remedies for peripheral circulation disturbances |
EP0995438A4 (en) * | 1997-03-03 | 2001-03-21 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | DRUGS AGAINST PHERIPHERIC BLOODFLOW DISORDERS |
WO2000018754A1 (fr) * | 1998-09-30 | 2000-04-06 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Procedes de preparation de derives de benzopyranne 4-substitue |
US6455708B1 (en) * | 1998-09-30 | 2002-09-24 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Processes for the preparation of 4-substituted benzopyran derivatives |
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