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JPH07160441A - 情報処理方法及び出力方法 - Google Patents

情報処理方法及び出力方法

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Publication number
JPH07160441A
JPH07160441A JP5310598A JP31059893A JPH07160441A JP H07160441 A JPH07160441 A JP H07160441A JP 5310598 A JP5310598 A JP 5310598A JP 31059893 A JP31059893 A JP 31059893A JP H07160441 A JPH07160441 A JP H07160441A
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JP
Japan
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output device
output
host computer
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JP5310598A
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Hiroshi Takakura
洋 高倉
Shoji Koike
尚司 小池
Satoshi Nagata
聡 永田
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Publication date
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力装置を制御するための情報を出力装置か
ら情報処理装置へアップロードすることにより、情報処
理装置上の資源を有効にする。 【構成】 双方向性インターフェースを介して出力装置
を制御するために必要な情報を出力装置から入力して記
憶手段に記憶し、記憶された情報に基づいて出力装置を
制御して、情報処理装置で情報処理を施された情報を出
力装置で可視出力させる。また、出力装置を制御するた
めに必要な情報を情報処理装置へアップロードする命令
が指示入力されたか否かを判断し、その判断結果に基づ
いて、出力装置内に記憶されていた情報を双方向インタ
ーフェースを介して情報処理装置へアップロードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双方向性インターフェ
ースを介してホストコンピュ−タに接続されるプリンタ
等の出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータにインタフェ
ース(例えばセントロニクスインタフェース等)を介し
て接続されるプリンタは、ホストコンピュータから入力
されるデータを解析して、例えばレーザビームプリンタ
の出力データとしてビットマップデータを展開し、この
展開データに基づいて変調されたレーザビームを感光ド
ラムに走査露光して画像データの出力を行うように構成
されている。
【0003】また、プリンタがエミュレーション機能を
備える場合には、複数のプリンタ制御言語系(コマンド
体系)を処理可能に構成されており、使用者が実行する
アプリケーションプログラムに従ってエミュレーション
モードとネイティブモードとを切り換えながらプリント
処理を実行できるように構成されており、プリンタには
上記プリンタ制御言語を解釈するプログラムを切り換え
るためのスイッチや切り換え指示を行うカードスロット
があらかじめ設けられている。
【0004】また、印刷装置とホストコンピュータは単
にインタフェースを使って接続されるだけでなく、ホス
トコンピュータには印刷装置を正しく動作させるための
ソフトウエアとして、ドライバやセットアップユーティ
リティ等が必要とされる。
【0005】また、ワークステーションと呼ばれるコン
ピュータなどをホストにした場合、印刷のための印刷設
定情報が必要である。
【0006】更にまた、印刷装置には取り扱い説明書な
どの各種のドキュメントが付随しているのは常識となっ
ており、今日ではホストコンピュータ上でのオンライン
マニュアルがフロッピーディスクなどの媒体で供給され
ることも多くなってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来ではホ
スト側に持たれるプリンタの各種のソフトウェアや設定
情報は、印刷装置を利用するには必ず必要であるにも関
わらず、ホストへ登録したり設定したりするのには、ホ
スト側の管理者としての知識が必要であった。これらの
知識は高度になることが多く、更に作業自体も煩雑であ
って、設定者に対して大変な手間と技量を要求してい
た。
【0008】また、通常上記のソフトウェアはフロッピ
ーディスクなどの媒体で印刷装置と共に供給されるが、
こうした媒体を使うことはコスト的にも高くつくという
問題があった。更に、ホスト側にもこうした媒体のドラ
イブ装置が必要となり、ドライブ装置がない場合には、
登録や設定ができないという問題があった。
【0009】また、マニュアルなどのドキュメントにつ
いても、印刷装置に付随することで物流コストがかか
り、更に日常利用しないものまで含まれるので、印刷さ
れていること自体が無駄なことも多かった。またドキュ
メント自身も通常1セットしか備わっていないので、複
数欲しい場合は別途購入したり、著作権が許されるなら
それを元に複写機で複写するしかなかった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、双方向性インターフェースを介してホ
ストに接続される印刷装置に、セットアップユーティリ
ティ、ドライバ、印刷設定情報、ドキュメントなどのホ
スト側で必要なホスト印刷情報を持たせ、その情報を双
方向性インターフェースを通じて印刷装置からホスト側
へ送ることで、ホスト側への印刷装置の設定を容易に行
なうことができる印刷装置を提供することを目的とす
る。また、印刷装置にホスト側の情報を持たせること
で、印刷装置と別に必要なソフトウェアの媒体やドキュ
メントを、なくしたり減らしたりすることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の情報処理装置における情報処理方法は以下に示す構
成を備える。即ち、双方向性インターフェースを介して
接続されている出力装置を制御して、情報処理を施され
た情報を出力装置で可視出力させる情報処理装置におけ
る情報処理方法であって、前記出力装置を制御するため
に必要な情報を前記出力装置から入力して記憶手段に記
憶する記憶工程と、前記記憶手段に記憶された前記情報
に基づいて前記出力装置を制御して、前記情報処理装置
で情報処理を施された情報を前記出力装置で可視出力さ
せる制御工程とを備える。
【0012】上記目的を達成する本発明の出力装置にお
ける出力方法は以下に示す構成を備える。即ち、情報処
理装置で情報処理を施された情報を双方向インタ−フェ
−スを介して入力し、入力した情報から出力情報を生成
して出力する出力装置における出力方法であって、前記
出力装置を制御するために必要な情報を前記情報処理装
置へアップロ−ドする命令が指示入力されたか否かを判
断する判断工程と、前記判断工程での判断結果に基づい
て、前記出力装置内に記憶されていた前記情報を前記双
方向インタ−フェ−スを介して前記情報処理装置へアッ
プロ−ドする出力制御工程とを備える。
【0013】
【作用】かかる構成において、双方向性インターフェー
スを介してホストコンピュ−タに接続される出力装置の
メモリに格納されている情報を出力装置からホストコン
ピュ−タにアップロ−ドし、ホストコンピュ−タ側で該
情報を利用できるようにする。
【0014】
【実施例】本実施例の構成を説明する前に、本実施例を
適用するに好適なレーザビームプリンタおよびインクジ
ェットプリンタの構成について図1〜図3を参照しなが
ら説明する。なお、本実施例を適用するプリンタは、レ
ーザビームプリンタおよびインクジェットプリンタに限
られるものではなく、他のプリント方式のプリンタでも
良いことは言うまでもない。
【0015】図1は本発明を適用可能な第1の記録装置
の構成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリン
タ(LBP)の場合を示す。
【0016】図において、1500はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの
情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン
等を作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。
1501は操作のためのスイッチおよびLED表示器等
が配されている操作パネル、1000はLBP本体15
00全体の制御およびホストコンピュータから供給され
る文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。
このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情報を
対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザド
ライバ1502に出力する。レーザドライバ1502は
半導体レ−ザ1503を駆動するための回路であり、入
力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1503から
発射されるレーザ光1504をオン・オフ切り換えす
る。レーザ光1504は回転多面鏡1505で左右方向
に振らされて静電ドラム1506上を走査露光する。こ
れにより、静電ドラム1506上には文字パターンの静
電潜像が形成されることになる。この潜像は、静電ドラ
ム1506周囲に配設された現像ユニット1507によ
り現像された後、記録紙に転写される。この記録紙には
カットシートを用い、カットシート記録紙はLBP15
00に装着した用紙カセット1508に収納され、給紙
ローラ1509および搬送ローラ1510と搬送ローラ
1511とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム
1506に供給される。また、LBP本体1500に
は、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備
え、内蔵フォントに加えてオプションカード,言語系の
異なる制御カード(エミュレーションカード)を接続で
きるように構成されている。
【0017】図2は本発明を適用可能な第2の記録装置
の構成を示す外観図であり、例えばインクジェット記録
装置(IJRA)の場合を示す。
【0018】図において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介し
て回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004
に対して係合するキャリッジHCはピン(図示しない)
を有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリ
ッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭
載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジ
移動方向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧
する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッ
ジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モー
タ5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポ
ジション検知手段として機能する。5016は記録ヘッ
ドの全面をキャップするキャップ部材5022を指示す
る部材、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段
でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回
復を行う。5017はクリーニングブレードで、部材5
019により前後方向に移動可能となる。5018は本
体支持板で、上記5017,5019を支持する。50
12は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公
知の伝達手段で移動制御される。
【0019】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャッリジがホームポジション側領域にきた
ときにリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望動作を行うように構成され
ていればよい。
【0020】図3は、図2に示した第2の記録装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【0021】図において、1700は記録信号を入力す
るインタフェース、1701はMPU、1702は前記
MPU1701が実行する制御プログラムやホスト印刷
情報等を格納するROM、1703はDRAMで、各種
データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ
等)を保存しておく。1704は記録ヘッド1708に
対する記録データの供給制御を行うゲートアレイで、イ
ンタフェース1700,MPU1701,DRAM17
03間のデータの転送制御も行う。1710は前記記録
ヘッド1708を搬送するためのキャリアモータ、17
09は記録用紙搬送のための搬送モータ、1705は前
記記録ヘッドを駆動するヘッドドライバ、1706は前
記搬送モータ1709を駆動するモータドライバ、17
07は前記キャリアモータ1710を駆動するモータド
ライバである。
【0022】このように構成された上記記録装置におい
て、インタフェース1700を介して後述するホストコ
ンピュータ100より記録信号が入力されると、ゲート
アレイ1704とMPU1701との間で記録信号がプ
リント用の記録データに変換される。そして、モータド
ライバ1706,1707が駆動されるとともに、ヘッ
ドドライバ1705に送られた記録データに従って記録
ヘッドが駆動され印字が実行される。
【0023】なお、MPU1701はインタフェース1
700を介して後述するホストコンピュータ100との
通信処理が可能となっており、DRAM1703に関す
るメモリ情報および資源データ等やROM1702内の
ホスト印刷情報を後述するホストコンピュータ100に
通知可能に構成され、さらに、ホストコンピュータ10
0が接続されたプリンタと通信してプリンタ環境設定状
態を自動判定して、相互に整合するプリンタ環境を自動
設定するように構成されている。
【0024】また、プリンタ制御言語切り換えに伴っ
て、プリンタのメモリに設定されているデータをホスト
コンピュータ100に一時登録ファイルとして転送し、
プリンタ制御言語切り換え後のプリンタ処理終了後、プ
リンタのプリンタ環境を再起させるために、一時登録フ
ァイルをプリンタに帰還転送して再設定可能に構成され
ている。
【0025】図4は本発明の実施例を示すプリンタ制御
システムの構成を説明するブロック図である。ここで
は、レーザビームプリンタ(図1)を例にして説明す
る。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体
の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっ
ても、LAN等のネットワークを介して処理が行われる
システムであっても本発明を適用できることは言うまで
もない。
【0026】図において、100はホストコンピュータ
で、ROM2に記憶された文書処理プログラムに基づい
て図形,イメージ,文字,表(表計算等を含む)等が混
在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムデ
バイス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に
制御する。
【0027】また、このROM2には、図9のフローチ
ャートで示されるようなCPU1の制御プログラム等を
記憶する。3はRAMで、CPU1の主メモリ,ワーク
エリア等として機能する。5はキーボードコントローラ
(KBC)で、キーボード9や不図示のポインティング
デバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコント
ローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)
10の表示を制御する。7はディスクコントローラ(D
KC)で、ブートプログラム,種々のアプリケーショ
ン,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等
を記憶するハードディスク(HD)11,フロッピーデ
ィスク(FD)12とのアクセスを制御する。8はプリ
ンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性イン
タフェース(インタフェース)13を介してプリンタ1
500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処
理を実行する。8a,18aはインタフェース回路で、
インタフェース13を介したプリンタ1500とホスト
コンピュータ100との種々のコマンド通信処理,記録
情報処理を制御する。
【0028】なお、CPU1は、例えばRAM3上に設
定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展
開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのW
YSIWYGを可能としている。また、CPU1は、C
RT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコ
マンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、
種々のデータ処理を実行する。
【0029】プリンタ1500において、14はプリン
タCPUで、ROM15に記憶された制御プログラム等
に基づいてシステムバス17に接続される各種のデバイ
スとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェー
ス19を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)
20にプリントデータとしての画像信号を出力する。
【0030】また、このROM15には、図7のフロー
チャートで示されるようなCPU14の制御プログラム
等を記憶する。ROM15はまたハードディスク(H
D)22が無いプリンタの場合には、ホスト上で利用さ
れるホスト印刷情報を持てるようになっている。CPU
14は入力部18を介してホストコンピュータとの通信
処理が可能となっており、RAM16に関するメモリ情
報および資源データ等をホストコンピュータ100に通
知可能に構成されている。16はCPU14の主メモ
リ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しな
い増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモ
リ容量を拡張することができるように構成されている。
なお、RAM16は、記録データ展開領域、環境データ
格納領域、NVRAM等に用いられる。ハードディスク
(HD)22は、ディスクコントローラ(DKC)21
によりアクセスを制御される。ハードディスク22は、
オプションとして接続され、ダウンロードフォントやプ
リンタのホスト印刷情報などを格納する。
【0031】また、図示しないカードスロットを少なく
とも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフ
ォントカード,言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈
するプログラムを格納したカード(エミュレーションカ
ード)を接続できるように構成されている。さらに、図
示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からの
プリンタモード設定情報を記憶する。
【0032】このように構成されたプリンタ制御システ
ムにおいて、ホストコンピュータに双方向性インタフェ
ース13を介して接続されるプリンタ1500のROM
15或はハードディスク22には、プリンタのセットア
ップユーティリティ、プリンタドライバ、ホストコンピ
ュータで用いられる印刷設定情報、プリンタマニュアル
などのドキュメントを保持できるようになっている。こ
れらの情報がROM15に格納されるか、ハードディス
ク22に格納されるかは、オプションとしてハードディ
スクが設定されているか、或はROM15の空き容量で
決まる。
【0033】図5は、本実施例のホストコンピュータか
ら見たプリンタとの関係についての説明図である。
【0034】プリンタ1500とホストコンピュータ1
00は双方向インタフェース13を介して接続されてい
る。ホストコンピュータのハードディスク11内の領域
11aには,プリンタドライバ1101、セットアップ
ユーティリティ1102、プリンタ設定情報1103、
オンラインマニュアル1104などが、格納されてい
る。セットアップユーティリティ1102は、プリンタ
の実行環境(対応言語、使用インタフェースなど)や使
用環境(コピー枚数、用紙サイズ、フォント情報、タイ
ムアウト値など)を設定するソフトウェアで、ホストコ
ンピュータ100上でGUI(Graphical U
ser Interface)を使って設定し、その内
容を双方向インタフェース13を使って、プリンタ15
00に送りプリンタ1500の設定値とする。ここで設
定された値は、ホストコンピュータ100内のセットア
ップユーティリティ1102とプリンタ1500内のN
VRAM23に記憶される。プリンタドライバ1101
は、ホストコンピュータ100の印刷の指示に対してプ
リンタ1500で印刷できる形に変換し、プリンタ15
00に双方向インタフェース13を介してデータを送る
ソフトウェアである。プリンタ設定情報は、プリンタを
利用するに当り、ホストコンピュータが保持している情
報である。この情報には、OSの環境に対しての情報と
GUI環境に対しての情報とがある。マニュアル110
4は、ホストコンピュータ上でオンラインで検索できる
マニュアルで、プリンタに関する情報は、GUI上のメ
ニューの選択だけで得ることができる。
【0035】ここで述べた実施例は、この形態が必須の
ものと限らない。上記の形態の内、少なくとも一つがホ
スト印刷情報として印刷装置内に備わっていれば良い。
特に、プリンタ設定情報と、プリンタドライバ、プリン
タセットアップユーティリティは内容として重複する
が、それはそのシステムの最適な形態で必ずしも必要で
ないものは、省けば良いのは言うまでもない。例えば最
近のワークステーションの場合、プリンタドライバは既
存のものを利用し、セットアップユーティリというもの
も存在しないことが多い。この場合、通常プリンタ設定
情報(環境の情報とデータ変換のフィルタープログラ
ム)だけが必要となる。
【0036】図6は、本実施例においてホストコンピュ
ータ100とプリンタ1500が初めて接続された時の
様子を示す説明図である。
【0037】プリンタ1500内のハードディスク22
の領域22aには、プリンタドライバ1201、セット
アップユーティリティ1202、プリンタ設定情報12
03、マニュアル1204が格納されている。これらの
情報は、ホストコンピュータ100からの指示により、
双方向インタフェース13を通じてホストコンピュータ
100内のハードディスク11aに送られる。
【0038】〔第1実施例〕図7は、本発明の1実施例
を示すホスト印刷情報のセットアップユティリティにつ
いてプリンタとホストコンピュータの間でどのように処
理されるかを示すフローチャートである。ホストコンピ
ュータ側にはプリンタからのデータ受信専用の小さなプ
ログラムが既にインストールされている。この受信プロ
グラムは、ROM2上のソフトウェアまたは、ホスト印
刷情報の1つであるプリンタドライバなどであっても良
いが、本実施例のここ迄ではプリンタドライバはまだイ
ンストールされていない。図4〜図7を参照しながら説
明する。
【0039】ホストコンピュータ上では、受信プログラ
ムがCPU1で実行され、データ受信の待機状態となっ
ている。ステップS701でプリンタ1500の操作パ
ネル1501上にあるセットアップユーティリティのア
ップロードを選ぶ。次にステップS702で、ホストコ
ンピュータ100にセットアップユーティリティのアッ
プロード場所11aを問い合わせる。次に、ステップS
703でプリンタ1500のセットアップユーティリテ
ィの格納場所22aを調べ、ステップS704でセット
アップユーティリティをホストコンピュータ100へ転
送する。
【0040】図8は、セットアップユーティリティが図
4のハードディスク22の中にどのように格納されてい
るかを説明する図である。セットアップユティリティ
は、図8のセットアップユーティリティテーブルで管理
されており、ホストコンピュータの種類及びOS等によ
り分類されている。セットアップユーティリティのソフ
トウエアの実体は、セットアップユーティリティテーブ
ルで参照されるようになっている。ここでその実体が存
在しない場合は、セットアップユーティリティテーブル
の要素が0にセットされている。ステップS701でア
ップロードを選ぶ場合、実際にはホストコンピュタの種
類やOSの種類も選択している。図8で、801は本実
施例でサポートされているセットアップユーティリティ
の個数を示す。802はセットアップユティリティがサ
ポートしているホストコンピュータの名称が格納されて
おり、ホストコンピュータへの問い合わせの結果或はホ
ストコンピュータからの通知の結果得られる名称で検索
される。ここで検索されたホストコンピュータに対し
て、対応するOSへのポインタが803でここで対応し
ているOSを検索し、そのポインタからセットアップユ
ーティリティの実体806を見つけることができるよう
になっている。
【0041】〔第2実施例〕図9はホスト印刷情報のプ
リンタドライバについてプリンタとホストコンピュータ
の間でどのように処理されるかを示す実施例のフローチ
ャートであるである。図4、図5、図6、図9、図10
を使って説明する。本実施例では、アップロードする仕
組みは、第1実施例の中のセットアップユーティリティ
の中に組み込まれている。もちろんこれは、ROM2の
中にあっても良いのは言うまでもない。
【0042】まずステップS901で、ホストコンピュ
ータ100のセットアップユーティリティを起動する。
次にステップS902で、セットアップユーティリティ
内のドライバのアップロードを起動する。ここでステッ
プS903でプリンタ1500に、ホストコンピュータ
100の種類とホストコンピュータのOSの情報を通知
する。さらにステップS904でホストコンピュータ1
00で必要なプリンタドライバをプリンタ1500に通
知し、プリンタ1500にプリンタドライバが存在する
かを問い合わせる。
【0043】プリンタ1500内には図9のようなプリ
ンタドライバーテーブルがある。このテーブルは、プリ
ンタ100がサポートしているホストコンピュータとO
Sに対応したドライバーの存在位置を保持している。プ
リンタ100がドライバがあるかないかの問い合わせを
受けるとこのテーブルを検索して、その答を返す。プリ
ンタドライバテーブルは、ホストコンピュータの名称1
002、OSの名称1004、プリンタドライバのアド
レス1005などからなり、プリンタドライバが存在し
ない場合は、ポインタのデータとして0が格納されてい
る。
【0044】ステップS905でプリンタドライバテー
ブルにプリンタドライバがある場合は、ステップS90
6でプリンタドライバのアップロードをプリンタ150
0に通知する。これによりプリンタドライバのアップロ
ードが始まる。ステップS905でプリンタドライバが
ない場合はこの処理はスキップされる。次にステップS
907で他にまだアップロードすべきドライバがあるか
どうかを調べ、アップロードが必要な場合は、ステップ
S904に進み、必要でなければ、処理を終る。
【0045】〔第3実施例〕図11は、本発明が適用で
きるホストコンピュータの実施例の印字デ−タ制御機構
の概念を示すブロック図である。ホストコンピュータ1
00の中にはCPU1で制御される印刷デ−タ制御手段
があって、印刷が指定されるとまず印刷指定手段110
1が印字データを印刷管理手段1103へ送る。印刷管
理手段1103は印刷管理情報1102に従って、印刷
指定手段1101からの印字データを受け取る。ここで
は、図示していないが、印刷管理情報1102に従っ
て、印刷管理手段1103がデータを受け取る時に、フ
ィルターを通すことでデータの内容をコンバートするこ
ともできる。ここで印刷管理手段1103は、印刷管理
情報1102に記録されている内容に従って、出力用の
フィルター1104と出力ドライバ1105を選び、プ
リンタ1500への出力形式に変更して双方向インター
フェース13を通じてデータをプリンタ1500ヘ送り
出す。このような印字デ−タ制御機構を持つホストコン
ピュータの場合、既にドライバ1105自身は用意され
ていることが多い。この場合、印刷設定情報である印刷
管理情報と印刷管理情報の中で指定されているフィルタ
があれば、すぐに印字にかかることができる。
【0046】ところで印刷設定情報には種々の物があ
り、上記のフィルターやドライバーのようなソフトウェ
アの印刷設定情報の場合、予め定められた通信のプロト
コルを用いて転送を行なえばよいが、シリアルインタフ
ェースかパラレルインタフェースか、ボーレートなどの
通信プロトコルそのもに影響する情報のような印刷設定
情報を送るような場合は、ホストコンピュータ100内
で設定されている双方向インタフェース13の標準ドラ
イバのプロトコルに合わせて、プリンタ1500側の転
送プロトコルを決めておいて、そのプロトコルを使って
転送し、実際に印字に用いるプロトコルは、プリンタ1
500からホストコンピュータ100に標準のプロトコ
ルで転送してから、印刷の時は切り替えれば良い。
【0047】ここでのプリンタ1500とホストコンピ
ュータ100の間での処理は、第1実施例と同様であ
る。
【0048】〔第4実施例〕ホスト印刷情報がドキュメ
ントの場合のプリンタ1500とホストコンピュータ1
00の間での処理は、第2実施例と同様である。
【0049】但しホスト印刷情報がドキュメントの場
合、ホストコンピュータ100でオンラインで参照する
だけでなく、ホストコンピュータ100の指示で、ある
いは操作パネル1501の指示でホストコンピュータ1
00からドキュメントを転送せずに直接印字することが
できる。
【0050】これはドキュメント自身を、プリンタ15
00がサポートしているよく知られたページ記述言語で
記述しておけば良い。ページ記述言語で記述しておけ
ば、ホストコンピュータ100側でも、それを解釈する
ソフトウェアでドキュメンとの表示が行なえ、プリンタ
1500ではサポート済の当たり前の機能として印字が
可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、双方
向性インターフェースを介して出力装置を制御するため
に必要な情報を出力装置から入力して記憶手段に記憶
し、記憶された情報に基づいて出力装置を制御して、情
報処理装置で情報処理を施された情報を出力装置で可視
出力させることにより、また、出力装置を制御するため
に必要な情報を情報処理装置へアップロ−ドする命令が
指示入力されたか否かを判断し、その判断結果に基づい
て、出力装置内に記憶されていた情報を双方向インタ−
フェ−スを介して情報処理装置へアップロ−ドすること
により、双方向性インターフェースを介してホストコン
ピュ−タに接続される出力装置に、セットアップユーテ
ィリ、ドライバ、印刷設定情報、ドキュメントなどのホ
スト側で必要な情報を持たせ、その情報を双方向性イン
ターフェースを通じて出力装置からホストコンピュ−タ
側へ送ることで、ホストコンピュ−タ側への出力装置の
設定を容易に行なうことができるという効果を奏する。
【0052】また、出力装置のROMやハードディスク
などにホストコンピュ−タ側の情報を持たせることで、
本来出力装置とは別に必要なソフトウェアの媒体やドキ
ュメントを無くしたり減らしたりすることができるの
で、製品コストだけでなく物流コストまで削減できると
いう効果がある。
【0053】また、ドキュメントを本体側に内蔵するこ
とで、情報が必要な時にホストコンピュ−タ側に送って
参照できるだけでなく、いつでも必要な時にマニュアル
等のドキュメントを出力し手に入れることができるとい
う効果がある。
【0054】また、ホストコンピュ−タに関しては通常
メモリやハードディスク等の資源は、ドキュメントやソ
フトウェアですぐに費やされてしまうが、本発明によれ
ば、必要な時にだけアップロードすればよく、必要がな
くなればいつでも消して良い。従ってホストコンピュー
タ上の資源を有効に利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な第1の記録装置の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明を適用可能な第2の出力装置の構成を示
す外観図である。
【図3】図2に示した第2の出力装置の制御構成を説明
するブロック図である。
【図4】本発明の一実施例を示すプリンタ制御システム
の構成を説明するブロック図である。
【図5】ホストコンピュータからみたプリンタとの関係
を説明するブロック図である。
【図6】ホストコンピュータとプリンタとの最初の接続
関係を説明するブロック図である。
【図7】本発明の第1実施例を示すホスト印刷情報であ
るセットアップユーティリティのアップロードを示すフ
ローチャートである。
【図8】セットアップユーティリティのハードディスク
内のマップを示す模式図である。
【図9】本発明の第2実施例を示すホスト印刷情報であ
るプリンタドライバのアップロードを示すフローチャー
トである。
【図10】プリンタドライバのハードディスク内のマッ
プを示す模式図である。
【図11】本発明の第3実施例が適用出来るホストコン
ピュータの印字デ−タ制御機構を説明するブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 11 ハードディスク 14 CPU 15 ROM 16 RAM 22 ハードディスク 100 ホストコンピュータ 1500 プリンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向性インターフェースを介して接続
    されている出力装置を制御して、情報処理を施された情
    報を出力装置で可視出力させる情報処理装置における情
    報処理方法であって、 前記出力装置を制御するために必要な情報を前記出力装
    置から入力して記憶手段に記憶する記憶工程と、 前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて前記出力
    装置を制御して、前記情報処理装置で情報処理を施され
    た情報を前記出力装置で可視出力させる制御工程とを備
    えることを特徴とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記出力装置を制御するための情報は、
    前記出力装置の実行環境、使用環境を設定するプログラ
    ムであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記出力装置を制御するための情報は、
    前記情報処理を施された情報を前記出力装置で可視出力
    できる他の情報形態に変換するプログラムであることを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  4. 【請求項4】 情報処理装置で情報処理を施された情報
    を双方向インタ−フェ−スを介して入力し、入力した情
    報から出力情報を生成して出力する出力装置における出
    力方法であって、 前記出力装置を制御するために必要な情報を前記情報処
    理装置へアップロ−ドする命令が指示入力されたか否か
    を判断する判断工程と、 前記判断工程での判断結果に基づいて、前記出力装置内
    に記憶されていた前記情報を前記双方向インタ−フェ−
    スを介して前記情報処理装置へアップロ−ドする出力制
    御工程とを備えることを特徴とする出力方法。
  5. 【請求項5】 前記出力装置を制御するための情報は、
    前記出力装置の実行環境、使用環境を設定するプログラ
    ムであることを特徴とする請求項4に記載の出力方法。
  6. 【請求項6】 前記出力装置を制御するための情報は、
    前記情報処理を施された情報を前記出力装置で可視出力
    できる他の情報形態に変換するプログラムであることを
    特徴とする請求項4に記載の出力方法。
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