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JPH068021Y2 - 注出口付紙容器 - Google Patents

注出口付紙容器

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Publication number
JPH068021Y2
JPH068021Y2 JP1988046939U JP4693988U JPH068021Y2 JP H068021 Y2 JPH068021 Y2 JP H068021Y2 JP 1988046939 U JP1988046939 U JP 1988046939U JP 4693988 U JP4693988 U JP 4693988U JP H068021 Y2 JPH068021 Y2 JP H068021Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
lid
opening
container
paper container
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988046939U
Other languages
English (en)
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JPH01150524U (ja
Inventor
正道 金子
Original Assignee
日本テトラパック株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本テトラパック株式会社 filed Critical 日本テトラパック株式会社
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Publication of JPH01150524U publication Critical patent/JPH01150524U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、牛乳やジュースなどの液体食品を充填密封し
た注出口付紙容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、牛乳やジュースなどの液体食品が密封された包装
容器において、その内容液を注出するため例えばゲーブ
ルトップシール形紙容器においては屋根形の傾斜面に注
出口を設け、該注出口が注出口本体とキャップとの2片
から形成されたもので内溶液を注出するのにキャップを
外し封鎖部を引きちぎるものがあった。このような注出
口を、開口しやすくコストを安く簡単に製造するため
に、1ピースの射出成型によるものでその構成は容器装
着部となる鍔状周縁部を備えた筒状部上面に、切離し可
能な浅溝部と、これにより少し厚肉のヒンジ部となる浅
溝とを介して蓋を設け、該蓋の表面に摘みを突設した注
出口があり(例えば、特開昭61−104942号,実
開昭61−117123号各公報)、これを用いるよう
にしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の開口しやすくコストを安く製造できるようにした
1ピース型の注出口を取付けた紙容器では、筒状の注出
口本体上部の深溝部を破断し蓋体を開いて注出開口を形
成し注出を行なうため、その破断に若干の力を必要と
し、必ずしも開口が容易とは云えなかった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであって、紙容
器からの内容液の注出にあたって、注出口の開口をきわ
めて容易に行うことのできる注出口付紙容器を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の注出口付紙容器で
は、紙容器(P)の上面に注出口(S)を取付けるために設け
られた開口部(10)を、該紙容器(P)を内方から被覆する
プラスチック層を有する被膜(11)によって閉鎖する。そ
して、閉鎖された該開口部(10)に、嵌合状態で下面が前
記被膜(11)と接触する、注出開口(8)と鍔状周縁部(3)と
からなる注出口本体(1)を嵌合して、該注出口本体(1)の
下面、及び、前記注出開口(8)に嵌合している状態で下
面が前記注出口本体(1)の下面と同一面上にあり、且つ
摘み(5)を有し、連結部材(4)で注出口本体(1)と連結さ
れた蓋体(2)の下面を、それぞれ前記被膜(11)に溶着し
ている。
〔作用〕
上記のようにして成る注出口付紙容器は、注出口本体
(1)の下面と蓋体(2)の下面とが容器内方を被覆するプラ
スチック層を有する被膜(11)に溶着されているため、内
容液を充填された紙容器上面に装着された蓋体(2)を開
くとき該被膜(11)がきわめて容易に破られて内容液の注
出が可能になる。
〔実施例〕
本考案の実施例を添付の図面に基づいて説明する。
第1図乃至第4図は第1の実施例で、第1図は注出口付
紙容器がゲーブルトップシール形容器(P)である場合の
注出口(S)の容器に対する装着状態を断面図で示すもの
である。
図面に示す注出口(S)は、ポリエチレン等の合成樹脂で
一体的に、即ち1ピースに射出成型により作られてい
る。該注出口(S)は、容器(P)の上部の傾斜面に位置する
ウエブ(W)の上面の注出口取付用開口部(10)に、容器が
形成される前のウエブ(W)がシート状のときに鍔状周縁
部(3)により装着される。この注出口取付用開口部(10)
は、その容器内面側がプラスチック表面を有する被膜(1
1)により閉鎖状態に形成されている。
この被膜(11)の形成に当っては、ウエブ(W)の紙素材の
表面(片面)をプラスチック被覆(ラミネート)した
後、注出口取付用開口部(10)を穿設し、次にウエブの紙
素材の裏面をプラスチック層を有する被膜(11)で被覆し
て形成することができる。
注出口(S)は、外周に鍔状周縁部(3)を有する低い高さの
平面形状がホームベース状の注出口本体(1)と、該本体
(1)の鍔状周縁部(3)後部より、所定厚、所定巾の帯状の
連結部材(4)を介して該本体(1)に対し開蓋状態で射出成
型により一体的に形成された蓋体(2)とよりなり(第4
図参照)、これを閉鎖状態として、容器用のウエブを筒
状に形成する前の注出口取付用開口部(10)の穿孔された
シート状にあるとき、該開口部(10)に取付けるものであ
る。この注出口(S)を閉鎖状態で取付けたブランクシー
トの両側縁部を接着して筒状の容器部材(容器ブラン
ク)を形成し、これを畳んで平坦にした状態で輸送を行
い充填機上で筒状に起して容器を形成した後、内容液を
充填密封するのである。第3図には注出口(S)のみの閉
鎖状態の斜視図を示し、第2図は閉鎖状態の注出口(S)
をウエブ(W)の注出口取付用開口部(10)に装着したとき
の注出口(S)のA−A線(第3図)による断面図を示し
ている。注出口(S)は、その本体(1)の中央に注出開口
(8)が開口して高さが低く形成され、本体下部には、ウ
エブ(W)の注出口取付開口部(10)に嵌合する外周とウエ
ブ(W)の該開口部(10)の下面の被膜部(11)を除いた高さ
とを有する下面が平坦なウエブ嵌合部(1a)があり、該嵌
合部(1a)の上縁に沿い本体(1)の外周方向に所定厚の鍔
状周縁部(3)が設けられ、鍔状周縁部(3)の上面付近の高
さに沿い本体(1)の内壁には、蓋体(2)の外周の突出した
係合部(6)と係合するための凹没した係合部(7)が注出開
口(8)の外周部に凹設される。鍔状周縁部(3)後部から前
記連結部材(4)を介して一体成型される蓋体(2)は、本体
(1)の内側に落し蓋式に嵌入可能に、且つ閉蓋時、上記
本体(1)の係合部(7)と係合するための係合部(6)が突出
形成され、蓋体(2)の上面には摘み(5)が、指で引き起し
やすいようにリング状に形成されて、蓋体(2)の上面中
央を挟んで上記連結部材(4)と反対側に摘み基部(5a)が
屈曲可能に設けられ、且つ該蓋体(2)の上面に近接状態
で上記連結部材(4)側に所定長伸びて形成される。な
お、前記連結部材(4)は摘み(5)の中心線より側方に外れ
て位置し(第3図参照)、摘み(5)を操作するとき支障
のないようになっている。また、本体(1)の上記連結部
材(4)との反対側は、高さが若干高くなって内面がなだ
らかに傾斜状に形成され、液の流出を良好に行うことが
できるようになっている。さらに、蓋体(2)の下面は、
注出口を閉鎖状態とするとき、すなわち、本体(1)と蓋
体(2)とのそれぞれの係合部(6),(7)を嵌合状態とすると
き、本体(1)の下面と同一平面上にあるように形成され
ている。
上記注出口を閉鎖状態でウエブ(W)の注出口取付用開口
部(10)に装着する場合、該開口部(10)下面を閉鎖してい
る被膜(11)上面に、閉鎖状態の注出口(S)の本体(1)及び
蓋体(2)の同一平面上にある下面をそれぞれ溶着せしめ
ると同時に、上記鍔状周縁部(3)下面をシート状にある
ときのウエブ(W)の上面に溶着せしめるものである。こ
れらの溶着は図示しない所定の装置により超音波溶着に
より之を行う。これらのブランクから容器を形成し内溶
液を充填して注出口付紙容器が完成するが、注出口を開
蓋するには第1図に想像線で示すように摘み(5)を起し
た状態で引張り上げることにより、容器(P)内面の注出
口(S)下方の蓋体(2)下面に溶着された被膜部分(11)は容
易に引きちぎられて注出開口(8)が開口する。また、連
結部材(4)の強度を適当に選定することにより、開蓋し
て容器を傾けて内容液を注出するとき、蓋は閉じること
なく開蓋状態は保持され、支障なく良好に注出を行うこ
とができる。
第5図乃至第8図は、第2図の実施例を示す。
第1の実施例のものは、蓋体(2)が注出口本体(1)に落し
蓋式に該本体(1)内に嵌入するように形成されているた
め、係合した本体(1)と蓋体(2)との係合上縁の境界部分
が上方に一般市販の牛乳瓶の場合と同様に露出してい
る。従って保存状況により衛生上の懸念がある。第2の
実施例はその懸念をなくすために蓋体(2)を注出口本体
(1)にかぶせる形式としたものである。
該注出口(S)は第1の実施例と同様に蓋体(2)は注出口本
体(1)から開いた状態で射出成型により一体成型(第8
図参照)した後、閉鎖状態として、シート状態にあるウ
エブ(W)の注出口取付用開口部(10)に本体(1)の下部のウ
エブ嵌合部(1a)を嵌入せしめて該開口部(10)下面を閉鎖
している被膜(11)に、注出口(S)の同一平面上にある注
出口本体(1)の下面と蓋体(2)の下面とを溶着せしめると
ともに、本体(1)外周の鍔状周縁部(3)をウエブ(W)上面
に溶着せしめて装着するのは第1の実施例と同様である
(第6図参照)。また、注出口本体(1)の係合部(7)と蓋
体(2)の係合部(6)とは、第1の実施例と同様にその高さ
が鍔状周縁部(3)上面の高さ近傍になるように形成さ
れ、さらに本体(1)の注出開口(8)の外周部上に形成され
て鍔状周縁部(3)上面より突出した注出口本体(1)の壁部
を、蓋体(2)が上面よりカバーするように形成されてい
る。従って、蓋体(2)の係合部(6)を備えた溝部が蓋体
(2)の周囲内面に凹設された状態で蓋体(2)は形成され
る。また、連結部材(4)は第1の実施例より広巾で丈夫
に形成され、開蓋時の蓋の保持は係止部材がなくても良
好である。また、注出口本体(1)は、連結部材(4)と注出
開口(8)を挟んで反対側がやや高くなってなだらかに内
面が外方に傾斜して内容液を注出しやすく形成されるの
は第1の実施例と同様である。また、この実施例では上
記蓋体(2)の内面溝部は屈折部分がないようにほぼ楕円
形に形成されており、さらにリング状に形成された摘み
(5)を保護する意味で、摘み(5)の側部の蓋体(2)の外周
部分には、摘み(5)の上面と同じ高さで摘み(5)の左右に
外周壁(2a)が形成されている。
上記の構成から第2の実施例の注出口(S)は高さは若干
増えるが、丈夫で衛生的にもすぐれた注出口が形成でき
る。なお、使用状態及び注出口の開口状態は第1の実施
例と同様である。
〔考案の効果〕
請求項1記載の本考案の注出口付紙容器によれば、紙容
器に取付けた従来の1ピース型の注出口のように、紙容
器の内容液を注出するために注出開口を形成する場合、
蓋体を引上げて薄肉部を破断して開口するため若干の力
を必要とし、必ずしも開口が容易とは云えなかったが、
本考案の注出口付紙容器では、蓋体の引上げにより容器
内面の被膜を破るだけできわめて容易に開口することが
できる。しかも、注出口は容器内面から取付ける必要な
く容器上面から取付けることができるため、製造上有利
である。また、係合部の嵌合精度が高くなくても紙容器
の内面被膜を利用して、別の被膜を必要とせず、外気の
バリヤー性のある注出口を備えた紙容器を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本考案の第1の実施例を示すもの
で、 第1図は、注出口付紙容器がゲーブルトップシール形容
器である場合の、注出口の容器に対する装着状態を示す
断面図、 第2図は、注出口のウエブに対する装着状態を示すもの
で、第3図の注出口のA−A線による断面図、 第3図は、注出口の斜視図、 第4図は、射出成型時の注出口の断面図、 第5図〜第8図は、本考案の第2の実施例を示すもの
で、 第5図は、注出口付紙容器がゲーブルトップシール形容
器である場合の注出口の容器に対する装着状態を示す断
面図、 第6図は、ウエブに対する注出口の装着状態を示すもの
で、第7図の注出口のB−B線による断面図、 第7図は、注出口の斜視図、 第8図は、射出成型時の注出口の断面図、 である。 (1)…注出口本体、(2)…蓋体、(3)…鍔状周縁部、(4)…
連結部材、(5)…摘み、(5a)…摘み基部、(6),(7)…係合
部、(8)…注出開口、(10)…注出口取付用開口部、(11)
…プラスチック表面を有する被膜、(P)…容器、(S)…注
出口、(W)…ウエブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙容器(P)の上面に注出口(S)を取付けるた
    めの開口部(10)を、該紙容器(P)の内方から被覆するこ
    とによって閉鎖するプラスチック層を有する被膜(11)
    と、前記開口部(10)に嵌合している状態において下面が
    前記被膜(11)と接触する、注出開口(8)と鍔状周縁部(3)
    とからなる注出口本体(1)と、前記注出開口(8)に嵌合し
    ている状態において下面が前記注出口本体(1)の下面と
    同一面上にある、摘み(5)を有する蓋体(2)と、前記注出
    口本体(1)と前記蓋体(2)とを連結する連結部材(4)とか
    ら構成され、しかも前記注出口本体(1)の下面及び前記
    蓋体(2)の下面をそれぞれ前記被膜(11)に溶着すること
    を特徴とする注出口付紙容器。
JP1988046939U 1988-04-06 1988-04-06 注出口付紙容器 Expired - Lifetime JPH068021Y2 (ja)

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JP1988046939U JPH068021Y2 (ja) 1988-04-06 1988-04-06 注出口付紙容器

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JPH01150524U JPH01150524U (ja) 1989-10-18
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2293716T3 (es) * 1999-08-27 2008-03-16 TETRA LAVAL HOLDINGS & FINANCE SA Metodo para adaptar dispositivos de apertura cerradizos a envases sellados respectivos para productos alimenticios vertibles.
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JPS5989871U (ja) * 1982-12-10 1984-06-18 三笠産業株式会社 容器の開閉装置
JPS62188422U (ja) * 1986-05-22 1987-12-01

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