JPH0660163U - 放熱型両面回路基板 - Google Patents
放熱型両面回路基板Info
- Publication number
- JPH0660163U JPH0660163U JP458193U JP458193U JPH0660163U JP H0660163 U JPH0660163 U JP H0660163U JP 458193 U JP458193 U JP 458193U JP 458193 U JP458193 U JP 458193U JP H0660163 U JPH0660163 U JP H0660163U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- circuit board
- metal plate
- heat dissipation
- component mounting
- Prior art date
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- Pending
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- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 二つの部品実装領域3a、3bと、この二つ
の部品実装領域3a、3bを電気的に接続するフレキシ
ブル渡り配線領域3cとを有するプリント回路基板3
の、フレキシブル渡り配線領域3cをU形に屈曲し、二
つの部品実装領域3a、3bを、その間に挟んだ放熱用
金属板1の両面に接着した。 【効果】 放熱用金属板の両面に接着されたプリント回
路基板の部品実装領域がフレキシブル渡り配線領域によ
り電気的に接続された状態となるので、従来のように放
熱用金属板を貫通するスルーホールを形成する必要がな
く、放熱型両面回路基板の製造が容易になると共に、信
頼性が向上する。
の部品実装領域3a、3bを電気的に接続するフレキシ
ブル渡り配線領域3cとを有するプリント回路基板3
の、フレキシブル渡り配線領域3cをU形に屈曲し、二
つの部品実装領域3a、3bを、その間に挟んだ放熱用
金属板1の両面に接着した。 【効果】 放熱用金属板の両面に接着されたプリント回
路基板の部品実装領域がフレキシブル渡り配線領域によ
り電気的に接続された状態となるので、従来のように放
熱用金属板を貫通するスルーホールを形成する必要がな
く、放熱型両面回路基板の製造が容易になると共に、信
頼性が向上する。
Description
【0001】
本考案は、放熱用金属板の両面にプリント回路基板を配置した放熱型両面回路 基板に関するものである。
【0002】
プリント回路基板にパワートランジスタ等の発熱部品を実装する場合は、プリ ント回路基板を放熱用金属板に接着した放熱型回路基板を用い、プリント回路基 板に形成された穴を通して発熱部品の発熱部を放熱用金属板に直接接着固定する と共に、発熱部品のリードをプリント回路基板のパッドに半田付けしている。
【0003】 放熱型回路基板は、放熱用金属板の片面にプリント回路基板を接着した構造が 一般的であるが、機器の小型化、高密度化が要求される場合には、放熱用金属板 の両面にプリント回路基板を接着した放熱型両面回路基板が用いられる。 従来の放熱型両面回路基板の一例を図5に示す。図において、1はアルミ板な どからなる放熱用金属板、3A、3Bは放熱用金属板1の両面にエポキシ系接着 剤または熱伝導性接着剤(図示せず)で接着されたプリント回路基板、5は発熱 部品である。プリント回路基板3A、3Bは銅箔回路導体7を複数層有する多層 構造である。
【0004】 放熱型両面回路基板では、両面のプリント回路基板3A、3Bを電気的に導通 させる必要上、適当な位置にスルーホール9が形成される。このスルーホール9 は導電性の金属板1を貫通することになるため、金属板1と電気的に絶縁する必 要がある。そのためスルーホール9を形成するときは、金属板1に大きめの穴を あけ、その穴にエポキシ樹脂11を充填し、硬化させた後、さらにそのエポキシ 樹脂11にスルーホール9形成用の穴を形成した上で、穴内面に銅メッキを施す という方法がとられる。
【0005】 プリント回路基板3A、3Bの、発熱部品5を実装する位置には予め穴が形成 されており、発熱部品5の発熱部5aはその穴を通して熱伝導性接着剤13によ り放熱用金属板1に直接接着固定される。また発熱部品5のリード5bはプリン ト回路基板3A、3Bのパッド15に半田付けにより接続される。
【0006】 放熱用金属板1には偏平な穴が形成され、その中に偏平加工されたヒートパイ プ17が挿入されている。ヒートパイプ17と放熱用金属板1の間には、隙間が できないように熱伝導性接着剤19が充填されている。ヒートパイプ17の放熱 部は放熱用金属板1から突出しており、その放熱部には放熱フィンが形成されて いる。
【0007】 以上のような構造にすると、発熱部品5で発生した熱は、放熱用金属板1に伝 わり、ヒートパイプ17の吸熱部に吸収されて放熱部に送られ、ヒートパイプ1 7の放熱部から放熱されることになる。このため放熱用金属板1の両面にプリン ト回路基板3A、3Bを有する構造でも優れた放熱特性を得ることができる。
【0008】
従来の放熱型両面回路基板は、両面のプリント回路基板をスルーホールで電気 的に接続しているが、この構造では、放熱用金属板とスルーホールの銅メッキと を電気的に絶縁する必要があるため、放熱用金属板に形成した穴の内面に絶縁用 の樹脂層を形成する必要がある等、スルーホールの形成に手間がかかり、コスト 高になる。また放熱用金属板の穴の内面に設ける樹脂層にボイド等が発生すると 絶縁性が著しく低下するので、信頼性の点で問題がある。
【0009】
本考案は、上記のような課題を解決した放熱型両面回路基板を提供するもので 、その構成は、二つの部品実装領域と、この二つの部品実装領域を電気的に接続 するフレキシブル渡り配線領域とを有するプリント回路基板の、前記フレキシブ ル渡り配線領域をU形に屈曲して、二つの部品実装領域の間に放熱用金属板を挟 み、二つの部品実装領域を放熱用金属板の両面に接着したことを特徴とするもの である。
【0010】
このようすると、放熱用金属板の両面に接着される、プリント回路基板の二つ の部品実装領域が、フレキシブル渡り配線領域により電気的に接続されるため、 従来のように放熱用金属板を貫通するスルーホールを形成する必要がなくなり、 従来の問題点を解消できる。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1および図2は本考案の一実施例を示す。この放熱型両面回路基板は、従来 のように2枚のプリント回路基板を使用するのではなく、二つの部品実装領域3 a、3bと、その二つの部品実装領域3a、3bを電気的に接続するフレキシブ ル渡り配線領域3cとを有する1枚のプリント回路基板3を使用している。
【0012】 部品実装領域3a、3bは銅箔回路導体7が複数層形成された多層構造である が、フレキシブル渡り配線領域3cは図2に示すように薄い絶縁シート21の片 面(または両面)に二つの部品実装領域3a、3bを電気的に接続するための並 行配線導体23を形成した可撓性のあるシートの形態である。このフレキシブル 渡り配線領域3cをU形に屈曲して、二つの部品実装領域3a、3bの間に放熱 用金属板1を挟み、二つの部品実装領域3a、3bを放熱用金属板1の両面に接 着してある。
【0013】 それ以外の構造は、先に説明した図5の放熱型両面回路基板と同様であるので 、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。 次に上記のような放熱型両面回路基板の製造方法を説明する。まずプリント回 路基板3を図3のようにして製造する。すなわち、例えば厚さ50μm程度の薄 いガラス布エポキシ樹脂シートからなる屈曲可能な薄い絶縁シート21の両面に 銅箔のパターンエッチングにより回路導体7および並行配線導体23を形成した フレキシブルプリント回路シート25を製造し、その部品実装領域3a、3bに 相当する部分の両面にプリプレグシート27を介して銅箔29を積層し、ホット プレスして全体を一体化する。
【0014】 次に、銅箔29をパターンエッチングして両面に所要パターンの回路導体を形 成すると、部品実装領域3a、3bは4層の回路導体を有するリジッドな多層回 路基板となる。このあと部品実装領域3a、3bに穴あけ加工や、スルーホール メッキ等を行って、プリント回路基板3を完成させる。
【0015】 次にこのプリント回路基板3のフレキシブル渡り配線領域3cを、図4に示す ようにU形に屈曲して、二つの部品実装領域3a、3bの間にプリプレグシート 31Aと放熱用金属板1とプリプレグシート31Bとの積層体を挟み、ホットプ レスする。なおプリプレグシート31A、31Bにも発熱部品を実装する部分に は予め穴が形成されている。このホットプレスにより二つの部品実装領域3a、 3bが放熱用金属板1の両面に接着され、図1のような放熱型両面回路基板を得 ることができる。
【0016】 なお屈曲されたフレキシブル渡り配線領域3cを保護するためには、粘性のあ るソルダーレジストをフレキシブル渡り配線領域3cに塗布し、乾燥、硬化させ ることや、カバーレイを貼りつけること等が有効である。 またフレキシブル渡り配線領域3cの基材となる絶縁シート21としては、薄 いガラス布エポキシ樹脂シート以外にも、例えばポリイミドフィルム等を使用す ることも可能である。
【0017】 また図1の実施例では放熱用金属板1の内部にヒートパイプ7を配置したが、 放熱量が少ない場合はヒートパイプ7を省略することも可能である。 またヒートパイプを設ける代わりに、放熱用金属板にプリント回路基板の部品 実装領域を接着しない領域を設け、そこに放熱フィンを接着またはろう付けによ り取り付ける構造とすることもできる。
【0018】
以上説明したように本考案によれば、放熱用金属板の両面に接着されたプリン ト回路基板の部品実装領域がフレキシブル渡り配線領域により電気的に接続され た状態となるので、従来のように放熱用金属板を貫通するスルーホールを形成す る必要がなく、放熱型両面回路基板の製造が容易になると共に、信頼性が向上す る利点がある。
【図1】 本考案に係る放熱型両面回路基板の一実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】 図1の放熱型両面回路基板の要部を示す斜視
図。
図。
【図3】 図1の放熱型両面回路基板を製造する方法の
第一段階を示す断面図。
第一段階を示す断面図。
【図4】 同じく第二段階を示す断面図。
【図5】 従来の放熱型両面回路基板を示す断面図。
1:放熱用金属板 3:プリン
ト回路基板 3a、3b:部品実装領域 3c:フレ
キシブル渡り配線領域 5:発熱部品 7:回路導
体 17:ヒートパイプ 21:絶縁シート
23:並行配線導体
ト回路基板 3a、3b:部品実装領域 3c:フレ
キシブル渡り配線領域 5:発熱部品 7:回路導
体 17:ヒートパイプ 21:絶縁シート
23:並行配線導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 健造 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】二つの部品実装領域と、この二つの部品実
装領域を電気的に接続するフレキシブル渡り配線領域と
を有するプリント回路基板の、前記フレキシブル渡り配
線領域をU形に屈曲して、二つの部品実装領域の間に放
熱用金属板を挟み、二つの部品実装領域を放熱用金属板
の両面に接着したことを特徴とする放熱型両面回路基
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP458193U JPH0660163U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 放熱型両面回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP458193U JPH0660163U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 放熱型両面回路基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660163U true JPH0660163U (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11588011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP458193U Pending JPH0660163U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 放熱型両面回路基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0660163U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006269729A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板および磁気ヘッド支持装置 |
JP2017050539A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 株式会社ダイワ工業 | 配線基板積層体の製造方法および配線基板積層体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01217998A (ja) * | 1988-02-26 | 1989-08-31 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
JPH0220156A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-23 | Nec Corp | コードレス電話機 |
JPH05259650A (ja) * | 1992-03-13 | 1993-10-08 | Toshiba Corp | プリント配線板 |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP458193U patent/JPH0660163U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4579023B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2010-11-10 | 日東電工株式会社 | 配線回路基板および磁気ヘッド支持装置 |
JP2017050539A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 株式会社ダイワ工業 | 配線基板積層体の製造方法および配線基板積層体 |
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