JPH06347073A - カーテンボックス組込み換気扇 - Google Patents
カーテンボックス組込み換気扇Info
- Publication number
- JPH06347073A JPH06347073A JP5138482A JP13848293A JPH06347073A JP H06347073 A JPH06347073 A JP H06347073A JP 5138482 A JP5138482 A JP 5138482A JP 13848293 A JP13848293 A JP 13848293A JP H06347073 A JPH06347073 A JP H06347073A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation
- ventilating
- curtain
- port
- curtain box
- Prior art date
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- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 住宅居室の換気システムにおいて、インテリ
アデザイン上の自由度が大きく、かつ両カーテン３間を
換気ダクトとして効果的に利用し得るカーテンボックス
組込み換気扇構造を提供する。 【構成】 このため、カーテンボックス１内に組込まれ
た略々矩形中空断面の換気ダクト４の建物外壁Ｗ側端
部、居室側端部及びカーテンレール２部に、それぞれ第
１，第２及び第３換気口５，６，７を設けると共に、第
２／第３換気口５／６間には切換え用ダンパ８を、また
第１／第３換気口５／７間には換気扇Ｆを配設した。
アデザイン上の自由度が大きく、かつ両カーテン３間を
換気ダクトとして効果的に利用し得るカーテンボックス
組込み換気扇構造を提供する。 【構成】 このため、カーテンボックス１内に組込まれ
た略々矩形中空断面の換気ダクト４の建物外壁Ｗ側端
部、居室側端部及びカーテンレール２部に、それぞれ第
１，第２及び第３換気口５，６，７を設けると共に、第
２／第３換気口５／６間には切換え用ダンパ８を、また
第１／第３換気口５／７間には換気扇Ｆを配設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅の居室等の換気
装置、特にカーテンボックス内に組込まれた換気扇装置
に関するものである。
装置、特にカーテンボックス内に組込まれた換気扇装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般住宅の居室等に設ける換気扇
は、熱交換等の温熱技術を利用した種々の型式のものが
知られているが、例えば窓サッシ、建具枠、カーテン、
室壁あるいは廻り縁等の居室内の諸構成要素のそれぞの
特性を活用するには至っておらず、これらの構成部材と
は独立した様式で設置されていた。
は、熱交換等の温熱技術を利用した種々の型式のものが
知られているが、例えば窓サッシ、建具枠、カーテン、
室壁あるいは廻り縁等の居室内の諸構成要素のそれぞの
特性を活用するには至っておらず、これらの構成部材と
は独立した様式で設置されていた。
【０００３】従って、これら単独の別個処理のため、居
室内をすっきりした快適なインテリア設計として、例え
ば、壁面一杯に収納家具を配設したり、壁面を美しく装
飾したい等の住人側の欲求に応えることが一般的に困難
であった。
室内をすっきりした快適なインテリア設計として、例え
ば、壁面一杯に収納家具を配設したり、壁面を美しく装
飾したい等の住人側の欲求に応えることが一般的に困難
であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】さらにまた、わが国の
住宅は一般的に狭く、また季節による温度差が大きいた
め、つぎのような一般的課題があった。すなわち、 １）狭い居室では、換気扇の存在によって居室住人の利
用が制限され、また特にインテリアデザイン性が重視さ
れる場合には換気扇関係の存在感が否定され勝ちであ
る。
住宅は一般的に狭く、また季節による温度差が大きいた
め、つぎのような一般的課題があった。すなわち、 １）狭い居室では、換気扇の存在によって居室住人の利
用が制限され、また特にインテリアデザイン性が重視さ
れる場合には換気扇関係の存在感が否定され勝ちであ
る。
【０００５】２）また、外気に面した窓の高さは、住人
の快適さを向上させるために天井迄とする場合と、窓は
垂れ壁を有する途中までの場合とがあるが、カーテンの
高さは天井までとする傾向が一般的に増加しており、こ
のため窓上部に換気扇を配設することが困難になってい
る。
の快適さを向上させるために天井迄とする場合と、窓は
垂れ壁を有する途中までの場合とがあるが、カーテンの
高さは天井までとする傾向が一般的に増加しており、こ
のため窓上部に換気扇を配設することが困難になってい
る。
【０００６】３）換気による給気流の温度は、夏／冬に
よって当然異なり、特に冬期では足元に流れる冷気が人
体に悪影響を与えている。また、 ４）カーテンは元来、外気／居室間の断熱に対して効果
があるが、反面、上記３）項の悪影響を助長させる傾向
がある、など。
よって当然異なり、特に冬期では足元に流れる冷気が人
体に悪影響を与えている。また、 ４）カーテンは元来、外気／居室間の断熱に対して効果
があるが、反面、上記３）項の悪影響を助長させる傾向
がある、など。
【０００７】本発明は、以上のような従来例の問題点に
かんがみてなされたもので、これらの各問題点を解決し
得るカーテンボックス組込み換気扇構造の提供を目的と
している。
かんがみてなされたもので、これらの各問題点を解決し
得るカーテンボックス組込み換気扇構造の提供を目的と
している。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、住宅居室のカーテンボックス内に組込まれた略々
矩形中空断面を有する換気ダクトの建物外壁側端部に第
１の換気口、居室側端部に第２の換気口、さらにこの第
２の換気口に近接して下向きに開口する第３の換気口を
それぞれ有し、前記第２及び第３換気口間には、前記換
気ダクト中の空気流の方向を、この第２または第３換気
口のいずれかへ切換えるためのダンパ手段を備えると共
に、この換気ダクト中の前記第１及び第３換気口間に換
気扇を配設するよう構成することにより、前記目的を達
成しようとするものである。
ては、住宅居室のカーテンボックス内に組込まれた略々
矩形中空断面を有する換気ダクトの建物外壁側端部に第
１の換気口、居室側端部に第２の換気口、さらにこの第
２の換気口に近接して下向きに開口する第３の換気口を
それぞれ有し、前記第２及び第３換気口間には、前記換
気ダクト中の空気流の方向を、この第２または第３換気
口のいずれかへ切換えるためのダンパ手段を備えると共
に、この換気ダクト中の前記第１及び第３換気口間に換
気扇を配設するよう構成することにより、前記目的を達
成しようとするものである。
【０００９】
【作用】以上のような本発明構成によれば、換気扇のカ
ーテンボックス内蔵により、インテリアデザイン上の制
約がなくなり、室内換気流の方向が合理化され、またカ
ーテン周辺の対流による冬期等の不快感を緩和し得ると
共に季節による冷暖房エネルギーの節減にも寄与し得
る。
ーテンボックス内蔵により、インテリアデザイン上の制
約がなくなり、室内換気流の方向が合理化され、またカ
ーテン周辺の対流による冬期等の不快感を緩和し得ると
共に季節による冷暖房エネルギーの節減にも寄与し得
る。
【００１０】
【実施例】以下にこの発明を実施例に基づいて説明す
る。図１に、この発明に係る一実施例の換気扇内蔵カー
テンボックスを示す居室側より視た外観図、図２に、図
１のＡ−Ａ断面拡大矢視図を示す。
る。図１に、この発明に係る一実施例の換気扇内蔵カー
テンボックスを示す居室側より視た外観図、図２に、図
１のＡ−Ａ断面拡大矢視図を示す。
【００１１】（構成）図１，図２において、Ｃは居室の
天井、Ｆｌは床、Ｗは建物外壁（躯体）、Ｓは、開口部
に設けられた引違い戸等の窓サッシである。１は、居室
の天井Ｃに近接して配設されたカーテンボックス、２
は、レール固定具２ａに取付けられた一対のカーテンレ
ール、３は、各カーテンレール２より懸垂されたカーテ
ンを示す。
天井、Ｆｌは床、Ｗは建物外壁（躯体）、Ｓは、開口部
に設けられた引違い戸等の窓サッシである。１は、居室
の天井Ｃに近接して配設されたカーテンボックス、２
は、レール固定具２ａに取付けられた一対のカーテンレ
ール、３は、各カーテンレール２より懸垂されたカーテ
ンを示す。
【００１２】本実施例の特徴は、カーテンボックス１の
内部に、居室側より外壁Ｗ側に貫通して設けられた略々
矩形中空断面を有する換気ダクト４を有し、その外壁Ｗ
側端部に第１の換気口５、居室側端部に第２の換気口６
が設けられ、さらに一対のカーテンレール２の中間に下
向きに第３の換気口７が設けられ、第１／第３換気口５
／７間の換気ダクト４内には換気扇Ｆが配設され、ま
た、第２／第３換気口６／７間には、換気ダクト４内の
換気流の方向を、この第２／第３換気口６／７のいずれ
かへ反転回動して切換え得るダンパ８を備えたことにあ
る。
内部に、居室側より外壁Ｗ側に貫通して設けられた略々
矩形中空断面を有する換気ダクト４を有し、その外壁Ｗ
側端部に第１の換気口５、居室側端部に第２の換気口６
が設けられ、さらに一対のカーテンレール２の中間に下
向きに第３の換気口７が設けられ、第１／第３換気口５
／７間の換気ダクト４内には換気扇Ｆが配設され、ま
た、第２／第３換気口６／７間には、換気ダクト４内の
換気流の方向を、この第２／第３換気口６／７のいずれ
かへ反転回動して切換え得るダンパ８を備えたことにあ
る。
【００１３】なお、第１換気口５の屋外外壁Ｗ面にはフ
ード９が、また、第２換気口６のカーテンボックス１正
面居室側には、天井Ｃに沿って平行にグリル（ガラリ）
６ａ等のスリット孔が設けられている。
ード９が、また、第２換気口６のカーテンボックス１正
面居室側には、天井Ｃに沿って平行にグリル（ガラリ）
６ａ等のスリット孔が設けられている。
【００１４】（作用）以上のような本発明構成により、
換気扇Ｆがカーテンボックス１に内蔵されたため、換気
流が扉や戸、窓等の開口部が開放されたときの自然気流
と近似するため、建築設計時の換気流計画がたて易く、
また、居室のインテリアデザイン上の自由度が大きい。
換気扇Ｆがカーテンボックス１に内蔵されたため、換気
流が扉や戸、窓等の開口部が開放されたときの自然気流
と近似するため、建築設計時の換気流計画がたて易く、
また、居室のインテリアデザイン上の自由度が大きい。
【００１５】また夏／冬季における外気温と室内温度の
釣合いが逆転し、カーテン周辺の対流による人体への不
快感を緩和することができるほか、給気の際に、各カー
テンと窓ガラス間及び両カーテン間をダクトとして有効
に利用するため、経済的にも有利であり、ひいては季節
による冷暖房エネルギーの節減にも役立つ。
釣合いが逆転し、カーテン周辺の対流による人体への不
快感を緩和することができるほか、給気の際に、各カー
テンと窓ガラス間及び両カーテン間をダクトとして有効
に利用するため、経済的にも有利であり、ひいては季節
による冷暖房エネルギーの節減にも役立つ。
【００１６】図３及び図４に、以上の機能／効果を有す
る各換気流路の説明図を示す；図３は、ダンパ８により
第２換気口／グリル６／６ａ側を閉じ、第３換気口７側
を開放して両カーテン３間を換気ダクトに利用した場合
の換気流路を矢印で示し、図４は、ダンパ８により第３
換気口７を閉じて第２換気口６を解放し、グリル６ａと
室内を流通させた場合の換気流路を示したものである。
る各換気流路の説明図を示す；図３は、ダンパ８により
第２換気口／グリル６／６ａ側を閉じ、第３換気口７側
を開放して両カーテン３間を換気ダクトに利用した場合
の換気流路を矢印で示し、図４は、ダンパ８により第３
換気口７を閉じて第２換気口６を解放し、グリル６ａと
室内を流通させた場合の換気流路を示したものである。
【００１７】なお、前記実施例においては、一対のカー
テンレール２に２枚のカーテン３がある事例について説
明したが、カーテンレールが１本で、カーテンが１枚の
場合には、前記第３の換気口７は、このカーテン３と窓
ガラス間に設けられることはもちろんである。
テンレール２に２枚のカーテン３がある事例について説
明したが、カーテンレールが１本で、カーテンが１枚の
場合には、前記第３の換気口７は、このカーテン３と窓
ガラス間に設けられることはもちろんである。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
建築設計上、開口部利用の換気計画に近似する換気機能
が得られ、夏／冬季のカーテン窓周辺の空気対流による
不快感を和らげると共に、ひいては冷暖房の省エネルギ
ー化にも寄与し得る。
建築設計上、開口部利用の換気計画に近似する換気機能
が得られ、夏／冬季のカーテン窓周辺の空気対流による
不快感を和らげると共に、ひいては冷暖房の省エネルギ
ー化にも寄与し得る。
【図１】 一実施例の外観図
【図２】 図１のＡ−Ａ断面拡大矢視図
【図３】 カーテン間換気流路説明図
【図４】 ルーバ換気流路説明図
１ カーテンボックス ２ カーテンレール ３ カーテン ４ 換気ダクト ５ 第１換気口 ６ 第２換気口 ７ 第３換気口 ８ ダンパ Ｃ 天井 Ｓ 窓サッシ Ｗ 外壁
Claims (1)
- 【請求項１】 住宅居室のカーテンボックス内に組込ま
れた略々矩形中空断面を有する換気ダクトの建物外壁側
端部に第１の換気口、居室側端部に第２の換気口、さら
にこの第２の換気口に近接して下向きに開口する第３の
換気口をそれぞれ有し、前記第２及び第３換気口間に
は、前記換気ダクト中の空気流の方向を、この第２また
は第３換気口のいずれかへ切換えるためのダンパ手段を
備えると共に、この換気ダクト中の前記第１及び第３換
気口間に配設したことを特徴とするカーテンボックス組
込み換気扇。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13848293A JP3214956B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | カーテンボックス組込み換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13848293A JP3214956B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | カーテンボックス組込み換気扇 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06347073A true JPH06347073A (ja) | 1994-12-20 |
| JP3214956B2 JP3214956B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=15223117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13848293A Expired - Fee Related JP3214956B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | カーテンボックス組込み換気扇 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3214956B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000171060A (ja) * | 1998-12-08 | 2000-06-23 | Kubota Corp | 空調設備 |
| WO2020036040A1 (ja) * | 2018-08-14 | 2020-02-20 | 富士フイルム株式会社 | 消音システム |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8605911B2 (en) | 2001-07-10 | 2013-12-10 | Dolby International Ab | Efficient and scalable parametric stereo coding for low bitrate audio coding applications |
| SE0202159D0 (sv) | 2001-07-10 | 2002-07-09 | Coding Technologies Sweden Ab | Efficientand scalable parametric stereo coding for low bitrate applications |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP13848293A patent/JP3214956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000171060A (ja) * | 1998-12-08 | 2000-06-23 | Kubota Corp | 空調設備 |
| WO2020036040A1 (ja) * | 2018-08-14 | 2020-02-20 | 富士フイルム株式会社 | 消音システム |
| JPWO2020036040A1 (ja) * | 2018-08-14 | 2021-09-24 | 富士フイルム株式会社 | 消音システム |
| US11835253B2 (en) | 2018-08-14 | 2023-12-05 | Fujifilm Corporation | Silencing system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3214956B2 (ja) | 2001-10-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |