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JPH06270845A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

Info

Publication number
JPH06270845A
JPH06270845A JP5714393A JP5714393A JPH06270845A JP H06270845 A JPH06270845 A JP H06270845A JP 5714393 A JP5714393 A JP 5714393A JP 5714393 A JP5714393 A JP 5714393A JP H06270845 A JPH06270845 A JP H06270845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brace
vehicle body
vehicle
door
body structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5714393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinichi Tanuma
謹一 田沼
Shigenori Tsukatani
栄理 塚谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5714393A priority Critical patent/JPH06270845A/ja
Publication of JPH06270845A publication Critical patent/JPH06270845A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、車両の側面からの衝撃に対し
て耐衝撃性に優れた車体構造とする。 【構成】 車両の前後方向に伸びるリアサイドメンバ1
0と、車両の横方向に伸びるリアシートクロスメンバ
と、リアサイドメンバ10に沿って車体の側面開口部1
5の下端部を構成するサイドシル14と、開口部15に
開閉自在に枢着するドア16とを備え、サイドシル14
の内側上方でかつリアサイドメンバ10とリアシートク
ロスメンバとの支持部S上にブレース20を固設し、ブ
レース20の一面20Aをドア16と対向して配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体構造に関し、特に
車両の側方からの衝撃に対して強度を持たせた車体構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車体構造の例を図4に示す。図4
(A)は、車体構造の側面部の一部断面図であり、2は
シートクロスメンバで、4はサイドシル、6はドアであ
る。シートクロスメンバ2は、車両の横方向に伸びる強
度部材で、その一端にはサイドシル4が連結される。サ
イドシル4は車体の側面開口部の下端部を構成する部材
で、サイドシルインナ4aとサイドシルアウタ4bとを
合わせることによって形成される。また開口部にはドア
6が開閉自在に枢着される。
【0003】このように構成された車体構造において、
図4(B)に示したようにサイドシル4の上方からサイ
ドシル4に干渉せずに他の車両等のバリアBが側突して
ドア6が直撃されるとドア6が車室内に侵入し、車室内
の生存スペースの減少につながるという問題があった。
かかる問題を解決するために、実開昭61−18372
3号公報では、図5に示したようにサイドシル4とドア
6の下端部にそれぞれ掛止部4cと係合部6aとを設
け、車体が衝突を受けた時に掛止部4cと係合部6aと
を係合させてドアに反力を生じさせることが開示され
る。また、その他の構造としては図6に示したようにサ
イドシル4の一端の角部に補強材7を追加することがな
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
61−183723号の構造では、ドアとサイドシルと
の係合形状が爪形状(凹凸形状)となっており、爪形状
で衝突を受けるため耐衝撃性が悪いという問題があっ
た。また、係合形状が複雑であるため、その製造コスト
がかかるという問題もあった。一方、サイドシルに補強
材を追加する構造では、その補強部分しか耐衝撃性がな
く、乗降の際に妨害となったり補強した部分の美観も悪
いという問題があった。本発明はかかる問題点に鑑み、
簡単な構造でかつ耐衝撃性に優れた車体構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、車両の前後方向に伸びるサイドメンバ
と、車両の横方向に伸びるクロスメンバと、該サイドメ
ンバに沿って車体の側面開口部の下端部を構成するサイ
ドシルと、該開口部に開閉自在に枢着するドアとを備え
た車体構造において、サイドシルの内側上方でかつサイ
ドメンバとクロスメンバとの支持部上にブレースを固設
し、該ブレースの一面をドアと対向して配置する。ま
た、前記ブレースを、車室内に設けられるシートの下に
設けることができる。さらに、前記ブレースを、前記サ
イドシルと連結することができる。
【0006】
【作用】サイドシルの内側上方に設けられたブレースの
一面がドアに対向しており、衝突時のドアの車室内への
侵入をブレースの面で受ける。そのため、耐衝突性を向
上させることができ、ドアの車室内への侵入を防止する
ことができる。また、ブレースは、サイドメンバとクロ
スメンバとの支持部上に設けられるため、衝突力を効果
的にフレームに伝達することができる。また、ブレース
をシートの下に設けたときには、乗降する際に障害とな
らず、美観を損なうこともない。さらに、ブレースをサ
イドシルと連結すればさらに効率的に車体側面からの入
力をブレースを介して各強度部材に伝達することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の車体構造の実施例を示す斜視図で
その説明のためにドアを取り外した状態を示している。
図2は図1のA−A断面図、図3はB−B断面図であ
る。図において、10は車両の後部側部の強度部材であ
り、車両の前後方向に伸びるリアサイドメンバ、12は
車両の後部の強度部材であり、車両の横方向に伸びるリ
アシートクロスメンバ、14はリアサイドメンバ10に
沿って伸びるサイドシルであり、サイドシル14はサイ
ドシルインナ14aとサイドシルアウタ14bとを合わ
せて形成され、車体に設けられた側面開口部15の下端
部を構成する。開口部15には、ドア16が開閉自在に
枢着される。18は、リアシートクロスメンバ12の上
に配置されるリアフロア19の上に固定される乗員用の
シートである。
【0008】サイドシル14の内側上方でかつリアサイ
ドメンバ10とクロスメンバ12との支点となる支持部
Sの上にはブレース20が設けられる。ブレース20
は、その一面20Aがドア16に対向するように配置さ
れ、ブレース20の周縁はフランジを形成し、それぞれ
リアフロア19を介してリアサイドメンバ10、サイド
シル14及びリアシートクロスメンバ12とスポット溶
接によって固定される。尚、図3から分かるように、ブ
レース20の後部フランジとリアサイドメンバ10との
固定のために、リアサイドメンバ10内にブレース20
の支持部材であるリアサイドメンバ内ブレース部材10
aが設けられる。また、ブレース20内にもブレース2
0の補強支持のためのブレース内ブレース部材20Bが
設けられる。
【0009】次に、本実施例の作用を説明する。図2の
矢印で表したように、他の車両等のバリアが側突して入
力を受けてドア16が車室内に押された場合に、ブレー
ス20の面20Aがドア16に対向しているため、ドア
16のインナパネル面とブレースの面20Aが接触し、
その入力を面20Aで受ける。そのため耐衝突性が高
く、ドア16の車室内への侵入を防止することができ
る。ブレース20で受けた力は、部材間の固定連結を介
してリアサイドメンバ10、リアシートクロスメンバ1
2、サイドシル14の強度部材に伝達される。また、面
20Aで側突による入力を受けるため、実開昭61−1
83723号のような爪形状に比べて、大きな入力にも
耐えることができ、その耐衝撃性が優れたものとなる。
また、図に示したようにブレース20は、シート18の
下に設けることができる。これによって、乗員の昇降の
際に妨害とならず、美観を損なうこともない。尚、本実
施例では、車体リア部の車体構造について説明したが、
車体フロント部についても適応可能である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両の前後方向に伸びるサイドメンバと、車両の横方向
に伸びるクロスメンバと、該サイドメンバに沿って車体
の側面開口部の下端部を構成するサイドシルと、該開口
部に開閉自在に枢着するドアとを備えた車体構造におい
て、サイドシルの内側上方でかつサイドメンバとクロス
メンバとの支持部上にブレースを固設し、該ブレースの
一面をドアと対向して配置することとしたので、簡単な
構造で耐衝撃性に優れた車体構造とすることができる。
また、前記ブレースを、車室内に設けられるシートの下
に設けることとすれば、乗降の際に障害とならず美観を
損なうことがない。さらに、前記ブレースを、前記サイ
ドシルと連結することとすれば、さらに効率的に車体側
面からの入力をブレースを介して各強度部材に伝達する
ことができるという従来にない優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】(A)は従来の車体構造の断面図であり、
(B)は(A)において車体側面からの入力を受けたと
きの概略断面図である。
【図5】従来の車体構造の断面図である。
【図6】(A)は従来の他の車体構造を示す側面図であ
り、(B)は(A)のC−C断面図である。
【符号の説明】
10 リアサイドメンバ(サイドメンバ) 12 リアシートクロスメンバ(クロスメンバ) 14 サイドシル 15 開口部 16 ドア 18 シート 20 ブレース 20A ブレースの面 S 支持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向に伸びるサイドメンバ
    と、車両の横方向に伸びるクロスメンバと、該サイドメ
    ンバに沿って車体の側面開口部の下端部を構成するサイ
    ドシルと、該開口部に開閉自在に枢着するドアとを備え
    た車体構造において、 サイドシルの内側上方でかつサイドメンバとクロスメン
    バとの支持部上にブレースを固設し、該ブレースの一面
    をドアと対向して配置することを特徴とする車体構造。
  2. 【請求項2】 前記ブレースを、車室内に設けられるシ
    ートの下に設けることを特徴とする請求項1記載の車体
    構造。
  3. 【請求項3】 前記ブレースを、前記サイドシルと連結
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の車体構
    造。
JP5714393A 1993-03-17 1993-03-17 車体構造 Pending JPH06270845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5714393A JPH06270845A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5714393A JPH06270845A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 車体構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270845A true JPH06270845A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13047358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5714393A Pending JPH06270845A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270845A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5641194A (en) * 1994-08-31 1997-06-24 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Body structure for motor vehicle
EP1790552A3 (en) * 2005-11-24 2007-08-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle body rear portion structure
US7520563B1 (en) 2007-11-09 2009-04-21 Hyundai Motor Company Vehicle equipped with passenger frame having small height from ground
US7631926B2 (en) * 2007-10-02 2009-12-15 Honda Motor Co., Ltd. Side impact crash event body structure improvement

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