JPH0623283B2 - 3つの異なるタイプのゴム粒子を含有するゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマ−組成物 - Google Patents
3つの異なるタイプのゴム粒子を含有するゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマ−組成物Info
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- JPH0623283B2 JPH0623283B2 JP59504427A JP50442784A JPH0623283B2 JP H0623283 B2 JPH0623283 B2 JP H0623283B2 JP 59504427 A JP59504427 A JP 59504427A JP 50442784 A JP50442784 A JP 50442784A JP H0623283 B2 JPH0623283 B2 JP H0623283B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F279/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
- C08F279/02—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
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- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は高衝撃性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物
に関する。
に関する。
粒状弾性物質が分散しているポリスチレンより成る高衝
撃性ポリスチレン(HIPS)組成物はこの分野でこの
物質の用途同様によく知られている。またこのタイプの
組成物の物理的性質はちがつた粒径とちがつた構造をも
つエラストマー粒子の相対量に影響されることも知られ
ている。粒径については約0.5μmより大きい直径をも
つより大きいゴム粒子は耐衝撃性に大きく寄与するがこ
の粒子をもつ組成物から生成又は成形された物品の光沢
を減少し易いことも知られている。これは特に下記する
マス−タイプの粒子の場合には確かなことである。反対
にポリマー組成物中により小さな変性ゴム粒子が使われ
る場合それから成形された物品はより光沢を示し易い
が、同量のゴムがより大きな粒子状で使われた場合より
も耐衝撃性が小さい。
撃性ポリスチレン(HIPS)組成物はこの分野でこの
物質の用途同様によく知られている。またこのタイプの
組成物の物理的性質はちがつた粒径とちがつた構造をも
つエラストマー粒子の相対量に影響されることも知られ
ている。粒径については約0.5μmより大きい直径をも
つより大きいゴム粒子は耐衝撃性に大きく寄与するがこ
の粒子をもつ組成物から生成又は成形された物品の光沢
を減少し易いことも知られている。これは特に下記する
マス−タイプの粒子の場合には確かなことである。反対
にポリマー組成物中により小さな変性ゴム粒子が使われ
る場合それから成形された物品はより光沢を示し易い
が、同量のゴムがより大きな粒子状で使われた場合より
も耐衝撃性が小さい。
個々のゴム粒子の構造(即ちゴム粒子モルホロジー)に
関し、一般にゴム変性ポリマー組成物に使用できる2タ
イプのゴム粒子が存在する。1つのタイプの粒子はマス
(集合)粒子を含有する吸蔵物であり、他は一般に固体
エマルジヨン粒子である。いづれの場合も、ゴム粒子は
粒子が分散すべきマトリツクスポリマーに組成物に以
た、好ましくは同じ量のポリマーで普通グラフトされ
る。一般にマトリクスポリマーの吸蔵物を含むグラフト
ゴム粒子は同様にグラフトしたエマルジヨン粒子の形の
同量のゴム粒子よりもより高い耐衝撃性を与えると信じ
られている。予め生成したゴムを重合性モノマー又はあ
とで重合される重合性モノマーと任意の希釈剤との混合
液又は溶液にとかす公知のマス、マス−溶液又はマス−
懸濁タイプの重合方法で、グラフトした吸蔵物含有ゴム
粒子は生成されグラフトされる。攪拌を伴ないモノマー
の重合はよく知られた相転移法によりゴムの吸蔵物含有
粒子の生成をもたらす。塊状−懸濁法においては、反応
塊を次に水に懸濁し、重合反応を完了する。この様な塊
状、塊状−溶液又は塊状−懸濁法又はグラフトポリマー
の吸蔵物を含むこれらの方法の変法で生成された粒子は
以後“塊状粒子”という。
関し、一般にゴム変性ポリマー組成物に使用できる2タ
イプのゴム粒子が存在する。1つのタイプの粒子はマス
(集合)粒子を含有する吸蔵物であり、他は一般に固体
エマルジヨン粒子である。いづれの場合も、ゴム粒子は
粒子が分散すべきマトリツクスポリマーに組成物に以
た、好ましくは同じ量のポリマーで普通グラフトされ
る。一般にマトリクスポリマーの吸蔵物を含むグラフト
ゴム粒子は同様にグラフトしたエマルジヨン粒子の形の
同量のゴム粒子よりもより高い耐衝撃性を与えると信じ
られている。予め生成したゴムを重合性モノマー又はあ
とで重合される重合性モノマーと任意の希釈剤との混合
液又は溶液にとかす公知のマス、マス−溶液又はマス−
懸濁タイプの重合方法で、グラフトした吸蔵物含有ゴム
粒子は生成されグラフトされる。攪拌を伴ないモノマー
の重合はよく知られた相転移法によりゴムの吸蔵物含有
粒子の生成をもたらす。塊状−懸濁法においては、反応
塊を次に水に懸濁し、重合反応を完了する。この様な塊
状、塊状−溶液又は塊状−懸濁法又はグラフトポリマー
の吸蔵物を含むこれらの方法の変法で生成された粒子は
以後“塊状粒子”という。
ゴム粒子モルホロジーの他の主要タイプであるエマルジ
ヨンゴム粒子は、水性ラテツクス中ゴムの乳化重合反応
によつてゴム粒子群を生成してえられる。ゴム粒子がで
きた後重合性グラフト性モノマー(例えばスチレン)を
通常ゴム含有ラテツクスに加え重合してこれら粒子のグ
ラフト部分を生成し、そして任意にマトリツクスポリマ
ーを生成する。乳化重合法によつて生成されたこのタイ
プのゴム粒子は以後“エマルジヨン粒子”という。その
小粒径によつてエマルジヨン粒子は一般にある限度まで
衝撃性を改良しかつそれを含む組成物から成形した物品
の光沢を保つことができる。小さなゴム粒子は凝集して
大凝集粒子を生成しこの大粒子は幾分光沢はおちるがポ
リマー組成物の耐衝撃性改良に使用できることも知られ
ている。
ヨンゴム粒子は、水性ラテツクス中ゴムの乳化重合反応
によつてゴム粒子群を生成してえられる。ゴム粒子がで
きた後重合性グラフト性モノマー(例えばスチレン)を
通常ゴム含有ラテツクスに加え重合してこれら粒子のグ
ラフト部分を生成し、そして任意にマトリツクスポリマ
ーを生成する。乳化重合法によつて生成されたこのタイ
プのゴム粒子は以後“エマルジヨン粒子”という。その
小粒径によつてエマルジヨン粒子は一般にある限度まで
衝撃性を改良しかつそれを含む組成物から成形した物品
の光沢を保つことができる。小さなゴム粒子は凝集して
大凝集粒子を生成しこの大粒子は幾分光沢はおちるがポ
リマー組成物の耐衝撃性改良に使用できることも知られ
ている。
この現象の観点から、ゴム粒子分布に合わせることによ
つて最適分布(即ち特定粒径と構造をもつゴム粒子の相
対量)をえるために非常な努力がなされている。例えば
カナダ特許832,523号および米国特許第3,59
2,878号、第3,825,621号、第4,01
2,462号、第4,146,589号、第4,15
3,645号、第4,214,056号、第4,22
1,883号、第4,334,039号、第4,43
0,478号およびヨーロツパ特許48,389号を参
照されたい。これら文献において“バイモダル”粒径分
布をもつ高衝撃性ポリスチレン組成物が記載されてい
る。この技術分野および本明細書で使うバイモダル粒径
分布をもつ組成物は明瞭に区別できる2群のゴム粒子を
もち、各群はちがつた平均径および(又は)ちがつた粒
子構造をもつ。
つて最適分布(即ち特定粒径と構造をもつゴム粒子の相
対量)をえるために非常な努力がなされている。例えば
カナダ特許832,523号および米国特許第3,59
2,878号、第3,825,621号、第4,01
2,462号、第4,146,589号、第4,15
3,645号、第4,214,056号、第4,22
1,883号、第4,334,039号、第4,43
0,478号およびヨーロツパ特許48,389号を参
照されたい。これら文献において“バイモダル”粒径分
布をもつ高衝撃性ポリスチレン組成物が記載されてい
る。この技術分野および本明細書で使うバイモダル粒径
分布をもつ組成物は明瞭に区別できる2群のゴム粒子を
もち、各群はちがつた平均径および(又は)ちがつた粒
子構造をもつ。
多くのポリマー組成物の使用において、たとえば油又は
脂肪含有物質の容器に成形される場合等においてそれら
は有機溶媒と応力の両方にさらされる。溶媒作用と応力
の両方にさらされた場合物質の破壊は環境応力きれつと
して知られている。知られているとおり、従来のHIP
S組成物は一般にこのような状態において耐環境応力き
れつ性に劣るので、使用しても性能がわるいか又は全然
使用できない。
脂肪含有物質の容器に成形される場合等においてそれら
は有機溶媒と応力の両方にさらされる。溶媒作用と応力
の両方にさらされた場合物質の破壊は環境応力きれつと
して知られている。知られているとおり、従来のHIP
S組成物は一般にこのような状態において耐環境応力き
れつ性に劣るので、使用しても性能がわるいか又は全然
使用できない。
本発明によれば、(a)モノビニリデン芳香族ポリマーの
マトリックスおよび(b)モノビニリデン芳香族ポリマー
のマトリックス全体に分散しておりまたモノビニリデン
芳香族ポリマーでグラフトされている個別粒状の形をし
ており組成物を強靱化するに十分な量の弾性物質(ゴ
ム)より成るゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組
成物であって、該ポリマーが少なくとも主として式: (式中Arは芳香族炭化水素基又は芳香族ハロ炭化水素
基を表し、Xは水素および3より少ない炭素原子をもつ
アルキル基より成る群から選ばれる)のモノビニリデン
芳香族モノマーのポリマーから成り、分散しているゴム
粒子がモノビニリデン芳香族ポリマーでグラフトされて
いる弾性物質(ゴム)であり且つ次の3成分すなわち、 (1)ゴムの5乃至85重量%を構成する小粒子成分; (2)ゴムの5乃至85重量%を構成する大粒子成分;お
よび (3)ゴムの2乃至90重量%を構成する第2の大粒子成
分、 から成り、そして組成物がゴム変性組成物の全重量を基
準にして2乃至25重量%の量のゴムを含むゴム変性モ
ノビニリデン芳香族ポリマー組成物において; 連続相のモノビニリデン芳香族ポリマーがホモポリマー
であって50,000乃至350,000の重量平均分子量をもち;
小粒子成分が乳化重合により製造されたものであり、モ
ノビニリデン芳香族ポリマーでグラフトされる以前に0.
04乃至0.30μmの容積平均直径をもち;大粒子成分が乳
化重合によって製造されたものであり、モノビニリデン
芳香族ポリマーでグラフトされる以前に0.4乃至3.0μm
の容積平均直径をもち、且つ小粒子の凝集物から成り;
第2の大粒子成分がモノビニリデン芳香族ポリマーでグ
ラフトされ吸蔵された後に0.6乃至10μmの容積平均
直径をもつ塊状粒子成分であり;そして更に大塊状粒子
中のゴムが塊状、塊状−溶液または塊状懸濁重合法によ
って製造したゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマーの
4.8乃至9重量%を構成していることを特徴とする改良
ゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物が提供さ
れる。
マトリックスおよび(b)モノビニリデン芳香族ポリマー
のマトリックス全体に分散しておりまたモノビニリデン
芳香族ポリマーでグラフトされている個別粒状の形をし
ており組成物を強靱化するに十分な量の弾性物質(ゴ
ム)より成るゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組
成物であって、該ポリマーが少なくとも主として式: (式中Arは芳香族炭化水素基又は芳香族ハロ炭化水素
基を表し、Xは水素および3より少ない炭素原子をもつ
アルキル基より成る群から選ばれる)のモノビニリデン
芳香族モノマーのポリマーから成り、分散しているゴム
粒子がモノビニリデン芳香族ポリマーでグラフトされて
いる弾性物質(ゴム)であり且つ次の3成分すなわち、 (1)ゴムの5乃至85重量%を構成する小粒子成分; (2)ゴムの5乃至85重量%を構成する大粒子成分;お
よび (3)ゴムの2乃至90重量%を構成する第2の大粒子成
分、 から成り、そして組成物がゴム変性組成物の全重量を基
準にして2乃至25重量%の量のゴムを含むゴム変性モ
ノビニリデン芳香族ポリマー組成物において; 連続相のモノビニリデン芳香族ポリマーがホモポリマー
であって50,000乃至350,000の重量平均分子量をもち;
小粒子成分が乳化重合により製造されたものであり、モ
ノビニリデン芳香族ポリマーでグラフトされる以前に0.
04乃至0.30μmの容積平均直径をもち;大粒子成分が乳
化重合によって製造されたものであり、モノビニリデン
芳香族ポリマーでグラフトされる以前に0.4乃至3.0μm
の容積平均直径をもち、且つ小粒子の凝集物から成り;
第2の大粒子成分がモノビニリデン芳香族ポリマーでグ
ラフトされ吸蔵された後に0.6乃至10μmの容積平均
直径をもつ塊状粒子成分であり;そして更に大塊状粒子
中のゴムが塊状、塊状−溶液または塊状懸濁重合法によ
って製造したゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマーの
4.8乃至9重量%を構成していることを特徴とする改良
ゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物が提供さ
れる。
これらの組成物は強靱性、光沢および耐環境応力きれつ
性がいづれも調和よくすぐれているという特性を示す。
性がいづれも調和よくすぐれているという特性を示す。
本発明の組成物はいくつかの要素即ち; (a)マトリツクス又は連続相中のモノビニリデン芳香族
ポリマー; (b)マトリツクスに分散している粒状弾性物質(ゴ
ム)、この弾性物質はまた3成分より成る; (c)ゴム粒子又は基質上に重合又はグラフトしたいわゆ
るスーパーストレートポリマーの量;および (d)グラフトした量の他にマス粒子内に吸蔵されたポリ
マーの量 より成る。
ポリマー; (b)マトリツクスに分散している粒状弾性物質(ゴ
ム)、この弾性物質はまた3成分より成る; (c)ゴム粒子又は基質上に重合又はグラフトしたいわゆ
るスーパーストレートポリマーの量;および (d)グラフトした量の他にマス粒子内に吸蔵されたポリ
マーの量 より成る。
本発明のマトリツクス又は連続相ポリマー並びにグラフ
トしたまた吸蔵されたポリマーは少なくとも主として
式: (式中Arは芳香族炭化水素基又は芳香族ハロ炭化水素
基を表わしまたXは水素と3より少ない炭素原子をもつ
アルキル基より成る群から選ばれたものを表わす)で示
されるモノビニリデン芳香族モノマーのポリマーより成
る。ポリマー用に使用できるモノマーの例にはスチレ
ン;α−アルキルモノビニリデン芳香族化合物、例えば
α−メチルスチレン;環置換アルキルスチレン、例えば
パラ−ビニルトルエン;および環置換ハロスチレン、例
えばオルト−クロロスチレンがある。必要ならばかかる
モノビニリデン芳香族モノマーの混合物も使用できる。
トしたまた吸蔵されたポリマーは少なくとも主として
式: (式中Arは芳香族炭化水素基又は芳香族ハロ炭化水素
基を表わしまたXは水素と3より少ない炭素原子をもつ
アルキル基より成る群から選ばれたものを表わす)で示
されるモノビニリデン芳香族モノマーのポリマーより成
る。ポリマー用に使用できるモノマーの例にはスチレ
ン;α−アルキルモノビニリデン芳香族化合物、例えば
α−メチルスチレン;環置換アルキルスチレン、例えば
パラ−ビニルトルエン;および環置換ハロスチレン、例
えばオルト−クロロスチレンがある。必要ならばかかる
モノビニリデン芳香族モノマーの混合物も使用できる。
いづれの原料からのいづれのマトリツクス(グラフトも
吸蔵もされない)モノビニリデン芳香族ポリマーの重量
平均分子量(Mw)も50,000乃至350,00
0、好ましくは80,000乃至300,000である
べきであることが判明した。
吸蔵もされない)モノビニリデン芳香族ポリマーの重量
平均分子量(Mw)も50,000乃至350,00
0、好ましくは80,000乃至300,000である
べきであることが判明した。
モノビニリデン芳香族モノマーの他に本発明によるゴム
変性ポリマー組成物中に少量の種々の追加モノマーが重
合された形で含まれうる。しかしマトリツクスのグラフ
ト及び吸蔵ポリマーは重合したモノビニリデン芳香族モ
ノマーより本質的に成ることが好ましい。モノビニリデ
ン芳香族モノマーとエチレン性不飽和ニトリルモノマー
の実質的量、即ち10重量%以上とのコポリマーは本発
明の範囲内に含まれない。本発明の1態様においてメチ
ルメタクリレートは本発明による組成物中に重合した形
で重合モノビニリデン芳香族モノマーとメチルメタクリ
レートモノマーの合計重量を基準として60重量%まで
の量で好ましく含まれうることが判明した。よく知られ
ているとおりメチルメタクリレートは、透明高衝撃性ポ
リマー組成物を得るために、マトリックスポリマーの屈
折率を粒状弾性体の屈折率と合わせる目的でかかるポリ
マーに代表的に使われている。
変性ポリマー組成物中に少量の種々の追加モノマーが重
合された形で含まれうる。しかしマトリツクスのグラフ
ト及び吸蔵ポリマーは重合したモノビニリデン芳香族モ
ノマーより本質的に成ることが好ましい。モノビニリデ
ン芳香族モノマーとエチレン性不飽和ニトリルモノマー
の実質的量、即ち10重量%以上とのコポリマーは本発
明の範囲内に含まれない。本発明の1態様においてメチ
ルメタクリレートは本発明による組成物中に重合した形
で重合モノビニリデン芳香族モノマーとメチルメタクリ
レートモノマーの合計重量を基準として60重量%まで
の量で好ましく含まれうることが判明した。よく知られ
ているとおりメチルメタクリレートは、透明高衝撃性ポ
リマー組成物を得るために、マトリックスポリマーの屈
折率を粒状弾性体の屈折率と合わせる目的でかかるポリ
マーに代表的に使われている。
本発明組成物と他のポリマーおよび(又は)コポリマー
たとえばポリカーボネート、ポリエステルポリカーボネ
ート、およびフエニレンオキサイドのポリマーおよび
(又は)コポリマー、とを混合することも好ましいであ
ろう。
たとえばポリカーボネート、ポリエステルポリカーボネ
ート、およびフエニレンオキサイドのポリマーおよび
(又は)コポリマー、とを混合することも好ましいであ
ろう。
本発明に使うに適した弾性物質には実際に種々の公知の
弾性物質がある。本明細書で使う“弾性物質”又は“ゴ
ム”とはASTM試験法D−3418−82により測定
したとき約0℃以下、好ましくは約−20℃のガラス遷
移温度をもつ合成および天然ポリマー物質であり、これ
らの物質は本発明によるより脆いポリマー物質の耐衝撃
性を改良するに役立つ。これらの物質にはジエンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エン(EPDM)ゴム、アクリレートゴム、ハロゲン含
有ゴム、およびそれらの混合物があり、ゴム生成性モノ
マーと他の共重合性モノマーとのインターポリマーを含
む。
弾性物質がある。本明細書で使う“弾性物質”又は“ゴ
ム”とはASTM試験法D−3418−82により測定
したとき約0℃以下、好ましくは約−20℃のガラス遷
移温度をもつ合成および天然ポリマー物質であり、これ
らの物質は本発明によるより脆いポリマー物質の耐衝撃
性を改良するに役立つ。これらの物質にはジエンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エン(EPDM)ゴム、アクリレートゴム、ハロゲン含
有ゴム、およびそれらの混合物があり、ゴム生成性モノ
マーと他の共重合性モノマーとのインターポリマーを含
む。
好ましいゴムはジエンゴム又はジエンゴム混合物、即ち
ブタジエン、イソプレン、ピペリレンおよびクロロプレ
ンの様な1又は2以上の共役1,3−ジエンのゴム状ポ
リマーである。この様なゴムには共役1,3−ジエンの
ホモポリマーおよび共役1,3−ジエンとランダム又は
ブロツクコポリマーの形のいづれかのモノビニリデン芳
香族モノマーの様な1又は2以上の共重合性モノエチレ
ン性不飽和モノマーの等重量までとのインターポリマー
がある。
ブタジエン、イソプレン、ピペリレンおよびクロロプレ
ンの様な1又は2以上の共役1,3−ジエンのゴム状ポ
リマーである。この様なゴムには共役1,3−ジエンの
ホモポリマーおよび共役1,3−ジエンとランダム又は
ブロツクコポリマーの形のいづれかのモノビニリデン芳
香族モノマーの様な1又は2以上の共重合性モノエチレ
ン性不飽和モノマーの等重量までとのインターポリマー
がある。
改良された耐候性をもつ生成組成物をえるためにはEP
DM又はエチレン−プロピレンタイプのゴムが望まし
い。
DM又はエチレン−プロピレンタイプのゴムが望まし
い。
ゴムはゴム生成性モノマーの重量を基準として2%まで
の架橋剤を含んでもよいが、架橋はマス、マス−溶液又
はマス−懸濁重合法をグラフトポリマー生成に使うグラ
フト重合反応のモノマーにゴムを溶解する際に問題を生
ずる。また過剰の架橋はゴム特性の損失をもたらしう
る。架橋剤はジビニルベンゼン、ジアリルマレエート、
ジアリルフマレート、ジアリルアジペート、アリルアク
リレート、アリルメタクリレート、ジアクリレートおよ
び多価アルコールのジアクリレート、例えばエチレング
リコールジメチクリレートの様なジエンゴム架橋用に通
常使われるどんな試薬でもよい。
の架橋剤を含んでもよいが、架橋はマス、マス−溶液又
はマス−懸濁重合法をグラフトポリマー生成に使うグラ
フト重合反応のモノマーにゴムを溶解する際に問題を生
ずる。また過剰の架橋はゴム特性の損失をもたらしう
る。架橋剤はジビニルベンゼン、ジアリルマレエート、
ジアリルフマレート、ジアリルアジペート、アリルアク
リレート、アリルメタクリレート、ジアクリレートおよ
び多価アルコールのジアクリレート、例えばエチレング
リコールジメチクリレートの様なジエンゴム架橋用に通
常使われるどんな試薬でもよい。
好ましい種類のゴムは本質的に70乃至100重量%の
ブタジエンおよび(又はイソプレン)と30重量%まで
のモノビニリデン芳香族モノマーより成るものである。
特に好ましい基質はブタジエンホモポリマー又はブタジ
エン70乃至97重量%とスチレン3乃至30重量%の
インターポリマーである。
ブタジエンおよび(又はイソプレン)と30重量%まで
のモノビニリデン芳香族モノマーより成るものである。
特に好ましい基質はブタジエンホモポリマー又はブタジ
エン70乃至97重量%とスチレン3乃至30重量%の
インターポリマーである。
ゴムモノマー重合用に広く使われる技術にはチーグラー
−ナツタの陰イオン性および遊離基重合法がある。遊離
基乳化重合はグラフトエマルジヨン粒子生成のためのグ
ラフトポリマーの乳化重合のベースとして有用なエマル
ジヨンゴム粒子含有ラテツクスの生成に使用できる。
−ナツタの陰イオン性および遊離基重合法がある。遊離
基乳化重合はグラフトエマルジヨン粒子生成のためのグ
ラフトポリマーの乳化重合のベースとして有用なエマル
ジヨンゴム粒子含有ラテツクスの生成に使用できる。
本発明による組成物は通常強靱化しうる量のゴム物質を
含む。好ましくは本発明組成物は全ゴム変性組成物重量
を基準に2乃至25重量%、より好ましくは3乃至22
重量%、最も好ましくは5乃至18重量%のゴムを含
む。
含む。好ましくは本発明組成物は全ゴム変性組成物重量
を基準に2乃至25重量%、より好ましくは3乃至22
重量%、最も好ましくは5乃至18重量%のゴムを含
む。
本発明の要旨はモノビニリデン芳香族ポリマーに分散し
た粒状弾性物質がちがつた3成分より成ることである。
分散した粒状ゴムが本質的に3粒子成分より成ることが
特に望ましいことが判明した。“ゴム粒子成分”とは同
じ粒子タイプをもちまたほぼ同じ粒径をもつゴム粒子群
を意味する。本明細書で使うゴム粒子成分の平均粒径と
はゴム成分又は粒子タイプをなす粒子群の容積平均直径
をいう。乳濁液をなす粒子の場合ここでいう平均粒子直
径測定はモノビリデン芳香族ポリマーがゴム粒子上にグ
ラフトされる前に行なわれるが、塊状粒子の場合粒径は
ゴム粒子にグラフトされたポリマーと粒子内の吸蔵ポリ
マーを含む。粒子平均径は粒子を含む組成物の透過型電
子顕微鏡写真の試験によつて測定できる。約1μm以内
の平均粒子直径をもつエマルジヨン粒子群の容積平均径
は、数平均径と粒径分布と同様流体式クロマトグラフ法
(HDC)で好ましく測定できる。流体式クロマトグラ
フ法は米国特許第3,865,717号に説明されてお
りまたM.A.Langhorstのジヤーナル・オブ・コロイド・
アンド・インターフエース・サイエンス(Journal of Co
lloid and Interface Science)89巻NO.1(1982
年9月)に記載されている。
た粒状弾性物質がちがつた3成分より成ることである。
分散した粒状ゴムが本質的に3粒子成分より成ることが
特に望ましいことが判明した。“ゴム粒子成分”とは同
じ粒子タイプをもちまたほぼ同じ粒径をもつゴム粒子群
を意味する。本明細書で使うゴム粒子成分の平均粒径と
はゴム成分又は粒子タイプをなす粒子群の容積平均直径
をいう。乳濁液をなす粒子の場合ここでいう平均粒子直
径測定はモノビリデン芳香族ポリマーがゴム粒子上にグ
ラフトされる前に行なわれるが、塊状粒子の場合粒径は
ゴム粒子にグラフトされたポリマーと粒子内の吸蔵ポリ
マーを含む。粒子平均径は粒子を含む組成物の透過型電
子顕微鏡写真の試験によつて測定できる。約1μm以内
の平均粒子直径をもつエマルジヨン粒子群の容積平均径
は、数平均径と粒径分布と同様流体式クロマトグラフ法
(HDC)で好ましく測定できる。流体式クロマトグラ
フ法は米国特許第3,865,717号に説明されてお
りまたM.A.Langhorstのジヤーナル・オブ・コロイド・
アンド・インターフエース・サイエンス(Journal of Co
lloid and Interface Science)89巻NO.1(1982
年9月)に記載されている。
種々のゴム粒子成分はある大きさ範囲をもちこの成分が
ある大きさのみの粒子から成るものでないことはいうま
でもない。しかし上の分析法は特定ゴム成分粒子が一般
にかなりせまい粒径範囲をもつべきであることを示して
いる。これによつて粒子群の重量平均粒径の同じ粒子群
の数平均粒径に対する比率は一般に1乃至6.5、好まし
くは1乃至3.5の範囲であることを意味する。
ある大きさのみの粒子から成るものでないことはいうま
でもない。しかし上の分析法は特定ゴム成分粒子が一般
にかなりせまい粒径範囲をもつべきであることを示して
いる。これによつて粒子群の重量平均粒径の同じ粒子群
の数平均粒径に対する比率は一般に1乃至6.5、好まし
くは1乃至3.5の範囲であることを意味する。
本発明に要求される第1ゴム成分は比較的小さな平均粒
径をもち、以後これを小粒子成分という。この粒子群は
0.04乃至0.30μmの重量平均粒径をもつ。この小粒子は
この技術分野でよく知られているとおり望む大きさの均
一粒子分散液を生成する様ゴム生成用モノマーの混合物
の乳化重合によつて最も好適に製造できる。この成分は
0.09乃至0.2μmの平均粒径をもつことが判明した。
径をもち、以後これを小粒子成分という。この粒子群は
0.04乃至0.30μmの重量平均粒径をもつ。この小粒子は
この技術分野でよく知られているとおり望む大きさの均
一粒子分散液を生成する様ゴム生成用モノマーの混合物
の乳化重合によつて最も好適に製造できる。この成分は
0.09乃至0.2μmの平均粒径をもつことが判明した。
この小粒子成分は代表的には本発明においてゴムの五乃
至85重量%をなす。しかし、小粒子成分がゴムの8乃
至45重量%、特に10乃至40重量%が好ましいこと
が判明した。この範囲内で小粒子ゴムはこの組成物から
成形した物品の光沢にあまり影響なしにえられるポリマ
ー組成物の耐衝撃性を増す。ゴム含有量を一定に保ち本
発明による組成物中のゴム小粒子の相対割合を増せばよ
い光沢を現わす物品に成形できる樹脂が生成される。
至85重量%をなす。しかし、小粒子成分がゴムの8乃
至45重量%、特に10乃至40重量%が好ましいこと
が判明した。この範囲内で小粒子ゴムはこの組成物から
成形した物品の光沢にあまり影響なしにえられるポリマ
ー組成物の耐衝撃性を増す。ゴム含有量を一定に保ち本
発明による組成物中のゴム小粒子の相対割合を増せばよ
い光沢を現わす物品に成形できる樹脂が生成される。
これらの小粒子はモノビニリデン芳香族ポリマーでグラ
フトされることが好ましい。生成ゴム変性モノビニリデ
ン芳香族ポリマー組成物に望む光沢と耐衝撃性を与るた
めグラフト対ゴム比(g/γ)を通常少なくも0.1、好
ましくは0.2乃至2とする様この成分粒子上にポリマー
をグラフトすることが望ましい。公知のように、グラフ
ト対ゴム比率はゴムにグラフトしたポリマー重量(g)対
ポリマーがグラフトしているゴム重量(γ)の比率であ
る。本発明による組成物のg/γ値測定法は一般にこの
分野で知られている。例えばグラフトしていないポリマ
ーは数回のトルエン抽出によつてゴムおよびグラフトポ
リマーから分離できる。出発試料中のゴムパーセントと
試料重量を知つていればえられたゴムとグラフトポリマ
ーを併せたゲルを秤量してg/γ値が測定できる。グラ
フト(g)はゴム過剰における試料の量である。
フトされることが好ましい。生成ゴム変性モノビニリデ
ン芳香族ポリマー組成物に望む光沢と耐衝撃性を与るた
めグラフト対ゴム比(g/γ)を通常少なくも0.1、好
ましくは0.2乃至2とする様この成分粒子上にポリマー
をグラフトすることが望ましい。公知のように、グラフ
ト対ゴム比率はゴムにグラフトしたポリマー重量(g)対
ポリマーがグラフトしているゴム重量(γ)の比率であ
る。本発明による組成物のg/γ値測定法は一般にこの
分野で知られている。例えばグラフトしていないポリマ
ーは数回のトルエン抽出によつてゴムおよびグラフトポ
リマーから分離できる。出発試料中のゴムパーセントと
試料重量を知つていればえられたゴムとグラフトポリマ
ーを併せたゲルを秤量してg/γ値が測定できる。グラ
フト(g)はゴム過剰における試料の量である。
本発明によるゴム変性組成物中に本質的に含まれる第2
ゴム成分は大エマルジヨン粒子成分という。この成分は
0.4乃至3.0μm、好ましくは0.6乃至2.5μmの平均粒径
をもつ。大エマルジヨン粒子はより小さいエマルジヨン
粒子、好ましくは本発明による組成物の小粒子成分を形
成する小エマルジヨン粒子、の凝集物が好ましい。
ゴム成分は大エマルジヨン粒子成分という。この成分は
0.4乃至3.0μm、好ましくは0.6乃至2.5μmの平均粒径
をもつ。大エマルジヨン粒子はより小さいエマルジヨン
粒子、好ましくは本発明による組成物の小粒子成分を形
成する小エマルジヨン粒子、の凝集物が好ましい。
大エマルジヨン粒子成分は一般に分散ゴムの5乃至85
重量%、好ましくは10乃至80重量%、最も好ましく
は15乃至50重量%をなす。上記のとおり水性ラテツ
クス中のゴム生成用モノマーの乳化重合は一般に固体に
近い小さなゴム粒子を生成する。殆んどの場合乳化重合
法は一般に0.25μmより小さな直径をもつゴム粒子の製
造に経済的に適していることが判明した。したがつてこ
の径をもつ粒子が生成されたときはこの粒子は何らかの
方法で大エマルジヨン粒子とするため凝集又は凝固をさ
せねばならない。この凝集と凝固法はこの技術分野にお
いては知られている。本発明に使うに適したエマルジヨ
ン粒子を生成するためエマルジヨンにされたゴムラテツ
クス粒子の凝集調節の特に好ましい方法は米国特許第
4,419,496号(D.E.HentonとT.M.O′Brienの
“ゴムラテツクスにおける粒子凝集”)に記載されてい
る。本発明の範囲内で他の組成特性を一定に保ちながら
この成分での大粒子の使用又はこの成分のより大きな割
合での使用はえられるポリマー組成物にすぐれた耐衝撃
性を付与する。
重量%、好ましくは10乃至80重量%、最も好ましく
は15乃至50重量%をなす。上記のとおり水性ラテツ
クス中のゴム生成用モノマーの乳化重合は一般に固体に
近い小さなゴム粒子を生成する。殆んどの場合乳化重合
法は一般に0.25μmより小さな直径をもつゴム粒子の製
造に経済的に適していることが判明した。したがつてこ
の径をもつ粒子が生成されたときはこの粒子は何らかの
方法で大エマルジヨン粒子とするため凝集又は凝固をさ
せねばならない。この凝集と凝固法はこの技術分野にお
いては知られている。本発明に使うに適したエマルジヨ
ン粒子を生成するためエマルジヨンにされたゴムラテツ
クス粒子の凝集調節の特に好ましい方法は米国特許第
4,419,496号(D.E.HentonとT.M.O′Brienの
“ゴムラテツクスにおける粒子凝集”)に記載されてい
る。本発明の範囲内で他の組成特性を一定に保ちながら
この成分での大粒子の使用又はこの成分のより大きな割
合での使用はえられるポリマー組成物にすぐれた耐衝撃
性を付与する。
この大エマルジヨン粒子はモノビニリデン芳香族ポリマ
ーでグラフトされることが好ましい。えられる組成物の
光沢と耐衝撃性をバランスさせるためグラフト対ゴム比
率少なくも0.10とするに十分なポリマーをこの成分の粒
子上にグラフトすることが一般に好ましい。
ーでグラフトされることが好ましい。えられる組成物の
光沢と耐衝撃性をバランスさせるためグラフト対ゴム比
率少なくも0.10とするに十分なポリマーをこの成分の粒
子上にグラフトすることが一般に好ましい。
成分(1)と(2)中の全ゴムに対するg/γが少なくとも0.
1、好ましくは0.15乃至1とすることが好ましいことが
判明した。
1、好ましくは0.15乃至1とすることが好ましいことが
判明した。
本発明に必須の第3ゴム成分は大塊状粒子成分である。
この成分は0.6乃至10.0μm、好ましくは0.7乃至5μm
の平均粒子径をもち、また高光沢製品を望む場合は0.8
乃至1.5μmをもつ。この塊状粒子成分は一般にゴムの
2乃至90重量%、好ましくは15乃至85重量%、最
も好ましくは15乃至50重量%をなす。この成分に使
われる粒子はモノビニリデン芳香族ポリマー量をその中
に吸蔵しまたそれにグラフトさせる必要がある。よく知
られまた上記したとおりこのタイプの粒子は、塊状、塊
状溶液又は塊状懸濁型重合法によつて製造される。この
グラフト重合法はこの分野でよく知られておりまたグラ
フトされないモノビニリデン芳香族ポリマーも生成す
る。この粒子がこの方法で製造されたとき大マス粒子中
のゴムはゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマーの9重
量%までを構成しまたこのポリマーがここで請求した改
良されたゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物
中に含まれていることが好ましい。
この成分は0.6乃至10.0μm、好ましくは0.7乃至5μm
の平均粒子径をもち、また高光沢製品を望む場合は0.8
乃至1.5μmをもつ。この塊状粒子成分は一般にゴムの
2乃至90重量%、好ましくは15乃至85重量%、最
も好ましくは15乃至50重量%をなす。この成分に使
われる粒子はモノビニリデン芳香族ポリマー量をその中
に吸蔵しまたそれにグラフトさせる必要がある。よく知
られまた上記したとおりこのタイプの粒子は、塊状、塊
状溶液又は塊状懸濁型重合法によつて製造される。この
グラフト重合法はこの分野でよく知られておりまたグラ
フトされないモノビニリデン芳香族ポリマーも生成す
る。この粒子がこの方法で製造されたとき大マス粒子中
のゴムはゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマーの9重
量%までを構成しまたこのポリマーがここで請求した改
良されたゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物
中に含まれていることが好ましい。
普通このグラフトされ吸蔵されたポリマーであるスーパ
ーストレートのゴム基材に対する重量比が少なくも0.
5、好ましくは少なくも1、最も好ましくは1乃至5で
ある様に十分のモノビニリデン芳香族ポリマーがこれら
粒子にグラフトしまたそれに吸蔵されることが好まし
い。
ーストレートのゴム基材に対する重量比が少なくも0.
5、好ましくは少なくも1、最も好ましくは1乃至5で
ある様に十分のモノビニリデン芳香族ポリマーがこれら
粒子にグラフトしまたそれに吸蔵されることが好まし
い。
ゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー中にある大マス
粒子がこの組成物から成形された物品の光沢に有害であ
るという事実に拘らず、これらは本発明のゴム変性ポリ
マー組成物の非常に好ましい構成分である。この粒子が
好ましい理由の1つは多分その吸蔵した性質によつて、
それらがかかる粒子をつくるために実際に使用したゴム
量に比例してより高い耐衝撃性を与えることである。ゴ
ム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物中に塊状粒
子を含む他の好ましい面は広範なゴム組成とタイプが使
用できることおよび用いた塊状タイプの方法の経済性と
効率にある。
粒子がこの組成物から成形された物品の光沢に有害であ
るという事実に拘らず、これらは本発明のゴム変性ポリ
マー組成物の非常に好ましい構成分である。この粒子が
好ましい理由の1つは多分その吸蔵した性質によつて、
それらがかかる粒子をつくるために実際に使用したゴム
量に比例してより高い耐衝撃性を与えることである。ゴ
ム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物中に塊状粒
子を含む他の好ましい面は広範なゴム組成とタイプが使
用できることおよび用いた塊状タイプの方法の経済性と
効率にある。
本発明による上記範囲内の組成物は粒子大きさと含まれ
ているゴム量に比例して光沢と耐衝撃性の良好な組合せ
を示す。3ゴム成分の相対量および(又は)平均粒径の
変更によつてモノビニリデン芳香族ポリマー組成物は同
じゴム量をもつ従来組成物よりも光沢と耐衝撃性のより
よい組合せで製造される。したがつて本発明は他の性質
を犠牲にすることなくある望ましい最適性質をもつ組成
物を容易に製造するに適している。
ているゴム量に比例して光沢と耐衝撃性の良好な組合せ
を示す。3ゴム成分の相対量および(又は)平均粒径の
変更によつてモノビニリデン芳香族ポリマー組成物は同
じゴム量をもつ従来組成物よりも光沢と耐衝撃性のより
よい組合せで製造される。したがつて本発明は他の性質
を犠牲にすることなくある望ましい最適性質をもつ組成
物を容易に製造するに適している。
例えば強い光沢と非常に高い強靱性をもつゴム変性モノ
ビニリデン芳香族ポリマー組成物は、その変性ゴムが、 (a)エマルジヨン粒子群が0.05乃至0.30μm、好ましく
は0.09乃至0.2μmの容積平均直径をもつ様な小エマル
ジヨン粒子5乃至25重量%、好ましくは5乃至15重
量%; (b)大エマルジヨン粒子群が0.5乃至3μm、好ましくは
0.6乃至2.5μmの容積平均直径をもつ様な小粒子凝集か
らえられる大エマルジヨン粒子5乃至85重量%、好ま
しくは10乃至50重量%、および(c)大塊状粒子群が
1乃至10μm、好ましくは1.5乃至5μmの容積平均
直径をもつ様な大塊状粒子10乃至90重量%、好まし
くは50乃至80重量%、より成る場合本発明により製
造できる。
ビニリデン芳香族ポリマー組成物は、その変性ゴムが、 (a)エマルジヨン粒子群が0.05乃至0.30μm、好ましく
は0.09乃至0.2μmの容積平均直径をもつ様な小エマル
ジヨン粒子5乃至25重量%、好ましくは5乃至15重
量%; (b)大エマルジヨン粒子群が0.5乃至3μm、好ましくは
0.6乃至2.5μmの容積平均直径をもつ様な小粒子凝集か
らえられる大エマルジヨン粒子5乃至85重量%、好ま
しくは10乃至50重量%、および(c)大塊状粒子群が
1乃至10μm、好ましくは1.5乃至5μmの容積平均
直径をもつ様な大塊状粒子10乃至90重量%、好まし
くは50乃至80重量%、より成る場合本発明により製
造できる。
反対に高い強靱性と非常に強い光沢を併せて望む場合は
組成物は、変性ゴムとして、 (a)小エマルジヨン粒子群が0.05乃至0.3μm、好ましく
は0.09乃至0.2μmの容積平均直径をもつ様な小エマル
ジヨン粒子15乃至85重量%、好ましくは25乃至7
0重量%、 (b)大エマルジヨン粒子群が0.4乃至3μm、好ましくは
0.6乃至2.5μmの容積平均直径をもつ様な小エマルジヨ
ン粒子の凝集からえられる大エマルジヨン粒子5乃至8
5重量%、好ましくは15乃至80重量%、および (c)大塊状粒子群が0.6乃至3μm、好ましくは0.8乃至
1.5μmの容積平均直径をもつ様な大マス粒子2乃至9
0重量%、好ましくは10乃至50重量% を含む。
組成物は、変性ゴムとして、 (a)小エマルジヨン粒子群が0.05乃至0.3μm、好ましく
は0.09乃至0.2μmの容積平均直径をもつ様な小エマル
ジヨン粒子15乃至85重量%、好ましくは25乃至7
0重量%、 (b)大エマルジヨン粒子群が0.4乃至3μm、好ましくは
0.6乃至2.5μmの容積平均直径をもつ様な小エマルジヨ
ン粒子の凝集からえられる大エマルジヨン粒子5乃至8
5重量%、好ましくは15乃至80重量%、および (c)大塊状粒子群が0.6乃至3μm、好ましくは0.8乃至
1.5μmの容積平均直径をもつ様な大マス粒子2乃至9
0重量%、好ましくは10乃至50重量% を含む。
本発明によるゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組
成物においてその中のゴムは本質的に3成分より成るこ
とが好ましい。
成物においてその中のゴムは本質的に3成分より成るこ
とが好ましい。
本発明により製造された組成物は光沢と強靱性のよい組
合せの他に耐環境応力きれつももつことも判明した。公
知のとおり環境応力きれつはモノビニリデン芳香族樹脂
その他の樹脂が応力のもとにおかれまたある試薬にさら
された場合に生じうる。種々のタイプの天然産溶剤およ
び脂肪酸を含む試薬類の存在は樹脂から成形された部品
の損傷を非常に促進する。耐環境応力きれつ(ESCR)は脂
肪や油を含む種々の食品にさらされる樹脂部品において
特に重要である。脂肪と油脂は環境応力きれつ(ESCR)を
おこす点で特に活性があることが判明した。
合せの他に耐環境応力きれつももつことも判明した。公
知のとおり環境応力きれつはモノビニリデン芳香族樹脂
その他の樹脂が応力のもとにおかれまたある試薬にさら
された場合に生じうる。種々のタイプの天然産溶剤およ
び脂肪酸を含む試薬類の存在は樹脂から成形された部品
の損傷を非常に促進する。耐環境応力きれつ(ESCR)は脂
肪や油を含む種々の食品にさらされる樹脂部品において
特に重要である。脂肪と油脂は環境応力きれつ(ESCR)を
おこす点で特に活性があることが判明した。
本発明の組成物がもつ他の重要な性質はその加工性であ
る。よく知られているとおり、しばしばそのメルトフロ
ー速度(MFR)で表わされる樹脂組成物の加工性は重要な
性質であり、樹脂が溶融状態で現今の樹脂用途に必要な
複雑なデザインに成形できるかどうかを指示する。一般
に本発明による組成物は強靱性や光沢の様な他の物理的
性質と共に優れたメルトフロー性をもつ。
る。よく知られているとおり、しばしばそのメルトフロ
ー速度(MFR)で表わされる樹脂組成物の加工性は重要な
性質であり、樹脂が溶融状態で現今の樹脂用途に必要な
複雑なデザインに成形できるかどうかを指示する。一般
に本発明による組成物は強靱性や光沢の様な他の物理的
性質と共に優れたメルトフロー性をもつ。
本発明の範囲内で種々の他成分がポリマー組成物に含ま
れてもよい。他成分には増量剤、顔料、燃焼防止剤等が
ある。適当な燃焼防止剤には酸化アンチモンおよび塩素
化ポリエチレンの様なハロゲン化ポリマーを含むハロゲ
ン化化合物がある。
れてもよい。他成分には増量剤、顔料、燃焼防止剤等が
ある。適当な燃焼防止剤には酸化アンチモンおよび塩素
化ポリエチレンの様なハロゲン化ポリマーを含むハロゲ
ン化化合物がある。
実施例 次の本発明の組成物の実施例は種々の別個につくつた成
分を混合して製造した。大と小エマルジヨン粒子は本発
明の組成物にグラフトゴム濃厚液(GRC)の形で混合し
た。このGRCは予めつくつたエマルジヨン粒子上にモ
ノビニリデン芳香族ポリマーをグラフトして製造した。
このグラフト反応はまたグラフトされないモノビニリデ
ン芳香族ポリマー少量も生成した。次の実施例において
小と大エマルジヨン粒子両方を含むGRCは小エマルジ
ヨン粒子のラテツクスを部分凝集させて大エマルジヨン
粒子群と共に凝集していない小エマルジヨン粒子少量を
含むラテツクスを生成して製造した。次いでグラフト反
応を行つたが両粒子群はラテツクス中にそのままであつ
た。
分を混合して製造した。大と小エマルジヨン粒子は本発
明の組成物にグラフトゴム濃厚液(GRC)の形で混合し
た。このGRCは予めつくつたエマルジヨン粒子上にモ
ノビニリデン芳香族ポリマーをグラフトして製造した。
このグラフト反応はまたグラフトされないモノビニリデ
ン芳香族ポリマー少量も生成した。次の実施例において
小と大エマルジヨン粒子両方を含むGRCは小エマルジ
ヨン粒子のラテツクスを部分凝集させて大エマルジヨン
粒子群と共に凝集していない小エマルジヨン粒子少量を
含むラテツクスを生成して製造した。次いでグラフト反
応を行つたが両粒子群はラテツクス中にそのままであつ
た。
GRC−Aの製造 0.1μm粒子状のエマルジヨン生成したブタジエン−ス
チレン−アクリロニトリル(92−5−3)ゴム38重
量%を含む水性ラテツクスにゴム重量基準で1.5重量%
のナトリウムN−ドデシルベンゼンスルホネート10%
水溶液を加えた。ラテツクスを70℃に加熱しポリブタ
ジエンコアとエチレンアクリレート−メタクリル酸コポ
リマー(92/8)のシエルより成る凝集剤をゴム重量
基準約0.76重量%加えて小粒子を部分凝集させて大小粒
子混合物とした。凝集剤は3%のナトリウムn−ドデシ
ルベンゼンスルホネート石けんも含む−ラテツクスの形
であつた。この条件のもとでラテツクス中40重量%の
ゴム粒子が0.7μmの平均粒径をもつ大粒子に変つた。
ラテツクスを70℃に保ちながら4.4時間にわたりラテ
ツクスにモノマー流と水流を連続加えてこの粒子混合物
をポリスチレンでグラフトした。モノマー流はスチレン
とn−オクチルメルカプタンより成るもので、ラテツク
ス中のゴム重量を基準として0.32重量%のn−オクチル
メルカプタンと91.9重量%のスチレンを供給した。水流
は水、ナトリウムパーサルフエート反応開始剤およびナ
トリウムドデシルベンゼンスルホネートより成るもの
で、ゴム重量を基準として0.21重量%のナトリウムパー
サルフエートと2.3重量%のナトリウムドデシルベンゼ
ンスルホネートを供給した。添加完了後えたラテツクス
を1時間加熱し酸化防止剤で安定化しえたポリマーとグ
ラフトゴムを冷凍凝固させて分離した。この製品はGR
C−Aといい、ゴム57.2%と残余はグラフトしたポリス
チレンとグラフトしないものとを含んでいた。ポリスチ
レンの重量平均分子量は約72,700でありグラフトポリス
チレン重量のゴム重量に対する比率(g/γ)は約0.18
であつた。
チレン−アクリロニトリル(92−5−3)ゴム38重
量%を含む水性ラテツクスにゴム重量基準で1.5重量%
のナトリウムN−ドデシルベンゼンスルホネート10%
水溶液を加えた。ラテツクスを70℃に加熱しポリブタ
ジエンコアとエチレンアクリレート−メタクリル酸コポ
リマー(92/8)のシエルより成る凝集剤をゴム重量
基準約0.76重量%加えて小粒子を部分凝集させて大小粒
子混合物とした。凝集剤は3%のナトリウムn−ドデシ
ルベンゼンスルホネート石けんも含む−ラテツクスの形
であつた。この条件のもとでラテツクス中40重量%の
ゴム粒子が0.7μmの平均粒径をもつ大粒子に変つた。
ラテツクスを70℃に保ちながら4.4時間にわたりラテ
ツクスにモノマー流と水流を連続加えてこの粒子混合物
をポリスチレンでグラフトした。モノマー流はスチレン
とn−オクチルメルカプタンより成るもので、ラテツク
ス中のゴム重量を基準として0.32重量%のn−オクチル
メルカプタンと91.9重量%のスチレンを供給した。水流
は水、ナトリウムパーサルフエート反応開始剤およびナ
トリウムドデシルベンゼンスルホネートより成るもの
で、ゴム重量を基準として0.21重量%のナトリウムパー
サルフエートと2.3重量%のナトリウムドデシルベンゼ
ンスルホネートを供給した。添加完了後えたラテツクス
を1時間加熱し酸化防止剤で安定化しえたポリマーとグ
ラフトゴムを冷凍凝固させて分離した。この製品はGR
C−Aといい、ゴム57.2%と残余はグラフトしたポリス
チレンとグラフトしないものとを含んでいた。ポリスチ
レンの重量平均分子量は約72,700でありグラフトポリス
チレン重量のゴム重量に対する比率(g/γ)は約0.18
であつた。
GRC−Bの製造 GRC−Bの製法は凝集前に反応機中のゴムラテツクス
に1.0重量%のナトリウムドデシルベンゼンスルホネー
ト水溶液を加えまた凝集させるゴム重量を基準として1.
0重量%のポリマー凝集剤を加えた以外はGRC−Aの
製法と同じである。この条件で63重量%の小ゴム粒子
が大粒子群が0.7μmの重量平均直径をもつ様な大粒子
に変えられた。えられた大小両方のゴム粒子を含むラテ
ツクスをGRC−Aにおける様にモノマー供給混合物で
グラフトしたが、但しグラフトされるゴムの重量基準で
92.1重量%のスチレンと0.19重量%のn−オクチルメル
カプタンを使用した。メルカプタンの減少によりGRC
−Aにおけるよりも高分子量のグラフトポリマーがえら
れた。GRC−の最終ゴム含量は54.7%であつた。ポリ
スチレンの重量平均分子量は約110,000であつ
た。
に1.0重量%のナトリウムドデシルベンゼンスルホネー
ト水溶液を加えまた凝集させるゴム重量を基準として1.
0重量%のポリマー凝集剤を加えた以外はGRC−Aの
製法と同じである。この条件で63重量%の小ゴム粒子
が大粒子群が0.7μmの重量平均直径をもつ様な大粒子
に変えられた。えられた大小両方のゴム粒子を含むラテ
ツクスをGRC−Aにおける様にモノマー供給混合物で
グラフトしたが、但しグラフトされるゴムの重量基準で
92.1重量%のスチレンと0.19重量%のn−オクチルメル
カプタンを使用した。メルカプタンの減少によりGRC
−Aにおけるよりも高分子量のグラフトポリマーがえら
れた。GRC−の最終ゴム含量は54.7%であつた。ポリ
スチレンの重量平均分子量は約110,000であつ
た。
GRC−Cの製造 GRC−C、単分散GRCをGRC−AおよびGRC−
Bと同様の方法で製造した、但し凝集工程を省いた。ゴ
ムの同じ水性ラテツクスを同じ一般条件のもとでグラフ
トした。モノマー流を7時間にわたり連続して加えまた
ラテツクス中のゴム重量を基準として100重量%のス
チレンと0.15重量%のn−オクチルメルカプタンを供給
した。この場合水流はグラフトされるゴム重量を基準と
して0.25重量%のナトリウムパーサルフエート反応開始
剤を供給したが、0.05重量%はモノマー流開始前の最初
の装入量として供給し残りの0.20重量%は添加7時間に
わたり連続流として供給した。最終製品はゴム52重量
%を含み、残余はグラフトポリスチレンとグラフトしな
いものであつた。ポリスチレンの重量平均分子量は約7
8,600でありまたグラフトポリスチレン重量のゴム
重量に対する比率は約0.56であつた。
Bと同様の方法で製造した、但し凝集工程を省いた。ゴ
ムの同じ水性ラテツクスを同じ一般条件のもとでグラフ
トした。モノマー流を7時間にわたり連続して加えまた
ラテツクス中のゴム重量を基準として100重量%のス
チレンと0.15重量%のn−オクチルメルカプタンを供給
した。この場合水流はグラフトされるゴム重量を基準と
して0.25重量%のナトリウムパーサルフエート反応開始
剤を供給したが、0.05重量%はモノマー流開始前の最初
の装入量として供給し残りの0.20重量%は添加7時間に
わたり連続流として供給した。最終製品はゴム52重量
%を含み、残余はグラフトポリスチレンとグラフトしな
いものであつた。ポリスチレンの重量平均分子量は約7
8,600でありまたグラフトポリスチレン重量のゴム
重量に対する比率は約0.56であつた。
GRC−Dの製造 GRC−DをGRC−Cと同じ方法で製造し同じ組成を
もつていた、但し、ラテツクスはグラフト前部分凝集さ
せられGRC−AとBの様にバイモダル粒径分布となつ
た。ラテツクスゴムの約50重量%がゴム重量を基準と
して1.5重量%のポリマー凝集剤添加によつて大粒子
(平均粒子径1.0μm)に凝集した。
もつていた、但し、ラテツクスはグラフト前部分凝集さ
せられGRC−AとBの様にバイモダル粒径分布となつ
た。ラテツクスゴムの約50重量%がゴム重量を基準と
して1.5重量%のポリマー凝集剤添加によつて大粒子
(平均粒子径1.0μm)に凝集した。
GRCとマス粒子成分およびポリスチレンの配合 生成ポリマー組成物中に望むゴム濃度をえるため上記の
とおり生成したGRCをポリスチレンホモポリマーマト
リツクスおよび(又は)ポリスチレンホモポリマーに分
散した大マスゴム粒子を含むマス粒子成分と混合した。
とおり生成したGRCをポリスチレンホモポリマーマト
リツクスおよび(又は)ポリスチレンホモポリマーに分
散した大マスゴム粒子を含むマス粒子成分と混合した。
実施例に使用したマス粒子成分は市販の高衝撃性ポリス
チレン(HIPS)樹脂であつた。第1マス粒子成分H
IPS Aは約2.25μmの平均粒径(容積平均)をもつ
粒状ポリブタジエンゴム約7.2重量%を含んでいた。ポ
リスチレンの重量平均分子量は約195,000であつ
た。
チレン(HIPS)樹脂であつた。第1マス粒子成分H
IPS Aは約2.25μmの平均粒径(容積平均)をもつ
粒状ポリブタジエンゴム約7.2重量%を含んでいた。ポ
リスチレンの重量平均分子量は約195,000であつ
た。
他のマス粒子成分、HIPS Bは約1.09μmの平均粒
径(容積平均)をもつ粒状ポリブタジエンゴム約9重量
%を含んでいた。ポリスチレンの重量平均分子量は約2
10,000であつた。
径(容積平均)をもつ粒状ポリブタジエンゴム約9重量
%を含んでいた。ポリスチレンの重量平均分子量は約2
10,000であつた。
HIPS Cもある配合物にマス粒子成分として使われ
た。この樹脂は約1.84μmの平均粒径(容積平均)をも
つ粒状ポリブタジエンゴム約4.8重量%を含んでいた。
ポリスチレンの重量平均分子量は約225,000であ
つた。
た。この樹脂は約1.84μmの平均粒径(容積平均)をも
つ粒状ポリブタジエンゴム約4.8重量%を含んでいた。
ポリスチレンの重量平均分子量は約225,000であ
つた。
一般目的用ポリスチレン(GPPS)ともいい、ある配
合物(GPPS1)に使われるホモポリマーポリスチレ
ンは約300,000の重量平均分子量と10分当り1.
4gのメルトフロー速度をもつていた。他のホモポリマ
ーポリスチレン、GPPS2はある配合物に使われ約2
30,000の重量平均分子量をもつていた。
合物(GPPS1)に使われるホモポリマーポリスチレ
ンは約300,000の重量平均分子量と10分当り1.
4gのメルトフロー速度をもつていた。他のホモポリマ
ーポリスチレン、GPPS2はある配合物に使われ約2
30,000の重量平均分子量をもつていた。
下表に示す物理的性質は種々の公知の方法によつて測定
される。特に示さない限りこの試験のためつくられた試
料は57g(2オンスavdp)シユツトを用いてネグリボ
ツシ射出成形機で射出成形されている。成形温度は約1
40℃でありバレル温度状態は617乃至662℃であ
る。射出圧は5.52メガパスカル(MPa)又は800psiであ
り保持圧は4.14MPa(600psi)である。30秒サイク
ルを使用している。降伏点および破壊における引張り強
さ(それぞれTyとTr)並びに伸び率(%E)は毎分5.08
mmにおいてASTM法D−638によつて測定しメガパス
カル(MPa)およびkg/cm2でえられる。切欠きアイゾツト
衝撃強さ(Izod)値は、22.8℃においてASTM D
−256により測定され、切欠き部のメーター当りジユ
ール(J/m)および切欠き部のcm当りkg−mで与えられ
る。光沢値はガードナー光沢計を用いて角60°におい
てASTM D−523により測定されパーセントでえられ
る。メルトフロー速度はASTM D−1238により条件
Gを用いて測定され10分当りグラムで与えられる。
される。特に示さない限りこの試験のためつくられた試
料は57g(2オンスavdp)シユツトを用いてネグリボ
ツシ射出成形機で射出成形されている。成形温度は約1
40℃でありバレル温度状態は617乃至662℃であ
る。射出圧は5.52メガパスカル(MPa)又は800psiであ
り保持圧は4.14MPa(600psi)である。30秒サイク
ルを使用している。降伏点および破壊における引張り強
さ(それぞれTyとTr)並びに伸び率(%E)は毎分5.08
mmにおいてASTM法D−638によつて測定しメガパス
カル(MPa)およびkg/cm2でえられる。切欠きアイゾツト
衝撃強さ(Izod)値は、22.8℃においてASTM D
−256により測定され、切欠き部のメーター当りジユ
ール(J/m)および切欠き部のcm当りkg−mで与えられ
る。光沢値はガードナー光沢計を用いて角60°におい
てASTM D−523により測定されパーセントでえられ
る。メルトフロー速度はASTM D−1238により条件
Gを用いて測定され10分当りグラムで与えられる。
ガードナーダート耐衝撃性値測定において固定したダー
トをもつ3.63kg落下重りを直径5.1cm(2インチ)、厚
さ0.32cm(1/8インチ)をもち3.2cmの円形穴の上にある
円板試料上に落す。ダートは長さ1.59cmで0.795cmの屈
曲半径の先端をもつ。ダートが試料をつき抜ける迄重り
を種々の高さからおとす。試料破壊時のジュール(J)お
よびkg−mの力を測定する。
トをもつ3.63kg落下重りを直径5.1cm(2インチ)、厚
さ0.32cm(1/8インチ)をもち3.2cmの円形穴の上にある
円板試料上に落す。ダートは長さ1.59cmで0.795cmの屈
曲半径の先端をもつ。ダートが試料をつき抜ける迄重り
を種々の高さからおとす。試料破壊時のジュール(J)お
よびkg−mの力を測定する。
組成物の詳細および配合物の性質は表Iに示している。
表Iからわかるとおり本発明による組成物は強靱性(高
%E、アイゾツトおよびガードナーダート値によつて示
されている)、光沢および加工性の非常に好ましい組合
せをもつている。
%E、アイゾツトおよびガードナーダート値によつて示
されている)、光沢および加工性の非常に好ましい組合
せをもつている。
下記表IIにおける組成物No.8から12までは本発明に
よりえられる望ましい樹脂を示している。
よりえられる望ましい樹脂を示している。
環境応力割れ耐性 本発明による組成物はまた下記表IIIに示すとおりよい
環境応力割れ耐性をもつ。環境応力割れ耐性は試験試料
を引張り荷重の下におき同時に負荷部分を綿実油−オレ
イン酸組成物と接触させて測定される。この試験の試料
は圧縮成形された長さ約10.2cm(4インチ)、巾1.3cm
(0.5インチ)、厚さ0.3cm(0.125インチ)の棒であ
る。棒の長さの約半分の点で棒の厚さにわたり長さと巾
の両方に垂直に棒の両端に切欠き部を切る。アーク形切
欠き部は深さ約0.15cm(0.06インチ)、屈曲半径0.64cm
(0.25インチ)をもつている。2切欠き部間に残つてい
る棒の巾を測定して厚さにそつて棒の両端上切欠き部に
望む引張り応力を加えるにどんな引張り荷重が必要か計
算するに使う。棒は引張り応力のもとにあるが綿実油−
オレイン酸混合物は切欠き部のまた周りの棒表面に公平
につけられる。この試験はポリマー・エンジニアリング
・サイエンス(Polymer Engineering Science)10、6
24−633(1981)のC.B.Arends,E.L.Hallおよ
びJ.B.Vander Sandeの“衝げきポリスチレンにおける環
境応力きれつ”という文献に記載されている。
環境応力割れ耐性をもつ。環境応力割れ耐性は試験試料
を引張り荷重の下におき同時に負荷部分を綿実油−オレ
イン酸組成物と接触させて測定される。この試験の試料
は圧縮成形された長さ約10.2cm(4インチ)、巾1.3cm
(0.5インチ)、厚さ0.3cm(0.125インチ)の棒であ
る。棒の長さの約半分の点で棒の厚さにわたり長さと巾
の両方に垂直に棒の両端に切欠き部を切る。アーク形切
欠き部は深さ約0.15cm(0.06インチ)、屈曲半径0.64cm
(0.25インチ)をもつている。2切欠き部間に残つてい
る棒の巾を測定して厚さにそつて棒の両端上切欠き部に
望む引張り応力を加えるにどんな引張り荷重が必要か計
算するに使う。棒は引張り応力のもとにあるが綿実油−
オレイン酸混合物は切欠き部のまた周りの棒表面に公平
につけられる。この試験はポリマー・エンジニアリング
・サイエンス(Polymer Engineering Science)10、6
24−633(1981)のC.B.Arends,E.L.Hallおよ
びJ.B.Vander Sandeの“衝げきポリスチレンにおける環
境応力きれつ”という文献に記載されている。
3形態ゴム粒子分布(即ち大塊状粒子、大エマルジヨン
粒子および小エマルジヨン粒子)を含む組成物は大塊状
粒子と小エマルジヨン粒子のみを含む従来法の同等組成
物よりもより良好な耐環境応力きれつ性をもつている。
粒子および小エマルジヨン粒子)を含む組成物は大塊状
粒子と小エマルジヨン粒子のみを含む従来法の同等組成
物よりもより良好な耐環境応力きれつ性をもつている。
下記表IIIとIVは特定引張り応力(平方インチ当りポン
ド)を与えた場合の棒の破壊に要する時間量(分)を示
している。組成物は表IとIIに製造し記載したものであ
る。
ド)を与えた場合の棒の破壊に要する時間量(分)を示
している。組成物は表IとIIに製造し記載したものであ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】(a)モノビニリデン芳香族ポリマーのマト
リックスおよび (b)モノビニリデン芳香族ポリマーのマトリックス全体
に分散しておりまたモノビニリデン芳香族ポリマーでグ
ラフトされている個別粒状の形をしており組成物を強靱
化するに十分な量の弾性物質(ゴム) より成るゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物
であって、該ポリマーが少なくとも主として式: (式中Arは芳香族炭化水素基又は芳香族ハロ炭化水素
基を表し、Xは水素および3より少ない炭素原子をもつ
アルキル基より成る群から選ばれる)のモノビニリデン
芳香族モノマーのポリマーから成り、分散しているゴム
粒子がモノビニリデン芳香族ポリマーでグラフトされて
いる弾性物質(ゴム)であり且つ次の3成分すなわち、 (1)ゴムの5乃至85重量%を構成する小粒子成分; (2)ゴムの5乃至85重量%を構成する大粒子成分;お
よび (3)ゴムの2乃至90重量%を構成する第2の大粒子成
分、 から成り、そして組成物がゴム変性組成物の全重量を基
準にして2乃至25重量%の量のゴムを含むゴム変性モ
ノビニリデン芳香族ポリマー組成物において; 連続相のモノビニリデン芳香族ポリマーがホモポリマー
であって50,000乃至350,000の重量平均分子量をもち;
小粒子成分が乳化重合により製造されたものであり、モ
ノビニリデン芳香族ポリマーでグラフトされる以前に0.
04乃至0.30μmの容積平均直径をもち;大粒子成分が乳
化重合によって製造されたものであり、モノビニリデン
芳香族ポリマーでグラフトされる以前に0.4乃至3.0μm
の容積平均直径をもち、且つ小粒子の凝集物から成り;
第2の大粒子成分がモノビニリデン芳香族ポリマーでグ
ラフトされ吸蔵された後に0.6乃至10μmの容積平均
直径をもつ塊状粒子成分であり;そして更に大塊状粒子
中のゴムが塊状、塊状−溶液または塊状懸濁重合法によ
って製造したゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマーの
4.8乃至9重量%を構成していることを特徴とする改良
ゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマー組成物。 - 【請求項2】小粒子成分の粒子が0.09乃至0.2μmの容
積平均直径をもつ請求の範囲第1項に記載の組成物。 - 【請求項3】大エマルジョン粒子成分の粒子が0.6乃至
2.5μmの容積平均直径をもつ請求の範囲第1項に記載
の組成物。 - 【請求項4】大塊状粒子成分の粒子が0.7乃至5μmの
容積平均直径をもつ請求の範囲第1項に記載の組成物。 - 【請求項5】大塊状粒子成分の粒子が0.8乃至1.5μmの
容積平均直径をもつ請求の範囲第1項に記載の組成物。 - 【請求項6】成分(1)がゴムの10乃至40重量%あ
り、成分(2)がゴムの15乃至50重量%ありかつ成分
(3)がゴムの15乃至50重量%ある請求の範囲第1項
に記載の組成物。 - 【請求項7】成分(1)と(2)におけるゴムのグラフトポリ
マー重量のゴム重量に対する比率(g/r)が少なくと
も0.1である請求の範囲第1項に記載の組成物。 - 【請求項8】耐環境応力きれつ性が、小粒子成分と大塊
状粒子成分の形で同量のゴムを含む類似組成物と比較し
て改良されている請求の範囲第2項に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US55391083A | 1983-11-21 | 1983-11-21 | |
US553910 | 1983-11-21 | ||
PCT/US1984/001882 WO1985002192A1 (en) | 1983-11-21 | 1984-11-16 | Rubber-modified monovinylidene aromatic polymer compositions containing three different types of rubber particles |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61500443A JPS61500443A (ja) | 1986-03-13 |
JPH0623283B2 true JPH0623283B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=24211274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59504427A Expired - Lifetime JPH0623283B2 (ja) | 1983-11-21 | 1984-11-16 | 3つの異なるタイプのゴム粒子を含有するゴム変性モノビニリデン芳香族ポリマ−組成物 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0162913B1 (ja) |
JP (1) | JPH0623283B2 (ja) |
KR (1) | KR910005576B1 (ja) |
AU (1) | AU584872B2 (ja) |
BR (1) | BR8407190A (ja) |
CA (1) | CA1266731A (ja) |
DE (1) | DE3478119D1 (ja) |
IT (1) | IT1177280B (ja) |
WO (1) | WO1985002192A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4877826A (en) * | 1988-10-05 | 1989-10-31 | The Dow Chemical Company | Weatherable styrenic polymer blend comprising polyalkylene glycol |
DE3839588A1 (de) * | 1988-11-24 | 1990-05-31 | Bayer Ag | Polymerblendsysteme mit guter alterungsbestaendigkeit |
US5264492A (en) * | 1989-09-12 | 1993-11-23 | The Dow Chemical Company | Monovinylidene aromatic polymers with improved properties |
GB8920574D0 (en) * | 1989-09-12 | 1989-10-25 | Dow Benelux | Monovinylidene aromatic polymers with improved properties and a process for their preparation |
US5041498A (en) * | 1990-01-02 | 1991-08-20 | The Dow Chemical Company | Trimodal ABS compositions having good gloss and reduced gloss sensitivity |
EP0669947B1 (en) * | 1992-11-20 | 1996-09-25 | The Dow Chemical Company | Resin with improved thermoforming and environmental stress crack resistance characteristics |
CA2120994C (en) * | 1993-04-15 | 2010-09-21 | Sehyun Kim | High impact polystyrene having improved gloss and impact characteristics |
JP2003518533A (ja) * | 1999-12-23 | 2003-06-10 | ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレーテッド | 改良された性質をもつモノビニリデン芳香族ポリマー及びそれらの製造方法 |
JP4807005B2 (ja) * | 2005-08-19 | 2011-11-02 | テクノポリマー株式会社 | Fdm方式またはsls方式による造形用熱可塑性樹脂組成物および造形物 |
WO2009055527A1 (en) * | 2007-10-23 | 2009-04-30 | Dow Global Technologies Inc. | Improved stretch blow molding monovinylidene aromatic polymers |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4430478A (en) * | 1980-11-24 | 1984-02-07 | Burghard Schmitt | Thermoplastic molding materials |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3665057A (en) * | 1969-02-08 | 1972-05-23 | Daicel Ltd | Method of preparing high impact resistance resins by a bulk-suspension two stage process |
US3652721A (en) * | 1970-07-24 | 1972-03-28 | Monsanto Co | Novel graft copolymer blends with two different particle sizes and method of making same |
DE2420358B2 (de) * | 1974-04-26 | 1980-02-07 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Formmassen |
US4233409A (en) * | 1979-07-05 | 1980-11-11 | Monsanto Company | Polymeric blend |
-
1984
- 1984-11-16 JP JP59504427A patent/JPH0623283B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1984-11-16 BR BR8407190A patent/BR8407190A/pt not_active IP Right Cessation
- 1984-11-16 AU AU37405/85A patent/AU584872B2/en not_active Ceased
- 1984-11-16 EP EP85900299A patent/EP0162913B1/en not_active Expired
- 1984-11-16 KR KR1019850700130A patent/KR910005576B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1984-11-16 WO PCT/US1984/001882 patent/WO1985002192A1/en active IP Right Grant
- 1984-11-16 DE DE8585900299T patent/DE3478119D1/de not_active Expired
- 1984-11-20 CA CA000468195A patent/CA1266731A/en not_active Expired - Fee Related
- 1984-11-21 IT IT23681/84A patent/IT1177280B/it active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4430478A (en) * | 1980-11-24 | 1984-02-07 | Burghard Schmitt | Thermoplastic molding materials |
Also Published As
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---|---|
KR910005576B1 (ko) | 1991-07-31 |
EP0162913B1 (en) | 1989-05-10 |
IT1177280B (it) | 1987-08-26 |
BR8407190A (pt) | 1985-11-05 |
WO1985002192A1 (en) | 1985-05-23 |
EP0162913A4 (en) | 1986-04-15 |
AU3740585A (en) | 1985-06-03 |
KR850700141A (ko) | 1985-10-25 |
EP0162913A1 (en) | 1985-12-04 |
DE3478119D1 (en) | 1989-06-15 |
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JPS61500443A (ja) | 1986-03-13 |
AU584872B2 (en) | 1989-06-08 |
IT8423681A0 (it) | 1984-11-21 |
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