JPH0619389Y2 - 走行用油圧モ−タの油圧回路 - Google Patents
走行用油圧モ−タの油圧回路Info
- Publication number
- JPH0619389Y2 JPH0619389Y2 JP1987043940U JP4394087U JPH0619389Y2 JP H0619389 Y2 JPH0619389 Y2 JP H0619389Y2 JP 1987043940 U JP1987043940 U JP 1987043940U JP 4394087 U JP4394087 U JP 4394087U JP H0619389 Y2 JPH0619389 Y2 JP H0619389Y2
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- oil
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Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は、油圧により走行する車両における走行用油
圧モータの油圧回路に関するものである。
圧モータの油圧回路に関するものである。
B.従来の技術 一般に、ホイール式油圧ショベルなどのように走行可能
とされた作業機械においては、その走行に油圧モータが
用いられており、この油圧モータの駆動回路には第4図
に示すような油圧回路が用いられていた。
とされた作業機械においては、その走行に油圧モータが
用いられており、この油圧モータの駆動回路には第4図
に示すような油圧回路が用いられていた。
この油圧回路は、作業機械の各種のアクチュエータを駆
動する油圧ポンプ1A,1Bと、この油圧ポンプ1A,
1Bからの圧油の供給を各アクチュエータ毎に制御する
コントロールバルブの集合体である多連コントロールバ
ルブ2A,2Bと、多連コントロールバルブ2A,2B
の走行用コントロールバルブ3a,3bにより駆動制御
される走行モータ4からなり、走行モータ4の主管路5
A,5Bには、クロスオーバリリーフバルブ6、カウン
タバランスバルブ7、メイクアップバルブ8が接続され
ている。さらに、メイクアップバルブ8とタンク10と
が外部メイクアップ回路12により接続され、コントロ
ールバルブ2Aの戻り油管路にはオイルクーラ11が設
けられている。
動する油圧ポンプ1A,1Bと、この油圧ポンプ1A,
1Bからの圧油の供給を各アクチュエータ毎に制御する
コントロールバルブの集合体である多連コントロールバ
ルブ2A,2Bと、多連コントロールバルブ2A,2B
の走行用コントロールバルブ3a,3bにより駆動制御
される走行モータ4からなり、走行モータ4の主管路5
A,5Bには、クロスオーバリリーフバルブ6、カウン
タバランスバルブ7、メイクアップバルブ8が接続され
ている。さらに、メイクアップバルブ8とタンク10と
が外部メイクアップ回路12により接続され、コントロ
ールバルブ2Aの戻り油管路にはオイルクーラ11が設
けられている。
以上のような構成において、コントロールバルブ3a,
3bを「イ」の位置に操作すると、油圧ポンプ1の油は
各コントロールバルブを出て合流し、その圧力により
「イ」の位置に切換えられたカウンタバランスバルブ7
を通り、主管路5Aから走行モータ4に供給され、走行
モータ4を駆動する。一方、走行モータ4からの吐出油
は、主管路5Bから「イ」の位置に切換わっているカウ
ンタバランスバルブ7、各コントロールバルブ3a,3
bを通り、各吐出油はオイルクーラ11を経て、あるい
は直接タンク10に戻される。これにより、走行モータ
4は正転し、作業機械(走行車両)は前進する。なお、
後進の場合は逆の動作が行なわれる。
3bを「イ」の位置に操作すると、油圧ポンプ1の油は
各コントロールバルブを出て合流し、その圧力により
「イ」の位置に切換えられたカウンタバランスバルブ7
を通り、主管路5Aから走行モータ4に供給され、走行
モータ4を駆動する。一方、走行モータ4からの吐出油
は、主管路5Bから「イ」の位置に切換わっているカウ
ンタバランスバルブ7、各コントロールバルブ3a,3
bを通り、各吐出油はオイルクーラ11を経て、あるい
は直接タンク10に戻される。これにより、走行モータ
4は正転し、作業機械(走行車両)は前進する。なお、
後進の場合は逆の動作が行なわれる。
走行中の車両を減速するため、コントロールバルブ3
a,3bを操作して走行モータ4への供給油量を減少さ
せると、主管路5Aの圧力が低下し、カウンタバランス
バルブ7はそのばね力により中立位置に戻り、走行モー
タ4の回路を全閉する。この状態において、走行モータ
4は走行中の慣性により回転を継続しようとするので、
主管路5Bには高圧のブレーキ油圧が発生し、走行モー
タ4は減速し、この状態が続けば車両は停止する。
a,3bを操作して走行モータ4への供給油量を減少さ
せると、主管路5Aの圧力が低下し、カウンタバランス
バルブ7はそのばね力により中立位置に戻り、走行モー
タ4の回路を全閉する。この状態において、走行モータ
4は走行中の慣性により回転を継続しようとするので、
主管路5Bには高圧のブレーキ油圧が発生し、走行モー
タ4は減速し、この状態が続けば車両は停止する。
また、車両が坂道を降坂する場合、走行モータ4は外力
により回転せしめられ、油圧ポンプ1からの供給油量が
不足する。これにより主管路5Aの圧力が低下し、減速
の場合と同様に、カウンタバランスバルブ7により走行
モータ4の回路が全閉し、主管路5B側が高圧となり、
走行モータ4は減速する。この減速により、供給油量の
不足がなくなると、主管路5Aの圧力は再び増加し、カ
ウンタバランスバルブ7は「イ」の位置に切換えられ、
走行モータ4は回転を続ける。このような動作の繰り返
しにより、車両降坂の場合の逸走が防止される。
により回転せしめられ、油圧ポンプ1からの供給油量が
不足する。これにより主管路5Aの圧力が低下し、減速
の場合と同様に、カウンタバランスバルブ7により走行
モータ4の回路が全閉し、主管路5B側が高圧となり、
走行モータ4は減速する。この減速により、供給油量の
不足がなくなると、主管路5Aの圧力は再び増加し、カ
ウンタバランスバルブ7は「イ」の位置に切換えられ、
走行モータ4は回転を続ける。このような動作の繰り返
しにより、車両降坂の場合の逸走が防止される。
ここで、減速および降坂の場合、主管路5Aの圧力が低
下してからカウンタバランスバルブ7が閉じて走行モー
タ4が減速するまでの間、走行モータ4の入口側では油
量が不足し、油圧は負圧となるので走行モータ4にキャ
ビテーションが発生し、走行モータの寿命低下や異常騒
音の原因となる。
下してからカウンタバランスバルブ7が閉じて走行モー
タ4が減速するまでの間、走行モータ4の入口側では油
量が不足し、油圧は負圧となるので走行モータ4にキャ
ビテーションが発生し、走行モータの寿命低下や異常騒
音の原因となる。
メイクアップバルブ8および外部メイクアップ回路12
はこれを防止するためのものであり、主管路5Aに圧力
低下が生じると、タンク10の油が外部メイクアップ回
路12,メイクアップバルブ8を経て主管路5Aに吸い
込まれ、油量不足を補いキャビテーションの発生を防止
している。
はこれを防止するためのものであり、主管路5Aに圧力
低下が生じると、タンク10の油が外部メイクアップ回
路12,メイクアップバルブ8を経て主管路5Aに吸い
込まれ、油量不足を補いキャビテーションの発生を防止
している。
ところが、近年、車両の重量が増加し、またその速度が
高速化する傾向にあり、このような場合、減速時または
降坂時における走行モータ4の入口で不足する油量も増
大することになり、外部メイクアップ回路12,メイク
アップバルブ8によるタンク10からの吸込みだけで
は、不足油量を補うことができず、キャビテーションの
発生を防止することができなくなるという問題が生じて
いた。
高速化する傾向にあり、このような場合、減速時または
降坂時における走行モータ4の入口で不足する油量も増
大することになり、外部メイクアップ回路12,メイク
アップバルブ8によるタンク10からの吸込みだけで
は、不足油量を補うことができず、キャビテーションの
発生を防止することができなくなるという問題が生じて
いた。
このような問題点を解消するため、本出願人は先に特開
昭61−60327号(特願昭59−180716号)
公報に新しい油圧回路を提案した。
昭61−60327号(特願昭59−180716号)
公報に新しい油圧回路を提案した。
この油圧回路は、第5図に示すように、走行モータ4の
戻り油管路中にリストリクションバルブ16を設け、こ
のリストリクションバルブ16の入口側とメイクアップ
バルブ8とをメイクアップ管路17で接続し、車両の減
速時や降坂時に走行モータの吐出油を主管路5Aへ押し
込み不足油量を補うようにしたものである。
戻り油管路中にリストリクションバルブ16を設け、こ
のリストリクションバルブ16の入口側とメイクアップ
バルブ8とをメイクアップ管路17で接続し、車両の減
速時や降坂時に走行モータの吐出油を主管路5Aへ押し
込み不足油量を補うようにしたものである。
なお、この油圧回路では、クロスオーバリリーフバルブ
6,カウンタバランスバルブ7の代りにリリーフ弁1
3,チェック弁付可変絞り弁14が用いられる。このチ
ェック弁付可変絞り弁14は主管路5Bに設けられ、チ
ャック弁14aと主管路5Aの圧力により絞り量が変化
する可変絞り弁14bとで構成されている。
6,カウンタバランスバルブ7の代りにリリーフ弁1
3,チェック弁付可変絞り弁14が用いられる。このチ
ェック弁付可変絞り弁14は主管路5Bに設けられ、チ
ャック弁14aと主管路5Aの圧力により絞り量が変化
する可変絞り弁14bとで構成されている。
このような油圧回路の動作を詳述すると、まず車両の平
地走行時、油圧ポンプ1からコントロールバルブ3を経
て供給された油圧により走行モータ4が回転駆動される
とともに主管路5Aの圧力により可変絞り弁14が全開
となる。主管路5Bに吐出された吐出油は、全開の絞り
弁14および各コントロールバルブ3a,3bを通り管
路15で合流する。この合流した吐出油はメイクアップ
管路17を通ってメイクアップバルブ8に達するが、通
常走行時には主管路5A,5Bの圧力がリストリクショ
ンバルブ16の設定圧以上であるので、メイクアップバ
ルブ8は開かず、リストリクションバルブ16が開き、
吐出油全量がオイルクーラ11を通ってタンク10に戻
される。これにより、走行モータ4は正転し、車両は前
進する。車両後進の場合は走行モータ4における油の流
れの方向が逆になるだけである。ただし、後進時の主管
路5Aの圧力が低いため可変絞り弁14bは絞られた状
態にあるが、圧油はチェック弁14aを通るので、走行
モータ4の駆動に支障はない。
地走行時、油圧ポンプ1からコントロールバルブ3を経
て供給された油圧により走行モータ4が回転駆動される
とともに主管路5Aの圧力により可変絞り弁14が全開
となる。主管路5Bに吐出された吐出油は、全開の絞り
弁14および各コントロールバルブ3a,3bを通り管
路15で合流する。この合流した吐出油はメイクアップ
管路17を通ってメイクアップバルブ8に達するが、通
常走行時には主管路5A,5Bの圧力がリストリクショ
ンバルブ16の設定圧以上であるので、メイクアップバ
ルブ8は開かず、リストリクションバルブ16が開き、
吐出油全量がオイルクーラ11を通ってタンク10に戻
される。これにより、走行モータ4は正転し、車両は前
進する。車両後進の場合は走行モータ4における油の流
れの方向が逆になるだけである。ただし、後進時の主管
路5Aの圧力が低いため可変絞り弁14bは絞られた状
態にあるが、圧油はチェック弁14aを通るので、走行
モータ4の駆動に支障はない。
減速時および降坂時には、走行モータ4が、車両の慣性
や坂道の勾配による重量分力等の外力により回転せしめ
られ、ポンピング現象により油圧ポンプ1からの供給油
量が不足するから主管路5Aの圧力が低下する。この結
果、メクアップバルブ8が開き、走行モータ4から吐出
された油が管路15、メイクアップ管路17、メイクア
ップバルブ8、主管路5Aを経て走行モータ4に不足油
量だけ供給される。
や坂道の勾配による重量分力等の外力により回転せしめ
られ、ポンピング現象により油圧ポンプ1からの供給油
量が不足するから主管路5Aの圧力が低下する。この結
果、メクアップバルブ8が開き、走行モータ4から吐出
された油が管路15、メイクアップ管路17、メイクア
ップバルブ8、主管路5Aを経て走行モータ4に不足油
量だけ供給される。
この場合、モータ戻り油のうちメイクアップバルブ8を
通る油以外の油(余剰油)はその圧力によりリストリク
ションバルブ16を開いてタンク10へ戻されるので、
メイクアップバルブ8を通って走行モータ4に供給され
る油は、リストリクションバルブ16の設定圧力とほぼ
同じ圧力で主管路5Aに押し込まれることになる。ここ
で、余剰油の量は油圧ポンプ1の吐出油量にほぼ等しい
量(走行モータ4,コントロールバルブ3等からの洩れ
量分だけ少ない量)である。
通る油以外の油(余剰油)はその圧力によりリストリク
ションバルブ16を開いてタンク10へ戻されるので、
メイクアップバルブ8を通って走行モータ4に供給され
る油は、リストリクションバルブ16の設定圧力とほぼ
同じ圧力で主管路5Aに押し込まれることになる。ここ
で、余剰油の量は油圧ポンプ1の吐出油量にほぼ等しい
量(走行モータ4,コントロールバルブ3等からの洩れ
量分だけ少ない量)である。
なお、車両の減速時や降坂時、主管路5Aの圧力が低下
すると、可変絞り弁14bが絞られる。このため、主管
路5Bの圧力は上昇し、これがブレーキ油圧となって車
両を減速させる。特に降坂時においては、車両の減速に
よる主管路5Aの圧力上昇、可変絞り弁14bの全開、
主管路5Aの圧力低下、可変絞り弁14bの絞り、車両
の減速という動作が繰り返され、車両の逸走を防止する
ことができる。
すると、可変絞り弁14bが絞られる。このため、主管
路5Bの圧力は上昇し、これがブレーキ油圧となって車
両を減速させる。特に降坂時においては、車両の減速に
よる主管路5Aの圧力上昇、可変絞り弁14bの全開、
主管路5Aの圧力低下、可変絞り弁14bの絞り、車両
の減速という動作が繰り返され、車両の逸走を防止する
ことができる。
ところで、第4図の油圧回路では、ブレーキ油圧を発生
させるためカウンタバランスバルブが用いられており、
これは主管路5を全閉,全開(ON,OFF)する構造
であるので、発進,降坂,高速からの減速が、全閉時,
全開時のショックにより滑らかに行なわれず、乗心地が
極めて悪く、運転感覚の点でも問題があった。しかしな
がら、第5図の油圧回路であれば、可変絞り弁14bの
絞りを、最大絞り時においても可変絞り弁14bを全閉
とせず必要最小限の絞りに調節しておけば、カウンタバ
ランスバルブの全閉時,全開時におけるショックを抑制
することができ、前述のような欠点を除去することがで
きる。
させるためカウンタバランスバルブが用いられており、
これは主管路5を全閉,全開(ON,OFF)する構造
であるので、発進,降坂,高速からの減速が、全閉時,
全開時のショックにより滑らかに行なわれず、乗心地が
極めて悪く、運転感覚の点でも問題があった。しかしな
がら、第5図の油圧回路であれば、可変絞り弁14bの
絞りを、最大絞り時においても可変絞り弁14bを全閉
とせず必要最小限の絞りに調節しておけば、カウンタバ
ランスバルブの全閉時,全開時におけるショックを抑制
することができ、前述のような欠点を除去することがで
きる。
C.考案が解決しようとする問題点 前述のような油圧回路であれば走行モータのキャビテー
ションを完全に防止し、走行モータの寿命低下や異常騒
音を防止することができるようになった。
ションを完全に防止し、走行モータの寿命低下や異常騒
音を防止することができるようになった。
しかし、このようなリストリクションバルブ16は、車
両減速時および降坂時に走行モータへのポンプ供給油量
の不足を補いキャビテーション防止機能を果すが、通常
走行時に戻り管路15にリストリクションバルブ16の
設定圧力分の背圧が生じ、その分だけ走行モータ4のみ
ならず、走行以外のアクチュエータの有効圧力が減少す
るので、油圧回路の効率化が望まれている。
両減速時および降坂時に走行モータへのポンプ供給油量
の不足を補いキャビテーション防止機能を果すが、通常
走行時に戻り管路15にリストリクションバルブ16の
設定圧力分の背圧が生じ、その分だけ走行モータ4のみ
ならず、走行以外のアクチュエータの有効圧力が減少す
るので、油圧回路の効率化が望まれている。
また、従来のリストリクションバルブ16は、第6図に
示すように、ポペット16aをポペットスプリング16
bにより弁座16cに着座させる内部ドレン差圧型であ
るため、管路15の圧力、すなわちリストリクションバ
ルブ16の設定圧力は、ポペットスプリング16bとポ
ペット16aの背圧(タンク10側の回路圧力)によっ
て決まる。このため、流量の増減によりリストリクショ
ンバルブ下流のオイルクーラー11などの圧損が変化す
るとその設定圧が変化するので、走行モータのメイクア
ップ回路が必要とする圧力に対し、実際のバルブの設定
圧力はその圧損分高目にすることが必要で、油圧回路の
効率をさらに悪くしている。
示すように、ポペット16aをポペットスプリング16
bにより弁座16cに着座させる内部ドレン差圧型であ
るため、管路15の圧力、すなわちリストリクションバ
ルブ16の設定圧力は、ポペットスプリング16bとポ
ペット16aの背圧(タンク10側の回路圧力)によっ
て決まる。このため、流量の増減によりリストリクショ
ンバルブ下流のオイルクーラー11などの圧損が変化す
るとその設定圧が変化するので、走行モータのメイクア
ップ回路が必要とする圧力に対し、実際のバルブの設定
圧力はその圧損分高目にすることが必要で、油圧回路の
効率をさらに悪くしている。
この発明の目的は、設定圧力を従来よりも低く設定し、
しかも必要時以外は全開可能なリストリクションバルブ
を用いることにより上述の問題点を解消した走行用油圧
モータの油圧回路を提供することにある。
しかも必要時以外は全開可能なリストリクションバルブ
を用いることにより上述の問題点を解消した走行用油圧
モータの油圧回路を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 一実施例を示す第1図および第2図に対応づけて本考案
を説明すると、本考案にかかる油圧回路は、油圧源1
A,1Bからの圧油をコントロールバルブ3a,3bを
介して供給されて駆動される走行用油圧モータ4と、こ
の走行用油圧モータ4の戻り管路15中に設けられ戻り
管路15を所定圧に設定可能なリストリクションバルブ
18と、このリストリクションバルブ18の入口側と接
続され、前記走行用油圧モータ4の主管路圧が戻り管路
圧よりも低いときに戻り管路15内の圧油を前記主管路
5A,5Bに流入させるメイクアップバルブ8と、キャ
ビテーションが起きる運転状態を検出する検出手段(1
9)とを備えると共に、前記リストリクションバルブ1
8はバランスピストン18aとパイロットポペット18
eとを有し、前記検出手段が前記運転状態を検出してい
るとき、前記戻り管路圧が所定圧以上になりパイロット
ポペット18eが開いて圧油が逃げるとバランスピスト
ン18aが開いて戻り管路中の圧油がタンクへ流れると
共に、前記検出手段が前記運転状態を検出していないと
き、前記戻り管路の圧力が前記所定圧未満でも前記バラ
ンスピストン18aが開放されるように構成したことを
特徴とする。
を説明すると、本考案にかかる油圧回路は、油圧源1
A,1Bからの圧油をコントロールバルブ3a,3bを
介して供給されて駆動される走行用油圧モータ4と、こ
の走行用油圧モータ4の戻り管路15中に設けられ戻り
管路15を所定圧に設定可能なリストリクションバルブ
18と、このリストリクションバルブ18の入口側と接
続され、前記走行用油圧モータ4の主管路圧が戻り管路
圧よりも低いときに戻り管路15内の圧油を前記主管路
5A,5Bに流入させるメイクアップバルブ8と、キャ
ビテーションが起きる運転状態を検出する検出手段(1
9)とを備えると共に、前記リストリクションバルブ1
8はバランスピストン18aとパイロットポペット18
eとを有し、前記検出手段が前記運転状態を検出してい
るとき、前記戻り管路圧が所定圧以上になりパイロット
ポペット18eが開いて圧油が逃げるとバランスピスト
ン18aが開いて戻り管路中の圧油がタンクへ流れると
共に、前記検出手段が前記運転状態を検出していないと
き、前記戻り管路の圧力が前記所定圧未満でも前記バラ
ンスピストン18aが開放されるように構成したことを
特徴とする。
実用新案登録請求の範囲第2項に記載の油圧回路は、前
記パイロットポペット18eから逃げる油を前記戻り管
路15とは別の外部低圧管路に逃すように構成したこと
を特徴とする。
記パイロットポペット18eから逃げる油を前記戻り管
路15とは別の外部低圧管路に逃すように構成したこと
を特徴とする。
実用新案登録請求の範囲第3項に記載の油圧回路は、前
記検出手段として前記油圧モータ4の入口管路圧力5
A,5Bで作動が制御される弁18gを設け、前記弁1
8gは、前記入口管路圧力5A,5Bが前記所定圧を越
えるとき、前記バランスピストン18aの後方室18c
を低圧管路に連通させ、所定圧以下のとき、前記後方室
18cを前記低圧管路から遮断してその後方室18cの
圧力を前記パイロットポペット18eに作用させるよう
にしたことを特徴とする。
記検出手段として前記油圧モータ4の入口管路圧力5
A,5Bで作動が制御される弁18gを設け、前記弁1
8gは、前記入口管路圧力5A,5Bが前記所定圧を越
えるとき、前記バランスピストン18aの後方室18c
を低圧管路に連通させ、所定圧以下のとき、前記後方室
18cを前記低圧管路から遮断してその後方室18cの
圧力を前記パイロットポペット18eに作用させるよう
にしたことを特徴とする。
E.作用 走行モータ4の入口圧力がキャビテーションを起こすほ
どに低くなる運転状態を検出手段が検出すると、リスト
リクションバルブ18により戻り管路15の圧力が所定
の圧力にされる。すなわち、戻り管路15の圧力により
パイロットポペット18eが開き圧油がドレンすること
により初めてバランスピストン18aが開き、戻り管路
15の圧油がタンク10に戻る。このとき、戻り管路1
5の圧力は、パイロットポペット18eを開放するため
に設定された圧力、すなわちリストリクションバルブ1
8の設定圧力に保持される。したがって、走行モータ4
の主管路5A,5Bには所定圧力の圧油が充分に供給さ
れてキャビテーションが確実に防止される。
どに低くなる運転状態を検出手段が検出すると、リスト
リクションバルブ18により戻り管路15の圧力が所定
の圧力にされる。すなわち、戻り管路15の圧力により
パイロットポペット18eが開き圧油がドレンすること
により初めてバランスピストン18aが開き、戻り管路
15の圧油がタンク10に戻る。このとき、戻り管路1
5の圧力は、パイロットポペット18eを開放するため
に設定された圧力、すなわちリストリクションバルブ1
8の設定圧力に保持される。したがって、走行モータ4
の主管路5A,5Bには所定圧力の圧油が充分に供給さ
れてキャビテーションが確実に防止される。
検出手段がキャビテーションを発生する運転状態を検出
しない時は、パイロットポペット18eが開く前にバラ
ンスピストン18aが開くから、戻り管路15の圧力を
低くできる。
しない時は、パイロットポペット18eが開く前にバラ
ンスピストン18aが開くから、戻り管路15の圧力を
低くできる。
また、パイロットポペット18eから逃げる油が戻り管
路15とは別の外部の低圧管路に逃げるので、すなわ
ち、リストリクションバルブ18が外部ドレン絶対圧型
なので、走行モータ4の流量が変化してもリストリクシ
ョンバルブ18の設定圧力は何ら影響を受けない。
路15とは別の外部の低圧管路に逃げるので、すなわ
ち、リストリクションバルブ18が外部ドレン絶対圧型
なので、走行モータ4の流量が変化してもリストリクシ
ョンバルブ18の設定圧力は何ら影響を受けない。
更に、モータ入口管路圧力が所定圧を越える時、弁18
gが作動して後方室18cが低圧管路に連通し、バラン
スピストン18aは所定圧以下で開き、戻り管路15の
圧力が低く保持できる。一方、モータ入口管路圧力が所
定圧以下の時、弁18gが作動して後方室18cを低圧
管路から遮断する。したがって、戻り管路15にはパイ
ロットポペット18eが開くだけの所定圧以上の背圧が
かかる。
gが作動して後方室18cが低圧管路に連通し、バラン
スピストン18aは所定圧以下で開き、戻り管路15の
圧力が低く保持できる。一方、モータ入口管路圧力が所
定圧以下の時、弁18gが作動して後方室18cを低圧
管路から遮断する。したがって、戻り管路15にはパイ
ロットポペット18eが開くだけの所定圧以上の背圧が
かかる。
F.実施例 第1図〜第3図により一実施例を説明する。なお、第4
図〜第6図と同様な部分には同一符号を付して説明を省
略する。
図〜第6図と同様な部分には同一符号を付して説明を省
略する。
第1図,第2図に示すように、リストリクションバルブ
18の構造を従来の内部ドレン差圧型から外部ドレン絶
対圧型として、リストリクションバルブ下流の回路圧損
による設定圧力の影響を抑制したものである。さらに、
走行モータ入口4aの圧力、あるいは走行以外の作業用
コントロールバルブ、例えばコントロールバルブ3cの
操作により発生するパイロット圧力によりリストリクシ
ョンバルブ18が全開となるようにし、走行時以外の各
アクチュエータの有効圧力の低減を防止したものであ
る。
18の構造を従来の内部ドレン差圧型から外部ドレン絶
対圧型として、リストリクションバルブ下流の回路圧損
による設定圧力の影響を抑制したものである。さらに、
走行モータ入口4aの圧力、あるいは走行以外の作業用
コントロールバルブ、例えばコントロールバルブ3cの
操作により発生するパイロット圧力によりリストリクシ
ョンバルブ18が全開となるようにし、走行時以外の各
アクチュエータの有効圧力の低減を防止したものであ
る。
このようなリストリクションバルブ18について第2図
および第3図に基づいて説明する。
および第3図に基づいて説明する。
第2図に示すように、ボディー18iに設けられた入口
ポートAと出口ポートBとはスプリング18dにより付
勢されたバランスピストン18aにより遮断されてい
る。バランスピストン18aには絞り18bが穿設さ
れ、入口ポートAが、絞り18bを介して、バランスピ
ストン18aの背面に形成した二次圧室18cと連通さ
れる。この二次圧室18cは、スプリング18fにより
付勢され弁座18kに着座するパイロットポペット18
eの開閉動作により、ドレンポートTと連通・遮断され
る。また、二次圧室18cと出口ポートBとはスプール
18gにより開閉されるバイパス18jを介して連通・
遮断される。
ポートAと出口ポートBとはスプリング18dにより付
勢されたバランスピストン18aにより遮断されてい
る。バランスピストン18aには絞り18bが穿設さ
れ、入口ポートAが、絞り18bを介して、バランスピ
ストン18aの背面に形成した二次圧室18cと連通さ
れる。この二次圧室18cは、スプリング18fにより
付勢され弁座18kに着座するパイロットポペット18
eの開閉動作により、ドレンポートTと連通・遮断され
る。また、二次圧室18cと出口ポートBとはスプール
18gにより開閉されるバイパス18jを介して連通・
遮断される。
このスプール18gは、第3図に示すように、スプリン
グ18hにより中立位置に保たれてバイパス18jを閉
状態とし、ポートP1あるいはP2からの圧油によって移
動してバイパス18jを開く。第1図に示すとおり、ポ
ートP1あるいはP2には、導入管路19により走行モー
タ4の入口圧を導く。なお、第1図に示すように、油圧
ポンプ20aを設け走行用以外のコントロールバルブ3
c等の操作により管路20bに高圧を得、これをポート
P1あるいはP2に導いてもよい。あるいはコントロール
バルブがパイロット油圧切換方式であれば、走行用以外
のパイロット油圧をポートP1,P2に導くようにしても
よい。
グ18hにより中立位置に保たれてバイパス18jを閉
状態とし、ポートP1あるいはP2からの圧油によって移
動してバイパス18jを開く。第1図に示すとおり、ポ
ートP1あるいはP2には、導入管路19により走行モー
タ4の入口圧を導く。なお、第1図に示すように、油圧
ポンプ20aを設け走行用以外のコントロールバルブ3
c等の操作により管路20bに高圧を得、これをポート
P1あるいはP2に導いてもよい。あるいはコントロール
バルブがパイロット油圧切換方式であれば、走行用以外
のパイロット油圧をポートP1,P2に導くようにしても
よい。
以上のような実施例の動作を説明する。
(1)通常の走行時(走行モータ4の入口圧が高いと
き): この場合、導入管路19を介してポートP1またはP2に
高圧が作用しスプール18gが中立位置から切換わり、
バイパス18jを介して二次圧室18cと出口ポートB
とが連通する。このため、管路15の圧油は絞り18b
を通って二次圧室18c,バイパス18j,出口ポート
Bに流れ、バランスピストン18aはその前後差圧によ
り開く。この場合、管路15の圧力は弱いバランスピス
トンスプリング18dとポートBの回路圧で決まり、ほ
ぼポートBと同じで、ほとんどリストリクションバルブ
が無いのと同じになる。
き): この場合、導入管路19を介してポートP1またはP2に
高圧が作用しスプール18gが中立位置から切換わり、
バイパス18jを介して二次圧室18cと出口ポートB
とが連通する。このため、管路15の圧油は絞り18b
を通って二次圧室18c,バイパス18j,出口ポート
Bに流れ、バランスピストン18aはその前後差圧によ
り開く。この場合、管路15の圧力は弱いバランスピス
トンスプリング18dとポートBの回路圧で決まり、ほ
ぼポートBと同じで、ほとんどリストリクションバルブ
が無いのと同じになる。
(2)減速時あるいは降坂時(走行モータ4の入口圧が
低いとき): モータ4の入口圧がキャビテーションを発生しそうな圧
力(走行メイクアップ回路が必要とする圧力よりも若干
高めの圧力)にまで低下すると、スプリング18hによ
りバルブスプール18gが中立位置に戻され、バイパス
18jが閉じられる。この場合、走行モータ4からの戻
り油は管路15を流れてリストリクションバルブ18の
入口ポートAに達し、絞り18bを通って二次圧室18
cへ入る。この二次圧室18cはパイロットポペット1
8eとバルブスプール18gにより出口が閉ざされてい
るので、二次圧室18cの圧力が上昇する。この圧力が
スプリング18fで設定された圧力(リストリクション
バルブ18の設定圧力)を越えると、パイロットポペッ
ト18eが開き、戻り油の一部がポートTからタンク1
0へ流れる。これにより絞り18bの前後に圧力差が生
じるのでバランスピストン18aが開き、入口ポートA
と出口ポートBが連通し、大部分の戻り油がオイルクー
ラー11に流れる。
低いとき): モータ4の入口圧がキャビテーションを発生しそうな圧
力(走行メイクアップ回路が必要とする圧力よりも若干
高めの圧力)にまで低下すると、スプリング18hによ
りバルブスプール18gが中立位置に戻され、バイパス
18jが閉じられる。この場合、走行モータ4からの戻
り油は管路15を流れてリストリクションバルブ18の
入口ポートAに達し、絞り18bを通って二次圧室18
cへ入る。この二次圧室18cはパイロットポペット1
8eとバルブスプール18gにより出口が閉ざされてい
るので、二次圧室18cの圧力が上昇する。この圧力が
スプリング18fで設定された圧力(リストリクション
バルブ18の設定圧力)を越えると、パイロットポペッ
ト18eが開き、戻り油の一部がポートTからタンク1
0へ流れる。これにより絞り18bの前後に圧力差が生
じるのでバランスピストン18aが開き、入口ポートA
と出口ポートBが連通し、大部分の戻り油がオイルクー
ラー11に流れる。
このように、管路15の圧力、すなわちリストリクショ
ンバルブ18の設定圧力は、スプリング18fのばね力
とパイロットポペット18eの背圧(ポートTの圧力)
で決まり、走行メイクアップ回路が必要とする圧力に設
定される。ここで、ポートTは、直接、油圧タンクへ接
続してあるので、設定圧は走行戻り油の流量変化に伴う
オイルクーラ回路等による圧力損失の影響を受けず、い
つも必要最小の一定値に保たれる。
ンバルブ18の設定圧力は、スプリング18fのばね力
とパイロットポペット18eの背圧(ポートTの圧力)
で決まり、走行メイクアップ回路が必要とする圧力に設
定される。ここで、ポートTは、直接、油圧タンクへ接
続してあるので、設定圧は走行戻り油の流量変化に伴う
オイルクーラ回路等による圧力損失の影響を受けず、い
つも必要最小の一定値に保たれる。
前述のとおりこの考案に係る油圧回路によれば、走行モ
ータ入口圧が所定圧を越えキャビテーションが起きない
ようなときには、リストリクションバルブを低圧力で開
放し、走行モータ入口圧が所定圧以下となりキャビテー
ションが起きるようなときには、戻り管路に所定の背圧
がたつようにリストリクションバルブの開放圧力を高く
したので、走行時でさえ、キャビテーションが起きない
条件下では戻り管路にリストリクションバルブによる背
圧がたたず、回路効率を向上できる。走行時以外のとき
は、もちろん戻り管路にリストリクションバルブによる
背圧がたたず回路効率を向上できる。
ータ入口圧が所定圧を越えキャビテーションが起きない
ようなときには、リストリクションバルブを低圧力で開
放し、走行モータ入口圧が所定圧以下となりキャビテー
ションが起きるようなときには、戻り管路に所定の背圧
がたつようにリストリクションバルブの開放圧力を高く
したので、走行時でさえ、キャビテーションが起きない
条件下では戻り管路にリストリクションバルブによる背
圧がたたず、回路効率を向上できる。走行時以外のとき
は、もちろん戻り管路にリストリクションバルブによる
背圧がたたず回路効率を向上できる。
また、リストリクションバルブを外部ドレンの絶対圧型
したので、戻り流量にかかわらず背圧を一定に保持で
き、安定してキャビテーションが防止できる。
したので、戻り流量にかかわらず背圧を一定に保持で
き、安定してキャビテーションが防止できる。
さらに、走行モータの入口圧力によってリストリクショ
ンバルブの作動を制御するようにしたので、電気的な検
出手段やアクチュエータが不要となり、コスト低減と回
路の簡素化が図れる。
ンバルブの作動を制御するようにしたので、電気的な検
出手段やアクチュエータが不要となり、コスト低減と回
路の簡素化が図れる。
第1図〜第3図は一実施例を示し、第1図は油圧回路
図、第2図は第1図のリストリクションバルブを示す断
面図、第3図は第2図のa−a線断面図である。 第4図,第5図は従来の油圧回路を示す回路図、第6図
は従来のリストリクションバルブを示す断面図である。 1:油圧ポンプ 4:走行モータ 5:主管路 8:メイクアップバルブ 17:メイクアップ管路 18:リストリクションバルブ 18a:バランスピストン 18b:絞り 18c:二次圧室 18e:パイロットポペット 18g:バルブスプール 18j:バイパス路 A:入口ポート B:出口ポート T:外部ドレンポート
図、第2図は第1図のリストリクションバルブを示す断
面図、第3図は第2図のa−a線断面図である。 第4図,第5図は従来の油圧回路を示す回路図、第6図
は従来のリストリクションバルブを示す断面図である。 1:油圧ポンプ 4:走行モータ 5:主管路 8:メイクアップバルブ 17:メイクアップ管路 18:リストリクションバルブ 18a:バランスピストン 18b:絞り 18c:二次圧室 18e:パイロットポペット 18g:バルブスプール 18j:バイパス路 A:入口ポート B:出口ポート T:外部ドレンポート
Claims (3)
- 【請求項1】油圧源からの圧油をコントロールバルブを
介して供給されて駆動される走行用油圧モータと、 この走行用油圧モータの戻り管路中に設けられ戻り管路
を所定圧に設定可能なリストリクションバルブと、 このリストリクションバルブの入口側と接続され、前記
走行用油圧モータの主管路圧が戻り管路圧よりも低いと
きに戻り管路内の圧油を前記主管路に流入させるメイク
アップバルブと、 キャビテーションが起きる運転状態を検出する検出手段
とを備えると共に、 前記リストリクションバルブはバランスピストンとパイ
ロットポペットとを有し、前記検出手段が前記運転状態
を検出しているとき、前記戻り管路圧が所定圧以上にな
りパイロットポペットが開いて圧油が逃げるとバランス
ピストンが開いて戻り管路中の圧油がタンクへ流れると
共に、前記検出手段が前記運転状態を検出していないと
き、前記戻り管路の圧力が前記所定圧未満でも前記バラ
ンスピストンが開放されるように構成したことを特徴と
する走行用油圧モータの油圧回路。 - 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項に記載の回
路において、前記パイロットポペットから逃げる油を前
記戻り管路とは別の外部低圧管路に逃すように構成した
ことを特徴とする走行用油圧モータの油圧回路。 - 【請求項3】実用新案登録請求の範囲第1項に記載の回
路において、前記検出手段として前記油圧モータの入口
管路圧力で作動が制御される弁を設け、 前記弁は、前記入口管路圧力が前記所定圧を越えると
き、前記バランスピストンの後方室を低圧管路に連通さ
せ、所定圧以下のとき、前記後方室を前記低圧管路と遮
断してその後方室の圧力を前記パイロットポペットに作
用させるようにしたことを特徴とする走行用油圧モータ
の油圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987043940U JPH0619389Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | 走行用油圧モ−タの油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987043940U JPH0619389Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | 走行用油圧モ−タの油圧回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63150824U JPS63150824U (ja) | 1988-10-04 |
JPH0619389Y2 true JPH0619389Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=30861276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987043940U Expired - Lifetime JPH0619389Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | 走行用油圧モ−タの油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619389Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008279834A (ja) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Komatsu Ltd | 油圧駆動車両 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6160327A (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-28 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 走行用油圧モ−タの油圧回路 |
-
1987
- 1987-03-25 JP JP1987043940U patent/JPH0619389Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ダイキン工業油機技術グループ「疑問にこたえる機械の油圧(上)」(昭49−5−7)(株)技術評論社p.170〜172 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63150824U (ja) | 1988-10-04 |
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