JPH061797A - エチレン系不飽和胆汁酸誘導体、その製法およびプレカーサー - Google Patents
エチレン系不飽和胆汁酸誘導体、その製法およびプレカーサーInfo
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- JPH061797A JPH061797A JP4354856A JP35485692A JPH061797A JP H061797 A JPH061797 A JP H061797A JP 4354856 A JP4354856 A JP 4354856A JP 35485692 A JP35485692 A JP 35485692A JP H061797 A JPH061797 A JP H061797A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記式(I)
G−X−A (I)
(式中、Gは、胆汁酸誘導体であり、Xはブリッジ基で
ありそしてAは、重合性のエチレン系不飽和基である)
のエチレン系不飽和胆汁酸誘導体。 【効果】 上記化合物は重合体状の胆汁酸誘導体の製造
に適している。
ありそしてAは、重合性のエチレン系不飽和基である)
のエチレン系不飽和胆汁酸誘導体。 【効果】 上記化合物は重合体状の胆汁酸誘導体の製造
に適している。
Description
【0001】本発明は、エチレン系不飽和胆汁酸誘導体
に関するものである。これらの化合物は、胆汁酸重合体
を合成するのに適している。本発明は、また、胆汁酸誘
導体の合成に対する成分として使用することのできるプ
レカーサーに関するものである。
に関するものである。これらの化合物は、胆汁酸重合体
を合成するのに適している。本発明は、また、胆汁酸誘
導体の合成に対する成分として使用することのできるプ
レカーサーに関するものである。
【0002】胆汁酸は、脂肪および脂肪−可溶性ビタミ
ンの可溶化に対する膵リパーゼの補助因子としておよび
天然浄化剤として、脂肪消化における重要な生理学的機
能を有している。コレステロールの代謝の終末産物とし
て、胆汁酸は、肝臓中で合成され、胆のう中に貯蔵され
そしてそれから収縮により小腸に放出され、ここにおい
て胆汁酸は、その生理学的作用を示す。分泌された胆汁
酸の大部分は、腸肝循環を経て再び回収される。
ンの可溶化に対する膵リパーゼの補助因子としておよび
天然浄化剤として、脂肪消化における重要な生理学的機
能を有している。コレステロールの代謝の終末産物とし
て、胆汁酸は、肝臓中で合成され、胆のう中に貯蔵され
そしてそれから収縮により小腸に放出され、ここにおい
て胆汁酸は、その生理学的作用を示す。分泌された胆汁
酸の大部分は、腸肝循環を経て再び回収される。
【0003】非吸収性、不溶性、塩基性そして網状結合
した重合体は、長い間胆汁酸を結合するものとして知ら
れておりそしてこれらの性質の結果として治療的に使用
されている。
した重合体は、長い間胆汁酸を結合するものとして知ら
れておりそしてこれらの性質の結果として治療的に使用
されている。
【0004】本発明による胆汁酸誘導体は、ヒトおよび
動物における特異的な生理学的胆汁酸移送系に対して高
い親和力を有している。すなわち、これらの化合物は、
濃度−依存的に、特異的な胆汁酸移送を阻害することが
できる。この場合、胆汁酸は、全くすべてが移送されな
いのではなく、僅かな量は移送される。驚くべきことに
は、本発明による化合物から製造された重合体状の胆汁
酸誘導体は、移送系と相互作用しそしてこの際、重合体
は移送されないで保持されるかまたは親和力の増加さえ
みられる。これは、重合体状の胆汁酸誘導体を、非全身
性医薬として使用するのに有用なものにする。
動物における特異的な生理学的胆汁酸移送系に対して高
い親和力を有している。すなわち、これらの化合物は、
濃度−依存的に、特異的な胆汁酸移送を阻害することが
できる。この場合、胆汁酸は、全くすべてが移送されな
いのではなく、僅かな量は移送される。驚くべきことに
は、本発明による化合物から製造された重合体状の胆汁
酸誘導体は、移送系と相互作用しそしてこの際、重合体
は移送されないで保持されるかまたは親和力の増加さえ
みられる。これは、重合体状の胆汁酸誘導体を、非全身
性医薬として使用するのに有用なものにする。
【0005】本発明は、式I G−X−A (I) (式中、Gは、胆汁酸誘導体であり、Xはブリッジ基で
ありそしてAは、重合性のエチレン系不飽和基である)
のエチレン系不飽和胆汁酸誘導体に関するものである。
ありそしてAは、重合性のエチレン系不飽和基である)
のエチレン系不飽和胆汁酸誘導体に関するものである。
【0006】式Iの化合物は、重合体状の胆汁酸誘導体
を製造する出発化合物として使用される。
を製造する出発化合物として使用される。
【0007】好ましくは、個々の基の中で、それぞれの
基は、次の意義を有するものである。
基は、次の意義を有するものである。
【0008】Gは、胆汁酸の環Aまたは環Bを経て、好
ましくは環Aを経て基に結合している遊離の胆汁酸また
はそのアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩またはD
環上においてエステル化された胆汁酸であり、Xは、式
II (Y)o−(Z)p (II) 〔式中、Yは、Gに隣接しそして−O−、−NR′−、
−OC(O)−、−NR′−C(O)−であり、Zは、
(C1〜C12)−アルキレンまたは(C7〜C13)−アル
アルキレン(アルキレンまたはアルアルキレン基のアル
キレン鎖における個々の、好ましくは1〜4個のメチレ
ン基は、−O−、−NR′−、−NR′C(O)−、−
O−C(O)−または−NR′C(O)NR″−のよう
な基により、好ましくは1つの型の基により置換されて
いてもよい)であり、そしてoおよびpは、相互に独立
して0または1(oおよびpは同時に0であることはな
い)である〕であり、Aは、
ましくは環Aを経て基に結合している遊離の胆汁酸また
はそのアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩またはD
環上においてエステル化された胆汁酸であり、Xは、式
II (Y)o−(Z)p (II) 〔式中、Yは、Gに隣接しそして−O−、−NR′−、
−OC(O)−、−NR′−C(O)−であり、Zは、
(C1〜C12)−アルキレンまたは(C7〜C13)−アル
アルキレン(アルキレンまたはアルアルキレン基のアル
キレン鎖における個々の、好ましくは1〜4個のメチレ
ン基は、−O−、−NR′−、−NR′C(O)−、−
O−C(O)−または−NR′C(O)NR″−のよう
な基により、好ましくは1つの型の基により置換されて
いてもよい)であり、そしてoおよびpは、相互に独立
して0または1(oおよびpは同時に0であることはな
い)である〕であり、Aは、
【化8】 (式中、R1は、水素またはCH3でありそしてR2は、
−NR′−C(O)−、−O−C(O)−、−O−、−
NR′−または単一結合でありそしてカルボニル基は、
C−C二重結合に隣接している)であり、そしてR′お
よびR″は、相互に独立して水素または(C1〜C6)ア
ルキル、好ましくは(C1〜C3)アルキルである。
−NR′−C(O)−、−O−C(O)−、−O−、−
NR′−または単一結合でありそしてカルボニル基は、
C−C二重結合に隣接している)であり、そしてR′お
よびR″は、相互に独立して水素または(C1〜C6)ア
ルキル、好ましくは(C1〜C3)アルキルである。
【0009】式Iの好ましい化合物は、Gが、式III
【0010】
【化9】 〔式中、R3〜R8は、相互に独立して水素、OH、NH
2またはOH保護基により保護されたOH基であり、そ
して、基R3、R4、R5またはR6の1個は基Xに結合し
ておりそしてこの結合は3−位(R3またはR4)、好ま
しくは3βまたは7−位(R5またはR6)から出ており
そしてそれぞれの場合における他の7−位または3−位
は、OH基または保護されたOH基を有しており、B
は、−OH、−O−アルカリ金属、−O−アルカリ土類
金属、−O−(C1〜C12)−アルキル、−O−アリル
または−O−ベンジル、好ましくは、−OH、−O−ア
ルカリ金属、−O−(C1〜C6)−アルキル、−O−ア
リルまたは−O−ベンジル(得られたエステル基
2またはOH保護基により保護されたOH基であり、そ
して、基R3、R4、R5またはR6の1個は基Xに結合し
ておりそしてこの結合は3−位(R3またはR4)、好ま
しくは3βまたは7−位(R5またはR6)から出ており
そしてそれぞれの場合における他の7−位または3−位
は、OH基または保護されたOH基を有しており、B
は、−OH、−O−アルカリ金属、−O−アルカリ土類
金属、−O−(C1〜C12)−アルキル、−O−アリル
または−O−ベンジル、好ましくは、−OH、−O−ア
ルカリ金属、−O−(C1〜C6)−アルキル、−O−ア
リルまたは−O−ベンジル(得られたエステル基
【化10】 は、酸または塩基により加水分解できるエステルであ
る)である〕に相当し、Yが−O−、−NR′−、−O
−C(O)−、−NR′−C(O)−であり、Zが(C
1〜C12)−アルキレン、(C7〜C13)−アルアルキレ
ン(アルキレン鎖における1〜3個のメチレン基は、基
−O−、−NR′−、−NR′−C(O)−、−O−C
(O)−、−NR′−C(O)−NR″−により置換さ
れている)であり、そして
る)である〕に相当し、Yが−O−、−NR′−、−O
−C(O)−、−NR′−C(O)−であり、Zが(C
1〜C12)−アルキレン、(C7〜C13)−アルアルキレ
ン(アルキレン鎖における1〜3個のメチレン基は、基
−O−、−NR′−、−NR′−C(O)−、−O−C
(O)−、−NR′−C(O)−NR″−により置換さ
れている)であり、そして
【0011】oおよびpが相互に独立して0または1
(同時に0であることはない)であり、Aが
(同時に0であることはない)であり、Aが
【化11】 (式中、R1は水素またはCH3でありそしてR2は−N
R′−C(O)−NR″−または単一結合である)であ
り、そしてR′およびR″が相互に独立して水素または
(C1〜C6)−アルキルである化合物である。
R′−C(O)−NR″−または単一結合である)であ
り、そしてR′およびR″が相互に独立して水素または
(C1〜C6)−アルキルである化合物である。
【0012】p=0でありそしてo=1である場合は、
Yは、好ましくは−O−C(O)−または−NR′−C
(O)−である。
Yは、好ましくは−O−C(O)−または−NR′−C
(O)−である。
【0013】p=1でありそしてo=0である場合は、
Zは、好ましくは(C1〜C12)アルキレン(1〜3個
のメチレン基は、−NR′−C(O)−NR″−により
置換されている)である。
Zは、好ましくは(C1〜C12)アルキレン(1〜3個
のメチレン基は、−NR′−C(O)−NR″−により
置換されている)である。
【0014】p=1でありそしてo=1である場合は、
Yは、好ましくは−O−であり、そしてZは、(C1〜
C12)−アルキレンまたは(C7〜C13)−アルアルキ
レン(1個または2個のメチレン基、好ましくは1個の
メチレン基は−NR′−C(O)−または−NR′−C
(O)−NR″−により置換されている)であることが
好ましい。
Yは、好ましくは−O−であり、そしてZは、(C1〜
C12)−アルキレンまたは(C7〜C13)−アルアルキ
レン(1個または2個のメチレン基、好ましくは1個の
メチレン基は−NR′−C(O)−または−NR′−C
(O)−NR″−により置換されている)であることが
好ましい。
【0015】さらに、Zそれ自体がアルアルキレン基
(アリール基はメタ−結合している)である場合は、Z
の1個のメチレン基は −NR′−C(O)−NR″− であり、Zは、一方においては、基Aとして基 CH2=C(R1)−R2− (式中、R2は単一結合である)を有しそして他方にお
いては、メチレン基を経てアルアルキレン基にメタ−結
合している−NR′−C(O)−NR″−基を有するこ
とが好ましい。
(アリール基はメタ−結合している)である場合は、Z
の1個のメチレン基は −NR′−C(O)−NR″− であり、Zは、一方においては、基Aとして基 CH2=C(R1)−R2− (式中、R2は単一結合である)を有しそして他方にお
いては、メチレン基を経てアルアルキレン基にメタ−結
合している−NR′−C(O)−NR″−基を有するこ
とが好ましい。
【0016】同様に、Zが(C1〜C12)−アルキレン
基である場合は、せいぜい1個のメチレン基が−NR′
−C(O)−により置換されておりそして基Aが
基である場合は、せいぜい1個のメチレン基が−NR′
−C(O)−により置換されておりそして基Aが
【化12】 (式中、R2は−NR′−C(O)−である)であるこ
とが好ましい。
とが好ましい。
【0017】R2が単一結合でありそしてo=0および
p=1である場合は、Zは、好ましくは(C1〜C3)−
アルキレンである。
p=1である場合は、Zは、好ましくは(C1〜C3)−
アルキレンである。
【0018】さらに、特に、YがZのメチレン基を置換
する基に直接隣接しておらず、そしてまた、
する基に直接隣接しておらず、そしてまた、
【化13】 (R2が単一結合である場合)に隣接していないことが
好ましい。
好ましい。
【0019】上記および下記の説明において“アルキ
ル”は、直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を意味する
ものとして理解されるべきである。
ル”は、直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を意味する
ものとして理解されるべきである。
【0020】OH保護基は、次の基を意味するものとし
て理解されるべきである。
て理解されるべきである。
【0021】分枝鎖状または非分枝鎖状である1〜10
個の炭素原子を有するアルキル基または2〜10個の炭
素原子を有するアリキレン基、3〜8個の炭素原子を有
するシクロアルキル、置換されていないまたは1〜3個
のF、Cl、Br、(C1〜C4)−アルキルまたは(C
1〜C4)−アルコキシにより置換されているフェニル
基、置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、B
r、(C1〜C4)−アルコキシにより置換されているベ
ンジル基またはR′′′−C(O)−基(式中、
R′′′は水素または(C1〜C4)−アルキルであ
る)。
個の炭素原子を有するアルキル基または2〜10個の炭
素原子を有するアリキレン基、3〜8個の炭素原子を有
するシクロアルキル、置換されていないまたは1〜3個
のF、Cl、Br、(C1〜C4)−アルキルまたは(C
1〜C4)−アルコキシにより置換されているフェニル
基、置換されていないかまたは1〜3個のF、Cl、B
r、(C1〜C4)−アルコキシにより置換されているベ
ンジル基またはR′′′−C(O)−基(式中、
R′′′は水素または(C1〜C4)−アルキルであ
る)。
【0022】上述した本発明による胆汁酸誘導体は、重
合体状胆汁酸誘導体の製造に使用される。重合体状胆汁
酸誘導体、その製造および使用は、同時に出願された特
許出願P 4142379.8に記載されている。重合体
状の胆汁酸誘導体は、種々な器官の胆汁酸移送系に対し
て高い親和性を有するが、重合体の大きさおよび重合体
の分子量のためにそれ自体は移送されない。本発明によ
る胆汁酸誘導体または重合体状の胆汁酸誘導体によっ
て、生理学的な胆汁酸移送を、特異的に阻害することが
できる。これは、ヒトおよび動物において証明される程
度に血清コレステロールレベルの減少を招くので、これ
は、特に小腸における胆汁酸再吸収を阻害するのに重要
である。それ故に、本発明の式(I)の化合物から製造
することのできる重合体状の胆汁酸誘導体は、有用な医
薬、特に血中脂質低下剤である。
合体状胆汁酸誘導体の製造に使用される。重合体状胆汁
酸誘導体、その製造および使用は、同時に出願された特
許出願P 4142379.8に記載されている。重合体
状の胆汁酸誘導体は、種々な器官の胆汁酸移送系に対し
て高い親和性を有するが、重合体の大きさおよび重合体
の分子量のためにそれ自体は移送されない。本発明によ
る胆汁酸誘導体または重合体状の胆汁酸誘導体によっ
て、生理学的な胆汁酸移送を、特異的に阻害することが
できる。これは、ヒトおよび動物において証明される程
度に血清コレステロールレベルの減少を招くので、これ
は、特に小腸における胆汁酸再吸収を阻害するのに重要
である。それ故に、本発明の式(I)の化合物から製造
することのできる重合体状の胆汁酸誘導体は、有用な医
薬、特に血中脂質低下剤である。
【0023】特定の官能基によって、本発明の化合物
は、合成法(1)〜(9)によって製造される。最後の
工程は、普通、式IV G−X′ (IV) (式中、Gは、式Iに対して示した意義を有しそして
X′は、付加的にAの導入を可能にすることのできる反
応性基を含有する式Iに対して示したブリッジ基であ
る)の化合物に基Aを挿入することからなる。
は、合成法(1)〜(9)によって製造される。最後の
工程は、普通、式IV G−X′ (IV) (式中、Gは、式Iに対して示した意義を有しそして
X′は、付加的にAの導入を可能にすることのできる反
応性基を含有する式Iに対して示したブリッジ基であ
る)の化合物に基Aを挿入することからなる。
【0024】式IVa G−X′ (IVa) 〔式中、Gは、式V
【0025】
【化14】 (式中、基R3〜R6の1個は、X′の意義を有しそして
他の基R3〜R8は相互に独立して水素、OHまたは保護
されたOH基であり、Bは、−OH、−O−アルカリ金
属、−O−アルカリ土類金属、−O−(C1〜C12)−
アルキル、−O−アリルまたは−O−ベンジル、好まし
くは−OH、−O−アルカリ金属、−O−(C1〜C6)
−アルキル、−O−アリルまたは−O−ベンジルであ
る)の胆汁酸基であり、X′は、式VI Y′−Z′ (VI) (式中、Y′は、Gに隣接しそして単一結合、−O−
(CH2)2-12−、−(CH2)1-6−または−NH−C
(O)−(CH2)2-6−であり、
他の基R3〜R8は相互に独立して水素、OHまたは保護
されたOH基であり、Bは、−OH、−O−アルカリ金
属、−O−アルカリ土類金属、−O−(C1〜C12)−
アルキル、−O−アリルまたは−O−ベンジル、好まし
くは−OH、−O−アルカリ金属、−O−(C1〜C6)
−アルキル、−O−アリルまたは−O−ベンジルであ
る)の胆汁酸基であり、X′は、式VI Y′−Z′ (VI) (式中、Y′は、Gに隣接しそして単一結合、−O−
(CH2)2-12−、−(CH2)1-6−または−NH−C
(O)−(CH2)2-6−であり、
【0026】Z′は
【化15】 または臭素である)の基である〕の化合物は新規であ
る。それ故に、本発明は、また、式IVaの化合物に関す
るものである。
る。それ故に、本発明は、また、式IVaの化合物に関す
るものである。
【0027】Arは、置換されていないかまたは1〜2
個のF、Cl、Br、(C1〜C4)−アルキルまたは
(C1〜C4)−アルコキシにより置換されているフェニ
ル基である。
個のF、Cl、Br、(C1〜C4)−アルキルまたは
(C1〜C4)−アルコキシにより置換されているフェニ
ル基である。
【0028】Rは、(C1〜C4)−アルキルまたはAr
である。
である。
【0029】本発明による化合物IVaは、医薬(例え
ば、EP−A−0.489.423参照)および式Iの化
合物を製造するための有用な合成化合物である。これら
の化合物は、そのまままたは例えばN3をNH2に変換す
るように、Zを他の反応性基に変換した後に、医薬の合
成に使用することができる。
ば、EP−A−0.489.423参照)および式Iの化
合物を製造するための有用な合成化合物である。これら
の化合物は、そのまままたは例えばN3をNH2に変換す
るように、Zを他の反応性基に変換した後に、医薬の合
成に使用することができる。
【0030】合成法 (Gが式IIIの基である例において説明) (1) Yが−O−であり、Zがアルキレンまたはアル
アルキレンであり、AがCH2=C(R1)−R2−であ
りそして遊離酸、その塩または塩基により加水分解でき
るエステルである式Iの化合物は、例えば化合物(1)
(若干の場合においては、EP−A−0.489.423
に記載されている)から以下の反応順序により得られ
る。この方法においては、化合物(1)を、60〜14
0℃の温度で、塩基(例えばピリジン、トリエチルアミ
ンまたはKOH)を添加して、ω−アルカンジオール
(アルカンは2〜12個の炭素原子を有す)と反応させ
ることによって、式(2)の鎖延長した胆汁酸誘導体に
変換する。例えば、1,6−ヘキサンジオール(6個の
炭素原子)を使用する変換の場合においては、反応は、
他の溶剤を使用することなしに過剰のピリジン中におい
てそして100℃の温度で実施される。胆汁酸分子中の
他のOH基に対する保護基は、この場合においては必要
でない。
アルキレンであり、AがCH2=C(R1)−R2−であ
りそして遊離酸、その塩または塩基により加水分解でき
るエステルである式Iの化合物は、例えば化合物(1)
(若干の場合においては、EP−A−0.489.423
に記載されている)から以下の反応順序により得られ
る。この方法においては、化合物(1)を、60〜14
0℃の温度で、塩基(例えばピリジン、トリエチルアミ
ンまたはKOH)を添加して、ω−アルカンジオール
(アルカンは2〜12個の炭素原子を有す)と反応させ
ることによって、式(2)の鎖延長した胆汁酸誘導体に
変換する。例えば、1,6−ヘキサンジオール(6個の
炭素原子)を使用する変換の場合においては、反応は、
他の溶剤を使用することなしに過剰のピリジン中におい
てそして100℃の温度で実施される。胆汁酸分子中の
他のOH基に対する保護基は、この場合においては必要
でない。
【0031】式(3)の化合物は、水を排除した過剰の
メタノールを使用して−COOH官能の酸−接触エステ
ル化によって、化合物(2)から得られる。塩基により
加水分解することのできるより高級なアルコールのエス
テルも、同様にして製造することができる。アルコール
としては、特に次のアルコールをあげることができる。
エタノール、i−プロパノール、n−プロパノール、n
−ブタノール。例えば、BF3、水除去のための分子ふ
るいおよびハロゲン化水素酸のような多数の酸を触媒と
して使用することができる。好ましくは、HClが使用
される。このHClは、反応系内において、有機酸クロ
ライドRoCOCl(Ro=CH3、C2H5、C3H7)か
ら生成させることもできる。この場合における反応温度
は、0〜30℃の間にある。
メタノールを使用して−COOH官能の酸−接触エステ
ル化によって、化合物(2)から得られる。塩基により
加水分解することのできるより高級なアルコールのエス
テルも、同様にして製造することができる。アルコール
としては、特に次のアルコールをあげることができる。
エタノール、i−プロパノール、n−プロパノール、n
−ブタノール。例えば、BF3、水除去のための分子ふ
るいおよびハロゲン化水素酸のような多数の酸を触媒と
して使用することができる。好ましくは、HClが使用
される。このHClは、反応系内において、有機酸クロ
ライドRoCOCl(Ro=CH3、C2H5、C3H7)か
ら生成させることもできる。この場合における反応温度
は、0〜30℃の間にある。
【0032】式(4)の化合物は、−10℃〜0℃の温
度で(冷却下)、過剰の有機塩基、好ましくはピリジン
中において、化合物(3)をメタンスルホニルクロライ
ドと反応させることによって得られる。この場合におい
て使用される溶剤は、不活性溶剤、特にジクロロメタン
である。
度で(冷却下)、過剰の有機塩基、好ましくはピリジン
中において、化合物(3)をメタンスルホニルクロライ
ドと反応させることによって得られる。この場合におい
て使用される溶剤は、不活性溶剤、特にジクロロメタン
である。
【0033】アジド(5)は、20〜100℃の温度で
非プロトン性溶剤、例えばDMF中で、化合物(4)を
アルカリ金属アジド、好ましくはNaアジドと反応させ
ることにより製造される。これらのアジドは、好ましく
は室温で触媒によってアミン(6)に還元することがで
きる。使用することのできる触媒の例は、Pd付炭素R
h付アルミナまたはラネーニッケルである。好ましい溶
剤は、酢酸エチル、メタノールまたはTHFである。適
度な活性触媒(例えばPd/Cおよび水)および低水素
圧(例えば1〜5バール)を選定する場合は、はじめに
ニトリルIVa(6a)を単離しそして次によりはげしい
条件(好ましくは、Rh付Al2O3:圧力(H2)=3
0〜100バール)下で還元して化合物(6)を得るこ
とができる。
非プロトン性溶剤、例えばDMF中で、化合物(4)を
アルカリ金属アジド、好ましくはNaアジドと反応させ
ることにより製造される。これらのアジドは、好ましく
は室温で触媒によってアミン(6)に還元することがで
きる。使用することのできる触媒の例は、Pd付炭素R
h付アルミナまたはラネーニッケルである。好ましい溶
剤は、酢酸エチル、メタノールまたはTHFである。適
度な活性触媒(例えばPd/Cおよび水)および低水素
圧(例えば1〜5バール)を選定する場合は、はじめに
ニトリルIVa(6a)を単離しそして次によりはげしい
条件(好ましくは、Rh付Al2O3:圧力(H2)=3
0〜100バール)下で還元して化合物(6)を得るこ
とができる。
【0034】式(6)のアミンは、アクリル酸の活性化
誘導体と結合させることにより反応させて、式(I)の
重合体のアクリレート(7)を得ることができる。例え
ば、好ましくはピリジン、トリエチルアミン、ルチジン
などのような塩基を添加して、ジクロロメタンのような
不活性溶剤中において、0〜−20℃の間で、不飽和酸
クロライドを反応させることができる。また、ペプチド
化学の他のアミド形成方法、例えば室温と還流温度との
間の温度で酢酸エチル、THFなど中でエチル1,2−
ジヒドロ−2−エトキシキノリン−1−カルボキシレー
ト(EEDQ)による酸活性化を使用する方法も、使用
することができる。加熱を比較的長時間実施する場合
は、ヒドロキノンの添加が収量−増加作を有す。上述し
た反応は、反応スキーム1に要約される。
誘導体と結合させることにより反応させて、式(I)の
重合体のアクリレート(7)を得ることができる。例え
ば、好ましくはピリジン、トリエチルアミン、ルチジン
などのような塩基を添加して、ジクロロメタンのような
不活性溶剤中において、0〜−20℃の間で、不飽和酸
クロライドを反応させることができる。また、ペプチド
化学の他のアミド形成方法、例えば室温と還流温度との
間の温度で酢酸エチル、THFなど中でエチル1,2−
ジヒドロ−2−エトキシキノリン−1−カルボキシレー
ト(EEDQ)による酸活性化を使用する方法も、使用
することができる。加熱を比較的長時間実施する場合
は、ヒドロキノンの添加が収量−増加作を有す。上述し
た反応は、反応スキーム1に要約される。
【0035】反応スキーム1
【化16】
【0036】(2) Yが−O−であり、Zガアルキレ
ンまたはアルアルキレン(1〜3個のメチレン基は−O
−、−NR′−、−NR′C(O)−、−O−C(O)
−または−NR′−C(O)−NR″−のような基によ
り置換されている)であり、AがCH2=C(R1)−R
2−であり、そして遊離酸、その塩または塩基により加
水分解できるエステルである式Iの化合物は、次のよう
にして製造することができる。例えば0〜10℃でTH
F中で、好ましくはEEDQを使用してまたはジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)/ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(HOBT)を使用して(9)の酸官能を
活性化した後、文献から知られている化合物(9)を例
えばアミン(6)または(8)と結合させることによっ
て式Iの重合体の胆汁酸誘導体(10)を得る。反応
は、好ましい3β−胆汁酸誘導体または相当する3α−
同族体を使用して実施することができる。この反応は、
反応スキーム2に要約される通りである。
ンまたはアルアルキレン(1〜3個のメチレン基は−O
−、−NR′−、−NR′C(O)−、−O−C(O)
−または−NR′−C(O)−NR″−のような基によ
り置換されている)であり、AがCH2=C(R1)−R
2−であり、そして遊離酸、その塩または塩基により加
水分解できるエステルである式Iの化合物は、次のよう
にして製造することができる。例えば0〜10℃でTH
F中で、好ましくはEEDQを使用してまたはジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)/ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(HOBT)を使用して(9)の酸官能を
活性化した後、文献から知られている化合物(9)を例
えばアミン(6)または(8)と結合させることによっ
て式Iの重合体の胆汁酸誘導体(10)を得る。反応
は、好ましい3β−胆汁酸誘導体または相当する3α−
同族体を使用して実施することができる。この反応は、
反応スキーム2に要約される通りである。
【0037】反応スキーム2:
【化17】
【0038】(3) O=OでありそしてZ=アルキレ
ンまたはアルアルキレン(1〜3個のメチレン基は、−
NR′C(O)−により置換されている)でありそして
AがCH2=C(R1)−R2−でありそして
ンまたはアルアルキレン(1〜3個のメチレン基は、−
NR′C(O)−により置換されている)でありそして
AがCH2=C(R1)−R2−でありそして
【化18】 が遊離酸、その塩または塩基により加水分解できるエス
テルである式Iの化合物は、次のようにして製造するこ
とができる。
テルである式Iの化合物は、次のようにして製造するこ
とができる。
【0039】重合体単量体I(16)に対する出発化合
物として使用される式(15)のアミンは、強塩基を添
加して式(12)のシアノメチルホスホネートを使用し
てWittig−Horner反応によって、ケトン(11)(これ
は文献から知られている)から得られる。使用される溶
剤は、非プロトン性またはプロトン性の非−水性溶剤で
ある。反応温度は、室温と70℃との間の温度、好まし
くは30〜40℃の間の温度である。使用される塩基
は、アルカリ金属水酸化物、好ましくはアルカリ金属の
水素化物またはアルカリ金属のアルコキシドである。メ
タノール中のNaOCH3の使用によって、副反応とし
て起る胆汁酸メチルエステル(11)のエステル交換反
応は抑制される。
物として使用される式(15)のアミンは、強塩基を添
加して式(12)のシアノメチルホスホネートを使用し
てWittig−Horner反応によって、ケトン(11)(これ
は文献から知られている)から得られる。使用される溶
剤は、非プロトン性またはプロトン性の非−水性溶剤で
ある。反応温度は、室温と70℃との間の温度、好まし
くは30〜40℃の間の温度である。使用される塩基
は、アルカリ金属水酸化物、好ましくはアルカリ金属の
水素化物またはアルカリ金属のアルコキシドである。メ
タノール中のNaOCH3の使用によって、副反応とし
て起る胆汁酸メチルエステル(11)のエステル交換反
応は抑制される。
【0040】このようにして得られたニトリルIVa(1
3)は、1または2工程(IVa(14)を経て)でアミ
ンIVa(15)に還元することができる。使用した反応
条件によって、3α/β−立体異性体混合物(一方の異
性体が主体となるように種々な程度に変化することがで
きる)が得られる。C−C二重結合をはじめに触媒とし
てPd/Cを使用して1〜5バールの適度に上昇した圧
力で水素添加しそしてそれからニトリル基を30〜50
バールでRh付Al2O3により還元する場合は、3α:
3β>90:10の高い選択を達成することができる。
ジアステレオマーのクロマトグラフィー分離は、例えば
アミン工程において達成することができる。次に、アミ
ンIVa(15)は、アミド形成方法(ペプチド化学)
(例えば上述したEEDQ法またはDCC/HOBT
法)を使用して反応させて、単量体胆汁酸誘導体I(1
6)を得ることができる。化合物9の使用および化合物
2におけるような中程度の鎖長のα,ω−ジオールの導
入は、型(I)(16)の化合物が製造されることを可
能にする。上述した反応は、反応スキーム3に要約され
る。
3)は、1または2工程(IVa(14)を経て)でアミ
ンIVa(15)に還元することができる。使用した反応
条件によって、3α/β−立体異性体混合物(一方の異
性体が主体となるように種々な程度に変化することがで
きる)が得られる。C−C二重結合をはじめに触媒とし
てPd/Cを使用して1〜5バールの適度に上昇した圧
力で水素添加しそしてそれからニトリル基を30〜50
バールでRh付Al2O3により還元する場合は、3α:
3β>90:10の高い選択を達成することができる。
ジアステレオマーのクロマトグラフィー分離は、例えば
アミン工程において達成することができる。次に、アミ
ンIVa(15)は、アミド形成方法(ペプチド化学)
(例えば上述したEEDQ法またはDCC/HOBT
法)を使用して反応させて、単量体胆汁酸誘導体I(1
6)を得ることができる。化合物9の使用および化合物
2におけるような中程度の鎖長のα,ω−ジオールの導
入は、型(I)(16)の化合物が製造されることを可
能にする。上述した反応は、反応スキーム3に要約され
る。
【0041】反応スキーム3:
【化19】
【0042】(4) 式IIIにおけるように、胆汁酸誘
導体Gは、遊離酸(B=OH)として、アルカリ金属塩
(B=O−アルカリ金属)としてまたはエステル(B=
O−C1〜C12−アルキル、O−アリルまたはO−ベン
ジル)として存在することができる。以下においては、
エステルの製造およびその加水分解を記載する。ある状
況下においては、保護基の導入によりOH基を保護する
ことが有利である。
導体Gは、遊離酸(B=OH)として、アルカリ金属塩
(B=O−アルカリ金属)としてまたはエステル(B=
O−C1〜C12−アルキル、O−アリルまたはO−ベン
ジル)として存在することができる。以下においては、
エステルの製造およびその加水分解を記載する。ある状
況下においては、保護基の導入によりOH基を保護する
ことが有利である。
【0043】塩基により加水分解できるメチルエステル
の製造は、すでに(2)〔化合物(2)からの化合物
(3)〕において記載した。より高級のアルキルエステ
ルもまた、同じ方法で製造することができる。例えば化
合物(2)を、エタノール、n−プロパノール、i−プ
ロパノールまたはn−ブタノールと反応させて相当する
エステルを得ることができる。以下においては、好まし
くは酸性加水分解可能なエステル(例えば、第3ブチル
エステル)の製造を記載する。
の製造は、すでに(2)〔化合物(2)からの化合物
(3)〕において記載した。より高級のアルキルエステ
ルもまた、同じ方法で製造することができる。例えば化
合物(2)を、エタノール、n−プロパノール、i−プ
ロパノールまたはn−ブタノールと反応させて相当する
エステルを得ることができる。以下においては、好まし
くは酸性加水分解可能なエステル(例えば、第3ブチル
エステル)の製造を記載する。
【0044】OH基がホルミルにより保護されている式
(17)の文献から既知の胆汁酸誘導体を、20℃〜8
0℃の間の温度でトルエンおよびベンゼンのような不活
性溶剤中で塩化チオニルまたは好ましくは塩化オキザリ
ルと反応させて、相当する酸クロライドを得そして後者
の化合物を、−20℃〜0℃でジクロロメタンのような
不活性溶剤中において塩基(ピリジンまたはトリエチル
アミン)を添加して第3ブチルアルコールと反応させる
ことによって、第3ブチルエステル(18)に変換す
る。好ましくは60〜80℃でジオキサンまたはTHF
のような溶剤中で稀アルカリ金属水酸化物溶液で簡単に
処理することによって、第3ブチルエステル官能の加水
分解を行うことなしに、ホルミル保護基を除去すること
ができる〔化合物IVa(19)〕。この方法は、既知の
化合物(20)からの式(21)および(22)の3−
オキソ−誘導体の製造に対しても同様に使用することが
できる。上述したこの反応は、次の反応スキーム4aに
要約される通りである。
(17)の文献から既知の胆汁酸誘導体を、20℃〜8
0℃の間の温度でトルエンおよびベンゼンのような不活
性溶剤中で塩化チオニルまたは好ましくは塩化オキザリ
ルと反応させて、相当する酸クロライドを得そして後者
の化合物を、−20℃〜0℃でジクロロメタンのような
不活性溶剤中において塩基(ピリジンまたはトリエチル
アミン)を添加して第3ブチルアルコールと反応させる
ことによって、第3ブチルエステル(18)に変換す
る。好ましくは60〜80℃でジオキサンまたはTHF
のような溶剤中で稀アルカリ金属水酸化物溶液で簡単に
処理することによって、第3ブチルエステル官能の加水
分解を行うことなしに、ホルミル保護基を除去すること
ができる〔化合物IVa(19)〕。この方法は、既知の
化合物(20)からの式(21)および(22)の3−
オキソ−誘導体の製造に対しても同様に使用することが
できる。上述したこの反応は、次の反応スキーム4aに
要約される通りである。
【0045】反応スキーム4a
【化20】
【0046】上述した方法4aは、また、例えば式
(2)の3−位において鎖延長された第1アルコールの
エステル化に対して使用することもできる。ホルミル保
護基の導入は、慣用の方法(HCOOH、HClO4)
により実施される。例えば化合物IVa(23)を得そし
て反応させて化合物IVa(24)およびIVa(25)を
得る〔反応スキーム4b参照〕。
(2)の3−位において鎖延長された第1アルコールの
エステル化に対して使用することもできる。ホルミル保
護基の導入は、慣用の方法(HCOOH、HClO4)
により実施される。例えば化合物IVa(23)を得そし
て反応させて化合物IVa(24)およびIVa(25)を
得る〔反応スキーム4b参照〕。
【0047】反応スキーム4b
【化21】
【0048】メチルエステル(3)および(11)と同
様に、ブチルエステルIVa(24)および(25)は、
本発明による式Iの胆汁酸誘導体の製造に使用すること
ができる。
様に、ブチルエステルIVa(24)および(25)は、
本発明による式Iの胆汁酸誘導体の製造に使用すること
ができる。
【0049】(5) Y=−O−であり、Z=アルキレ
ンまたはアルアルキレンであり、Aが
ンまたはアルアルキレンであり、Aが
【化22】 が遊離酸、その塩または塩基により加水分解できるエス
テルである式Iの化合物は、次のようにして製造するこ
とができる。
テルである式Iの化合物は、次のようにして製造するこ
とができる。
【0050】例えば、アリルエステルIVa(26)は、
例えばテトラエトキシチタニウムのような触媒の存在下
で、大過剰のアリルアルコールを使用しそして溶剤を使
用することなしに、製造することができる。エステル交
換反応は、好ましくは60〜100℃で行われる。
例えばテトラエトキシチタニウムのような触媒の存在下
で、大過剰のアリルアルコールを使用しそして溶剤を使
用することなしに、製造することができる。エステル交
換反応は、好ましくは60〜100℃で行われる。
【0051】同じ方法において、ベンジルエステルIVa
(27)は、ベンジルアルコールを使用してメチルエス
テル(8)から製造することができる。反応は、第1お
よび第2アルコールを使用して容易に進行するが、第3
アルコールを使用する場合は僅かに進行するにすぎな
い。このようにして得られたエステルは、異なる性質を
有している、例えば加水分解中塩基に対する安定性を異
にする。あるものは、中性の範囲内で開裂することがで
きそして他のものは水素化分解条件下で開裂することが
できる。これらの反応は、反応スキーム5aに要約され
る通りである。
(27)は、ベンジルアルコールを使用してメチルエス
テル(8)から製造することができる。反応は、第1お
よび第2アルコールを使用して容易に進行するが、第3
アルコールを使用する場合は僅かに進行するにすぎな
い。このようにして得られたエステルは、異なる性質を
有している、例えば加水分解中塩基に対する安定性を異
にする。あるものは、中性の範囲内で開裂することがで
きそして他のものは水素化分解条件下で開裂することが
できる。これらの反応は、反応スキーム5aに要約され
る通りである。
【0052】反応スキーム5a
【化23】
【0053】重合性の基は、アミノ官能を経て変性され
た胆汁酸誘導体に導入することができる。例えば、環式
マレイミドI(28)またはI(29)は、例えば酢酸
の存在下および上昇した温度で、酸性の条件下マレイミ
ド酸無水物を使用して、化合物(8)またはIVa(2
7)から製造することができる。
た胆汁酸誘導体に導入することができる。例えば、環式
マレイミドI(28)またはI(29)は、例えば酢酸
の存在下および上昇した温度で、酸性の条件下マレイミ
ド酸無水物を使用して、化合物(8)またはIVa(2
7)から製造することができる。
【0054】重合性基を導入する他の可能な方法は、ア
ミノ官能を反応させてアクリルアミドを得ることからな
る。この目的のために、活性化されたアクリル酸誘導体
(酸クロライド、混合酸無水物または活性エステル)
を、塩基(例えばピリジンまたはトリエチルアミン)の
存在下においてアミノ官能と反応させる。ジクロロメタ
ン、DMFまたはTHFのような溶剤および−20〜+
50℃の温度が、反応に適している。化合物I(30)
は、この方法によって(8)および塩化アクリロイルか
ら製造することができる。メチルエステルの塩基性加水
分解によって、遊離酸I(31)が得られる。上述した
反応は、反応スキーム5bに要約される通りである。
ミノ官能を反応させてアクリルアミドを得ることからな
る。この目的のために、活性化されたアクリル酸誘導体
(酸クロライド、混合酸無水物または活性エステル)
を、塩基(例えばピリジンまたはトリエチルアミン)の
存在下においてアミノ官能と反応させる。ジクロロメタ
ン、DMFまたはTHFのような溶剤および−20〜+
50℃の温度が、反応に適している。化合物I(30)
は、この方法によって(8)および塩化アクリロイルか
ら製造することができる。メチルエステルの塩基性加水
分解によって、遊離酸I(31)が得られる。上述した
反応は、反応スキーム5bに要約される通りである。
【0055】反応スキーム5b
【化24】
【0056】(6)
【化25】 が酸性条件下で開裂できるエステルである式Iの化合物
は、次のようにして製造される。
は、次のようにして製造される。
【0057】例えば、Yが−O−でありそしてZがアル
キレンである化合物(32)を反応させて、Aが
キレンである化合物(32)を反応させて、Aが
【化26】 である化合物I(41)を得ることができる。化合物
(32)を、例えば−20〜40℃の温度で、塩基(例
えばイミダゾールまたはトリエチルアミン)の存在下ジ
クロロメタン、トリクロロメタン、テトラヒドロフラン
またはジメチルホルムアミド中でt−ブチルジメチルシ
リルクロライド(TBDNS)またはt−ブチルジフェ
ニルシリルクロライドを使用して、第1ヒドロキシ基に
おいて選択的にシリル化する。塩基性条件下における
(33)の加水分解は、遊離酸IVa(34)を与える。
t−ブチルエステルIVa(35)は、例えば活性エステ
ル、混合酸無水物または酸クロライドとしてカルボキシ
ル基を活性化しそしてt−ブタノールと反応させた後、
IVa(34)から得られる。
(32)を、例えば−20〜40℃の温度で、塩基(例
えばイミダゾールまたはトリエチルアミン)の存在下ジ
クロロメタン、トリクロロメタン、テトラヒドロフラン
またはジメチルホルムアミド中でt−ブチルジメチルシ
リルクロライド(TBDNS)またはt−ブチルジフェ
ニルシリルクロライドを使用して、第1ヒドロキシ基に
おいて選択的にシリル化する。塩基性条件下における
(33)の加水分解は、遊離酸IVa(34)を与える。
t−ブチルエステルIVa(35)は、例えば活性エステ
ル、混合酸無水物または酸クロライドとしてカルボキシ
ル基を活性化しそしてt−ブタノールと反応させた後、
IVa(34)から得られる。
【0058】化合物IVa(35)のシリル保護基は、適
当な溶剤(例えばテトラヒドロフラン、エーテルまたは
ジクロロメタン)中でテトラブチルアンモニウムフルオ
ライドを使用して選択的に開裂することができる。この
ようにして得られた誘導体IVa(36)の第1アルコー
ル官能は、記載したように(IVa(37)を与えるメシ
ル化、IVa(38)を与えるアジド交換およびIVa(3
9)を与える還元)して、化合物IVa(39)のアミノ
官能に変換することができる。(8)およびIVa(2
7)からのようにして、マレイミドをアミンIVa(3
9)から製造することができる。
当な溶剤(例えばテトラヒドロフラン、エーテルまたは
ジクロロメタン)中でテトラブチルアンモニウムフルオ
ライドを使用して選択的に開裂することができる。この
ようにして得られた誘導体IVa(36)の第1アルコー
ル官能は、記載したように(IVa(37)を与えるメシ
ル化、IVa(38)を与えるアジド交換およびIVa(3
9)を与える還元)して、化合物IVa(39)のアミノ
官能に変換することができる。(8)およびIVa(2
7)からのようにして、マレイミドをアミンIVa(3
9)から製造することができる。
【0059】酸性条件下(例えばトリフルオロ酢酸中ま
たはトリフルオロ酢酸/水混合物中)におけるt−ブチ
ルエステル(40)の加水分解により、化合物I(4
1)が得られる。上述した反応は、反応スキーム6aに
要約される通りである。
たはトリフルオロ酢酸/水混合物中)におけるt−ブチ
ルエステル(40)の加水分解により、化合物I(4
1)が得られる。上述した反応は、反応スキーム6aに
要約される通りである。
【0060】反応スキーム6a
【化27】
【0061】反応スキーム6aの続き
【化28】
【0062】反応スキーム6aの続き
【化29】
【0063】同様に、Yが−O−でありそしてZがアル
キレンまたはアルアルキレンである化合物(42)を反
応させて、AがCH2=C(R1)−R2−である化合物
I(48)を得ることができる。
キレンまたはアルアルキレンである化合物(42)を反
応させて、AがCH2=C(R1)−R2−である化合物
I(48)を得ることができる。
【0064】化合物(42)を、70〜130℃の上昇
した温度で、他の溶剤を使用することなしに適当な塩基
(トリエチルアミンまたはHuenig塩基)の存在下におい
て、臭化ベンジルで選択的にベンジル化することができ
る。このようにして得られた化合物IVa(43)は、反
応順(33)−IVa(35)と同様にして、t−ブチル
エステルIVa(45)に変換する。型IVa(45)の化
合物のベンジルエーテル官能は、例えばメタノール、酢
酸エチルまたはテトラヒドロフランのような適当な溶剤
中で、例えばパラジウム付炭素、パラジウムまたは白金
のような触媒の存在下水素を使用して開裂して、化合物
IVa(46)のようなアルコールを得る。型IVa(4
6)のアルコールは、すでに記載した方法〔化合物IVa
(36)−IVa(39)または(3)−(6)〕によ
り、例えば化合物IVa(47)のようなアミノ誘導体に
変換することができる。適当な活性化アクリル酸誘導体
との反応により、型I(48)のアクリルアミドを得る
ことができる。この反応順序は、反応スキーム6bに要
約される。
した温度で、他の溶剤を使用することなしに適当な塩基
(トリエチルアミンまたはHuenig塩基)の存在下におい
て、臭化ベンジルで選択的にベンジル化することができ
る。このようにして得られた化合物IVa(43)は、反
応順(33)−IVa(35)と同様にして、t−ブチル
エステルIVa(45)に変換する。型IVa(45)の化
合物のベンジルエーテル官能は、例えばメタノール、酢
酸エチルまたはテトラヒドロフランのような適当な溶剤
中で、例えばパラジウム付炭素、パラジウムまたは白金
のような触媒の存在下水素を使用して開裂して、化合物
IVa(46)のようなアルコールを得る。型IVa(4
6)のアルコールは、すでに記載した方法〔化合物IVa
(36)−IVa(39)または(3)−(6)〕によ
り、例えば化合物IVa(47)のようなアミノ誘導体に
変換することができる。適当な活性化アクリル酸誘導体
との反応により、型I(48)のアクリルアミドを得る
ことができる。この反応順序は、反応スキーム6bに要
約される。
【0065】反応スキーム6b
【化30】
【0066】反応スキーム6bの続き
【化31】
【0067】(7) Yが−NR′−C(O)−であり
そしてAが
そしてAが
【化32】 である式Iの化合物は、次のようにして製造することが
できる。
できる。
【0068】アクリル酸の直接的な結合に対しては、ア
ミン(49)を、すでに記載した方法により活性化アク
リル酸と反応させて、型I(50)の生成物を得る。基
Xを導入するために、活性化形態のω−ハロカルボン
酸、例えば6−ブロモ−ヘキサノイルクロライドを、同
じ上述した条件下でアミン(49)と反応させて、型IV
a(51)の化合物を得ることができる。求核性置換に
よって、70〜130℃の温度でジメチルホルムアミド
またはジメチルスルホキシド中においてハロゲン原子を
ナトリウムアジドのようなアルカリ金属アジドで置換す
る。
ミン(49)を、すでに記載した方法により活性化アク
リル酸と反応させて、型I(50)の生成物を得る。基
Xを導入するために、活性化形態のω−ハロカルボン
酸、例えば6−ブロモ−ヘキサノイルクロライドを、同
じ上述した条件下でアミン(49)と反応させて、型IV
a(51)の化合物を得ることができる。求核性置換に
よって、70〜130℃の温度でジメチルホルムアミド
またはジメチルスルホキシド中においてハロゲン原子を
ナトリウムアジドのようなアルカリ金属アジドで置換す
る。
【0069】型IVa(52)の得られたアジド化合物
は、触媒(パラジウム付炭素、パラジウムまたはラネー
ニッケル)の存在下水素で水素添加することにより、ま
たは、テトラヒドロフランのような適当な溶剤中で室温
で、トリブチルホスフィンまたはトリフェニルホスフィ
ンで還元することにより、還元してアミンを得る。アク
リルアミドI(54)は、I(50)に対して記載した
方法によりアミンIVa(53)から製造することができ
る。上述した反応は、反応スキーム7に要約される。
は、触媒(パラジウム付炭素、パラジウムまたはラネー
ニッケル)の存在下水素で水素添加することにより、ま
たは、テトラヒドロフランのような適当な溶剤中で室温
で、トリブチルホスフィンまたはトリフェニルホスフィ
ンで還元することにより、還元してアミンを得る。アク
リルアミドI(54)は、I(50)に対して記載した
方法によりアミンIVa(53)から製造することができ
る。上述した反応は、反応スキーム7に要約される。
【0070】反応スキーム7:
【化33】
【0071】反応スキーム7の続き
【化34】
【0072】(8) O=Oであり、Zがアルキレンま
たはアルアルキレンであり、AがCH2=C(R1)−R
2−(式中、R2は単一結合である)でありそして
たはアルアルキレンであり、AがCH2=C(R1)−R
2−(式中、R2は単一結合である)でありそして
【化35】 が遊離酸、アルカリ金属塩または塩基により加水分解で
きるエステルである式Iの化合物は、次のようにして製
造することができる。
きるエステルである式Iの化合物は、次のようにして製
造することができる。
【0073】3−ケト胆汁酸誘導体(55)を、保護さ
れたω−ヒドロキシハロアルカンから誘導されたグリニ
ヤール化合物と反応させる。例えば、20〜70℃の温
度でエーテルまたはテトラヒドロフラン中において、ト
リメチルシリルオキシプロピルマグネシウムブロマイド
を化合物(55)に加える。それから、ジアステレオマ
ー混合物IVa(56)が約3:1の比で得られそしてク
ロマトグラフィーにより分離することができる。シリル
保護基は、0〜40℃でテトラヒドロフランまたはエー
テル中でテトラブチルアンモニウムフルオライドを使用
して脱保護しアルコールIVa(57)を形成させること
ができる。
れたω−ヒドロキシハロアルカンから誘導されたグリニ
ヤール化合物と反応させる。例えば、20〜70℃の温
度でエーテルまたはテトラヒドロフラン中において、ト
リメチルシリルオキシプロピルマグネシウムブロマイド
を化合物(55)に加える。それから、ジアステレオマ
ー混合物IVa(56)が約3:1の比で得られそしてク
ロマトグラフィーにより分離することができる。シリル
保護基は、0〜40℃でテトラヒドロフランまたはエー
テル中でテトラブチルアンモニウムフルオライドを使用
して脱保護しアルコールIVa(57)を形成させること
ができる。
【0074】またすでに重合性二重結合を含有するX基
を導入することができる。ケトン(55)を、ω−ビニ
ルアルキルマグネシウムブロマイドまたはそれから製造
することのできるビニルアルキルマグネシウムアイオダ
イド化合物と反応させることができる。例えば、グリニ
ヤール反応に対して上述した条件下において、ビニルマ
グネシウムブロマイドおよびケトン(55)から、約
5:1の比のビニル化合物IVa(58)のクロマトグラ
フィー的に分離できるジアステレオマー混合物を得るこ
とができる。同じ反応条件下において、ケトン(55)
とブテニルマグネシウムアイオダイドとの反応によっ
て、10:1より大なる比の化合物IVa(59)を得る
こともできる。
を導入することができる。ケトン(55)を、ω−ビニ
ルアルキルマグネシウムブロマイドまたはそれから製造
することのできるビニルアルキルマグネシウムアイオダ
イド化合物と反応させることができる。例えば、グリニ
ヤール反応に対して上述した条件下において、ビニルマ
グネシウムブロマイドおよびケトン(55)から、約
5:1の比のビニル化合物IVa(58)のクロマトグラ
フィー的に分離できるジアステレオマー混合物を得るこ
とができる。同じ反応条件下において、ケトン(55)
とブテニルマグネシウムアイオダイドとの反応によっ
て、10:1より大なる比の化合物IVa(59)を得る
こともできる。
【0075】これらの重合性化合物は、また、反応させ
て他の重要な合成成分を得ることができる。例えば、化
合物IVa(59)の二重結合は、−10〜40℃で例え
ばテトラヒドロフランのような溶剤中でボランまたは9
−ボラビシクロナンでヒドロ硼素化することによって、
型IVa(57)の化合物に相当するヒドロキシ化合物IV
a(60)に変換することができる。上述した反応は、
反応スキーム8に要約される。
て他の重要な合成成分を得ることができる。例えば、化
合物IVa(59)の二重結合は、−10〜40℃で例え
ばテトラヒドロフランのような溶剤中でボランまたは9
−ボラビシクロナンでヒドロ硼素化することによって、
型IVa(57)の化合物に相当するヒドロキシ化合物IV
a(60)に変換することができる。上述した反応は、
反応スキーム8に要約される。
【0076】反応スキーム8
【化36】
【0077】反応スキーム8の続き
【化37】
【0078】(9) Zがアルキレン(少なくとも1個
のメチレン基は−NR′−C(O)−NR″−により置
換されている)である式Iの化合物は、また、型(8)
のアミノ化合物のように、重合性基を含有するイソシア
ネートと反応させて所望の胆汁酸誘導体を得ることがで
きる。例えば、イソシアネート(61)を、−10〜3
0℃の温度で例えばジクロロメタン、トリクロロメタン
またはテトラヒドロフランのような適当な溶剤中で、ア
ミン(8)と反応させる場合は、化合物I(62)が得
られる。エタノール/水中における水酸化ナトリウムに
よるメチルエステル官能の塩基性加水分解によって、遊
離カルボン酸I(63)が得られる。
のメチレン基は−NR′−C(O)−NR″−により置
換されている)である式Iの化合物は、また、型(8)
のアミノ化合物のように、重合性基を含有するイソシア
ネートと反応させて所望の胆汁酸誘導体を得ることがで
きる。例えば、イソシアネート(61)を、−10〜3
0℃の温度で例えばジクロロメタン、トリクロロメタン
またはテトラヒドロフランのような適当な溶剤中で、ア
ミン(8)と反応させる場合は、化合物I(62)が得
られる。エタノール/水中における水酸化ナトリウムに
よるメチルエステル官能の塩基性加水分解によって、遊
離カルボン酸I(63)が得られる。
【0079】同じ方法によって、アミン(64)とイソ
シアネート(61)との反応によって、官能基が胆汁酸
の7−位に結合している化合物(I)(65)が得られ
る。上述した反応は、反応スキーム9に要約される。
シアネート(61)との反応によって、官能基が胆汁酸
の7−位に結合している化合物(I)(65)が得られ
る。上述した反応は、反応スキーム9に要約される。
【0080】反応スキーム9
【化38】
【0081】実施例1
【化39】 (1)100g(0.205モル)を、1,6−ヘキサン
ジオール570gおよびピリジン120mlの混合物に加
えそしてそれを45分100℃に加熱する。混合物を1
00℃で3時間撹拌し、冷却し、水2.5リットル中の
濃硫酸120mlで処理しそして室温で1時間撹拌する。
それを、酢酸エチルで数回抽出しそして有機相を乾燥し
そして濃縮する。残留物を、(a)明確なアルカリ性反
応があるまで2N NaOHを添加してそしてそれから
(b)半−濃厚なHClを使用してpH2〜3に酸性にし
た後、抽出器中で水/エーテルで処理する。(b)で得
られた有機相を、濃縮しそしてクロマトグラフィー(S
iO2,酢酸エチル)により精製する。 収量:(2)42g(40%) MS(FAB,3−NBA,LiCl):515(M+
Li+)
ジオール570gおよびピリジン120mlの混合物に加
えそしてそれを45分100℃に加熱する。混合物を1
00℃で3時間撹拌し、冷却し、水2.5リットル中の
濃硫酸120mlで処理しそして室温で1時間撹拌する。
それを、酢酸エチルで数回抽出しそして有機相を乾燥し
そして濃縮する。残留物を、(a)明確なアルカリ性反
応があるまで2N NaOHを添加してそしてそれから
(b)半−濃厚なHClを使用してpH2〜3に酸性にし
た後、抽出器中で水/エーテルで処理する。(b)で得
られた有機相を、濃縮しそしてクロマトグラフィー(S
iO2,酢酸エチル)により精製する。 収量:(2)42g(40%) MS(FAB,3−NBA,LiCl):515(M+
Li+)
【0082】実施例2
【化40】 乾燥メタノール400mlを、冷却しながら、塩化アセチ
ル40mlで滴加処理する。室温で1時間後に、メタノー
ル70mlに溶解した(2)40g(78.6ミリモル)
を加えそして混合物を室温で1時間撹拌しそして冷蔵庫
中で一夜放置する。それを氷水2リットルに注加し、飽
和炭酸水素塩溶液で中和しそしてエーテルを使用して数
回抽出する。有機相を乾燥し、濃縮しそして残留物を、
クロマトグラフィー(SiO2,酢酸エチル/ヘプタン
=4:1)により精製する。(3)31.5g(77
%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):529(M+
Li+)
ル40mlで滴加処理する。室温で1時間後に、メタノー
ル70mlに溶解した(2)40g(78.6ミリモル)
を加えそして混合物を室温で1時間撹拌しそして冷蔵庫
中で一夜放置する。それを氷水2リットルに注加し、飽
和炭酸水素塩溶液で中和しそしてエーテルを使用して数
回抽出する。有機相を乾燥し、濃縮しそして残留物を、
クロマトグラフィー(SiO2,酢酸エチル/ヘプタン
=4:1)により精製する。(3)31.5g(77
%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):529(M+
Li+)
【0083】実施例3a
【化41】 氷冷しながら、塩化アセチル2mlを、無水エタノール2
0mlに滴加する。5分後に、(2)2.0g(3.93ミ
リモル)を加える。反応混合物を、室温で一夜撹拌す
る。それを水50mlに加えそしてエーテルを使用して3
回抽出する。合した有機相を飽和NaHCO3溶液で洗
浄し、MgSO4で乾燥しそして濃縮する。シリカゲル
上でクロマトグラフィー処理(酢酸エチル、そしてまた
酢酸エチル/メタノール=9:1)して、エチルエステ
ル1.9g(3.54ミリモル,90%)を得た。 C32H56O6(536),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):543(M+Li+)。
0mlに滴加する。5分後に、(2)2.0g(3.93ミ
リモル)を加える。反応混合物を、室温で一夜撹拌す
る。それを水50mlに加えそしてエーテルを使用して3
回抽出する。合した有機相を飽和NaHCO3溶液で洗
浄し、MgSO4で乾燥しそして濃縮する。シリカゲル
上でクロマトグラフィー処理(酢酸エチル、そしてまた
酢酸エチル/メタノール=9:1)して、エチルエステ
ル1.9g(3.54ミリモル,90%)を得た。 C32H56O6(536),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):543(M+Li+)。
【0084】実施例3b
【化42】 実施例3aに対して記載した方法によって、(2)2.
0g(3.93ミリモル)、n−プロパノール20mlお
よび塩化アセチル2mlから出発して、n−プロピルエス
テル1.8g(3.27ミリモル,83%)を得た。 C33H58O6(550),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):557(M+Li+)。
0g(3.93ミリモル)、n−プロパノール20mlお
よび塩化アセチル2mlから出発して、n−プロピルエス
テル1.8g(3.27ミリモル,83%)を得た。 C33H58O6(550),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):557(M+Li+)。
【0085】実施例3c
【化43】 実施例3aに対して記載した方法によって、(2)2.
0g(3.93ミリモル)、i−プロパノール30mlお
よび塩化アセチル2mlから出発して、i−プロピルエス
テル1.73g(3.14ミリモル,80%)を製造し
た。 C33H58O6(550),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):557(M+Li+)。
0g(3.93ミリモル)、i−プロパノール30mlお
よび塩化アセチル2mlから出発して、i−プロピルエス
テル1.73g(3.14ミリモル,80%)を製造し
た。 C33H58O6(550),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):557(M+Li+)。
【0086】実施例3d
【化44】 実施例3aに対して記載した方法によって、(2)2.
0g(3.93ミリモル)、n−ブタノール30mlおよ
び塩化アセチル3mlから出発して、n−ブチルエステル
2.1g(3.72ミリモル,95%)を製造した。 C34H60O6(564),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):571(M+Li+)。
0g(3.93ミリモル)、n−ブタノール30mlおよ
び塩化アセチル3mlから出発して、n−ブチルエステル
2.1g(3.72ミリモル,95%)を製造した。 C34H60O6(564),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):571(M+Li+)。
【0087】実施例4
【化45】 (3)30g(57.4ミリモル)を、乾燥ピリジン1
50ml中で0℃に冷却しそして2〜3時間の間に、薄層
クロマトグラフィーにより検査しながら、塩化メタンス
ルホニル8.3mlで少量づつ加えながら処理する。反応
の完了後、混合物を、氷冷しながら水1.5リットル中
の濃H2SO4 120mlに加えそして酢酸エチルと一緒
に数回振盪する。有機相を乾燥し、濃縮しそして残留物
をクロマトグラフィー(SiO2,酢酸エチル)により
精製する。 収量:(4)31.4g(91%) MS(FAB,3−NBA,LiCl):607(M+
Li+)
50ml中で0℃に冷却しそして2〜3時間の間に、薄層
クロマトグラフィーにより検査しながら、塩化メタンス
ルホニル8.3mlで少量づつ加えながら処理する。反応
の完了後、混合物を、氷冷しながら水1.5リットル中
の濃H2SO4 120mlに加えそして酢酸エチルと一緒
に数回振盪する。有機相を乾燥し、濃縮しそして残留物
をクロマトグラフィー(SiO2,酢酸エチル)により
精製する。 収量:(4)31.4g(91%) MS(FAB,3−NBA,LiCl):607(M+
Li+)
【0088】実施例5
【化46】 (4)32.6g(54.2ミリモル)を、アルゴン下
で、ジメチルホルムアミド800ml中でナトリウムアジ
ド4.6gで処理しそして混合物を80℃で2時間加熱
する。それを、室温で一夜放置し、水1リットルに注加
しそして酢酸エチルで数回抽出する。有機相を乾燥しそ
して濃縮する。残留物を水で処理しそしてエーテルで数
回抽出する。乾燥しそして溶剤を除去した後、(5)2
6gを得た。このものは、粗製生成物として使用するこ
とができる。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):554(M+
Li+)
で、ジメチルホルムアミド800ml中でナトリウムアジ
ド4.6gで処理しそして混合物を80℃で2時間加熱
する。それを、室温で一夜放置し、水1リットルに注加
しそして酢酸エチルで数回抽出する。有機相を乾燥しそ
して濃縮する。残留物を水で処理しそしてエーテルで数
回抽出する。乾燥しそして溶剤を除去した後、(5)2
6gを得た。このものは、粗製生成物として使用するこ
とができる。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):554(M+
Li+)
【0089】実施例6a
【化47】 粗製生成物(5)25.9gを、酢酸エチル500mlに
溶解しそして振盪ズック中でパラジウム/炭素(10
%)5gで水素添加する。反応が完了した後、固体を吸
引濾去し、濾液を濃縮しそして残留物をカラムクロマト
グラフィー(SiO2,酢酸エチル)により精製する。I
Va(6a)17.1g((4)を基にして61%)が得
られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):524(M+
Li+)
溶解しそして振盪ズック中でパラジウム/炭素(10
%)5gで水素添加する。反応が完了した後、固体を吸
引濾去し、濾液を濃縮しそして残留物をカラムクロマト
グラフィー(SiO2,酢酸エチル)により精製する。I
Va(6a)17.1g((4)を基にして61%)が得
られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):524(M+
Li+)
【0090】実施例6b
【化48】 IVa(6a)17g(32.8ミリモル)を、メタノー
ル500ml+濃アンモニア水約50mlに溶解しそして溶
液を5%ロジウム付Al2O3 4gで処理しそして室温
でH2 20バールで水素添加する。反応が完了した後、
固体を吸引濾去し、濾液を濃縮しそして残留物を、クロ
マトグラフィー(SiO2,CH2Cl2/MeOH/濃
NH3=100:10:5)により精製する。(6)1
2.7g(74%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):528(M+
Li+),522(M+H+) (6)は、また、上述した条件下でロジウム付Al2O3
上で水素添加することにより、粗製生成物(5)から直
接製造することもできる。粗製生成物(5)20gから
出発して(6)9.6g((4)を基にして42%)が得
られた。
ル500ml+濃アンモニア水約50mlに溶解しそして溶
液を5%ロジウム付Al2O3 4gで処理しそして室温
でH2 20バールで水素添加する。反応が完了した後、
固体を吸引濾去し、濾液を濃縮しそして残留物を、クロ
マトグラフィー(SiO2,CH2Cl2/MeOH/濃
NH3=100:10:5)により精製する。(6)1
2.7g(74%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):528(M+
Li+),522(M+H+) (6)は、また、上述した条件下でロジウム付Al2O3
上で水素添加することにより、粗製生成物(5)から直
接製造することもできる。粗製生成物(5)20gから
出発して(6)9.6g((4)を基にして42%)が得
られた。
【0091】実施例7
【化49】 (6)4.5g(8.6ミリモル)およびトリエチルアミ
ン1.4mlを、−8℃〜−4℃で、乾燥CH2Cl2 20
0ml中でCH2Cl2 10ml中の塩化アクリロイル1ml
で滴加処理する。0℃で1時間そして室温で1時間後
に、混合物を水に注加しそしてCH2Cl2で抽出しそし
て有機相を洗浄し、乾燥しそして濃縮する。クロマトグ
ラフィー処理(SiO2,酢酸エチル)後、I(7)3.
5g(70.5%)を得た。融点:125℃。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):562(M+
Li+)
ン1.4mlを、−8℃〜−4℃で、乾燥CH2Cl2 20
0ml中でCH2Cl2 10ml中の塩化アクリロイル1ml
で滴加処理する。0℃で1時間そして室温で1時間後
に、混合物を水に注加しそしてCH2Cl2で抽出しそし
て有機相を洗浄し、乾燥しそして濃縮する。クロマトグ
ラフィー処理(SiO2,酢酸エチル)後、I(7)3.
5g(70.5%)を得た。融点:125℃。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):562(M+
Li+)
【0092】実施例8
【化50】 (8)1.91g(4.1ミリモル)を、トリエチルアミ
ン0.61mlおよびヒドロキノン30mgと一緒に、精製
された酢酸エチル200mlに溶解する。エチル1,2−
ジヒドロ−2−エトキシキノリン−1−カルボキシレー
ト(EEDQ)1.1gおよび(9)572mgを、この
溶液に加えそしてそれを、薄層クロマトグラフィーによ
り検査しながら、数時間加熱還流する。反応が完了した
後、混合物を酢酸エチル200mlでうすめ、そしてKH
SO4溶液および水で洗浄する。有機相を乾燥しそして
濃縮する。残留物のクロマトグラフィー処理(Si
O2,酢酸エチル/MeOH=10:1)によって、I
(10)1.2g(50%)を得た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):597(M+
Li+)
ン0.61mlおよびヒドロキノン30mgと一緒に、精製
された酢酸エチル200mlに溶解する。エチル1,2−
ジヒドロ−2−エトキシキノリン−1−カルボキシレー
ト(EEDQ)1.1gおよび(9)572mgを、この
溶液に加えそしてそれを、薄層クロマトグラフィーによ
り検査しながら、数時間加熱還流する。反応が完了した
後、混合物を酢酸エチル200mlでうすめ、そしてKH
SO4溶液および水で洗浄する。有機相を乾燥しそして
濃縮する。残留物のクロマトグラフィー処理(Si
O2,酢酸エチル/MeOH=10:1)によって、I
(10)1.2g(50%)を得た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):597(M+
Li+)
【0093】実施例9
【化51】 60%水素化ナトリウム懸濁液4.4gを、アルゴン下
で冷却しながら、乾燥メタノール250mlに導入する。
ジエチルシアノメチルホスホネート(12)18ml
(0.11モル)を、この混合物に滴加しそしてそれを
室温で1時間撹拌する。それからメタノール450ml中
の(11)42g(0.1モル)を滴加しそして混合物
を室温で2時間撹拌する。反応混合物を冷時濃縮しそし
て残留物をCH2Cl2および水の間に分配する。分離し
た水性相をCH2Cl2を使用して数回抽出する。有機相
を乾燥しそして濃縮しそして残った残留物をクロマトグ
ラフィー(SiO,酢酸エチル/シクロヘキサン=1:
1)により精製する。IVa(13)34.5g(78
%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):450(M+
Li+)
で冷却しながら、乾燥メタノール250mlに導入する。
ジエチルシアノメチルホスホネート(12)18ml
(0.11モル)を、この混合物に滴加しそしてそれを
室温で1時間撹拌する。それからメタノール450ml中
の(11)42g(0.1モル)を滴加しそして混合物
を室温で2時間撹拌する。反応混合物を冷時濃縮しそし
て残留物をCH2Cl2および水の間に分配する。分離し
た水性相をCH2Cl2を使用して数回抽出する。有機相
を乾燥しそして濃縮しそして残った残留物をクロマトグ
ラフィー(SiO,酢酸エチル/シクロヘキサン=1:
1)により精製する。IVa(13)34.5g(78
%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):450(M+
Li+)
【0094】実施例10
【化52】 IVa(13)35g(78.8モル)を、メタノール1.
2リットルに溶解しそして振盪ズック中で10%パラジ
ウム/炭素5gを使用して水素添加する。濾過、濃縮お
よびクロマトグラフィー(SiO2,酢酸エチル/シク
ロヘキサン=4:1)後、IVa(14)33.5g(9
5%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):452(M+
Li+) この生成物において、IVa(15)〔(a)および
(b)により製造された〕の分析によれば、3α−異性
体が比≧95:5において主である。
2リットルに溶解しそして振盪ズック中で10%パラジ
ウム/炭素5gを使用して水素添加する。濾過、濃縮お
よびクロマトグラフィー(SiO2,酢酸エチル/シク
ロヘキサン=4:1)後、IVa(14)33.5g(9
5%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):452(M+
Li+) この生成物において、IVa(15)〔(a)および
(b)により製造された〕の分析によれば、3α−異性
体が比≧95:5において主である。
【0095】実施例11
【化53】 (a) IVa(14)15g(33.8ミリモル)を、
メタノール800mlおよび濃水性アンモニア10ml中に
おいて、室温および20〜25バールの水素下で、5%
ロジウム付Al2O3 4gを使用して24時間水素添加
する。濾過、濃縮および残留物のクロマトグラフィー処
理後、約1:1の3α/3β−異性体混合物としてIVa
(15)12.5g(81%)が得られた。立体異性体
は、カラムクロマトグラフィー(SiO2,CH2Cl2
/MeOH/濃水性NH3=100:15:5)により
分離される。
メタノール800mlおよび濃水性アンモニア10ml中に
おいて、室温および20〜25バールの水素下で、5%
ロジウム付Al2O3 4gを使用して24時間水素添加
する。濾過、濃縮および残留物のクロマトグラフィー処
理後、約1:1の3α/3β−異性体混合物としてIVa
(15)12.5g(81%)が得られた。立体異性体
は、カラムクロマトグラフィー(SiO2,CH2Cl2
/MeOH/濃水性NH3=100:15:5)により
分離される。
【0096】(b) IVa(14)33g(74ミリモ
ル)を、メタノール1.6mlおよび濃水性アンモニア2
0ml中において、室温および20バールの水素下で、5
%ロジウム付Al2O3 8gを使用して24時間水素添
加する。濾過、濃縮およびクロマトグラフィー処理(S
iO2,CH2Cl2/MeOH/濃水性NH3=100:
15:5)後、低い極性の3β−IVa(15)0.9g
(2.7%)および極性の3α−異性体IVa(15)2
8.8g(86.5%)〔3α/3β=97:3〕が得ら
れた。
ル)を、メタノール1.6mlおよび濃水性アンモニア2
0ml中において、室温および20バールの水素下で、5
%ロジウム付Al2O3 8gを使用して24時間水素添
加する。濾過、濃縮およびクロマトグラフィー処理(S
iO2,CH2Cl2/MeOH/濃水性NH3=100:
15:5)後、低い極性の3β−IVa(15)0.9g
(2.7%)および極性の3α−異性体IVa(15)2
8.8g(86.5%)〔3α/3β=97:3〕が得ら
れた。
【0097】実施例12
【化54】 IVa(15)1.4g(3.1ミリモル)を、THF 1
50ml中においてトリエチルアミン0.45ml、ヒドロ
キノン20gおよびEEDQ 850mgと一緒に、4時
間加熱還流する。溶剤の大部分を、真空中で除去しそし
て混合物を酢酸エチルでうすめそしてKHSO4溶液お
よび水で洗浄する。有機相を乾燥し、濃縮しそしてクロ
マトグラフィー(SiO2,酢酸エチル/MeOH=1
0:1)により精製する。I(16)1.2g(67
%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):581(M+
Li+)
50ml中においてトリエチルアミン0.45ml、ヒドロ
キノン20gおよびEEDQ 850mgと一緒に、4時
間加熱還流する。溶剤の大部分を、真空中で除去しそし
て混合物を酢酸エチルでうすめそしてKHSO4溶液お
よび水で洗浄する。有機相を乾燥し、濃縮しそしてクロ
マトグラフィー(SiO2,酢酸エチル/MeOH=1
0:1)により精製する。I(16)1.2g(67
%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):581(M+
Li+)
【0098】実施例13
【化55】 キノリンおよび亜麻仁油上で新たに蒸留した塩化チオニ
ル40mlを、乾燥トルエン400ml中の(17)20g
(40.5ミリモル)に加えそして混合物を、アルゴン
下80℃で4時間加熱する。トルエンと一緒に数回蒸留
することによってもっとも大なる可能な程度に過剰のS
OCl2を除去し、残留物を乾燥CH2Cl2 100mlに
とりそして溶液を、0℃で、第3ブタノール100ml、
CH2CH2 100mlおよびピリジン4mlの混合物に加
える。それを、室温で2時間撹拌しそしてそれから水中
に注加しそして有機相を分離した後CH2Cl2を使用し
て抽出しそして乾燥および濃縮後、クロマトグラフィー
(SiO2,CH2Cl2/酢酸エチル=4:1)により
精製する。(18)18.1g(81%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):555(M+
Li+)
ル40mlを、乾燥トルエン400ml中の(17)20g
(40.5ミリモル)に加えそして混合物を、アルゴン
下80℃で4時間加熱する。トルエンと一緒に数回蒸留
することによってもっとも大なる可能な程度に過剰のS
OCl2を除去し、残留物を乾燥CH2Cl2 100mlに
とりそして溶液を、0℃で、第3ブタノール100ml、
CH2CH2 100mlおよびピリジン4mlの混合物に加
える。それを、室温で2時間撹拌しそしてそれから水中
に注加しそして有機相を分離した後CH2Cl2を使用し
て抽出しそして乾燥および濃縮後、クロマトグラフィー
(SiO2,CH2Cl2/酢酸エチル=4:1)により
精製する。(18)18.1g(81%)が得られた。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):555(M+
Li+)
【0099】実施例14
【化56】 (18)18g(32.8ミリモル)を、ジオキサン2
50mlおよび2N NaOH 100ml中において蒸気浴
上で10分加熱する。それから、混合物を真空濃縮して
約1/2となしそしてCH2Cl2 400mlおよび水で相が
分離するまで処理する。有機相の分離、CH2Cl2によ
る抽出、乾燥および濃縮後、残留物をカラム濾過により
精製する。IVa(19)14.8g(97%)が得られ
た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):471(M+
Li+)
50mlおよび2N NaOH 100ml中において蒸気浴
上で10分加熱する。それから、混合物を真空濃縮して
約1/2となしそしてCH2Cl2 400mlおよび水で相が
分離するまで処理する。有機相の分離、CH2Cl2によ
る抽出、乾燥および濃縮後、残留物をカラム濾過により
精製する。IVa(19)14.8g(97%)が得られ
た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):471(M+
Li+)
【0100】実施例15
【化57】 乾燥トルエン20ml中の(20)2g(4.3ミリモ
ル)を、塩化オキザリル4mlで処理しそして混合物を8
0℃で4時間撹拌する。それから、過剰の塩化オキザリ
ルをトルエン(2度添加)と一緒に蒸留することにより
除去しそして残留物を乾燥CH2Cl2 20mlにとる。
この溶液を0℃で、CH2Cl2 10ml、第3ブタノー
ル10mlおよびピリジン0.4mlの混合物に加える。室
温で2時間後に、それを水で処理し、有機相を分離し、
抽出し、乾燥し次に濃縮しそして残留物をクロマトグラ
フィー(SiO2,CH2Cl2/アセトン=10:1)
により精製する。 収量:I(21)1.43g(64%) MS(FAB,3−NBA,LiCl):525(M+
Li+)
ル)を、塩化オキザリル4mlで処理しそして混合物を8
0℃で4時間撹拌する。それから、過剰の塩化オキザリ
ルをトルエン(2度添加)と一緒に蒸留することにより
除去しそして残留物を乾燥CH2Cl2 20mlにとる。
この溶液を0℃で、CH2Cl2 10ml、第3ブタノー
ル10mlおよびピリジン0.4mlの混合物に加える。室
温で2時間後に、それを水で処理し、有機相を分離し、
抽出し、乾燥し次に濃縮しそして残留物をクロマトグラ
フィー(SiO2,CH2Cl2/アセトン=10:1)
により精製する。 収量:I(21)1.43g(64%) MS(FAB,3−NBA,LiCl):525(M+
Li+)
【0101】実施例16
【化58】 I(21)15g(32.3ミリモル)およびアルミニ
ウム第3ブトキシド20gを、アルゴン下乾燥トルエン
450mlおよび乾燥アセトン190mlの混合物中で28
時間加熱還流する。冷却後、混合物を、冷却しながら、
2N H2SO4300mlに注加しそしてエーテルで3回
抽出する。有機相を、2N H2SO4で2回、水で2
回、飽和NaHCO3溶液で2回そして再び水で洗浄し
そして乾燥および濃縮する。カラムクロマトグラフィー
処理(SiO2,CH2Cl2/アセトン=4:1)する
ことによって、(22)9.7g(65%)を得た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):469(M+
Li+)
ウム第3ブトキシド20gを、アルゴン下乾燥トルエン
450mlおよび乾燥アセトン190mlの混合物中で28
時間加熱還流する。冷却後、混合物を、冷却しながら、
2N H2SO4300mlに注加しそしてエーテルで3回
抽出する。有機相を、2N H2SO4で2回、水で2
回、飽和NaHCO3溶液で2回そして再び水で洗浄し
そして乾燥および濃縮する。カラムクロマトグラフィー
処理(SiO2,CH2Cl2/アセトン=4:1)する
ことによって、(22)9.7g(65%)を得た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):469(M+
Li+)
【0102】実施例17
【化59】 実施例26に記載した方法によって、(3)から出発し
て、化合物(2)を製造した。 (2)5.1g(0.01モル)を、90%ギ酸25mlお
よび60%過塩素酸8滴中で、55〜60℃で1.5時
間加熱する。40℃に冷却した後、酢酸無水物15ml
を、ガスのはっきりした発生が起るまで(濃度は40℃
から50℃に上昇する)、滴加する。この溶液を、室温
に冷却しそしてはげしく撹拌しながら、水200mlに注
加しそして生成物をジクロロメタンを使用して抽出す
る。乾燥および蒸発およびCH3OH/H2Oからの残留
物の再結晶化後、IVa(23)5.44g(92%)を
得た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):599(M+
Li+)
て、化合物(2)を製造した。 (2)5.1g(0.01モル)を、90%ギ酸25mlお
よび60%過塩素酸8滴中で、55〜60℃で1.5時
間加熱する。40℃に冷却した後、酢酸無水物15ml
を、ガスのはっきりした発生が起るまで(濃度は40℃
から50℃に上昇する)、滴加する。この溶液を、室温
に冷却しそしてはげしく撹拌しながら、水200mlに注
加しそして生成物をジクロロメタンを使用して抽出す
る。乾燥および蒸発およびCH3OH/H2Oからの残留
物の再結晶化後、IVa(23)5.44g(92%)を
得た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):599(M+
Li+)
【0103】実施例18
【化60】 キノリンおよび亜麻仁油上で新らたに蒸留した塩化チオ
ニル8mlを、乾燥トルエン80ml中のIVa(23)4g
(6.75ミリモル)に加えそして混合物を、アルゴン
下で80℃で4時間加熱する。次に、過剰のSOCl2
をトルエンと一緒に留去しそして再び、2回トルエンを
加えそして蒸留することによってもっとも大なる可能な
程度にSOCl2を除去する。残留物を、乾燥CH2Cl
2 50mlにとりそしてこの溶液を0℃でCH2Cl2 4
0mlおよびピリジン0.8ml中の第3ブタノール20ml
の溶液に加える。室温で1時間貯蔵しそして一夜放置し
た後、混合物を水で処理し、そして分離後、有機相をC
H2Cl2を使用して数回抽出し、乾燥しそして濃縮す
る。粗製生成物を、クロマトグラフィー(SiO2,n
−ヘプタン/酢酸エチル=3:1)により精製する。 収量:IVa(24)3.8g(87%) MS(FAB,3−NBA,LiCl):655(M+
Li+)
ニル8mlを、乾燥トルエン80ml中のIVa(23)4g
(6.75ミリモル)に加えそして混合物を、アルゴン
下で80℃で4時間加熱する。次に、過剰のSOCl2
をトルエンと一緒に留去しそして再び、2回トルエンを
加えそして蒸留することによってもっとも大なる可能な
程度にSOCl2を除去する。残留物を、乾燥CH2Cl
2 50mlにとりそしてこの溶液を0℃でCH2Cl2 4
0mlおよびピリジン0.8ml中の第3ブタノール20ml
の溶液に加える。室温で1時間貯蔵しそして一夜放置し
た後、混合物を水で処理し、そして分離後、有機相をC
H2Cl2を使用して数回抽出し、乾燥しそして濃縮す
る。粗製生成物を、クロマトグラフィー(SiO2,n
−ヘプタン/酢酸エチル=3:1)により精製する。 収量:IVa(24)3.8g(87%) MS(FAB,3−NBA,LiCl):655(M+
Li+)
【0104】実施例19
【化61】 IVa(24)3.5g(5.4ミリモル)を、ジオキサン
50mlおよび2N NaOH 20mlに溶解しそして混合
物を蒸気浴上で10分加熱する。それを、CH2Cl2
100mlでうすめ、MgSO4を使用してざっと乾燥
し、濾過しそして濃縮し次に残留物をカラム濾過により
精製する。IVa(25)3.05g(93%)が得られ
た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):571(M+
Li+)
50mlおよび2N NaOH 20mlに溶解しそして混合
物を蒸気浴上で10分加熱する。それを、CH2Cl2
100mlでうすめ、MgSO4を使用してざっと乾燥
し、濾過しそして濃縮し次に残留物をカラム濾過により
精製する。IVa(25)3.05g(93%)が得られ
た。 MS(FAB,3−NBA,LiCl):571(M+
Li+)
【0105】実施例20
【化62】 メチルエステル(8)(EP−A−0,417,725)
3.0g(6.44ミリモル)およびテトラエトキシチタ
ニウム0.43g(1.88ミリモル)を、乾燥アリルア
ルコール50ml中で100℃で20時間撹拌する。反応
混合物を、真空中で濃縮する。残留物をシリカゲル上で
クロマトグラフィー処理(酢酸エチル/メタノール/ト
リエチルアミン=5:1:1)した後、アリルエステル
IVa(26)1.8g(3.66ミリモル,57%)が得
られた。 C29H49NO5(491),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):498(M+Li+)。
3.0g(6.44ミリモル)およびテトラエトキシチタ
ニウム0.43g(1.88ミリモル)を、乾燥アリルア
ルコール50ml中で100℃で20時間撹拌する。反応
混合物を、真空中で濃縮する。残留物をシリカゲル上で
クロマトグラフィー処理(酢酸エチル/メタノール/ト
リエチルアミン=5:1:1)した後、アリルエステル
IVa(26)1.8g(3.66ミリモル,57%)が得
られた。 C29H49NO5(491),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):498(M+Li+)。
【0106】実施例21
【化63】 メチルエステル(8)15.0g(32.21ミリモル)
およびテトラエトキシチタニウム2.28g(10ミリ
モル)を、乾燥ベンジルアルコール300ml中で100
℃で8時間撹拌する。反応混合物を真空中で濃縮する。
残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理(酢酸
エチル/メタノール/トリエチルアミン=5:1:1)
した後、ベンジルエステルIVa(27)10.0g(1
8.46ミリモル,57%)が得られた。 C33H51NO5(54),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):548(M+Li+)。
およびテトラエトキシチタニウム2.28g(10ミリ
モル)を、乾燥ベンジルアルコール300ml中で100
℃で8時間撹拌する。反応混合物を真空中で濃縮する。
残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理(酢酸
エチル/メタノール/トリエチルアミン=5:1:1)
した後、ベンジルエステルIVa(27)10.0g(1
8.46ミリモル,57%)が得られた。 C33H51NO5(54),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):548(M+Li+)。
【0107】実施例22
【化64】 IVa(27)540mg(1.00ミリモル)およびマレ
イン酸無水物147mg(1.50ミリモル)を、酢酸1
0mlに溶解しそして4時間還流下で加熱する。室温に冷
却した後、溶剤を真空中で除去する。粗製生成物をシリ
カゲル上でクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/メタ
ノール/トリエチルアミン=15:4:1)して、I
(29)490mg(0.79ミリモル,79%)を得
た。 C37H51NO7(621),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):628(M+Li+)。
イン酸無水物147mg(1.50ミリモル)を、酢酸1
0mlに溶解しそして4時間還流下で加熱する。室温に冷
却した後、溶剤を真空中で除去する。粗製生成物をシリ
カゲル上でクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/メタ
ノール/トリエチルアミン=15:4:1)して、I
(29)490mg(0.79ミリモル,79%)を得
た。 C37H51NO7(621),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):628(M+Li+)。
【0108】実施例23
【化65】 (8)460mg(1.00ミリモル)およびマレイン酸
無水物100mg(1.00ミリモル)を、酢酸10mlに
溶解しそして4時間還流下で加熱する。室温に冷却した
後、溶剤を真空中で除去する。シリカゲル上のクロマト
グラフィー処理によって、I(28)330mg(0.6
0ミリモル,61%)を得た。 C31H47NO7(545),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):552(M+Li+)。
無水物100mg(1.00ミリモル)を、酢酸10mlに
溶解しそして4時間還流下で加熱する。室温に冷却した
後、溶剤を真空中で除去する。シリカゲル上のクロマト
グラフィー処理によって、I(28)330mg(0.6
0ミリモル,61%)を得た。 C31H47NO7(545),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):552(M+Li+)。
【0109】実施例24
【化66】 THF 20ml中の塩化アクリロイル0.94ml(11.
57ミリモル)の溶液を、−30℃で、テトラヒドロフ
ラン80ml中の(8)5.0g(10.74ミリモル)お
よびトリエチルアミン1.8ml(12.9ミリモル)の溶
液に徐々に滴加する。−30℃で30分後に、混合物を
水に注加しそして酢酸エチルを使用して3回抽出する。
合した有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥しそして次に真
空濃縮する。残留物を、シリカゲル上でクロマトグラフ
ィー処理(酢酸エチル)して、I(30)3.2g(6.
16ミリモル,57%)を得た。 C30H49NO6(519),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):526(M+Li+)。
57ミリモル)の溶液を、−30℃で、テトラヒドロフ
ラン80ml中の(8)5.0g(10.74ミリモル)お
よびトリエチルアミン1.8ml(12.9ミリモル)の溶
液に徐々に滴加する。−30℃で30分後に、混合物を
水に注加しそして酢酸エチルを使用して3回抽出する。
合した有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥しそして次に真
空濃縮する。残留物を、シリカゲル上でクロマトグラフ
ィー処理(酢酸エチル)して、I(30)3.2g(6.
16ミリモル,57%)を得た。 C30H49NO6(519),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):526(M+Li+)。
【0110】実施例25
【化67】 I(30)500mg(0.96ミリモル)を、エタノー
ル50mlに溶解し、1N NaOH 5mlで処理しそして
室温で3時間撹拌する。水50mlを加え、アルコールを
真空蒸発し、残留物をHClで酸性にしそして混合物
を、酢酸エチルで3回抽出する。合した有機相を硫酸ナ
トリウム上で乾燥し次に蒸発する。シリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理(クロロホルム/メタノール 9:
1)して、I(31)280mg(0.55ミリモル,5
8%)を得た。 C29H47NO6(505),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):512(M+Li+)。
ル50mlに溶解し、1N NaOH 5mlで処理しそして
室温で3時間撹拌する。水50mlを加え、アルコールを
真空蒸発し、残留物をHClで酸性にしそして混合物
を、酢酸エチルで3回抽出する。合した有機相を硫酸ナ
トリウム上で乾燥し次に蒸発する。シリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理(クロロホルム/メタノール 9:
1)して、I(31)280mg(0.55ミリモル,5
8%)を得た。 C29H47NO6(505),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):512(M+Li+)。
【0111】実施例26
【化68】 (33)(EP−A−0,417,725)21.2g
(36.5ミリモル)を、メタノール(50ml)に溶解
しそして加熱還流する。1N NaOH 43.7mlを2
4時間の間に滴加しそしてそれから混合物を、さらに6
時間還流下で加熱する。それから、主に溶剤を除去しそ
して残留物を、水400mlにとりそして混合物を1N
HCl 44.0mlで処理しそしてエーテルで3回抽出す
る。合した有機相を乾燥(MgSO4)し次に濃縮す
る。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理によって、
IVa(34)19.9g(28ミリモル,77%)を得
た。 C32H58O6Si(566),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):573(M+Li+)。 融点:188〜190℃
(36.5ミリモル)を、メタノール(50ml)に溶解
しそして加熱還流する。1N NaOH 43.7mlを2
4時間の間に滴加しそしてそれから混合物を、さらに6
時間還流下で加熱する。それから、主に溶剤を除去しそ
して残留物を、水400mlにとりそして混合物を1N
HCl 44.0mlで処理しそしてエーテルで3回抽出す
る。合した有機相を乾燥(MgSO4)し次に濃縮す
る。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理によって、
IVa(34)19.9g(28ミリモル,77%)を得
た。 C32H58O6Si(566),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):573(M+Li+)。 融点:188〜190℃
【0112】実施例27
【化69】 IVa(34)15.9g(28.0ミリモル)およびトリ
エチルアミン3.68g(36.5ミリモル)を、テトラ
ヒドロフラン300mlに溶解しそして0℃に冷却する。
2,6−ジクロロベンゾイルクロライド7.03g(3
3.6ミリモル)の添加後、氷浴を除去しそして還流下
で4時間加熱する。それから、t−ブタノール31.2
g(0.42モル)およびジメチルアミノピリジン3.4
2g(28ミリモル)を、室温で加える。混合物を、さ
らに4時間還流下で加熱する。溶剤を大部分留去し、残
留物を酢酸エチル300mlにとりそして溶液を、水で3
回洗浄しそして硫酸マグネシウム上で乾燥する。溶剤の
除去後、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処
理(シクロヘキサン/酢酸エチル 7:3)して、IVa
(35)8.9g(14.3ミリモル,51%)を得た。 C36H66O6Si(622),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):629(M+Li+)。
エチルアミン3.68g(36.5ミリモル)を、テトラ
ヒドロフラン300mlに溶解しそして0℃に冷却する。
2,6−ジクロロベンゾイルクロライド7.03g(3
3.6ミリモル)の添加後、氷浴を除去しそして還流下
で4時間加熱する。それから、t−ブタノール31.2
g(0.42モル)およびジメチルアミノピリジン3.4
2g(28ミリモル)を、室温で加える。混合物を、さ
らに4時間還流下で加熱する。溶剤を大部分留去し、残
留物を酢酸エチル300mlにとりそして溶液を、水で3
回洗浄しそして硫酸マグネシウム上で乾燥する。溶剤の
除去後、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処
理(シクロヘキサン/酢酸エチル 7:3)して、IVa
(35)8.9g(14.3ミリモル,51%)を得た。 C36H66O6Si(622),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):629(M+Li+)。
【0113】実施例28
【化70】 化合物IVa(33)8.35g(13.4ミリモル)を、
テトラヒドロフラン150mlに溶解し、酢酸3.21g
(53ミリモル)およびテトラブチルアンモニウムフル
オライド三水化物12.94g(40ミリモル)で処理
しそして室温で20時間撹拌する。溶剤を留去し、残留
物を酢酸エチル200mlにとりそして溶液を水で4回洗
浄し、次に硫酸マグネシウム上で乾燥する。蒸発後得ら
れた粗製生成物を、シリカゲル上でクロマトグラフィー
処理(酢酸エチル/シクロヘキサン 9:1)して、IV
a(36)5.5g(10.8ミリモル,81%)を得
た。 C30H52O6(508),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):515(M+Li+)。 融点:127〜129℃
テトラヒドロフラン150mlに溶解し、酢酸3.21g
(53ミリモル)およびテトラブチルアンモニウムフル
オライド三水化物12.94g(40ミリモル)で処理
しそして室温で20時間撹拌する。溶剤を留去し、残留
物を酢酸エチル200mlにとりそして溶液を水で4回洗
浄し、次に硫酸マグネシウム上で乾燥する。蒸発後得ら
れた粗製生成物を、シリカゲル上でクロマトグラフィー
処理(酢酸エチル/シクロヘキサン 9:1)して、IV
a(36)5.5g(10.8ミリモル,81%)を得
た。 C30H52O6(508),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):515(M+Li+)。 融点:127〜129℃
【0114】実施例29
【化71】 塩化メタンスルホニル2.1g(18.3ミリモル)を、
0℃で、ピリジン50ml中のIVa(36)8.3g(1
6.3ミリモル)に滴加する。混合物を0℃で15分お
よび室温で1時間撹拌する。反応混合物を水100mlに
注加しそして酢酸エチルで3回抽出する。合した有機相
の乾燥、溶剤の除去およびシリカゲル上のクロマトグラ
フィー処理(酢酸エチル/シクロヘキサン 3:1)に
よって、IVa(37)8.6g(14.7ミリモル,90
%)を得た。 C31H54O8S(586),MS(FAB,3−NB
A,LiI):593(M+Li+)。
0℃で、ピリジン50ml中のIVa(36)8.3g(1
6.3ミリモル)に滴加する。混合物を0℃で15分お
よび室温で1時間撹拌する。反応混合物を水100mlに
注加しそして酢酸エチルで3回抽出する。合した有機相
の乾燥、溶剤の除去およびシリカゲル上のクロマトグラ
フィー処理(酢酸エチル/シクロヘキサン 3:1)に
よって、IVa(37)8.6g(14.7ミリモル,90
%)を得た。 C31H54O8S(586),MS(FAB,3−NB
A,LiI):593(M+Li+)。
【0115】実施例30
【化72】 IVa(37)8.4g(14.3ミリモル)を、乾燥した
DMSO 100ml中で、ナトリウムアジド1.0g(1
5.4ミリモル)と一緒に、70℃で2時間撹拌する。
反応混合物を水中に注加しそして酢酸エチルで3回抽出
する。合した有機相を乾燥(MgSO4)しそして蒸発
する。残留物をトルエンにとりそして再び蒸発する(2
回)。収量:IVa(38)7.6g(定量的)。このア
ジドは、さらに精製することなしに次の工程に使用す
る。
DMSO 100ml中で、ナトリウムアジド1.0g(1
5.4ミリモル)と一緒に、70℃で2時間撹拌する。
反応混合物を水中に注加しそして酢酸エチルで3回抽出
する。合した有機相を乾燥(MgSO4)しそして蒸発
する。残留物をトルエンにとりそして再び蒸発する(2
回)。収量:IVa(38)7.6g(定量的)。このア
ジドは、さらに精製することなしに次の工程に使用す
る。
【0116】実施例31
【化73】 IVa(38)7.6g(14.2ミリモル)を、酢酸エチ
ル200ml中において、Pd/C(10%)5gの存在
下で常圧下室温で水素添加する。触媒を濾去しそして濾
液を蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理
(酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン 5:
1:1)によって、IVa(39)5.0g(9.85ミリ
モル,69%)を得た。 C30H53NO3(507),MS(FAB,3−NB
A,LiI):514(M+Li+)。
ル200ml中において、Pd/C(10%)5gの存在
下で常圧下室温で水素添加する。触媒を濾去しそして濾
液を蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理
(酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン 5:
1:1)によって、IVa(39)5.0g(9.85ミリ
モル,69%)を得た。 C30H53NO3(507),MS(FAB,3−NB
A,LiI):514(M+Li+)。
【0117】実施例32
【化74】 IVa(39)2.0g(3.94ミリモル)およびマレイ
ン酸無水物570mg(5.9ミリモル)を、酢酸10ml
に溶解しそして2時間還流下で加熱する。溶剤の除去
後、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理
(酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン 10:
2:1)して、I(40)1.0g(1.7ミリモル,4
3%)を得た。
ン酸無水物570mg(5.9ミリモル)を、酢酸10ml
に溶解しそして2時間還流下で加熱する。溶剤の除去
後、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理
(酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン 10:
2:1)して、I(40)1.0g(1.7ミリモル,4
3%)を得た。
【0118】実施例33
【化75】 I(40)850mg(1.45ミリモル)を、ジクロロ
メタン20mlに溶解する。トリフルオロ酢酸20mlを、
0℃で徐々に滴加する。0℃で1.5時間後に、混合物
を室温でさらに1時間撹拌する。それから、それを真空
中で濃縮する。トルエン20mlを加えそして混合物を再
び濃縮する。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理
(クロロホルム/メタノール 92:8)によって、I
(41)380mg(0.72ミリモル,49%)を得
た。 C30H45NO7(531),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):538(M+Li+)。
メタン20mlに溶解する。トリフルオロ酢酸20mlを、
0℃で徐々に滴加する。0℃で1.5時間後に、混合物
を室温でさらに1時間撹拌する。それから、それを真空
中で濃縮する。トルエン20mlを加えそして混合物を再
び濃縮する。シリカゲル上のクロマトグラフィー処理
(クロロホルム/メタノール 92:8)によって、I
(41)380mg(0.72ミリモル,49%)を得
た。 C30H45NO7(531),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):538(M+Li+)。
【0119】実施例34
【化76】 (42)(EP−A−0,417,725)50g(10
1.5ミリモル)および臭化ベンジル60g(350ミ
リモル)を、N−エチルジイソプロピルアミン300ml
中において、100℃で4時間撹拌する。冷却後、反応
混合物を2M硫酸2リットルに注加しそして酢酸エチル
で3回抽出する。合した有機相を、NaHCO3水溶液
と一緒に振盪することにより抽出し、MgSO4上で乾
燥しそして真空蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラ
フィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル 6:4)に
よって、IVa(43)18.3g(31.5ミリモル,3
1%)を得た。 C37H58O5(582),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):589(M+Li+)。
1.5ミリモル)および臭化ベンジル60g(350ミ
リモル)を、N−エチルジイソプロピルアミン300ml
中において、100℃で4時間撹拌する。冷却後、反応
混合物を2M硫酸2リットルに注加しそして酢酸エチル
で3回抽出する。合した有機相を、NaHCO3水溶液
と一緒に振盪することにより抽出し、MgSO4上で乾
燥しそして真空蒸発する。シリカゲル上のクロマトグラ
フィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル 6:4)に
よって、IVa(43)18.3g(31.5ミリモル,3
1%)を得た。 C37H58O5(582),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):589(M+Li+)。
【0120】実施例35
【化77】 実施例26と同様にして、化合物IVa(43)18.0
g(30.9ミリモル)から出発して、IVa(44)1
6.0g(28.1ミリモル,91%)を得た。 C36H56O5(568),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):575(M+Li+)。
g(30.9ミリモル)から出発して、IVa(44)1
6.0g(28.1ミリモル,91%)を得た。 C36H56O5(568),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):575(M+Li+)。
【0121】実施例36
【化78】 実施例27と同様にして、IVa(44)16.0g(2
8.1ミリモル)から出発して、IVa(45)8.5g
(13.6ミリモル,48%)を製造した。 C40H64O5(624),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):631(M+Li+)。
8.1ミリモル)から出発して、IVa(45)8.5g
(13.6ミリモル,48%)を製造した。 C40H64O5(624),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):631(M+Li+)。
【0122】実施例37
【化79】 IVa(45)8.1g(12.96ミリモル)を、酢酸エ
チル250ml中において、Pd/C(10%)1gの存
在下で、常圧下室温で水素添加する。反応の完了後、触
媒を濾去し、そして濾液を濃縮する。IVa(46)6.
8g(12.7ミリモル,97%)を得た。 C33H58O5(534),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):541(M+Li+)。
チル250ml中において、Pd/C(10%)1gの存
在下で、常圧下室温で水素添加する。反応の完了後、触
媒を濾去し、そして濾液を濃縮する。IVa(46)6.
8g(12.7ミリモル,97%)を得た。 C33H58O5(534),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):541(M+Li+)。
【0123】実施例38
【化80】 化合物IVa(46)から出発して、実施例29〜31と
同様にして、化合物IVa(47)を製造した。 C33H59NO4(533),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):540(M+Li+)。
同様にして、化合物IVa(47)を製造した。 C33H59NO4(533),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):540(M+Li+)。
【0124】実施例39
【化81】 実施例24と同様にして、IVa(47)1.8g(3.3
7ミリモル)から出発して、I(48)1.2g(2.0
4ミリモル,61%)を得た。 C36H61NO5(587),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):694(M+Li+)。
7ミリモル)から出発して、I(48)1.2g(2.0
4ミリモル,61%)を得た。 C36H61NO5(587),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):694(M+Li+)。
【0125】実施例40
【化82】 実施例24と同様にして、(49)(EP−A−0,4
17,725)3.5g(8.30ミリモル)から出発し
て、I(50)2.4g(5.05ミリモル,61%)を
製造した。 C28H45NO5(475),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):482(M+Li+)。
17,725)3.5g(8.30ミリモル)から出発し
て、I(50)2.4g(5.05ミリモル,61%)を
製造した。 C28H45NO5(475),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):482(M+Li+)。
【0126】実施例41
【化83】 塩化ブロモヘキサノイル0.8ml(5.26ミリモル)
を、0°で、ジクロロメタン50ml中の化合物(49)
2.0g(4.74ミリモル)およびトリエチルアミン
0.8ミリモル(5.74ミリモル)の溶液に滴加する。
0℃で10分後に、混合物を、室温でさらに1時間撹拌
する。処理のために、それを水中に注加しそして有機相
を再び水で洗浄し、それから硫酸ナトリウム上で乾燥し
次に真空中で濃縮する。クロマトグラフィー処理(酢酸
エチル/シクロヘキサン 4:1)後、IVa(51)1.
36g(2.27ミリモル,48%)を得た。 C31H52BrNO5(597,599),MS(FA
B,3−NBA,LiCl):604,606(M+L
i+)。
を、0°で、ジクロロメタン50ml中の化合物(49)
2.0g(4.74ミリモル)およびトリエチルアミン
0.8ミリモル(5.74ミリモル)の溶液に滴加する。
0℃で10分後に、混合物を、室温でさらに1時間撹拌
する。処理のために、それを水中に注加しそして有機相
を再び水で洗浄し、それから硫酸ナトリウム上で乾燥し
次に真空中で濃縮する。クロマトグラフィー処理(酢酸
エチル/シクロヘキサン 4:1)後、IVa(51)1.
36g(2.27ミリモル,48%)を得た。 C31H52BrNO5(597,599),MS(FA
B,3−NBA,LiCl):604,606(M+L
i+)。
【0127】実施例42
【化84】 IVa(51)5.7g(9.52ミリモル)およびNaN
3 1.0g(15.4ミリモル)を、ジメチルホルムアミ
ド100ml中において70°で4時間撹拌する。冷却
後、混合物を水中に注加しそしてエーテルで3回抽出す
る。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し次に濃縮する。
クロマトグラフィー処理(酢酸エチル)後、IVa(5
2)4.6g(8.20ミリモル,86%)を得た。 C30H52N4O5(560),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):567(M+Li+)。
3 1.0g(15.4ミリモル)を、ジメチルホルムアミ
ド100ml中において70°で4時間撹拌する。冷却
後、混合物を水中に注加しそしてエーテルで3回抽出す
る。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し次に濃縮する。
クロマトグラフィー処理(酢酸エチル)後、IVa(5
2)4.6g(8.20ミリモル,86%)を得た。 C30H52N4O5(560),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):567(M+Li+)。
【0128】実施例43
【化85】 化合物IVa(52)4.55g(8.11ミリモル)を、
酢酸エチル200mlに溶解しそしてPd/C(10%)
500mgの存在下において常圧下室温で水素添加する。
反応の完了後、触媒を濾去しそして濾液を濃縮する。ク
ロマトグラフィー処理(クロロホルム/メタノール
8:2)後、IVa(53)2.7g(5.05ミリモル,
62%)を得た。 C31H54N2O5(534),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):541(M+Li+)。
酢酸エチル200mlに溶解しそしてPd/C(10%)
500mgの存在下において常圧下室温で水素添加する。
反応の完了後、触媒を濾去しそして濾液を濃縮する。ク
ロマトグラフィー処理(クロロホルム/メタノール
8:2)後、IVa(53)2.7g(5.05ミリモル,
62%)を得た。 C31H54N2O5(534),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):541(M+Li+)。
【0129】実施例44
【化86】 実施例24と同様にして、IVa(53)2.6g(4.8
6ミリモル)から出発して、I(54)1.4g(2.3
8ミリモル,49%)を得た。 C34H56N2O6(588),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):595(M+Li+)。
6ミリモル)から出発して、I(54)1.4g(2.3
8ミリモル,49%)を得た。 C34H56N2O6(588),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):595(M+Li+)。
【0130】実施例45
【化87】 1−ブロモ−3−t−ブチルジメチルシリルオキシプロ
パン9.4g(37.1ミリモル)およびマグネシウム
1.0g(42ミリモル)から製造したグリニヤール溶
液を、室温で、THF 100ml中の化合物(55)(H
elv. Chim. Acta28, 344, 1945)8.0g(15.85ミ
リモル)の溶液に滴加する。それから、混合物を還流下
で2時間加熱する。処理のために、それをNH4Cl水
溶液(10%)に注加しそして酢酸エチルを使用して3
回抽出する。合した有機相を、MgSO4上で乾燥し次
に真空中で蒸発する。粗製生成物をシリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル
4:1,それから2:1)することによって、はじめに
主生成物としてIVa(56)3.6g(5.30ミリモ
ル,44%)を得たそして次に副生成物1.2g(1.7
7ミリモル,10%)が得られた。 主生成物:C38H66O8Si(678),MS(FAB,
3−NBA,LiCl):685(M+Li+)。 副生成物:C38H66O8Si(678),MS(FAB,
3−NBA,LiCl):685(M+Li+)。
パン9.4g(37.1ミリモル)およびマグネシウム
1.0g(42ミリモル)から製造したグリニヤール溶
液を、室温で、THF 100ml中の化合物(55)(H
elv. Chim. Acta28, 344, 1945)8.0g(15.85ミ
リモル)の溶液に滴加する。それから、混合物を還流下
で2時間加熱する。処理のために、それをNH4Cl水
溶液(10%)に注加しそして酢酸エチルを使用して3
回抽出する。合した有機相を、MgSO4上で乾燥し次
に真空中で蒸発する。粗製生成物をシリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル
4:1,それから2:1)することによって、はじめに
主生成物としてIVa(56)3.6g(5.30ミリモ
ル,44%)を得たそして次に副生成物1.2g(1.7
7ミリモル,10%)が得られた。 主生成物:C38H66O8Si(678),MS(FAB,
3−NBA,LiCl):685(M+Li+)。 副生成物:C38H66O8Si(678),MS(FAB,
3−NBA,LiCl):685(M+Li+)。
【0131】実施例46
【化88】 化合物IVa(56)3.4g(5.01ミリモル)を、テ
トラヒドロフラン100ml中においてテトラブチルアン
モニウムフルオライド三水和物1.75g(5.55ミリ
モル)と一緒に室温で1時間撹拌する。処理のために、
混合物を水に注加しそして酢酸エチルで3回抽出する。
有機相をMgSO4上で乾燥した後、混合物を真空蒸発
する。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理
(シクロヘキサン/酢酸エチル 1:1)して、IVa
(57)2.1g(3.72ミリモル,74%)を得た。 C32H52O8(564),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):571(M+Li+)。
トラヒドロフラン100ml中においてテトラブチルアン
モニウムフルオライド三水和物1.75g(5.55ミリ
モル)と一緒に室温で1時間撹拌する。処理のために、
混合物を水に注加しそして酢酸エチルで3回抽出する。
有機相をMgSO4上で乾燥した後、混合物を真空蒸発
する。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理
(シクロヘキサン/酢酸エチル 1:1)して、IVa
(57)2.1g(3.72ミリモル,74%)を得た。 C32H52O8(564),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):571(M+Li+)。
【0132】実施例47
【化89】 テトラヒドロフラン中のビニルマグネシウムブロマイド
の1M溶液を、−70℃で、テトラヒドロフラン300
ml中の化合物(55)10.0g(19.81ミリモル)
の溶液に滴加する。混合物を、−70℃でさらに1時間
撹拌する。反応の完了後に、NH4Cl溶液(10%)
50mlを加えそして混合物を室温に加温する。さらに、
水を加えそして混合物を、酢酸エチルで3回抽出する。
合した有機相をMgSO4上で乾燥した後、それを真空
中で蒸発する。得られたジアステレオマー混合物を、シ
リカゲル上でクロマトグラフィー処理(シクロヘキサン
/酢酸エチル 2:1)する。はじめのフラクションと
して主生成物IVa(58)5.7g(10.70ミリモ
ル,54%)が得られそして第2のフラクションとして
副生成物6.3g(2.4ミリモル,12%)が得られ
た。 主生成物:C31H48O7(532),MS(FAB,3−
NBA,LiCl):539(M+Li+)。 副生成物:C31H48O7(532),MS(FAB,3−
NBA,LiCl):539(M+Li+)。
の1M溶液を、−70℃で、テトラヒドロフラン300
ml中の化合物(55)10.0g(19.81ミリモル)
の溶液に滴加する。混合物を、−70℃でさらに1時間
撹拌する。反応の完了後に、NH4Cl溶液(10%)
50mlを加えそして混合物を室温に加温する。さらに、
水を加えそして混合物を、酢酸エチルで3回抽出する。
合した有機相をMgSO4上で乾燥した後、それを真空
中で蒸発する。得られたジアステレオマー混合物を、シ
リカゲル上でクロマトグラフィー処理(シクロヘキサン
/酢酸エチル 2:1)する。はじめのフラクションと
して主生成物IVa(58)5.7g(10.70ミリモ
ル,54%)が得られそして第2のフラクションとして
副生成物6.3g(2.4ミリモル,12%)が得られ
た。 主生成物:C31H48O7(532),MS(FAB,3−
NBA,LiCl):539(M+Li+)。 副生成物:C31H48O7(532),MS(FAB,3−
NBA,LiCl):539(M+Li+)。
【0133】実施例48
【化90】 THF 300ml中で、4−ブロモ−1−ブテン10.2
ml(110ミリモル)およびマグネシウム2.4g(1
00ミリモル)から、グリニヤール溶液を製造する。室
温で、THF 100ml中の化合物(55)20g(3
9.6ミリモル)を滴加する。室温で3時間撹拌した後
に、NH4Cl溶液250mlを加えそして混合物を、酢
酸エチルを使用して3回抽出する。合した有機相をNa
2SO4上で乾燥しそして濃縮する。シリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル
4:1)して、主生成物としてIVa(59)13.5g
(24.1ミリモル,61%)を得た。 C33H52O7(560),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):567(M+Li+)。
ml(110ミリモル)およびマグネシウム2.4g(1
00ミリモル)から、グリニヤール溶液を製造する。室
温で、THF 100ml中の化合物(55)20g(3
9.6ミリモル)を滴加する。室温で3時間撹拌した後
に、NH4Cl溶液250mlを加えそして混合物を、酢
酸エチルを使用して3回抽出する。合した有機相をNa
2SO4上で乾燥しそして濃縮する。シリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理(シクロヘキサン/酢酸エチル
4:1)して、主生成物としてIVa(59)13.5g
(24.1ミリモル,61%)を得た。 C33H52O7(560),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):567(M+Li+)。
【0134】実施例49
【化91】 テトラヒドロフラン中のボランの1M溶液4.0mlを、
−30℃で、テトラヒドロフラン30ml中のIVa(5
9)1.0g(1.78ミリモル)に滴加する。−30℃
で2時間そして室温で8時間後に、混合物を0℃に冷却
し、2M水酸化ナトリウム2.0mlそしてそれから36
%濃度のH2O2 0.68mlを加えそして混合物を、室温
でさらに30分撹拌する。処理のために、それを、飽和
塩化ナトリウム溶液で処理しそして酢酸エチルを使用し
て3回抽出する。合した有機相を、MgSO4上で乾燥
しそして濃縮する。シリカゲル上でクロマトグラフィー
処理(酢酸エチル)して、IVa(60)0.5g(0.86
ミリモル,48%)を得た。 C33H54O8(578),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):585(M+Li+)。
−30℃で、テトラヒドロフラン30ml中のIVa(5
9)1.0g(1.78ミリモル)に滴加する。−30℃
で2時間そして室温で8時間後に、混合物を0℃に冷却
し、2M水酸化ナトリウム2.0mlそしてそれから36
%濃度のH2O2 0.68mlを加えそして混合物を、室温
でさらに30分撹拌する。処理のために、それを、飽和
塩化ナトリウム溶液で処理しそして酢酸エチルを使用し
て3回抽出する。合した有機相を、MgSO4上で乾燥
しそして濃縮する。シリカゲル上でクロマトグラフィー
処理(酢酸エチル)して、IVa(60)0.5g(0.86
ミリモル,48%)を得た。 C33H54O8(578),MS(FAB,3−NBA,
LiCl):585(M+Li+)。
【0135】実施例50
【化92】 クロロホルム5ml中の(61)〔1−(1−イソシアネ
ート−1−メチルエチル)−4−(1−メチルエテニ
ル)ベンゼン〕700mg(3.48ミリモル)を、0℃
で、クロロホルム50ml中の(8)1.57g(3.37
ミリモル)の溶液に徐々に滴加する。混合物を、0℃で
1時間そして室温で15分撹拌する。処理のために、そ
れを水中に注加しそしてクロロホルムで3回抽出する。
合した有機相をMgSO4上で乾燥しそして濃縮する。
シリカゲル上でクロマトグラフィー処理(クロロホルム
/メタノール 92.5:7.5)して、I(62)1.9
2g(2.88ミリモル,85%)を得た。 C40H62N2O6(666),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):673(M+Li+)。
ート−1−メチルエチル)−4−(1−メチルエテニ
ル)ベンゼン〕700mg(3.48ミリモル)を、0℃
で、クロロホルム50ml中の(8)1.57g(3.37
ミリモル)の溶液に徐々に滴加する。混合物を、0℃で
1時間そして室温で15分撹拌する。処理のために、そ
れを水中に注加しそしてクロロホルムで3回抽出する。
合した有機相をMgSO4上で乾燥しそして濃縮する。
シリカゲル上でクロマトグラフィー処理(クロロホルム
/メタノール 92.5:7.5)して、I(62)1.9
2g(2.88ミリモル,85%)を得た。 C40H62N2O6(666),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):673(M+Li+)。
【0136】実施例51
【化93】 I(62)380mg(0.57ミリモル)を、エタノー
ル20mlに溶解しそして1M水性NaOH 6mlで処理
する。室温で4時間撹拌した後、水100mlを加える。
エタノールを、回転蒸発器中で除去する。pHを、2N
HClを使用して1となしそして混合物を、クロロホル
ムを使用して3回抽出する。合した有機相をMgSO4
上で乾燥しそして真空中で蒸発する。シリカゲル上でク
ロマトグラフィー処理して、I(63)300mg(0.
46ミリモル,81%)を得た。 C39H60N2O6(652),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):659(M+Li+)。
ル20mlに溶解しそして1M水性NaOH 6mlで処理
する。室温で4時間撹拌した後、水100mlを加える。
エタノールを、回転蒸発器中で除去する。pHを、2N
HClを使用して1となしそして混合物を、クロロホル
ムを使用して3回抽出する。合した有機相をMgSO4
上で乾燥しそして真空中で蒸発する。シリカゲル上でク
ロマトグラフィー処理して、I(63)300mg(0.
46ミリモル,81%)を得た。 C39H60N2O6(652),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):659(M+Li+)。
【0137】実施例52
【化94】 実施例50に対して記載した方法によって、(64)
(Bull. Chim. Soc. France 877, 1949;J. Chem. Soc.
2164, 1949)1.5g(3.56ミリモル)および(6
1)750mg(3.73ミリモル)から出発して、I
(65)1.39g(2.23ミリモル,63%)を得
た。 C38H58N2O5(622),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):629(M+Li+)。
(Bull. Chim. Soc. France 877, 1949;J. Chem. Soc.
2164, 1949)1.5g(3.56ミリモル)および(6
1)750mg(3.73ミリモル)から出発して、I
(65)1.39g(2.23ミリモル,63%)を得
た。 C38H58N2O5(622),MS(FAB,3−NB
A,LiCl):629(M+Li+)。
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【化2】 〔式中、R3〜R8は、相互に独立して水素、OH、NH
2またはOH保護基により保護されたOH基であり、そ
して、基R3、R4、R5またはR6の1個は基Xに結合し
ておりそしてこの結合は3−位(R3またはR4)、好ま
しくは3βまたは7−位(R5またはR6)から出ており
そしてそれぞれの場合における他の7−位または3−位
は、OH基または保護されたOH基を有しており、B
は、−OH、−O−アルカリ金属、−O−アルカリ土類
金属、−O−(C1〜C12)−アルキル、−O−アリル
または−O−ベンジル、好ましくは、−OH、−O−ア
ルカリ金属、−O−(C1〜C6)−アルキル、−O−ア
リルまたは−O−ベンジル(得られたエステル基
2またはOH保護基により保護されたOH基であり、そ
して、基R3、R4、R5またはR6の1個は基Xに結合し
ておりそしてこの結合は3−位(R3またはR4)、好ま
しくは3βまたは7−位(R5またはR6)から出ており
そしてそれぞれの場合における他の7−位または3−位
は、OH基または保護されたOH基を有しており、B
は、−OH、−O−アルカリ金属、−O−アルカリ土類
金属、−O−(C1〜C12)−アルキル、−O−アリル
または−O−ベンジル、好ましくは、−OH、−O−ア
ルカリ金属、−O−(C1〜C6)−アルキル、−O−ア
リルまたは−O−ベンジル(得られたエステル基
【化3】 は、酸または塩基により加水分解できるエステルであ
る)である〕に相当し、 Yが−O−、−NR′−、−O−C(O)−、−NR′
−C(O)−であり、 Zが(C1〜C12)−アルキレン、(C7〜C13)−アル
アルキレン(アルキレン鎖における1〜3個のメチレン
基は、基−O−、−NR′−、−NR′−C(O)−、
−O−C(O)−、−NR′−C(O)−NR″−によ
り置換されている)であり、そしてoおよびpが相互に
独立して0または1(同時に0であることはない)であ
り、Aが
る)である〕に相当し、 Yが−O−、−NR′−、−O−C(O)−、−NR′
−C(O)−であり、 Zが(C1〜C12)−アルキレン、(C7〜C13)−アル
アルキレン(アルキレン鎖における1〜3個のメチレン
基は、基−O−、−NR′−、−NR′−C(O)−、
−O−C(O)−、−NR′−C(O)−NR″−によ
り置換されている)であり、そしてoおよびpが相互に
独立して0または1(同時に0であることはない)であ
り、Aが
【化4】 (式中、R1は水素またはCH3でありそしてR2は−N
R′、−C(O)−NR′−または単一結合である)で
あり、そしてR′およびR″が相互に独立して水素また
は(C1〜C6)−アルキルである請求項1または2記載
の化合物。
R′、−C(O)−NR′−または単一結合である)で
あり、そしてR′およびR″が相互に独立して水素また
は(C1〜C6)−アルキルである請求項1または2記載
の化合物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【化5】 (式中、R1は水素またはCH3でありそしてR2は−N
R′−または−NR′−C(O)−である)である請求
項1〜6の何れかの項記載の化合物。
R′−または−NR′−C(O)−である)である請求
項1〜6の何れかの項記載の化合物。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【化6】 (式中、基R3〜R6の1個は、X′の意義を有しそして
他の基R3〜R8は相互に独立して水素、OHまたは保護
されたOH基であり、Bは、−OH、−O−アルカリ金
属、−O−アルカリ土類金属、−O−(C1〜C12)−
アルキル、−O−アリルまたは−O−ベンジルである)
の胆汁酸基であり、 X′は、式VI Y′−Z′ (VI) (式中、Y′は、Gに隣接しそして単一結合、−O−
(CH2)2-12−、−(CH2) 1-6−または−NH−C
(O)−(CH2)2-6−であり、 Z′は
他の基R3〜R8は相互に独立して水素、OHまたは保護
されたOH基であり、Bは、−OH、−O−アルカリ金
属、−O−アルカリ土類金属、−O−(C1〜C12)−
アルキル、−O−アリルまたは−O−ベンジルである)
の胆汁酸基であり、 X′は、式VI Y′−Z′ (VI) (式中、Y′は、Gに隣接しそして単一結合、−O−
(CH2)2-12−、−(CH2) 1-6−または−NH−C
(O)−(CH2)2-6−であり、 Z′は
【化7】 または臭素である)の基である〕の胆汁酸誘導体。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】oおよびpが相互に独立して0または1
(同時に0であることはない)であり、Aが
(同時に0であることはない)であり、Aが
【化11】 (式中、R1は水素またはCH3でありそしてR2は−N
R′、−C(O)−NR′−または単一結合である)で
あり、そしてR′およびR″が相互に独立して水素また
は(C1〜C6)−アルキルである化合物である。
R′、−C(O)−NR′−または単一結合である)で
あり、そしてR′およびR″が相互に独立して水素また
は(C1〜C6)−アルキルである化合物である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0126
【補正方法】変更
【補正内容】
【0126】実施例41
【化83】 塩化ブロモヘキサノイル0.8ml(5.26ミリモル)
を、0°で、ジクロロメタン50ml中の化合物(49)
2.0g(4.74ミリモル)およびトリエチルアミン
0.8ml(5.74ミリモル)の溶液に滴加する。0℃で
10分後に、混合物を、室温でさらに1時間撹拌する。
処理のために、それを水中に注加しそして有機相を再び
水で洗浄し、それから硫酸ナトリウム上で乾燥し次に真
空中で濃縮する。クロマトグラフィー処理(酢酸エチル
/シクロヘキサン 4:1)後、IVa(51)1.36g
(2.27ミリモル,48%)を得た。 C31H52BrNO5(597,599),MS(FA
B,3−NBA,LiCl):604,606(M+L
i+)。
を、0°で、ジクロロメタン50ml中の化合物(49)
2.0g(4.74ミリモル)およびトリエチルアミン
0.8ml(5.74ミリモル)の溶液に滴加する。0℃で
10分後に、混合物を、室温でさらに1時間撹拌する。
処理のために、それを水中に注加しそして有機相を再び
水で洗浄し、それから硫酸ナトリウム上で乾燥し次に真
空中で濃縮する。クロマトグラフィー処理(酢酸エチル
/シクロヘキサン 4:1)後、IVa(51)1.36g
(2.27ミリモル,48%)を得た。 C31H52BrNO5(597,599),MS(FA
B,3−NBA,LiCl):604,606(M+L
i+)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シユテフアン・ミユルナー ドイツ連邦共和国デー−6203ホーホハイ ム・アム・マイン.フリードリヒ−エーベ ルト−シユトラーセ43 (72)発明者 ギユンター・ヴエス ドイツ連邦共和国デー−6455エアレンゼ ー.ランゲンゼルボルダーヴエーク35
Claims (12)
- 【請求項1】 式I G−X−A (I) (式中、Gは、胆汁酸誘導体であり、Xは、ブリッジ基
でありそしてAは、重合性のエチレン系不飽和基であ
る)のエチレン系不飽和胆汁酸誘導体。 - 【請求項2】 Gが、胆汁酸の環Aまたは環Bを経て、
好ましくは環Aを経て基に結合している遊離の胆汁酸ま
たはそのアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩または
D環上においてエステル化された胆汁酸であり、 Xが、式II (Y)o−(Z)p (II) 〔式中、Yは、Gに隣接しそして−O−、−NR′−、
−OC(O)−、−NR′−C(O)−であり、Zは、
(C1〜C12)−アルキレンまたは(C7〜C13)−アル
アルキレン(アルキレンまたはアルアルキレン基のアル
キレン鎖における個々の、好ましくは1〜4個のメチレ
ン基は、−O−、−NR′−、−NR′C(O)−、−
O−C(O)−または−NR′C(O)NR″−のよう
な基により、好ましくは1つの型の基により置換されて
いてもよい)であり、そしてoおよびpは、相互に独立
して0または1(oおよびpは同時に0であることはな
い)である〕であり、 Aが、 【化1】 (式中、R1は、水素またはCH3でありそしてR2は、
−NR′−C(O)−、−O−C(O)−、−O−、−
NR′−または単一結合でありそしてカルボニル基は、
C−C二重結合に隣接している)であり、そしてR′お
よびR″が、相互に独立して水素または(C1〜C6)ア
ルキル、好ましくは(C1〜C3)アルキルである請求項
1記載の化合物。 - 【請求項3】 Gが、式III 【化2】 〔式中、R3〜R8は、相互に独立して水素、OH、NH
2またはOH保護基により保護されたOH基であり、そ
して、基R3、R4、R5またはR6の1個は基Xに結合し
ておりそしてこの結合は3−位(R3またはR4)、好ま
しくは3βまたは7−位(R5またはR6)から出ており
そしてそれぞれの場合における他の7−位または3−位
は、OH基または保護されたOH基を有しており、B
は、−OH、−O−アルカリ金属、−O−アルカリ土類
金属、−O−(C1〜C12)−アルキル、−O−アリル
または−O−ベンジル、好ましくは、−OH、−O−ア
ルカリ金属、−O−(C1〜C6)−アルキル、−O−ア
リルまたは−O−ベンジル(得られたエステル基 【化3】 は、酸または塩基により加水分解できるエステルであ
る)である〕に相当し、 Yが−O−、−NR′−、−O−C(O)−、−NR′
−C(O)−であり、 Zが(C1〜C12)−アルキレン、(C7〜C13)−アル
アルキレン(アルキレン鎖における1〜3個のメチレン
基は、基−O−、−NR′−、−NR′−C(O)−、
−O−C(O)−、−NR′−C(O)−NR″−によ
り置換されている)であり、そしてoおよびpが相互に
独立して0または1(同時に0であることはない)であ
り、Aが 【化4】 (式中、R1は水素またはCH3でありそしてR2は−N
R′−C(O)−NR″−または単一結合である)であ
り、そしてR′およびR″が相互に独立して水素または
(C1〜C6)−アルキルである請求項1または2記載の
化合物。 - 【請求項4】 p=0そしてo=1である場合は、Y
は、好ましくは−O−C(O)−または−NR′−C
(O)−である請求項1〜3の何れかの項記載の化合
物。 - 【請求項5】 p=1そしてo=0である場合は、Z
は、好ましくは(C1〜C12)アルキレン(1〜3個の
メチレン基は、−NR′−C(O)−NR″−により置
換されている)である請求項1〜3の何れかの項記載の
化合物。 - 【請求項6】 p=1そしてo=1である場合は、Yは
好ましくは−O−でありそしてZは、(C1〜C12)−
アルキレンまたは(C7〜C13)−アルアルキレン(1
個または2個のメチレン基は、−NR′−C(O)−ま
たは−NR′−C(O)−NR″−により置換されてい
る)である請求項1〜3の何れかの項記載の化合物。 - 【請求項7】 Aが 【化5】 (式中、R1は水素またはCH3でありそしてR2は、−
NR′−、−C(O)−O−である)である請求項1〜
6の何れかの項記載の化合物。 - 【請求項8】 胆汁酸重合体または共重合体を製造する
ための請求項1〜7記載の化合物の使用。 - 【請求項9】 式IVa G−X′ (IVa) 〔式中、 Gは、式(V) 【化6】 (式中、基R3〜R6の1個は、X′の意義を有しそして
他の基R3〜R8は相互に独立して水素、OHまたは保護
されたOH基であり、Bは、−OH、−O−アルカリ金
属、−O−アルカリ土類金属、−O−(C1〜C12)−
アルキル、−O−アリルまたは−O−ベンジルである)
の胆汁酸基であり、 X′は、式VI Y′−Z′ (VI) (式中、Y′は、単一結合、−O−(CH2)2-12−、−
(CH2)1-6−または−NH−C(O)−(CH2)2-6−で
あり、 Z′は 【化7】 または臭素である)の基である〕の胆汁酸誘導体。 - 【請求項10】 R3またはR4がX′の意義を有する請
求項9記載の胆汁酸誘導体。 - 【請求項11】 医薬を製造するための請求項9記載の
化合物の使用。 - 【請求項12】 請求項1記載の式Iの化合物を製造す
るため請求項9記載の化合物の使用。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4142323 | 1991-12-20 | ||
DE4229033 | 1992-09-01 | ||
DE4229033:3 | 1992-09-01 | ||
DE4142323:2 | 1992-09-01 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061797A true JPH061797A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=25910367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4354856A Pending JPH061797A (ja) | 1991-12-20 | 1992-12-18 | エチレン系不飽和胆汁酸誘導体、その製法およびプレカーサー |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5559258A (ja) |
EP (1) | EP0548793A3 (ja) |
JP (1) | JPH061797A (ja) |
AU (1) | AU664059B2 (ja) |
CA (1) | CA2085830A1 (ja) |
IL (1) | IL104165A (ja) |
NZ (1) | NZ245504A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017131144A1 (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 国立大学法人お茶の水女子大学 | ビタミンd活性を有するリトコール酸誘導体 |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0540580B1 (en) * | 1990-07-26 | 1994-04-13 | G.D. Searle & Co. | Polymeric drug delivery system |
ES2111092T3 (es) * | 1992-06-12 | 1998-03-01 | Hoechst Ag | Derivados de acidos biliares, procedimiento para su preparacion y utilizacion de estos compuestos como medicamentos. |
TW289021B (ja) * | 1993-05-08 | 1996-10-21 | Hoechst Ag | |
EP0624593A3 (de) * | 1993-05-08 | 1995-06-07 | Hoechst Ag | Gallensäurederivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verwendung dieser Verbindungen als Arzneimittel. |
US5994391A (en) * | 1994-09-13 | 1999-11-30 | G.D. Searle And Company | Benzothiepines having activity as inhibitors of ileal bile acid transport and taurocholate uptake |
US6107494A (en) * | 1994-09-13 | 2000-08-22 | G.D. Searle And Company | Substituted 5-aryl-benzothiepines having activity as inhibitors of ileal bile acid transport and taurocholate uptake |
US6642268B2 (en) | 1994-09-13 | 2003-11-04 | G.D. Searle & Co. | Combination therapy employing ileal bile acid transport inhibiting benzothipines and HMG Co-A reductase inhibitors |
US6268392B1 (en) | 1994-09-13 | 2001-07-31 | G. D. Searle & Co. | Combination therapy employing ileal bile acid transport inhibiting benzothiepines and HMG Co-A reductase inhibitors |
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