JPH0585506A - 紐掛結び装置 - Google Patents
紐掛結び装置Info
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- JPH0585506A JPH0585506A JP27031991A JP27031991A JPH0585506A JP H0585506 A JPH0585506 A JP H0585506A JP 27031991 A JP27031991 A JP 27031991A JP 27031991 A JP27031991 A JP 27031991A JP H0585506 A JPH0585506 A JP H0585506A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】包装箱に紐を十字に掛け結ぶ際、結び目が蝶結
びとなるようにして解きやすくし、高級な商品の包装に
も使用できるようにする。 【構成】包装箱Bを保持して回動するホルダ部1と;カ
ッタ24と挟持爪部21,22を備えた導板2と;受フ
ィンガー31と押フィンガー32を備えた基フィンガー
部3と;先端部に掛止ピン42を有する軸フィンガー4
1と、挿通環44を有する動フィンガー43とを備えた
輪フィンガー部4と;挟フィンガー51と掛フィンガー
52を備えた結フィンガー部5と;ホルダ部1の回りを
上下に回転して紐Rを包装箱Bに巻き掛ける回転アーム
装置6と;紐Rを供給する紐供給装置7と;を備える。
導板2で紐Rを基フィンガー部3へ渡し、基フィンガー
部3が紐Rのクロス部分の下をくぐり、輪フィンガー部
4と結フィンガー部5がクロス部分に移動し、掛止ピン
42が紐Rを引っ掛けて前ループL1を形成し、基フィ
ンガー部3がクロス部分に被さり、結フィンガー部5が
紐Rの先側を引っかけて後ループL2を形成しながら結
束する。
びとなるようにして解きやすくし、高級な商品の包装に
も使用できるようにする。 【構成】包装箱Bを保持して回動するホルダ部1と;カ
ッタ24と挟持爪部21,22を備えた導板2と;受フ
ィンガー31と押フィンガー32を備えた基フィンガー
部3と;先端部に掛止ピン42を有する軸フィンガー4
1と、挿通環44を有する動フィンガー43とを備えた
輪フィンガー部4と;挟フィンガー51と掛フィンガー
52を備えた結フィンガー部5と;ホルダ部1の回りを
上下に回転して紐Rを包装箱Bに巻き掛ける回転アーム
装置6と;紐Rを供給する紐供給装置7と;を備える。
導板2で紐Rを基フィンガー部3へ渡し、基フィンガー
部3が紐Rのクロス部分の下をくぐり、輪フィンガー部
4と結フィンガー部5がクロス部分に移動し、掛止ピン
42が紐Rを引っ掛けて前ループL1を形成し、基フィ
ンガー部3がクロス部分に被さり、結フィンガー部5が
紐Rの先側を引っかけて後ループL2を形成しながら結
束する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、菓子や駅弁等の包装容
器に紐を掛ける紐掛結び装置に関するものである。
器に紐を掛ける紐掛結び装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】例えば、菓子や駅弁は、包装容器を包装紙
で包んだ後、十文字に紐が掛けられて結ばれる。従来
の、この紐の掛け結びは手作業で行なわれてきた。けれ
ども、現在では、商品の大量生産化に伴って手作業では
作業が追いつかなくなり、また人件費ばかりがかさむよ
うになってきた。そこで最近では、紐の掛け結び作業を
機械化することにより、効率よく作業ができるようにし
ている。
で包んだ後、十文字に紐が掛けられて結ばれる。従来
の、この紐の掛け結びは手作業で行なわれてきた。けれ
ども、現在では、商品の大量生産化に伴って手作業では
作業が追いつかなくなり、また人件費ばかりがかさむよ
うになってきた。そこで最近では、紐の掛け結び作業を
機械化することにより、効率よく作業ができるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の紐の掛
け結び装置には次のような課題があった。 (a)従来の機械では、紐の結び目はループが一つしか
ない片蝶結びとなり、しかも結び目の位置が包装容器の
角部に限られるために体裁が悪く、例えば和菓子等、高
級な商品の包装には使用できなかった。 (b)結び目が片蝶結びであることで、紐は自然ややき
つめに緊結されるようになっているために、容易には紐
を解くことができない。よって、包装を解く際には紐を
無理にずらして包装容器から外すか、或はハサミなどで
紐を切るしかなく、面倒であった。また、紐をずらして
外す場合には包装箱が変形する心配があった。
け結び装置には次のような課題があった。 (a)従来の機械では、紐の結び目はループが一つしか
ない片蝶結びとなり、しかも結び目の位置が包装容器の
角部に限られるために体裁が悪く、例えば和菓子等、高
級な商品の包装には使用できなかった。 (b)結び目が片蝶結びであることで、紐は自然ややき
つめに緊結されるようになっているために、容易には紐
を解くことができない。よって、包装を解く際には紐を
無理にずらして包装容器から外すか、或はハサミなどで
紐を切るしかなく、面倒であった。また、紐をずらして
外す場合には包装箱が変形する心配があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術手段は次のとおりである。包装箱
に十文字に紐を掛け結ぶ紐掛結び装置であって、この紐
掛結び装置は、包装箱を保持し、包装箱のほぼ中心部を
回動中心として水平方向にほぼ90度の範囲で回動可能
なホルダ部と;カッタと挟持爪部を備えた導板と;受フ
ィンガーと押フィンガーを備えた基フィンガー部と;先
端部に掛止ピンを有する軸フィンガーと、前記掛止ピン
に摺動自在にはめ込まれた挿通環を有する動フィンガー
とを備えた輪フィンガー部と;挟フィンガーと掛フィン
ガーを備えた結フィンガー部と;前記ホルダ部の回りを
上下に回転して紐を包装箱に巻き掛ける回転アーム装置
と;紐を供給する紐供給装置と;を備えてなり、前記導
板は、当初は前記挟持爪部で紐の先部を挟持するように
し、前記基フィンガー部側へ移動して前記受フィンガー
と前記押フィンガーに紐の先部を渡すようにし、紐の結
束後は次の結束の紐の先部となる部分を挟持するように
して、前記カッタで紐を切断するものであり、前記基フ
ィンガー部は、当初は包装箱の上面ほぼ中央部に位置し
ており、前記導板から紐の先部を受けて、前記受フィン
ガーと前記押フィンガーにより紐の先端部を挟持するよ
うにし、包装箱に十字に掛けられた紐のクロス部分と包
装箱の間をくぐるようにし、更に紐のクロス部分と、前
記輪フィンガー部による前ループ形成部の上に被さるよ
うにし、紐の結束後は紐の挟持を解除するものであり、
前記輪フィンガー部の前記軸フィンガーと前記動フィン
ガーは、前記掛止ピンで紐を引っ掛けて回動して前ルー
プを形成するものであり、前記結フィンガー部は、前記
挟フィンガーと前記掛フィンガーにより、紐のクロス部
分と前ループ形成部の上に被さった前記基フィンガー部
で挟持された紐の先側を掛止して移動するようにして後
ループを形成しながら紐をクロス部分で結束するもので
ある、紐掛結び装置である。なお、紐掛結び装置に包装
箱を自動的に供給する箱供給装置を設けることは任意で
ある。
に講じた本発明の技術手段は次のとおりである。包装箱
に十文字に紐を掛け結ぶ紐掛結び装置であって、この紐
掛結び装置は、包装箱を保持し、包装箱のほぼ中心部を
回動中心として水平方向にほぼ90度の範囲で回動可能
なホルダ部と;カッタと挟持爪部を備えた導板と;受フ
ィンガーと押フィンガーを備えた基フィンガー部と;先
端部に掛止ピンを有する軸フィンガーと、前記掛止ピン
に摺動自在にはめ込まれた挿通環を有する動フィンガー
とを備えた輪フィンガー部と;挟フィンガーと掛フィン
ガーを備えた結フィンガー部と;前記ホルダ部の回りを
上下に回転して紐を包装箱に巻き掛ける回転アーム装置
と;紐を供給する紐供給装置と;を備えてなり、前記導
板は、当初は前記挟持爪部で紐の先部を挟持するように
し、前記基フィンガー部側へ移動して前記受フィンガー
と前記押フィンガーに紐の先部を渡すようにし、紐の結
束後は次の結束の紐の先部となる部分を挟持するように
して、前記カッタで紐を切断するものであり、前記基フ
ィンガー部は、当初は包装箱の上面ほぼ中央部に位置し
ており、前記導板から紐の先部を受けて、前記受フィン
ガーと前記押フィンガーにより紐の先端部を挟持するよ
うにし、包装箱に十字に掛けられた紐のクロス部分と包
装箱の間をくぐるようにし、更に紐のクロス部分と、前
記輪フィンガー部による前ループ形成部の上に被さるよ
うにし、紐の結束後は紐の挟持を解除するものであり、
前記輪フィンガー部の前記軸フィンガーと前記動フィン
ガーは、前記掛止ピンで紐を引っ掛けて回動して前ルー
プを形成するものであり、前記結フィンガー部は、前記
挟フィンガーと前記掛フィンガーにより、紐のクロス部
分と前ループ形成部の上に被さった前記基フィンガー部
で挟持された紐の先側を掛止して移動するようにして後
ループを形成しながら紐をクロス部分で結束するもので
ある、紐掛結び装置である。なお、紐掛結び装置に包装
箱を自動的に供給する箱供給装置を設けることは任意で
ある。
【0005】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は一実施例の全体構造を示す概略説
明図、図2は右側面から見た要部斜視図、図3は左側面
から見た要部斜視図である。紐掛結び装置は、基フレー
ム90を備えている。基フレーム90内部の下部には、
多数のカムを備えたカム装置Cおよびそれを電気的に制
御する制御装置Aが備えてある。また、基フレーム90
の上部には、ホルダ部1、導板2、基フィンガー部3、
輪フィンガー部4、結フィンガー部5、回転アーム装置
6および紐供給装置7が配設されている。なお、前記導
板2、基フィンガー部3、輪フィンガー部4、結フィン
ガー部5等の作動の制御は、カム装置Cとワイヤ(詳細
図において図示)により適宜行われるように設定してあ
る。
細に説明する。図1は一実施例の全体構造を示す概略説
明図、図2は右側面から見た要部斜視図、図3は左側面
から見た要部斜視図である。紐掛結び装置は、基フレー
ム90を備えている。基フレーム90内部の下部には、
多数のカムを備えたカム装置Cおよびそれを電気的に制
御する制御装置Aが備えてある。また、基フレーム90
の上部には、ホルダ部1、導板2、基フィンガー部3、
輪フィンガー部4、結フィンガー部5、回転アーム装置
6および紐供給装置7が配設されている。なお、前記導
板2、基フィンガー部3、輪フィンガー部4、結フィン
ガー部5等の作動の制御は、カム装置Cとワイヤ(詳細
図において図示)により適宜行われるように設定してあ
る。
【0006】 ホルダ部1の説明 基フレーム90の内部には、包装箱B(図10以下に図
示)を保持するホルダ部1を備えている。ホルダ部1は
ほぼ正方形の平板状の台板10を備えている。台板10
の一辺には、包装箱Bのサイズに対応できる調整機構を
有する補助台板10aが、水平状態から垂下状態へ折り
たたみ可能に設けられている。補助台板10aには二本
のスライド溝101が設けてある。スライド溝101に
は調整体102がスライド可能に取付けてある。調整体
102はストッパ103によって任意の位置に固定でき
る。台板10の上方には包装箱Bを上部から押えて保持
する昇降自在の挟持板11を備えている。ホルダ部1の
下方には、台板10と挟持板11を90度の範囲で水平
に回動する駆動機構12が備えてある。図4はホルダ部
の駆動機構の説明図である。駆動機構12は正方形の板
状の基盤120を有し、そのほぼ中央部の裏側には駆動
モータ121が取付けてある。基盤120の一角部には
軸部122を中心として回動するアーム板123が設け
てある。アーム板123の先部には軸ピン124を介し
てリンク125の一端部が取付けてある。リンク125
の他端部は、軸ロッド128を中心として回動する筒状
の回動体129の下部に設けられたアーム板127の基
側に軸ピン126を介して取付けてある。アーム板12
7の回動域の下部にはスイッチ台板132が設けてあ
る。スイッチ台板132の両端部にはアーム板127の
先部と対応し、アーム板127の回動範囲を軸ロッド1
28を中心とした90度の範囲に設定するリミットスイ
ッチS1、S2が取付けてある。また、回動体129の
上部にはアーム台130が設けてある。アーム台130
の先部には支持枠131が立設してある。支持枠131
の上部には、前記台板10が水平に取付けてある。
示)を保持するホルダ部1を備えている。ホルダ部1は
ほぼ正方形の平板状の台板10を備えている。台板10
の一辺には、包装箱Bのサイズに対応できる調整機構を
有する補助台板10aが、水平状態から垂下状態へ折り
たたみ可能に設けられている。補助台板10aには二本
のスライド溝101が設けてある。スライド溝101に
は調整体102がスライド可能に取付けてある。調整体
102はストッパ103によって任意の位置に固定でき
る。台板10の上方には包装箱Bを上部から押えて保持
する昇降自在の挟持板11を備えている。ホルダ部1の
下方には、台板10と挟持板11を90度の範囲で水平
に回動する駆動機構12が備えてある。図4はホルダ部
の駆動機構の説明図である。駆動機構12は正方形の板
状の基盤120を有し、そのほぼ中央部の裏側には駆動
モータ121が取付けてある。基盤120の一角部には
軸部122を中心として回動するアーム板123が設け
てある。アーム板123の先部には軸ピン124を介し
てリンク125の一端部が取付けてある。リンク125
の他端部は、軸ロッド128を中心として回動する筒状
の回動体129の下部に設けられたアーム板127の基
側に軸ピン126を介して取付けてある。アーム板12
7の回動域の下部にはスイッチ台板132が設けてあ
る。スイッチ台板132の両端部にはアーム板127の
先部と対応し、アーム板127の回動範囲を軸ロッド1
28を中心とした90度の範囲に設定するリミットスイ
ッチS1、S2が取付けてある。また、回動体129の
上部にはアーム台130が設けてある。アーム台130
の先部には支持枠131が立設してある。支持枠131
の上部には、前記台板10が水平に取付けてある。
【0007】 導板2の説明 図2、図3、図15、図19を参照する。基フレーム9
0の上部にはL形のアングルフレーム91が設けられて
いる。アングルフレーム91の上部アングル910の上
面にはガイド板92が取付けてある。ガイド板92に
は、後述する導板2が移動する際のガイドとなるガイド
溝93が設けてある。ガイド溝93には、二個のローラ
状のガイド体94を介して取着台片96が取付けられて
いる。そして、取着台片96の一端側には導板2が取付
けてある。導板2は二枚板構造となっており、基板20
とスライド板20aとを備えている。基板20は、全体
形状がほぼ長方形で取着台片96に固定されている。ス
ライド板20aは、後述する駆動手段によって基板20
に沿って上下にスライドするようにしてある。基板20
の底部は直角に折曲されて受爪部211、221が形成
されている。また、受爪部221の一端側には、次述す
るカッタ24が作動するときの逃げ部となるカッタ溝2
3が形成されている。カッタ溝23の上部には、カッタ
24が配置されている。カッタ24は前記スライド板2
0aの下部に取付けてある。また、基板20にはカッタ
24に隣接するように、リボンRを案内する案内バー2
5が設けてある。
0の上部にはL形のアングルフレーム91が設けられて
いる。アングルフレーム91の上部アングル910の上
面にはガイド板92が取付けてある。ガイド板92に
は、後述する導板2が移動する際のガイドとなるガイド
溝93が設けてある。ガイド溝93には、二個のローラ
状のガイド体94を介して取着台片96が取付けられて
いる。そして、取着台片96の一端側には導板2が取付
けてある。導板2は二枚板構造となっており、基板20
とスライド板20aとを備えている。基板20は、全体
形状がほぼ長方形で取着台片96に固定されている。ス
ライド板20aは、後述する駆動手段によって基板20
に沿って上下にスライドするようにしてある。基板20
の底部は直角に折曲されて受爪部211、221が形成
されている。また、受爪部221の一端側には、次述す
るカッタ24が作動するときの逃げ部となるカッタ溝2
3が形成されている。カッタ溝23の上部には、カッタ
24が配置されている。カッタ24は前記スライド板2
0aの下部に取付けてある。また、基板20にはカッタ
24に隣接するように、リボンRを案内する案内バー2
5が設けてある。
【0008】スライド板20aの下部には、前記受爪部
211、221と対応して、直角に折曲された押爪部2
12、222が形成されている。これにより、押爪部2
12と受爪部211とで挟持爪部21が、押爪部222
と受爪部221とで挟持爪部22が形成されている。な
お、挟持爪部21、22の間の部分は「コ」型の切欠部
200、200aとなっている。また、図2に示すよう
にスライド板20aの上部には、基板20の上部よりや
や突出してL板状の引金部201が設けられている。引
金部201にはワイヤチューブT1の端部が取付けてあ
る。ワイヤチューブT1内のワイヤW1は引金部201
を貫通して延出され、端部は基板20の上部に取付けて
ある。なお、ワイヤW1はカム装置Cにより引っ張り量
が調整される仕組みである。この構造によれば、ワイヤ
W1が引っ張られることにより、その反作用で引金部2
01は下方へ引き寄せられ、スライド板20aは基板2
0に沿って下方へスライドする。また、導板2の上部は
前記したように「コ」型の取着台片96により支えられ
ている。取着台片96の先端側には、駆動アーム97の
先端部が回動できるように軸着してある。なお、駆動ア
ーム97は、基フレーム90に立設された支柱98に駆
動軸99を回動可能に挿通させて取付けてある。駆動軸
99は駆動手段(図示省略)により回動する。この構造
によれば、駆動アーム97の回動によって、二個のガイ
ド体94はガイド板92のガイド溝93に沿って移動
し、導板2はそれに伴って向きを変えながら移動する。
211、221と対応して、直角に折曲された押爪部2
12、222が形成されている。これにより、押爪部2
12と受爪部211とで挟持爪部21が、押爪部222
と受爪部221とで挟持爪部22が形成されている。な
お、挟持爪部21、22の間の部分は「コ」型の切欠部
200、200aとなっている。また、図2に示すよう
にスライド板20aの上部には、基板20の上部よりや
や突出してL板状の引金部201が設けられている。引
金部201にはワイヤチューブT1の端部が取付けてあ
る。ワイヤチューブT1内のワイヤW1は引金部201
を貫通して延出され、端部は基板20の上部に取付けて
ある。なお、ワイヤW1はカム装置Cにより引っ張り量
が調整される仕組みである。この構造によれば、ワイヤ
W1が引っ張られることにより、その反作用で引金部2
01は下方へ引き寄せられ、スライド板20aは基板2
0に沿って下方へスライドする。また、導板2の上部は
前記したように「コ」型の取着台片96により支えられ
ている。取着台片96の先端側には、駆動アーム97の
先端部が回動できるように軸着してある。なお、駆動ア
ーム97は、基フレーム90に立設された支柱98に駆
動軸99を回動可能に挿通させて取付けてある。駆動軸
99は駆動手段(図示省略)により回動する。この構造
によれば、駆動アーム97の回動によって、二個のガイ
ド体94はガイド板92のガイド溝93に沿って移動
し、導板2はそれに伴って向きを変えながら移動する。
【0009】 基フィンガー部3の説明 図5は基フィンガー部の構造を示す常態の斜視図、図6
は基フィンガー部の作動状態を示す斜視図である。図
2、図3に示すように、導板2に近接して基フィンガー
部3が設けられている。基フィンガー部3は、駆動アー
ム30の先端部に取付けてある。駆動アーム30の基部
は、支持部材300に軸ロッド301を介して取付けて
ある。支持部材300は、横カム装置(図示省略)によ
って一定の範囲で首振り回動できる構造である。この構
造により、駆動アーム30はカム装置Cにより制御され
る昇降リンク302によって上下方向の回動が一定の範
囲ででき、併せて水平方向にも一定の範囲で首振り回動
できる。基フィンガー部3は、受フィンガー31と押フ
ィンガー32を備えている。受フィンガー31は前記駆
動アーム30の先端に固着してあり、先端部にはほぼ水
平且つ直角に折曲して挟持バー310が形成してある。
また、受フィンガー31の後部には支持板311が設け
られている。支持板311の後端部にはほぼL型の支持
金具312が取付けてあり、また先部には中央部が上方
へやや湾曲したガイド板313が取付けてある。
は基フィンガー部の作動状態を示す斜視図である。図
2、図3に示すように、導板2に近接して基フィンガー
部3が設けられている。基フィンガー部3は、駆動アー
ム30の先端部に取付けてある。駆動アーム30の基部
は、支持部材300に軸ロッド301を介して取付けて
ある。支持部材300は、横カム装置(図示省略)によ
って一定の範囲で首振り回動できる構造である。この構
造により、駆動アーム30はカム装置Cにより制御され
る昇降リンク302によって上下方向の回動が一定の範
囲ででき、併せて水平方向にも一定の範囲で首振り回動
できる。基フィンガー部3は、受フィンガー31と押フ
ィンガー32を備えている。受フィンガー31は前記駆
動アーム30の先端に固着してあり、先端部にはほぼ水
平且つ直角に折曲して挟持バー310が形成してある。
また、受フィンガー31の後部には支持板311が設け
られている。支持板311の後端部にはほぼL型の支持
金具312が取付けてあり、また先部には中央部が上方
へやや湾曲したガイド板313が取付けてある。
【0010】受フィンガー31のほぼ中央部には長円状
の遊孔314が設けてある。また、押フィンガー32の
ほぼ中央部には遊孔314と対応する遊動軸321が設
けてある。押フィンガー32は、遊動軸321を介して
遊孔314に回動および前後の移動ができるようにルー
ズに取付けてある。押フィンガー32の先端部には前記
挟持バー310と相対するように折曲されて挟持バー3
20が形成してある。押フィンガー32の後端部には直
角に折曲して取着片322が形成してある。取着片32
2のやや前方には、前記ガイド板313の下面と対応す
るロッド323が設けられている。なお、符号324は
押フィンガー32に外力が作用しない時には押フィンガ
ー32を常態に復帰できるようにしたスプリングであ
る。そして、前記支持板311の支持金具312には、
ワイヤチューブT2が取付けてあり、ワイヤチューブT
2内のワイヤW2は支持金具312を貫通して前記押フ
ィンガー32の取着片322に取付けてある。上記構造
によれば、カム装置CによりワイヤW2が引っ張られる
と、図5に示す状態から図6に示す状態となる。即ち、
押フィンガー32が遊動軸321を中心として図におい
て右方向(時計回り)へ回動し、ロッド323がガイド
板313に下方から当接した後、押フィンガー32は更
に引っ張られて左側へ若干移動する。これによって受フ
ィンガー31の挟持バー310に押フィンガー32の挟
持バー320が右側やや下方から圧着され、後で説明す
るように紐Rを挟持できる。また、受フィンガー31の
先部よりには、包装箱Bに紐Rを掛けて回動させたとき
に、紐Rが掛かるようにした掛肩部33が設けられてい
る。
の遊孔314が設けてある。また、押フィンガー32の
ほぼ中央部には遊孔314と対応する遊動軸321が設
けてある。押フィンガー32は、遊動軸321を介して
遊孔314に回動および前後の移動ができるようにルー
ズに取付けてある。押フィンガー32の先端部には前記
挟持バー310と相対するように折曲されて挟持バー3
20が形成してある。押フィンガー32の後端部には直
角に折曲して取着片322が形成してある。取着片32
2のやや前方には、前記ガイド板313の下面と対応す
るロッド323が設けられている。なお、符号324は
押フィンガー32に外力が作用しない時には押フィンガ
ー32を常態に復帰できるようにしたスプリングであ
る。そして、前記支持板311の支持金具312には、
ワイヤチューブT2が取付けてあり、ワイヤチューブT
2内のワイヤW2は支持金具312を貫通して前記押フ
ィンガー32の取着片322に取付けてある。上記構造
によれば、カム装置CによりワイヤW2が引っ張られる
と、図5に示す状態から図6に示す状態となる。即ち、
押フィンガー32が遊動軸321を中心として図におい
て右方向(時計回り)へ回動し、ロッド323がガイド
板313に下方から当接した後、押フィンガー32は更
に引っ張られて左側へ若干移動する。これによって受フ
ィンガー31の挟持バー310に押フィンガー32の挟
持バー320が右側やや下方から圧着され、後で説明す
るように紐Rを挟持できる。また、受フィンガー31の
先部よりには、包装箱Bに紐Rを掛けて回動させたとき
に、紐Rが掛かるようにした掛肩部33が設けられてい
る。
【0011】 輪フィンガー部4の説明 図7は輪フィンガー部の構造を示す説明図である。図
2、図3に示すように、基フィンガー部3の上方に近接
して輪フィンガー部4が設けられている。輪フィンガー
部4は、駆動アーム40の先端部に取付けてある。駆動
アーム40の基部は、支持部材400に軸ロッド401
を介して取付けてある。駆動アーム40は、カム装置C
により制御される昇降リンク402によって上下方向の
回動が一定の範囲でできるようにしてある。輪フィンガ
ー部4は、軸フィンガー41と、動フィンガー43を備
えている。軸フィンガー41及び動フィンガー43の形
状はほぼ「L」型で、軸フィンガー41の先端部には掛
止ピン42が設けてある。また、動フィンガー43の先
端部には掛止ピン42よりやや径大の挿通孔を有する挿
通環44が設けてある。挿通環44には掛止ピン42が
挿通してある。駆動アーム40の先端部には軸受部材4
5が取付けてある。軸受部材45には軸パイプ46が回
動可能に軸支してある。軸フィンガー41の基部は、軸
パイプ46の周壁の一部に固着してある。軸パイプ46
の後部にはクランク部材47が固着してある。動フィン
ガー43の基部は着軸430となっている。着軸430
は、軸パイプ46およびクランク部材47をスライド可
能に貫通して取付けてある。着軸430の後端部にはワ
イヤ支持具48が取付けてある。ワイヤ支持具48には
ワイヤチューブT3が取付けてある。ワイヤチューブT
3内のワイヤW3はワイヤ支持具48を貫通し、その先
端部はクランク部材47に取付けてある。符号470は
スプリングで、クランク部材47とワイヤ支持具48と
を離れる方向に付勢するものである。なお、軸パイプ4
6はカム装置Cにより駆動されるクランク403および
リンク404により軸受部材45内で一定の角度で回動
する。このとき、軸フィンガー41と動フィンガー43
は軸パイプ46と共に回動する。また、動フィンガー4
3はカム装置Cにより作動するワイヤW3の引っ張り作
用により軸パイプ46に沿ってスライドし、先端部の挿
通環44を掛止ピン42に嵌め入れたまま軸フィンガー
41と離れる方向にスライドする。ワイヤW3の引っ張
り力が解除されれば、スピリング470の作用により、
逆に軸フィンガー41と接近する方向にスライドする。
2、図3に示すように、基フィンガー部3の上方に近接
して輪フィンガー部4が設けられている。輪フィンガー
部4は、駆動アーム40の先端部に取付けてある。駆動
アーム40の基部は、支持部材400に軸ロッド401
を介して取付けてある。駆動アーム40は、カム装置C
により制御される昇降リンク402によって上下方向の
回動が一定の範囲でできるようにしてある。輪フィンガ
ー部4は、軸フィンガー41と、動フィンガー43を備
えている。軸フィンガー41及び動フィンガー43の形
状はほぼ「L」型で、軸フィンガー41の先端部には掛
止ピン42が設けてある。また、動フィンガー43の先
端部には掛止ピン42よりやや径大の挿通孔を有する挿
通環44が設けてある。挿通環44には掛止ピン42が
挿通してある。駆動アーム40の先端部には軸受部材4
5が取付けてある。軸受部材45には軸パイプ46が回
動可能に軸支してある。軸フィンガー41の基部は、軸
パイプ46の周壁の一部に固着してある。軸パイプ46
の後部にはクランク部材47が固着してある。動フィン
ガー43の基部は着軸430となっている。着軸430
は、軸パイプ46およびクランク部材47をスライド可
能に貫通して取付けてある。着軸430の後端部にはワ
イヤ支持具48が取付けてある。ワイヤ支持具48には
ワイヤチューブT3が取付けてある。ワイヤチューブT
3内のワイヤW3はワイヤ支持具48を貫通し、その先
端部はクランク部材47に取付けてある。符号470は
スプリングで、クランク部材47とワイヤ支持具48と
を離れる方向に付勢するものである。なお、軸パイプ4
6はカム装置Cにより駆動されるクランク403および
リンク404により軸受部材45内で一定の角度で回動
する。このとき、軸フィンガー41と動フィンガー43
は軸パイプ46と共に回動する。また、動フィンガー4
3はカム装置Cにより作動するワイヤW3の引っ張り作
用により軸パイプ46に沿ってスライドし、先端部の挿
通環44を掛止ピン42に嵌め入れたまま軸フィンガー
41と離れる方向にスライドする。ワイヤW3の引っ張
り力が解除されれば、スピリング470の作用により、
逆に軸フィンガー41と接近する方向にスライドする。
【0012】 結フィンガー部5の説明 図2、図3に示すように輪フィンガー部4に近接して結
フィンガー部5が設けられている。図8は結フィンガー
部の構造を示す常態の斜視図、図9は結フィンガー部の
作動状態を示す説明図である。結フィンガー部5は挟フ
ィンガー51および掛フィンガー52を備えている。挟
フィンガー51および掛フィンガー52は共にほぼ
「コ」状に形成してある。挟フィンガー51の先端部に
は挿入孔510が設けられており、掛フィンガー52の
先部は挟フィンガー51の挿入孔510側へほぼ直角に
折曲されて引掛バー520が形成されている。図2、図
3に示すように、前記アングルフレーム91の上部アン
グル910には、スライド台50が一定の範囲でスライ
ド可能に取付けられている。スライド台50は、カム装
置Cにより駆動するL型のクランク500およびリンク
501によって作動する。挟フィンガー51は、スライ
ド台50に固定されている。挟フィンガー51の基部外
部には軸パイプ53が一定の範囲で回動可能に取付けて
ある。軸パイプ53の周壁にはワイヤ支持具503が固
着してある。ワイヤ支持具503にはワイヤチューブT
4が取付けてある。ワイヤチューブT4内のワイヤW4
の先端部はスライド台50に設けられたワイヤ受具50
4に取付けてある。掛フィンガー52は、軸パイプ53
の周壁下部に固着してある。掛フィンガー52は、スプ
リング502によって挟フィンガー51側へ付勢されて
いる。この構造によれば、カム装置CによってワイヤW
4が引っ張られると、軸パイプ53と共に掛フィンガー
52が挟フィンガー51から離れる方向へ回動し、引掛
バー520が挟フィンガー51の挿入孔510に嵌入さ
れ、結フィンガー部5の先端部は閉じられる。また、ワ
イヤW4の引っ張り力が解除されると、掛フィンガー5
2が挟フィンガー51と接近する方向へ回動し、結フィ
ンガー部5の先端部は離れて隙間部59が形成される。
フィンガー部5が設けられている。図8は結フィンガー
部の構造を示す常態の斜視図、図9は結フィンガー部の
作動状態を示す説明図である。結フィンガー部5は挟フ
ィンガー51および掛フィンガー52を備えている。挟
フィンガー51および掛フィンガー52は共にほぼ
「コ」状に形成してある。挟フィンガー51の先端部に
は挿入孔510が設けられており、掛フィンガー52の
先部は挟フィンガー51の挿入孔510側へほぼ直角に
折曲されて引掛バー520が形成されている。図2、図
3に示すように、前記アングルフレーム91の上部アン
グル910には、スライド台50が一定の範囲でスライ
ド可能に取付けられている。スライド台50は、カム装
置Cにより駆動するL型のクランク500およびリンク
501によって作動する。挟フィンガー51は、スライ
ド台50に固定されている。挟フィンガー51の基部外
部には軸パイプ53が一定の範囲で回動可能に取付けて
ある。軸パイプ53の周壁にはワイヤ支持具503が固
着してある。ワイヤ支持具503にはワイヤチューブT
4が取付けてある。ワイヤチューブT4内のワイヤW4
の先端部はスライド台50に設けられたワイヤ受具50
4に取付けてある。掛フィンガー52は、軸パイプ53
の周壁下部に固着してある。掛フィンガー52は、スプ
リング502によって挟フィンガー51側へ付勢されて
いる。この構造によれば、カム装置CによってワイヤW
4が引っ張られると、軸パイプ53と共に掛フィンガー
52が挟フィンガー51から離れる方向へ回動し、引掛
バー520が挟フィンガー51の挿入孔510に嵌入さ
れ、結フィンガー部5の先端部は閉じられる。また、ワ
イヤW4の引っ張り力が解除されると、掛フィンガー5
2が挟フィンガー51と接近する方向へ回動し、結フィ
ンガー部5の先端部は離れて隙間部59が形成される。
【0013】 回転アーム装置6の説明 図2を参照する。図2において、基フレーム90の手前
側には回転アーム装置6が設けられている。回転アーム
装置6は基フレーム90に固定された受台60を有して
いる。受台60には軸パイプ63が駆動手段(ベルト6
9による回転機構)により回転可能に取付けてある。軸
パイプ63には、ほぼ中間部で直角に折曲された回転ア
ーム61が取付けてある。回転アーム61の先端部には
紐掛ローラ62が設けてある。なお、回転アーム61に
は包装箱Bに紐Rを掛ける作動中も紐Rのテンションを
好適に調整するテンション調整機構(説明省略)を有し
ている。
側には回転アーム装置6が設けられている。回転アーム
装置6は基フレーム90に固定された受台60を有して
いる。受台60には軸パイプ63が駆動手段(ベルト6
9による回転機構)により回転可能に取付けてある。軸
パイプ63には、ほぼ中間部で直角に折曲された回転ア
ーム61が取付けてある。回転アーム61の先端部には
紐掛ローラ62が設けてある。なお、回転アーム61に
は包装箱Bに紐Rを掛ける作動中も紐Rのテンションを
好適に調整するテンション調整機構(説明省略)を有し
ている。
【0014】 紐供給装置7の説明 受台60の更に手前側には、回転アーム61の回転運動
と連動する紐供給装置7が設けてある。紐供給装置7は
紐巻ホルダ71を有している。紐巻ホルダ71は回転ア
ーム装置6の軸パイプ63に固着してある。紐巻ホルダ
71には、図2に想像線で示すように紐巻き72が保持
され、紐巻ホルダ71から繰り出される紐Rは紐孔73
から軸パイプ63内を通り、回転アーム61に設けてあ
る紐掛け部(図示省略)に掛けて紐掛ローラ62へ掛け
られる。この構造により、回転アーム61が回転しても
紐巻き72も共に回転するため供給される紐Rが捻れる
ことはない。なお、本実施例における各フィンガー等の
駆動手段は、カム装置Cにより制御されたクランク装置
やワイヤ牽引装置等であるが、これに限定するものでは
なく、他の公知手段を用いてもよい。
と連動する紐供給装置7が設けてある。紐供給装置7は
紐巻ホルダ71を有している。紐巻ホルダ71は回転ア
ーム装置6の軸パイプ63に固着してある。紐巻ホルダ
71には、図2に想像線で示すように紐巻き72が保持
され、紐巻ホルダ71から繰り出される紐Rは紐孔73
から軸パイプ63内を通り、回転アーム61に設けてあ
る紐掛け部(図示省略)に掛けて紐掛ローラ62へ掛け
られる。この構造により、回転アーム61が回転しても
紐巻き72も共に回転するため供給される紐Rが捻れる
ことはない。なお、本実施例における各フィンガー等の
駆動手段は、カム装置Cにより制御されたクランク装置
やワイヤ牽引装置等であるが、これに限定するものでは
なく、他の公知手段を用いてもよい。
【0015】(作 用)図10、図11、図12、図1
3、図14、図16、図18、図20、図22図24、
図25は紐結束の手順を示す平面視概略説明図である。
図15は図14の要部斜視説明図、図17は図16の概
略説明図、図19は図18の要部斜視説明図、図21は
図20の輪フィンガー部の動きを示す概略説明図、図2
3は図22のL方向から見た要部斜視説明図である。図
10ないし図25を参照して本実施例の作用を説明す
る。なお、各フィンガー等、部材の位置および移動方向
は説明の便宜上、平面視概略説明図(図10、図11、
図12、図13、図14、図17、図18、図21、図
22、図24、図25)における上下左右および奥手前
(包装箱Bに近付く側を奥方向といい、包装箱Bから離
れる側を手前方向という)で表わす。なお、説明におい
て参照図に表れていない部材については適宜前の説明を
参照。 (1)初期状態。(図10参照) まず、包装箱Bの大きさに適合するように補助台板10
aの調整体102の位置を調整し、包装箱Bを挟持板1
1と台板10とで挟持してホルダ部1に固定する。そし
て、補助台板10aはホルダ部1を回動させる際に邪魔
にならないように下方へ回動させてたたんでおく。導板
2は包装箱Bから一定の距離を隔てて手前側にあり、包
装箱Bの中心線上の上側に位置している。基フィンガー
部3は包装箱Bの中央部に先端部を右斜め上にして位置
しており、受フィンガー31の先部は包装箱Bに接して
いる。また、押フィンガー32の挟持バー320は先部
が手前に上がっており、挟持バー310と挟持バー32
0の間には隙間が設けられている(図5参照)。輪フィ
ンガー部4は導板2と同様に包装箱Bから一定の距離を
隔てて手前側にあり、軸フィンガー41の掛止ピン42
を後述する紐Rに対応して手前側に位置させている。ま
た、軸フィンガー41と動フィンガー43は離れてい
る。結フィンガー部5は、基フィンガー部3および輪フ
ィンガー部4の下側のやや離れた位置にあり、包装箱B
から一定の距離を隔てて手前側にある。紐Rは、回転ア
ーム61の紐掛ローラ62に掛けられ、先端側を導板2
の挟持爪部21、22によって掴まれている。紐Rは基
フィンガー部3と輪フィンガー部4との間にあり、基フ
ィンガー部3の掛肩部33に右側から接している。
3、図14、図16、図18、図20、図22図24、
図25は紐結束の手順を示す平面視概略説明図である。
図15は図14の要部斜視説明図、図17は図16の概
略説明図、図19は図18の要部斜視説明図、図21は
図20の輪フィンガー部の動きを示す概略説明図、図2
3は図22のL方向から見た要部斜視説明図である。図
10ないし図25を参照して本実施例の作用を説明す
る。なお、各フィンガー等、部材の位置および移動方向
は説明の便宜上、平面視概略説明図(図10、図11、
図12、図13、図14、図17、図18、図21、図
22、図24、図25)における上下左右および奥手前
(包装箱Bに近付く側を奥方向といい、包装箱Bから離
れる側を手前方向という)で表わす。なお、説明におい
て参照図に表れていない部材については適宜前の説明を
参照。 (1)初期状態。(図10参照) まず、包装箱Bの大きさに適合するように補助台板10
aの調整体102の位置を調整し、包装箱Bを挟持板1
1と台板10とで挟持してホルダ部1に固定する。そし
て、補助台板10aはホルダ部1を回動させる際に邪魔
にならないように下方へ回動させてたたんでおく。導板
2は包装箱Bから一定の距離を隔てて手前側にあり、包
装箱Bの中心線上の上側に位置している。基フィンガー
部3は包装箱Bの中央部に先端部を右斜め上にして位置
しており、受フィンガー31の先部は包装箱Bに接して
いる。また、押フィンガー32の挟持バー320は先部
が手前に上がっており、挟持バー310と挟持バー32
0の間には隙間が設けられている(図5参照)。輪フィ
ンガー部4は導板2と同様に包装箱Bから一定の距離を
隔てて手前側にあり、軸フィンガー41の掛止ピン42
を後述する紐Rに対応して手前側に位置させている。ま
た、軸フィンガー41と動フィンガー43は離れてい
る。結フィンガー部5は、基フィンガー部3および輪フ
ィンガー部4の下側のやや離れた位置にあり、包装箱B
から一定の距離を隔てて手前側にある。紐Rは、回転ア
ーム61の紐掛ローラ62に掛けられ、先端側を導板2
の挟持爪部21、22によって掴まれている。紐Rは基
フィンガー部3と輪フィンガー部4との間にあり、基フ
ィンガー部3の掛肩部33に右側から接している。
【0016】(2)紐Rの一回目の巻き掛け。(図11
参照) 各フィンガー3、4、5及び導板2は図10に示す初期
状態のままで、回転アーム61を下側から奥側〜上側〜
手前側へほぼ一回転させると図11の状態となる。つま
り、回転アーム61の回転と共に、紐Rはテンションを
調整されながら繰り出され、導板2および輪フィンガー
部4の脇を擦り抜けて、包装箱Bの手前側にやや浮いた
状態に設定される。 (3)包装箱Bの回動。(図12参照) 各フィンガー及び導板2は初期状態のままで動かず、ホ
ルダ部1が左回りに90度回動し、これと共に包装箱B
も90度回動する。なお、ホルダ部1の回動中心は基フ
ィンガー部3の掛肩部33付近(保持された包装箱Bの
ほぼ中央部にあたる部分)に設定されている。これによ
り、紐Rは基フィンガー部3の掛肩部33を中心として
十文字にクロスする。 (4)紐Rの二回目の巻き掛け。(図13参照) 輪フィンガー部4が包装箱Bに近付くように奥側へ下降
する。同時に動フィンガー43が軸フィンガー41側へ
移動する。この結果、掛止ピン42は動フィンガー43
の右側に突出する。次に、回転アーム61を上記(2)
と同様にほぼ一回転させる。紐Rはテンションを調整さ
れながら繰り出され、導板2の脇を擦り抜け、輪フィン
ガー部4の掛止ピン42の手前側に接して停止する。
参照) 各フィンガー3、4、5及び導板2は図10に示す初期
状態のままで、回転アーム61を下側から奥側〜上側〜
手前側へほぼ一回転させると図11の状態となる。つま
り、回転アーム61の回転と共に、紐Rはテンションを
調整されながら繰り出され、導板2および輪フィンガー
部4の脇を擦り抜けて、包装箱Bの手前側にやや浮いた
状態に設定される。 (3)包装箱Bの回動。(図12参照) 各フィンガー及び導板2は初期状態のままで動かず、ホ
ルダ部1が左回りに90度回動し、これと共に包装箱B
も90度回動する。なお、ホルダ部1の回動中心は基フ
ィンガー部3の掛肩部33付近(保持された包装箱Bの
ほぼ中央部にあたる部分)に設定されている。これによ
り、紐Rは基フィンガー部3の掛肩部33を中心として
十文字にクロスする。 (4)紐Rの二回目の巻き掛け。(図13参照) 輪フィンガー部4が包装箱Bに近付くように奥側へ下降
する。同時に動フィンガー43が軸フィンガー41側へ
移動する。この結果、掛止ピン42は動フィンガー43
の右側に突出する。次に、回転アーム61を上記(2)
と同様にほぼ一回転させる。紐Rはテンションを調整さ
れながら繰り出され、導板2の脇を擦り抜け、輪フィン
ガー部4の掛止ピン42の手前側に接して停止する。
【0017】(5)導板2による基フィンガー部3への
紐Rの掛止。(図14、図15参照) 導板2が紐Rを保持したまま右方向に回動し、挟持爪部
21と挟持爪部22の間の部分の紐Rを基フィンガー部
3の挟持バー310と挟持バー320の間の隙間に差し
入れる。次に、押フィンガー32の先部が下降し、両挟
持バー310、320で紐Rを挟持する(図15の状
態)。同時に挟持爪部21、22による紐Rの挟持が解
除される。 (6)基フィンガー部3による紐Rの引き掛け。(図1
6、図17参照) 基フィンガー部3は左斜め下方へ引かれる。両挟持バー
310、320は紐Rを挟持したまま、紐Rのクロス部
分と包装箱Bの間に入る。そして更に引かれて、紐Rの
先側が、紐Rのクロス部分に手前側から奥側へ回し掛け
られる。このとき、紐Rは紐Rのクロス部分に無理な力
がかからないように受爪部211で折返されて図16の
状態となる。 (7)導板2および結フィンガー部5の移動。(図1
8、図19参照) 導板2が図において仮想線で示すように移動して、挟持
爪部21、22の各受爪部211、221と押爪部21
2、222の隙間部分を包装箱Bから浮いている側の紐
Rに嵌め込む。なお、この時点では挟持爪部21、22
による紐Rの挟持はされず、以後工程(10)終了まで
は紐Rの繰り出しができるように紐Rの挟持しない。同
時に、結フィンガー部5が中央部へ移動して紐Rのクロ
ス部分に被さるように、包装箱Bのやや手前側に位置す
る。結フィンガー部5の挟フィンガー51と掛フィンガ
ー52は拡開されて、引掛バー520先端部と挿入孔5
10の間に隙間部59が形成される。
紐Rの掛止。(図14、図15参照) 導板2が紐Rを保持したまま右方向に回動し、挟持爪部
21と挟持爪部22の間の部分の紐Rを基フィンガー部
3の挟持バー310と挟持バー320の間の隙間に差し
入れる。次に、押フィンガー32の先部が下降し、両挟
持バー310、320で紐Rを挟持する(図15の状
態)。同時に挟持爪部21、22による紐Rの挟持が解
除される。 (6)基フィンガー部3による紐Rの引き掛け。(図1
6、図17参照) 基フィンガー部3は左斜め下方へ引かれる。両挟持バー
310、320は紐Rを挟持したまま、紐Rのクロス部
分と包装箱Bの間に入る。そして更に引かれて、紐Rの
先側が、紐Rのクロス部分に手前側から奥側へ回し掛け
られる。このとき、紐Rは紐Rのクロス部分に無理な力
がかからないように受爪部211で折返されて図16の
状態となる。 (7)導板2および結フィンガー部5の移動。(図1
8、図19参照) 導板2が図において仮想線で示すように移動して、挟持
爪部21、22の各受爪部211、221と押爪部21
2、222の隙間部分を包装箱Bから浮いている側の紐
Rに嵌め込む。なお、この時点では挟持爪部21、22
による紐Rの挟持はされず、以後工程(10)終了まで
は紐Rの繰り出しができるように紐Rの挟持しない。同
時に、結フィンガー部5が中央部へ移動して紐Rのクロ
ス部分に被さるように、包装箱Bのやや手前側に位置す
る。結フィンガー部5の挟フィンガー51と掛フィンガ
ー52は拡開されて、引掛バー520先端部と挿入孔5
10の間に隙間部59が形成される。
【0018】(8)輪フィンガー部4の作動。(図2
0、図21参照) 掛止ピン42に紐Rを掛けたまま、輪フィンガー部4が
回動して、図20において上側へ移動する。このとき、
駆動アーム40は上下動して軸フィンガー41と動フィ
ンガー43の先端部が下方の結フィンガー部5に当たら
ないようにしている。また、同時に紐Rは繰り出され、
結フィンガー部5の掛フィンガー52に掛かる(図23
も同時参照)。 (9)基フィンガー部3の作動および結フィンガー部5
への紐Rの掛止。(図22、図23参照) 基フィンガー部3が両挟持バー310、320で紐Rの
先端部を挟持したまま手前側へやや上昇し、挟フィンガ
ー51と掛フィンガー52に被さっている紐Rに更に被
さるように右斜め上側へ移動する。このとき、両挟持バ
ー310、320による紐Rの挟持部は挟フィンガー5
1と掛フィンガー52の先端部より先側へ移動した後、
奥側へやや動く。これにより、結フィンガー部5の挟フ
ィンガー51と掛フィンガー52の先端部の隙間59に
紐Rが入り込む。そして挟フィンガー51と掛フィンガ
ー52が閉じられて引掛バー520の先端部が挿入孔5
10に挿入され、図22、図23に示す状態となる。 (10)結フィンガー部5による紐Rの引き結び。(図
24参照) 両挟持バー310、320で紐Rの先端部を挟持したま
ま、結フィンガー部5が紐Rを引っ掛けて左斜め下側へ
移動して紐Rを結束する。紐Rは輪フィンガー部4と結
フィンガー部5の部分に二個のループL1、L2を形成
して結ばれる。
0、図21参照) 掛止ピン42に紐Rを掛けたまま、輪フィンガー部4が
回動して、図20において上側へ移動する。このとき、
駆動アーム40は上下動して軸フィンガー41と動フィ
ンガー43の先端部が下方の結フィンガー部5に当たら
ないようにしている。また、同時に紐Rは繰り出され、
結フィンガー部5の掛フィンガー52に掛かる(図23
も同時参照)。 (9)基フィンガー部3の作動および結フィンガー部5
への紐Rの掛止。(図22、図23参照) 基フィンガー部3が両挟持バー310、320で紐Rの
先端部を挟持したまま手前側へやや上昇し、挟フィンガ
ー51と掛フィンガー52に被さっている紐Rに更に被
さるように右斜め上側へ移動する。このとき、両挟持バ
ー310、320による紐Rの挟持部は挟フィンガー5
1と掛フィンガー52の先端部より先側へ移動した後、
奥側へやや動く。これにより、結フィンガー部5の挟フ
ィンガー51と掛フィンガー52の先端部の隙間59に
紐Rが入り込む。そして挟フィンガー51と掛フィンガ
ー52が閉じられて引掛バー520の先端部が挿入孔5
10に挿入され、図22、図23に示す状態となる。 (10)結フィンガー部5による紐Rの引き結び。(図
24参照) 両挟持バー310、320で紐Rの先端部を挟持したま
ま、結フィンガー部5が紐Rを引っ掛けて左斜め下側へ
移動して紐Rを結束する。紐Rは輪フィンガー部4と結
フィンガー部5の部分に二個のループL1、L2を形成
して結ばれる。
【0019】(11)各フィンガー3、4、5による紐
Rの挟持及び掛止の解除。(図25参照) 基フィンガー部3は受フィンガー31、押フィンガー3
2が開いて紐Rの挟持を解除し、左斜め下側へ移動す
る。輪フィンガー部4は動フィンガー43が右側へ移動
して掛止ピン42から紐Rを押し出されて外れ、ここが
結び目の前ループL1となる。結フィンガー部5は挟フ
ィンガー51と掛フィンガー52が開き、隙間部59か
ら紐Rが外れ、ここが後ループL2となる。そして、導
板2の挟持爪部21、22が作動して紐Rを掴み、次に
カッタ24によって紐Rを切断する。 (12)初期状態への復帰。(図25、図10参照) ホルダ部1が回動して初期状態へ戻る。ホルダ部1によ
る挟持を解除して包装箱Bを外す。導板2、基フィンガ
ー部3、輪フィンガー部4、結フィンガー部5を上記
(1)の初期状態へ復帰させる。なお、本発明は図示の
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記
載内において数々の変形が可能である。
Rの挟持及び掛止の解除。(図25参照) 基フィンガー部3は受フィンガー31、押フィンガー3
2が開いて紐Rの挟持を解除し、左斜め下側へ移動す
る。輪フィンガー部4は動フィンガー43が右側へ移動
して掛止ピン42から紐Rを押し出されて外れ、ここが
結び目の前ループL1となる。結フィンガー部5は挟フ
ィンガー51と掛フィンガー52が開き、隙間部59か
ら紐Rが外れ、ここが後ループL2となる。そして、導
板2の挟持爪部21、22が作動して紐Rを掴み、次に
カッタ24によって紐Rを切断する。 (12)初期状態への復帰。(図25、図10参照) ホルダ部1が回動して初期状態へ戻る。ホルダ部1によ
る挟持を解除して包装箱Bを外す。導板2、基フィンガ
ー部3、輪フィンガー部4、結フィンガー部5を上記
(1)の初期状態へ復帰させる。なお、本発明は図示の
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記
載内において数々の変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)結び目は、ループが二つある蝶結びであり、しか
も結び目の位置は紐のクロス部分に設けることができる
ので体裁がよく、高級な商品、例えば高級和菓子等の包
装にも使用できる。 (b)結び目が蝶結びであるので、従来のものに比較し
て解きやすく、無理に紐をずらして包装箱が変形したり
することはなく、またハサミ等を用意する面倒もない。
する。 (a)結び目は、ループが二つある蝶結びであり、しか
も結び目の位置は紐のクロス部分に設けることができる
ので体裁がよく、高級な商品、例えば高級和菓子等の包
装にも使用できる。 (b)結び目が蝶結びであるので、従来のものに比較し
て解きやすく、無理に紐をずらして包装箱が変形したり
することはなく、またハサミ等を用意する面倒もない。
【図1】一実施例の全体構造を示す概略説明図である。
【図2】右側面から見た要部斜視図である。
【図3】左側面から見た要部斜視図である。
【図4】ホルダ部の駆動機構の説明図である。
【図5】基フィンガー部の構造を示す常態の斜視図であ
る。
る。
【図6】基フィンガー部の作動状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】輪フィンガー部の構造を示す説明図である。
【図8】結フィンガー部の構造を示す常態の斜視図であ
る。
る。
【図9】結フィンガー部の作動状態を示す説明図であ
る。
る。
【図10】各フィンガー部および導板の初期状態を示す
平面視概略説明図である。
平面視概略説明図である。
【図11】紐の一回目の巻き掛け状態を示す平面視概略
説明図である。
説明図である。
【図12】包装箱の回動状態を示す平面視概略説明図で
ある。
ある。
【図13】紐の二回目の巻き掛け状態を示す平面視概略
説明図である。
説明図である。
【図14】導板による基フィンガー部への紐の掛止状態
を示す平面視概略説明図である。
を示す平面視概略説明図である。
【図15】図14の要部斜視説明図である。
【図16】基フィンガー部による紐の引き掛け状態を示
す平面視概略説明図である。
す平面視概略説明図である。
【図17】図16の要部概略説明図である。
【図18】導板および結フィンガー部の移動状態を示す
平面視概略説明図である。
平面視概略説明図である。
【図19】図18の要部斜視説明図である。
【図20】輪フィンガー部の作動状態を示す平面視概略
説明図である。
説明図である。
【図21】図20の輪フィンガー部の動きを示す概略説
明図である。
明図である。
【図22】基フィンガー部の作動および結フィンガー部
への紐の掛止状態を示す平面視概略説明図である。
への紐の掛止状態を示す平面視概略説明図である。
【図23】図22のL方向から見た要部斜視説明図であ
る。
る。
【図24】結フィンガー部による紐の引き結び状態を示
す平面視概略説明図である。
す平面視概略説明図である。
【図25】各フィンガーによる紐Rの挟持及び掛止の解
除状態を示す平面視概略説明図である。
除状態を示す平面視概略説明図である。
1 ホルダ部 2 導板 21、22 挟持爪部 24 カッタ 3 基フィンガー部 31 受フィンガー 32 押フィンガー 4 輪フィンガー部 41 軸フィンガー 42 掛止ピン 43 動フィンガー 44 挿通環 5 結フィンガー部 51 挟フィンガー 52 掛フィンガー 6 回転アーム装置 7 紐供給装置
Claims (1)
- 【請求項1】 包装箱(B) に十文字に紐(R) を掛け結ぶ
紐掛結び装置であって、 この紐掛結び装置は、 包装箱(B) を保持し、包装箱(B) のほぼ中心部を回動中
心として水平方向にほぼ90度の範囲で回動可能なホル
ダ部(1) と;カッタ(24)と挟持爪部(21)(22)を備えた導
板(2) と;受フィンガー(31)と押フィンガー(32)を備え
た基フィンガー部(3) と;先端部に掛止ピン(42)を有す
る軸フィンガー(41)と、前記掛止ピン(42)に摺動自在に
はめ込まれた挿通環(44)を有する動フィンガー(43)とを
備えた輪フィンガー部(4) と;挟フィンガー(51)と掛フ
ィンガー(52)を備えた結フィンガー部(5) と;前記ホル
ダ部(1) の回りを上下に回転して紐(R) を包装箱(B) に
巻き掛ける回転アーム装置(6) と;紐(R) を供給する紐
供給装置(7) と;を備えてなり、 前記導板(2) は、当初は前記挟持爪部(21)(22)で紐(R)
の先部を挟持するようにし、前記基フィンガー部(3) 側
へ移動して前記受フィンガー(31)と前記押フィンガー(3
2)に紐(R)の先部を渡すようにし、紐(R) の結束後は次
の結束の紐(R) の先部となる部分を挟持するようにし
て、前記カッタ(24)で紐(R)を切断するものであり、 前記基フィンガー部(3) は、当初は包装箱(B) の上面ほ
ぼ中央部に位置しており、前記導板(2) から紐(R) の先
部を受けて、前記受フィンガー(31)と前記押フィンガー
(32)により紐(R) の先端部を挟持するようにし、包装箱
(B) に十字に掛けられた紐(R) のクロス部分と包装箱
(B) の間をくぐるようにし、更に紐(R)のクロス部分
と、前記輪フィンガー部(4) による前ループ(L1)形成部
の上に被さるようにし、紐(R) の結束後は紐(R)の挟持
を解除するものであり、 前記輪フィンガー部(4) の前記軸フィンガー(41)と前記
動フィンガー(43)は、前記掛止ピン(42)で紐(R) を引っ
掛けて回動して前ループ(L1)を形成するものであり、 前記結フィンガー部(5) は、前記挟フィンガー(51)と前
記掛フィンガー(52)により、紐(R) のクロス部分と前ル
ープ(L1)形成部の上に被さった前記基フィンガー部(3)
で挟持された紐(R) の先側を掛止して移動するようにし
て後ループ(L2)を形成しながら紐(R) をクロス部分で結
束するものである、 ことを特徴とする紐掛結び装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27031991A JPH0585506A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 紐掛結び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27031991A JPH0585506A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 紐掛結び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585506A true JPH0585506A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17484613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27031991A Pending JPH0585506A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 紐掛結び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585506A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018052526A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 東レエンジニアリング株式会社 | リボン掛け結び装置 |
JP2018104083A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社崎陽軒 | 紐掛装置 |
JP2021130494A (ja) * | 2020-02-20 | 2021-09-09 | 三和工機株式会社 | 紐結び装置 |
-
1991
- 1991-09-21 JP JP27031991A patent/JPH0585506A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018052526A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 東レエンジニアリング株式会社 | リボン掛け結び装置 |
WO2018061275A1 (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 東レエンジニアリング株式会社 | リボン掛け結び装置 |
JP2018104083A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社崎陽軒 | 紐掛装置 |
JP2021130494A (ja) * | 2020-02-20 | 2021-09-09 | 三和工機株式会社 | 紐結び装置 |
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