JPH0568865U - 収容部付きキャップ - Google Patents
収容部付きキャップInfo
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- JPH0568865U JPH0568865U JP783492U JP783492U JPH0568865U JP H0568865 U JPH0568865 U JP H0568865U JP 783492 U JP783492 U JP 783492U JP 783492 U JP783492 U JP 783492U JP H0568865 U JPH0568865 U JP H0568865U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用に際し、収容部を十分に開口させて収容
物を収容部から容器内へと確実に移動させることがで
き、更に、収容部を開口させるための部材をキャップと
は別に用意することを必要とせずに容器内の液体との混
合ができる収容部付きキャップを提供する。 【構成】 口部開口から突出するフィルム開口手段(突
起)25を備えた容器20の口部22に装着可能な容器
装着部(フランジ)13と、容器20への装着時、口部
開口に当接し口部開口側に開口する開口部14bをシュ
リンクフィルム15により塞いだ収容部(凹所)14と
を有する
物を収容部から容器内へと確実に移動させることがで
き、更に、収容部を開口させるための部材をキャップと
は別に用意することを必要とせずに容器内の液体との混
合ができる収容部付きキャップを提供する。 【構成】 口部開口から突出するフィルム開口手段(突
起)25を備えた容器20の口部22に装着可能な容器
装着部(フランジ)13と、容器20への装着時、口部
開口に当接し口部開口側に開口する開口部14bをシュ
リンクフィルム15により塞いだ収容部(凹所)14と
を有する
Description
【0001】
この考案は、詰め替え用のプラスチックボトル等の容器の口部に装着する収容 部付きキャップに関するものである。
【0002】
従来、二種類の液体を別々に収容することができる容器が知られている。
【0003】 図8に示す容器1は、A液を収容する補助容器体2と、B液を収容し且つ補助 容器体2を上部に内嵌配置自在な容器本体3と、補助容器体2を上方から覆い且 つ容器本体3の上端に取り付け自在な蓋体4とからなっている((a)参照)。
【0004】 この容器1においては、使用に際し、例えばポリエチレンにより形成された補 助容器体2の底部2aを別部材である針5を用いて破り((b)参照)、或は予 め補助容器体2に装着された栓体6を用いて開口して((c)参照)、A液を補 助容器体2から容器本体3へと移しA液及びB液を混合することができる(実開 昭60−68070号公報参照)。
【0005】
しかしながら、補助容器体2の底部2a(或はヒートシールフィルム)を破っ て開口するための針5(或は切削部)等は、部分的に穴を開け或は切れ目を入れ るに過ぎず、使用に際し全域に亙って十分に開口させることができないことから 、収容物である液体を容器本体3(容器)内へと確実に移動させることができず 、両液の混合ができないという問題点がある。
【0006】 また、底部2aを開口させるための針5等を、別部材として用意する必要があ るという問題点もあった。
【0007】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ は、使用に際し、収容部を十分に開口させて収容物を収容部から容器内へと確実 に移動させることができ、更に、収容部を開口させるための部材をキャップとは 別に用意することを必要とせずに容器内の液体との混合ができる収容部付きキャ ップを提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するため、この考案に係る収容部付きキャップは、 口部開口から突出するフィルム開口手段を備えた容器の口部に装着可能な容器 装着部と、前記容器への装着時、前記口部開口に当接し前記口部開口側に開口す る開口部をシュリンクフィルムにより塞いだ収容部とを有することを特徴として いる。
【0009】 また、キャップ本体にヒンジ部を介して蓋体を設けたヒンジ式キャップからな る収容部付きキャップであって、前記キャップ本体は、容器の口部に装着可能な 容器装着部を有すると共に、前記容器装着部の上部に設けた頂壁に、前記キャッ プ本体の上端より突出する高さのフィルム開口手段と貫通孔とを有し、前記蓋体 には、前記蓋体を前記キャップ本体の上端に当接させた際に前記頂壁に向って開 口する開口部をフィルムで塞いで、収容部を形成したことを特徴としている。
【0010】 更に、ヒンジ式キャップからなる収容部付きキャップの開口部を塞ぐフィルム が、シュリンクフィルムにより形成されていることを特徴としている。
【0011】
この考案に係る収容部付きキャップは、容器装着部により容器内に収容物を充 填した容器の口部に装着されることにより、口部開口から突出するフィルム開口 手段が開口部を塞ぐシュリンクフィルムを破って開口部を全域に亙って開口する ことができる。
【0012】 開口部の開口により、収容物が容器内へと移動し容器内の収容物と混合される 。
【0013】 また、ヒンジ式キャップからなる収容部付きキャップの場合、開口部を塞ぐフ ィルムは、開口部をキャップ本体の上端に当接させることにより、容器装着部に 形成されたフィルム開口手段により破ることができる。
【0014】
以下、この考案に係る収容部付きキャップの実施例を、図面を参照しつつ説明 する。
【0015】 図1において、10は収容部付きキャップであり、後述する容器20の口部2 2に装着することにより容器20の口部開口を塞ぐことができる。
【0016】 収容部付きキャップ10は、ハット状断面を有する蓋体により形成されており 、略水平面の段壁11の中央に上向きに突出部12が突設されると共に、段壁1 1の全周縁に下向きにフランジ13が突設されている。
【0017】 突出部12は、収容部付きキャップ10の内面側に、段壁11の下方に突設さ れた周壁14aにより、フランジ13内に突出すると共に下方に向って開口する 開口部14bを有する凹所14を形成している。
【0018】 周壁14aは、段壁11からの突出量を、後述する頂壁24の上面24aと口 部22の上端22aとの離間距離分より少なく形成されている。
【0019】 凹所14は、開口部14bをシュリンクフィルム15により塞ぐことで密閉す ることができる。
【0020】 この凹所14は、収容部として機能し、溶媒である水等の液体に溶融する溶質 としての粉体或は粒体P等からなる調味料、薬、スポーツ飲料或は洗剤等が収容 される。なお、収容物としては、シュリンクフィルム15を溶かし或は破くこと のない液体でもよい。
【0021】 フランジ13は、内面側に、口部22の突条23に係合する突条16を有して おり、収容部付きキャップ10を容器20に締め付け装着するための容器装着部 として機能する。
【0022】 シュリンクフィルム15は、加熱により収縮させることができ、プレ成形によ り、開口部14aより若干拡径すると共に周縁部を立ち上げた皿状に形成される 。
【0023】 このシュリンクフィルム15を、凹所14内に収容物を収容した後に開口部1 4bを覆って周壁14aに装着し、装着後、加熱収縮させて固着することにより 、開口部14bを密閉することができる。
【0024】 このようなシュリンクフィルム15は、略30〜50μmの厚みを有する二軸 延伸させたポリエチレンテレフタレートフィルム、或は二軸延伸させたポリエチ レンテレフタレートにアルミ蒸着させたフィルム等により形成されており、延伸 倍率が高いもの程よい。
【0025】 そして、収容物を凹所14に充填し、開口部14bをシュリンクフィルム15 により塞ぐことにより、収容部付きキャップ10には、調味料、薬等が密封収容 される。
【0026】 容器20は、図2に示すように、容器本体21の上部を絞り込み縮径した開口 (口部開口)を形成する口部22を有しており、口部22により、収容物を容器 本体21内に収容し或は内容物を容器本体21内から取り出すことができる。
【0027】 口部22は、外周部に突条23を有しており、この突条23にフランジ13の 突条16を係合させて、収容部付きキャップ10を口部22に装着することがで きる。また、口部22の内部には、口部22を塞ぐ頂壁24が、上端22aと略 平行に形成されている。
【0028】 頂壁24には、略中央に、上端22aに達する先端25aを有する突起25が 形成されると共に、突起25の周囲に、頂壁24の表裏面を貫通する貫通孔26 が二箇所形成されている。
【0029】 従って、収容部付きキャップ10は、容器20への装着時、シュリンクフィル ム15を取り除くことにより、開口部14bを容器20の口部開口と連通させ、 貫通孔26を介して容器本体21内と連通することとなり、収容部付きキャップ 10を、段壁11内面に上端22aを当接させて容器20の口部22に装着する ことにより、シュリンクフィルム15は、頂壁24に対向し突起25に破られる こととなる。
【0030】 この突起25は、シュリンクフィルム15を破るためのフィルム開口手段とし て機能する。
【0031】 なお、収容部付きキャップ10の容器20への装着は、ネジによる螺合や突起 等の嵌合手段を用いた嵌合等によってもよい、 また、収容部付きキャップ10は、フランジ13の突条16を介して締め付け 装着することができる口部を有する容器であれば、容器本体の形状・大きさ等の 如何に拘らず使用することができる。
【0032】 次に、上記構成を有する収容部付きキャップの作用を説明する。
【0033】 先ず、図3に示すように、容器本体21内に液体Lを充填した容器20に、収 容部付きキャップ10を装着する。
【0034】 装着された収容部付きキャップ10を装着して、段壁11内面を上端22aに 近づけ突起25の先端25aがシュリンクフィルム15に当接すると、シュリン クフィルム15には孔が開けられる。
【0035】 孔が開けられると同時に、収縮緊張状態にあるシュリンクフィルム15には全 域に亙って亀裂が入り、破られる。
【0036】 シュリンクフィルム15が破られることにより、開口部14bが開口し、凹所 14内に収容されていた収容物が容器本体21内へと落下する。
【0037】 そして、溶質である収容物は溶媒である液体L内で容易に溶け出し、容器本体 21内には、液体Lに収容物が溶け込んだ混合液が形成される。
【0038】 このように、開口14bを塞ぐフィルムにシュリンクフィルム15を用いるこ とにより、他のフィルムを用いた場合やハーフカット等の開口方法による場合に 比べて、開口時の収容物の容器20内への移動がよりスムーズに行われる。
【0039】 つまり、少し先端25aを突き刺しただけで、シュリンクフィルム15は大き く破れて開口し、確実に且つ一度に凹所14内の収容物を容器20内に移動させ ることができる。
【0040】 また、図4に、収容部付きキャップの他の例を示す。
【0041】 収容部付きキャップ30は、上壁30a及び外周壁30bを有するカップ状に 形成されており、上壁30aの裏面に外周壁30bと平行に突設された内周壁3 0cにより、開口部31aを有する収容部としての凹所14を備えている。この 開口部31aは、シュリンクフィルム15により塞がれている。
【0042】 外周壁30bは、内面に、口部22の突条23に係合する突条32を有してお り、収容部付きキャップ30を容器20に締め付け装着するための容器装着部と して機能する((a)参照)。その他の構成及び作用は、収容部付きキャップ1 0と同様である。
【0043】 収容部付きキャップ33は、収容部付きキャップ10の周壁14aを形成せず 突出部12のみにより収容部としての凹所14を形成しており、開口部14bを フィルム15により塞いでいる((b)参照)。他の構成及び作用は、収容部付 きキャップ10と同様である。
【0044】 ところで、上記実施例においては、シュリンクフィルム15を破るフィルム開 口手段としての突起25が容器20に形成されていたが、容器20以外にフィル ム開口手段を備えてもよい。
【0045】 フィルム開口手段を別に設けることにより、フィルム開口手段を持たない容器 でもシュリンクフィルム15を破ることができる。
【0046】 図5に、口部22に装着されるアダプター34を示す。
【0047】 アダプター34は、周壁34aと共に上部開口34b及び下部開口34cを有 する円筒状に形成されており、突条23に後述する溝部39を係合させて口部2 2に取り付けられる。
【0048】 アダプター34には、内部を塞ぐ隔壁35が周壁34aの上端と略平行に形成 されており、隔壁35には、略中央に、先端36aを上方に向けた突起36が設 けられていると共に、突起36の周囲に、隔壁35の表裏面を貫通する貫通孔3 7が二箇所形成されている。
【0049】 周壁34aの外面上部には、収容部付きキャップ10の突条13に係合する突 条38が形成されており、内面下部には、突条23に係合する溝部39が形成さ れている。
【0050】 従って、収容部付きキャップ10は、口部22に装着したアダプター34を介 して容器20に装着することができ、容器20への装着時、突起36によりシュ リンクフィルム15が破られて開口14bが開口し、貫通孔37を介して収容部 14と容器本体21内とが連通することとなる((a)参照)。
【0051】 また、アダプター40は、周壁41aと底部41bを有すると共に、容器本体 21の口部22内径より小さい外径を有するカップ状に形成されており、口部2 2内に挿入することができる。
【0052】 周壁41a上端の上部開口41c周縁には、フランジ42が形成されており、 フランジ42を口部22上端に当接させることにより、アダプター40は、口部 22内に挿入させた状態で保持される。
【0053】 底部41bは、アダプター34の隔壁35と同様の構成を有しており、突起3 6及び貫通孔37に相当する突起43及び貫通孔44が形成されている。
【0054】 その他、このアダプター40は、アダプター34と同様の構成及び作用を有し ており、アダプター40を容器本体21に装着した際には、容器20全体の高さ を高くすることがない((b)参照)。
【0055】 なお、収容部付きキャップ10及びアダプター34,40の容器20への装着 は、ネジによる螺合或は突起等の嵌合手段を用いた嵌合によってもよい。
【0056】 また、収容部付きキャップ10は、アダプター34,40を介して締め付け装 着することができる口部を有する容器であれば、容器本体の形状・大きさ等の如 何に拘らず使用することができる。
【0057】 更に、容器20以外にフィルム開口手段を備える例として、収容部付きキャッ プにフィルム開口手段を備えてもよい。
【0058】 図6(a)に示す収容部付きキャップ50は、キャップ本体にヒンジ部を介し て蓋体を設けたヒンジ式キャップからなり、容器(図示せず)の口部に装着可能 な本体(キャップ本体)51と、本体51に後述するヒンジ57を介して連結さ れた蓋体からなる収容部52とを有している。
【0059】 ここで、本体51はフランジ13と同様の機能を有し、容器は頂壁24が形成 されていない他は容器20と同様の構成を有している。 本体51は、上端51aと下端51bが連通する円筒形状に形成されており、 内面側下部に、容器の口部の突条に係合する突条53を有している。この本体5 1は、収容部付きキャップ50を容器に締め付け装着するための容器装着部とし て機能する また、本体51内の上部には、開口を塞ぐ頂壁54が上端51aと略平行に形 成されており、頂壁54には、略中央に、先端55aが上端51aより突出する 高さを有すると共に上方から見て十字形状に四方に張り出した刃部55bを有す る突起55が形成されると共に、突起55の周囲に、頂壁54の表裏面を貫通す る貫通孔56が二箇所形成されている。
【0060】 上端51aには、ヒンジ57を介して上方への回動自在に、収容部52が連結 されている。
【0061】 収容部52は、上端に頂壁54に向って開口する開口部52aを有するカップ 状に形成されており、開口部52aをシュリンクフィルム58により塞ぐことで 密閉することができる。
【0062】 この収容部52及びシュリンクフィルム58は、上記実施例における凹所14 及びシュリンクフィルム15と同様の機能を有している。
【0063】 従って、収容部付きキャップ50は、ヒンジ57を閉じて収容部52を上方へ と回動させ、開口部52a側の端部を本体51の上端51aに当接させることに より、収容部52と本体51とを一体化することができる。
【0064】 開口部52a側の端部を上端51aに当接させる際に、シュリンクフィルム5 8は突起55の先端55aにより破られることとなる。この突起55は、シュリ ンクフィルム58を破るためのフィルム開口手段として機能する。
【0065】 そして、シュリンクフィルム58を取り除くことにより、開口部52aを本体 51の開口と連通させることができ、貫通孔56を介して容器本体21内と連通 することとなる。
【0066】 また、収容部付きキャップの他の実施例として、図6(b)に示すように、本 体51の上端51aに内部径を拡大した段差61を形成すると共に、収容部52 の開口部52a外周縁に段差61に対応した段差62を形成し、その他は収容部 付きキャップ50と同様の構成を有する収容部付きキャップ60としてもよい。
【0067】 収容部付きキャップ60は、両段差61,62により、ヒンジ57を閉じて収 容部52を上方へと回動させ開口部52aを本体51の上端51aに当接させた 際、収容部52が本体51に嵌合状態に組み合わされることとなり、開口部52 aを上端51aに当接させてシュリンクフィルム58を突起55により破った際 に、収容部52内の収容物が本体51外にこぼれるのを防ぐことができる。
【0068】 これら収容部付きキャップ50,60の作用は、収容部付きキャップ10にお ける場合と同様である。
【0069】 なお、シュリンクフィルム58は、必ずしもシュリンクフィルムに限られるも のではなく、各種フィルムを選択できるが、ポリエチレンフィルムやポリエチレ ンフィルムにアルミ箔を積層したフィルム等も好ましい。
【0070】 従って、収容部付きキャップ50,60においては、開口するための部材を別 途用意する必要がないので、収容部付きキャップを装着する容器の構造を簡略化 できると共に、ヒンジ部を支点として蓋体を閉じるだけの操作により収容部を開 口させることができる。
【0071】 更に、図7に、収容部付きキャップを使用することができる容器の他の例を示 す。
【0072】 容器70は、容器本体71の上部に開口である口部72を二つ有しており、同 一形状の口部72が突設されたもの((a)参照)、或は異なった形状の口部7 2,73が突設されたもの((b)参照)等の所謂二口ボトルである。
【0073】 この容器70は、一方の口部72(口部73)に、容器本体71内の液体を噴 射させるためのトリガー74を取り付けることができ、他方の口部72に、収容 部付きキャップ10を取り付けることができる。その他の構成及び作用は、容器 20と同様である。
【0074】 そして、収容部付きキャップ10を取り付けた他方の口部72から収容物を容 器本体71内に移動させて、容器本体71内の液体と収容物とを混合させた混合 液を形成し、この混合液をトリガー74により噴出させることができる((b) 参照)。
【0075】 このため、この考案に係る収容部付きキャップ10,30,33,50,60 は、詰め替え用容器に対して特に有用である。
【0076】 そして、例えば、詰め替え用でない容器内に充填されているのが、溶媒である 液体により形成可能な混合液であった場合、使用済みの容器に溶媒を充填して、 今度は、混合液を形成する粉体等の溶質を凹所14(収容部52)に充填した収 容部付きキャップ10,30,33,50,60(詰め替え用キャップ)を装着 し、凹所14内の粉体等と容器本体内の液体を混合させることにより、混合液を 形成することができる。
【0077】 また、混合させた溶質が沈澱し易く、沈澱した場合例えば熱等を加えなければ 容易に混合することができない混合液の場合、収容部付きキャップ10,30, 33,50,60に溶質を収容しておき使用する直前に溶媒と混合させることに より、沈澱を防ぐことができる。
【0078】 更に、経時的変化が避けられず使用時に混合させる必要がある混合液の場合、 使用する直前まで収容部付きキャップ10,30,33,50,60に溶質を収 容し使用の際に混合させることにより、経時的変化の影響を回避することができ る。
【0079】 なお、上記各収容部付きキャップのフィルムと、上記各容器及びアダプターの フィルム開口手段は、それぞれの収容部付きキャップをそれぞれの容器及びアダ プターに装着した際に、フィルムがフィルム開口手段により破ることができる位 置及び高さ等を備えた形状に形成されている。また、各実施例におけるフィルム 開口手段は、突起25、突起36に限らず突起55としてもよい。
【0080】 このように、収容部付きキャップ10,30,33,50,60は、内容物を 詰め替えた補充用商品であるリフィル商品として使用することができることから 、容器を再利用することが可能となり、省資源化に大きく寄与することができる 。
【0081】
この考案に係る収容部付きキャップによれば、使用に際し、僅かな力で収容部 を十分に開口させて収容物を収容部から容器内へと確実に移動させることができ る。
【0082】 また、ヒンジ部を介して蓋体を設けた収容部付きキャップによれば、フィルム 開口手段が収容部付きキャップと一体に設けられているのでフィルム開口手段を 別途用意する必要がなく、使用に際して組み立ての手間が省けると共に、ヒンジ 部を支点として蓋体を閉じるだけの操作により、収容部を開口させることができ るという効果を奏するものである。
【図1】この考案に係る収容部付きキャップの縦断面図
である。
である。
【図2】収容部付きキャップと容器の斜視図である。
【図3】シュリンクフィルムと突起の位置関係を示す収
容部付きキャップと容器の断面図である。
容部付きキャップと容器の断面図である。
【図4】(a),(b)共に、他の実施例に係る収容部
付きキャップの縦断面図である。
付きキャップの縦断面図である。
【図5】(a),(b)共に、容器に装着された状態の
アダプターの縦断面図である。
アダプターの縦断面図である。
【図6】(a),(b)共に、他の実施例に係る収容部
付きキャップの縦断面図である。
付きキャップの縦断面図である。
【図7】容器の他の例を示す一部破断した正面図であ
る。
る。
【図8】従来の二液混合用容器を示す断面図である。
10 収容部付きキャップ 13 フランジ(容器装着部) 14 凹所(収容部) 14b 開口部 15 シュリンクフィルム 20 容器 22 口部 24 頂壁 25 突起(フィルム開口手段) 51 キャップ本体(容器装着部) 51a 上端 52 収容部 56 貫通孔 57 ヒンジ部
Claims (3)
- 【請求項1】 口部開口から突出するフィルム開口手段
を備えた容器の口部に装着可能な容器装着部と、前記容
器への装着時、前記口部開口に当接し前記口部開口側に
開口する開口部をシュリンクフィルムにより塞いだ収容
部とを有することを特徴とする収容部付きキャップ。 - 【請求項2】 キャップ本体にヒンジ部を介して蓋体を
設けたヒンジ式キャップからなる収容部付きキャップで
あって、 前記キャップ本体は、容器の口部に装着可能な容器装着
部を有すると共に、前記容器装着部の上部に設けた頂壁
に、前記キャップ本体の上端より突出する高さのフィル
ム開口手段と貫通孔とを有し、前記蓋体には、前記蓋体
を前記キャップ本体の上端に当接させた際に前記頂壁に
向って開口する開口部をフィルムで塞いで、収容部を形
成したことを特徴とする収容部付きキャップ。 - 【請求項3】 フィルムがシュリンクフィルムにより形
成されていることを特徴とする請求項2に記載の収容部
付きキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP783492U JPH0568865U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 収容部付きキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP783492U JPH0568865U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 収容部付きキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568865U true JPH0568865U (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=11676639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP783492U Pending JPH0568865U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 収容部付きキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0568865U (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-02-24 JP JP783492U patent/JPH0568865U/ja active Pending
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