JPH0544864A - メタルダイヤフラム弁 - Google Patents
メタルダイヤフラム弁Info
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- JPH0544864A JPH0544864A JP3225099A JP22509991A JPH0544864A JP H0544864 A JPH0544864 A JP H0544864A JP 3225099 A JP3225099 A JP 3225099A JP 22509991 A JP22509991 A JP 22509991A JP H0544864 A JPH0544864 A JP H0544864A
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Abstract
化と部品点数の削減を計ることのできる増力機能を有す
る弁開閉操作部を備えたメタルダイヤフラム弁を提供す
る。 【構成】 弁箱内部と弁開閉操作部とをメタルダイヤフ
ラムにより隔離したメタルダイヤフラム弁において、弁
開閉操作部がメタルダイヤフラムを押す押し棒と、該押
し棒の上側に設けられ環状の浅いテーパ溝を有する鋼球
受皿と、該鋼球受皿に載置された複数個の鋼球と、該鋼
球を押し水平方向に移動するテーパ付押圧部材と、該テ
ーパ付押圧部材を作動する駆動装置と、前記鋼球の上方
移動を阻止する鋼球ストッパーとよりなり、駆動装置を
駆動し、テーパ付押圧部材、鋼球を介してテーパ付押圧
部材の押圧力を鋼球受皿へ伝達することにより、押し棒
が発生するダイヤフラムを押す力を増力させることを特
徴とするメタルダイヤフラム弁。
Description
配管に使用されるメタルダイヤフラム弁に関する。
付の為のスペースが極力小さいことが望まれており、弁
の小型化が重要である。特に高圧ガスの遮断に用いるダ
イヤフラム方式の高圧弁では、弁を閉じる時に高圧を受
けているダイヤフラムを弁座に押し付けるだけの力を、
弁開閉機構によって与える必要がある。例えばエアーシ
リンダを使用する場合には、大きな出力を得るために、
大きなシリンダを用いたり、図5に示すように二重シリ
ンダAを用いたりしている。そのためメタルダイヤフラ
ム弁B全体が大型化してしまう。
為、弁開閉機構の部分にシリンダの力を増加させる機構
を備えたものがある。その一例を図6によって説明する
と、エアーシリンダaの中のピストンbがシリンダ作動
用空圧によって動くと、ピストンシャフトCのピンdか
らレバーeへ回転運動となって伝えられ、この回転がレ
バーeの軸fに固定されている偏心カムgからベアリン
グhを介してダイヤフラム押し棒iに下向きの力を伝え
ダイヤフラム弁(図示省略)を閉じる。このような増力
機構を組み込むことによってシリンダaの出力を小さく
し、メタルダイヤフラム弁mの小型化を計っている。
構成部品が多く、部品形状も複雑となり、また増力機構
の目的である弁の小型化が充分に達成されてはいない。
より小型化し、構成する部品形状の単純化と部品点数の
削減を計ることのできる増力機能を有する弁開閉操作部
を備えたメタルダイヤフラム弁を提供しようとするもの
である。
の本発明のメタルダイヤフラム弁は、弁箱内部と弁開閉
操作部とをメタルダイヤフラムにより隔離したメタルダ
イヤフラム弁において、弁開閉操作部がメタルダイヤフ
ラムを押す押し棒と、該押し棒の上側に設けられ環状の
浅いテーパ溝を有する鋼球受皿と、該鋼球受皿に載置さ
れた複数個の鋼球と、該鋼球を押圧し水平方向に移動す
るテーパ付押圧部材と、該テーパ付押圧部材を作動する
駆動装置と、前記鋼球の上方移動を阻止する鋼球ストッ
パーとよりなり、駆動装置を駆動し、テーパ付押圧部
材、鋼球を介してテーパ付押圧部材の押圧力を鋼球受皿
へ伝達することにより、押し棒が発生するダイヤフラム
を押す力を増力させることを特徴とするものである。
フラム弁は、駆動装置を駆動することにより、テーパ付
押圧部材が下降し、該テーパ付押圧部材の下部のテーパ
面と接する鋼球は水平方向に移動し、同時に鋼球は鋼球
ストッパーと鋼球受皿のテーパ溝の片側のテーパ面との
間に楔のように入り込む。この時鋼球の上部が鋼球スト
ッパーで押えられている為、鋼球受皿は下方へ押出さ
れ、これの下側の押し棒は下方へ押され、ダイヤフラム
が弁箱の弁座シートに押し付けられ、弁が閉鎖される。
の下部のテーパ面及び鋼球受皿のテーパ溝の片側のテー
パ面と鋼球との接点で力が伝達される時、テーパの作用
により力の方向と大きさが分力の法則で変えられる。従
って、前記両テーパ面の角度によって増力率が変わるの
で、所要の増力率を得ようとする時は、両テーパ面の角
度を増力率に応じて設定すると良い。
図によって説明すると、図1において、1は弁箱で、流
体入口通路2、流体出口通路3を有していて、流体入口
通路2の出口周縁に弁座シート4が設けられている。5
は弁開閉操作部で、この弁開閉操作部5と前記弁箱1の
内部とはメタルダイヤフラム6により隔離されている。
メタルダイヤフラム6は複数枚重合されて、その周縁部
が弁箱1の垂直円筒部7の上面凹部8内に装入された筒
状のボンネット9と上面凹部8の底の周縁との間に締付
挾持されており、加圧されない通常の状態では上方に球
面状に膨らんでいて弁座シート4から離れて、弁が開か
れている。
に上下に摺動可能に嵌入され、摺動部がOリングにより
シールされたメタルダイヤフラム6を押す押し棒10
と、該押し棒10の上側に一体に設けられ環状の浅いテ
ーパ溝11を有する鋼球受皿12と、該鋼球受皿12の
浅いテーパ溝11の周方向に等間隔に載置された複数
個、本例では4個の鋼球13と、該鋼球13を押圧し水
平方向に移動する下部外周にテーパ面14を有するテー
パ付押圧部材15と、該テーパ付押圧部材15を作動す
る駆動装置としてのエアーシリンダ16と、前記鋼球1
3の上方移動を阻止する鋼球ストッパー17とよりな
る。前記テーパ付押圧部材15はエアーシリンダ16の
シリンダカバー18の中央部の透孔19に上下に摺動可
能に貫通され、摺動部がOリングによりシールされ、上
端がピストン20に固定されている。ピストン20とシ
リンダカバー18との間にはピストン復帰用のばね21
が張設されている。前記鋼球ストッパー17は断面「形
の筒状体で、前記ボンネット9の上面外側に載置され、
前記シリンダカバー18の垂直円筒部22の弁箱1の垂
直円筒部7への螺合により、垂直円筒部22内に保持固
定され、これによりボンネット9も保持固定されてい
る。尚23はエアーシリンダ16へのエアー供給口で、
エアーホース(図示省略)が接続される。
ヤフラム弁24は、エアーシリンダ16内へエアー供給
口23よりエアーを供給し、ピストン20を押出すと、
ピストン20に上端が固定されたテーパ付押圧部材15
が図2の二点鎖線に示すように下降し、このテーパ付押
圧部材15の下部外周のテーパ面14と接する鋼球13
は二点鎖線に示すように放射状に水平方向に押し出さ
れ、同時に鋼球13は鋼球ストッパー17と鋼球受皿1
2のテーパ溝11の外側のテーパ面11aとの間に楔の
ように入り込む。この時鋼球13の上部が鋼球ストッパ
ー17で押えられている為、鋼球受皿12は二点鎖線に
示すように下方へ押出され、これと一体の下側の押し棒
10は下方へ押され、メタルダイヤフラム6が弁箱1の
弁座シート4に押し付けられ、弁が閉鎖される。
15の下部外周のテーパ面14及び鋼球受皿12のテー
パ溝11の外側のテーパ面11aと鋼球13との接点C
1 ,C2 で力が伝達される時、テーパの作用により力の
方向と大きさが分力の法則で変えられる。従って、前記
両テーパ面14,11aの角度によって増力率が変わる
ので、所要の増力率を得ようとする時は、両テーパ面1
4,11aの角度を増力率に応じて設定すると良い。
エアーをエアー供給口23から抜くと、ピストン20は
ばね21により自動的に後退復帰し、テーパ付押圧部材
15も一体に上昇復帰する結果、押し棒10の押圧力が
解消され、メタルダイヤフラム6は自身の弾性力により
上方に球面状に膨らんで復元し、弁座シート4より離
れ、弁が開放される。メタルダイヤフラム6の復元によ
り、押し棒10は上方に押し上げられ、これと一体の鋼
球受皿12も押し上げられる結果、鋼球13は鋼球受皿
12の中心寄りに水平方向に押し出され元位置に復帰す
る。
の実施例で、テーパ付押圧部材15′が環状で、下部内
周にテーパ面14′を有し、このテーパ付押圧部材1
5′の内側に鋼球ストッパー17′が配され、テーパ付
押圧部材15′は上端面周方向の複数個所に押出ピン2
5が当接されて押圧されるようになっており、押出ピン
25はシリンダカバー18を貫通してピストン20に固
定されている。ピストン20は中心にエアー通路26を
有しエアーシリンダ16の下室にエアーが供給されるよ
うになっていて、エアーシリンダ16の上室に押出用ば
ね27が装入されている。鋼球ストッパー17′はシリ
ンダカバー18の中央部に固定されている。その他は上
記実施例と同一構造である。
は、通常押出用ばね27によりピストン20が押圧され
ていて、ピストン20に固定された押出ピン25が環状
のテーパ付押圧部材15′を下降し、このテーパ付押圧
部材15′の下部内周のテーパ面14と接する鋼球13
は鋼球受皿12の中心寄りに水平方向に押し出され、同
時に鋼球13は鋼球ストッパー17′と鋼球受皿12の
テーパ溝11の内側のテーパ面11bとの間に楔のよう
に入り込んでいる。鋼球13の上部が鋼球ストッパー1
8′で押えられている為、鋼球受皿12は下方に押出さ
れ、これと一体の下側の押し棒10は下方へ押され、メ
タルダイヤフラム6が弁箱1の弁座シート4に押し付け
られ、弁が閉鎖されている。
と、ピストン20はばね27に抗して上昇し、これと一
体の押出ピン25も一体に上昇する結果、押し棒10の
押圧力が解消され、メタルダイヤフラム6は自身の弾性
力により上方に球面状に膨らんで復元し、弁座シート4
より離れ、弁が開放される。メタルダイヤフラム6の復
元により、押し棒10は上方に押し上げられ、これと一
体の鋼球受皿12も押し上げられる結果、鋼球13は放
射状に水平方向に押し出され、これに伴い環状のテーパ
付押圧部材15′が上昇する。
ダイヤフラム弁24,24′は、少数の簡単な形状の部
品を小さなスペースの中に組み込むだけで、効果的な増
力機能を有する弁開閉操作部5が得られ、また弁開閉操
作部5の出力が小さなもので済む為、弁全体が小型化で
き、従来例の図5に示す二重シリンダAを用いたメタル
ダイヤフラム弁Bや図6に示す増力機構を組み込んだメ
タルダイヤフラム弁mと比較すると図4に示すように著
しく小型化している。
4,24′の駆動装置はエアーシリンダ16であるが、
これに限るものではなく、手動による回転式の駆動装置
であっても良い。
弁は、少数の簡単な形状の部品を小さなスペースの中に
組み込むことで効果的な増力機能を有する弁開閉操作部
が得られ、またこの増力機能を有する弁開閉操作部によ
り、駆動装置の所要出力が小さくて済む為、メタルダイ
ヤフラム弁全体を小型化でき、さらに弁開閉操作部の増
力割合は部品の大きさを変えること無しに、鋼球との接
触部品のテーパ面の角度を変えるだけで設定できる等の
効果がある。
す縦断面図である。
る為の図1の要部拡大断面図である。
示す縦断面図である。
ルダイヤフラム弁の大きさを比較した外形図である。
弁を示す図である。
タルダイヤフラム弁を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱内部と弁開閉操作部とをメタルダイ
ヤフラムにより隔離したメタルダイヤフラム弁におい
て、弁開閉操作部がメタルダイヤフラムを押す押し棒
と、該押し棒の上側に設けられ環状の浅いテーパ溝を有
する鋼球受皿と、該鋼球受皿に載置された複数個の鋼球
と、該鋼球を押圧し水平方向に移動するテーパ付押圧部
材と、該テーパ付押圧部材を作動する駆動装置と、前記
鋼球の上方移動を阻止する鋼球ストッパーとよりなり、
駆動装置を駆動し、テーパ付押圧部材、鋼球を介してテ
ーパ付押圧部材の押圧力を鋼球受皿へ伝達することによ
り、押し棒が発生するダイヤフラムを押す力を増力させ
ることを特徴とするメタルダイヤフラム弁。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3225099A JPH086828B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | メタルダイヤフラム弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544864A true JPH0544864A (ja) | 1993-02-23 |
JPH086828B2 JPH086828B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=16823972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3225099A Expired - Lifetime JPH086828B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | メタルダイヤフラム弁 |
Country Status (3)
Country | Link |
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JP (1) | JPH086828B2 (ja) |
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