JPH05296029A - Nox除去システム - Google Patents
Nox除去システムInfo
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- JPH05296029A JPH05296029A JP4119666A JP11966692A JPH05296029A JP H05296029 A JPH05296029 A JP H05296029A JP 4119666 A JP4119666 A JP 4119666A JP 11966692 A JP11966692 A JP 11966692A JP H05296029 A JPH05296029 A JP H05296029A
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- JP
- Japan
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- nox
- exhaust gas
- diesel engine
- load
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転状態が変動する定置式ディーゼル機関の
NOX排出量を正確に予測し、それに応じて適正な量の
アンモニアを供給する方法の提供。 【構成】 ディーゼル機関における異なった複数の負荷
状態において排気管中のNOX濃度、排ガス排出量、排
ガス温度および排ガス圧力を測定し、これらの値からそ
れぞれの負荷状態におけるNOX排出量をボイル−シャ
ルルの法則にしたがって計算し、前記ディーゼル機関の
異なった複数の負荷の値とそれに対応する前記NOX排
出量からNOX排出量(y)をそのディーゼル機関の負
荷(x)の2次関数 【数1】y=ax2+bx+c (式中、a,b,cはそれぞれのディーゼル機関により
定まる定数)として見積ることを特徴とするディーゼル
機関からのNOX排出量を見積る方法。
NOX排出量を正確に予測し、それに応じて適正な量の
アンモニアを供給する方法の提供。 【構成】 ディーゼル機関における異なった複数の負荷
状態において排気管中のNOX濃度、排ガス排出量、排
ガス温度および排ガス圧力を測定し、これらの値からそ
れぞれの負荷状態におけるNOX排出量をボイル−シャ
ルルの法則にしたがって計算し、前記ディーゼル機関の
異なった複数の負荷の値とそれに対応する前記NOX排
出量からNOX排出量(y)をそのディーゼル機関の負
荷(x)の2次関数 【数1】y=ax2+bx+c (式中、a,b,cはそれぞれのディーゼル機関により
定まる定数)として見積ることを特徴とするディーゼル
機関からのNOX排出量を見積る方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジン−
発電機システム等の定置式ディーゼル機関から排出され
る排ガスの脱硝システムに関する。
発電機システム等の定置式ディーゼル機関から排出され
る排ガスの脱硝システムに関する。
【0002】
【従来技術】定置式ディーゼルエンジンを使用する、例
えばコージェネレーションシステム(TES)は、ディ
ーゼルエンジン等で自家発電を行い、電気を供給すると
同時に排熱(排ガスの熱及びエンジンの冷却熱)を直接
または/及び間接的に回収して暖房、給湯等に使う熱電
併給システムでそのエネルギー効率が70〜80%と高
いことから欧米はもとより日本でも省エネルギー及び省
コスト分散型発電システムとしてスイミングスクール、
ホテル等に適用されている。従来、これらの定置用ディ
ーゼル機関の排ガス脱硝処理は行われていなかった。な
ぜならば定置用ディーゼル機関から排出される排ガスに
関してNOX規制が行われていなかったからである。し
かし、昭和60年3月より排ガス中に含まれるNOXに
係る総量規制が敷かれた。また、昭和63年2月より大
気汚染防止法が定置用ディーゼル機関にも適用された。
この規制は徐々に強化され、平成3年2月以降、燃料の
燃焼能力が重油換算1時間当り50リットルかつシリン
ダー内径400mm以上の定置用ディーゼル機関では1
200ppm(O2:13%)以下に、燃料の燃焼能力
が重油換算1時間当り50リットルかつシリンダー内径
400mm以下の定置用ディーゼル機関では950pp
m(O2:13%)以下に排ガス中のNOX濃度を低減
する必要が生じた。更に東京、大阪および神奈川等の地
方自治体では大気汚染防止法より厳しい上乗せ基準とし
ての指導基準が制定され、例えば平成4年4月1日以後
に設置される定置用ディーゼル機関に対して東京都の第
1種地域では燃料の燃焼能力が重油換算25L/h以上
のものは114.3ppm(O2:13%)以下、燃料
の燃焼能力が重油換算5L/h以上、25L/h以下の
ものは380.9ppm(O2:13%)以下、東京都
の第2種地域では燃料の燃焼能力が重油換算5L/h以
上かつ施設の定格発電出力が2000Kw以上のものは
266.7ppm(O2:13%)以下、燃料の燃焼能
力が重油換算5L/h以上かつ施設の定格発電出力が2
000Kw未満のものは495.2ppm(O2:13
%)以下に排ガス中のNOX濃度を低減する必要が生じ
た。ディーゼルエンジンから発生する排ガス中のNOX
には燃料由来のNOX及び空気由来のNOXがある。燃
料由来のNOXは燃料中の窒素分に基づいて発生するN
OXであり、空気由来のNOXは空気中の窒素が高温で
酸化されて生成するNOXである。
えばコージェネレーションシステム(TES)は、ディ
ーゼルエンジン等で自家発電を行い、電気を供給すると
同時に排熱(排ガスの熱及びエンジンの冷却熱)を直接
または/及び間接的に回収して暖房、給湯等に使う熱電
併給システムでそのエネルギー効率が70〜80%と高
いことから欧米はもとより日本でも省エネルギー及び省
コスト分散型発電システムとしてスイミングスクール、
ホテル等に適用されている。従来、これらの定置用ディ
ーゼル機関の排ガス脱硝処理は行われていなかった。な
ぜならば定置用ディーゼル機関から排出される排ガスに
関してNOX規制が行われていなかったからである。し
かし、昭和60年3月より排ガス中に含まれるNOXに
係る総量規制が敷かれた。また、昭和63年2月より大
気汚染防止法が定置用ディーゼル機関にも適用された。
この規制は徐々に強化され、平成3年2月以降、燃料の
燃焼能力が重油換算1時間当り50リットルかつシリン
ダー内径400mm以上の定置用ディーゼル機関では1
200ppm(O2:13%)以下に、燃料の燃焼能力
が重油換算1時間当り50リットルかつシリンダー内径
400mm以下の定置用ディーゼル機関では950pp
m(O2:13%)以下に排ガス中のNOX濃度を低減
する必要が生じた。更に東京、大阪および神奈川等の地
方自治体では大気汚染防止法より厳しい上乗せ基準とし
ての指導基準が制定され、例えば平成4年4月1日以後
に設置される定置用ディーゼル機関に対して東京都の第
1種地域では燃料の燃焼能力が重油換算25L/h以上
のものは114.3ppm(O2:13%)以下、燃料
の燃焼能力が重油換算5L/h以上、25L/h以下の
ものは380.9ppm(O2:13%)以下、東京都
の第2種地域では燃料の燃焼能力が重油換算5L/h以
上かつ施設の定格発電出力が2000Kw以上のものは
266.7ppm(O2:13%)以下、燃料の燃焼能
力が重油換算5L/h以上かつ施設の定格発電出力が2
000Kw未満のものは495.2ppm(O2:13
%)以下に排ガス中のNOX濃度を低減する必要が生じ
た。ディーゼルエンジンから発生する排ガス中のNOX
には燃料由来のNOX及び空気由来のNOXがある。燃
料由来のNOXは燃料中の窒素分に基づいて発生するN
OXであり、空気由来のNOXは空気中の窒素が高温で
酸化されて生成するNOXである。
【0003】排ガス中のNOXの低減方法としては、
低窒素燃料の使用(燃料由来のNOXの低減)、燃焼
方式の改善(空気由来のNOXの低減)、排煙脱硝が
考えられる。低窒素燃料の使用(燃料由来のNOXの低
減)は燃料を良質化して、燃料中の窒素分を減らし、燃
料由来のNOXを低減させる方法である。しかし、中小
型ディーゼル機関のように燃料として窒素分の少ない灯
油、軽油およびA重油を使用する場合には排ガス中のN
OXの大部分は空気由来のNOXであるので低窒素燃料
の使用によるNOX低減効果は小さい。
低窒素燃料の使用(燃料由来のNOXの低減)、燃焼
方式の改善(空気由来のNOXの低減)、排煙脱硝が
考えられる。低窒素燃料の使用(燃料由来のNOXの低
減)は燃料を良質化して、燃料中の窒素分を減らし、燃
料由来のNOXを低減させる方法である。しかし、中小
型ディーゼル機関のように燃料として窒素分の少ない灯
油、軽油およびA重油を使用する場合には排ガス中のN
OXの大部分は空気由来のNOXであるので低窒素燃料
の使用によるNOX低減効果は小さい。
【0004】燃焼方式の改善はエンジンの改造及びチュ
ーニング等によって燃焼温度、燃焼時間あるいは酸素濃
度を下げ、空気由来のNOXの生成を減らす方法であ
る。具体的な方法としては、タイミングリタード、
副室式燃焼、排ガス再循環、パイロット噴射、水
噴射等がある。しかし、これらの方法を駆使しても排ガ
ス中のNOX濃度は400ppm程度にしか低減できな
い。また、これらの方法は排ガス中の煤塵量の増加、燃
費の悪化、ディーゼルエンジンの耐久性の悪化および潤
滑油の劣化等を伴う。
ーニング等によって燃焼温度、燃焼時間あるいは酸素濃
度を下げ、空気由来のNOXの生成を減らす方法であ
る。具体的な方法としては、タイミングリタード、
副室式燃焼、排ガス再循環、パイロット噴射、水
噴射等がある。しかし、これらの方法を駆使しても排ガ
ス中のNOX濃度は400ppm程度にしか低減できな
い。また、これらの方法は排ガス中の煤塵量の増加、燃
費の悪化、ディーゼルエンジンの耐久性の悪化および潤
滑油の劣化等を伴う。
【0005】排煙脱硝は、ディーゼルエンジンから出て
きた排ガスを処理して排ガス中のNOXを低減させる方
法である。排煙脱硝は、湿式法と乾式法に分けられ
る。湿式法は、例えば苛性ソーダあるいは炭酸ソーダ等
の水溶液と排ガスとを接触させることにより、これらの
溶液にNOXを吸収させ、排ガス中のNOXを低減させ
る方法である。しかし、この方法はNOXを含んだ後処
理問題や建設のために広い土地が必要でコンパクト化が
不可能という問題を含んでいる。乾式法は、三元触媒
による非選択的接触還元法、直接分解法、炭化水素
による還元法および電子線照射法、アンモニアによ
る選択的接触還元法等がある。三元触媒による非選択的
接触還元法はガソリンエンジン排ガス用に開発されたも
のであり、三元触媒上で排ガス中のNOXとCOおよび
未燃炭化水素を反応させることによりNOXを低減する
方法である。しかし、この方法は理論空燃比付近でのみ
NOX低減効果がある。すなわち、ディーゼル機関排ガ
スのように排ガス中に5〜15%の酸素が存在する場合
にはNOX低減効果はない。直接分解法は排ガス中のN
OXを触媒上で直接O2とN2に分解する方法である。近
年、NOX直接分解触媒の研究が勢力的に実施されてい
る。有望な触媒種としてCu−ZSM−5やペロブスカ
イト系酸化物等が提案されている。しかし、これらの触
媒種も酸素共存下では活性が低下する等の性質を持って
おり実用化には至っていない。炭化水素による還元法は
炭化水素を排ガス中に注入し、触媒上でNOXと反応さ
せ、NOXを低減する方法である。代表的な触媒として
Cu−ZSM−5がある。最近、シリカアルミナ、ゼオ
ライトおよびメタロシリケート等固体酸性がある触媒な
ら活性を示すことが分かった。しかし、これらの触媒も
排ガス中にH2Oすなわち水蒸気が共存するとその活性
が不可逆的に低下する等の性質を示すので実用化には至
っていない。電子線照射法は排ガスに電子ビームを照射
し、酸化によりNOをHNO3に転化すると同時に生成
したHNO3と予め注入したアンモニアを反応させ、硝
安を形成させた後、集塵機により硝安を分離除去する方
法である。米国等で実証運転が行われており、高い脱硝
率が得られることが確認されているが、装置が大型にな
る等の欠点を持つ。アンモニアによる選択的接触還元法
は元来、発電所等の大型ボイラーおよび大型加熱炉等か
ら発生する排ガス中のNOXを低減するために開発され
たもので還元剤としてアンモニアを排ガス中に注入し、
触媒上でNOXと反応させ、NOXを低減する方法であ
る。代表的な触媒として酸化チタンを主成分とし、これ
にバナジウム、モリブデンおよびタングステンなどを添
加したものが使われる。酸素を含む排ガスの脱硝に効果
的であり、かつプロセスの小型化簡素化が可能であるの
で現状ではディーゼル機関からの排ガスの脱硝装置に適
用できる唯一の方法であると考えられている。
きた排ガスを処理して排ガス中のNOXを低減させる方
法である。排煙脱硝は、湿式法と乾式法に分けられ
る。湿式法は、例えば苛性ソーダあるいは炭酸ソーダ等
の水溶液と排ガスとを接触させることにより、これらの
溶液にNOXを吸収させ、排ガス中のNOXを低減させ
る方法である。しかし、この方法はNOXを含んだ後処
理問題や建設のために広い土地が必要でコンパクト化が
不可能という問題を含んでいる。乾式法は、三元触媒
による非選択的接触還元法、直接分解法、炭化水素
による還元法および電子線照射法、アンモニアによ
る選択的接触還元法等がある。三元触媒による非選択的
接触還元法はガソリンエンジン排ガス用に開発されたも
のであり、三元触媒上で排ガス中のNOXとCOおよび
未燃炭化水素を反応させることによりNOXを低減する
方法である。しかし、この方法は理論空燃比付近でのみ
NOX低減効果がある。すなわち、ディーゼル機関排ガ
スのように排ガス中に5〜15%の酸素が存在する場合
にはNOX低減効果はない。直接分解法は排ガス中のN
OXを触媒上で直接O2とN2に分解する方法である。近
年、NOX直接分解触媒の研究が勢力的に実施されてい
る。有望な触媒種としてCu−ZSM−5やペロブスカ
イト系酸化物等が提案されている。しかし、これらの触
媒種も酸素共存下では活性が低下する等の性質を持って
おり実用化には至っていない。炭化水素による還元法は
炭化水素を排ガス中に注入し、触媒上でNOXと反応さ
せ、NOXを低減する方法である。代表的な触媒として
Cu−ZSM−5がある。最近、シリカアルミナ、ゼオ
ライトおよびメタロシリケート等固体酸性がある触媒な
ら活性を示すことが分かった。しかし、これらの触媒も
排ガス中にH2Oすなわち水蒸気が共存するとその活性
が不可逆的に低下する等の性質を示すので実用化には至
っていない。電子線照射法は排ガスに電子ビームを照射
し、酸化によりNOをHNO3に転化すると同時に生成
したHNO3と予め注入したアンモニアを反応させ、硝
安を形成させた後、集塵機により硝安を分離除去する方
法である。米国等で実証運転が行われており、高い脱硝
率が得られることが確認されているが、装置が大型にな
る等の欠点を持つ。アンモニアによる選択的接触還元法
は元来、発電所等の大型ボイラーおよび大型加熱炉等か
ら発生する排ガス中のNOXを低減するために開発され
たもので還元剤としてアンモニアを排ガス中に注入し、
触媒上でNOXと反応させ、NOXを低減する方法であ
る。代表的な触媒として酸化チタンを主成分とし、これ
にバナジウム、モリブデンおよびタングステンなどを添
加したものが使われる。酸素を含む排ガスの脱硝に効果
的であり、かつプロセスの小型化簡素化が可能であるの
で現状ではディーゼル機関からの排ガスの脱硝装置に適
用できる唯一の方法であると考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】アンモニア脱硝は
式に示すように温度等の反応条件に関係なく、一定比
(NH3/NO=1)で反応する。
式に示すように温度等の反応条件に関係なく、一定比
(NH3/NO=1)で反応する。
【数8】 NH3+NO+1/4O2 → N2+3/2H2O すなわち、還元剤として使用されるアンモニアは注入量
が不足すると脱硝率が低下し、過剰の場合にはアンモニ
アが大気中に放出され、2次公害の原因となる。また、
排ガス中のSO3と反応し、酸性硫安が下流に位置する
排熱ボイラ等で生成し、配管の閉塞や配管系内の腐食に
よるトラブルが発生する等の問題の原因ともなり得る。
また、特開昭64−8310(ディーゼル機関排ガスN
OX除去装置)には(1)ディーゼル機関の負荷を検出
し、負荷によるNOX濃度および排ガス流量の予測式に
てNOX排出量を予測し当量比を決定し、これらよりN
H3注入量を決定し注入する方法および(2)負荷信号
およびO2センサーよりのO2濃度信号を利用することに
より、NOX濃度および排ガス流量予測式を算出し、こ
の二つの式よりNOX発生量を予測し、さらに当量比を
決定することにより、NH3注入量を計算し注入する方
法が記されている。しかし、前者では負荷によるNOX
排出量の予測式および負荷による排ガス流量の予測式が
それぞれ負荷を関数とする一次式で表されているが、負
荷とNOX濃度の関係および/または負荷と排ガス排出
量の関係が直線関係でないことから、この方法から計算
されるNOX排出量は実際のNOX排出量とは大きく異
なるという問題点がある。また、後者においてはO2セ
ンサーの急激な濃度変更時の応答性が悪く、NOX排出
量が急激に大きく変化したときには追従できないという
問題点もある。本発明は運転状態が変動する定置式ディ
ーゼル機関のNOX排出量を正確に予測し、それに応じ
て適正な量のアンモニアを供給することを目的としてい
る。
が不足すると脱硝率が低下し、過剰の場合にはアンモニ
アが大気中に放出され、2次公害の原因となる。また、
排ガス中のSO3と反応し、酸性硫安が下流に位置する
排熱ボイラ等で生成し、配管の閉塞や配管系内の腐食に
よるトラブルが発生する等の問題の原因ともなり得る。
また、特開昭64−8310(ディーゼル機関排ガスN
OX除去装置)には(1)ディーゼル機関の負荷を検出
し、負荷によるNOX濃度および排ガス流量の予測式に
てNOX排出量を予測し当量比を決定し、これらよりN
H3注入量を決定し注入する方法および(2)負荷信号
およびO2センサーよりのO2濃度信号を利用することに
より、NOX濃度および排ガス流量予測式を算出し、こ
の二つの式よりNOX発生量を予測し、さらに当量比を
決定することにより、NH3注入量を計算し注入する方
法が記されている。しかし、前者では負荷によるNOX
排出量の予測式および負荷による排ガス流量の予測式が
それぞれ負荷を関数とする一次式で表されているが、負
荷とNOX濃度の関係および/または負荷と排ガス排出
量の関係が直線関係でないことから、この方法から計算
されるNOX排出量は実際のNOX排出量とは大きく異
なるという問題点がある。また、後者においてはO2セ
ンサーの急激な濃度変更時の応答性が悪く、NOX排出
量が急激に大きく変化したときには追従できないという
問題点もある。本発明は運転状態が変動する定置式ディ
ーゼル機関のNOX排出量を正確に予測し、それに応じ
て適正な量のアンモニアを供給することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、ディー
ゼル機関における異なった複数の負荷状態において排気
管中のNOX濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排
ガス圧力を測定し、これらの値からそれぞれの負荷状態
におけるNOX排出量をボイル−シャルルの法則にした
がって計算し、前記ディーゼル機関の異なった複数の負
荷の値とそれに対応する前記NOX排出量からNOX排
出量(y)をそのディーゼル機関の負荷(x)の2次関
数
ゼル機関における異なった複数の負荷状態において排気
管中のNOX濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排
ガス圧力を測定し、これらの値からそれぞれの負荷状態
におけるNOX排出量をボイル−シャルルの法則にした
がって計算し、前記ディーゼル機関の異なった複数の負
荷の値とそれに対応する前記NOX排出量からNOX排
出量(y)をそのディーゼル機関の負荷(x)の2次関
数
【数9】y=ax2+bx+c (式中、a,b,cはそれぞれのディーゼル機関により
定まる定数)として見積ることを特徴とするディーゼル
機関からのNOX排出量を見積る方法に関する。本発明
の第二は、ディーゼル機関における異なった複数の負荷
状態において排気管中のNOX濃度、排ガス排出量、排
ガス温度および排ガス圧力を測定し、前記ディーゼル機
関の異なった複数の負荷の値とそれに対応する前記NO
X濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排ガス圧力か
ら、前記NOX濃度(y1)、排ガス排出量(y2)、排
ガス温度(y3)および排ガス圧力(y4)をディーゼル
機関の負荷(x)の2次関数
定まる定数)として見積ることを特徴とするディーゼル
機関からのNOX排出量を見積る方法に関する。本発明
の第二は、ディーゼル機関における異なった複数の負荷
状態において排気管中のNOX濃度、排ガス排出量、排
ガス温度および排ガス圧力を測定し、前記ディーゼル機
関の異なった複数の負荷の値とそれに対応する前記NO
X濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排ガス圧力か
ら、前記NOX濃度(y1)、排ガス排出量(y2)、排
ガス温度(y3)および排ガス圧力(y4)をディーゼル
機関の負荷(x)の2次関数
【数10】y1=a1x2+b1x+c1 y2=a2x2+b2x+c2 y3=a3x2+b3x+c3 y4=a4x2+b4x+c4 (式中、a1,a2,a3,a4、b1,b2,b3,b4、c
1,c2,c3,c4はそれぞれのディーゼル機関により定
まる定数)として見積り、更にこれらの関数を使うこと
によって、ボイル−シャルルの法則によりNOX排出量
をディーゼル機関の負荷の関数
1,c2,c3,c4はそれぞれのディーゼル機関により定
まる定数)として見積り、更にこれらの関数を使うこと
によって、ボイル−シャルルの法則によりNOX排出量
をディーゼル機関の負荷の関数
【数11】f(y1,y2,y3,y4) として見積ることを特徴とするディーゼル機関からのN
OX排出量を見積る方法に関する。本発明の第三は、デ
ィーゼル機関と、その負荷を検出する負荷検出器と、排
気管に所定量のNH3を供給するNH3供給量制御装置
と、前記NH3供給量制御装置のNH3供給量を制御する
中央演算装置と、アンモニア脱硝用触媒装置を備え、前
記負荷検出器よりの負荷信号を中央演算装置に入力し、
ディーゼル機関の負荷の値(x)とそれに対応するNO
X排出量からNOX排出量(y)をそのディーゼル機関
の負荷(x)の2次関数
OX排出量を見積る方法に関する。本発明の第三は、デ
ィーゼル機関と、その負荷を検出する負荷検出器と、排
気管に所定量のNH3を供給するNH3供給量制御装置
と、前記NH3供給量制御装置のNH3供給量を制御する
中央演算装置と、アンモニア脱硝用触媒装置を備え、前
記負荷検出器よりの負荷信号を中央演算装置に入力し、
ディーゼル機関の負荷の値(x)とそれに対応するNO
X排出量からNOX排出量(y)をそのディーゼル機関
の負荷(x)の2次関数
【数12】y=ax2+bx+c (式中、a,b,cはそれぞれのディーゼル機関により
定まる定数)として見積り、目的とする出口NOX濃度
に応じて予め決定したNH3/NOX比と、NOX発生
量により、式
定まる定数)として見積り、目的とする出口NOX濃度
に応じて予め決定したNH3/NOX比と、NOX発生
量により、式
【数13】M(NH3)=y・d (式中、dはNH3/NOX 比 M(NH3)はNH3 注入量)に従ってNH3注入量〔M
(NH3)〕を計算し、ディーゼル機関の排気管内に供
給するNH3供給量を制御することを特徴とするディー
ゼル機関の排ガス中のNOX除去システムに関する。本
発明の第四は、ディーゼル機関と、その負荷を検出する
負荷検出器と、排気管に所定量のNH3を供給するNH3
供給量制御装置と、前記NH3供給量制御装置のNH3供
給量を制御する中央演算装置と、アンモニア脱硝用触媒
装置を備え、前記負荷検出器よりの負荷信号を中央演算
装置に入力し、ディーゼル機関の負荷の値とそれに対応
するNOX濃度(y1)、排ガス排出量(y2)、排ガス
温度(y3)および排ガス圧力(y4)をディーゼル機関
の負荷(x)の2次関数
(NH3)〕を計算し、ディーゼル機関の排気管内に供
給するNH3供給量を制御することを特徴とするディー
ゼル機関の排ガス中のNOX除去システムに関する。本
発明の第四は、ディーゼル機関と、その負荷を検出する
負荷検出器と、排気管に所定量のNH3を供給するNH3
供給量制御装置と、前記NH3供給量制御装置のNH3供
給量を制御する中央演算装置と、アンモニア脱硝用触媒
装置を備え、前記負荷検出器よりの負荷信号を中央演算
装置に入力し、ディーゼル機関の負荷の値とそれに対応
するNOX濃度(y1)、排ガス排出量(y2)、排ガス
温度(y3)および排ガス圧力(y4)をディーゼル機関
の負荷(x)の2次関数
【数14】y1=a1x2+b1x+c1 y2=a2x2+b2x+c2 y3=a3x2+b3x+c3 y4=a4x2+b4x+c4 (式中、a1,a2,a3,a4、b1,b2,b3,b4、c
1,c2,c3,c4はそれぞれのディーゼル機関により定
まる定数)として見積り、目的とする出口NOX濃度に
応じて予め決定したNH3/NOX比と、NOX発生量
により、式
1,c2,c3,c4はそれぞれのディーゼル機関により定
まる定数)として見積り、目的とする出口NOX濃度に
応じて予め決定したNH3/NOX比と、NOX発生量
により、式
【数15】 M(NH3)=f(y1,y2,y3,y4)・d (式中、dはNH3/NOX 比 M(NH3)はNH3 注入量)に従ってNH3注入量〔M
(NH3)〕を計算し、ディーゼル機関の排気管内に供
給するNH3供給量を制御することを特徴とするディー
ゼル機関の排ガス中のNOX除去システムに関する。
(NH3)〕を計算し、ディーゼル機関の排気管内に供
給するNH3供給量を制御することを特徴とするディー
ゼル機関の排ガス中のNOX除去システムに関する。
【0008】これら4つの発明において、ディーゼル機
関における異なった複数の負荷状態において排気管中の
NOX濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排ガス圧
力を測定するが、その測定する負荷状態は全負荷領域に
またがるかまたはディーゼル機関が実際に運転される負
荷状態または/およびその近傍が好ましい。また、測定
機器としてはそれぞれ、例えば化学発光式NOXメー
タ、差圧式流量計、熱電対およびマノメータ等が使え
る。これらの値からそれぞれの負荷状態におけるNOX
排出量をボイル−シャルルの法則に従って計算する。
関における異なった複数の負荷状態において排気管中の
NOX濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排ガス圧
力を測定するが、その測定する負荷状態は全負荷領域に
またがるかまたはディーゼル機関が実際に運転される負
荷状態または/およびその近傍が好ましい。また、測定
機器としてはそれぞれ、例えば化学発光式NOXメー
タ、差圧式流量計、熱電対およびマノメータ等が使え
る。これらの値からそれぞれの負荷状態におけるNOX
排出量をボイル−シャルルの法則に従って計算する。
【0009】次に計算方法について説明する。第一発明
では、前記ディーゼル機関の異なった複数の負荷の値と
それに対応する前記NOX濃度、排ガス排出量、排ガス
温度および排ガス圧力を用いて、それぞれの前記負荷の
値に対して、前記NOX濃度に前記排ガス排出量を乗
じ、この値に前記排ガス圧力及び排ガス温度を用いて圧
力補正および温度補正を加え、NOX排出量を算出す
る。そして、前記複数の負荷の値とそれに対応する前記
NOX排出量から、前記NOX排出量を前記発電機負荷
の2次関数として見積る。2次関数の求め方としては、
例えば最小自乗法が用いられる。第二発明では、前記デ
ィーゼル機関の異なった複数の負荷のそれに対応する前
記NOX濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排ガス
圧力から、前記NOX濃度、排ガス排出量、排ガス温度
および排ガス圧力をそれぞれディーゼル機関の負荷の2
次関数として見積り、前記NOX濃度の関数に前記排ガ
ス排出量の関数を乗じ、この関数に前記排ガス温度の関
数及び前記排ガス圧力の関数を用いて圧力補正及び温度
補正を加え、NOX排出量を発電機負荷の関数として見
積る。2次関数の求め方としては、例えば最小自乗法が
用いられる。第3発明では、図1に示すようにディーゼ
ル機関6に設置された負荷検出器10によりディーゼル
機関の負荷を検出する。ディーゼル機関6が発電機7と
組み合わされているような、例えばコージェネレーショ
ンシステムのような場合には、発電機7に発電機負荷検
出器10を取り付け、発電機7から発電機負荷を検出
し、用いてもよい。負荷信号4は、中央演算装置1に送
られるが、負荷信号4の送り方として、例えば電送が考
えられる。つぎに、中央演算装置1内部で、第1の発明
の関数すなわち、発電機負荷の2次関数として見積った
NOX排出量f(x)を用いて測定されたディーゼル機
関負荷に対応するNOX排出量を計算する。更に、目的
とする出口NOX濃度に応じて予め決定したNH3/N
OX比と、前記関数により見積ったNOX排出量を乗
じ、排ガス排気管8に注入されるNH3の量を決定す
る。NH3/NOX比は、出口排ガスのNOX濃度の目
標値あるいは脱硝率目標値によって任意に決定できる。
NH3/NOX比を比較的高くすると、出口排ガスのN
OX濃度が比較的低くなり、脱硝率が比較的高くなる。
一方、NH3/NOX比を比較的低くすると、出口排ガ
スのNOX濃度は比較的高くなり、脱硝率は比較的低く
なる。NH3とNOXは、通常は1対1で反応するの
で、NH3/NOX比は通常は1以下である。中央演算
装置1は負荷信号4が入力でき、演算後アンモニア供給
量を出力できるようなタイプであれば問題ない。例え
ば、通常のパーソナルコンピューター等が使用される。
そして計算されたNH3量は、アンモニア注入装置2に
送られ適正量のアンモニアが排ガス排気管8系内に注入
される。アンモニア注入装置としては、例えばマスフロ
ーコントローラ等が使用される。第4の発明は、図1に
示すように、ディーゼル機関6に設置された負荷検出器
10によりディーゼル機関の負荷を検出する。ディーゼ
ル機関6が発電機7と組み合わされているような、例え
ばコージェネレーションシステムのような場合には、発
電機7に発電機負荷検出器10を取り付け、発電機7か
ら発電機負荷を検出してもよい。
では、前記ディーゼル機関の異なった複数の負荷の値と
それに対応する前記NOX濃度、排ガス排出量、排ガス
温度および排ガス圧力を用いて、それぞれの前記負荷の
値に対して、前記NOX濃度に前記排ガス排出量を乗
じ、この値に前記排ガス圧力及び排ガス温度を用いて圧
力補正および温度補正を加え、NOX排出量を算出す
る。そして、前記複数の負荷の値とそれに対応する前記
NOX排出量から、前記NOX排出量を前記発電機負荷
の2次関数として見積る。2次関数の求め方としては、
例えば最小自乗法が用いられる。第二発明では、前記デ
ィーゼル機関の異なった複数の負荷のそれに対応する前
記NOX濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排ガス
圧力から、前記NOX濃度、排ガス排出量、排ガス温度
および排ガス圧力をそれぞれディーゼル機関の負荷の2
次関数として見積り、前記NOX濃度の関数に前記排ガ
ス排出量の関数を乗じ、この関数に前記排ガス温度の関
数及び前記排ガス圧力の関数を用いて圧力補正及び温度
補正を加え、NOX排出量を発電機負荷の関数として見
積る。2次関数の求め方としては、例えば最小自乗法が
用いられる。第3発明では、図1に示すようにディーゼ
ル機関6に設置された負荷検出器10によりディーゼル
機関の負荷を検出する。ディーゼル機関6が発電機7と
組み合わされているような、例えばコージェネレーショ
ンシステムのような場合には、発電機7に発電機負荷検
出器10を取り付け、発電機7から発電機負荷を検出
し、用いてもよい。負荷信号4は、中央演算装置1に送
られるが、負荷信号4の送り方として、例えば電送が考
えられる。つぎに、中央演算装置1内部で、第1の発明
の関数すなわち、発電機負荷の2次関数として見積った
NOX排出量f(x)を用いて測定されたディーゼル機
関負荷に対応するNOX排出量を計算する。更に、目的
とする出口NOX濃度に応じて予め決定したNH3/N
OX比と、前記関数により見積ったNOX排出量を乗
じ、排ガス排気管8に注入されるNH3の量を決定す
る。NH3/NOX比は、出口排ガスのNOX濃度の目
標値あるいは脱硝率目標値によって任意に決定できる。
NH3/NOX比を比較的高くすると、出口排ガスのN
OX濃度が比較的低くなり、脱硝率が比較的高くなる。
一方、NH3/NOX比を比較的低くすると、出口排ガ
スのNOX濃度は比較的高くなり、脱硝率は比較的低く
なる。NH3とNOXは、通常は1対1で反応するの
で、NH3/NOX比は通常は1以下である。中央演算
装置1は負荷信号4が入力でき、演算後アンモニア供給
量を出力できるようなタイプであれば問題ない。例え
ば、通常のパーソナルコンピューター等が使用される。
そして計算されたNH3量は、アンモニア注入装置2に
送られ適正量のアンモニアが排ガス排気管8系内に注入
される。アンモニア注入装置としては、例えばマスフロ
ーコントローラ等が使用される。第4の発明は、図1に
示すように、ディーゼル機関6に設置された負荷検出器
10によりディーゼル機関の負荷を検出する。ディーゼ
ル機関6が発電機7と組み合わされているような、例え
ばコージェネレーションシステムのような場合には、発
電機7に発電機負荷検出器10を取り付け、発電機7か
ら発電機負荷を検出してもよい。
【0010】負荷信号4は中央演算装置1に送られる
が、負荷信号4の送り方として例えば電送が考えられ
る。つぎに、中央演算装置1内部で第2の発明の関数、
すなわちディーゼル機関負荷(x)の関数として見積っ
たNOX排出量f(Y1,Y2,Y3,Y4)=f(x)を
用いて測定されたディーゼル機関負荷に対応するNOX
排出量を計算する。更に目的とする出口NOX濃度に応
じて予め決定したNH3/NOX比と、前記関数により
見積ったNOX排出量を乗じ、排ガス排気管8に注入さ
れるNH3の量を決定する。NH3/NOX比は出口排ガ
スのNOX濃度の目標値あるいは脱硝率目標値によって
任意に決定できる。NH3/NOX比を比較的高くする
と出口排ガスのNOX濃度が比較的低くなり、脱硝率が
比較的高くなる。一方、NH3/NOX比を比較的低く
すると出口排ガスのNOX濃度は比較的高くなり、脱硝
率は比較的低くなる。NH3とNOXは通常は1対1で
反応するのでNH3/NOX比は通常は1以下である。
中央演算装置1は負荷信号4が入力でき、演算後アンモ
ニア供給量を出力できるようなタイプであれば問題な
い。例えば通常のパーソナルコンピューター等が使用さ
れる。そして計算されたNH3量はアンモニア注入装置
2に送られ適正量のアンモニアが排ガス排気管8系内に
注入される。アンモニア注入装置としては例えばマスフ
ローコントローラ等が使用される。
が、負荷信号4の送り方として例えば電送が考えられ
る。つぎに、中央演算装置1内部で第2の発明の関数、
すなわちディーゼル機関負荷(x)の関数として見積っ
たNOX排出量f(Y1,Y2,Y3,Y4)=f(x)を
用いて測定されたディーゼル機関負荷に対応するNOX
排出量を計算する。更に目的とする出口NOX濃度に応
じて予め決定したNH3/NOX比と、前記関数により
見積ったNOX排出量を乗じ、排ガス排気管8に注入さ
れるNH3の量を決定する。NH3/NOX比は出口排ガ
スのNOX濃度の目標値あるいは脱硝率目標値によって
任意に決定できる。NH3/NOX比を比較的高くする
と出口排ガスのNOX濃度が比較的低くなり、脱硝率が
比較的高くなる。一方、NH3/NOX比を比較的低く
すると出口排ガスのNOX濃度は比較的高くなり、脱硝
率は比較的低くなる。NH3とNOXは通常は1対1で
反応するのでNH3/NOX比は通常は1以下である。
中央演算装置1は負荷信号4が入力でき、演算後アンモ
ニア供給量を出力できるようなタイプであれば問題な
い。例えば通常のパーソナルコンピューター等が使用さ
れる。そして計算されたNH3量はアンモニア注入装置
2に送られ適正量のアンモニアが排ガス排気管8系内に
注入される。アンモニア注入装置としては例えばマスフ
ローコントローラ等が使用される。
【0011】
【作用】ディーゼル負荷から直接NOX排出量を見積
り、この値と予め決定してあるNH3/NOX比からア
ンモニア注入量を計算し、この信号をアンモニア流量制
御装置に入力し、適正量のアンモニアをディーゼル機関
から発生する排ガスの配管系に注入する。
り、この値と予め決定してあるNH3/NOX比からア
ンモニア注入量を計算し、この信号をアンモニア流量制
御装置に入力し、適正量のアンモニアをディーゼル機関
から発生する排ガスの配管系に注入する。
【0012】
実施例1 ディーゼルエンジンとして三菱自動車製6D22−T型
エンジン、発電機として大洋電機製PX−E46B型、
燃料としてA重油を用いるコージェネレーションシステ
ムをディーゼル機関として用い、発電機の負荷を変更し
たときのNOX濃度、排ガス流量、排ガス圧力および排
ガス温度を測定した。NOX濃度の測定には、化学発光
式のNOX濃度計を用いた。排ガス流量の測定には、オ
リフィス流量計を用いた。オリフィス流量計の出力は、
見かけの排ガス流量を示すので、その数値を標準状態で
比較するには、ボイル−シャルルの法則により測定値に
温度補正等を加える必要がある。また、排ガス圧力およ
び排ガス温度の測定には、それぞれマノメータおよびK
熱電対を用いた。その結果を表1に示す。この結果を用
いて各負荷におけるNOX排出量をボイル−シャルルの
法則により計算した。その結果を表2に示す。但し、排
ガス中には、負荷の変化によらず10%の水蒸気が含ま
れること(ウエットベース)、更にNOX濃度の値は、
ドライベースであること、排ガス流量(オリフィス流量
計で測定)はガス温度400℃基準で出力された値であ
ることを考慮して計算した。次に表2の結果を用いてN
OX排出量(y)を負荷(x)の関数として表す。関数
の算出には最小自乗法を用いた。結果は以下のようにな
る。 2次回帰式
エンジン、発電機として大洋電機製PX−E46B型、
燃料としてA重油を用いるコージェネレーションシステ
ムをディーゼル機関として用い、発電機の負荷を変更し
たときのNOX濃度、排ガス流量、排ガス圧力および排
ガス温度を測定した。NOX濃度の測定には、化学発光
式のNOX濃度計を用いた。排ガス流量の測定には、オ
リフィス流量計を用いた。オリフィス流量計の出力は、
見かけの排ガス流量を示すので、その数値を標準状態で
比較するには、ボイル−シャルルの法則により測定値に
温度補正等を加える必要がある。また、排ガス圧力およ
び排ガス温度の測定には、それぞれマノメータおよびK
熱電対を用いた。その結果を表1に示す。この結果を用
いて各負荷におけるNOX排出量をボイル−シャルルの
法則により計算した。その結果を表2に示す。但し、排
ガス中には、負荷の変化によらず10%の水蒸気が含ま
れること(ウエットベース)、更にNOX濃度の値は、
ドライベースであること、排ガス流量(オリフィス流量
計で測定)はガス温度400℃基準で出力された値であ
ることを考慮して計算した。次に表2の結果を用いてN
OX排出量(y)を負荷(x)の関数として表す。関数
の算出には最小自乗法を用いた。結果は以下のようにな
る。 2次回帰式
【数16】 y(NL/hr)=0.0928X2−5.138X+242.200 この2次回帰式がNOX排出量予測式である。
【表1】
【表2】
【0013】実施例2 実施例1と同じディーゼル機関の発電機負荷を変更した
ときのNOX濃度、排ガス流量、排ガス圧力および排ガ
ス温度を実施例1と同様の測定装置を使用して測定し、
実施例1の表1と同じ結果を得た。次にこの結果を用い
て、NOX濃度(y1)、排ガス流量(y2)、排ガス温
度(y3)および排ガス圧力(y4)をそれぞれ発電機負
荷(x)の2次関数(2次回帰式)として表した。それ
ぞれの2次関数(2次回帰式)は最小自乗法により計算
した。算出した予測式は、それぞれ
ときのNOX濃度、排ガス流量、排ガス圧力および排ガ
ス温度を実施例1と同様の測定装置を使用して測定し、
実施例1の表1と同じ結果を得た。次にこの結果を用い
て、NOX濃度(y1)、排ガス流量(y2)、排ガス温
度(y3)および排ガス圧力(y4)をそれぞれ発電機負
荷(x)の2次関数(2次回帰式)として表した。それ
ぞれの2次関数(2次回帰式)は最小自乗法により計算
した。算出した予測式は、それぞれ
【数17】 y1(ppm)=0.0769X2−0.734X+293.747 y2(Nm3/hr)=0.0284X2+1.018X+363.515 y3(℃)=−0.0149X2+4.306X+131.828 y4(mmH2O)=0.00247X2+0.575X+66.053 である。次にこれらの関数を用いてNOX排出量を予測
する。予測方法は、ボイル−シャルルの法則によりNO
X予測濃度式に排ガス予測流量式を乗じ、さらに、この
式に排ガス予測温度式および排ガス予測圧力式を用いて
温度補正および圧力補正を加えた。但し、排ガス中に
は、負荷の変化によらず10%の水蒸気が含まれること
(ウエットベース)、更にNOX濃度の値はドライベー
スであること、排ガス流量(オリフィス流量計で測定)
はガス温度400℃基準で出力された値であることを考
慮して計算式を算出した。その結果NOX排出量予測式
f(x)は以下のようになる。
する。予測方法は、ボイル−シャルルの法則によりNO
X予測濃度式に排ガス予測流量式を乗じ、さらに、この
式に排ガス予測温度式および排ガス予測圧力式を用いて
温度補正および圧力補正を加えた。但し、排ガス中に
は、負荷の変化によらず10%の水蒸気が含まれること
(ウエットベース)、更にNOX濃度の値はドライベー
スであること、排ガス流量(オリフィス流量計で測定)
はガス温度400℃基準で出力された値であることを考
慮して計算式を算出した。その結果NOX排出量予測式
f(x)は以下のようになる。
【数18】f(x)=f(y1,y2,y3,y4) =9/10 × y1 × y2 ×(273+400)/(273+y3) × (10330+y4)/10330
【0014】実施例3 実施例1で得られたNOX排出量予測式を用い、当量比
(NH3/NOX比)0.9とし、実際に発電機負荷か
ら信号をとり、NOX排出量に応じて適正な量のNH3
を注入した。NH3の注入量を表す式M(NH3)は下記
のようになる。
(NH3/NOX比)0.9とし、実際に発電機負荷か
ら信号をとり、NOX排出量に応じて適正な量のNH3
を注入した。NH3の注入量を表す式M(NH3)は下記
のようになる。
【数19】 M(NH3)=0.9・f(x) =0.9・(0.0928X2−5.138X+242.200 ) この実験に用いたシステムは、図2のごときであ
る。図3には発電機負荷が変化する様子を、図4には発
電機負荷の変化、即ちNOX排出量に応じてNH3の注
入量が変化する様子を示した。
る。図3には発電機負荷が変化する様子を、図4には発
電機負荷の変化、即ちNOX排出量に応じてNH3の注
入量が変化する様子を示した。
【0015】実施例4 実施例2で得られたNOX排出量予測式を用い、当量比
(NH3/NOX比)0.9とし、実際に発電機負荷か
ら信号をとり、NOX排出量に応じて適正な量のNH3
を注入した。NH3の注入量を表す式M(NH3)は下記
のようになる。
(NH3/NOX比)0.9とし、実際に発電機負荷か
ら信号をとり、NOX排出量に応じて適正な量のNH3
を注入した。NH3の注入量を表す式M(NH3)は下記
のようになる。
【数20】 M(NH3)=0.9・f(x) =0.9・f(y1,y2,y3,y4) =0.9・〔 9/10 × y1 × y2 × (273+400)/(273+ y3) × (10330+ y4)/(10330)〕 この実験に用いたシステムは、図2のごときである。発
電機負荷が変化する様子および発電機負荷の変化、即ち
NOX排出量に応じてNH3の注入量が変化する様子
は、実施例3の図3および図4と一致する結果が得られ
た。
電機負荷が変化する様子および発電機負荷の変化、即ち
NOX排出量に応じてNH3の注入量が変化する様子
は、実施例3の図3および図4と一致する結果が得られ
た。
【0016】
【効果】本発明は、以上説明したように構成されている
ので、以下に記載されているような効果を奏する。本発
明のアンモニア供給装置ではディーゼル機関負荷からN
OX排出量を見積り、その数値と適正なNH3/NOX
比からアンモニア供給量を計算し、供給するので目標値
以下のNOX濃度と未反応アンモニアの濃度が同時に得
られる。また、NH3/NOX比を自由に変えられるの
で目標とする排ガス中のNOX濃度が自由に選べる。更
に高価なNOXメータおよび排ガス流量計等を使用せ
ず、ディーゼル機関の負荷信号から直接NOX排出量を
見積るので単純な構造で安価で故障の少ないアンモニア
供給装置が提供でき、かつ急激なディーゼル機関負荷変
更時に変化するNOX排出量に対して応答性よく適正量
のアンモニアを供給できる。したがって、本発明にかか
る排ガス中のNOXを低減するためのアンモニア脱硝装
置に取り付けられるアンモニア供給装置は極めて産業上
の利用価値が高いものである。
ので、以下に記載されているような効果を奏する。本発
明のアンモニア供給装置ではディーゼル機関負荷からN
OX排出量を見積り、その数値と適正なNH3/NOX
比からアンモニア供給量を計算し、供給するので目標値
以下のNOX濃度と未反応アンモニアの濃度が同時に得
られる。また、NH3/NOX比を自由に変えられるの
で目標とする排ガス中のNOX濃度が自由に選べる。更
に高価なNOXメータおよび排ガス流量計等を使用せ
ず、ディーゼル機関の負荷信号から直接NOX排出量を
見積るので単純な構造で安価で故障の少ないアンモニア
供給装置が提供でき、かつ急激なディーゼル機関負荷変
更時に変化するNOX排出量に対して応答性よく適正量
のアンモニアを供給できる。したがって、本発明にかか
る排ガス中のNOXを低減するためのアンモニア脱硝装
置に取り付けられるアンモニア供給装置は極めて産業上
の利用価値が高いものである。
【図1】図1は、本発明のNOX除去システムの1例を
示すフローシートである。
示すフローシートである。
【図2】実施例3および実施例4で用いたアンモニア供
給装置のフローチャートを示す。
給装置のフローチャートを示す。
【図3】実施例3における発電機の負荷が変化する様子
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図4】実施例3におけるNOX排出量に応じてNH3
注入量が変化する様子を示すグラフである。
注入量が変化する様子を示すグラフである。
1 中央演算装置(CPU) 2 アンモニア注入装置(アクチエータ) 3 アンモニアボンベ 4 負荷信号 5 アンモニア注入量指示信号 6 ディーゼル機関 7 発電機 8 排気管 9 アンモニア脱硝用触媒装置 10 負荷検出器
Claims (4)
- 【請求項1】 ディーゼル機関における異なった複数の
負荷状態において排気管中のNOx(以下NOXと表示
する)濃度、排ガス排出量、排ガス温度および排ガス圧
力を測定し、これらの値からそれぞれの負荷状態におけ
るNOX排出量をボイル−シャルルの法則にしたがって
計算し、前記ディーゼル機関の異なった複数の負荷の値
とそれに対応する前記NOX排出量からNOX排出量
(y)をそのディーゼル機関の負荷(x)の2次関数 【数1】y=ax2+bx+c (式中、a,b,cはそれぞれのディーゼル機関により
定まる定数)として見積ることを特徴とするディーゼル
機関からのNOX排出量を見積る方法。 - 【請求項2】 ディーゼル機関における異なった複数の
負荷状態において排気管中のNOX濃度、排ガス排出
量、排ガス温度および排ガス圧力を測定し、これらの値
からそれぞれの負荷状態におけるNOX濃度、排ガス排
出量、排ガス温度および排ガス圧力をボイル−シャルル
の法則にしたがって計算し、前記ディーゼル機関の異な
った複数の負荷の値とそれに対応する前記NOX濃度、
排ガス排出量、排ガス温度および排ガス圧力から、前記
NOX濃度(y1)、排ガス排出量(y2)、排ガス温度
(y3)および排ガス圧力(y4)をディーゼル機関の負
荷(x)の2次関数 【数2】y1=a1x2+b1x+c1 y2=a2x2+b2x+c2 y3=a3x2+b3x+c3 y4=a4x2+b4x+c4 (式中、a1,a2,a3,a4、b1,b2,b3,b4、c
1,c2,c3,c4はそれぞれのディーゼル機関により定
まる定数)として見積り、更にこれらの関数を使うこと
によってNOX排出量をディーゼル機関の負荷の関数 【数3】f(y1,y2,y3,y4) として見積ることを特徴とするディーゼル機関からのN
OX排出量を見積る方法。 - 【請求項3】 ディーゼル機関と、その負荷を検出する
負荷検出器と、排気管に所定量のNH3を供給するNH3
供給量制御装置と、前記NH3供給量制御装置のNH3供
給量を制御する中央演算装置と、アンモニア脱硝用触媒
装置を備え、前記負荷検出器よりの負荷信号を中央演算
装置に入力し、ディーゼル機関の負荷の値(x)とそれ
に対応するNOX排出量からNOX排出量(y)をその
ディーゼル機関の負荷(x)の2次関数 【数4】y=ax2+bx+c (式中、a,b,cはそれぞれのディーゼル機関により
定まる定数)として見積り、目的とする出口NOX濃度
に応じて予め決定したNH3/NOX比と、NOX発生
量により、式 【数5】M(NH3)=y・d (式中、dはNH3/NOX 比 M(NH3)はNH3 注入量)に従ってNH3注入量〔M
(NH3)〕を計算し、ディーゼル機関の排気管内に供
給するNH3供給量を制御することを特徴とするディー
ゼル機関の排ガス中のNOX除去システム。 - 【請求項4】 ディーゼル機関と、その負荷を検出する
負荷検出器と、排気管に所定量のNH3を供給するNH3
供給量制御装置と、前記NH3供給量制御装置のNH3供
給量を制御する中央演算装置と、アンモニア脱硝用触媒
装置を備え、前記負荷検出器よりの負荷信号を中央演算
装置に入力し、ディーゼル機関の負荷の値とそれに対応
するNOX濃度(y1)、排ガス排出量(y2)、排ガス
温度(y3)および排ガス圧力(y4)をディーゼル機関
の負荷(x)の2次関数 【数6】y1=a1x2+b1x+c1 y2=a2x2+b2x+c2 y3=a3x2+b3x+c3 y4=a4x2+b4x+c4 (式中、a1,a2,a3,a4、b1,b2,b3,b4、c
1,c2,c3,c4はそれぞれのディーゼル機関により定
まる定数)として見積り、目的とする出口NOX濃度に
応じて予め決定したNH3/NOX比と、NOX発生量
により、式 【数7】M(NH3)=f(y1,y2,y3,y4)・d (式中、dはNH3/NOX 比 M(NH3)はNH3 注入量)に従ってNH3注入量〔M
(NH3)〕を計算し、ディーゼル機関の排気管内に供
給するNH3供給量を制御することを特徴とするディー
ゼル機関の排ガス中のNOX除去システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119666A JPH05296029A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | Nox除去システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119666A JPH05296029A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | Nox除去システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05296029A true JPH05296029A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14767058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4119666A Pending JPH05296029A (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | Nox除去システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05296029A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999067511A1 (fr) * | 1998-06-23 | 1999-12-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Dispositif de reglage d'emission de gaz d'echappement dans un moteur a combustion interne |
JP2020076731A (ja) * | 2018-06-22 | 2020-05-21 | エーブイエル・テスト・システムズ・インコーポレイテッド | 排出物測定装置又はシステムの汚染レベルを決定するためのシステム及び方法 |
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1992
- 1992-04-13 JP JP4119666A patent/JPH05296029A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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