JPH05234693A - 放電灯用点灯回路 - Google Patents
放電灯用点灯回路Info
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- JPH05234693A JPH05234693A JP6956992A JP6956992A JPH05234693A JP H05234693 A JPH05234693 A JP H05234693A JP 6956992 A JP6956992 A JP 6956992A JP 6956992 A JP6956992 A JP 6956992A JP H05234693 A JPH05234693 A JP H05234693A
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- Japan
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- discharge lamp
- circuit
- lighting
- resistance
- excitation circuit
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- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 直流電源を励振回路(4A)で駆動される半導体
素子(TR1,TR2) を用いてスイッチングし高周波交流電源
を得て、この高周波交流電源で放電灯(3,3A)を点灯せし
める他励式のインバータ方式放電灯用点灯回路を、前記
励振回路(4A)の発振周波数を決定する抵抗要素(Rx)の抵
抗値が、周囲の照度の増加に応じて周波数を変化させ点
灯中の放電灯(3,3A)の光量を減ずるように変化する構成
とする。 【効果】 周囲の照度の増加に応じて周波数を変化させ
点灯中の放電灯の光量を減ずるように自動的に変化して
過剰な照明を自動的に抑制するので、不要な電力消費を
抑制することができる。しかも、供給電力自体を調整す
る方式であるから電力の無駄もない。
素子(TR1,TR2) を用いてスイッチングし高周波交流電源
を得て、この高周波交流電源で放電灯(3,3A)を点灯せし
める他励式のインバータ方式放電灯用点灯回路を、前記
励振回路(4A)の発振周波数を決定する抵抗要素(Rx)の抵
抗値が、周囲の照度の増加に応じて周波数を変化させ点
灯中の放電灯(3,3A)の光量を減ずるように変化する構成
とする。 【効果】 周囲の照度の増加に応じて周波数を変化させ
点灯中の放電灯の光量を減ずるように自動的に変化して
過剰な照明を自動的に抑制するので、不要な電力消費を
抑制することができる。しかも、供給電力自体を調整す
る方式であるから電力の無駄もない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光灯や水銀灯等の各
種放電灯に用いる他励インバータ方式の放電灯用点灯回
路の改良に関する。
種放電灯に用いる他励インバータ方式の放電灯用点灯回
路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】放電灯(例えば蛍光灯、水銀灯)の点灯
には、使用時にチラツキが少ない、地域によって異なる
電源周波数にも影響されない、電力効率が良い等の理由
でインバータ方式の点灯回路も多く用いられる。この放
電灯用のインバータ回路は交流電源を整流平滑して得た
直流電源を、半導体素子を用いてスイッチングし予熱・
点灯用の高周波交流電源を得るものであるが、半導体ス
イッチング素子を発振回路の一部として利用する自励方
式のものと、半導体スイッチング素子と独立した励振回
路の発振出力でスイッチング素子を駆動する他励方式の
ものとがある。このうち自励発振方式の持つ幾つかの難
点を合わせて解消するための蛍光灯用(放電灯用)の他
励式インバータ回路が本出願人により既に提案されてい
る(特願平2−134897号)。
には、使用時にチラツキが少ない、地域によって異なる
電源周波数にも影響されない、電力効率が良い等の理由
でインバータ方式の点灯回路も多く用いられる。この放
電灯用のインバータ回路は交流電源を整流平滑して得た
直流電源を、半導体素子を用いてスイッチングし予熱・
点灯用の高周波交流電源を得るものであるが、半導体ス
イッチング素子を発振回路の一部として利用する自励方
式のものと、半導体スイッチング素子と独立した励振回
路の発振出力でスイッチング素子を駆動する他励方式の
ものとがある。このうち自励発振方式の持つ幾つかの難
点を合わせて解消するための蛍光灯用(放電灯用)の他
励式インバータ回路が本出願人により既に提案されてい
る(特願平2−134897号)。
【0003】図6 はこれと似た他励インバータ方式の放
電灯用点灯回路10の一例を示す回路図である。図中、
2は入力交流電源ACに接続され交流を整流し直流電源
DCを得る整流平滑回路である。TR1、TR2はこの
直流電源DCにチャンネルが直列に接続された2個のF
ETトランジスタである。同じく直流電源DCには直列
接続された2個のコンデンサC2、C3が接続されてい
る。前記2個のFETトランジスタTR1、TR2の中
間の接続点P1と2個のコンデンサC2、C3の中間の
接続点P2とは、出力トランスT2の巻線L4を介して
接続されている。このトランスT2には直列接続された
放電灯(蛍光管)3,3′の両端電極に接続される巻線
L5も備わっている。前記巻線L5の両端部分の巻線
(L51 ,L52 )の出力(すなわち巻線L5の端部と
中間タップ)は夫々前記蛍光管3,3′の両端のフィラ
メント3A,3′Bに予熱のために接続されている。ま
た、前記巻線L5とは別の巻線(L53)の出力が前記
蛍光管3,3′の接続点である他端のフィラメント3B
と3′Aに予熱のために並列接続されている。2つの蛍
光管3,3′の直列接続された両端部のフィラメント間
にはコンデンサC4が接続されている。
電灯用点灯回路10の一例を示す回路図である。図中、
2は入力交流電源ACに接続され交流を整流し直流電源
DCを得る整流平滑回路である。TR1、TR2はこの
直流電源DCにチャンネルが直列に接続された2個のF
ETトランジスタである。同じく直流電源DCには直列
接続された2個のコンデンサC2、C3が接続されてい
る。前記2個のFETトランジスタTR1、TR2の中
間の接続点P1と2個のコンデンサC2、C3の中間の
接続点P2とは、出力トランスT2の巻線L4を介して
接続されている。このトランスT2には直列接続された
放電灯(蛍光管)3,3′の両端電極に接続される巻線
L5も備わっている。前記巻線L5の両端部分の巻線
(L51 ,L52 )の出力(すなわち巻線L5の端部と
中間タップ)は夫々前記蛍光管3,3′の両端のフィラ
メント3A,3′Bに予熱のために接続されている。ま
た、前記巻線L5とは別の巻線(L53)の出力が前記
蛍光管3,3′の接続点である他端のフィラメント3B
と3′Aに予熱のために並列接続されている。2つの蛍
光管3,3′の直列接続された両端部のフィラメント間
にはコンデンサC4が接続されている。
【0004】また、前記FETトランジスタTR1、T
R2のゲート端子は各々励振回路4Bの逆位相の2つの
出力に接続されている。この励振回路4Bは、IC回路
IC1、このIC1の発振周波数を決定するための外付
け抵抗R1及びC1、前記IC1からの出力が接続され
た巻線L1と他に2つの巻線L2、L3とを有するトラ
ンスT1からなる。前記トランスT1の他の2つの巻線
L2、L3からの出力は前述した励振回路4の位相が逆
の2つの出力として前記FETトランジスタTR1、T
R2のゲート端子に接続されている。この励振回路4に
は前記平滑回路2の出力に接続され低電圧を作りだす低
電圧電源5より電力が供給される。
R2のゲート端子は各々励振回路4Bの逆位相の2つの
出力に接続されている。この励振回路4Bは、IC回路
IC1、このIC1の発振周波数を決定するための外付
け抵抗R1及びC1、前記IC1からの出力が接続され
た巻線L1と他に2つの巻線L2、L3とを有するトラ
ンスT1からなる。前記トランスT1の他の2つの巻線
L2、L3からの出力は前述した励振回路4の位相が逆
の2つの出力として前記FETトランジスタTR1、T
R2のゲート端子に接続されている。この励振回路4に
は前記平滑回路2の出力に接続され低電圧を作りだす低
電圧電源5より電力が供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述例をも
含めて従来の他励インバータ方式の放電灯用点灯回路で
は、その励振周波数は放電灯に充分な電力が供給すべ
く、製造時に出力回路の共振周波数に近い値に固定的に
設定され、以後の変更は事実上できなかった。従って、
使用者の意向に関わらず常に一定の照度で放電灯が点灯
される結果となり、使用者が最適状態で使用することが
できないとの不都合があった。また、外界の変化する明
るさによってはさほど強い照明が要らない時間帯等にも
一定の照度で動作を続けるため不要に電力を消費してし
まうとの不都合もあった。特に、戸外に設置される街灯
等においては、細やかな電力管理は為され難く、その設
置個数も膨大な数にのぼることから電力の無駄使いもか
なりの量となっているのが現状である。
含めて従来の他励インバータ方式の放電灯用点灯回路で
は、その励振周波数は放電灯に充分な電力が供給すべ
く、製造時に出力回路の共振周波数に近い値に固定的に
設定され、以後の変更は事実上できなかった。従って、
使用者の意向に関わらず常に一定の照度で放電灯が点灯
される結果となり、使用者が最適状態で使用することが
できないとの不都合があった。また、外界の変化する明
るさによってはさほど強い照明が要らない時間帯等にも
一定の照度で動作を続けるため不要に電力を消費してし
まうとの不都合もあった。特に、戸外に設置される街灯
等においては、細やかな電力管理は為され難く、その設
置個数も膨大な数にのぼることから電力の無駄使いもか
なりの量となっているのが現状である。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて為され
たもので、点灯中に使用者の意向に応じて任意かつ容易
に照度(同時に電力)を調整することができる放電灯用
点灯回路を提供することを第一の目的とする。更に、本
願他の発明は極めて簡単な構成の付加によるのみで、外
界の照度を加味して照明照度がさほど必要でない場合を
自動的に検知して、外界の照度に応じて自動的に照明照
度を調節(減光)することにより消費電力を減じて、省
エネルギーに寄与する放電灯用点灯回路を提供すること
をその第二の目的とする。
たもので、点灯中に使用者の意向に応じて任意かつ容易
に照度(同時に電力)を調整することができる放電灯用
点灯回路を提供することを第一の目的とする。更に、本
願他の発明は極めて簡単な構成の付加によるのみで、外
界の照度を加味して照明照度がさほど必要でない場合を
自動的に検知して、外界の照度に応じて自動的に照明照
度を調節(減光)することにより消費電力を減じて、省
エネルギーに寄与する放電灯用点灯回路を提供すること
をその第二の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願第一の発明では、直
流電源を励振回路で駆動される半導体素子を用いてスイ
ッチングし高周波交流電源を得て、この高周波交流電源
で放電灯を点灯せしめる他励式のインバータ方式放電灯
点灯回路を、前記励振回路が、発振周波数を抵抗値によ
り決定する抵抗要素を有し、該抵抗要素の抵抗値を点灯
中に調光のために任意に可変し得る構成とする。
流電源を励振回路で駆動される半導体素子を用いてスイ
ッチングし高周波交流電源を得て、この高周波交流電源
で放電灯を点灯せしめる他励式のインバータ方式放電灯
点灯回路を、前記励振回路が、発振周波数を抵抗値によ
り決定する抵抗要素を有し、該抵抗要素の抵抗値を点灯
中に調光のために任意に可変し得る構成とする。
【0008】第二の目的達成のため、本願第二の発明で
は、直流電源を励振回路で駆動される半導体素子を用い
てスイッチングし高周波交流電源を得て、この高周波交
流電源で放電灯を点灯せしめる他励式のインバータ方式
放電灯用点灯回路を、前記励振回路が、発振周波数を抵
抗値により決定する抵抗要素を有し、該抵抗要素の抵抗
値が、周囲の照度の増加に応じて周波数を変化させ点灯
中の放電灯の光量を減ずるように変化する構成とする。
また、本願第三の発明では、前述放電灯用点灯回路の前
記抵抗要素をCdS素子とする。
は、直流電源を励振回路で駆動される半導体素子を用い
てスイッチングし高周波交流電源を得て、この高周波交
流電源で放電灯を点灯せしめる他励式のインバータ方式
放電灯用点灯回路を、前記励振回路が、発振周波数を抵
抗値により決定する抵抗要素を有し、該抵抗要素の抵抗
値が、周囲の照度の増加に応じて周波数を変化させ点灯
中の放電灯の光量を減ずるように変化する構成とする。
また、本願第三の発明では、前述放電灯用点灯回路の前
記抵抗要素をCdS素子とする。
【0009】
【作用】上述の本願第一発明では、使用者が放電灯点灯
中に、前記励振回路の抵抗要素の抵抗値を任意に可変し
て励振回路の発振周波数を変更し、これにより放電灯へ
供給される電力が増減し対応して放電灯を所望の照度に
調光することができる。また、上述の本願第二発明で
は、前記励振回路の抵抗要素の抵抗値が周囲の照度が増
加すれば、これに応じて抵抗値が自動的に変化して励振
回路の発振周波数を変更し、これにより放電灯へ供給さ
れる電力が増減し対応して放電灯を常に適切な照度で
(従って、適切な電力で)点灯させ、過剰な電力を消費
せず、電力を節約することができる。なお、上述2発明
は同時の実施を妨げるものではなく、共存して夫々の作
用効果を発揮することができる。
中に、前記励振回路の抵抗要素の抵抗値を任意に可変し
て励振回路の発振周波数を変更し、これにより放電灯へ
供給される電力が増減し対応して放電灯を所望の照度に
調光することができる。また、上述の本願第二発明で
は、前記励振回路の抵抗要素の抵抗値が周囲の照度が増
加すれば、これに応じて抵抗値が自動的に変化して励振
回路の発振周波数を変更し、これにより放電灯へ供給さ
れる電力が増減し対応して放電灯を常に適切な照度で
(従って、適切な電力で)点灯させ、過剰な電力を消費
せず、電力を節約することができる。なお、上述2発明
は同時の実施を妨げるものではなく、共存して夫々の作
用効果を発揮することができる。
【0010】
【実施例】以下、本願各発明を実施例に基づき添附図面
に沿って詳細に説明する。第1図は本発明の一実施例で
ある蛍光灯器具用点灯回路1の回路図である。この実施
例回路の概略構成は、先に図6に挙げた従来の他励イン
バータ方式の蛍光灯用点灯回路10と略同様であり、I
C1(IC回路)で構成される励振回路4付随の部分
(発振周波数を決める抵抗部分)のみが異なっている。
以下、実施例回路を既述各部の簡略な説明を含め説明す
る。
に沿って詳細に説明する。第1図は本発明の一実施例で
ある蛍光灯器具用点灯回路1の回路図である。この実施
例回路の概略構成は、先に図6に挙げた従来の他励イン
バータ方式の蛍光灯用点灯回路10と略同様であり、I
C1(IC回路)で構成される励振回路4付随の部分
(発振周波数を決める抵抗部分)のみが異なっている。
以下、実施例回路を既述各部の簡略な説明を含め説明す
る。
【0011】図1中で、2は入力交流電源ACから直流
電源DCを得る整流平滑回路、TR1、TR2はこの直
流電源DCにチャンネルが直列に接続された2個のFE
Tトランジスタ、C2、C3は同じく直流電源DCに直
列接続された2個のコンデンサである。前記2個のFE
TトランジスタTR1、TR2の中間の接続点P1と2
個のコンデンサC2、C3の中間の接続点P2とは、出
力トランスT2の巻線L4を介して接続されている。こ
のトランスT2には直列接続された蛍光管3,3′の両
端電極に接続される巻線L5も備わっている。前記巻線
L5の両端部分の巻線(L51 ,L52 )の出力(すな
わち巻線L5の端部と中間タップ)は夫々前記蛍光管
3,3′の両端のフィラメント3A,3′Bに接続され
ている。また、前記巻線L5とは別の巻線(L53 )の
出力が前記蛍光管3,3′の接続点である他端のフィラ
メント3Bと3′Aに並列接続されている。2つの蛍光
管3,3′の直列接続された両端部のフィラメント間に
はコンデンサ C4が接続されている。また、前記FE
TトランジスタTR1、TR2のゲート端子は各々励振
回路4の逆位相の2つの出力に接続されている。
電源DCを得る整流平滑回路、TR1、TR2はこの直
流電源DCにチャンネルが直列に接続された2個のFE
Tトランジスタ、C2、C3は同じく直流電源DCに直
列接続された2個のコンデンサである。前記2個のFE
TトランジスタTR1、TR2の中間の接続点P1と2
個のコンデンサC2、C3の中間の接続点P2とは、出
力トランスT2の巻線L4を介して接続されている。こ
のトランスT2には直列接続された蛍光管3,3′の両
端電極に接続される巻線L5も備わっている。前記巻線
L5の両端部分の巻線(L51 ,L52 )の出力(すな
わち巻線L5の端部と中間タップ)は夫々前記蛍光管
3,3′の両端のフィラメント3A,3′Bに接続され
ている。また、前記巻線L5とは別の巻線(L53 )の
出力が前記蛍光管3,3′の接続点である他端のフィラ
メント3Bと3′Aに並列接続されている。2つの蛍光
管3,3′の直列接続された両端部のフィラメント間に
はコンデンサ C4が接続されている。また、前記FE
TトランジスタTR1、TR2のゲート端子は各々励振
回路4の逆位相の2つの出力に接続されている。
【0012】励振回路4は、IC回路IC1、このIC
1の発振周波数を決定するための外付けの調整抵抗Rx
(抵抗要素)及びC1、前記IC1からの出力が接続さ
れた巻線L1と他に2つの巻線L2、L3とを有するト
ランスT1からなる。前記トランスT1の他の2つの巻
線L2、L3から位相が逆の2つの出力が前記FETト
ランジスタTR1、TR2のゲート端子に接続されてい
る。この励振回路4には前記平滑回路2の出力に接続さ
れた低電圧電源5より電力が供給される。ところで、イ
ンバータ式の放電灯用点灯回路においては、図3のグラ
フに示す様に発振(励振)周波数(f)により放電灯に
供給される電力(入力電力、W)が増減しこれに対応し
て照度(Lx)を変えることができる。そして放電灯用
点灯回路1の発振周波数(励振回路4の発振周波数)
は、上述したように外付けの部品、即ち抵抗R1及びC
1の各値により決定されるから、使用中に容易に抵抗R
1或いはC1の値を調節することにより照度の調節(同
時に電力の調節)が行えることになる。
1の発振周波数を決定するための外付けの調整抵抗Rx
(抵抗要素)及びC1、前記IC1からの出力が接続さ
れた巻線L1と他に2つの巻線L2、L3とを有するト
ランスT1からなる。前記トランスT1の他の2つの巻
線L2、L3から位相が逆の2つの出力が前記FETト
ランジスタTR1、TR2のゲート端子に接続されてい
る。この励振回路4には前記平滑回路2の出力に接続さ
れた低電圧電源5より電力が供給される。ところで、イ
ンバータ式の放電灯用点灯回路においては、図3のグラ
フに示す様に発振(励振)周波数(f)により放電灯に
供給される電力(入力電力、W)が増減しこれに対応し
て照度(Lx)を変えることができる。そして放電灯用
点灯回路1の発振周波数(励振回路4の発振周波数)
は、上述したように外付けの部品、即ち抵抗R1及びC
1の各値により決定されるから、使用中に容易に抵抗R
1或いはC1の値を調節することにより照度の調節(同
時に電力の調節)が行えることになる。
【0013】本願第一発明の放電灯用点灯回路では、前
述2つの回路要素のうち調節抵抗Rx(抵抗要素)を可
変抵抗(ボリューム)とし、使用者が点灯中でも外部か
ら抵抗値を容易に可変できるようになっている。このた
めには、回転式の可変抵抗或いはスライド式の可変抵抗
を調整抵抗Rxとして用いる。そして、適宜配置によ
り、抵抗値を変える操作軸或いは操作レバーを放電灯用
点灯回路の筐体(図示せず)外部に突出せしめ適宜つま
みや操作片を設けて、使用者が操作して抵抗値を容易に
随時変え得るように構成する。使用者の調節設定した抵
抗値に対応して発振周波数は変わり、これに応じて放電
灯に供給される電力が変わり照度が増減して調光の目的
が達成される。即ち、使用者が操作レバーを操作して抵
抗値を変えるのに対応して図3の(C)にて示す周波数
f1 よりf3 の間で励振周波数が変化し、これに対応し
て第3図(D)に示す範囲で照度が変わる。このとき放
電灯に供給される電力も(E)で示す範囲で変化する。
述2つの回路要素のうち調節抵抗Rx(抵抗要素)を可
変抵抗(ボリューム)とし、使用者が点灯中でも外部か
ら抵抗値を容易に可変できるようになっている。このた
めには、回転式の可変抵抗或いはスライド式の可変抵抗
を調整抵抗Rxとして用いる。そして、適宜配置によ
り、抵抗値を変える操作軸或いは操作レバーを放電灯用
点灯回路の筐体(図示せず)外部に突出せしめ適宜つま
みや操作片を設けて、使用者が操作して抵抗値を容易に
随時変え得るように構成する。使用者の調節設定した抵
抗値に対応して発振周波数は変わり、これに応じて放電
灯に供給される電力が変わり照度が増減して調光の目的
が達成される。即ち、使用者が操作レバーを操作して抵
抗値を変えるのに対応して図3の(C)にて示す周波数
f1 よりf3 の間で励振周波数が変化し、これに対応し
て第3図(D)に示す範囲で照度が変わる。このとき放
電灯に供給される電力も(E)で示す範囲で変化する。
【0014】なお、抵抗要素を単一の可変抵抗とせず、
図4に該当部のみ示すように励振回路4の外付け抵抗要
素を、固定抵抗R7 と可変抵抗Rvの直列接続(又は並
列接続)とし可変抵抗Rvを調節することにより合成抵
抗値を変える様にしてもよい。こうして任意に調整され
た発振周波数にてトランスT2を介して交流電力が放電
灯3及び3′に供給され放電灯が点灯する。
図4に該当部のみ示すように励振回路4の外付け抵抗要
素を、固定抵抗R7 と可変抵抗Rvの直列接続(又は並
列接続)とし可変抵抗Rvを調節することにより合成抵
抗値を変える様にしてもよい。こうして任意に調整され
た発振周波数にてトランスT2を介して交流電力が放電
灯3及び3′に供給され放電灯が点灯する。
【0015】上記説明のように本願発明では極めて簡易
な変更のみで、目的とする調光機能を付加している。こ
の調光機能は、供給電力自体を直接加減するものである
から、電力を他部分で消費させて所定光量を得る調光手
段とは異なり、直接電力消費の節約に結びつく。なお、
発振周波数を変えるためには抵抗R1及びC1のうちい
ずれの値を変えてもよいのであるが、その値を簡易に変
更するには抵抗がより適している。
な変更のみで、目的とする調光機能を付加している。こ
の調光機能は、供給電力自体を直接加減するものである
から、電力を他部分で消費させて所定光量を得る調光手
段とは異なり、直接電力消費の節約に結びつく。なお、
発振周波数を変えるためには抵抗R1及びC1のうちい
ずれの値を変えてもよいのであるが、その値を簡易に変
更するには抵抗がより適している。
【0016】次に、図2は本願第二発明の放電灯用点灯
回路の一実施例1Aを示す回路図である。図2の実施例
の概略主要部は前述実施例と同一であるが、励振回路4
Aにおいて前述調整抵抗Rvに代えて周囲の照度に応じ
て抵抗値の変化する抵抗要素Rx(調光抵抗)を用いて
いる。
回路の一実施例1Aを示す回路図である。図2の実施例
の概略主要部は前述実施例と同一であるが、励振回路4
Aにおいて前述調整抵抗Rvに代えて周囲の照度に応じ
て抵抗値の変化する抵抗要素Rx(調光抵抗)を用いて
いる。
【0017】調光抵抗Rxは、外界の光量(外光)に応
じて、即ち周囲の照度に応じて抵抗値が、周囲照度の増
加に応じて抵抗値が減ずる抵抗要素で、例えばCdS
(硫化カドミウム)素子を用い、受光面に外界からの光
が入射するように配置する。負性抵抗の光感知素子であ
るCdS素子は、光エネルギーを受けると抵抗値が小さ
くなる。従って、キャパシタC1とで決定される励振回
路の発振周波数は、外光が多くなれば自動的に図3のf
3 で示す高い周波数側へと移動し、照度が減じ消費電力
も減ずる。従って、家庭内で使用した場合には、日照等
の外界照度も加味した常に最適な照度の照明光を得るこ
とができるし、街灯等に使用した場合には不要な過剰電
力消費を抑え、エネルギー節減に寄与するとともに街灯
自体の長寿命化にも寄与する。
じて、即ち周囲の照度に応じて抵抗値が、周囲照度の増
加に応じて抵抗値が減ずる抵抗要素で、例えばCdS
(硫化カドミウム)素子を用い、受光面に外界からの光
が入射するように配置する。負性抵抗の光感知素子であ
るCdS素子は、光エネルギーを受けると抵抗値が小さ
くなる。従って、キャパシタC1とで決定される励振回
路の発振周波数は、外光が多くなれば自動的に図3のf
3 で示す高い周波数側へと移動し、照度が減じ消費電力
も減ずる。従って、家庭内で使用した場合には、日照等
の外界照度も加味した常に最適な照度の照明光を得るこ
とができるし、街灯等に使用した場合には不要な過剰電
力消費を抑え、エネルギー節減に寄与するとともに街灯
自体の長寿命化にも寄与する。
【0018】なお、街灯には外界の明暗に応じて自動的
に点灯消灯を行う機能を持つものがあるが、この従来の
点灯消灯機能と本願での調光機能とは異なるもので又対
立するものではなく相補的に用いることができる。即
ち、本願の調光機能は、放電灯の点灯期間内で更に木目
細かに節電を図ることができるものである。
に点灯消灯を行う機能を持つものがあるが、この従来の
点灯消灯機能と本願での調光機能とは異なるもので又対
立するものではなく相補的に用いることができる。即
ち、本願の調光機能は、放電灯の点灯期間内で更に木目
細かに節電を図ることができるものである。
【0019】以上説明した、本願の提案する2種類の調
光機能(使用者の意思によるものと外光に対応するも
の)を同時に放電灯用点灯回路に適用することもでき
る。例えば、図5に要部(励振回路部)のみを示す様
に、発振回路の発振周波数を決める抵抗要素に使用者が
任意に調節できる調整抵抗VRと前述調光抵抗Rxとを
例えば直列に接続し、両者の抵抗値変化を共に発振周波
数に反映させて、任意に照度を加減し得るともに外光の
変化に応じても自動的に照度が増減する構成とすること
もできる。
光機能(使用者の意思によるものと外光に対応するも
の)を同時に放電灯用点灯回路に適用することもでき
る。例えば、図5に要部(励振回路部)のみを示す様
に、発振回路の発振周波数を決める抵抗要素に使用者が
任意に調節できる調整抵抗VRと前述調光抵抗Rxとを
例えば直列に接続し、両者の抵抗値変化を共に発振周波
数に反映させて、任意に照度を加減し得るともに外光の
変化に応じても自動的に照度が増減する構成とすること
もできる。
【0020】また、実施例では励振回路4(4A)の抵
抗要素を可変可能な可変抵抗あるいは外光で変化する抵
抗で直接置き換えているが、この他にもFET等の半導
体制御素子を抵抗要素として用いこれを制御するフォト
トランジスタ等の光検知素子とを組合せて本願発明を実
施することもできる。要は、使用者の操作又は外光の強
さに応じて、インバータ回路の励振回路の抵抗要素が変
化して発振周波数が所定の変化をし、この結果供給電力
と得られる照度が変われば目的が達成される。
抗要素を可変可能な可変抵抗あるいは外光で変化する抵
抗で直接置き換えているが、この他にもFET等の半導
体制御素子を抵抗要素として用いこれを制御するフォト
トランジスタ等の光検知素子とを組合せて本願発明を実
施することもできる。要は、使用者の操作又は外光の強
さに応じて、インバータ回路の励振回路の抵抗要素が変
化して発振周波数が所定の変化をし、この結果供給電力
と得られる照度が変われば目的が達成される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本願第一発明の放電
灯用点灯回路は、他励式のインバータ方式放電灯点灯回
路の励振回路が、発振周波数を抵抗値により決定する抵
抗要素を有し、該抵抗要素の抵抗値を点灯中に調光のた
めに任意に可変し得る構成としたから、使用者が好みに
応じて放電灯の照度を任意に調節することができる。し
かも、供給電力自体を調整する方式であるから電力の無
駄もない。
灯用点灯回路は、他励式のインバータ方式放電灯点灯回
路の励振回路が、発振周波数を抵抗値により決定する抵
抗要素を有し、該抵抗要素の抵抗値を点灯中に調光のた
めに任意に可変し得る構成としたから、使用者が好みに
応じて放電灯の照度を任意に調節することができる。し
かも、供給電力自体を調整する方式であるから電力の無
駄もない。
【0022】また本願第二の発明の放電灯用点灯回路で
は、他励式のインバータ方式放電灯点灯回路の励振回路
が、発振周波数を抵抗値により決定する抵抗要素を有
し、該抵抗要素の抵抗値が、周囲の照度の増加に応じて
周波数を変化させ点灯中の放電灯の光量を減ずるように
変化する構成としたから、過剰な照明を自動的に抑制し
て不要な電力消費を抑制することができる。しかも、供
給電力自体を調整する方式であるから電力の無駄もな
い。
は、他励式のインバータ方式放電灯点灯回路の励振回路
が、発振周波数を抵抗値により決定する抵抗要素を有
し、該抵抗要素の抵抗値が、周囲の照度の増加に応じて
周波数を変化させ点灯中の放電灯の光量を減ずるように
変化する構成としたから、過剰な照明を自動的に抑制し
て不要な電力消費を抑制することができる。しかも、供
給電力自体を調整する方式であるから電力の無駄もな
い。
【0023】また、本願第三の発明では、前述放電灯用
点灯回路の前記抵抗要素をCdS素子とすることで、簡
単に所望の機能を実現している。
点灯回路の前記抵抗要素をCdS素子とすることで、簡
単に所望の機能を実現している。
【図1】本願発明の放電灯用点灯回路の一実施例を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】本願他の発明の放電灯用点灯回路の一実施例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】本願各発明の放電灯用点灯回路に係る、励振周
波数と放電灯への供給電力及び放電灯の照度の各関係の
一例を示す図である。
波数と放電灯への供給電力及び放電灯の照度の各関係の
一例を示す図である。
【図4】本願発明に係る励振回路の実施例を示す回路図
である。
である。
【図5】本願発明に係る励振回路の他の実施例を示す回
路図である。
路図である。
【図6】従来の放電灯用点灯回路の一例を示す回路図で
ある。
ある。
1、1A…放電灯用点灯回路、 3、3′…放電灯、 4、4A…励振回路、 Rv、Rx…抵抗要素(可変抵抗、調光抵抗)、 TR1、TR2…半導体素子。
Claims (3)
- 【請求項1】 直流電源を励振回路(4) で駆動される半
導体素子(TR1,TR2)を用いてスイッチングし高周波交流
電源を得て、この高周波交流電源で放電灯(3,3')を点灯
せしめる他励式のインバータ方式放電灯点灯回路におい
て、 前記励振回路(4) が、発振周波数を抵抗値により決定す
る抵抗要素(Rv)を有し、該抵抗要素(Rv)の抵抗値を点灯
中に調光のために任意に可変し得ることを特徴とする放
電灯用点灯回路。 - 【請求項2】 直流電源を励振回路(4A)で駆動される半
導体素子(TR1,TR2)を用いてスイッチングし高周波交流
電源を得て、この高周波交流電源で放電灯(3,3')を点灯
せしめる他励式のインバータ方式放電灯用点灯回路にお
いて、 前記励振回路(4A)が、発振周波数を抵抗値により決定す
る抵抗要素(Rx)を有し、該抵抗要素(Rx)の抵抗値が、周
囲の照度の増加に応じて周波数を変化させ点灯中の放電
灯(3,3')の光量を減ずるように変化することを特徴とす
る放電灯用点灯回路。 - 【請求項3】 前記抵抗要素(Rx)がCdS素子である請
求項2に記載の放電灯用点灯回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6956992A JPH05234693A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 放電灯用点灯回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6956992A JPH05234693A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 放電灯用点灯回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05234693A true JPH05234693A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=13406547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6956992A Pending JPH05234693A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 放電灯用点灯回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05234693A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08115797A (ja) * | 1994-10-07 | 1996-05-07 | Samsung Electron Co Ltd | 放電ランプの自動調光装置 |
JPH08236290A (ja) * | 1995-03-01 | 1996-09-13 | Kasuga Denki:Kk | 調光装置および方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5686498A (en) * | 1979-12-15 | 1981-07-14 | Matsushita Electric Works Ltd | Device for dimming and firing discharge lamp |
JPS5880300A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-14 | カシオ計算機株式会社 | 螢光灯調光装置 |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP6956992A patent/JPH05234693A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5686498A (en) * | 1979-12-15 | 1981-07-14 | Matsushita Electric Works Ltd | Device for dimming and firing discharge lamp |
JPS5880300A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-14 | カシオ計算機株式会社 | 螢光灯調光装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08115797A (ja) * | 1994-10-07 | 1996-05-07 | Samsung Electron Co Ltd | 放電ランプの自動調光装置 |
JPH08236290A (ja) * | 1995-03-01 | 1996-09-13 | Kasuga Denki:Kk | 調光装置および方法 |
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