JPH05221197A - 書類や紙シートの回転挿入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来よりも、小さいサイズに緊密に纏められ
た印刷、挿入機器を実現するための、書類と紙シートを
封筒に自動的に挿入する挿入装置を提供する。 【構成】 書類や紙シートの回転挿入装置、特に、前記
材料を印刷し、封筒に挿入する自動機器に使用される回
転挿入装置。該挿入装置は、折り畳まれたシートを供給
する間欠的に回転するドラム（１４）を有し、該ドラム
の側面（１４ａ）の角度的に区切られた部分に、紙シー
トの輸送座が形成されており、また、前記挿入装置は、
その中で前記側面が回転する固定案内手段（１９）を有
している。封筒コンベア（２１）が、封筒の自動分配箱
（２４）の出口に置かれ、前記案内手段（１９）の出口
に向かって、前記ドラムの側面にほぼ接し、移動可能な
一時的に封筒を収集するポケット（３３）の開口に対応
した位置に近付いている。さらに、前記案内手段（１
９）から出て来るシートを挿入できるように、前記ポケ
ット（３３）内に周期的に収容された封筒の口を限定し
ている少なくとも１個の縁を持ち上げるための手段（４
１）が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、書類や紙シートのため
の回転挿入装置に関し、特に、前記材料を印刷し、封筒
に挿入するための自動機器のための回転挿入装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術とその問題点】書類や紙シートを連続的に
印刷し、それを折り畳んで封筒に挿入する機器は良く知
られている。この機器は、会社、それも主にサービス関
係会社、すなわち、銀行、保険会社、通信販売会社、ま
たは、公共機関事務所、中央、地方の政府部門のよう
な、広範囲の消費者に配付する莫大な量の印刷物を製作
する部門で広く使用されている。この機器は一般に、例
えばレーザまたはイオンなどのタイプの印刷装置と、シ
ートの折り畳みステーションと、封筒供給ステーション
と、シート挿入ステーションと、封筒閉止ステーション
とをもつ挿入装置とを備えている。挿入装置で実施され
る全ての操作は、ほぼ同一平面上において、輸送ベル
ト、空気または磁気作動器、転向腕、持ち上げ吸引器の
作用により実施される。

【０００３】挿入装置は、物理的には印刷装置から分離
され得る。例えば、別の部門（前者は秘書室またはファ
イル室、後者はＥＤＰセンタ）において実施され得る
し、同一出願人の名前をもつ実用新案番号１１６８６Ｂ
／９０のイタリヤ特許出願に記載されているような単一
な連続機器として都合よく組立られている。前記実用新
案の解決を用い、印刷物の生産サイクルおよび処理が相
当合理化されたとしても、この機器は、主に挿入装置が
相当大きいため、相当嵩張ることが判っており、従っ
て、利用できる空間に制限があり、大容量の機器を必要
としないユーザーにとっては非常に適しているとは言え
ない。

【０００４】

【本発明の目的および目的を達成するための手段】本発
明の目的は、書類と紙シートを自動的に封筒内に挿入す
るための挿入装置にして、既知の挿入装置とは違い、よ
りコンパクトであり、現在使用されている機器に比較し
て相当小さい大きさの印刷、挿入装置を実現させるよう
な構造をもつ挿入装置を提供することである。本目的
は、本発明に従い、側面に、角度的に区切られたシート
輸送座が形成配置された、間欠的に回転するドラムによ
り形成された、既に折り畳まれたシートを供給する手段
を有し、該側面が固定案内手段の内側に回転可能に搭載
されているという特徴を有する挿入装置により達成され
る。封筒を供給するために、封筒の自動分配箱の出口に
置かれ、前記案内手段の出口に向かって、前記ドラムの
側面にほぼ接し、封筒を一時的に収集する移動可能なポ
ケットの入り口に対応した位置に近付いて行くコンベア
が設けられている。前記案内手段から出て来る折り畳ま
れたシートを挿入できるように、前記ポケット内に周期
的に収容された封筒の口を限定している少なくとも１個
の縁を持ち上げるために、さらに手段が設けられてい
る。このようにして、折り畳まれたシートと封筒とを挿
入装置に向かって輸送することが、現在行われているよ
うな水平面上に広く延びることなく、ほぼ垂直な平面内
で実現される。同様に、挿入装置と、折り畳まれたシー
トを収容した封筒を排出する装置が、折り畳まれたシー
トの輸送ドラムのほぼ下方に配置されることが出来、ま
た、シートの折り畳み装置が少なくとも部分的に、輸送
ドラムの上方に位置されることが出来、相当な空間が省
略できる。

【０００５】

【実施例】本発明の挿入装置の他の特性、利点は、制限
的ではない１例としての可能な実施例の一つに関する、
付図を参照しての以下の説明により明らかになろう。図
１を参照し、１は、シート状の書類の既知のタイプの印
刷器であり、２は、印刷器１と、次の折り畳み挿入装置
との間のインターフェイスであり、実際には、印刷され
たシートＦ１を、印刷器１の操作速度が、下流に置かれ
た折り畳み挿入装置の操作速度よりも速い機器の場合
に、貯蔵装置の役目をするシートバッファ面３に向かっ
て運ぶ輸送手段により構成されている。

【０００６】バッファ面３から、シートは光学的走査装
置５を通った後、整合ベルト４に１枚づつ引き出され
る。光学的走査装置５により、同一の封筒に挿入される
べきシート群の最後のシートに自動的に印刷された、例
えばバッファ面に滞留する１枚のシートの縁に指示され
た特殊なサインが読み取られる。上述のことから明らか
なように、整合ベルト４は非連続的に作動し、ベルト上
に堆積されたシートを、印を付けられたシートが光学的
走査装置５を通過した後、また、他のシートＦ２、例え
ば前印刷された分別紙または最終シートが、特殊な補助
側方供給器６により整合ベルト上に供給された後にだ
け、次の折り畳み装置へ供給する。整合ベルト４上のシ
ートの最大数が、挿入装置で使用される封筒の容量に対
応するシートの最大数を越えた場合には、Ｆ３で示され
たシート群が、磁気的に、または空気的に操作される分
岐面７により、図示されていない手動挿入装置へと送ら
れる。整合ベルト４の終端に、従来のタイプで、ほぼ反
対側に位置するポケット９，１０にして、該ポケットの
間に挿入された２対のローラ１１，１２を用いて、既知
の方法で、シートまたはシート群の第１、第２折り畳み
をそれぞれ実行するようにされたポケット９，１０を有
するシート折り畳み装置が、全体として８で指示され、
装備されている。第１、第２折り畳みを実施されたシー
トは、それぞれ図１においてＦ４、Ｆ５として示されて
いる。

【０００７】再び図２を参照し、全体として１３で示さ
れた挿入装置は、機器の構造に枢動可能に結合され、モ
ータ１５により間欠的に回転されるドラム１４を有して
いる。ドラム１４は、対をなすローラ１１，１２の下流
に、互いに接触しつつ同じ方向に滑り、折り畳まれたシ
ートＦ５をドラム１４の側面１４ａ上に供給する１対の
輸送ベルト１６，１７の出口側に位置されている。３個
の軸方向の壁１８が表面１４ａから延び、対をなすベル
ト１６，１７により供給された折り畳まれたシートＦ５
のための３個の輸送座を構成する、１２０゜の角度幅を
もつ３個の表面部分を構成している。さらに、ドラムの
側面１４ａは、ドラム１４と同軸にして、半円形断面を
もつ固定ケース１９とともに、折り畳まれたシートＦ５
のための案内ダクト２０を画定している。ダクト２０の
入り口は、ドラム１４の側面１４ａの上方部分に接する
供給ベルト１６，１７の出口部分に対応して位置し、一
方、ダクト２０の出口は、ドラム１４のほぼ直径的反対
側に位置している。全体として２１で示され、輸送ベル
ト２２と、該ベルトと接触する複数個の小さいアイドル
ローラ２３とを有し、ベルト２２に供給された封筒Ｂ１
を案内する、封筒コンベアもまた、ダクト２０の出口部
分に向かって近付いている。コンベア２１への封筒の供
給は、既知のタイプの自動分配箱２４により行われ、該
自動分配箱２４は、その上に封筒が、閉止垂れ蓋を上方
に向けて、封筒の側面を垂直にして配列されたベルト２
５と、ベルト２５と共に滑動する封筒押し板２６とを有
している。自動分配箱２４の出口側は、一方の側におい
てベルト２５の端部により、他方の側において、封筒押
し板２６の反対側にある壁２７により、限定されてい
る。壁２７には窓２８が形成され、該窓に、モータ３０
により作動される吸入ローラ２９が面している。ローラ
２９は、吸入により、封筒を分配箱２４の出口に引っ張
り、封筒をコンベア２１上に供給し、より正確には、封
筒をベルト２２と、第１の小さいローラ２との間に位置
させる。壁２７は、窓２８の上方に、ほぼ直角形の外向
き突起３１を有し、該突起が封筒の閉止蓋垂れ蓋を持ち
上げ、封筒が壁２７に沿って滑るとき、封筒自身と同一
な平面を開くようにしている。

【０００８】ベルト２２の活動部は分配箱２４の出口か
ら、折り畳まれたシートＦ５のための案内ダクト２０の
出口に向かって近付くように傾斜されている。特に、コ
ンベア２１は、分配箱２４の出口の下方、ドラム１４の
側方にあり、また、その活動部分は最初の垂直部分と、
それに連結されたほぼアーチ形の部分を有し、該アーチ
形部分は、他の封筒Ｂ１と折り畳まれたシートＦ５とが
交互に近付くスライド３２において終結している。

【０００９】スライド３２の端部、ドラム１４のほぼ下
方には、封筒のための一時的収集ポケットが全体として
３３で示され、そこで、折り畳まれたシートが封筒へ挿
入される。より詳しくは、ポケット３３は、スライド３
２と同一平面にある間欠的に動く面３４と、滑動方向に
直角な、封筒を充填させるために封筒を止めておく移動
可能なバッフル３５とを有している。バッフル３５は、
機器の構造に腕３６を介して枢着され、電磁装置３７の
操作により持ち上げられ、封筒を面３４上において前進
するようにし、面３４は、封筒か充填されるや否や、動
き出す。周期的にポケット３３内に存在する封筒を開く
ために、ノズル４１が設けられ、封筒の口に向けられ、
該口に向かって噴射空気が間欠的に吹き付けられ、一つ
の縁を持ち上げ、封筒を開き、その間に、折り畳まれた
シートが挿入される。

【００１０】移動可能な面３４は、輸送ベルト４２によ
り構成され、該ベルトの始動、停止がバッフル３３の昇
降に同期され、該バッフルの動きがドラム１４の間欠的
回転に同期されていることが好ましい。充填された封筒
Ｂ２は、図１に示すように、閉止垂れ蓋を畳むために、
ポケット３３から、次のポケット３８へと排出され、閉
止された封筒Ｂ３は、図１に概略示された輸送手段３
９，４０により、図示されていない収集、分類部門へと
送られる。本発明に従う書類や紙シートの挿入装置に
は、変化や修正が、本発明の範囲から逸脱することなく
実施され得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の挿入装置を備えた、書類を印刷し、封
筒に挿入する機器の一つの概略を示す。

【図２】本発明の挿入装置と、それに関連する書類折り
畳み装置とを詳細に示す側面図。

【符号の説明】

１ 印刷器 ４ 整合ベルト ５ 光学的走査装置 ８ シート折り畳み装置 １３ 挿入装置 １４ ドラム １６，１７ 輸送ベルト １４ａ 側面 Ｆ５ 折り畳まれたシート ２０ 案内ダクト ２２ 封筒輸送ベルト ２４ 自動分配箱 ２６ 封筒押し板 ２７ 壁 ３２ スライド ３５ 可動バッフル

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 書類や紙シートの回転挿入装置、特に、
   前記材料を印刷し、封筒に挿入する自動機器のための回
   転挿入装置にして、該挿入装置が、折り畳まれたシート
   を供給する手段と、該シートを受容する封筒を供給する
   手段とを有し、該シートを供給する手段が、側面（１４
   ａ）の角度的に区切られた部分にシートの輸送座が形成
   配置された、間欠的に回転するドラム（１４）と、その
   中で前記側面が回転する固定案内手段（１９）とを有し
   ており、前記封筒を供給する手段が、封筒の自動分配箱
   （２４）の出口に置かれた封筒コンベア（２１）を有
   し、該封筒コンベア（２１）は前記案内手段の出口に向
   かって、前記ドラム（１４）の側面（１４ａ）にほぼ接
   し、移動可能な一時的封筒収集ポケット（３３）の入り
   口に対応した位置に近付いており、さらに前記挿入装置
   が、前記案内手段（１９）から出て来るシートを挿入で
   きるように、前記ポケット（３３）内に周期的に収容さ
   れる封筒の口を限定している少なくとも１個の縁を持ち
   上げるために設けられた手段（４１）を有している回転
   挿入装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の挿入装置において、前
   記ドラム（１４）の側面に、少なくとも３個の等距離に
   隔置された長手方向壁（１８）が、前記封筒輸送座を角
   度的に限定するために設けられており、前記案内手段
   が、ほぼ半円形で、前記ドラムと同軸に、シートを輸送
   座に乗せるための輸送器（１７）から、シートの前記輸
   送器（１７）に直径的に対向する側、ドラム（１４）の
   下方に位置する前記移動可能な収集ポケット（３３）ま
   で延びるケース（１９）を有している挿入装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の挿入装置にお
   いて、封筒の前記コンベア（２１）が、封筒の分配箱
   （２４）の下方に位置し、前記ドラムの横側を前記ポケ
   ット（３３）に向かってほぼ斜めの通路をなして延びる
   輸送ベルト（２２）と、封筒を案内するため前記ベルト
   と回転接触する複数個の小さなアイドルローラ（２３）
   とを有する挿入装置。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の挿入装置において、前
   記ベルト（２２）が、シートの前記案内手段に近付くア
   ーチ形部分に連結された垂直部分を、前記分配箱（２
   ４）の出口に有する挿入装置。
5. 【請求項５】 請求項１から４のいずれか１項に記載の
   挿入装置において、前記収集ポケット（３３）が、前記
   案内手段と封筒のコンベア（２１）とがそれに向かって
   近付く移動可能な面（３４）と、該移動可能な面（３
   ４）に接触し、ポケット（３３）に供給される封筒を止
   めるレッジとして作用するバッフル（３５）とを有し、
   前記バッフル（３５）が、封筒が満たされたときに該バ
   ッフルを持ち上げ、封筒を通すようにする手段に角度的
   に連結された移動可能なアーム（３６）に強固に連結さ
   れている挿入装置。
6. 【請求項６】 請求項５に記載の挿入装置において、前
   記持ち上げる手段が磁気タイプである挿入装置。
7. 【請求項７】 請求項１から６のいずれか１項に記載の
   挿入装置において、各封筒の開口部の少なくとも１個の
   縁を持ち上げる前記手段が、ポケット（３３）に向かっ
   て吹き付けるノズル（４１）を有している挿入装置。
8. 【請求項８】 請求項１から７のいずれか１項に記載の
   挿入装置において、封筒の前記自動分配箱（２４）が、
   側面を垂直にした封筒が置かれる移動可能な面（２５）
   と、前記面と一緒に封筒を押す手段（２６）と、該手段
   と反対側にあり、前記移動可能な面の端部と協働して、
   封筒の出口部分を限定する壁（２７）と、各封筒を前記
   出口部分から前記封筒コンベア（２１）に向かって供給
   するため設けられた手段（２９）とを有する挿入装置。
9. 【請求項９】 請求項８に記載の挿入装置において、各
   封筒を供給する手段が、前記壁（２７）を通して作動す
   る吸入ローラ（２９）を有し、該壁が、前記ローラの上
   方に、各封筒の閉止垂れ蓋を持ち上げるためのほぼ直角
   の突起（３１）を有している挿入装置。